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発明の名称 インターネット電話装置及びプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−283653(P2003−283653A)
公開日 平成15年10月3日(2003.10.3)
出願番号 特願2002−88046(P2002−88046)
出願日 平成14年3月27日(2002.3.27)
代理人 【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
【テーマコード(参考)】
5K024
5K051
【Fターム(参考)】
5K024 CC14 GG03 
5K051 BB01 CC02 DD13 GG01 GG16 HH12
発明者 小山田 昌和 / 佐野 和弘 / 三輪 和成
要約 課題
発信者の発信時に複数のIP電話端末への呼出を可能にする。

解決手段
IPネットワーク2に接続され複数の電話端末からなる電話装置において、少なくとも1つの電話端末に、複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号として設定可能なテーブル16Aと、発信者の発信に基づき到来した着信を検出する検出手段と、検出手段により着信が検出されると、テーブルに設定された電話番号に応じた複数の電話端末に呼出を行う呼出手段とを設け、呼出に応答した電話端末と発信者の電話端末との間の回線を接続する。
特許請求の範囲
【請求項1】 IPネットワークに接続され前記IPネットワークを介し通話が可能な複数の電話端末からなるインターネット電話装置において、前記複数の電話端末のうち少なくとも1つは、複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号として設定可能なテーブルと、着信を検出する検出手段と、前記検出手段により着信が検出されると、前記テーブルに設定された電話番号に応じた前記複数の電話端末に呼出を行う呼出手段と、前記呼出に応答した電話端末と発信者の電話端末との間の回線を接続する接続手段とを備えたことを特徴とするインターネット電話装置。
【請求項2】 請求項1において、前記着信を検出した電話端末と前記呼出に応答した電話端末とが異なる場合、前記接続手段は、前記呼出に応答した第1の電話端末の電話番号を前記発信者の電話端末に通知し、かつ前記発信者の電話端末の電話番号を前記第1の電話端末に通知することを特徴とするインターネット電話装置。
【請求項3】 請求項1において、前記着信を検出した電話端末と前記呼出に応答した電話端末とが異なる場合、前記接続手段は、前記呼出に応答した第1の電話端末と前記発信者の電話端末との間の回線を前記着信を検出した第2の電話端末を介して接続することを特徴とするインターネット電話装置。
【請求項4】 請求項1において、前記テーブルに複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号として設定する設定手段を備え、前記設定手段は、前記着信グループに属する任意の電話端末のテーブルにこの着信グループに属する全ての電話端末の電話番号を設定する第1の設定手段と、前記第1の設定手段により設定された電話端末のテーブルの設定内容を前記着信グループに属する電話番号の未設定の電話端末に順次送信してこれらの電話端末のテーブルに順次設定させる第2の設定手段と、前記第2の設定手段により前記着信グループに属する全ての電話端末のテーブルに電話番号が設定された後、新たな電話端末が前記着信グループに追加されると前記新たな電話端末に前記着信グループに属する任意の電話端末のテーブルの設定内容を送信して前記新たな電話端末のテーブルにこの新たな電話端末の電話番号とともに設定させる第3の設定手段と、前記第3の設定手段により設定された前記新たな電話端末のテーブルの内容を入力して前記着信グループに属する電話端末に順次送信しこれらの電話端末のテーブルに順次設定させる第4の設定手段とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
【請求項5】 IPネットワークに接続される複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号としてテーブルに設定する第1のステップと、着信を検出する第2のステップと、前記第2のステップの処理に基づき着信が検出されると、前記テーブルに設定された電話番号に応じた複数の電話端末に呼出を行う第3のステップと、前記第3のステップの処理に基づく呼出に応答した電話端末と発信者の電話端末との間の回線を接続する第4のステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットプロトコル(IP)を利用して通話が可能なインターネット電話装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、IPネットワーク(インターネット)を介して通話することができるIP電話端末が普及してきた。こうしたIP電話端末は、IPネットワークに接続され、利用者が相手番号をダイヤルすると、この相手番号がIPアドレスに変換されてIPネットワークに発信され、IPアドレスに応じた相手IP電話端末に着信が伝達される。これにより、相手IP電話端末の呼出が行われ相手IP電話端末がこの呼出に応答すると、双方のIP電話端末間で通話が開始される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなIP電話システムでは、1つのIP電話端末から1つのIP電話端末に呼出が行えるのみであり、ボタン電話装置やPBXのように発信者が例えばグループの代表電話番号を発信してそのグループに属する複数の子機を同時に呼び出すことができなかった。
【0004】したがって、本発明は、インターネットを介して通話が可能なIP電話システムにおいて、発信者のIP電話端末への発信時に複数のIP電話端末に対する呼出を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決するために本発明は、IPネットワーク(インターネット)に接続されIPネットワークを介し通話が可能な複数の電話端末からなる電話装置において、複数の電話端末の少なくとも1つに、複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号として設定可能なテーブルと、着信を検出する検出手段と、検出手段により着信が検出されると、テーブルに設定された電話番号に応じた複数の電話端末に呼出を行う呼出手段と、呼出に応答した電話端末と発信者の電話端末との間の回線を接続する接続手段と設けたものである。
【0006】この場合、着信を検出した電話端末と、呼出に応答した電話端末とが異なる場合、接続手段は、呼出に応答した第1の電話端末の電話番号を発信者の電話端末に通知し、かつ発信者の電話端末の電話番号を第1の電話端末に通知するものである。また、着信を検出した電話端末と、呼出に応答した電話端末とが異なる場合、接続手段は、呼出に応答した第1の電話端末と発信者の電話端末との間の回線を前記着信を検出した第2の電話端末を介して接続するものである。
【0007】また、テーブルに複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号として設定する設定手段を設け、前記設定手段として、着信グループに属する任意の電話端末のテーブルにこの着信グループに属する全ての電話端末の電話番号を設定する第1の設定手段と、第1の設定手段により設定された電話端末のテーブルの設定内容を電話番号の未設定の同一着信グループの電話端末に順次送信してこれらの電話端末のテーブルに順次設定させる第2の設定手段と、第2の設定手段によりこの着信グループに属する全ての電話端末のテーブルに電話番号が設定された後、新たな電話端末が前記着信グループに追加されると前記新たな電話端末に前記着信グループに属する任意の電話端末のテーブルの設定内容を送信して前記新たな電話端末のテーブルにこの新たな電話端末の電話番号とともに設定させる第3の設定手段と、第3の設定手段により設定された前記新たな電話端末のテーブルの内容を入力して着信グループに属する電話端末に順次送信しこれらの電話端末のテーブルに順次設定させる第4の設定手段とを有する。
【0008】また、本発明は、IPネットワークに接続される複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号としてテーブルに設定する第1のステップと、着信を検出する第2のステップと、第2のステップの処理に基づき着信が検出されると、前記テーブルに設定された電話番号に応じた複数の電話端末に呼出を行う第3のステップと、第3のステップの処理に基づく呼出に応答した電話端末と発信者の電話端末との間の回線を接続する第4のステップとをプログラム化しコンピュータに実行させるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)図1は本発明に係るインターネット電話装置の構成を示すブロック図である。本電話装置は図1に示すように、発信側が用いるIP電話端末1Xと、着信側の電話端末を表すIP電話端末1A〜1Cとから構成され、IP電話端末1XとIP電話端末1A〜1Cとは、IPネットワーク(インターネット)2を介して接続される。また、IPネットワーク2には、電話番号とIPアドレスとの対応を管理するゲートキーパーGKと呼ばれる装置が接続される。ここで、IP電話端末1A〜1Cは後述するように1つの着信グループを構成し、発信者が前記着信グループのうちマスタとなる例えばIP電話端末1Aの電話番号を発信すると、IP電話端末1Aに着信が到来し、この場合、IP電話端末1Aは自端末にその着信を報知するとともに、前記着信グループを構成する他のIP電話端末1B,1Cに対しても呼出を行って着信を報知可能にする。なお、ここで言う電話番号とは相手電話端末を特定するID番号である。
【0010】図2は、IP電話端末1X及びIP電話端末1A〜1Cの構成を示すブロック図である。IP電話端末1X及びIP電話端末1A〜1Cは、同様の構成を有しており、IP電話端末1の全体を制御する制御部11と、スピーカ12と、マイク13と、音声信号及びデータをパケット化するとともに、受信パケットを解凍し復元する機能を有する音声/データ処理部14と、IPネットワーク2とのインタフェースであるIPネットワーク接続部15と、メモリ16と、表示部17と、操作部18とにより構成される。
【0011】図4は、IPネットワーク2に接続された発側電話端末であるIP電話端末1X、着側電話端末であるIP電話端末1A、及びゲートキーパーGKの動作状況を表す図である。
【0012】図2及び図4を参照して本電話装置の動作の概要を説明する。発信者がIP電話端末1Xの操作部18を操作してIP電話端末1Aの電話番号をダイヤルすると、IP電話端末1Xの制御部11によりこのダイヤル操作が検出されて音声/データ処理部14を介しIPネットワーク接続部15に送出される。IPネットワーク接続部15は図4の時点■でその電話番号をIPネットワークを介してゲートキーパーGKに渡し、図4の時点■でその電話番号に対応するIPアドレスを得る。そして得られたIPアドレスを図4の時点■でIPネットワーク2に向けて発信することにより、そのIPアドレスに応じたIP電話端末1Aに着信が伝達される。
【0013】IPネットワーク2から伝達された着信はIP電話端末1AのIPネットワーク接続部15,音声/データ処理部14を介して制御部11に出力される。この場合、IP電話端末1Aの制御部11は、図示しないブザーを着信鳴動させIP電話端末1Aの利用者に着信を報知する。ここで、IP電話端末1Aの利用者が操作部18を用いこの着信に対する応答操作を行うと、この応答操作が制御部11により検出されてIPネットワーク2側に着信応答が伝達されることにより、IP電話端末1AとIP電話端末1Xとの間のIP回線が確立され、IP電話端末1AとIP電話端末1Xとの間で通話が開始される。
【0014】そして、通話中には、IP電話端末1Xのマイク13に入力された発信者の音声信号はIP電話端末1Xにより音声パケットに変換されてIPネットワーク2に送出され、IPネットワーク2内を通ってIP電話端末1Aに達する。IP電話端末1Aはこの音声パケットを受信すると音声信号に復元しスピーカ12から送出させる。一方、IP電話端末1Aのマイク13に入力されたIP電話端末1Aの利用者の音声信号はIP電話端末1Aにより音声パケットに変換されてIPネットワーク2に送出され、IPネットワーク2内を通ってIP電話端末1Xに達する。IP電話端末1Xはその音声パケットを受信すると音声信号に復元しスピーカ12から送出させる。このようにして、発信者とIP電話端末1Aの利用者との間でIPネットワーク2を介した通話を行うことができる。
【0015】なお、IP電話端末1Aに着信が伝達された場合、そのIP電話端末1Aが他のIP電話端末とともに同一着信グループに属しているいる場合は、IP電話端末1Aは前述したようにその着信を、前記着信グループに属する他のIP電話端末にも伝達して呼出を可能にする。
【0016】(第1の実施の形態)図5は、着信が伝達されたときに同一着信グループに属する他のIP電話端末に対して着信の伝達を可能にするグループテーブルの構成を示す図である。このグループテーブル16Aは、第1の実施の形態では、着信グループのマスタとなる例えばIP電話端末1Aのメモリ16内に設けられ、IP電話端末1Aの電話番号(XXX-YYY-ZZZZ)の他に、同一着信グループに属するスレーブ電話端末であるIP電話端末1B,1Cの電話番号(YYY-ZZZ-XXXX,ZZZ-XXX-YYYY)が登録される。
【0017】そして、発側電話端末であるIP電話端末1XからIP電話端末1Aの電話番号が発信され、IP電話端末1Aに着信が伝達されたとき、IP電話端末1Aの制御部11は、前述したように自端末のブザーを着信鳴動して利用者に着信を報知するとともに、グループテーブル16Aの中からスレーブ電話端末であるIP電話端末1Bの電話番号を読み出して発信することにより、IP電話端末1Bに着信を伝達する。さらに、IP電話端末1Aの制御部11は、前記グループテーブル16Aの中からスレーブ電話端末であるIP電話端末1Cの電話番号を読み出して発信することにより、IP電話端末1Cに着信を伝達する。
【0018】このようにして、同一着信グループに属する他のIP電話端末1B,1Cにも着信が伝達されIP電話端末1B,1Cは着信鳴動し呼出を行う。ここで、呼出が行われた例えばIP電話端末1Bの前記呼出に対する応答が検出されると、IP電話端末1Aの制御部11は、発側電話端末であるIP電話端末1Xに対して、応答端末であるIP電話端末1Bの電話番号を通知し、かつ応答端末であるIP電話端末1Bに対して、発側電話端末であるIP電話端末1Xの電話番号を通知する。IP電話端末1XとIP電話端末1Bは、IP電話端末1Aから通知された電話番号を受信すると、IP電話端末1Aに解放完了を通知し、その後、IP電話端末の電話番号を受信したIP電話端末1XとIP電話端末1Xの電話番号を受信したIP電話端末1Bとの間で「呼設定」、「呼設定受付」、「呼出」、「接続」の各メッセージが送受されることにより、IP電話端末1XとIP電話端末1B間でIP回線が確立されて両者が接続され通話が開始される。したがって、同一着信グループに属する他のIP電話端末が海外等に配設されていた場合であってもそのIP電話端末に呼出を行うことができ、そのIP電話端末の呼出への応答により遠距離通話を行うことができる。また、ボタン電話装置やPBXのような大がかりな装置や配線を要することなく複数のIP電話端末を呼び出すことができる。
【0019】図6は、本電話装置の第1の実施の形態の動作を示すシーケンス図である。このシーケンス図に従い本電話装置の要部動作を説明する。IP電話端末1XからマスタとなるIP電話端末1Aの電話番号が発信されると(ステップS1)、前述したようにIP電話端末1Aに着信が伝達される。IP電話端末1Aではその着信を検出すると(ステップS2)、自身の着信鳴動を行い(ステップS3)、かつグループテーブル16Aの電話番号をもとにスレーブ電話端末1B宛に発呼して着信鳴動させる着信鳴動要求を行って(ステップS4)、その電話端末1Bを着信鳴動させ呼出を行わせる(ステップS5)。また、スレーブIP電話端末1Cに対しても着信鳴動要求を行って(ステップS6)、そのIP電話端末1Cを着信鳴動させ呼出を行わせる(ステップS7)。
【0020】このように各IP電話端末1A〜1Cが着信鳴動中に、IP電話端末1Bにおいて利用者の着信応答操作(呼出への応答操作)が検出されると(ステップS8)、IP電話端末1BはIP電話端末1Aに対し着信応答要求を行う(ステップS9)。すると、IP電話端末1Aは、IP電話端末1Xからの着信に応答して、前記応答要求したIP電話端末1Bの電話番号をIP電話端末1Xに通知した(ステップS10)後IP電話端末1Xとの接続を断するとともに、自身の着信鳴動を停止する等の着信停止処理を行う(ステップS11)。また、このとき電話端末1Aは、IP電話端末1Bに着信停止要求を行って(ステップS12)、そのIP電話端末1Bに着信停止処理を行わせる(ステップS13)。また、IP電話端末1Cに対しても着信停止要求を行って(ステップS14)、そのIP電話端末1Cに着信停止処理を行わせる(ステップS15)。さらにIP電話端末1Aは応答要求したIP電話端末1Bと回線接続を行って、着信時に受信しているIP電話端末1Xの電話番号をIP電話端末1Bに通知(ステップS16)した後、IP電話端末1Bとの接続を断する。
【0021】このようにして、発側電話端末であるIP電話端末1Xには着側電話端末であるIP電話端末1Bの電話番号が通知されるとともに、IP電話端末1BにはIP電話端末1Xの電話番号が通知される。IP電話端末1X及びIP電話端末1Bは、IP電話端末1Aから通知された電話番号を受信した後、IP電話端末1A側に解放完了を通知し、その後、IP電話端末1XとIP電話端末1Bとの間で前述した「呼設定」、「呼設定受付」、「呼出」、「接続」の各メッセージが送受されることにより、IP電話端末1XとIP電話端末1B間でIP回線が確立され(ステップS17)、IP電話端末1XとIP電話端末1B間の回線が接続されて両者の間で通話が行われる(ステップS18)。
【0022】また、各IP電話端末1A〜1Cが着信鳴動中に、IP電話端末1Aにおいて利用者の着信応答操作が検出されると(ステップS20)、IP電話端末1Aは、自身の着信停止処理を行い(ステップS21)、さらにIP電話端末1Bに着信停止要求を行って(ステップS22)、そのIP電話端末1Bに着信停止処理を行わせる(ステップS23)。また、IP電話端末1AはIP電話端末1Cに対しても着信停止要求を行って(ステップS24)、そのIP電話端末1Cに着信停止処理を行わせる(ステップS25)。その後、IP電話端末1AはIP電話端末1XとIP回線を確立する処理を行い通話を開始する(ステップS26)。
【0023】(第2の実施の形態)第1の実施の形態では、1つの着信グループの各IP電話端末1A〜1Cのうち、マスタとなるIP電話端末1Aにグループテーブル16Aを設け、発信者がマスタであるIP電話端末1Aの電話番号を発信することにより、その着信グループに属する全てのIP電話端末1A〜1Cを着信鳴動させ呼出できるように構成した。第2の実施の形態では、着信グループ内の全てのIP電話端末1A〜1Cにグループテーブル16Aを設け、発信者が各IP電話端末1A〜1Cの何れの電話番号を発信しても、この着信グループに属する全てのIP電話端末1A〜1Cを着信鳴動させ呼出できるように構成する。
【0024】図7は、第2の実施の形態におけるグループテーブル16Aの設定動作を示すシーケンス図である。最初に例えばIP電話端末1Aのグループテーブル16AにIP電話端末1A〜1Cの電話番号が設定されたとすると(ステップS30)、IP電話端末1Aはこのテーブルの設定内容を、このテーブルに設定されたIP電話端末1Bの電話番号をもとにIP電話端末1Bに送信する(ステップS31)。IP電話端末1Bは送信されてきたテーブル設定内容を受信すると、自身のグループテーブル16Aに設定する(ステップS32)とともに、このテーブル設定内容を、このテーブルに設定されたIP電話端末1Cの電話番号をもとにIP電話端末1Cに送信する(ステップS33)。IP電話端末1Cは送信されてきたテーブル設定内容を受信すると、自身のグループテーブル16Aに設定する(ステップS34)。なお、最初にIP電話端末1Aのグループテーブル16AにIP電話端末1A〜1Cの電話番号が設定されたときに、IP電話端末1Aから順次、IP電話端末1B,1Cにテーブル設定内容を送信してIP電話端末1B,1Cのグループテーブル16Aに設定させるようにしても良い。
【0025】このようにして、各IP電話端末1A〜1Cのグループテーブル16Aには、自身の電話番号の他に、その着信グループに属する他の電話端末の電話番号を設定することができる。この結果、発信者が各IP電話端末1A〜1Cの何れかの電話番号を発信した場合、その発信に基づき着信が伝達された電話端末は自身を着信鳴動するとともに、グループテーブル16Aに設定された電話番号をもとに他の電話端末に着信鳴動要求を行って着信鳴動させることができる。
【0026】ここで、このような着信グループに、新たにIP電話端末1Dを追加する場合は、そのIP電話端末1Dのグループテーブル16AにそのIP電話端末1Dの電話番号とともに前記着信グループのうちの1つの例えばIP電話端末1Cの電話番号を設定する(ステップS40)。すると、IP電話端末1は、自身のグループテーブル16Aに設定されたIP電話端末1Cの電話番号をもとにIP電話端末1Cにテーブル設定内容の取得要求を行う(ステップS41)。すると、IP電話端末1Cは自身のグループテーブル16Aに設定されたテーブル内容をIP電話端末1Dに送信する(ステップS42)。IP電話端末1Dは、送信されてきたテーブルの設定内容を受信すると、この受信設定内容に自身の電話番号を付加したテーブルデータとして自身のグループテーブル16Aに設定し(ステップS43)、さらにこのテーブル設定内容を、自身のグループテーブル16Aに設定されたIP電話端末1Cの電話番号をもとにIP電話端末1Cに送信する(ステップS44)。
【0027】IP電話端末1Cは送信されてきたテーブル設定内容を受信すると、自身のグループテーブル16Aに設定する(ステップS45)とともに、このテーブル設定内容を、このテーブルに設定されたIP電話端末1Bの電話番号をもとにIP電話端末1Bに送信する(ステップS46)。IP電話端末1Bは送信されてきたテーブル設定内容を受信すると、自身のグループテーブル16Aに設定し(ステップS47)、かつこのテーブル設定内容を、このテーブルに設定されたIP電話端末1Aの電話番号をもとにIP電話端末1Aに送信する(ステップS48)。IP電話端末1Aは送信されてきたテーブル設定内容を受信すると、自身のグループテーブル16Aに設定する(ステップS49)。なお、IP電話端末1Cは、IP電話端末1Dからのテーブル設定内容をグループテーブル16Aに設定したときに、このテーブル設定内容を順次、IP電話端末1B,1Aに送信してIP電話端末1B,1Aのグループテーブル16Aに設定させるようにしても良い。
【0028】図8は、本電話装置の第2の実施の形態の動作を示すシーケンス図である。このシーケンス図に従い本電話装置の要部動作を説明する。IP電話端末1XからIP電話端末1Aの電話番号が発信されると(ステップS50)、IP電話端末1Aに着信が伝達される。ここで、最初に着信が伝達されたIP電話端末1Aがマスタとなり、IP電話端末1Aではその着信を検出すると(ステップS51)、自端末の着信鳴動を行い(ステップS52)、かつグループテーブル16Aの電話番号をもとにスレーブIP電話端末1B宛に着信鳴動要求を行って(ステップS53)、そのIP電話端末1Bを着信鳴動させ呼出を行わせる(ステップS54)。また、スレーブIP電話端末1Cに対しても着信鳴動要求を行って(ステップS55)、そのIP電話端末1Cを着信鳴動させ呼出を行わせる(ステップS56)。
【0029】このように各IP電話端末1A〜1Cが着信鳴動中に、IP電話端末1Bにおいて利用者の着信応答操作(呼出への応答操作)が検出されると(ステップS57)、IP電話端末1BはIP電話端末1Aに対し着信応答要求を行う(ステップS58)。すると、IP電話端末1Aは発側電話端末であるIP電話端末1Xからの着信に応答してIP電話端末1Xとの間でIP回線を確立する処理を行う(ステップS59)とともに、自身の着信鳴動を停止する等の着信停止処理を行う(ステップS60)。また、このときIP電話端末1Aは、IP電話端末1Bに着信停止要求を行って(ステップS61)、そのIP電話端末1Bに着信停止処理を行わせる(ステップS62)。また、IP電話端末1Cに対しても着信停止要求を行って(ステップS63)、そのIP電話端末1Cに着信停止処理を行わせる(ステップS64)。さらに、IP電話端末1Aは着側電話端末であるIP電話端末1Bとの間でIP回線を確立する処理を行う(ステップS65)。
【0030】このようにして、IP電話端末1Aは発側電話端末であるIP電話端末1Xとの間でIP回線を確立するとともに、着側電話端末であるIP電話端末1Bとの間でIP回線を確立することにより、IP電話端末1XとIP電話端末1B間はIP電話端末1Aを介して接続される。この場合、IP電話端末1Aは、IP電話端末1Xからの発信者の音声パケットを受信するとこの受信音声パケットをIP電話端末1Bへ送信するとともに、IP電話端末1Bからの音声パケットを受信するとこの受信音声パケットをIP電話端末1Xへ送信する。これにより、IP電話端末1Aを中継した通話が行われる(ステップS66)。
【0031】こうしたIP電話端末1Aを中継したIP電話端末1XとIP電話端末1B間における通話中に、IP電話端末1Xで終話操作が検出されると(ステップS67)、IP電話端末1XはIP電話端末1Aに回線切断要求を行う(ステップS68)。すると、IP電話端末1AはIP電話端末1Xとの間の回線を切断する(ステップS69)とともに、IP電話端末1Bとの間の回線を切断する(ステップS70)。
【0032】また、IP電話端末1Aを中継したIP電話端末1XとIP電話端末1B間における通話中に、IP電話端末1Bで終話操作が検出されると(ステップS80)、IP電話端末1BはIP電話端末1Aに回線切断要求を行う(ステップS81)。すると、IP電話端末1AはIP電話端末1Bとの間の回線を切断する(ステップS82)とともに、IP電話端末1Xとの間の回線を切断する(ステップS83)。
【0033】以上の図6〜図8の各シーケンス図に示す動作を行うIP電話端末1の制御部11には図3に示すように、CPU11Aと、記録媒体11Bとが設けられ、CPU11Aが記録媒体11Bに格納されたプログラムを読み出して実行することにより上記の動作を実現する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、IPネットワークに接続されIPネットワークを介し通話が可能な複数の電話端末からなる電話装置において、複数の電話端末の少なくとも1つに、複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号として設定可能なテーブルと、着信を検出する検出手段と、検出手段により着信が検出されると、テーブルに設定された電話番号に応じた複数の電話端末に呼出を行う呼出手段とを設け、呼出に応答した電話端末と発信者の電話端末との間の回線を接続するようにしたので、発信者の発信時に複数の電話端末への呼出が可能になるとともに、呼出に応答した電話端末と発信者間を接続し通話させることも可能になる。
【0035】ここで、着信を検出した電話端末と、呼出に応答した電話端末とが異なる場合、呼出に応答した第1の電話端末の電話番号を発信者の電話端末に通知し、かつ発信者の電話端末の電話番号を第1の電話端末に通知するように構成したので、簡単に両者を接続して通話を行わせることができる。また、着信を検出した電話端末と、呼出に応答した電話端末とが異なる場合、呼出に応答した第1の電話端末と発信者の電話端末との間の回線を前記着信を検出した第2の電話端末を介して接続するようにしたので、同様に簡単に両者を接続して通話を行わせることができる。
【0036】また、前記テーブルに複数の電話端末の電話番号を1つの着信グループの電話番号として設定する設定手段を設け、この設定手段により、同一着信グループに属する全ての電話端末のテーブルにこの着信グループに属する全ての電話端末の電話番号を設定するようにしたので、発信者はこの着信グループに属する何れかの電話端末の電話番号を発信するだけて、全ての電話端末を呼び出すことが可能になる。




 

 


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