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発明の名称 インターネット電話装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−258996(P2003−258996A)
公開日 平成15年9月12日(2003.9.12)
出願番号 特願2002−50849(P2002−50849)
出願日 平成14年2月27日(2002.2.27)
代理人 【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
【テーマコード(参考)】
5K030
5K037
5K051
【Fターム(参考)】
5K030 GA05 HB01 HC01 JT01 KA19 LA07 
5K037 AA12 AB01 AB02 CA04 CB03
5K051 AA05 BB01 CC00 DD03 DD13 EE02 EE04 HH16 HH26 JJ05
発明者 杉山 綾
要約 課題
主装置の記憶部の圧縮保留音データを保留時にIP電話端末に送信し保留音として再生させるシステムにおいて、記憶部の記憶容量を低減する。

解決手段
IP電話端末10A1,10B1の保留時に、各主装置50A,50Bは、それぞれ自身の記憶部51に格納されている保留音データの圧縮率を表す音声符号化則の情報をIP電話端末10A1,10B1に通知し変更させた後、自身の記憶部51の圧縮保留音データをIP電話端末10A1,10B1に送り、IP電話端末10A1,10B1によりその圧縮保留音データを、自身が通知した音声符号化則に応じた伸張率で伸張させ、さらにこの伸張された保留音データをD/A変換させアナログ保留音信号として再生させる。この結果、主装置50A,50Bの記憶部には複数の圧縮保留音データの格納が不要になる。
特許請求の範囲
【請求項1】 インターネットに接続された第1及び第2の主装置と、前記第1及び第2の主装置にそれぞれ収容された第1及び第2の電話端末とからなり、第1及び第2の電話端末は、入力したアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、変換したデジタル音声信号を圧縮して、この圧縮音声信号をパケット信号として自身が収容される主装置を介しインターネットに送信する一方、自身が接続される主装置を介しインターネット側から受信したパケット信号を圧縮音声信号に復元し、復元した圧縮音声信号をデジタル音声信号に伸張し、伸張されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するインターネット電話装置において、前記第1及び第2の電話端末は、音声信号の圧縮及び伸張則として複数の音声符号化則を有する音声符号化手段と、通話中に保留操作を検出すると自身が収容される主装置に保留コマンドを送信するとともに前記アナログ音声信号の入力を停止する手段とを有し、前記第1及び第2の主装置は、前記複数の音声符号化則のうち何れか1つの音声符号化則に基づいて圧縮された圧縮保留音データを格納する記憶部と、自身に収容される通話中の電話端末である通話端末からの保留コマンドを受信すると、前記通話端末の音声符号化則を自身の記憶部に格納されている圧縮保留音データに応じた音声符号化則に変更させた後、前記通話端末に自身の記憶部の圧縮保留音データを送信し、前記変更させた音声符号化則に基づいてデジタル保留音信号に伸張させる第1の制御手段とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
【請求項2】 請求項1において、前記第1及び第2の主装置は、前記通話端末からの保留コマンドを受信すると、前記保留コマンドを前記インターネットを介し前記通話端末と通話中の相手端末を収容した主装置に送信する第2の制御手段と、前記第2の制御手段により送信された保留コマンドを受信すると、前記相手端末の音声符号化則を自身の記憶部に格納されている圧縮保留音データに応じた音声符号化則に変更させ、かつ前記相手端末へのアナログ音声信号の入力を停止させた後、前記相手端末に自身の記憶部の圧縮保留音データを送信して前記変更させた音声符号化則に基づきデジタル保留音信号に伸張させる第3の制御手段とを有することを特徴とするインターネット電話装置。
【請求項3】 請求項2において、前記第1及び第2の電話端末は、保留中に保留解除操作を検出すると自身が収容される主装置に保留解除コマンドを送信するとともに前記アナログ音声信号の入力停止を解除する手段を有し、前記第1及び第2の主装置は、自身に収容される保留中の電話端末である保留端末からの保留解除コマンドを受信すると、前記保留端末の音声符号化則を通話時の音声符号化に変更させるとともに、前記保留解除コマンドを前記インターネットを介し前記相手端末を収容した主装置へ送信し、前記相手端末の音声符号化則を通話時の音声符号化に変更させ、かつ前記相手端末へのアナログ音声信号の入力停止を解除させる手段を有することを特徴とするインターネット電話装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットプロトコル(IP)を利用して通話が可能なインターネット電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のインターネット電話装置の構成を示すブロック図である。このインターネット電話装置は、図4に示すように、それぞれがマイク1,スピーカ2及びキーボード3を有するIP電話端末30A1,30B1,・・・を収容した主装置70Aと、同様にそれぞれがマイク1,スピーカ2及びキーボード3を有するIP電話端末30B1,30B2,・・・を収容した主装置70BとがIPネットワーク(インターネット)100を介して接続される構成となっている。
【0003】このようなインターネット電話装置では、主装置70Aに収容された例えばIP電話端末30A1が、主装置70Bに収容されたIP電話端末30B1と通話を開始する場合、主装置70Aは通話に先立ち自装置に収容されているIP電話端末30A1の音声符号化則(音声符号化方式)の情報を相手側主装置70Bに通知し、主装置70Bに収容されているIP電話端末30B1の音声符号化則を変更させる。
【0004】ここで、通話が開始されると、IP電話端末30A1ではマイク1から入力されたアナログ音声をA/D変換し、前記音声符号化則にしたがった圧縮率で圧縮した後パケット化して主装置70A,IPネットワーク100及び主装置70Bを介してIP電話端末30B1に送信する。IP電話端末30B1では、受信した音声データパケットを分解処理して変更された音声符号化則に対応した伸張率で伸張し、さらにD/A変換を行ってアナログ音声を再生しスピーカ2から送出する。一方、IP電話端末30B1においてもマイク1から入力されたアナログ音声をA/D変換し、変更された前記音声符号化則にしたがった圧縮率で圧縮した後パケット化して主装置70B,IPネットワーク100及び主装置70Aを介してIP電話端末30A1に送信する。IP電話端末30A1では、受信した音声データパケットを分解処理して前記音声符号化則に対応した伸張率で伸張し、さらにD/A変換を行ってアナログ音声を再生しスピーカ2から送出する。このように、IP電話端末30A1,30B1は、通話中には互いに共通の音声符号化則にしたがって音声データの圧縮と伸張が行われる。
【0005】こうしたIP電話端末30A1及び30B1の通話中に、例えばIP電話端末30A1が保留操作を行うと、主装置70Aはこれを検出して通話時の音声符号化則と同じ例えばG.729則の圧縮率で圧縮された圧縮保留音データ(G.729)を記憶部71から取りだしてIP電話端末30A1に送信する。IP電話端末30A1はその圧縮保留音データ(G.729)を前記音声符号化則であるG.729則に対応した伸張率で伸張し、さらにD/A変換を行ってスピーカ2から保留音として送出する。
【0006】また、このとき主装置70Aは、保留の旨をIPネットワーク100を介して主装置70Bに通知する。すると、主装置70Bでは、同様に通話時の音声符号化則と同じ圧縮率の圧縮保留音データ(G.729)を記憶部71から取りだしてIP電話端末30B1に送信し、IP電話端末30B1にその圧縮保留音データ(G.729)を前記音声符号化則に対応した伸張率で伸張させ、さらにD/A変換を行わせてスピーカ2から保留音として送出させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、IP電話端末30A1、30A2及び主装置70Aからなるシステムと、IP電話端末30B1、30B2及び主装置70Bからなるシステムとでは、保留時には同一の音声符号化則で圧縮された圧縮保留音データを用いて保留音を送出するようにしている。このため、主装置70側では様々な圧縮保留音データを持つ相手システムに対応できるように、記憶部71に、図4に示すような、全ての音声符号化則に対応した圧縮保留音データ(G.711),(G.723.1),(G.728),(G.729)を格納しておく必要があり、記憶部71の記憶容量が増大し装置を経済的に構成できないという課題があった。
【0008】したがって、本発明は、IP電話端末の保留時には主装置の記憶部に予め格納した圧縮保留音データをIP電話端末に送信し保留音として再生させるインターネット電話装置において、主装置の記憶部の記憶容量を低減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決するために本発明は、IPネットワーク(インターネット)に接続された第1及び第2の主装置と、第1及び第2の主装置にそれぞれ収容された第1及び第2の電話端末とからなり、第1及び第2の電話端末は、入力したアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、変換したデジタル音声信号を圧縮して、この圧縮音声信号をパケット信号として自身が収容される主装置を介しIPネットワークに送信する一方、自身が接続される主装置を介しIPネットワーク側から受信したパケット信号を圧縮音声信号に復元し、復元した圧縮音声信号をデジタル音声信号に伸張し、伸張されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するインターネット電話装置において、第1及び第2の電話端末に、音声信号の圧縮及び伸張方式として複数の音声符号化則を有する音声符号化手段と、通話中に保留操作を検出すると自身が収容される主装置に保留コマンドを送信するとともにアナログ音声信号の入力を停止する手段とを設け、かつ第1及び第2の主装置に、複数の音声符号化則のうち何れか1つの音声符号化則に基づいて圧縮された圧縮保留音データを格納する記憶部と、自身に収容される通話端末からの保留コマンドを受信すると、通話端末の音声符号化則を自身の記憶部に格納されている圧縮保留音データに応じた音声符号化則に変更させた後、通話端末に自身の記憶部の圧縮保留音データを送信し、変更させた音声符号化則に基づいてデジタル保留音信号に伸張させる第1の制御手段とを設けたものである。
【0010】この場合、第1及び第2の主装置に、通話端末からの保留コマンドを受信するとこの保留コマンドをIPネットワークを介し通話端末と通話中の相手端末を収容した主装置に送信する第2の制御手段と、第2の制御手段により送信された保留コマンドを受信すると、相手端末の音声符号化則を自身の記憶部に格納されている圧縮保留音データに応じた音声符号化則に変更させ、かつ相手端末へのアナログ音声信号の入力を停止させた後、相手端末に自身の記憶部の圧縮保留音データを送信して、変更させた音声符号化則に基づきデジタル保留音信号に伸張させる第3の制御手段とを設けたものである。
【0011】また、第1及び第2の電話端末に、保留中に保留解除操作を検出すると自身が収容される主装置に保留解除コマンドを送信するとともにアナログ音声信号の入力停止を解除する手段を設け、第1及び第2の主装置は、自身に収容される保留端末からの保留解除コマンドを受信すると、この保留端末の音声符号化則を通話時の音声符号化に変更させるとともに、保留解除コマンドをIPネットワークを介し相手端末を収容した主装置へ送信し、相手端末の音声符号化則を通話時の音声符号化に変更させ、かつ相手端末へのアナログ音声信号の入力停止を解除させるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインターネット電話装置の構成を示すブロック図である。このインターネット電話装置は、図1に示すように、それぞれがマイク1,スピーカ2及びキーボード3を有するIP電話端末10A1,10A2と、IP電話端末10A1,10A2を収容した主装置50Aと、それぞれがマイク1,スピーカ2及びキーボード3を有するIP電話端末10B1,10B2と、IP電話端末10B1,10B2を収容した主装置50Bとからなり、主装置50Aと主装置50BとはIPネットワーク(インターネット)100を介して接続されている。
【0013】主装置50Aの記憶部51には、各IP電話端末10A1,10A2の保留時に各IP電話端末10A1,10A2から保留音を送出させるためのG.729則の圧縮率で圧縮された圧縮保留音データ(G.729)が格納されている。また、主装置50Bの記憶部51には、各IP電話端末10B1,10B2の保留時に各IP電話端末10B1,10B2から保留音を送出させるためのG.711則の圧縮率で圧縮された圧縮保留音データ(G.711)が格納されている。
【0014】ここで、主装置50Aに収容された例えばIP電話端末10A1が、主装置50Bに収容されたIP電話端末10B1と通話を開始する場合、主装置50Aは通話に先立ち自装置に収容されているIP電話端末10A1、10B1の音声符号化則(音声符号化方式)であるG.729則の情報を相手側主装置50Bに通知し、IP電話端末10B1の音声符号化則をG.729則に変更させる。
【0015】ここで、通話が開始されると、IP電話端末10A1ではマイク1から入力されたアナログ音声をA/D変換し、前記G.729則にしたがって圧縮した後パケット化して主装置50A,IPネットワーク100及び主装置50Bを介してIP電話端末10B1に送信する。IP電話端末10B1では、受信した音声データパケットを組み立てて前記G.729則に対応した伸張率で伸張し、さらにD/A変換を行ってアナログ音声を再生しスピーカ2から送出する。一方、IP電話端末10B1においてもマイク1から入力されたアナログ音声をA/D変換し、同様にG.729則にしたがって圧縮した後パケット化して主装置50B,IPネットワーク100及び主装置50Aを介してIP電話端末10A1に送信する。IP電話端末10A1では、受信した音声データパケットを組み立てて前記G.729則に対応した伸張率で伸張し、さらにD/A変換を行ってアナログ音声を再生しスピーカ2から送出する。このように、IP電話端末10A1,10B1は、通話中には互いに共通のG.729則で音声データの圧縮及び伸張を行う。
【0016】こうしたIP電話端末10A1及び10B1の相互通話中に、例えばIP電話端末10A1が保留操作を行うと、主装置50Aはこれを検出して、記憶部51に格納されている圧縮保留音データに対応する音声符号化則、即ち通話時と同様のG.729則をIP電話端末10A1に通知した後、記憶部51の圧縮保留音データ(G.729)をIP電話端末10A1に送信する。この場合、IP電話端末10A1はその圧縮保留音データ(G.729)を、通知されている前記G.729則に対応した伸張率で伸張しさらにD/A変換を行ってスピーカ2から保留音として送出する。
【0017】また、このとき主装置50Aは、保留コマンドをIPネットワーク100を介して主装置50Bに通知する。すると、主装置50Bでは、自身の記憶部51に格納されている圧縮保留音データに対応する音声符号化則、即ち通話時とは異なるG.711則をIP電話端末10B1に通知しG.711則に変更させた後、記憶部51の圧縮保留音データ(G.711)をIP電話端末10B1に送信する。IP電話端末10B1はその圧縮保留音データ(G.711)を、主装置50Bから通知され変更されている前記G.711則に対応した伸張率で伸張し、さらにD/A変換を行ってスピーカ2から保留音として送出する。
【0018】このように、IP電話端末10A1,10B1の保留時には、各主装置50A,50Bは、それぞれ自身の記憶部51に格納されている圧縮保留音データの音声符号化則の情報をIP電話端末10A1,10B1に通知した後、記憶部51の圧縮保留音データをIP電話端末10A1,10B1に送って保留音として再生させるようにしたものである。この結果、各主装置50A,50Bではそれぞれ1つの圧縮保留音データを記憶部51に記憶しておくだけで良く、記憶部51を小容量かつ安価に構成できる。
【0019】こうしたIP電話端末10A1及び10B1の保留中にIP電話端末10A1が保留解除操作を行うと、主装置50Aはこれを検出してIP電話端末10A1に対し通話時と同様の音声符号化則の情報(G.729則の情報)を通知するとともに、主装置50Bに保留解除コマンドを通知する。主装置50Bではこの保留解除コマンドを受信すると、IP電話端末10B1に対し、通話時の音声符号化則に切り替えるように指示する。これにより、通話が再開された時にはIP電話端末10A1,10B1では、共通のG.729則で音声データの圧縮及び伸張が行われる。
【0020】図2は、IP電話端末10の詳細な構成を示すブロック図である。IP電話端末10には、図2に示すように、保留コマンド送受信手段11A及び保留解除コマンド送受信手段11Bを有する制御部11と、通信制御部12と、主装置インタフェース部13と、マイク1からの音声を入力する音声入力部14と、音声の入力・非入力を行う入力オン・オフ部15と、音声信号をA/D変換するA/D変換部16と、A/D変換された音声データを、主装置50側から通知された音声符号化則にしたがって圧縮し符号化する音声符号化部17と、音声符号化部17からの音声データまたは制御部11からの保留コマンド(または保留解除コマンド)をパケット化し主装置50側へ送るパケット化部18とが設けられている。
【0021】またIP電話端末10には、以上の他に、主装置インタフェース部13及び通信制御部12を介する主装置50からのパケット化されたデータを受信すると、その受信パケットを処理するパケット処理部19と、パケット処理部19からの音声データを入力して音声符号化則に対応した伸張率で伸張し復号化する音声復号化部20と、音声復号化部20により復号化された音声データをD/A変換するD/A変換部21と、D/A変換部21により変換されたアナログ音声をスピーカ2から送出させる音声出力部22とが設けられている。
【0022】図3は、主装置50の詳細な構成を示すブロック図である。主装置50には、図3に示すように、圧縮保留音データを格納した前述の記憶部51が設けられているとともに、保留コマンド送受信手段52A及び保留解除コマンド送受信手段52Bを有する制御部52と、IP電話端末10とのインタフェースである端末インタフェース部53と、通信制御部54,55と、IPネットワーク100とのインターフェースであるネットワークインタフェース部56とが設けられている。
【0023】また、主装置50には、以上の各部の他に、端末インタフェース部53及び通信制御部54を介しIP電話端末10からのパケットを受信すると、その受信パケットを処理するパケット処理部57と、制御部52内の保留コマンド送受信手段52Aからの保留コマンド(または保留解除コマンド送受信手段52Bからの保留解除コマンド)をパケット化しIPネットワーク100側へ送るパケット化部58と、ネットワークインタフェース部56及び通信制御部55を介するIPネットワーク100側からのパケット化されたデータを受信すると、この受信パケットを処理するパケット処理部59と、記憶部51の圧縮保留音データ及び保留コマンド送受信手段52Aからの保留コマンド(または保留解除コマンド送受信手段52Bからの保留解除コマンド)の何れかの出力の切り替えを行う出力切替部60と、出力切替部60からの圧縮保留音データ及び保留コマンド(または保留解除コマンド)の一方を入力してパケット化しIP電話端末10側へ送るパケット化部61とが設けられている。
【0024】次に図1〜図3のブロック図を用いて本インターネット電話装置の動作をさらに詳細に説明する。主装置50Aに収容された例えばIP電話端末10A1が、主装置50Bに収容されたIP電話端末10B1と通話を開始する場合、主装置50Aは通話に先立ち自装置の各IP電話端末10A1、10B1に共通する音声符号化則であるG.729則の情報を相手側主装置50Bに通知することより、このG.729則の情報を主装置50BからIP電話端末10B1に送信させ、IP電話端末10B1の音声符号化部17及び音声復号化部20の音声符号化則をG.729則に変更させる。
【0025】ここで、通話が開始されると、IP電話端末10A1では、マイク1から入力され、音声入力部14及び入力オン・オフ部15を介するアナログ音声をA/D変換部16によりA/D変換するとともに、A/D変換された音声データを音声符号化部17が前記G.729則にしたがって圧縮符号化し、さらにパケット化部18によりパケット化する。通信制御部12は、このパケット化された音声データを主装置インタフェース部13を介して主装置50Aに送信する。
【0026】主装置50Aでは、IP電話端末10A1からのパケット化された音声データを端末インタフェース部53を介して通信制御部54が受信すると、そのパケット化された音声データの宛先を解析して通信制御部55へ送る。通信制御部55は、このパケット化された音声データをネットワークインタフェース部56及びIPネットワーク100を介して主装置50Bに送る。
【0027】主装置50Bでは、主装置50Aからのパケット化された音声データをネットワークインタフェース部56を介して通信制御部55が受信すると、そのパケット化された音声データの宛先を解析して通信制御部54に送る。通信制御部54は、このパケット化された音声データを端末インタフェース部53を介してIP電話端末10B1に送る。
【0028】IP電話端末10B1では、主装置50Bからのパケット化された音声データを主装置インタフェース部13及び通信制御部12を介して受信すると、パケット処理部19によりそのパケット化された音声データの分解処理を行い、さらに音声復号化部20でその音声データを変更された前記G.729則に対応した伸張率で伸張した後、D/A変換部21によりD/A変換を行ってアナログ音声として再生し、音声出力部22を介しスピーカ2から送出する。また、このときIP電話端末10B1のマイク1から入力されたアナログ音声も同様に変更されたG.729則にしたがって圧縮符号化されてパケット化され主装置50B、IPネットワーク100及び主装置50Aを介してIP電話端末10A1に送られる。そしてIP電話端末10A1において同様に前記G.729則に対応した伸張率で伸張された後、D/A変換部21によりD/A変換されアナログ音声として、音声出力部22を介しスピーカ2から送出される。このように、IP電話端末10A1,10B2では、通話中には互いに共通のG.729則で音声データの圧縮と伸張が行われる。
【0029】こうしたIP電話端末10A1及び10B1の相互通話中に、例えばIP電話端末10A1のキーボード3による保留操作が行われると、IP電話端末10A1の制御部11はこれを検出して入力オン・オフ部15を制御することによりマイク1側からの音声の入力を停止するとともに、保留コマンド送受信手段11Aに保留コマンドを出力させる。この保留コマンドはパケット化部18によりパケット化され、通信制御部12により主装置インタフェース部13を介し主装置50Aに送信される。
【0030】このパケット化された保留コマンドは、主装置50Aのパケット処理部57により分解され、保留コマンド送受信手段52Aにより保留コマンドとして受信される。保留コマンド送受信手段52Aが保留コマンドを受信すると、制御部52は出力切替部60の切替を行い、かつ記憶部51に格納されている保留音データの音声符号化則の情報、すなわちこの場合は通話時と同様のG.729則の情報を出力切替部60を介してパケット化部61に送ることによりこの情報をパケットデータとしてIP電話端末10A1に送信させ、IP電話端末10A1に認識させる。
【0031】主装置50Aの制御部52は、続いて出力切替部60の切替を行い、かつ記憶部51を制御して記憶部51の圧縮保留音データ(G.729)を出力切替部60を介してパケット化部61に送ることによりパケットデータとしてIP電話端末10A1に送信させる。IP電話端末10A1は、このパケットデータを受信すると、パケット処理部19によりそのパケット化された圧縮保留音データ(G.729)の分解処理を行い、さらにそのデータを音声復号化部20で前記G.729則に対応した伸張率で伸張した後、D/A変換部21によりD/A変換を行ってアナログ音声として再生し、音声出力部22を介しスピーカ2から送出する。
【0032】また、主装置50Aの制御部52は、IP電話端末10A1から受信した保留コマンドをパケット化部58に送ってパケット化させ、通信制御部55によりこのパケット化された保留コマンドをネットワークインタフェース部56及びIPネットワーク100を介して主装置50Bへ送信させる。主装置50Bではそのパケット化された保留コマンドを受信すると、パケット処理部59により分解処理され、保留コマンド送受信手段52Aにより保留コマンドとして受信される。この場合、主装置50Bの制御部52は、出力切替部60の切替を行い、かつ記憶部51に格納されている保留音データの音声符号化則の情報、すなわち通話時と異なるG.711則の情報を出力切替部60を介してパケット化部61に送ることにより、パケットデータとしてIP電話端末10B1に送信させ、IP電話端末10B1の音声復号化部20の音声符号化則をG.711則に変更させる。また、このときIP電話端末10B1の制御部11に入力オン・オフ部15を制御させることによりマイク1側からの音声の入力を停止させる。
【0033】主装置50Bの制御部52は、IP電話端末10B1にG.711則の情報を送信した後、出力切替部60の切替を行い、かつ記憶部51を制御して記憶部51の圧縮保留音データ(G.711)を出力切替部60を介してパケット化部61に送ることによりパケットデータとしてIP電話端末10A1に送信させる。IP電話端末10A1は、このパケットデータを信すると、パケット処理部19によりそのパケット化された圧縮保留音データ(G.711)を分解処理し、さらにその圧縮保留音データを音声復号化部20で変更された前記G.711則に対応した伸張率で伸張する。そして、D/A変換部21によりD/A変換を行ってアナログ音声として再生し、音声出力部22を介しスピーカ2から送出する。
【0034】このように、IP電話端末10A1,10B1の保留時には、主装置50Aでは、自身の記憶部51に格納されている圧縮保留音データの音声符号化則、すなわちG.729則の情報をIP電話端末10A1に通知した後、記憶部51の圧縮保留音データ(G.729)をIP電話端末10A1に送って保留音として再生させる。一方、主装置50Bでは、自身の記憶部51に格納されている圧縮保留音データの音声符号化則、すなわちG.711則の情報をIP電話端末10B1に通知した後、記憶部51の圧縮保留音データ(G.711)をIP電話端末10B1に送って保留音として再生させる。
【0035】こうしたIP電話端末10A1及び10B1の保留中に例えばIP電話端末10A1のキーボード3による保留解除操作が行われると、IP電話端末10A1の制御部11はこれを検出して、保留解除コマンド送受信手段11Bに保留解除コマンドを出力させる。この保留解除コマンドはパケット化部18によりパケット化され、通信制御部12により主装置インタフェース部13を介し主装置50Aに送信される。
【0036】IP電話端末10A1から送信されたパケット化された保留解除コマンドは、主装置50Aのパケット処理部57により分解処理され、保留解除コマンドとして保留解除コマンド送受信手段52Bにより受信される。保留解除コマンド送受信手段52Bが保留解除コマンドを受信すると、主装置50Aの制御部52は出力切替部60の切替を行い、保留時と同様のG.729則の情報を出力切替部60を介してパケット化部61に送ることによりパケットデータとしてIP電話端末10A1に送信させ、IP電話端末10A1に認識させる。
【0037】また、主装置50Aの制御部52は、IP電話端末10A1にG.729則の情報を送信した後、IP電話端末10A1から受信した保留解除コマンドをパケット化部58に送ってパケット化させ、ネットワークインタフェース部56及びIPネットワーク100を介して主装置50Bへ送信させる。
【0038】主装置50Bではそのパケット化された保留解除コマンドを受信すると、パケット処理部59により分解処理され、保留解除コマンド送受信手段52Bにより保留解除コマンドとして受信される。この場合、主装置50Bの制御部52は、出力切替部60の切替を行って、保留時とは異なるG.729則の情報を出力切替部60を介してパケット化部61に送ることによりパケットデータとしてIP電話端末10B1に送信させ、IP電話端末10B1の音声復号化部20の音声符号化則をG.729に変更させた後、出力切替部60の切替を元に戻す。IP電話端末10B1では保留解除コマンドを受信し音声復号化部20の音声符号化則をG.729に変更した後、制御部11が入力オン・オフ部15を制御しマイク1側からの音声入力の停止を解除させる。一方、保留解除コマンドを送信したIP電話端末10A1側では、例えば保留解除コマンドを送信した時点から図示しないタイマを起動し、IP電話端末10B1側のこうした保留解除のタイミングを前記タイマにより計時する。そして、その保留解除タイミングになると、制御部11が同様に入力オン・オフ部15を制御し、マイク1側からの音声入力の停止を解除する。このようにしてIP電話端末10A1,10B1では保留が解除され、通話が再開される。そして、通話の再開時には、IP電話端末10A1,10B1では、共通のG.729則で音声データの圧縮及び伸張が行われる。
【0039】本実施の形態では各主装置50A,50Bの記憶部51に圧縮保留音データを格納し、IP電話端末10A1,10B1の保留時にその圧縮保留音データを送信してIP電話端末10A1,10B1に伸張させるようにしたが、圧縮保留音データの他に、アラーム音データ、音声ガイダンスデータ、及び応答メッセージデータをそれぞれ圧縮して記憶部51に記憶し、必要に応じて各IP電話端末に送信してそれぞれ伸張させ、アラーム音、音声ガイダンス及び応答メッセージとして再生させるようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、IPネットワークに接続された第1及び第2の主装置と、第1及び第2の主装置にそれぞれ収容された第1及び第2の電話端末とからなるシステムにおいて、第1及び第2の電話端末に、音声の圧縮及び伸張則として複数の音声符号化則を有する音声符号化手段と、通話中に保留操作を検出すると自身が収容される主装置に保留コマンドを送信するとともにアナログ音声信号の入力を停止する手段を設け、かつ第1及び第2の主装置に、複数の音声符号化則のうち何れか1つの音声符号化則に基づいて圧縮された圧縮保留音データを格納する記憶部を設け、主装置は、自身に収容される通話端末からの保留コマンドを受信すると、通話端末の音声符号化則を自身の記憶部に格納されている圧縮保留音データに応じた音声符号化則に変更させた後、通話端末に自身の記憶部の圧縮保留音データを送信し、変更させた音声符号化則に基づいてデジタル保留音信号に伸張させるようにしたので、各主装置ではそれぞれ1つの圧縮保留音データを記憶部に格納するだけで良く、したがって記憶部を小容量のもので構成でき、これによりシステムを安価に構成できる。
【0041】また、通話端末からの保留コマンドをIPネットワークを介し通話端末と通話中の相手端末を収容した主装置に送信する一方、前記相手端末を収容した主装置では、前記保留コマンドを受信すると相手端末の音声符号化則を自身の記憶部に格納されている圧縮保留音データに応じた音声符号化則に変更させ、かつ相手端末へのアナログ音声信号の入力を停止させた後、相手端末に自身の記憶部の圧縮保留音データを送信して、変更させた音声符号化則に基づきデジタル保留音信号に伸張させるようにしたので、同様に各主装置ではそれぞれ1つの圧縮保留音データを記憶部に格納するだけで良く、記憶部の小容量化が可能になる。
【0042】また、第1及び第2の電話端末に、保留中に保留解除操作を検出すると自身が収容される主装置に保留解除コマンドを送信するとともにアナログ音声信号の入力停止を解除する手段を設け、第1及び第2の主装置は、自身に収容される保留端末からの保留解除コマンドを受信すると、この保留端末の音声符号化則を通話時の音声符号化に変更させるとともに、保留解除コマンドをIPネットワークを介し相手端末を収容した主装置へ送信し、相手端末の音声符号化則を通話時の音声符号化に変更させ、かつ相手端末へのアナログ音声信号の入力停止を解除させるようにしたので、保留解除後の通話再開時には、第1及び第2の電話端末では共通の音声符号化則でデジタル音声信号の圧縮及び伸張を行うことができる。




 

 


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