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発明の名称 ビデオ中の補助情報を処理する方法およびシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−244664(P2003−244664A)
公開日 平成15年8月29日(2003.8.29)
出願番号 特願2003−21278(P2003−21278)
出願日 平成15年1月30日(2003.1.30)
代理人 【識別番号】100087321
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 勝徳
【テーマコード(参考)】
5C063
【Fターム(参考)】
5C063 AC10 CA23 CA36 DA03 DA07 EB35 EB46 
発明者 マイク ジング
要約 課題
ビデオ・システムにおいてクローズド・キャプションやテレテキスト・データなどの補助情報を処理する方法であって、1行に表示される文字数を増加させることのできる方法を提供すること。

解決手段
ビデオ・システム(100)が、1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す補助情報を含むビデオ信号を受信するように動作可能なチューナ(10)を備える。メモリ(13)が、受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶するように動作可能である。コントローラ(11)が、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って記憶済み表示リスト・データを取り出すように動作可能であり、第2の数は第1の数よりも少ない。
特許請求の範囲
【請求項1】 ビデオ信号に含まれる補助情報の表示を可能にする方法であって、1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す前記補助情報を受信するステップと、前記受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶するステップと、コントローラを使用して前記記憶済み表示リスト・データを取り出すステップであって、前記コントローラが、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って前記記憶済み表示リスト・データを取り出すように適合され、前記第2の数が前記第1の数よりも少ないステップと、ピクセル・データを出力して前記補助情報の前記表示を可能にするステップであって、前記表示が1行当たり前記第1の数の文字を提供するステップとを含む方法。
【請求項2】 前記補助情報が、前記ビデオ信号のリアルタイム情報コンポーネントを表す情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記表示リスト・データが、表示しようとする各文字についてのビットマップ・データを指示するビットマップ・ポインタを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが前記ビデオ信号の垂直帰線消去期間の部分中で受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが、前記ビデオ信号で表されるディジタル・データの1つまたは複数のパケット中で受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】 前記第1の数の文字が34文字を含み、前記第2の数の文字が28文字を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】 前記表示リスト・データを記憶する前記ステップが、前記第1の数の文字のうちの第1部分についての表示リスト・データを記憶するステップと、バッファのアドレスを指示するポインタを記憶するステップと、前記第1の数の文字のうちの第2部分についてのビットマップ・データを前記バッファに記憶するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】 前記第1の数の文字のうちの前記第1部分についての前記表示リスト・データが複数の文字タイル中に記憶され、前記ポインタが単一の文字タイル中に記憶される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】 前記複数の文字タイルおよび前記単一の文字タイルが隣接する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】 1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す補助情報を含むビデオ信号を受信するように動作可能なチューナと、前記受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶するように動作可能なメモリと、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って前記記憶済み表示リスト・データを取り出すように動作可能なコントローラとを備え、前記第2の数が前記第1の数よりも少ないビデオ・システム。
【請求項11】 前記コントローラがさらに、ピクセル・データを出力して前記補助情報の表示を可能にするように動作可能であり、前記表示が1行当たり前記第1の数の文字を提供する、請求項10に記載のビデオ・システム。
【請求項12】 前記補助情報が、前記ビデオ信号のリアルタイム情報コンポーネントを表す情報を含む、請求項10に記載のビデオ・システム。
【請求項13】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記表示リスト・データが、表示しようとする各文字についてのビットマップ・データを指示するビットマップ・ポインタを含む、請求項10に記載のビデオ・システム。
【請求項14】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが前記ビデオ信号の垂直帰線消去期間の部分中で受信される、請求項10に記載のビデオ・システム。
【請求項15】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが、前記ビデオ信号で表されるディジタル・データの1つまたは複数のパケット中で受信される、請求項10に記載のビデオ・システム。
【請求項16】 前記第1の数の文字が34文字を含み、前記第2の数の文字が28文字を含む、請求項10に記載のビデオ・システム。
【請求項17】 前記メモリが、前記第1の数の文字のうちの第1部分についての表示リスト・データを記憶し、且つ、前記第1の数の文字のうちの第2部分についてのビットマップ・データを含むバッファのアドレスを指示するポインタを記憶することにより、前記表示リスト・データを記憶するように動作可能である、請求項10に記載のビデオ・システム。
【請求項18】 前記第1の数の文字のうちの前記第1部分についての前記表示リスト・データが前記メモリの複数の文字タイル中に記憶され、前記ポインタが前記メモリの単一の文字タイル中に記憶される、請求項17に記載のビデオ・システム。
【請求項19】 前記複数の文字タイルおよび前記単一の文字タイルがメモリ内で隣接する、請求項18に記載のビデオ・システム。
【請求項20】 ビデオ信号に含まれる補助情報の表示を可能にするためのビデオ・システムであって、1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す前記補助情報を受信する手段と、前記受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶する手段と、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って前記記憶済み表示リスト・データを取り出す手段とを備え、前記第2の数が前記第1の数よりも少ないビデオ・システム。
【請求項21】 前記取り出す手段が、ピクセル・データを出力して前記補助情報の表示を可能にし、前記表示が1行当たり前記第1の数の文字を提供する、請求項20に記載のビデオ・システム。
【請求項22】 前記補助情報が、前記ビデオ信号のリアルタイム情報コンポーネントを表す情報を含む、請求項20に記載のビデオ・システム。
【請求項23】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記表示リスト・データが、表示しようとする各文字についてのビットマップ・データを指示するビットマップ・ポインタを含む、請求項20に記載のビデオ・システム。
【請求項24】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが前記ビデオ信号の垂直帰線消去期間の部分中で受信される、請求項20に記載のビデオ・システム。
【請求項25】 前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが、前記ビデオ信号で表されるディジタル・データの1つまたは複数のパケット中で受信される、請求項20に記載のビデオ・システム。
【請求項26】 前記第1の数の文字が34文字を含み、前記第2の数の文字が28文字を含む、請求項20に記載のビデオ・システム。
【請求項27】 前記記憶する手段が、前記第1の数の文字のうちの第1部分についての表示リスト・データを記憶し、且つ、前記第1の数の文字のうちの第2部分についてのビットマップ・データを含むバッファのアドレスを指示するポインタを記憶することにより、前記表示リスト・データを記憶する、請求項20に記載のビデオ・システム。
【請求項28】 前記第1の数の文字のうちの前記第1部分についての前記表示リスト・データが、前記記憶する手段の複数の文字タイル中に記憶され、前記ポインタが、前記記憶する手段の単一の文字タイル中に記憶される、請求項27に記載のビデオ・システム。
【請求項29】 前記複数の文字タイルおよび前記単一の文字タイルが、前記記憶する手段内で隣接する、請求項28に記載のビデオ・システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、ビデオ・システムに関し、より詳細には、ビデオ・システムにおいてクローズド・キャプション(CC)やテレテキスト(文字多重放送)・データなどの補助情報(auxiliary information)を処理する方法およびシステムであって、1行に表示される文字数を増加させることを可能にする方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号受信機などのビデオ・システムは、システムの受信した信号に含まれる情報に基づいて画像(イメージ)が表示されるようにする。具体的には、このようなシステムは、主要な画像の表示を可能にし、また、クローズド・キャプションやテレテキスト・データなどの補助情報の表示も可能にする。補助情報表示を生成するのに必要なデータは、ビデオ信号の補助情報コンポーネント(component:成分)として含まれるものとする。このようなデータは、表示される補助情報の内容とフォーマット(形式)の両方を定義することができる。
【0003】幾つかのタイプの補助情報は、ビデオ番組に関してリアルタイムで生じる情報を表す画像を生成するのに使用するものである。例えば、クローズド・キャプション・データまたはテレテキスト・データをビデオ信号から抽出してデコードし、ビデオ番組に関連するキャプション(字幕)の形式でテキストを生成する。具体的には、このキャプションは、ビデオ番組のリアルタイムのオーディオ・コンポーネント(成分)を視覚的に表したものを提供するものである。
【0004】このような補助情報の表示を可能にする既存のビデオ・システムは、通常、所定の行に表示できる文字数に関する制限がある。例えば、このようなビデオ・システムは通常、受信した補助情報をメモリに記憶し、情報を継続的にメモリから取り出して表示する。
【0005】さらに、このようなビデオ・システムでは、それを構成するハードウェアおよび/または他の制限により、各行が所定の文字数を有するとの仮定の下に補助情報がメモリから1行毎に取り出されることが多い。この制限の結果、1行に所定の文字数しか表示することができず、このため、文字が行の終わりで望ましくない形で切り離される場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、ビデオ・システムにおいてクローズド・キャプションやテレテキスト・データなどの補助情報を処理する方法であって、前述の問題を回避し、それにより1行に表示される文字数を増加させることのできる方法が必要とされている。本発明は、これらの問題および他の問題を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様において、ビデオ信号に含まれる補助情報の表示を可能にする方法を開示する。例示的な一実施形態によると、この方法は、1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す補助情報を受信するステップと、受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶するステップと、コントローラを使用して記憶済み表示リスト・データを取り出すステップとを含み、コントローラは、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って記憶済み表示リスト・データを取り出すように適合され、第2の数は第1の数よりも少ない。さらに、ピクセル・データを出力して補助情報の表示を可能にするステップを含み、この表示は、1行当たり第1の数の文字を提供する。
【0008】本発明の別の態様において、ビデオ信号に含まれる補助情報の表示を可能にするビデオ・システムを開示する。例示的な一実施形態によると、このビデオ・システムは、1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す補助情報を受信する手段と、受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶する手段と、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って記憶済み表示リスト・データを取り出す手段とを含み、第2の数は第1の数よりも少ない。
【0009】本発明の実施形態に関する以下の記述を添付の図面と共に参照すれば、本発明の前述のおよび他の特徴および利点、並びにそれらを達成する方式がより明らかになり、本発明がよりよく理解されるであろう。
【0010】本明細書に述べる例示は、本発明の好ましい実施形態を例示するものであり、このような例示は、本発明の範囲を任意の態様において限定して解釈すべきではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下の記述では、本発明の例示的な実施形態について、クローズド・キャプション・データに重点を置いて述べる。ただし、本発明の原理がテレテキスト・データなど他のタイプの補助情報にも適用可能であることは、当業者には直観的に認識されるであろう。
【0012】ここで図面、より具体的には図1を参照すると、本発明を実施するのに適したビデオ・システム100の関連部分の図が示してある。ビデオ・システム100は、チューナ10、コントローラ11、読取り専用メモリ(ROM)12、およびランダム・アクセス・メモリ(RAM)13を備える。以上の構成要素は、例えば1つまたは複数の集積回路(IC)に組み込んでもよい。
【0013】例示的な動作モードによると、チューナ10は、入力ビデオ信号を受信し、そこからクローズド・キャプション・データを抽出する。クローズド・キャプション・データは、アナログ・ビデオ信号の垂直帰線消去期間(VBI)や、ディジタル・ビデオ信号の1つまたは複数のパケットなど、入力ビデオ信号の特定部分から抽出することができる。コントローラ11は、クローズド・キャプション・データをチューナ10から受け取り、これを処理して、本発明の原理によるクローズド・キャプション表示の生成を可能にする。ROM12は、コントローラ10がクローズド・キャプション・データを解析して、本発明の原理によるクローズド・キャプション表示の生成を可能にするために実行するプログラムを含むデータを記憶する。RAM13は、ビットマップおよびフォント・データを含むデータと、本発明の原理によるクローズド・キャプション表示生成のプロセス中にコントローラ10により生成される表示リスト・データとを記憶する。
【0014】後に本明細書で説明するが、本発明は、表示行(即ちバンド(band))のリンク・リスト(linked list)を含む表示リスト・アーキテクチャを使用し、このリンク・リストは、テレビジョン画面などの表示領域をタイル(tile)と呼ばれる矩形領域に分割することを可能にする。このようなタイルもまた、メモリ中で表される。一般に、メモリ中で表されるタイルの数は、表示できる文字数と一致するとは限らない。しかし、効率上の理由から、既存のシステムは通常、各表示文字につき単一のタイルをメモリ中で使用する。各タイルは、ビットマップ・ポインタ、パレット・インデックス、解像度、高さ、および幅の属性を有する。ビットマップ・ポインタは、タイル中に表示されることになる文字ビットマップを含むRAM13中のアドレスを指示する。パレット・インデックスは、特定のタイルの色および/または透明度(transparency)の属性(attribute)を指定する。解像度は、表示される文字ビットマップの1ピクセル当たりのビット数を指定する。高さは、ピクセル中のタイルの高さを指定する。幅は、ピクセル中のタイルの幅を指定する。例示的な一実施形態によると、クローズド・キャプションは、1行当たり34文字で15行のグリッド(grid:マス目)として表示され、各文字は同じ垂直水平サイズ、即ち26×16ピクセルである。本発明によると、これらのクローズド・キャプション文字はそれぞれ、単一のタイルとして実現することができ、例えば英字、数字、空白文字(character space)、句読点、記号などとすることができる。下線やイタリック体などの特殊文字効果は、別個の文字(フォント)としてRAM13中に実現する。
【0015】次に、図2を参照すると、図1のコントローラ11を例示的にさらに詳細に示すものである。図2に示すように、コントローラ11は、クローズド・キャプション・パーサ(parser)14、リスト・パーサ(list parser)15、メモリ・コントローラ16、データ・フェッチャ(data fetcher)17、ピクセル・レジスタ18、パレット・メモリ(palettememory)19、およびディジタル‐アナログ変換器(DAC)20を備える。
【0016】例示的な動作モードによると、クローズド・キャプション・パーサ14は、ROM12に記憶されたプログラムを取り出してこれを実行し、それにより、入力クローズド・キャプション・データを解析して表示リスト・データを生成する。この表示リスト・データはRAM13に記憶される。具体的には、表示リスト・データは、入力クローズド・キャプション・データに対応するクローズド・キャプション表示を表すものであり、先に定義した属性即ちビットマップ・ポインタ(bitmap pointer)、パレット・インデックス(paletteindex)、解像度、高さ、および幅のうちの1つまたは複数を各クローズド・キャプション文字が含むように構成される。
【0017】例示的な一実施形態によると、クローズド・キャプション・パーサ14は、表示されるクローズド・キャプション文字の1行当たりの数を増加させることのできる所定の方式で、表示リスト・データをRAM13に書き込む。後で本明細書において説明するが、コントローラ11のリスト・パーサ15は、所定の行についての表示リスト・データを固定且つ所定の方式でRAM13から取り出すことを必要とするハードウェア上の制限を含む。具体的には、リスト・パーサ15は、1行当たり所定の数の文字を表す所定のフォーマットに従って表示リスト・データをRAM13から取り出すように設計される。このハードウェアの制限の結果、単一の文字が単一のタイルに対応する従来の方式で所定の行についての表示リスト・データすべてがRAM13に連続して書き込まれる場合、1行当たり所定の数のクローズド・キャプション文字しか表示できない。従って、本発明の原理に従って表示リスト・データをRAM13に記憶することにより、コントローラ11のハードウェアの制限が解決され、表示されるクローズド・キャプション文字の1行当たりの数を増加させることができる。
【0018】例示的な一実施形態によると、コントローラ11のリスト・パーサ15は、表示リスト・データをRAM13から1行ずつ取り出すが、固有のハードウェアの制限により、1行当たり30文字(即ちタイル)までしかないと仮定して表示リスト・データを取り出す。これらの30個の文字タイルのうちの2つが開始タイルおよび終了タイルとして予約されるとすると、単一の文字が単一のタイルに対応する従来の方式で所定の行についての表示リスト・データすべてがRAM13に連続して記憶される場合、1行当たり28文字しか表示することができない。しかし、本発明の原理に従って表示リスト・データをRAM13に記憶することにより、表示されるクローズド・キャプション文字の1行当たりの数を増加させることができる。例示的な一実施形態によると、1行当たり34個のクローズド・キャプション文字を表示することができる。先に説明したように、これらの各文字は、例えば英字、数字、空白文字、句読点、記号、およびその他の文字である。
【0019】図3を参照すると、本発明により表示リスト・データがどのようにRAM13に記憶されるかについての例示的な詳細を示す図が示されている。具体的には、図3には、クローズド・キャプション・パーサ14が記憶のために1行のクローズド・キャプション文字についての表示リスト・データをどのようにRAM13に書き込むかが表されている。図3に示すように、行の最初の27文字(即ち「a,b,c...0」)のそれぞれについての表示リスト・データが、従来の方式でRAM13の文字タイル31に記憶される。即ち、行の最初の27文字はそれぞれ単一の文字として記憶され、各タイルのビットマップ・ポインタは、RAM13の参照番号32で表す部分に記憶されたフォント・データを直接指示する。例示的な一実施形態によると、メモリ使用を最小限に抑えるために、これらの最初の27文字それぞれの解像度は、1ピクセル当たり1ビットである。
【0020】しかし、行の残りの7文字(即ち「1,2,3...7」)についての表示リスト・データは、最初の27文字とは異なるように記憶される。具体的には、行の残りの7文字は、RAM13の単一の文字タイル33として実現され、ビットマップ・ポインタは、バッファ34のアドレスを指示する。ある行のクローズド・キャプション文字についての表示リスト・データをRAM13に書き込むプロセス中、クローズド・キャプション・パーサ14は、行の残りの7文字についてのビットマップ・データがRAM13の参照番号32で表す部分に記憶されたフォント・データからバッファ34に書き込まれるようにする。例示的な一実施形態によると、行のこれら残りの7文字の解像度は、各文字についてのパレット・インデックスが正しく表されるように、1ピクセル当たり4ビットである。実際には、RAM13は通常、数行の文字の表示を可能にするために、図3に表すタイプのリンクされたメモリ部分を複数含むものである。図3に示す例示的な実施形態によると、バッファ34はRAM13内に含まれる。ただし、バッファ34は、RAM13とは別個に組み入れてもよいことを理解されたい。さらに、図3には文字タイル31および文字タイル33をRAM13内で隣接するものとして示してあるが、必ずしもそうである必要はない。
【0021】ここで再び図2を参照するが、リスト・パーサ15は、アドレス情報をメモリ・コントローラ16に提供することにより、表示リスト・データをRAM13から取り出す。具体的には、リスト・パーサ15は、RAM13中の表示リスト・データの所定の行についてのアドレス情報(例えば開始アドレス)をメモリ・コントローラ16に提供する。これにより、所定の行についての表示リスト・データがRAM13から取り出せるようになる。例示的な一実施形態によると、行の最初の27文字はそれぞれ単一の文字タイルとして記憶されているので、メモリ・コントローラ16は、これらの文字についての表示リスト・データは従来の方式でRAM13の文字タイル31から連続して取り出す。行の最後の7文字についての表示リスト・データを取り出すためには、メモリ・コントローラ16は単に、行の最後の7文字についてのビットマップ・データを含むバッファ34のアドレスを指示するビットマップ・ポインタを、文字タイル33から取り出すだけである(図3参照)。
【0022】本発明の原理により、7文字よりも多いまたは少ない文字についての表示リスト・データをバッファ34に記憶することもできることに留意されたい。ただし、7文字よりも多い文字についての表示リスト・データをバッファ34に記憶する場合、得られる表示は、追加の処理要件に因り、望むよりも遅く生成されることがある。従って、バッファ34中で表される文字の数は、1行に表示される文字の数と表示生成時間との間のトレードオフ(trade off)である。
【0023】リスト・パーサ15は、取り出した表示リスト・データを解析して、そこからビットマップ・ポインタおよびパレット・インデックスを抽出する。次いで、リスト・パーサ15は、抽出したビットマップ・ポインタをデータ・フェッチャ17に送り、抽出したパレット・インデックスをピクセル・レジスタ18に送る。データ・フェッチャ17は、リスト・パーサ15からビットマップ・ポインタを受け取り、このビットマップ・ポインタを使用して、メモリ・コントローラ16を介して対応するビットマップ・データをRAM13から取り出す。データ・フェッチャ17は、取り出したビットマップ・データを個別のピクセル・データとしてピクセル・レジスタ18に送る。
【0024】ピクセル・レジスタ18は、パレット・インデックスをリスト・パーサ15から受け取り、ピクセル・データをデータ・フェッチャ17から受け取り、ピクセル・データおよびパレット・インデックスを先入れ先出し(FIFO)方式でパレット・メモリ19に出力する。パレット・インデックスは、ピクセル・データをパレット・メモリ19から出力するためのアドレス・ポインタとして働く。図2に示すように、パレット・メモリ19は、0〜Nで示す所定数のパレット・エントリ(項目)を含み、各パレット・エントリは、所定の色および/または透明度の属性に対応する。
【0025】ディジタル‐アナログ変換器(DAC)20は、パレット・メモリ19からのピクセル・データ出力に対してディジタル‐アナログ変換プロセスを実行し、アナログ結果をビデオ・システム100の表示部に出力する。アナログ出力は、例えばRGB(即ち赤、緑、青)などのフォーマットとすることができる。
【0026】次に、図4を参照すると、本発明を実施するための例示的なステップを示すフローチャート40が示してある。例示および説明のために、図4のステップは、図1〜図3の要素に関して、且つ単一行の文字だけが表示される場合の表示動作に関して述べる。ただし、図4のステップを利用して複数行の文字の表示を可能にすることができることは、直観的に認識されるであろう。従って、図4のステップは例示的なものに過ぎず、本発明を任意の形態において限定するものではない。
【0027】ステップ41で、コントローラ11のクローズド・キャプション・パーサ14は、1行に表示しようとする幾つかの文字を表すクローズド・キャプション・データをチューナ10から受け取る。例示的な一実施形態によると、受け取ったクローズド・キャプション・データは、34文字を表す。先に説明したように、チューナ10は、アナログ・ビデオ信号の垂直帰線消去期間(VBI)や、ディジタル・ビデオ信号の1つまたは複数のパケットなど、ビデオ信号の特定部分からクローズド・キャプション・データを抽出することができる。ステップ41ではまた、クローズド・キャプション・パーサ14は、受け取ったクローズド・キャプション・データに対応するクローズド・キャプション表示を表す表示リスト・データを生成する。従って、ステップ41で生成される表示リスト・データは、34文字のクローズド・キャプション表示を表す。
【0028】ステップ42で、クローズド・キャプション・パーサ14は、先に説明し図3に示した方式で、表示リスト・データをRAM13に記憶する。図5を参照すると、図4のステップ42を例示的にさらに詳細に示すフローチャート42が示してある。図5のステップ51で、クローズド・キャプション・パーサ14は、図3に示したように、行の最初の27文字についての表示リスト・データを、RAM13の文字タイル31中に連続して記憶する。即ち、行の最初の27文字はそれぞれ、従来の方式で単一の文字タイルとして記憶する。図5のステップ52で、クローズド・キャプション・パーサ14は、図3に示したように、バッファ34のアドレスを指示するビットマップ・ポインタをRAM13の文字タイル33に記憶する。次いで、図5のステップ53で、クローズド・キャプション・パーサ14は、図3に示したように、行の残りの7文字についてのビットマップ・データをRAM13のバッファ34に記憶する。
【0029】再び図4を参照するが、ステップ43で、リスト・パーサ15は、先に説明した方式で表示リスト・データがRAM13から取り出されるようにする。即ち、行の最初の27文字はそれぞれ単一の文字タイルとして記憶されているので、リスト・パーサ15は、メモリ・コントローラ16を制御して、これらの文字についての表示リスト・データは従来の方式でRAM13の文字タイル31から連続して取り出す。行の最後の7文字については、メモリ・コントローラ16は、行の最後の7文字についてのビットマップ・データを含むバッファ34のアドレスを指示するビットマップ・ポインタを文字タイル33から取り出す(図3参照)。ステップ43ではまた、リスト・パーサ15は、取り出した表示リスト・データを解析し、そこからビットマップ・ポインタおよびパレット・インデックスを抽出する。
【0030】次に、ステップ44で、リスト・パーサ15は、ビットマップ・ポインタをデータ・フェッチャ17に送り、パレット・インデックスをピクセル・レジスタ18に送る。ステップ45で、データ・フェッチャ17は、リスト・パーサ15から供給されるビットマップ・ポインタに基づいて、メモリ・コントローラ16を制御してRAM13からビットマップ・データを取り出す。即ち、メモリ・コントローラ16は、行に表示しようとする各文字を表すビットマップ・データをRAM13から取り出す。
【0031】次に、ステップ46で、データ・フェッチャ17は、取り出したビットマップ・データを個別のピクセル・データとしてピクセル・レジスタ18に送り、ピクセル・レジスタ18は、受け取ったピクセル・データおよびパレット・インデックスをパレット・メモリ19に送って、34文字のクローズド・キャプションを行に表示できるようにする。
【0032】本明細書に述べたように、本発明は、ビデオ・システムでクローズド・キャプションやテレテキスト・データなどの補助情報を処理する方法を提供するが、この方法は有利にも、1行に表示される文字の数を増加させることができる。本明細書では、1行当たりの表示文字数を28から34に増加させる例示的な実施形態について述べたが、本発明の原理を適用して、様々な1行当たりの文字数を有する表示も生成できることは、直観的に認識されるであろう。
【0033】本発明は、表示デバイス付きまたは表示デバイスなしの様々なビデオ・システムに適用可能である。従って、本明細書で使用する「ビデオ・システム」という語句は、様々なタイプのシステムまたは装置を含むものである。これらには、表示デバイスを備えるテレビジョン・セットまたはモニタや、セットトップ・ボックス(STB)、ビデオ・カセット・レコーダ(VCR)、ディジタル多用途ディスク(DVD)プレーヤ、ゲーム機、パーソナル・ビデオ・レコーダ(PVR)または他のビデオ・システムや、表示デバイスを備えない場合のあるシステムまたは装置が含まれるが、これらに限定されない。
【0034】好ましい設計を有するものとして本発明を述べたが、本発明は、本開示の趣旨および範囲の内でさらに変更することもできる。従って、本明細書は、本発明の一般原理を用いた本発明のどんな変形、使用、適合もカバーするものである。さらに本明細書は、本発明の関係する技術分野における周知のまたは慣例の実施に含まれ、且つ本発明の特許請求の範囲に含まれる、本開示からの逸脱もカバーするものとする。
【0035】以下に本発明の実施態様を例示する。
(1)ビデオ信号に含まれる補助情報の表示を可能にする方法であって、(S41)1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す前記補助情報を受信するステップと、(S42)前記受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶するステップと、(S43)コントローラを使用して前記記憶済み表示リスト・データを取り出すステップであって、前記コントローラが、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って前記記憶済み表示リスト・データを取り出すように適合され、前記第2の数が前記第1の数よりも少ないステップと、(S46)ピクセル・データを出力して前記補助情報の前記表示を可能にするステップであって、前記表示が1行当たり前記第1の数の文字を提供するステップとを含む方法。
(2)前記補助情報が、前記ビデオ信号のリアルタイム情報コンポーネントを表す情報を含む、(1)に記載の方法。
(3)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記表示リスト・データが、表示しようとする各文字についてのビットマップ・データを指示するビットマップ・ポインタを含む、(1)に記載の方法。
(4)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが前記ビデオ信号の垂直帰線消去期間の部分中で受信される、(1)に記載の方法。
(5)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが、前記ビデオ信号で表されるディジタル・データの1つまたは複数のパケット中で受信される、(1)に記載の方法。
(6)前記第1の数の文字が34文字を含み、前記第2の数の文字が28文字を含む、(1)に記載の方法。
(7)前記表示リスト・データを記憶する前記ステップが、(S51)前記第1の数の文字のうちの第1部分についての表示リスト・データを記憶するステップと、(S52)バッファのアドレスを指示するポインタを記憶するステップと、(S53)前記第1の数の文字のうちの第2部分についてのビットマップ・データを前記バッファに記憶するステップとを含む、(1)に記載の方法。
(8)前記第1の数の文字のうちの前記第1部分についての前記表示リスト・データが複数の文字タイル(31)中に記憶され、前記ポインタが単一の文字タイル(33)中に記憶される、(7)に記載の方法。
(9)前記複数の文字タイル(31)および前記単一の文字タイル(33)が隣接する、(8)に記載の方法。
(10)1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す補助情報を含むビデオ信号を受信するように動作可能なチューナ(10)と、前記受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶するように動作可能なメモリ(13)と、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って前記記憶済み表示リスト・データを取り出すように動作可能なコントローラ(11)とを備え、前記第2の数が前記第1の数よりも少ないビデオ・システム(100)。
(11)前記コントローラ(11)がさらに、ピクセル・データを出力して前記補助情報の表示を可能にするように動作可能であり、前記表示が1行当たり前記第1の数の文字を提供する、(10)に記載のビデオ・システム(100)。
(12)前記補助情報が、前記ビデオ信号のリアルタイム情報コンポーネントを表す情報を含む、(10)に記載のビデオ・システム(100)。
(13)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記表示リスト・データが、表示しようとする各文字についてのビットマップ・データを指示するビットマップ・ポインタを含む、(10)に記載のビデオ・システム(100)。
(14)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが前記ビデオ信号の垂直帰線消去期間の部分中で受信される、(10)に記載のビデオ・システム(100)。
(15)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが、前記ビデオ信号で表されるディジタル・データの1つまたは複数のパケット中で受信される、(10)に記載のビデオ・システム(100)。
(16)前記第1の数の文字が34文字を含み、前記第2の数の文字が28文字を含む、(10)に記載のビデオ・システム(100)。
(17)前記メモリ(13)が、前記第1の数の文字のうちの第1部分についての表示リスト・データを記憶し、且つ、前記第1の数の文字のうちの第2部分についてのビットマップ・データを含むバッファ(34)のアドレスを指示するポインタを記憶することにより、前記表示リスト・データを記憶するように動作可能である、(10)に記載のビデオ・システム(100)。
(18)前記第1の数の文字のうちの前記第1部分についての前記表示リスト・データが前記メモリ(13)の複数の文字タイル(31)中に記憶され、前記ポインタが前記メモリ(13)の単一の文字タイル(33)中に記憶される、(17)に記載のビデオ・システム(100)。
(19)前記複数の文字タイル(31)および前記単一の文字タイル(33)がメモリ(13)内で隣接する、(18)に記載のビデオ・システム(100)。
(20)ビデオ信号に含まれる補助情報の表示を可能にするためのビデオ・システム(100)であって、1行当たり第1の数の表示しようとする文字を表す前記補助情報を受信する手段(10)と、前記受信した補助情報を表す表示リスト・データを記憶する手段(13)と、1行当たり第2の数の文字を表すフォーマットに従って前記記憶済み表示リスト・データを取り出す手段(11)とを備え、前記第2の数が前記第1の数よりも少ないビデオ・システム(100)。
(21)前記取り出す手段(11)が、ピクセル・データを出力して前記補助情報の表示を可能にし、前記表示が1行当たり前記第1の数の文字を提供する、(20)に記載のビデオ・システム(100)。
(22)前記補助情報が、前記ビデオ信号のリアルタイム情報コンポーネントを表す情報を含む、(20)に記載のビデオ・システム(100)。
(23)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記表示リスト・データが、表示しようとする各文字についてのビットマップ・データを指示するビットマップ・ポインタを含む、(20)に記載のビデオ・システム(100)。
(24)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが前記ビデオ信号の垂直帰線消去期間の部分中で受信される、(20)に記載のビデオ・システム(100)。
(25)前記補助情報がクローズド・キャプション・データを含み、前記クローズド・キャプション・データが、前記ビデオ信号で表されるディジタル・データの1つまたは複数のパケット中で受信される、(20)に記載のビデオ・システム(100)。
(26)前記第1の数の文字が34文字を含み、前記第2の数の文字が28文字を含む、(20)に記載のビデオ・システム(100)。
(27)前記記憶する手段(13)が、前記第1の数の文字のうちの第1部分についての表示リスト・データを記憶し、且つ、前記第1の数の文字のうちの第2部分についてのビットマップ・データを含むバッファ(34)のアドレスを指示するポインタを記憶することにより、前記表示リスト・データを記憶する、(20)に記載のビデオ・システム(100)。
(28)前記第1の数の文字のうちの前記第1部分についての前記表示リスト・データが、前記記憶する手段(13)の複数の文字タイル(31)中に記憶され、前記ポインタが、前記記憶する手段(13)の単一の文字タイル(33)中に記憶される、(27)に記載のビデオ・システム(100)。
(29)前記複数の文字タイル(31)および前記単一の文字タイル(33)が、前記記憶する手段(13)内で隣接する、(28)に記載のビデオ・システム(100)。




 

 


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