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発明の名称 携帯電話
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−347959(P2003−347959A)
公開日 平成15年12月5日(2003.12.5)
出願番号 特願2002−154029(P2002−154029)
出願日 平成14年5月28日(2002.5.28)
代理人 【識別番号】100090446
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
【テーマコード(参考)】
5J047
5K011
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5J047 AA01 AA02 AA04 AB06 FD01 
5K011 DA02 DA27 EA06 JA01 KA13
5K027 AA11 BB03 CC08 MM04
5K067 AA23 BB04 EE02 KK01 KK17
発明者 野村 浩 / 佐々木 勇治
要約 課題
アンテナを伸ばしたときも収納したときも、最適な整合状態を実現する。

解決手段
二つ折り構造をし、開状態と閉状態の2状態に切り替え可能な携帯電話において、開閉状態を検出するセンサと、開いた状態で最適な整合状態になる第1の整合回路と、閉じた状態で最適な整合状態となる第2の整合回路と、2つの整合回路を択一的に選択するための切り替えスイッチと、前記センサの検知結果によりいずれの整合回路を選択するかを制御する制御部とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 筐体が第1の状態と第2の状態の2状態に切り替え可能な携帯電話において、筐体の状態を検出するセンサと、第1の状態で最適な整合状態になる第1の整合回路と、第2の状態で最適な整合状態となる第2の整合回路と、2つの整合回路を択一的に選択するための切り替えスイッチと、前記センサの検知結果によりいずれの整合回路を選択するかを制御する制御部とを備えたことを特徴とする携帯電話。
【請求項2】 二つ折り構造をし、開状態と閉状態の2状態に切り替え可能な携帯電話において、開閉状態を検出するセンサと、開いた状態で最適な整合状態になる第1の整合回路と、閉じた状態で最適な整合状態となる第2の整合回路と、2つの整合回路を択一的に選択するための切り替えスイッチと、前記センサの検知結果によりいずれの整合回路を選択するかを制御する制御部とを備えたことを特徴とする携帯電話。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、二つ折り構造を有する携帯電話のように筐体が第1の状態と第2の状態の2状態に切り替え可能な携帯電話に関し、特にそのような電話におけるアンテナ回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話では大型ディスプレイを搭載する等といった理由から、単一ボディのストレート構造のものよりもディスプレイ部と本体部とが分かれた二つ折り構造のものが増えてきている。図4に、代表的な2つ折り構造を有する携帯電話端末を示す。
【0003】端末は大きくディスプレイ部1と本体部2とに分かれる。本体部2には、表面にテンキーやファンクションキー等の操作キー3・・・が配され内部には、制御回路・無線回路等主要な回路が設けられている。無線回路はアンテナ4に接続されていて、無線信号の送受信が出来るようになっている。ディスプレイ部1は、本体部2に対してヒンジ等で屈曲自在に連結されており、閉状態において、本体部2の操作キーと対面する表面にディスプレイ5が設けられている。このディスプレイ5には本体部2の制御部から信号が送られ所望の映像を表示する。前記アンテナ4は本体部2に対して出退自在に設けられていて、通話、非通話に応じて、伸長、収縮ができるようになっている。
【0004】本体部2とディスプレイ部1とが閉時に対面する面であって、ヒンジ部の近くには突起6と押圧スイッチ7とが設けられている。ディスプレイ部1が本体部2に対して開状態であるか閉状態であるかは、押圧スイッチ7のオン・オフで判定する。そして、閉状態の時は、ディスプレイ5の表示を消す等の制御を行っている。
【0005】一方、開状態のときこの状態は通話時に多いが、ディスプレイ部1がアンテナ4に接近するためアンテナの整合状態が著しく変化し、無線信号の送受に支障をきたすことになる。そのため図5(a)のようにディスプレイ部1を最大に開いた状態でも180度にならないように角度をつけておいたり、図5(b)のようにアンテナ固定部を外側に傾けることによってアンテナ部との距離をなるべく離すような工夫がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に示した従来の2つ折り構造を有する携帯電話においてはディスプレイ部によるアンテナ部への影響は拭いきれず、図6(a)(b)に示すように開状態と閉状態とにおいてアンテナの整合状態は変わることになる。そのため、開状態のとき最適の整合状態に設定すると閉状態のとき整合状態が狂い待ち受け受信に支障をきたすこととなるし、逆に閉状態のときに最適の整合状態に設定すると開状態での通話に支障をきたすことになる。このため現在は、開閉どちらでも使えるように2つの最適な整合状態の中間に整合ポイントを合わせるといったどちらの状態にとっても最適な整合状態ではないような調整が行われている。
【0007】以上は2つ折り構造の携帯電話機を例にとって説明したが、その他、スライド方式の携帯電話機においても、スライド前の状態とスライド後の状態とで2つ折り構造のものと同様な課題を持つ。本発明は上記課題に鑑み、筐体が第1の状態か第2の状態かを問わず、いずれの状態においても最適な整合状態が得られる新規手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するために本発明は、筐体が第1の状態と第2の状態の2状態に切り替え可能な携帯電話において、筐体の状態を検出するセンサと、第1の状態で最適な整合状態になる第1の整合回路と、第2の状態で最適な整合状態となる第2の整合回路と、2つの整合回路を択一的に選択するための切り替えスイッチと、前記センサの検知結果によりいずれの整合回路を選択するかを制御する制御部とを備えたことを特徴としている。
【0009】また、上記目的は次の構成によっても達成される。すなわち、二つ折り構造をし、開状態と閉状態の2状態に切り替え可能な携帯電話において、開閉状態を検出するセンサと、開いた状態で最適な整合状態になる第1の整合回路と、閉じた状態で最適な整合状態となる第2の整合回路と、2つの整合回路を択一的に選択するための切り替えスイッチと、前記センサの検知結果によりいずれの整合回路を選択するかを制御する制御部とを備えた構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施例を添付図面に基づき説明する。図1は、2つ折り構造を有する携帯電話のアンテナ整合回路の構成例を示す回路である。なお、2つ折り構造の携帯電話としては、図4に示したものが代表例としてあげられるが既に外観構成は説明したのでここでは重複を避けるために説明を省略する。
【0011】図1において、アンテナ4は、第1の切り替えスイッチ11を介して2つの整合回路12、13と択一的に接続されている。2つの整合回路12、13は、第2の切り替えスイッチ14を介して後段の無線回路部(図外)と択一的に接続されている。2つの切り替えスイッチ11、14は、ディスプレイ部の開閉を検出する押圧スイッチ7のオンオフ状態に応じて制御部15によって切り替え制御される。
【0012】押圧スイッチ7(図4参照)がディスプレイ部1が閉状態にあることを検出していた場合には、スイッチ11、14の可動接点は図1に示すように第1の整合回路12とつながり開状態にあることを検出していた場合には、スイッチ11、14の可動接点は図示とは逆側に切り替わり第2の整合回路13とつながっている。スイッチ11、14は、リレー等の有接点スイッチを用いることが出来るがトランジスタ等の無接点スイッチが通常用いられる。
【0013】前記第1の整合回路12、第2の整合回路13としては、例えば図2に示すLC素子からなるπ形フィルタ回路が用いられる。各LC素子のインダクタンスキャパシタンス値はそれぞれ最適な整合状態となるよう個別に調整される。ここで、最適な整合状態とは、無線回路部からアンテナを見た場合のインピーダンス値が特性インピーダンス値に等しくなり、共振点が、送受信帯域内の適切なところにある状態をいう。図6の(a)の周波数特性は、共振点Pの付近に送信帯域Tと受信帯域Rが存在するので最適に近い整合状態といえる。なお、図6の縦軸はSWR(定在波比)である。
【0014】以上の構成によれば、2つ折り構造を有する携帯電話において、閉じた状態、開いた状態のいずれにも最適なアンテナ整合状態を得られる。したがって待ち受け時も通話時のいずれにおいても、良好な通信が可能となる。次に、図3は、本発明の他の1実施例を示す。この実施例においてLC素子からなるπ形整合回路31がアンテナ4と無線回路部との間に介挿されている。そして、このπ形整合回路31を構成する1のインダクタL1に並列にインダクタL2とスイッチ32との直列回路が接続されている。スイッチ32は、制御部からの制御信号に基きON・OFFされる。
【0015】制御部からの制御信号は前記実施例と同様、ディスプレイ部と本体部との開閉状態検出結果に基き生成される。たとえば、制御信号が、ディスプレイ部と本体部が開状態のときスイッチ32をON、閉状態のときOFFする制御を行うものとすると、閉状態のとき、インダクタL2がアースから切り離されるので、このインダクタL2を含まないπ形整合回路31がアンテナと無線回路部との間に介在する。他方、開状態のときインダクタL2が接地されるので、π形整合回路31のインダクタL1にインダクタL2が並列接続されることとなる。並列接続後の合成回路も基本的にπ形回路であり接続される前と、π形整合回路のインダクタ値が異なるだけである。
【0016】したがって、π形整合回路31の回路定数を適切に定めて閉状態で最適の整合状態が得られるようにしておき、また、L2の値を適切に定めて、L1とL2とを合成してなるπ形整合回路が、開状態で最適の整合状態が得られるようにしておくことにより第1の実施例と同様、開状態閉状態のいずれにおいても最適の整合状態が実現する。なおこの実施例において、整合回路は1個で、それにインダクタL2が接続された構成と見ることも出来るが、インダクタL2を含まないπ形整合回路とインダクタL2を含む合成後の整合回路とが存在すると見ることも出来る。本発明は後者の観点に立っている。
【0017】次に図7は更に本発明の他の実施例を示す。この実施例では、開状態と閉状態の一方で、アンテナと無線回路部は直結41され、他方で整合回路42を介して接続される。この構成においては、後段の無線回路部のQ(共振の尖鋭度)を調整して、開状態もしくは閉状態のいずれかにおいてアンテナと直結しても最適の整合状態がえられるようにしておく。そして、他方の状態に切り替えたときにアンテナと無線回路部の間に介在される整合回路によって、その状態における最適の整合状態を実現するようにしている。
【0018】このようにアンテナと無線回路部とを直結した場合、1の整合回路42しか存在しないと見ることも出来るが、直結線路41をある種の整合回路と見ることも出来る。本発明は後者の観点に立っている。なお上記各実施例は本発明の一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々実施することが出来る。例えば、整合回路はπ形に限らず、T形でもL形でも更にはラダ-型でも使うことが出来る。また、実施例のようにキャパシタが入出力間に直列に接続されインダクタが接地されたいわゆるハイパスフィルタ構成としているが逆にローパスフィルタ構成とすることも出来る。上記の第1第2の整合回路を筐体の一部がスライドする方式の携帯電話に適用し、スライド前の状態のとき第1の整合回路が接続されスライド後の状態のとき第2の整合回路が接続されるように構成する。
【0019】
【発明の効果】本発明の携帯電話によれば、筐体が第1の状態と第2の状態の2状態に切り替え可能な携帯電話において、筐体の状態を検出するセンサを利用し、筐体が2つの状態のいずれであるかによってアンテナの整合回路を切り替え、筐体の状態に関わりなく常に最適なアンテナの整合状態をえることができる。従って本発明によればわずかな部品追加で筐体の状態に関わりなく最適なアンテナ整合状態を得ることが可能な携帯電話を提供できた。




 

 


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