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発明の名称 ボタン電話装置およびプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−283534(P2003−283534A)
公開日 平成15年10月3日(2003.10.3)
出願番号 特願2002−85198(P2002−85198)
出願日 平成14年3月26日(2002.3.26)
代理人 【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
【テーマコード(参考)】
5K024
5K030
5K049
5K051
【Fターム(参考)】
5K024 AA74 BB04 CC04 CC07 DD03 EE01 GG05 
5K030 HA08 HB01 HD06 JA13 JT01 KA05 LB01
5K049 AA15 BB07 BB13 CC11 EE02 FF02 FF12 FF36 GG07
5K051 AA03 BB01 BB02 CC01 CC02 CC04 DD01 DD03 EE01 EE02 FF07 HH17 HH18 HH27 JJ04 KK01
発明者 桜井 裕司 / 嶋川 博之 / 松木 茂之
要約 課題
音声パケットを用いた通話を行う際でも、着信時における利用者への負担を軽減できるようにする。

解決手段
主装置1の記憶部18に設けた着信管理テーブル18Aへ各IP電話端末3に対して着信許可する発側IPアドレスを予め登録しておき、発側電話端末4からの着信メッセージに応じて、主装置1の着信判定手段17Aで、その着信メッセージから取得した発側IPアドレスが着信管理テーブル18Aに登録されていかるか判断し、対応する着信先が登録されている場合には、その着信先電話機を呼び出す。
特許請求の範囲
【請求項1】 IPネットワークに接続される主装置と、この主装置に接続される複数のIP電話端末とからなり、前記主装置で前記IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置において、前記主装置は、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報と前記IP電話端末とを対応付けて管理する着信管理テーブルと、この着信管理テーブルを参照して前記IPネットワークからの着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定する着信判定手段とを備えることを特徴とするボタン電話装置。
【請求項2】 請求項1記載のボタン電話装置において、前記主装置は、前記着信管理テーブルで、前記着側IPアドレスとは別個に着信先を指定する識別情報として前記着信メッセージに含まれているサブアドレスを、前記IP電話端末と対応付けて管理し、前記着信判定手段は、前記着信管理テーブルを参照することにより、前記着信メッセージに含まれるサブアドレスに対応したIP電話端末を着信先として判定することを特徴とするボタン電話装置。
【請求項3】 IPネットワークに接続される主装置と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなり、前記主装置で前記IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置において、前記主装置は、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報と前記IP電話端末とを対応付けて管理する着信管理テーブルと、前記IP電話端末での前記IPネットワークからの着信メッセージの受信に応じて、当該IP電話端末から送信された着信判定要求に基づき前記着信管理テーブルを参照し、前記着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定し、前記着信先に当該IP電話端末が含まれる場合には、着信許可を当該IP電話端末へ通知し、前記着信先に当該IP電話端末が含まれない場合には、着信拒否を当該IP電話端末へ通知する着信判定手段とを備えることを特徴とするボタン電話装置。
【請求項4】 IPネットワークに接続される主装置と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなり、前記主装置で前記IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置で用いられるIP電話端末において、前記着信メッセージの受信に応じて前記主装置へ着信判定を要求し、これに応じた前記主装置からの判定結果に基づき当該着信メッセージに応じた呼び出しまたは着信拒否を行う端末制御部を備えることを特徴とするIP電話端末。
【請求項5】 IPネットワークに接続される主装置と、この主装置に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話装置のうち、前記主装置に設けられたコンピュータで実行されて、前記IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を前記主装置に行わせるためのプログラムであって、前記コンピュータに、前記主装置に設けられた着信管理テーブルで、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報と前記IP電話端末とを対応付けて管理するステップと、前記IPネットワークからの着信メッセージに応じて着信管理テーブルを参照し、前記着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定するステップとを実行させるためのプログラム。
【請求項6】 請求項5記載のプログラムにおいて、前記着信管理テーブルで、前記着側IPアドレスとは別個に着信先を指定する識別情報として前記着信メッセージに含まれているサブアドレスを、前記IP電話端末と対応付けて管理するステップと、前記着信管理テーブルを参照することにより、前記着信メッセージに含まれるサブアドレスに対応したIP電話端末を着信先として判定するステップとを実行させるためのプログラム。
【請求項7】 IPネットワークに接続される主装置と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話装置のうち、前記主装置に設けられたコンピュータで実行されて、前記IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を前記主装置に行わせるためのプログラムであって、前記コンピュータに、前記主装置に設けられた着信管理テーブルで、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報と前記IP電話端末とを対応付けて管理するステップと、前記IP電話端末での前記着信メッセージの受信に応じて当該IP電話端末から送信された着信判定要求に基づき前記着信先の判定を行い、前記着信先が当該IP電話端末の場合には、着信許可を当該IP電話端末へ通知し、前記着信先が当該IP電話端末でない場合には、着信拒否を当該IP電話端末へ通知するステップとを実行させるためのプログラム。
【請求項8】 IPネットワークに接続される主装置と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話装置のうち、前記IP電話端末に設けられたコンピュータで実行されて、前記IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を前記IP電話端末で行わせるためのプログラムであって、前記コンピュータに、前記IPネットワークからの着信メッセージの受信に応じて前記主装置へ着信判定を要求するステップと、これに応じた前記主装置からの判定結果に基づき当該着信メッセージに応じた呼び出しまたは着信拒否を行うステップとを実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電話装置、IP電話端末およびプログラムに関し、特に音声パケットを用いた通話を形成するボタン電話装置、IP電話端末およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどのIPネットワークを介して音声パケットを送受信することにより通話を形成するボタン電話装置では、内線伝送路を介して個別にデータ伝送する一般的なボタン電話機のほかに、データ通信路を介してパケット通信するIP電話端末を主装置に収容する構成もある。この場合、主装置および各IP電話端末は、それぞれ固有のIPアドレスを有しており、そのIPアドレスを用いてパケット通信を行うことにより、呼制御や通話を実現している。また、パケット通信網を用いたこの種のオーディオ・ビジュアル通信のプロトコルについては、例えばITU−TのH.323システムなどで規定されており、上記ボタン電話装置でもこの規定に準拠している。
【0003】従来、このようなボタン電話装置では、電話網での代表番号に相当するIPネットワーク側のグローバルIPアドレスとして代表IPアドレスを設定しておき、その代表IPアドレスへの着信を主装置で検出し、各IP電話端末の呼び出しを行うものとなっている。そして、その呼び出しにいずれかのIP電話端末が応答した場合、そのIP電話端末と発信側との間でやり取りする音声パケットを主装置で中継することにより、応答したIP電話端末と発信側との間で音声パケット通話を形成するものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のボタン電話装置では、音声パケット通話では利用者による電話交換作業に依存した呼制御を行っているため、着信時における利用者への負担を軽減できないという問題点があった。例えば、電話網を用いたボタン電話装置では、代表電話番号とは異なる直通電話番号を持つ電話回線を収容し、その電話番号への着信については特定のボタン電話機を呼び出すダイヤルインサービスなどを提供している。しかし、上記のボタン電話装置では、利用者による電話交換作業に依存しているため、代表のIP電話端末や各IP電話端末で電話交換作業を行う必要があり、ボタン電話装置を利用する利用者への負担となる。本発明はこのような課題を解決するためのものであり、音声パケットを用いた通話を行う際でも、着信時における利用者への負担を軽減できるボタン電話装置、IP電話端末およびプログラムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明にかかるボタン電話装置は、IPネットワークに接続される主装置と、この主装置に接続される複数のIP電話端末とからなり、主装置でIPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置において、主装置に、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報とIP電話端末とを対応付けて管理する着信管理テーブルと、この着信管理テーブルを参照してIPネットワークからの着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定する着信判定手段とを設けたものである。
【0006】このとき、主装置で、着信管理テーブルで、着側IPアドレスとは別個に着信先を指定する識別情報として着信メッセージに含まれているサブアドレスを、IP電話端末と対応付けて管理し、着信判定手段では、着信管理テーブルを参照することにより、着信メッセージに含まれるサブアドレスに対応したIP電話端末を着信先として判定するようにしてもよい。
【0007】また、本発明にかかる他のボタン電話装置は、IPネットワークに接続される主装置と、IPネットワークに対して主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなり、主装置でIPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置において、主装置に、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報とIP電話端末とを対応付けて管理する着信管理テーブルと、IP電話端末でのIPネットワークからの着信メッセージの受信に応じて、当該IP電話端末から送信された着信判定要求に基づき着信管理テーブルを参照し、着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定し、着信先に当該IP電話端末が含まれる場合には、着信許可を当該IP電話端末へ通知し、着信先に当該IP電話端末が含まれない場合には、着信拒否を当該IP電話端末へ通知する着信判定手段とを設けたものである。
【0008】また、本発明にかかるIP電話端末は、IPネットワークに接続される主装置と、IPネットワークに対して主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなり、主装置でIPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置で用いられるIP電話端末において、着信メッセージの受信に応じて主装置へ着信判定を要求し、これに応じた主装置からの判定結果に基づき当該着信メッセージに応じた呼び出しまたは着信拒否を行う端末制御部を設けたものである。
【0009】また、本発明にかかるプログラムは、IPネットワークに接続される主装置と、この主装置に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話装置のうち、主装置に設けられたコンピュータで実行されて、IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を主装置に行わせるためのプログラムであって、コンピュータに、主装置に設けられた着信管理テーブルで、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報とIP電話端末とを対応付けて管理するステップと、IPネットワークからの着信メッセージに応じて着信管理テーブルを参照し、着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定するステップとを実行させるようにしたものである。
【0010】このとき、着信管理テーブルで、着側IPアドレスとは別個に着信先を指定する識別情報として着信メッセージに含まれているサブアドレスを、IP電話端末と対応付けて管理するステップと、着信管理テーブルを参照することにより、着信メッセージに含まれるサブアドレスに対応したIP電話端末を着信先として判定するステップとを実行させるようにしてもよい。
【0011】また、本発明にかかる他のプログラムは、IPネットワークに接続される主装置と、IPネットワークに対して主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話装置のうち、主装置に設けられたコンピュータで実行されて、IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御を主装置に行わせるためのプログラムであって、コンピュータに、主装置に設けられた着信管理テーブルで、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報とIP電話端末とを対応付けて管理するステップと、IP電話端末での着信メッセージの受信に応じて当該IP電話端末から送信された着信判定要求に基づき着信先の判定を行い、着信先が当該IP電話端末の場合には、着信許可を当該IP電話端末へ通知し、着信先が当該IP電話端末でない場合には、着信拒否を当該IP電話端末へ通知するステップとを実行させるようにしたものである。
【0012】また、本発明にかかる他のプログラムは、IPネットワークに接続される主装置と、IPネットワークに対して主装置と並列的に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話装置のうち、IP電話端末に設けられたコンピュータで実行されて、IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制御をIP電話端末で行わせるためのプログラムであって、コンピュータに、IPネットワークからの着信メッセージの受信に応じて主装置へ着信判定を要求するステップと、これに応じた主装置からの判定結果に基づき当該着信メッセージに応じた呼び出しまたは着信拒否を行うステップとを実行させるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にかかるボタン電話装置の構成を示すブロック図である。このボタン電話装置は、主装置1、ボタン電話機2およびIP電話端末3から構成されている。主装置1には、電話網接続部11、IPネットワーク接続部12、IP電話端末接続部13、ボタン電話機接続部14、スイッチ15、データ/音声変換部16、制御部17および記憶部18が設けられている。
【0014】電話網接続部11は、公衆電話網などの電話網5Aからの電話回線10Aを終端制御する回路部である。IPネットワーク接続部12は、インターネットなどのIPネットワーク5Bからの通信回線10Bを終端制御する回路部である。IP電話端末接続部13は、LANなどのデータ通信路30を介してIP電話端末3を接続する回路部である。ボタン電話機接続部14は、内線伝送路20を介してボタン電話機2を接続する回路部である。スイッチ15は電話網接続部11側のパスとボタン電話機接続部14側のパスとを交換接続する回路部である。データ/音声変換部16は、IPネットワーク接続部12側の音声パケットとスイッチ15側の音声データとを相互変換する回路部である。
【0015】制御部17は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなるコンピュータ(ハードウェア資源)を有し、所定のプログラムを実行することにより主装置1の各部を制御する機能部である。記憶部18は着信判定処理に用いる着信管理テーブル18Aのほか、制御部17の制御に用いる各種データを記憶する回路部である。制御部17には、IPネットワーク5B側からの着信に応じて着信管理テーブル18Aを参照し着信可否および着信先を判定する着信判定手段17Aと、通話相手を着信可の発信元として着信管理テーブル18Aへ登録するテーブル登録手段17Bとが設けられている。これら機能手段は、上記ハードウェア資源とプログラムとを協働させることにより実現されている。
【0016】記録媒体19は、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体であり、着信判定手段17Aやテーブル登録手段17Bを含む制御部17での各種処理を実現するプログラムが記録されている。この記録媒体19に記録されているプログラムは、ボタン電話装置の設置後の初期動作時やメンテナンス時など必要に応じて主装置1で読み込まれて記憶部18へ格納され、制御部17での各種処理を実現する。
【0017】電話網5Aから電話回線10Aを介して着信があった場合、制御部17では、電話網接続部11を介してその着信を検出する。そして、ボタン電話機接続部14から内線伝送路20を介してデータ伝送を行うことによりボタン電話機2を呼び出し、ボタン電話機2での応答に応じてスイッチ15を制御して電話網接続部11とボタン電話機接続部14とのパスを接続する。これにより、発信側と応答ボタン電話機2との間で通話が開始される。
【0018】一方、IPネットワーク5Bから通信回線10Bを介して着信があった場合、制御部17では、IPネットワーク接続部12を介して着信メッセージを受け取る。そして、IP電話端末接続部13からデータ通信路30を介してパケット通信を行うことによりIP電話端末3を呼び出し、IP電話端末3での応答に応じてIPネットワーク接続部12とIP電話端末接続部13とのパスを接続する。これにより、発信側と応答IP電話端末3との間で通話が開始される。
【0019】なお、ボタン電話機2がIPネットワーク5Bを介して通話を行う際、IPネットワーク5B側からの音声パケットは、IPネットワーク接続部12を介してデータ/音声変換部16に入力されて音声データへ変換される。そして、その音声データがスイッチ15およびボタン電話機接続部14を介してボタン電話機2Aへ送信される。また、ボタン電話機2からの音声データは、ボタン電話機接続部14およびスイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、IPネットワーク接続部12からIPネットワーク5B側へ送信される。
【0020】これに対して、IP電話端末3が電話網5Aを介して通話を行う際、電話網5Aからの音声信号(音声データ)は、電話網接続部11から音声データとして出力され、スイッチ15を介してデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そして、その音声パケットがIP電話端末接続部13を介してIP電話端末3へ送信される。また、IP電話端末3からの音声パケットは、データ/音声変換部16へ入力されて音声データへ変換される。そして、スイッチ15を介して電話網接続部11へ入力され、音声信号(音声データ)として電話網5A側へ出力される。
【0021】図2はIP電話端末の構成を示すブロック図である。このIP電話端末3には、データ通信部31、音声処理部32、端末制御部33、表示部34、操作部35、および記憶部36が設けられている。データ通信部31は、データ通信路30を介して主装置1とパケット通信を行う回路部である。音声処理部32は、データ通信部31でやり取りする音声パケットと音声信号とを相互に変換したり、着信音などの各種信号音を出力する回路部である。端末制御部33は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、所定のプログラムを読み込んで各部を制御する。
【0022】表示部34は、LCDやLEDを用いて各種情報を表示する回路部である。操作部35はダイヤルキーや各種機能キーを用いて利用者の操作を検出する回路部である。記憶部36は端末制御部33で実行するプログラムやその処理に必要な各種情報を記憶する回路部である。なお、IP電話端末3としては、通話専用の電話機器であってもよく、通話機能を備えたパソコンなどの情報通信端末であってもよい。また、ボタン電話機2については、データ通信部31に代えて主装置1と内線伝送を行うデータ伝送部を有しているほかは、図2のIP電話端末3と同様の構成をなしており、ここでの詳細な説明は省略する。
【0023】以上では、電話網5Aを用いた通話を行うための構成として、電話網接続部11、スイッチ15、データ/音声変換部16、ボタン電話機接続部14、およびボタン電話機2を設けた場合を例として説明したが、IPネットワーク5Bを用いた音声パケット通話に関する本発明では、上記の各構成は必須ではなく、これら構成を持たない構成であってもよい。また、本発明は、IPネットワーク5Bからの着信メッセージに対する着信制御に関するものであり、IP電話端末3としては2つ以上すなわち複数備えていればよい。
【0024】次に、図3〜図5を参照して、本実施の形態にかかるボタン電話装置の着信動作について説明する。図3は着信管理テーブルの構成例である。図4は着信判定手段での着信判定処理を示すフローチャートである。図5はテーブル登録手段でのテーブル登録処理を示すフローチャートである。以下では、ボタン電話装置が事務所に配置されており、複数のボタン電話機2およびIP電話端末3が各部署および個人ごとに設けられているものとする。図3の着信管理テーブル17Aでは、各部署および個人に設けられている電話機のIPアドレスおよび内線番号が管理されており、これら着信先に対応して着信許可された発側IPアドレスが対応付けられている。ここでは、IP電話端末3についても内線制御のための内線番号が付与されている。
【0025】例えば、営業部には代表番号としてIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.ZZZ.10/内線10」が付与されており、この着信先へ着信許可されている発側電話端末として発側IPアドレス「AAA.BBB.CCC.1」ほかの電話端末が対応付けられている。また、開発部に属する個人「桜井裕司」にはIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.ZZZ.21/内線21」が付与されており、この着信先へ着信許可されている発側電話端末として発側IPアドレス「AAA.BBB.EEE.1」の電話端末が対応付けられている。
【0026】なお、開発部に属する個人「嶋川博之」には内線番号「内線22」が付与されており、この着信先へ着信許可されている発側電話端末として発側IPアドレス「AAA.BBB.FFF.2」の電話端末が対応付けられている。この場合、データ/音声変換部16を介して「内線22」のボタン電話機2がIPネットワーク5Bを介して発側IPアドレス「AAA.BBB.XXX.1」の電話端末と接続される。また、代表受付にはIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.ZZZ.90/内線90」が付与されており、いずれのIP電話端末およびボタン電話機にも着信許可されていない電話端末が対応付けられている。
【0027】主装置1には、IPネットワーク5B側のIPアドレスすなわちグローバルIPアドレスとして、予め1つ以上のIPアドレスが付与されており、IPネットワーク接続部12では、これらグローバルIPアドレスについて終端制御し、これらグローバルIPアドレスを宛先とするパケットの内容を監視している。なお、データ通信路30を介してパケット通信を行う各IP電話端末3には、内部(LAN側)IPアドレスが付与されており、着信管理テーブル18Aにおいて着信先情報として用いられる。この際、内部IPアドレスについては、上記グローバルIPアドレスをそのまま用いるようにしてもよい。主装置1の制御部17では、IPネットワーク接続部12を介して上記グローバルIPアドレス宛のパケットから着信メッセージを取得した場合、着信判定手段17Aを用いて図4の着信判定処理を実行する。
【0028】着信判定手段17Aでは、その着信メッセージから発側電話端末4のIPアドレスを取得し(ステップ100)、記憶部18の着信管理テーブル18Aを参照し(ステップ101)、その発側IPアドレスの登録有無を確認する(ステップ102)。ここで、その発側IPアドレスが登録されている場合は(ステップ102:YES)、当該発側電話端末に対して着信許可と判断する。そして、対応する着信先電話機のIPアドレスまたは内線番号を着信管理テーブル18Aから取得し(ステップ103)、着信先電話機の呼び出しを行って(ステップ104)、一連の着信判定処理を終了する。
【0029】この際、着信先としてIPアドレスが設定されている場合には、制御部17からIP電話端末接続部13を介してそのIPアドレスに対応するIP電話端末3が呼び出される。また、着信先として内線番号のみが登録されている場合には、制御部17からボタン電話機接続部14を介してその内線番号に対応するボタン電話機2が呼び出される。一方、ステップ102において、当該発側IPアドレスの登録がない場合は(ステップ102:NO)、例外処理として、対応付けのない場合の着信先電話機として着信管理テーブル18Aに登録されている「代表受付」のIP電話端末を呼び出し(ステップ105)、一連の着信判定処理を終了する。
【0030】このように、本実施の形態によれば、着信管理テーブル18Aで各IP電話端末に対して着信許可する発側IPアドレスを予め登録しておき、着信メッセージから取得した発側IPアドレスが着信管理テーブル18Aに登録されている場合には、対応する着信先電話機を呼び出すようにしたので、従来のように代表のIP電話端末や各IP電話端末で電話交換作業を行う必要がなくなり、着信時における利用者への負担を軽減でき、使い勝手のよいボタン電話装置を提供できる。なお、対応付けのない場合の着信先電話機を着信管理テーブル18Aに登録していない場合は、その着信を拒否するようにしてもよい。これにより、部外者からの着信を拒否することができ、セキュリティを向上させることができる。
【0031】また、代表受付で応答した通話については、受付担当者との会話により相手先が所望する担当者の電話端末へ転送される。その際、転送先の利用者が、今後当該相手先からの着信を許可する場合、その利用者が相手先との通話中に所定の登録操作を行うことにより、当該相手先を着信管理テーブル18Aへ登録するようにしてもよい。制御部17は、IP電話機接続部13を介して上記登録操作を検出し、テーブル登録手段17Bを用いて図5のテーブル登録処理を実行する。
【0032】テーブル登録手段17Bでは、まず、通話相手の発側IPアドレスを取得するとともに(ステップ110)、その登録要求に含まれる要求元電話端末3のIPアドレスを取得する(ステップ111)。そして、これらを対応付けて記憶部18の着信管理テーブル18Aへ登録し(ステップ112)、一連のテーブル登録処理を終了する。なお、着信先電話機がボタン電話機2の場合も同様であり、発側IPアドレスと当該ボタン電話機2の内線番号とが対応付けられて着信管理テーブル18Aへ登録される。このように、通話中における登録操作に応じて、その通話相手の発側IPアドレスを着信管理テーブル18Aへ登録するようにしたので、管理者が主装置1の設定を行うことなく、迅速かつ容易に着信許可を登録できる。
【0033】次に、図6を参照して、本実施の形態にかかるボタン電話装置の着信動作について説明する。図6は本実施の形態にかかるボタン電話装置の着信動作例を示すシーケンス図である。ここでは、主装置1に2つのIP電話端末3A,3Bが接続されているものとする。発側電話端末4からIPネットワーク5Bを介して主装置1に着信メッセージが届いた場合(ステップ200)、主装置1では着信判定手段17Aにより着信管理テーブル18Aを参照して着信判定を行う(ステップ201)。ここで、発側電話端末4のIPアドレスにIP電話端末3Aが対応付けられている場合は、そのIP電話端末3Aを呼び出す(ステップ202)。
【0034】これに応じて、IP電話端末3Aで着信音が送出され、その後、利用者により応答操作が行われた場合には(ステップ203)、主装置1から発側電話端末4へ応答メッセージが送信される(ステップ204)。これにより、発側電話端末4とIP電話端末3Aとの間で、音声パケットを用いた通話が開始される(ステップ205)。その後、相手先から音声により転送要求があり、利用者によりIP電話端末3Aで転送操作が行われた場合(ステップ211)、主装置1では、発側電話端末4を保留状態として保留音を送出し(ステップ212)、転送先のIP電話端末3Bを呼び出す(ステップ213)。
【0035】これによりIP電話端末3Bから着信音が送出され、その後、利用者により応答操作が行われた場合には(ステップ214)、主装置1は発側電話端末4の保留を解除してIP電話端末3Bと接続する(ステップ215)。これにより、発側電話端末4とIP電話端末3Bとの間で、音声パケットを用いた通話が開始される(ステップ216)。また、IP電話端末3Bの利用者が通話相手先の着信を許可する場合は、その通話中にIP電話端末3Bで登録操作を行う(ステップ217)。これに応じて、主装置1は、発側電話端末4のIPアドレスとIP電話端末3BのIPアドレスとを対応付けて着信管理テーブル18Aへ登録する(ステップ218)。
【0036】したがって、この登録以降に同一発側電話端末4から着信があった場合には(ステップ230)、主装置1での着信判定により(ステップ231)、IP電話端末3Bが呼び出されることになる(ステップ232)。そして、利用者により応答操作が行われた場合には(ステップ233)、主装置1から発側電話端末4へ応答メッセージが送信される(ステップ234)。これにより、発側電話端末4とIP電話端末3Bとの間で、音声パケットを用いた通話が開始される(ステップ235)。
【0037】次に、図7を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるボタン電話装置について説明する。図7は着信管理テーブルの他の構成例である。前述した第1の実施の形態では、着信管理テーブル18Aとして、発側IPアドレスと着信先電話機とを対応付けて登録したものを用い、着信メッセージに含まれている発側IPアドレスに基づき着信判定を行う場合を例として説明した。本実施の形態では、図7に示すように、予め主装置1に付与されている各グローバルIPアドレスと着信先電話機とを対応付けて着信管理テーブル18Aへ登録しておき、着信メッセージに含まれる着側IPアドレスに対応する着信先電話機を呼び出す場合について説明する。
【0038】図7では、着側IPアドレス「XXX.YYY.WWW.10」に対して、営業部の代表番号であるIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.ZZZ.10/内線10」が対応付けられている。また、着側IPアドレス「XXX.YYY.WWW.101」に対して、開発部の個人「桜井裕司」のIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.XXX.21/内線21」が対応付けられている。
【0039】なお、開発部に属する個人「嶋川博之」には内線番号「内線22」のボタン電話機が配置されており、この着信先に対して着側IPアドレス「XXX.YYY.WWW.102」が対応付けられている。また、代表受付にはIPアドレス/内線番号が「XXX.YYY.ZZZ.90/内線90」が付与されており、この着信先に対して着側IPアドレス「XXX.YYY.WWW.90」が対応付けられている。
【0040】これにより、発側の利用者がいずれかの着側IPアドレスを指定して発信することにより、その着信メッセージの着側IPアドレスと対応する着信先電話機が、着信管理テーブル18Aに基づき主装置1の着信判定手段17Aで選択されて呼び出されることになる。したがって、従来のように代表のIP電話端末や各IP電話端末で電話交換作業を行う必要がなくなり、ボタン電話装置を利用する利用者への負担を軽減でき、使い勝手のよいボタン電話装置を提供できる。
【0041】次に、図8および図9を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるボタン電話装置について説明する。図8はパケットの構成例である。図9は着信管理テーブルの他の構成例である。前述した第1の実施の形態では、着信管理テーブル18Aとして、発側IPアドレスと着信先電話機とを対応付けて登録したものを用い、着信メッセージに含まれている発側IPアドレスに基づき着信判定を行う場合を例として説明した。本実施の形態では、図8に示すように、着側IPアドレスとは別個に着信先を指定するサブアドレスと着信先電話機とを対応付けて着信管理テーブル18Aへ登録しておき、着信メッセージに含まれるサブアドレスに対応する着信先電話機を呼び出す場合について説明する。
【0042】音声パケット通話に用いるパケットは、図8に示すように、発側IPアドレスや着側IPアドレスからなるIPヘッダ41、送受信ポートやパケット順序情報などからなるTCPヘッダ42、所望のデータを格納するTCPデータ43、パケット内容のチェック情報からなるCRC44の、各フィールドから構成されている。このTCPデータ43の一部にサブアドレス45を格納すれば、主装置1に接続されている各IP電話端末3さらにはボタン電話機2を個別に指定できる。
【0043】この際、着信管理サーバ18Aは、図9に示すように、サブアドレスと着信先電話機とが対応付けて登録される。ここでは、サブアドレス「10」に対して、営業部の代表番号であるIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.ZZZ.10/内線10」が対応付けられている。また、サブアドレス「101」に対して、開発部の個人「桜井裕司」のIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.XXX.21/内線21」が対応付けられている。
【0044】なお、開発部に属する個人「嶋川博之」には内線番号「内線22」のボタン電話機が配置されており、この着信先に対してサブアドレス「102」が対応付けられている。また、代表受付にはIPアドレス/内線番号が「XXX.YYY.ZZZ.90/内線90」が付与されており、この着信先に対してサブアドレス「90」が対応付けられている。
【0045】これにより、発側電話端末4でいずれかのサブアドレスを指定して発信することにより、その着信メッセージのサブアドレスと対応する着信先電話機が、着信管理テーブル18Aに基づき主装置1の着信判定手段17Aで選択されて呼び出されることになる。したがって、従来のように代表のIP電話端末や各IP電話端末で電話交換作業を行う必要がなくなり、ボタン電話装置を利用する利用者への負担を軽減でき、使い勝手のよいボタン電話装置を提供できる。
【0046】次に、図10を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかるボタン電話装置について説明する。前述した第1〜第3の実施の形態では、図1に示すように、IP電話端末3がデータ通信路30を介して主装置1のIP電話端末接続部13に接続されている場合について説明した。本実施の形態では、各IP電話端末3が主装置1のIPネットワーク接続部12と並列して、IPネットワーク5Bの通信回線10Bへ接続されている場合について説明する。なお、本実施の形態の主装置1では、IP電話端末接続部13が省かれているほかは、図1の主装置と同じ構成である。また、IP電話端末3についても図2と同じ構成である。
【0047】このようなボタン電話装置の構成では、各IP電話端末3が個々にグローバルIPアドレスを持つため、従来のような利用者による電話交換作業に依存する場合は、これら個々のグローバルIPアドレスへの着信について、主装置1で管理できずIP電話端末3で電話交換作業する必要があり、着信時において利用者への負担となるという問題点があった。また、これらIP電話端末3では、部外者からの着信へ直接応答することになり、セキュリティが低いという問題点もあった。本実施の形態では、このような個々のグローバルIPアドレスへの着信の際には、そのIP電話端末3から主装置1へ着信可否の判定要求を行い、その判定結果に応じてIP電話端末3で着信処理を行うようにしている。
【0048】以下では、着信管理テーブル18として、前述した図3の構成を持つ場合を前提として説明する。主装置1の制御部17では、IP電話端末3からの着信可否の判定要求をIPネットワーク接続部12を介して受け取った場合、着信判定手段17Aを用いて図11の着信判定処理を実行する。まず、受け取った判定要求から発側アドレスを取得し(ステップ150)、記憶部18の着信管理テーブル18Aを参照し(ステップ151)、その発側IPアドレスの登録を確認する(ステップ152)。
【0049】ここで、その発側IPアドレスに対する着信先に要求元IP電話端末3が含まれている場合は(ステップ152:YES)、当該発側電話端末4について着信許可と判断し、着信許可を要求元IP電話端末3へ通知し(ステップ153)、一連の着信判定処理を終了する。また、当該発側IPアドレスに対する着信先に要求元IP電話端末3が含まれていない場合は(ステップ152:NO)、当該発側電話端末に対して着信不可と判断し、着信不可を要求元IP電話端末3へ通知し(ステップ154)、一連の着信判定処理を終了する。
【0050】一方、IP電話端末3の端末制御部33では、データ通信部31を介した着信メッセージの受信に応じて、図12の着信検出処理を実行する。まず、受信した着信メッセージから発側IPアドレスを取得し、その発側IPアドレスを含む着信可否判定要求を主装置1へ送信する(ステップ160)。その後、主装置1からの判定結果をデータ通信部31を介して受信し(ステップ161:YES)、その判定結果が着信許可を示す場合は(ステップ162:YES)、音声処理部32から着信音を送出して着信を利用者へ報知し(ステップ163)、一連の着信検出処理を終了する。また、判定結果が着信不可を示す場合は(ステップ162:NO)、着信音を送出せずに切断メッセージをデータ通信部31から発側へ送信して着信を拒否し(ステップ164)、一連の着信検出処理を終了する。
【0051】このように、主装置1と並列してIPネットワーク5Bに接続されたIP電話端末のグローバルIPアドレスへの着信の際には、そのIP電話端末3から主装置1へ着信可否の判定要求を行い、その判定結果に応じてIP電話端末3で着信制御を行うようにしたので、従来のように各IP電話端末で電話交換作業を行う必要がなくなり、着信時における利用者への負担を軽減でき、使い勝手のよいボタン電話装置を提供できる。また、各IP電話端末への着信についても主装置1で管理でき、部外者からの着信を拒否することが可能となり、セキュリティを向上できる。
【0052】なお、以上では、着信管理テーブル18Aとして、図3を用いた場合を例として説明したが、前述の図7(第2の実施の形態)や図9(第3の実施の形態)で述べた着信管理テーブルを用いて、着側IPアドレスやサブアドレスに基づき着信可否を判定するようにしてもよい。
【0053】次に、図13を参照して、本実施の形態にかかるボタン電話装置の着信動作について説明する。図13は本実施の形態にかかるボタン電話装置の着信動作例を示すシーケンス図である。ここでは、主装置1と並列して2つのIP電話端末3A,3Bが接続されているものとする。発側電話端末4からIPネットワーク5Bを介してIP電話端末3Aに着信メッセージが届いた場合(ステップ250)、IP電話端末3Aでは主装置1へ判定要求を行う(ステップ251)。これに応じて主装置1では、着信判定手段17Aにより着信管理テーブル18Aを参照して着信判定を行う(ステップ252)。ここで、発側電話端末4のIPアドレスに要求元IP電話端末3Aが対応付けられている場合は、そのIP電話端末3Aへ着信許可が通知される(ステップ253)。
【0054】IP電話端末3Aでは、主装置1からの判定結果が着信許可を示すことから、着信音を送出して呼び出しを行い(ステップ254)、利用者による応答操作に応じて発側電話端末4へ応答メッセージを送出する。これにより、発側電話端末4とIP電話端末3Aとの間で、音声パケットを用いた通話が開始される(ステップ256)。また、主装置1からの判定結果が着信不可を示す場合は(ステップ260)、発側電話端末4へ切断メッセージを送出する(ステップ261)。これにより、着信が拒否されることになる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、主装置の着信管理テーブルで、着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報とIP電話端末とを対応付けて管理し、この着信管理テーブルを参照してIPネットワークからの着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定するようにしたので、従来のように代表のIP電話端末や各IP電話端末で電話交換作業を行う必要がなくなり、着信時における利用者への負担を軽減でき、使い勝手のよいボタン電話装置を提供できる。




 

 


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