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発明の名称 ターミナルアダプタおよびその回線バックアップ方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−224623(P2003−224623A)
公開日 平成15年8月8日(2003.8.8)
出願番号 特願2002−20398(P2002−20398)
出願日 平成14年1月29日(2002.1.29)
代理人 【識別番号】100083954
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 輝夫
【テーマコード(参考)】
5K035
【Fターム(参考)】
5K035 AA03 AA06 CC05 FF02 FF04 LL18 
発明者 湯峯 康次 / 橋本 博昭 / 寺尾 勝
要約 課題
複数のデータ端末を収容し、バックアップ機能の有無ならびに通信帯域(伝送速度)を自由に、かつ容易に設定できる利便性の高いターミナルアダプタを提供する。

解決手段
高速ディジタル専用線LHに障害が発生した場合に、予め指定された複数のデータ端末(例えば、Ea1,Ea2,Eb1,Eb2)をバックアップ回線LBに切り替えて接続し、接続したデータ端末毎(例えば、Ea1とEb1が同じ、Ea2とEb2が同じ)に、通信帯域を設定するバックアップ手段2a、バックアップ手段2bを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のデータ端末を高速ディジタル専用線に接続するターミナルアダプタであって、前記ターミナルアダプタは、前記高速ディジタル専用線に障害が発生した場合に、予め指定された前記複数のデータ端末をバックアップ回線に切り替えて接続し、接続した前記データ端末毎に、通信帯域を設定するバックアップ手段を備えたことを特徴とするターミナルアダプタ。
【請求項2】 前記バックアップ手段は、回線切替えならびに通信帯域を設定する入力手段と、前記高速ディジタル専用線の障害時に、前記入力手段から供給される設定情報に基づいて回線切替制御ならびに通信帯域変更制御を行なう制御手段と、前記制御手段から供給される切替要求に基づいて前記高速ディジタル専用線への接続を前記バックアップ回線の接続に切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のターミナルアダプタ。
【請求項3】 前記制御手段は、高速回線接続手段から供給される障害情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ要求を供給するとともに、端末接続手段に帯域変更要求を供給することを特徴とする請求項2記載のターミナルアダプタ。
【請求項4】 前記制御手段は、高速回線接続手段から供給される復旧情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ停止要求を供給するとともに、前記切替手段に切替要求ならびに端末接続手段に帯域変更要求を供給することを特徴とする請求項2記載のターミナルアダプタ。
【請求項5】 複数のデータ端末を高速ディジタル専用線に接続するターミナルアダプタの回線バックアップ方法であって、高速ディジタル専用線から障害情報を受信するステップ(P1)と、障害情報に基づいてバックアップ要求を発行するステップ(P2)と、バックアップ回線に接続可能か否かを判定するステップ(P3)と、バックアップ許可情報に基づいて高速ディジタル専用線からバックアップ回線に接続を切り替えるステップ(P4)と、データ端末の通信帯域を変更するステップ(P5)と、を備えたことを特徴とするターミナルアダプタの回線バックアップ方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速ディジタル専用線の障害時にデータ端末を高速ディジタル専用線からバックアップ回線に接続変更してデータ伝送を継続するターミナルアダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のターミナルアダプタにおいて、複数のデータ端末を高速ディジタル専用線に接続し、高速ディジタル専用線に障害が発生した時に、バックアップ回線に切り替えるバックアップ機能をサポートするものと、バックアップ機能をサポートしないものがあり、データ端末に応じてバックアップ機能をサポートするターミナルアダプタとバックアップ機能をサポートしないターミナルアダプタに使い分けるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のターミナルアダプタは、バックアップ機能をサポートするターミナルアダプタとバックアップ機能をサポートしないターミナルアダプタに使い分けるため、データ通信の重要度が高いデータ端末と、データ通信の重要度が低いデータ端末とに分けてターミナルアダプタに接続しなければならず、データ端末の接続が煩わしい課題があるとともに、誤接続の虞がある。
【0004】この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は複数のデータ端末を収容し、バックアップ機能の有無ならびに通信帯域(伝送速度)を自由に、かつ容易に設定できる利便性の高いターミナルアダプタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するためこの発明に係るターミナルアダプタは、高速ディジタル専用線に障害が発生した場合に、予め指定された複数のデータ端末をバックアップ回線に切り替えて接続し、データ端末毎に、通信帯域を設定するバックアップ手段を備えたことを特徴とする。
【0006】この発明に係るターミナルアダプタは、高速ディジタル専用線に障害が発生した場合に、予め指定された複数のデータ端末をバックアップ回線に切り替えて接続し、データ端末毎に、通信帯域を設定するバックアップ手段を備えたので、バックアップ回線接続ならびに通信帯域(伝送速度:ビットレート)の設定が自由で、かつ容易にできるため、高速ディジタル専用線に障害が発生してもバックアップ回線に切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を図ることができる。
【0007】また、この発明に係るバックアップ手段は、回線切替えならびに通信帯域を設定する入力手段と、高速ディジタル専用線の障害時に、入力手段から供給される設定情報に基づいて回線切替制御ならびに通信帯域変更制御を行なう制御手段と、制御手段から供給される切替要求に基づいて高速ディジタル専用線への接続をバックアップ回線の接続に切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】この発明に係るバックアップ手段は、回線切替えならびに通信帯域を設定する入力手段と、高速ディジタル専用線の障害時に、入力手段から供給される設定情報に基づいて回線切替制御ならびに通信帯域変更制御を行なう制御手段と、制御手段から供給される切替要求に基づいて高速ディジタル専用線への接続をバックアップ回線の接続に切り替える切替手段とを備えたので、自由に、かつ容易に設定したデータ端末を高速ディジタル専用線からバックアップ回線に切り替えるとともに、バックアップ回線接続時の通信帯域(伝送速度:ビットレート)を変更することができるため、高速ディジタル専用線に障害が発生してもバックアップ回線に切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を実現することができる。
【0009】さらに、この発明に係る制御手段は、高速回線接続手段から供給される障害情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ要求を供給するとともに、端末接続手段に帯域変更要求を供給することを特徴とする。
【0010】この発明に係る制御手段は、高速回線接続手段から供給される障害情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ要求を供給するとともに、端末接続手段に帯域変更要求を供給するので、高速ディジタル専用線に障害が発生しても、データ端末を自動的に高速ディジタル専用線からバックアップ回線に接続し、通信帯域(伝送速度:ビットレート)をバックアップ回線に対応させてデータ伝送を継続することができる。
【0011】また、この発明に係る制御手段は、高速回線接続手段から供給される障害復旧情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ停止要求を供給するとともに、切替手段に切替要求ならびに端末接続手段に帯域変更要求を供給することを特徴とする。
【0012】この発明に係る制御手段は、高速回線接続手段から供給される障害復旧情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ停止要求を供給するとともに、切替手段に切替要求ならびに端末接続手段に帯域変更要求を供給するので、高速ディジタル専用線の障害が復旧した場合には、データ端末をバックアッップ回線から高速ディジタル専用線に接続し、通信帯域(伝送速度:ビットレート)を高速ディジタル専用線に対応させて高速データ伝送を実行させることができる。
【0013】さらに、この発明に係るターミナルアダプタの回線バックアップ方法は、高速ディジタル専用線から障害情報を受信するステップ(P1)と、障害情報に基づいてバックアップ要求を発行するステップ(P2)と、バックアップ回線に接続可能か否かを判定するステップ(P3)と、バックアップ許可情報に基づいて高速ディジタル専用線からバックアップ回線に接続を切り替えるステップ(P4)と、データ端末の通信帯域を変更するステップ(P5)とを備えたことを特徴とする。
【0014】この発明に係るターミナルアダプタの回線バックアップ方法は、高速ディジタル専用線から障害情報を受信するステップ(P1)と、障害情報に基づいてバックアップ要求を発行するステップ(P2)と、バックアップ回線に接続可能か否かを判定するステップ(P3)と、バックアップ許可情報に基づいて高速ディジタル専用線からバックアップ回線に接続を切り替えるステップ(P4)と、データ端末の通信帯域を変更するステップ(P5)とを備えたので、高速ディジタル専用線に障害が発生してもバックアップ回線に切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るターミナルアダプタの実施の形態接続系統図である。図1において、ターミナルアダプタ1aは、アダプタ接続線Da1,Da2,Da3を介し、それぞれデータ端末Ea1,Ea2,Ea3を接続する。一方、ターミナルアダプタ1bは、アダプタ接続線Db1,Db2,Db3を介し、それぞれデータ端末Eb1,Eb2,Eb3を接続する。また、ターミナルアダプタ1aおよびターミナルアダプタ1bは、高速ディジタル専用線LHならびにバックアップ回線LBと接続し、互いに対向する。
【0016】ターミナルアダプタ1aに接続されたデータ端末Ea1,Ea2,Ea3は、通常、ターミナルアダプタ1bに接続されたデータ端末Eb1,Eb2,Eb3と高速ディジタル専用線LHを介して高速のデータ通信を行なう。
【0017】一方、高速ディジタル専用線LHに異常が発生した場合、ターミナルアダプタ1aならびにターミナルアダプタ1bの作用により、指定されたデータ端末Ea1,Ea2,Ea3とデータ端末Eb1,Eb2,Eb3の通信帯域(伝送速度:ビットレート)を合わせ、接続する回線を高速ディジタル専用線LHからバックアップ回線LBに切り替えてデータ通信を継続する。
【0018】例えば、データ端末Ea1とデータ端末Eb1の通信帯域を一致させ、データ端末Ea2とデータ端末Eb2の通信帯域を一致させる。また、データ端末Ea3とデータ端末Eb3は、バックアップ回線LBに接続しないように設定する。なお、バックアップ回線LBでデータ通信を継続するデータ端末の通信帯域は、高速ディジタル専用線LHに接続時よりも狭く(低ビットレート)に設定する。これは、バックアップ回線LBの通信帯域が高速ディジタル専用線LHの通信帯域よりも狭い構成の通信システムが経済的な面から運用される場合が想定されるからである。
【0019】なお、データ端末の通信帯域(伝送速度:ビットレート)の設定は、データ端末(例えば、Ea1,Ea2,Eb1,Eb2)がクロック従属タイプとした場合、ターミナルアダプタ1a,1bで通信帯域を設定すると、ターミナルアダプタ1a,1bからデータ端末(Ea1,Ea2,Eb1,Eb2)に供給される送信クロックの周波数が設定されたビットレート変換され、その送信クロックを受信したデータ端末(Ea1,Ea2,Eb1,Eb2)は、設定された通信帯域(ビットレート=クロック)に合わせ、ターミナルアダプタ1a,1bとの間でデータの送受信を自動的に行なうものである。
【0020】ターミナルアダプタ1aおよびターミナルアダプタ1bは、高速ディジタル専用線LHに障害が発生した場合に、予め指定された複数のデータ端末(例えば、Ea1,Ea2,Eb1,Eb2)をバックアップ回線LBに切り替えて接続し、接続したデータ端末毎(例えば、Ea1とEb1が同じ、Ea2とEb2が同じ)に、通信帯域を設定するバックアップ手段2a、バックアップ手段2bを備える。
【0021】このように、この発明に係るターミナルアダプタ1a,1bは、高速ディジタル専用線LHに障害が発生した場合に、予め指定された複数のデータ端末Ea1,Ea2,Eb1,Eb2をバックアップ回線LBに切り替えて接続し、データ端末毎(Ea1とEb1が同じ、Ea2とEb2が同じ)に、通信帯域を設定するバックアップ手段2a,2bを備えたので、バックアップ回線LB接続ならびに通信帯域(伝送速度:ビットレート)の設定が自由で、かつ容易にできるため、高速ディジタル専用線LHに障害が発生してもバックアップ回線LBに切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を図ることができる。
【0022】図2はこの発明に係るターミナルアダプタの実施の形態要部ブロック構成図である。図2において、ターミナルアダプタ1(1a,1b)は、バックアップ手段2(2a,2b)、端末接続手段6a,6b,6c、高速回線接続手段7、バックアップ回線接続手段8を備える。
【0023】バックアップ手段2は、入力手段3、制御手段4、切替手段5a,5b,5cを備える。入力手段3は、パーソナルコンピュータ、キーボード等で構成し、高速ディジタル専用線LHに異常が発生した場合に対応できるように、図1に示すデータ端末(例えば、Ea1,Ea2)の通信帯域の設定および高速ディジタル専用線LHからバックアップ回線LBへの切替え設定のため、予め設定情報JSを制御手段4に供給する。
【0024】制御手段4は、マイクロプロセッサを基本にメモリ等で構成し、入力手段3から供給されるバックアップ回線LBへ切替えるための切替要求ならびにデータ端末毎の通信帯域データの設定情報JSを記憶する。
【0025】制御手段4は、端末接続手段6a〜6cに帯域変更要求YT1〜YT3を供給し、高速ディジタル専用線LHが正常時または異常時の端末接続手段6a〜6c毎の通信帯域(伝送速度:ビットレート)を設定する。
【0026】また、制御手段4は、切替手段5a〜5cに切替要求YS1〜YS3を供給し、高速ディジタル専用線LHが正常時には、端末接続手段6a〜6cが接続された接続パスLP1〜LP3を高速回線接続手段7に接続する高速接続パスLK1〜LK3に切り替える(実線表示)ように切替手段5a〜5cを制御する。
【0027】一方、制御手段4は、切替手段5a〜5cに切替要求YS1〜YS3を供給し、高速ディジタル専用線LHに異常が発生した場合には、端末接続手段6a〜6cが接続された接続パスLP1〜LP3をバックアップ回線接続手段8に接続する低速接続パスLO1〜LO3に切り替える(破線表示)ように切替手段5a〜5cを制御する。
【0028】さらに、制御手段4は、高速ディジタル専用線LHに異常が発生して高速回線接続手段7から障害情報JKが供給されると、バックアップ回線接続手段8にバックアップ要求YBを供給して低速接続パスLO1〜LO3をバックアップ回線LBに接続するよう制御する。
【0029】一方、制御手段4は、高速ディジタル専用線LHが復旧して高速回線接続手段7から復旧情報JHが供給されると、バックアップ回線接続手段8にバックアップ停止要求YKを供給して低速接続パスLO1〜LO3をバックアップ回線LBから遮断するように制御する。
【0030】切替手段5a,5b,5cは、電子スイッチなどで構成し、制御手段4から切替要求YS1〜YS3が供給されると、接続パスLP1〜LP3を高速接続パスLK1〜LK3側に切替え(実線表示)たり、低速接続パスLO1〜LO3側に切り替えたりする。
【0031】端末接続手段6a,6b,6cは、図1に示すデータ端末Ea1,Ea2,Ea3とのインタフェースを備え、制御手段4から帯域変更要求YT1〜YT3が供給されると、高速ディジタル専用線LHが正常時または異常時のデータ端末Ea1,Ea2,Ea3毎に、クロックパルスを発生して通信帯域(伝送速度:ビットレート)を決定する。なお、データ端末Ea1,Ea2,Ea3に対応するクロックパルスの周波数は、高速ディジタル専用線LHの正常時には高く(伝送速度が速い)、高速ディジタル専用線LHの異常時には低く(伝送速度が遅い)する。
【0032】なお、クロック周波数(伝送速度)を変更する理由は、高速ディジタル専用線LHが正常時には、データ端末Ea1,Ea2,Ea3を同じ高速の伝送速度でデータ伝送させ、高速ディジタル専用線LHに異常が発生してバックアップ回線LBに切り替えた場合には、データ端末Ea1,Ea2,Ea3の優先度に応じて低速のバックアップ回線LBを有効に使用することに拠る。
【0033】高速回線接続手段7は、データ端末Ea1,Ea2,Ea3を高速ディジタル専用線LHに接続するインタフェース、状態監視機能等を備え、レイヤ1(物理層)の断などの要因で高速ディジタル専用線LHに異常が発生した場合には、障害情報JKを制御手段4に供給(通知)する。
【0034】また、高速回線接続手段7は、高速ディジタル専用線LHが異常から正常に復旧した場合には、復旧情報JHを制御手段4に供給(通知)する。
【0035】バックアップ回線接続手段8は、データ端末Ea1,Ea2,Ea3をバックアップ回線LBに接続するインタフェースを備え、制御手段4からバックアップ要求YBが供給された場合には、低速接続パスLO1〜LO3をバックアップ回線LBに接続し、バックアップ回線LBを介してデータ端末Ea1,Ea2,Ea3のデータ伝送を可能にする。
【0036】また、バックアップ回線接続手段8は、制御手段4からバックアップ停止要求YKが供給された場合には、低速接続パスLO1〜LO3をバックアップ回線LBから遮断する。
【0037】次に、データ端末Ea1,Ea2,Ea3が高速ディジタル専用線LHを介してデータ端末Eb1,Eb2,Eb3とデータ通信中に、高速ディジタル専用線LHに異常が発生し、ターミナルアダプタ1aおよびターミナルアダプタ1bがバックアップ回線LBに切り替えてデータ通信を継続させるシーケンスについて説明する。
【0038】図3はこの発明に係るターミナルアダプタのバックアップ機能シーケンス図である。なお、データ端末Ea1,Ea2およびデータ端末Eb1,Eb2をバックアップし、データ端末Ea3,Eb3はバックアップしないものとする。また、図3では、データ端末Ea1とデータ端末Eb1について説明するが、データ端末Ea2とデータ端末Eb2についても同様である。
【0039】図3において、データ端末Ea1とデータ端末Eb1が高速ディジタル専用線LHを介してデータ通信(高速データ伝送)中に、レイヤ1(物理層)の断などに起因して高速ディジタル専用線LHに断が発生すると、ステップS1で、ターミナルアダプタ1a内の高速回線接続手段7から制御手段4に障害情報JKが供給される。同様に、ターミナルアダプタ1b内の高速回線接続手段7から制御手段4にも障害情報JKが供給される(ステップS2)。ステップS1およびステップS2で、ターミナルアダプタ1aおよびターミナルアダプタ1bは、高速ディジタル専用線LHの断を認識する。
【0040】続いて、ステップS3で、ターミナルアダプタ1a内の制御手段4からバックアップ回線接続手段8にバックアップ要求YBが提供されると、ステップS4では、ターミナルアダプタ1aのバックアップ回線接続手段8からターミナルアダプタ1bのバックアップ回線接続手段8に対してダイヤル発信がなされる。
【0041】ステップS5では、ターミナルアダプタ1b内のバックアップ回線接続手段8から制御手段4にダイヤル着信が通知され、ステップS6で、ターミナルアダプタ1b内の制御手段4からバックアップ回線接続手段8にダイヤル着信の応答としてダイヤル着信受付が送られる。
【0042】ステップS7では、ターミナルアダプタ1bのバックアップ回線接続手段8からバックアップ回線LBを経由してターミナルアダプタ1aのバックアップ回線接続手段8にダイヤル着信受付が送られる。
【0043】さらに、ステップS8で、ターミナルアダプタ1b内の制御手段4から応答がバックアップ回線接続手段8に通知され、ステップS9では、ターミナルアダプタ1bのバックアップ回線接続手段8からバックアップ回線LBを介してターミナルアダプタ1aのバックアップ回線接続手段8に応答が送られる。
【0044】ターミナルアダプタ1aのバックアップ回線接続手段8が応答を受信すると、受信メッセージを契機とし、ステップS10で、バックアップ回線接続手段8からターミナルアダプタ1aの制御手段4にバックアップOKが通知される。また、ステップS11では、ターミナルアダプタ1aのバックアップ回線接続手段8からターミナルアダプタ1b内のバックアップ回線接続手段8に応答確認が通知されるともに、ステップS12で、制御手段4にも応答確認が通知されてバックアップ回線LBを介しての通信状態が確立される。
【0045】バックアップ回線LBを介しての通信状態が確立されると、データ端末Ea1およびデータ端末Eb1は、予め設定された通信帯域(伝送速度)が確保され、バックアップ回線LBを通じてデータ通信を継続することができる。
【0046】続いて、データ端末Ea1(およびEa2)がバックアップ回線LBを介してデータ端末Eb1(およびEb2)とデータ通信中に、高速ディジタル専用線LHが復旧した場合に、ターミナルアダプタ1aおよびターミナルアダプタ1bがバックアップ回線LBから高速ディジタル専用線LHに切り替えてデータ通信を再開させるシーケンスについて説明する。
【0047】図4はこの発明に係るターミナルアダプタの復旧機能シーケンス図である。なお、図3と同様にデータ端末Ea1とデータ端末Eb1の高速ディジタル専用線LHの復旧時について説明するが、データ端末Ea2とデータ端末Eb2についても同様である。また、バックアップの対象とならなかったデータ端末Ea3とデータ端末Eb3についても高速ディジタル専用線LHを介してのデータ通信が復旧する。
【0048】図4において、データ端末Ea1とデータ端末Eb1がバックアップ回線LBによるデータ通信(低速データ伝送)中に高速ディジタル専用線LHの断が復旧すると、高速ディジタル専用線LHの復旧を検知したターミナルアダプタ1aの高速回線接続手段7およびターミナルアダプタ1bの高速回線接続手段7からそれぞれ制御手段4に復旧情報が通知される(ステップS13,ステップS14)。
【0049】次に、ステップS15で、ターミナルアダプタ1a内の制御手段4から高速回線接続手段7に通信テスト要求YTEが送られ、ステップS16では、通信テスト要求YTを受信した高速回線接続手段7からターミナルアダプタ1bの高速回線接続手段7に通信テストデータが送信される。
【0050】続いて、ステップS17で、ターミナルアダプタ1bの高速回線接続手段7からターミナルアダプタ1aの高速回線接続手段7に通信データ返信がなされ、テストがOKならば、ステップS18では、ターミナルアダプタ1a内の高速回線接続手段7から制御手段4に通信テストOKが通知される。同時に、ターミナルアダプタ1aの高速回線接続手段7からターミナルアダプタ1bの高速回線接続手段7に通信テストOKが通知され(ステップS19)、ターミナルアダプタ1b内の高速回線接続手段7から制御手段4にも通信テストOKが通知される(ステップS20)。
【0051】その後、ステップS21で、ターミナルアダプタ1aとターミナルアダプタ1bのネゴシエーションがなされ、ネゴシエーションが確立した時点で、制御手段4からバックアップ停止要求YKがバックアップ回線接続手段8に通知され、バックアップ回線LBが遮断される。
【0052】当初の通信帯域(伝送速度)となったデータ端末Ea1〜Ea3とデータ端末Eb1〜Eb3は、高速ディジタル専用線LHを介してデータ通信を再開する。
【0053】このように、この発明に係るバックアップ手段2は、回線切替えならびに通信帯域を設定する入力手段3と、高速ディジタル専用線LHの障害時に、入力手段3から供給される設定情報JSに基づいて回線切替制御ならびに通信帯域変更制御を行なう制御手段4と、制御手段4から供給される切替要求YS1〜YS3に基づいて高速ディジタル専用線LHへの接続をバックアップ回線LBの接続に切り替える切替手段5a〜5cとを備えたので、自由に、かつ容易に設定したデータ端末Ea1〜Ea3を高速ディジタル専用線LHからバックアップ回線LBに切り替えるとともに、バックアップ回線LB接続時の通信帯域(伝送速度:ビットレート)を変更することができるため、高速ディジタル専用線LHに障害が発生してもバックアップ回線LBに切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を実現することができる。
【0054】また、この発明に係る制御手段4は、高速回線接続手段7から供給される障害情報JKに基づいてバックアップ回線接続手段8にバックアップ要求YBを供給するとともに、端末接続手段6a〜6cに帯域変更要求YT1〜YT3を供給するので、高速ディジタル専用線LHに障害が発生しても、設定されたデータ端末Ea1,Ea2を自動的に高速ディジタル専用線LHからバックアップ回線LBに接続し、通信帯域(ビットレート)をバックアップ回線LBに対応させてデータ伝送を継続することができる。
【0055】さらに、この発明に係る制御手段4は、高速回線接続手段7から供給される復旧情報JHに基づいてバックアップ回線接続手段8にバックアップ停止要求YKを供給するとともに、切替手段4に切替要求YS1〜YS3ならびに端末接続手段6a〜6aに帯域変更要求YT1〜YT3を供給するので、高速ディジタル専用線LHの障害が復旧した場合には、データ端末Ea1〜Ea3をバックアップ回線LBから高速ディジタル専用線LHに接続し、通信帯域(ビットレート)を高速ディジタル専用線LHに対応させて高速データ伝送を実行させることができる。
【0056】次に、この発明に係るターミナルアダプタの回線バックアップ方法について説明する。図5はこの発明に係るターミナルアダプタの回線バックアップ方法の一実施の形態要部動作フロー図である。
【0057】図5において、ステップP1では、高速ディジタル専用線LHから障害情報JKを受信する。なお、ステップP1の動作は、制御手段4および高速回線接続手段7が実行する。
【0058】次に、ステップP2では、障害情報JKに基づいてバックアップ要求YBを発行する。なお、ステップP2の動作は、制御手段4が実行する。
【0059】続いて、ステップP3では、バックアップ回線LBに接続可能か否かを判定し、接続可能な場合にはステップP4に移行する。一方、接続不可能の場合には処理を終了する。なお、ステップP3の動作は、制御手段4およびバックアップ回線接続手段8が実行する。
【0060】ステップP4では、バックアップ許可情報に基づいてバックアップ回線LBに接続を切り替える。なお、ステップP4の動作は、制御手段4、切替手段5a〜5cおよびバックアップ回線接続手段8が実行する。
【0061】ステップP5では、データ端末Ea1〜Ea3の通信帯域を変更する。なお、ステップP5の動作は、制御手段4および端末接続手段6a〜6cが実行する。
【0062】このように、この発明に係るターミナルアダプタの回線バックアップ方法は、高速ディジタル専用線LHから障害情報JKを受信するステップP1と、障害情報JKに基づいてバックアップ要求YBを発行するステップP2と、バックアップ回線LBに接続可能か否かを判定するステップP3と、バックアップ許可情報に基づいて高速ディジタル専用線LHからバックアップ回線LBに接続を切り替えるステップP4と、データ端末Ea1〜Ea3の通信帯域を変更するステップP5とを備えたので、高速ディジタル専用線LHに障害が発生してもバックアップ回線LBに切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を図ることができる。
【0063】なお、本実施の形態では、データ端末をEa1〜Ea3の3台で説明したが、何台でも本発明を適用することができる。また、データ端末が接続される回線を高速ディジタル専用線LHで説明したが、高速データ伝送が可能な回線であればよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るターミナルアダプタは、高速ディジタル専用線に障害が発生した場合に、予め指定された複数のデータ端末をバックアップ回線に切り替えて接続し、データ端末毎に、通信帯域を設定するバックアップ手段を備えたので、バックアップ回線接続ならびに通信帯域(伝送速度:ビットレート)の設定が自由で、かつ容易にできるため、高速ディジタル専用線に障害が発生してもバックアップ回線に切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を図ることができる。
【0065】また、この発明に係るバックアップ手段は、回線切替えならびに通信帯域を設定する入力手段と、高速ディジタル専用線の障害時に、入力手段から供給される設定情報に基づいて回線切替制御ならびに通信帯域変更制御を行なう制御手段と、制御手段から供給される切替要求に基づいて高速ディジタル専用線への接続をバックアップ回線の接続に切り替える切替手段とを備えたので、自由に、かつ容易に設定したデータ端末を高速ディジタル専用線からバックアップ回線に切り替えるとともに、バックアップ回線接続時の通信帯域(ビットレート)を変更することができるため、高速ディジタル専用線に障害が発生してもバックアップ回線に切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を実現することができる。
【0066】さらに、この発明に係る制御手段は、高速回線接続手段から供給される障害情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ要求を供給するとともに、端末接続手段に帯域変更要求を供給するので、高速ディジタル専用線に障害が発生しても、データ端末を自動的に高速ディジタル専用線からバックアップ回線に接続し、通信帯域(ビットレート)をバックアップ回線に対応させてデータ伝送を継続することができる。
【0067】また、この発明に係る制御手段は、高速回線接続手段から供給される障害復旧情報に基づいてバックアップ回線接続手段にバックアップ停止要求を供給するとともに、切替手段に切替要求ならびに端末接続手段に帯域変更要求を供給するので、高速ディジタル専用線の障害が復旧した場合には、データ端末をバックアッップ回線から高速ディジタル専用線に接続し、通信帯域(ビットレート)を高速ディジタル専用線に対応させて高速データ伝送を実行させることができる。
【0068】さらに、この発明に係るターミナルアダプタの回線バックアップ方法は、高速ディジタル専用線から障害情報を受信するステップ(P1)と、障害情報に基づいてバックアップ要求を発行するステップ(P2)と、バックアップ回線に接続可能か否かを判定するステップ(P3)と、バックアップ許可情報に基づいて高速ディジタル専用線からバックアップ回線に接続を切り替えるステップ(P4)と、データ端末の通信帯域を変更するステップ(P5)とを備えたので、高速ディジタル専用線に障害が発生してもバックアップ回線に切り替えてデータ伝送を継続させることができ、データ通信の信頼性および利便性の向上を図ることができる。




 

 


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