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発明の名称 処理実行の意志決定時間保証方法及びその意志決定時間保証システム並びにそのアプリケーションサーバ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−186828(P2003−186828A)
公開日 平成15年7月4日(2003.7.4)
出願番号 特願2001−390322(P2001−390322)
出願日 平成13年12月21日(2001.12.21)
代理人 【識別番号】100059269
【弁理士】
【氏名又は名称】秋本 正実
【テーマコード(参考)】
5B085
【Fターム(参考)】
5B085 AC12 BA07 BG02 BG07 
発明者 津嶋 紀宏
要約 課題
クライアントの処理実行依頼の意志決定時間を保証すること
解決手段
クライアント端末1の制御部11がアクセス時の時間Tc(1)をインターネット2を介してアプリケーションサーバ3に送信し、このアプリケーションサーバ3の制御部31が、クライアント端末1からのアクセス時の時間Ts(1)に基づき演算したアプリケーション処理期限までの残存時間ΔTと,時間Tc(1)とに基づき送信期限Tc(Limit)を演算し、ユーザがアプリケーション処理の実行要求を行った際に、クライアント端末1の制御部11が、実行要求時の意志決定時間Tc(2)をアプリケーションサーバ3に送信し、このアプリケーションサーバ3の制御部31は、意志決定時間Tc(2)が送信期限Tc(Limit)前であればアプリケーション処理の実行要求が有効であると判定すること。
特許請求の範囲
【請求項1】 クライアント端末の制御部が、インターネットを介したアプリケーションサーバへのアクセス時の時間を当該クライアント端末の時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信し、このアプリケーションサーバの制御部が、前記クライアント端末からアクセスされた際の時間を当該アプリケーションサーバの時計から取得してアプリケーション処理期限までの残存時間を演算し、該残存時間と前記クライアント端末から受信したアクセス時の時間とに基づき前記クライアント端末側における当該アプリケーションサーバのアプリケーション処理の実行要求の送信期限を演算し、ユーザが前記アプリケーション処理の実行要求を行った際に、前記クライアント端末の制御部が、該実行要求時の意志決定時間を当該クライアント端末の時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信し、このアプリケーションサーバの制御部が、前記クライアント端末から受信した意志決定時間が前記送信期限前であれば前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定することを特徴とした処理実行の意志決定時間保証方法。
【請求項2】 前記アプリケーションサーバの制御部は、前記クライアント端末から前記アプリケーション処理の実行要求を受信した際の時間を前記アプリケーションサーバの時計から取得し、前記意志決定時間と送信期限とによる判定に加えて、前記取得した実行要求受信時の時間が前記アプリケーション処理期限前である場合も前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定することを特徴とした請求項1記載の処理実行の意志決定時間保証方法。
【請求項3】 クライアント端末と、該クライアント端末からインターネットを介して接続するアプリケーションサーバとで構成し、前記クライアント端末の制御部に、前記アプリケーションサーバへのアクセス時の時間を当該クライアント端末の時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信する機能と、前記アプリケーションサーバのアプリケーション処理の実行要求時の意志決定時間を前記時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信する機能とを設け、前記アプリケーションサーバの制御部に、前記クライアント端末からアクセスされた際の時間を当該アプリケーションサーバの時計から取得してアプリケーション処理期限までの残存時間を演算する機能と、該残存時間と前記クライアント端末から受信したアクセス時の時間とに基づき前記クライアント端末側における前記アプリケーション処理の実行要求の送信期限を演算する機能と、前記クライアント端末から受信した意志決定時間が前記送信期限前であれば前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定する判定機能とを設けたことを特徴とする処理実行の意志決定時間保証システム。
【請求項4】 前記アプリケーションサーバの制御部に、前記クライアント端末から前記アプリケーション処理の実行要求を受信した際の時間を前記アプリケーションサーバの時計から取得する機能を新たに設け、前記アプリケーションサーバの制御部の判定機能に、前記取得した実行要求受信時の時間が前記アプリケーション処理期限前であれば前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定する判定条件を更に設けたことを特徴とする請求項3記載の処理実行の意志決定時間保証システム。
【請求項5】 アプリケーション処理の実行が可能な制御部と、該制御部が時間情報を取得する為の時計とを有し、前記制御部に、クライアント端末からインターネットを介してアクセスされた際の時間を前記時計から取得してアプリケーション処理期限までの残存時間を演算する機能と、この残存時間と前記クライアント端末から受信した当該クライアント端末の時計におけるアクセス時の時間とに基づいて、前記クライアント端末側における前記アプリケーション処理の実行要求の送信期限を演算する機能と、前記クライアント端末から受信した当該クライアント端末における時計の前記アプリケーション処理の実行要求時の意志決定時間が前記送信期限前であれば、前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定する判定機能と、を設けたことを特徴とする処理実行の意志決定時間保証システムのアプリケーションサーバ。
【請求項6】 前記制御部に、前記クライアント端末から前記アプリケーション処理の実行要求を受信した際の時間を前記時計から取得する機能を新たに設け、前記制御部の判定機能に、前記取得した実行要求受信時の時間が前記アプリケーション処理期限前であれば前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定する判定条件を更に設けたことを特徴とする請求項5記載の処理実行の意志決定時間保証システムのアプリケーションサーバ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを介してアプリケーションサーバに接続するクライアント端末からのアプリケーションの処理実行依頼の意志決定時間を保証する方法及びシステム並びにそのアプリケーションサーバに係り、特にクライアント端末とアプリケーションサーバ夫々の時計が同期しているか否かに拘わらず上記意志決定時間を保証する為の処理実行の意志決定時間保証方法及びその意志決定時間保証システム並びにそのアプリケーションサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばインターネットを介して接続されたクライアント端末とアプリケーションサーバとの間で行われるネットオークションがある。このネットオークションにおいては、一般的にオークションに参加できる期限(厳密には時間)が決められており、その期限内にクライアント端末からアプリケーションサーバにアクセスしなければ、そのアクセスは無効なものとして扱われる。ここで、オークション参加者が時間的な余裕をもって期限内にアプリケーションサーバにアクセスすれば然程の問題は生じないが、オークションにあっては期限直前に参加しなければ所望の商品を獲得することができない場合も多々ある。かかる場合、クライアント端末とアプリケーションサーバで時計の時刻にズレがあると、特にクライアント端末の時計がアプリケーションサーバの時計よりも遅れていると、参加者は期限内であると認識してアプリケーションサーバにアクセスしているにも拘わらず、アプリケーションサーバの時計では既に期限を過ぎており、そのアクセスが無効なものとして扱われてしまう。
【0003】ここで、従来、アプリケーションサーバが自身の現在の時間をクライアント端末に送信するという方法がある。この方法を利用すればクライアント端末側でアプリケーションサーバの時間を認識できるので、双方の大幅な時刻のズレは解消でき、上記の如き不都合は幾らか改善することができる。また、時計サーバを用いた電子消印システムによるクライアント端末上での処理決行時間の保証システムがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したアプリケーションサーバがクライアント端末に現在の時間を送信する方法にあっては、上述したが如く双方における大幅な時刻のズレについては解消できるが、インターネットを経由することに起因する送信時間分の時間のズレ,即ちクライアント端末からの送信情報がアプリケーションサーバに到達するまでの時間のズレが生じる。これが為、その送信情報をアプリケーションサーバが受信した時には、アプリケーションサーバの時計では既に期限が過ぎてしまっており、アクセスが無効なものとして扱われてしまう、という不都合があった。つまり、かかる方法は、インターネットを経由することによるタイムラグに起因するクライアント端末側の意志決定時間とアプリケーションサーバが受信する時間のズレを解決するものではない。
【0005】また、上述した時計サーバを用いた電子消印システムによるクライアント端末上での処理決行時間の保証システムにあっては、上述した時間の送信方法とは異なり、クライアント端末上の時計で送信相手側の処理決行時間を確認できず、更にはクライアント端末は電子消印をサポートしている時計サーバに接続しなければならない、という不都合があった。
【0006】本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、インターネットを介したクライアント−サーバシステムにおいて、クライアント端末の時計とアプリケーションサーバの時計の同期を前提としないで、クライアントの処理実行依頼の意志決定時間を保証する意志決定時間保証方法及びその意志決定時間保証システム並びにそのアプリケーションサーバを提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、本発明に係る処理実行の意志決定時間保証方法では、クライアント端末の制御部が、インターネットを介したアプリケーションサーバへのアクセス時の時間を当該クライアント端末の時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信している。そして、このアプリケーションサーバの制御部が、前記クライアント端末からアクセスされた際の時間を当該アプリケーションサーバの時計から取得してアプリケーション処理期限までの残存時間を演算し、この残存時間と前記クライアント端末から受信したアクセス時の時間とに基づき前記クライアント端末側における当該アプリケーションサーバのアプリケーション処理の実行要求の送信期限を演算している。そして更に、ユーザが前記アプリケーション処理の実行要求を行った際に、前記クライアント端末の制御部が、該実行要求時の意志決定時間を当該クライアント端末の時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信し、このアプリケーションサーバの制御部が、前記クライアント端末から受信した意志決定時間が前記送信期限前であれば前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定している。
【0008】また、上記目的を達成する為、本発明に係る処理実行の意志決定時間保証システムは、クライアント端末と、このクライアント端末からインターネットを介して接続するアプリケーションサーバとで構成している。ここで、前記クライアント端末の制御部には、前記アプリケーションサーバへのアクセス時の時間を当該クライアント端末の時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信する機能と、前記アプリケーションサーバのアプリケーション処理の実行要求時の意志決定時間を前記時計から取得して前記アプリケーションサーバに送信する機能とを設けている。また、前記アプリケーションサーバの制御部には、前記クライアント端末からアクセスされた際の時間を当該アプリケーションサーバの時計から取得してアプリケーション処理期限までの残存時間を演算する機能と、この残存時間と前記クライアント端末から受信したアクセス時の時間とに基づき前記クライアント端末側における前記アプリケーション処理の実行要求の送信期限を演算する機能と、前記クライアント端末から受信した意志決定時間が前記送信期限前であれば前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定する判定機能とを設けている。
【0009】また、上記目的を達成する為、本発明に係る処理実行の意志決定時間保証システムのアプリケーションサーバは、アプリケーション処理の実行が可能な制御部と、この制御部が時間情報を取得する為の時計とを有し、その制御部に、クライアント端末からインターネットを介してアクセスされた際の時間を前記時計から取得してアプリケーション処理期限までの残存時間を演算する機能と、この残存時間と前記クライアント端末から受信した当該クライアント端末の時計におけるアクセス時の時間とに基づいて、前記クライアント端末側における前記アプリケーション処理の実行要求の送信期限を演算する機能と、前記クライアント端末から受信した当該クライアント端末における時計の前記アプリケーション処理の実行要求時の意志決定時間が前記送信期限前であれば、前記アプリケーション処理の実行要求が有効であると判定する判定機能とを設けている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る意志決定時間保証システムの一実施形態について図1〜図3に基づいて説明する。
【0011】先ず、本実施形態の意志決定時間保証システムの構成について図1を用いて説明する。この意志決定時間保証システムは、ユーザ側のクライアント端末1と、このクライアント端末1のWWW(World Wide Web)ブラウザからインターネット2を介して接続するアプリケーションサーバ3とで構成される。ここで、本実施形態におけるアプリケーションサーバ3とは、期限に基づいた所定の処理(以下の文中においては、この所定の処理を「アプリケーション処理」という。)を行うアプリケーションが設けられたサーバのことをいう。そのアプリケーションとしては、例えば従来例の如きネットオークションに係るものがあるが、必ずしもこれに限定しない。
【0012】以下に、本実施形態に用いるクライアント端末1とアプリケーションサーバ3について詳述する。
【0013】本実施形態のクライアント端末1には、この端末上で動作するプログラムに基づき中央処理装置(CPU)に以下の処理動作を行わせる制御部11が設けられている。ここで、そのプログラムには、その種々の処理動作に係る指令が各々設けられている。また、そのプログラムは、WWWブラウザ自体であってもよく、このWWWブラウザとは別に設けたものであってもよい。
【0014】この制御部11が行う処理動作としては、WWWブラウザがユーザの指示によりアプリケーションサーバ3にアクセスする,具体的にはアプリケーション処理実行画面(アプリケーション処理を実行する為の画面)の表示要求を行う為のURL(Uniform Resource Locators)をアプリケーションサーバ3に送信する際に、クライアント端末1が具備する時計12からURL送信時(アプリケーション処理実行画面の要求時でもよい)の時間Tc(1)を取得し、その時間Tc(1)の情報を上記URLに付加してアプリケーションサーバ3に送信する処理がある。また、アプリケーションサーバ3から受信した後述する本クライアント端末1の時計12におけるクライアント側送信期限{Tc(Limit)=Tc(1)+ΔT}をアプリケーション処理実行画面と共に図示しない表示部(WWWブラウザ上)に表示する処理がある。
【0015】更に、制御部11が行う処理動作としては、ユーザからアプリケーション処理の実行要求(処理実行依頼の意志決定)が為された際に、このアプリケーション処理要求の情報の送信時(アプリケーション処理要求のユーザ指示時でもよい)の時間Tc(2)を時計12から取得し、その時間Tc(2)の情報をアプリケーション処理要求の情報と共にアプリケーションサーバ3に送信する処理がある。ここで、そのアプリケーション処理要求の情報の送信時(又はそのユーザ指示時)の時間Tc(2)を、以下「意志決定時間Tc(2)」という。
【0016】かかる場合のアプリケーション処理要求をネットオークションを例にとって説明すると、ユーザがアプリケーション処理実行画面上の所定欄に入力した落札希望額を、その画面上の図示しないアプリケーション処理実行釦を押下してアプリケーションサーバ3に送信するが如きユーザの指示のことである。尚、図2においては、上記意志決定時間Tc(2)を処理要求1の場合にのみ記載しているが、後述する説明における他の処理要求2〜4にあってもアプリケーション処理要求送信時の時間,即ち処理要求2〜4の意志決定時間も「Tc(2)」を用いて説明する。
【0017】ここで、この制御部11には、以上の如き種々の処理に夫々対応して、図1に示すが如くURL送信時の時間送信機能(前述したアプリケーション処理実行画面の要求時の場合はアプリケーション処理実行画面要求時の時間送信機能)11aと、アプリケーション処理実行画面表示機能11bと、アプリケーション処理要求送信時の時間送信機能(前述したアプリケーション処理要求のユーザ指示時の場合はアプリケーション処理要求指示時の時間送信機能)11cとが設けられている。以下、このアプリケーション処理要求送信時の時間送信機能(又はアプリケーション処理要求指示時の時間送信機能)11cを「意志決定時間送信機能11c」という。
【0018】続いて、アプリケーションサーバ3について説明する。本実施形態のアプリケーションサーバ3には、このサーバ上で動作するプログラムに基づき中央処理装置(CPU)に以下の処理動作を行わせる制御部31が設けられている。ここで、そのプログラムには、その種々の処理動作に係る指令が各々設けられている。
【0019】この制御部31が行う処理動作としては、クライアント端末1からのアプリケーション処理実行画面表示要求のURL及び時間Tc(1)の情報を受信した時間Ts(1)をサーバが具備する時計32から取得し、その時間Ts(1)とサーバの時計32でのアプリケーション処理期限の時間Ts(Limit)との差(換言すれば、サーバにおけるアプリケーション処理期限までの残存時間)ΔTを計算する残存時間演算処理がある。また、その時間差ΔTを上記URLと共に受信した時間Tc(1)に加算して、ユーザがアプリケーション処理の実行要求を行うクライアント端末1の時計12における期限たるクライアント側送信期限{Tc(Limit)=Tc(1)+ΔT}を求める演算処理がある。また、要求されたアプリケーション処理実行画面をクライアント端末1のWWWブラウザに送信する際に、その画面に上記クライアント側送信期限{Tc(Limit)=Tc(1)+ΔT}の情報を付加してクライアント端末1に対して送信する処理がある。
【0020】更に、その処理動作として、クライアント端末1から意志決定時間Tc(2)とアプリケーション処理要求の情報を受信した際、これらを受信した時間Ts(2)を時計32から取得する処理がある。また、その受信したアプリケーション処理要求(意志決定)が有効であるか無効であるか,具体的にはアプリケーション処理期限Ts(Limit)内にアプリケーション処理要求が為されたか否かを判定する処理が設けられており、この判定が有効の場合にアプリケーション処理が行われる。
【0021】かかる本実施形態の判定条件は、制御部31に係るプログラムにより予め決められており、本実施形態にあってはクライアント端末1からのアプリケーション処理要求の受信時間Ts(2)が前述したアプリケーション処理期限Ts(Limit)以前である場合の条件(図2に示す処理要求1及び処理要求3)と、その受信時間Ts(2)がアプリケーション処理期限Ts(Limit)後である場合の条件(図2に示す処理要求2及び処理要求4)とに別けられている。
【0022】そのような二つの判定条件について具体的に説明すると、前者(アプリケーション処理期限Ts(Limit)以前にアプリケーション処理要求を受信した場合)にあっては、クライアント端末1における意志決定時間Tc(2)がクライアント端末側送信期限Tc(Limit)の前後であるか否かに拘わらず、制御部31は有効と判定する。
【0023】また、後者(アプリケーション処理期限Ts(Limit)後にアプリケーション処理要求を受信した場合)にあっては、図2に示す処理要求2の如く、クライアント端末1における意志決定時間Tc(2)がクライアント側送信期限Tc(Limit)以前であれば制御部31は有効(即ちアプリケーション処理期限Ts(Limit)内である)と判定し、図2に示す処理要求4の如く、その意志決定時間Tc(2)がクライアント側送信期限Tc(Limit)後であれば制御部31は無効と判定する。このような意志決定時間Tc(2)とクライアント側送信期限Tc(Limit)を用いた判定条件を設けることによって、本実施形態にあってはユーザによるアプリケーション処理の実行依頼の意志決定時間Tc(2)を保証することができる。
【0024】ここで、この制御部31には、以上の如き種々の処理に夫々対応して、図1に示すが如く残存時間演算機能31aと、クライアント側送信期限演算機能31bと、クライアント側送信期限の送信機能31cと、処理要求受信時間取得機能31dと、判定機能31eと、アプリケーション処理機能31fとが設けられている。
【0025】尚、クライアント端末1の制御部11やアプリケーションサーバ3の制御部31が各々の時計12や時計32から取得する時間情報は、単に時刻のみであってもよく、年月日等の日付情報をも含むものであってもよい。
【0026】次に、本実施形態の意志決定時間保証システムの動作,即ちアプリケーション処理動作の意志決定時間の保証方法を説明する。ここでは、アプリケーションサーバ3の処理動作から見た本システムの動作について、図2に示す本システムに係る処理動作の原理図と図3に示すフローチャートとを用いて説明する。
【0027】先ず、ユーザがクライアント端末1のWWWブラウザからアプリケーションサーバ3にアプリケーション処理実行画面の表示要求を行う。これによりクライアント端末1の制御部11は、図1に示すURL送信時の時間送信機能11aにより、時計12からその表示要求の際の時間Tc(1)を取得し、その時間Tc(1)の情報を表示要求に係るURLと共にインターネット2を介してアプリケーションサーバ3に送信する。
【0028】続いて、アプリケーションサーバ3がクライアント端末1から時間Tc(1)とURLの情報を受信(ステップST1)すると、このアプリケーションサーバ3は、図1に示す制御部31の残存時間演算機能31aにより、その受信時間Ts(1)を時計32から取得し、この受信時間Ts(1)と予め定められているアプリケーション処理期限Ts(Limit)との差ΔT{=Ts(Limit)−Ts(1)}を計算する(ステップST2)。
【0029】次にその制御部31は、クライアント側送信期限演算機能31bにより、ステップST1にて受信した時間Tc(1)に上記時間差ΔTを加算し、前述したクライアント側送信期限{Tc(Limit)=Tc(1)+ΔT}を求める(ステップST3)。そして、制御部31は、要求されたアプリケーション処理実行画面を読み込み、図1に示すクライアント側送信期限の送信機能31cにより、その画面にクライアント側送信期限Tc(Limit)の情報を付加してクライアント端末1に送信する(ステップST4)。ここで、上記ステップST3にて求めたクライアント側送信期限Tc(Limit)の情報は、アプリケーションサーバ3の図示しないメモリに一時的にであっても格納しておくことが望ましい。
【0030】上記アプリケーション処理実行画面を受信したクライアント端末1は、制御部11の実行画面表示機能11bにより、クライアント側送信期限Tc(Limit)と共にアプリケーション処理実行画面をWWWブラウザ上に表示する。ユーザは、その画面に基づきアプリケーション処理要求を行う。これによりクライアント端末1の制御部11は、図1に示す意志決定時間送信機能11cにより、意志決定時間Tc(2)を時計12から取得し、その意志決定時間Tc(2)の情報をアプリケーション処理要求の情報と共にアプリケーションサーバ3に送信する。
【0031】クライアント端末1から意志決定時間Tc(2)とアプリケーション処理要求の情報を受信(ステップST5)したアプリケーションサーバ3は、制御部31の処理要求受信時間取得機能31dによりその受信時間Ts(2)を時計32から取得(ステップST6)し、判定機能31eにより、受信したアプリケーション処理要求が有効であるか無効であるかを判定する。
【0032】その判定機能31eによる判定は、先ずステップST6にて取得した受信時間Ts(2)がアプリケーション処理期限Ts(Limit)以前であるか否かを判断する(ステップST7)。ここで、アプリケーション処理期限Ts(Limit)以前であると判断された場合(図2に示す処理要求1及び処理要求3)、制御部31は、判定機能31eにより、受信したアプリケーション処理要求が有効であると判定し、アプリケーション処理機能31fにより、そのアプリケーション処理要求を受け付けてかかる処理を開始する(ステップST8)。
【0033】また、ステップST7にてアプリケーション処理期限Ts(Limit)後であると判断された場合(図2に示す処理要求2及び処理要求4)、図1に示す制御部31の判定機能31eは、ステップST5にて受信したクライアント端末1側の意志決定時間Tc(2)がステップST3にて求めた(例えば前述したメモリに一時格納されている)クライアント側送信期限{Tc(Limit)=Tc(1)+ΔT}以前であるか否かを判断する(ステップST9)。
【0034】ここで、クライアント側送信期限{Tc(Limit)=Tc(1)+ΔT}以前であると判断された場合(図2に示す処理要求2)、制御部31は、図1に示す判定機能31eにより、受信したアプリケーション処理要求が有効である(即ちアプリケーション処理期限内である)と判定する。そして、前述したステップST8に進んで、アプリケーション処理機能31fにより、アプリケーション処理要求を受け付けてかかる処理を開始する。また、ステップST9にてクライアント側送信期限{Tc(Limit)=Tc(1)+ΔT}後であると判断された場合(図2に示す処理要求4)、制御部31は、判定機能31eにより、受信したアプリケーション処理要求が無効であると判定し、受信したアプリケーション処理要求を受け付けない(ステップST10)。
【0035】以上示したが如き意志決定時間保証システムやアプリケーションサーバ3を用いることによって、クライアント端末1の時計12とアプリケーションサーバ3の時計32を同期させることなく、更にはインターネットを経由することによるタイムラグがあったとしても、ユーザによるアプリケーション処理の実行依頼の意志決定時間Tc(2)を保証することが可能となる。そして、これにより例えばクライアント端末1の時計12がアプリケーションサーバ3の時計32よりも遅れている場合であっても、その意志決定時間Tc(2)が前述した判定条件における有効条件に合致すれば、従来例の如き不都合,即ちユーザがアプリケーション処理期限Ts(Limit)内であると認識してアプリケーションサーバ3にアクセスしているにも拘わらず、アプリケーションサーバ3の時計32では既にその期限が過ぎており、そのアクセスが無効なものとして扱われてしまう、という不都合を解消することができる。
【0036】以上、本発明に係る意志決定時間保証システム,意志決定時間保証方法並びにアプリケーションサーバの一実施形態について例示したが、本発明は必ずしもこの実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態のシステムにあっては説明の便宜上一つのクライアント端末1との間のみの構成や動作を例示したが、他のユーザのクライアント端末との間にあっても同様の構成や動作となる。また、図3に示すステップST7とステップST9を入れ替えた判定処理を行ってもよい。更に、そのステップST7dにおける判定条件を、受信時間Ts(2)がアプリケーション処理期限Ts(Limit)よりも前である、としてもよく、ステップST9における判定条件を、意志決定時間Tc(2)がクライアント側送信期限Tc(Limit)よりも前である、としてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る処理実行の意志決定時間保証方法及びその意志決定時間保証システム並びにそのアプリケーションサーバによれば、クライアント端末の時計とアプリケーションサーバの時計の同期を図らずとも、更にはインターネットを経由することによるタイムラグを考慮せずとも、ユーザによるアプリケーション処理の実行依頼の意志決定時間を保証することができるという、従来にない優れた効果を得ることが可能となる。




 

 


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