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発明の名称 ATM網の中継装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−8646(P2003−8646A)
公開日 平成15年1月10日(2003.1.10)
出願番号 特願2001−193525(P2001−193525)
出願日 平成13年6月26日(2001.6.26)
代理人 【識別番号】100084032
【弁理士】
【氏名又は名称】三品 岩男 (外1名)
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030 GA12 HA10 JA01 KX30 LA15 MA04 MB08 MC08 
発明者 鈴木 達也 / 大野 晴康
要約 課題
マスタークロック方式のATM網システムで、網同期ハズレが起こった場合、この障害がどの部位で起こったかを直ちに検知できるようにする。

解決手段
ATM網50とデータ端末30との中継装置である多重化装置10は、ATM網50からの伝送データから、同期イベントコマンド301を抽出して、これを復号化して受信リッファレンス信号302を出力するPHY処理部11と、受信リッファレンス信号302がマスタークロックとして予め定められた時間毎に伝送されてきているか否かを監視するクロック監視部15と、クロック監視部15により、同期イベントコマンドが予め定められた時間毎に伝送されてきていないと判断された場合に、網同期ハズレの回線障害である旨を出力する障害処理部17と、を備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】マスタークロック方式を採用しているATM(Asynchronous Transfer Mode)網の中継装置において、ATM網からの伝送データから、同期情報を抽出する同期情報抽出手段と、前記同期情報抽出手段で抽出された前記同期情報が、マスタークロックとして予め定められた時間毎に伝送されてきているか否かを監視する同期情報監視手段と、前記同期情報監視手段により、前記同期情報が前記予め定められた時間毎に伝送されてきていないと判断された場合に、網同期ハズレの回線障害である旨を出力する出力手段と、を備えていることを特徴とするATM網の中継装置。
【請求項2】請求項1に記載のATM網の中継装置において、前記伝送データに対して物理レイヤ処理を施す物理レイヤ処理手段と、前記物理レイヤ処理が施された伝送データが、予め定められた形式のデータであるか否かを監視する処理データ監視手段と、を備え、前記出力手段は、前記処理データ監視手段により、前記物理レイヤ処理が施された伝送データが予め定められた形式のデータないと判断された場合に、中継装置障害又は回線障害である旨を出力する、ことを特徴とするATM網の中継装置。
【請求項3】請求項1及び2のいずれか一項に記載のATM網の中継装置において、前記出力手段は、障害である旨を監視モニタに出力する、ことを特徴とするATM網の中継装置。
【請求項4】請求項1から3のいずれか一項に記載のATM網の中継装置において、前記出力手段は、障害である旨を、中継装置に接続されている通信端末に出力する、ことを特徴とするATM網の中継装置。
【請求項5】請求項1から4のいずれか一項に記載のATM網の中継装置において、ATM網の伝送速度が約25Mb/sである、ことを特徴とするATM網の中継装置。
【請求項6】請求項1から5のいずれか一項に記載のATM網の中継装置は、複数の通信端末が接続される多重化装置である、ことを特徴とするATM網の中継装置。
【請求項7】マスタークロック方式を採用しているATM網の回線障害検出方法において、ATM網からの伝送データから、同期情報を抽出し、前記同期情報が、マスタークロックとして予め定められた時間毎に伝送されてきているか否かを監視し、前記同期情報が前記予め定められた時間毎に伝送されてきていないと判断された場合に、網同期ハズレの回線障害である旨を出力する、ことを特徴とするATM網の回線障害検出方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタークロック方式を採用しているATM網の中継装置、ATM網の回線障害検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ITU−T勧告I.432.5に規定されている伝送速度が25Mb/sのATM(Asynchronous Transfer Mode)専用線を利用する場合、送信側の中継装置で、データ端末からのATMセルをスクランブルし、それを4B5B符号化し、さらにNRZI(Non-Return to Zero Inversion)符号に変換している。送信側では、さらに、スクランブルされたATMセルの先頭を受信側で認識できるように、図2に示すように、スクランブルされたATMセル204,205,206の先頭にセルスタートコマンド(X_X、X_4)201,202,203を挿入している。なお、セルスタートコマンド(X_X)は、スクランブルリセット有り、言い換えると先頭のATMセル204に対するものであることを示し、セルスタートコマンド(X_4)は、スクランブルリセット無し、言い換えると先頭以外のATMセル205,206に対するものであることを示している。
【0003】受信側の中継装置では、セルスタートコマンドを検出して、セルの位置を識別してから、NRZI復号化し、さらに4B5B復号化してから、デスクランブルして、これをデータ端末に渡している。
【0004】この25Mb/sのATM網システムでは、マスタークロック方式を採用しており、ATM網から、図3に示すように、125μs毎に、同期イベントコマンド(X_8)301を各中継装置へ送っている。この同期イベントコマンド(X_8)301は、他のセルやコマンド等よりも優先される。受信側の中継装置では、この同期イベントコマンド(X_8)を用いて、受信側のデータ端末用の動作クロックを作成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技術では、網同期ハズレが起こった場合、受信側データ端末では、送信データを再生できないことになるが、この際、どの部位でどのような障害が起こったかを直ちに認識できないという問題点がある。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に着目し、マスタークロック方式のATM網システムで、網同期ハズレが起こった場合、この障害がどの部位で起こったかを直ちに検知することができる中継装置、及び回線障害検出方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するための中継装置は、マスタークロック方式を採用しているATM網の中継装置において、ATM網からの伝送データから、同期情報を抽出する同期情報抽出手段と、前記同期情報抽出手段で抽出された前記同期情報が、マスタークロックとして予め定められた時間毎に伝送されてきているか否かを監視する同期情報監視手段と、前記同期情報監視手段により、前記同期情報が前記予め定められた時間毎に伝送されてきていないと判断された場合に、網同期ハズレの回線障害である旨を出力する出力手段と、を備えていることを特徴とするものである。
【0008】また、前記目的を達成するための回線障害検出方法は、マスタークロック方式を採用しているATM網の回線障害検出方法において、ATM網からの伝送データから、同期情報を抽出し、前記同期情報が、マスタークロックとして予め定められた時間毎に伝送されてきているか否かを監視し、前記同期情報が前記予め定められた時間毎に伝送されてきていないと判断された場合に、網同期ハズレの回線障害である旨を出力する、ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態について、図面を用いて説明する。
【0010】本実施形態のATM網システムは、図1に示すように、ATM網50に対して、各建家100,100a内の多重化装置(中継装置)10,10a、交換機20,20a、複数のデータ端末(通信端末)30,30aが接続されているものである。
【0011】ATM網50は、伝送速度が25Mb/sの専用線で、ITU−T勧告I.432.5の規格に基づいている。このATM網50からは、図3を用いて前述したように、マスタークロックとして、125μs毎に、同期情報である同期イベントコマンド(Sync_Event:X_8)301が各多重化装置10,10aへ送られている。
【0012】本実施形態の多重化装置10は、ALL(ATM Adaptation Layer)タイプ1をサポートしており、CBR(Constant Bit Rate:固定伝送速度)にてデータ通信を行う。この多重化装置10は、ATM網50からの伝送データに対して物理レイヤ処理を施して、伝送データからATMセル200を抽出すると共に、マスタークロックである同期イベントコマンド(X_8)301を抽出するPHY(PHYsical layer)処理部(TC-PMD)11と、PHY処理部11で抽出されたATMセル200に対してALL(ATM Adaptation Layer)処理を施すALL処理部12と、PHY処理部11で抽出されて復号化された受信リッファレンス信号(RXREF)302に基づいてデータ端末用の動作クロックを作成して、ATM網50にデータ端末30を従属させる従属処理部13と、データ端末30に対するインタフェース14と、受信リッファレンス信号(RXREF)302が監視用として予め定められた期間以内に伝送されてきているかを監視するクロック監視部15と、物理レイヤ処理により抽出されたATMセル200が適切に抽出されたか否かを監視するセル監視部16と、クロック監視部15やセル監視部16で障害が検知されるとその旨を監視モニタ31に出力する障害処理部17と、を有している。
【0013】本実施形態のデータ端末30は、X.21、V.24、V.35のうちのいずれかの規格に適合するもので、多重化装置10のインタフェース14は、当然、データ端末30の規格に合ったものである。
【0014】次に、建家100a内の多重化装置10aから、図2を用いて前述した伝送データがATM網50を介して、建家100内の多重化装置10へ伝送されてきた際の、この多重化装置10の動作について説明する。
【0015】多重化装置10のPHY処理部(同期情報抽出手段、物理レイヤ処理手段)11では、図3を用いて前述した、同期情報である同期イベントコマンド(X_8)301を含む伝送データを受信すると、この伝送データに対して物理レイヤ処理を施す。具体的には、伝送データ中のセルスタートコマンドを検出して、ATMセルの位置を識別してから、NRZI復号化し、さらに4B5B復号化してから、デスクランブルして、伝送データからATMセル200を抽出すると共に、伝送データから同期イベントコマンド(X_8)301を抽出して、これを復号化して受信リッファレンス信号(RXREF)302として出力する。なお、同期イベントコマンド(X_8)301と受信リッファレンス信号(RXREF)302とは、同一周期である。
【0016】ALL処理部12では、PHY処理部11からのATMセル200に対して、ALL処理を施す。具体的には、ATMセル中のセルヘッダを取り除いてから、ATMセル中のペイロード、つまりユーザ情報をパケットデータにする。なお、ATMセル中のセルヘッダを取り除く処理を、狭義のATMレイヤ処理とし、ATMセル中のペイロードをパケットデータにする処理を、狭義のATMアダプテーション・レイヤ(ALL)処理とする場合もあるが、ここでは、以上の二つの処理をまとめたものをALL処理とする。
【0017】従属処理部13では、同期イベントコマンド(X_8)301が復号化された受信リッファレンス信号(RXREF)302に対して、分周等を施して、データ端末30がATM網との同期をとるための動作クロックを作成し、これをALL処理部12及びインタフェース14へ渡す。
【0018】インタフェース14からは、パケットデータ及び動作クロックが出力される。交換機20は、複数のデータ端末30のうちのいずれかを選択して、多重化装置10からのパケットデータ及び動作クロックを特定のデータ端末30へ伝送する。
【0019】以上が、ATM網50からデータを受信した際の多重化装置10の基本的な動作である。なお、データ端末30からのデータをATM網50を介して他の端末30aに伝送する際には、以上と逆の動作が行われることは言うまでもない。
【0020】クロック監視部(同期情報監視手段)15では、受信リッファレンス信号(RXREF)302が、監視用として予め定めた期間以内に伝送されてきているか否かを監視する。仮に、監視用期間(例えば、10ms)以内に受信リッファレンス信号(RXREF)302が伝送されてこない場合には、その旨を障害処理部17へ送信する。障害処理部(出力手段)17は、クロック監視部15からの信号を受信すると、同期ハズレの回線障害である旨の制御信号をALL処理部12等を介してデータ端末30へ出力すると共に、監視モニタ31にも出力する。データ端末30は、同期ハズレの回線障害である旨の制御信号を受信すると、例えば、回線障害が改善されない限り、以降のデータ送信を中止する。また、監視モニタ31は、同期ハズレの回線障害である旨を表示する。
【0021】セル監視部(処理データ監視手段)16では、PHY処理部11での物理レイヤ処理により抽出されたATMセル200が適切に抽出されたか否かを監視する。具体的には、抽出されたATMセル200のセルヘッダを参照して、ATMセル200のペイロードの形式等を調べて、正しくペイロードが再現されているかを確認する。この監視の結果、ATMセル200が適切に抽出されていないと判断した場合には、その旨を障害処理部17に送る。障害処理部17は、セル監視部16からの信号を受信すると、中継装置障害又は回線障害である旨を監視モニタ31へ送信し、その旨を表示させる。
【0022】以上のように、本実施形態では、同期ハズレによる回線障害や、ATMセルの再現不備を起こした中継装置障害又は回線障害を検出することができので、どの部位でどのような障害を起こしたかを直ちに知ることができ、各種障害に対して的確且つ素早く対応することができる。
【0023】なお、以上の実施形態は、25Mb/sのATM網50に対するものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、マスタークロック方式を採用し、且つ中継装置でフレーム同期等をとらないものであれば、他の伝送速度のATM網に対しても適用できることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ATM網が一定周期で送出する同期情報(同期イベントコマンド)を監視しているので、網同期ハズレの回線障害を直ちに検出することができる。




 

 


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