米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 株式会社田村電機製作所

発明の名称 回線制御装置および方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−204402(P2003−204402A)
公開日 平成15年7月18日(2003.7.18)
出願番号 特願2002−2122(P2002−2122)
出願日 平成14年1月9日(2002.1.9)
代理人 【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
【テーマコード(参考)】
5K101
【Fターム(参考)】
5K101 LL03 MM06 PP06 QQ08 QQ12 QQ13 
発明者 深川 圭介 / 名取 貴之 / 小野塚 勝彦
要約 課題
通信効率を大幅に低下させることなく空きBチャネルのないデータ通信中のISDN回線への着信へ対応できるようにする。

解決手段
空きBチャネルのないデータ通信中のISDN回線11へ着信があった場合、回線制御装置1の制御部15では、当該ISDN回線11でデータ通信に用いているBチャネルを解放して、他のISDN回線11の空きBチャネルでデータ通信を新たな確立し、解放したBチャネルを用いて着信応答後の通話を確立する。また、データ通信を開始する際、回線制御装置1の制御部15では、両Bチャネルともデータ通信に使用されていないISDN回線の空きBチャネルを用いてデータ通信を確立する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、前記ISDN回線の各Bチャネルを用いた前記電話機による通話や前記情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御装置において、当該ISDN回線の2つのBチャネルの両方が使用されており、かつそのいずれか一方のBチャネルがデータ通信に用いられているISDN回線へ着信があった場合は、そのISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立する制御部を備えることを特徴とする回線制御装置。
【請求項2】 請求項1記載の回線制御装置において、前記制御部は、前記着信に応じて、直ちに、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立することを特徴とする回線制御装置。
【請求項3】 請求項1記載の回線制御装置において、前記制御部は、前記着信に応じて前記電話機の呼び出しを開始し、その応答に応じて、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立することを特徴とする回線制御装置。
【請求項4】 請求項2記載の回線制御装置において、前記制御部は、前記新たなデータ通信を確立した後、前記着信を通知するための前記電話機への呼び出しを開始することを特徴とする回線制御装置。
【請求項5】 複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、前記ISDN回線の各Bチャネルを用いた前記電話機による通話や前記情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御装置において、新たなデータ通信を開始する際、当該ISDN回線の2つのBチャネルがいずれもデータ通信に用いられていないISDN回線の空きBチャネルを用いてデータ通信を確立する制御部を備えることを特徴とする回線制御装置。
【請求項6】 複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、前記ISDN回線の各Bチャネルを用いた前記電話機による通話や前記情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御装置の回線制御方法において、当該ISDN回線の2つのBチャネルの両方が使用されており、かつそのいずれか一方のBチャネルがデータ通信に用いられているISDN回線へ着信があった場合は、そのISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立することを特徴とする回線制御方法。
【請求項7】 請求項6記載の回線制御方法において、前記着信に応じて、直ちに、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立することを特徴とする回線制御方法。
【請求項8】 請求項6記載の回線制御方法において、前記着信に応じて前記電話機の呼び出しを開始し、その応答に応じて、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立することを特徴とする回線制御方法。
【請求項9】 請求項7記載の回線制御方法において、前記新たなデータ通信を確立した後、前記着信を通知するための前記電話機への呼び出しを開始することを特徴とする回線制御方法。
【請求項10】 複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、前記ISDN回線の各Bチャネルを用いた前記電話機による通話や前記情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御方法において、新たなデータ通信を開始する際、当該ISDN回線の2つのBチャネルがいずれもデータ通信に用いられていないISDN回線の空きBチャネルを用いてデータ通信を確立することを特徴とする回線制御方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線制御装置および方法に関し、特に複数のISDN回線のBチャネルを用いて通話やデータ通信を行う回線制御装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットやISDN回線の普及に応じて、ターミナルアダプタやルータ、あるいはこれら装置と同様の機能を有するボタン電話装置などの回線制御装置が一般家庭でも使用されつつある。この種の回線制御装置は、ISDN回線と電話機および情報通信端末との間に接続され、電話機および情報通信端末とISDN回線の2つのチャネルとを個別に交換接続する機能を有している。このような回線制御装置では、ISDN回線の2つのBチャネルを有効に利用するため、BOD(Bandwidth On Demand)とよばれる機能を有するものがある。このBODとは、パソコンなどの情報通信端末がデータ通信している際に、ネットワークなどの要請に応じて使用チャネル数を自動的に増減する技術であり、リソースBODとスループットBODの2つの方式がある。
【0003】リソースBODは、2つのBチャネルの両方(64kbps+64kbps=128kbps)を用いてデータ通信している際に電話機への着信があった場合、その一方のBチャネルを解放してデータ通信を1つのBチャネルで継続し、解放したBチャネルで電話機による通話を行う方式である。またスループットBODは、通信中のデータ量に応じて1つのBチャネルを用いたデータ通信と2つのチャネルを用いたデータ通信とを切り替え制御する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の回線制御装置では、ISDN回線の2つのBチャネルを用いてデータ通信している際に電話機への着信があった場合、一方のBチャネルを解放してその解放したBチャネルで電話機による通話を行い、他方のBチャネル(64kbps)でデータ通信を継続することができる。しかしながら、このような回線制御では、他のISDN回線に空きBチャネルが存在していても、当該ISDN回線への着信に応じて一方のBチャネルを解放するため、データ通信速度が2Bチャネル分(128kbps)から1Bチャネル分(64kbps)へ低減してしまい通信効率を大幅に低下させてしまうという問題点があった。本発明はこのような課題を解決するためのものであり、空きBチャネルのないデータ通信中のISDN回線へ着信があった場合でも、通信効率を大幅に低下させることなくBチャネルを用いてデータ通信を行うことができる回線制御装置および方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明にかかる回線制御装置は、複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、ISDN回線の各Bチャネルを用いた電話機による通話や情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御装置において、当該ISDN回線の2つのBチャネルの両方が使用されており、かつそのいずれか一方のBチャネルがデータ通信に用いられているISDN回線へ着信があった場合は、そのISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立する制御部を備えるものである。
【0006】データ通信に用いられているBチャネルを解放するタイミングとしては、制御部で、着信に応じて、直ちに、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立するようにしてもよい。あるいは、制御部で、着信に応じて電話機の呼び出しを開始し、その応答に応じて、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立するようにしてもよい。着信を通知するための呼び出しを行うタイミングとしては、制御部で、新たなデータ通信を確立した後、着信を通知するための電話機への呼び出しを開始するようにしてもよい。
【0007】また、本発明にかかる他の回線制御装置は、複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、ISDN回線の各Bチャネルを用いた電話機による通話や情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御装置において、新たなデータ通信を開始する際、当該ISDN回線の2つのBチャネルがいずれもデータ通信に用いられていないISDN回線の空きBチャネルを用いてデータ通信を確立する制御部を備えるものである。
【0008】また、本発明にかかる回線制御方法は、複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、ISDN回線の各Bチャネルを用いた電話機による通話や情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御装置の回線制御方法において、当該ISDN回線の2つのBチャネルの両方が使用されており、かつそのいずれか一方のBチャネルがデータ通信に用いられているISDN回線へ着信があった場合は、そのISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立するようにしたものである。
【0009】データ通信に用いられているBチャネルを解放するタイミングとしては、着信に応じて、直ちに、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立するようにしてもよい。あるいは、着信に応じて電話機の呼び出しを開始し、その応答に応じて、当該ISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立するようにしてもよい。着信を通知するための呼び出しを行うタイミングとしては、新たなデータ通信を確立した後、着信を通知するための電話機への呼び出しを開始するようにしてもよい。
【0010】また、本発明にかかる他の回線接続方法は、複数のISDN回線を接続するとともに、1つ以上の電話機と1つ以上の情報通信端末とを接続し、ISDN回線の各Bチャネルを用いた電話機による通話や情報通信端末によるデータ通信を確立する回線制御方法において、新たなデータ通信を開始する際、当該ISDN回線の2つのBチャネルがいずれもデータ通信に用いられていないISDN回線の空きBチャネルを用いてデータ通信を確立するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態にかかる回線制御装置の構成を示すブロック図である。この回線制御装置(ルータ)1は、複数のISDN回線11と接続されるとともに、内線回線3を介して複数の電話機30A〜30Nが接続されている。回線制御装置1には、外線インターフェース部(以下、外線I/F部という)12、電話機制御部13、スイッチ14、制御部15、記憶部16、データ制御部17が設けられている。
【0012】回線制御装置1では、データ伝送路4としてLANなどのデータ通信網を用いて複数の情報通信端末40A〜40Mを接続している。なお、データ伝送路4としてシリアル通信回線を用いて1つの情報通信端末40Aを接続する場合には、一般にターミナルアダプタと呼ばれており、このようなターミナルアダプタについても本実施の形態を適用できる。外線I/F部12は、網側からのISDN回線11に接続され、通話・通信用のBチャネルや制御・通信用のDチャネルを用いて各種データを送受信する終端制御を回線ごとに個別に行う。
【0013】電話機制御部13は、内線回線3を介して電話機30A〜30Nを収容して各電話機30A〜30Nを個別に管理するとともに、符号化された音声データと音声信号とを相互に変換することにより、スイッチ14からのBチャネルを用いた各電話機30A〜30Nによる音声通話を実現する。データ制御部17は、データ伝送路4を介して1つ以上の情報通信端末40A〜40Mを接続し、これら情報通信端末40A〜40MとBチャネルやDチャネルとの間でスイッチ14を介してデータ変換することにより、情報通信端末40A〜40MによるBチャネルあるいはDチャネルを用いたデータ通信を実現するとともに、これらデータ通信の状態を管理する。
【0014】スイッチ14は、制御部15からの指示に応じて、外線I/F部12と電話機制御部13とをパスで接続し、符号化された音声データのやり取りを可能とすることにより、ISDN回線11の所定Bチャネルと電話機30A〜30Nのいずれかとの間の音声通話を形成する。また、外線I/F部12とデータ制御部17とをパスで接続し、各種データのやり取りを可能とすることにより、ISDN回線11の所定BチャネルあるいはDチャネルと情報通信端末40A〜40Mとの間のデータ通信を形成する。
【0015】制御部15は、CPUなどのマイクロプロセッサやその周辺回路から構成され、予め制御部15や記憶部16に格納されている所定のプログラムにより動作して装置の各部を制御することにより、ISDN回線11、電話機30A〜30Nおよび情報通信端末40A〜40Mに関する呼制御を行う。記憶部16は、必要に応じて制御部15で実行するプログラムを予め格納し、また制御部15の処理動作に必要な情報を記憶する。処理動作に必要な情報としては、例えばISDN回線11の各チャネルの使用状態(空き、通話中、データ通信中など)や、電話機30A〜30Nの個別の動作状態、短縮電話番号やリダイヤル電話番号などを記憶する。また、データ通信時の接続先電話番号も記憶しておく。
【0016】以上では、単独の回線制御装置として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば回線制御装置の機能を含むボタン電話装置へ適用することもできる。なお、本発明の回線制御装置をボタン電話装置へ適用する場合、図1で示した回線制御装置の各構成がボタン電話装置の主装置で実現される。その際、電話機制御部13に代えて内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)が用いられるとともに、電話機30A〜30Nに代えてボタン電話機(子機)が用いられる。そして、内線回線3を介して内線I/F部と各ボタン電話機との間でデータ伝送が行われ、音声データや制御データがやり取りされる。
【0017】次に、図2を参照し、本発明の第1の実施の形態にかかる回線制御装置の動作について説明する。図2は第1の実施の形態にかかる回線制御装置での回線制御処理を示すシーケンス図である。なお、以下では、ISDN回線11として2つの回線L1(2B+D)および回線L2(2B+D)が回線制御装置1へ接続されているものとする。情報通信端末40(40A〜40M)でデータ通信が開始された場合(ステップ100)、回線制御装置1の制御部15では、空き回線の空きBチャネル、例えば回線L1のB1チャネルを選択し、所望の通信相手への接続処理を行う(ステップ101)。
【0018】接続処理については、通信に用いる回線のDチャネルおよび外線I/F部12を介して網側と回線制御装置1の制御部15との間で各種メッセージがやり取りされる。まず、回線制御装置1側から呼設定メッセージが網側へ送信され、これに応じて網側から呼設定受付メッセージが届く。その後、通信相手の応答に応じて網側から応答メッセージが届き、回線制御装置1側から網側へ応答確認メッセージが送信される。これにより、所望の通信相手との接続処理が完了する。ステップ101では、このようにして接続処理が行われ、外線I/F部12、スイッチ14、データ制御部17およびデータ伝送路4を介して、情報通信端末40で回線L1のB1チャネルを用いたデータ通信(64kbps)200が開始される。
【0019】制御部15では、このデータ通信200のデータ通信速度を逐次監視しており、その単位時間当たりのデータ通信量が所定のしきい値を上回る場合は、高負荷状態であると判断する(ステップ102)。そして、新たな空きBチャネル、例えば回線L1のB2チャネルを選択し、ステップ101と同様にしてその通信相手への接続処理を行う(ステップ103)。この接続処理の完了後、データ通信200と同様にして、情報通信端末40で回線L1のB2チャネルを用いたデータ通信(64kbps)201が開始される。これにより、情報通信端末40で回線L1のB1,B2チャネルを用いたデータ通信(128kbps)が実現される。
【0020】このように回線L1の2つのBチャネルをデータ通信で用いている状態において、回線L1へ着信があった場合(ステップ110)、回線L1のDチャネルを介して網側から呼設定メッセージが回線制御装置1へ届く(ステップ111)。これに応じて回線制御装置1の制御部15では、電話機30(30A〜30N)のうち応答可能な電話機へ、電話機制御部13から内線回線3を介して着信呼び出しを行う(ステップ112)。また、回線L1のDチャネルを介して網側へ呼設定受付メッセージを送信するとともに(ステップ113)、データ通信に用いている一方のBチャネルここではB1チャネルを解放するB1切断メッセージを網側へ送信する(ステップ114)。
【0021】回線制御装置1の制御部15では、これに続けて、回線L1とは異なる回線の空きBチャネルここでは回線L2のB1チャネルを選択し、ステップ101と同様にして、その通信相手への接続処理を行う(ステップ115)。この接続処理の完了後、情報通信端末40で回線L2のB1チャネルを用いたデータ通信(64kbps)202が開始される。これにより、情報通信端末40で回線L1のB1チャネルおよび回線L2のB1チャネルを用いたデータ通信(128kbps)が実現される。
【0022】その後、任意の電話機30(30A〜30N)で着信呼出への応答操作が行われた場合(ステップ120)、回線制御装置1の制御部15では、内線回線3および電話機制御部13を介してその応答操作を検出する(ステップ121)。そして、回線L1のDチャネルを介して網側へ応答メッセージを送信する(ステップ122)。これに応じて網側から応答確認メッセージが届き(ステップ123)、回線L1のB1チャネルを用いた電話機30での通話203が開始される。
【0023】このように、2つのBチャネルが使用中のISDN回線へ着信があった場合は、電話機30へ着信呼び出しを行うとともに、そのISDN回線のうちデータ通信中のBチャネルを解放して、他のISDN回線の空きBチャネルを用いて上記データ通信を再開するようにしたので、電話機30での応答に応じて上記解放したBチャネルを用いて通話を形成することができる。したがって、空きBチャネルのないデータ通信中のISDN回線へ着信があった場合でも、通信効率を大幅に低下させることなくBチャネルを用いてデータ通信を行うことができる。
【0024】なお、本実施の形態では、2つのBチャネルでデータ通信中のISDN回線L1へ着信があった場合を例として説明したが、Bチャネルが2つともデータ通信に用いられている場合に限定されるものではない。例えば一方のBチャネルがデータ通信に用いられており、他方のBチャネルが通話に用いられている状態であっても、そのデータ通信に用いられている一方のBチャネルを解放できることから、本実施の形態を適用してもよい。
【0025】また、図2のステップ111において、呼設定メッセージにより網側から着信が通知された場合、当該着信回線でデータ通信に用いているBチャネルを直ちに解放し、他のISDN回線の空きBチャネルでデータ通信を開始するようにしたので、着信回線のBチャネルを早期に解放することができ、着信呼び出しからすぐに電話機30で応答操作が行われた場合でも、スムーズに通話を確立できる。この際、ステップ112の着信呼び出しについては、ステップ111に続いて行わず、ステップ115の接続処理が完了した後、ステップ112の着信呼び出しを行うようにしてもよい。これにより、新たなデータ通信202を確立できない場合には、データ通信を優先して着信を拒否し、元のBチャネルでデータ通信200を再確立することもできる。
【0026】次に、図3を参照し、本発明の第2の実施の形態にかかる回線制御装置の動作について説明する。図3は第2の実施の形態にかかる回線制御装置での回線制御処理を示すシーケンス図である。前述した第1の実施の形態(図2参照)では、着信の通知に応じてデータ通信中のBチャネルを解放し、その後の応答に応じて通話を確立するようにした場合について説明したが、本実施の形態では、応答を確認した後、データ通信中のBチャネルを解放し、そのBチャネルを用いて通話を確立するようにしている。
【0027】すなわち、ステップ111の呼設定メッセージで網側から着信が通知された場合は、ステップ112で着信呼出を行うとともに、ステップ113で呼設定受付メッセージを網側へ送信する。その後、データ通信中のBチャネルを解放せず、電話機30での応答操作を待つ。そして、その応答操作が検出された場合に(ステップ131)、着信回線L1のデータ通信中のBチャネルここではB1チャネルを解放するとともに(ステップ132)、他の回線L2の空きB1チャネルで接続処理を行う(ステップ133)。
【0028】この接続処理の完了後、情報通信端末40で回線L2のB1チャネルを用いたデータ通信(64kbps)202が開始される。これにより、情報通信端末40で回線L1のB1チャネルおよび回線L2のB1チャネルを用いたデータ通信(128kbps)が実現される。その後、回線L1のDチャネルを介して網側へ応答メッセージを送信する(ステップ134)。これに応じて網側から応答確認メッセージが届き(ステップ135)、回線L1のB1チャネルを用いた電話機30での通話203が開始される。
【0029】このように、電話機30での着信応答に応じて、データ通信中のBチャネルを解放し、そのBチャネルを用いて通話を確立するようにしたので、着信応答がなく呼び出しが中止された場合には、データ通信中のBチャネルに対する切替処理を行わなくても済む。したがって、制御部15での処理負担さらには網側への呼処理負荷を軽減できる。
【0030】なお、第2の実施の形態において、データ通信中のB1チャネルを解放した後における、データ通信202のための接続処理(ステップ133)と通話203のための着信応答処理(ステップ134,135)との間で順序関係はない。
【0031】次に、図4を参照し、本発明の第3の実施の形態にかかる回線制御装置の動作について説明する。図4は第3の実施の形態にかかる回線制御装置での回線制御処理を示すシーケンス図である。前述した第1および第2の実施の形態では、網側から着信が通知された時点で、それまでデータ通信に用いていたBチャネルを解放して通話に用いていたが、本実施の形態では、データ通信開始時に予めデータ通信に用いられていないISDN回線の空きBチャネルを用いることにより、データ通信中着信をなるべく回避するようにしたものである。
【0032】情報通信端末40でのデータ通信開始に応じて(ステップ150)、回線制御装置1の制御部15では、いずれのBチャネルもデータ通信に用いられていない回線の空きBチャネルここでは回線L1のB1チャネルを選択し、接続処理を行う(ステップ151)。これにより、情報通信端末40で回線L1のB1チャネルを用いたデータ通信(64kbps)210が開始される。その後、そのデータ通信において高負荷が確認された場合は(ステップ152)、同様にして、いずれのBチャネルもデータ通信に用いられていない回線の空きBチャネルここでは回線L2のB1チャネルを選択し、接続処理を行う(ステップ153)。
【0033】これにより、情報通信端末40で回線L2のB1チャネルを用いたデータ通信(64kbps)211が開始され、情報通信端末40で回線L1のB1チャネルおよび回線L2のB1チャネルを用いたデータ通信(128kbps)が実現される。
【0034】したがって、このような状態において、例えば回線L1へ着信があった場合は(ステップ160)、その着信を通知する網側からの呼設定メッセージに応じて(ステップ161)、電話機30を呼び出すとともに(ステップ162)、網側へ呼設定受付メッセージを送信する(ステップ163)。その後、電話機30で応答操作が行われ(ステップ170)、その検出に応じて(ステップ171)、網側へ応答メッセージを送信する(ステップ172)。そして、網側からの応答確認メッセージに応じて(ステップ172)、残りのチャネルB2を用いた通話212が確立される。
【0035】このように、データ通信を開始する際、両Bチャネルともデータ通信に用いられていないISDN回線の空きBチャネルを予め選択するようにしたので、データ通信中着信を事前に回避することができる。この際、他方のBチャネルが通話中のISDN回線も選択されうるが、この場合は、通話中のBチャネルに対して話中着信通知を行うことにより新たな着信へ対応できる。もちろん、両Bチャネルが空き状態のISDN回線を優先して選択するようにしてもよく、データ中着信の発生をより効果的に低減できる。
【0036】また、本実施の形態は、前述した第1または第2の実施の形態と組み合わせて実施してもよい。例えば図4において、通話212が確立された状態では、回線L1のBチャネルが両方とも使用中となる。したがってこのような状態で新たな着信が回線L1で発生した場合は、前述した第1または第2の実施の形態を適用して、回線L1のB1チャネルを解放し、そのB1チャネルで通話を確立し、回線L2のB2チャネルでデータ通信を確立すればよい。逆に、図2のステップ101,103,115あるいは図3のステップ133において、新たなデータ通信を確立する際、本実施の形態を適用して、空きBチャネルを選択するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、当該ISDN回線の2つのBチャネルの両方が使用されており、かつそのいずれか一方のBチャネルがデータ通信に用いられているISDN回線へ着信があった場合は、そのISDN回線のうちデータ通信に用いられているBチャネルを解放するとともに、他のISDN回線の空きBチャネルで新たなデータ通信を確立するようにしたので、解放したBチャネルを用いて当該着信への応答後の通話を形成することができる。したがって、データ通信効率を大幅に低下させることなく空きBチャネルのないデータ通信中のISDN回線への着信へ対応することができる。また、新たなデータ通信を開始する際、両Bチャネルともデータ通信に用いられていないISDN回線の空きBチャネルを用いてデータ通信を確立するようにしたので、データ通信中着信を事前に回避することができる。したがって、空きBチャネルのないデータ通信中のISDN回線へ着信があった場合でも、通信効率を大幅に低下させることなくBチャネルを用いてデータ通信を行うことができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013