米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 三洋電機株式会社

発明の名称 セイフティロック装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−298688(P2003−298688A)
公開日 平成15年10月17日(2003.10.17)
出願番号 特願2002−101701(P2002−101701)
出願日 平成14年4月3日(2002.4.3)
代理人 【識別番号】100090446
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
【テーマコード(参考)】
5K027
【Fターム(参考)】
5K027 AA11 HH03 HH26 
発明者 安東 昭生
要約 課題
ユーザが自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することをできなくするセイフティロック装置を提供することを目的とする。

解決手段
携帯電話機10が自動車の固定一部である装着部101に装着されていて、かつ、携帯電話機10から取得されたESNが識別部104において正しいESNと判断されない限り、制御部103はエンジンECU部107にエンジン始動許可信号を伝送しない。ESNの識別判断は所定時間毎に行われるため、もし自動車の運転中に携帯電話機10が外されるとエンジンECU部107にエンジン始動許可信号が伝送されなくなり、所定時間後にエンジンは停止する。
特許請求の範囲
【請求項1】 自動車に装備されるセイフティロック装置であって、携帯電話機が、車体の固定一部である装着部に装着されているか否かを検知する装着検知手段と、前記携帯電話機が前記装着部に装着されていないことが検知されている限り、前記自動車の運行機能を抑止する抑止手段とを備えることを特徴とするセイフティロック装置。
【請求項2】 前記セイフティロック装置は、更に、基準識別子を記憶している記憶手段と、前記装着検知手段により、前記携帯電話機が前記装着部に装着されていることが検知されている限り、当該携帯電話機に記憶されている第1識別子を所定時間毎に取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている基準識別子に基づいて、取得された第1識別子が正しいか否かを判断する判断手段とを備え、前記抑止手段は、取得された第1識別子が前記判断手段により正しくないと判断された場合に、自動車の運行機能を抑止することを特徴とする請求項1に記載のセイフティロック装置。
【請求項3】 前記基準識別子及び第1識別子は、各携帯電話機に個別に割当てられるエレクロトニックシリアルナンバー(ESN:ElectronicSerial Number)であることを特徴とする請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項4】 前記抑止手段は、前記自動車のエンジンの始動を抑止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項5】 前記装着部は、当該装着部に携帯電話機が装着されている状態において、少なくとも当該携帯電話機のボタン操作部を覆い隠し、ユーザによるボタン操作を不可能にする機能を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項6】 前記携帯電話機にはハンズフリー機能が備わっており、前記セイフティロック装置は、更に、前記判断手段により、取得された識別子が正しいと判断された場合に、当該携帯電話機に備わるハンズフリー機能をONにするための制御信号を当該携帯電話機に送信する制御信号送信手段と、前記携帯電話機から送られてくる音声データを受け付ける音声データ受付手段と、受け付けられた音声データを音声として出力する音声出力手段と、音声の入力を受け付ける音声入力受付手段と、入力された音声を音声データとして前記携帯電話機に送信する音声データ送信手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項7】 前記セイフティロック装置は、更に、前記判断手段により、取得された識別子が正しいと判断された場合に、当該携帯電話機の充電を行う充電手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項8】 前記抑止手段は、前記装着検知手段により、前記携帯電話機が、車体の一部である装着部に装着されていないことが検知されている限り、サイドブレーキバーの動きをロックするバーロック手段を備え、前記装着検知手段により、前記携帯電話機が、車体の一部である装着部に装着されていることが検知されている限り、前記バーロック手段によるサイドブレーキバーのロックを解除するバーアンロック手段と、サイドブレーキバーがユーザにより操作されて、サイドブレーキが解除されたか又は、サイドブレーキがかけられたかを検知するサイドブレーキ検知手段と、前記サイドブレーキ検知手段により、サイドブレーキが解除されていることが検知されている限り、携帯電話機が外されないようにロックする携帯電話機ロック手段と、前記サイドブレーキ検知手段により、サイドブレーキがかけられていることが検知されている限り、前記携帯電話機ロック手段による前記携帯電話機のロックを解除する携帯電話機アンロック手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のセイフティロック装置。
【請求項9】 前記抑止手段は、前記自動車のハンドル回転を抑止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項10】 前記セイフティロック装置が起動された直後に、前記装着部に携帯電話機の装着が必要である旨をユーザに通知する装着要求通知手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項11】 携帯電話機が車体の一部である装着部に装着されたまま自動車のドアが開かれた場合に、当該携帯電話機が装着部に装着されたままである旨をユーザに通知する装着状態通知手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセイフティロック装置。
【請求項12】 自動車に装備されるセイフティロック装置であって、携帯電話機が、車体の固定一部である装着部に装着されているか否かを検知する装着検知手段と、前記携帯電話機が前記装着部に装着されていないことが検知されている限り、前記自動車の運行機能を抑止する抑止手段と、前記自動車が移動中であるか否かを検知する移動検知手段と、前記自動車が移動中であることが検知されている限り、前記携帯電話機が前記装着部から外されないようにロックするロック手段とを備えることを特徴とするセイフティロック装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の制御装置に関し、特に携帯電話機のユーザが自動車の運転中に手に当該携帯電話機を持って通話できないようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話機は多くのユーザにとって外出時の必携アイテムになっており、自動車で移動する場合も同様である。ところで、ユーザが自動車を運転しているときに、ユーザの携帯電話機に呼び出しがかかる場合があり、その際ユーザは呼び出しに応じるべく携帯電話機を手に持って通話ボタンを押して通話をすることになる。
【0003】しかし、運転中に携帯電話機を手に持って通話をすると、片手運転の状態になるため運転が疎かになり、事故を引き起こす一因と成り得る。そこで、呼び出しがあったときにユーザが手に携帯電話機を持って通話ボタンを押さなくても自動的に受けて着信する自動着信機能や、相手が通信を切断して終話した場合にユーザが手に携帯電話機を持って終話ボタンを押さなくても自動的に終話する自動終話機能が備わった携帯電話機が発売されている。これらの機能は総称してハンズフリー機能と呼ばれる。
【0004】但し、このハンズフリー機能はそれだけでは用を達成せず、ハンズフリー機能をサポートする、いわゆるハンズフリーキットを用いることによりユーザは携帯電話機を手に持たなくても通話ができるようになる。例えば、図10に示すようなハンズフリーキットがある。これは、携帯電話機10のイヤホンジャックに、マイクとイヤホンがセットになったハンズフリーキット1001を差し込み、イヤホンをユーザの耳に装着することで、ユーザは携帯電話機10を手に持たなくても通話ができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、図10で示したような従来のハンズフリーキットでは、ユーザがハンズフリーキットと携帯電話機とを接続するのを忘れたまま自動車を運転する場合が考えられ、もし携帯電話機に呼び出しがあれば、ユーザはハンズフリーキットと携帯電話機との接続を試みるにしても、一旦携帯電話機を手に持たざるを得ない上、その接続に注意が向けられるので、運転が疎かになるという問題がある。
【0006】本発明は上記問題を解決するために、ユーザが自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することをできなくするセイフティロック装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係るセイフティロック装置は、自動車に装備されるセイフティロック装置であって、携帯電話機が、車体の固定一部である装着部に装着されているか否かを検知する装着検知手段と、前記携帯電話機が前記装着部に装着されていないことが検知されている限り、前記自動車の運行機能を抑止する抑止手段とを備えることを特徴とする。
【0008】これにより、ユーザは自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することができなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。
<構成>本実施の形態1のセイフティロック装置は、自動車の各種制御機器と同じように車体に組み込まれて装備されるものであり、当該セイフティロック装置の一部である、携帯電話機を装着するための装着部は、車内に据付けられる。
【0010】また、前記セイフティロック装置は、携帯電話機が前記装着部に装着された場合に、当該携帯電話機からESN(Electronic Serial Number)を所定時間毎に取得して、取得したESNと当該自動車に既に登録されているESNとを比較した結果、同じ番号であると判断されない限り、エンジンを制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)部にエンジンの始動を許可するエンジン始動許可信号を送らないように構成されている。更に、前記セイフティロック装置は、自動車の運転中に携帯電話機が装着部から外されるとエンジン始動許可信号は伝送されなくなり、所定時間後にエンジンが停止するように構成されている。
【0011】ESNとは、携帯電話機の不正利用を防止するために各携帯電話機に対して個別に割り当てられる、2進数で表される32ビットの番号である。以下、前記セイフティロック装置の機能構成について詳しく説明する。図1は、本実施の形態1のセイフティロック装置100の機能構成を示す図である。
【0012】ここで携帯電話機10について説明すると、当該携帯電話機10は、呼び出しがあったときにユーザが手に携帯電話機を持って着信ボタンを押さなくても自動的に受けて着信する自動着信機能と、相手が通信を切断して終話した場合にユーザが手に携帯電話機を持って終話ボタンを押さなくても自動的に終話する自動終話機能とを備え、これらの機能を総称したハンズフリー機能がONに設定されている場合、携帯電話機10の16芯雌コネクタ又はイヤホンジャックを介して通話の音声データを送受する仕組みになっている。
【0013】マイク50は、音声を拾って電気信号の音声データに変換する。スピーカ60は、送られてきた音声データを音声として出力する。セイフティロック装置100は、装着部101、コネクタ102、制御部103、識別部104、検知部105、記憶部106、エンジンECU部107、充電部108、音声入力部109及び音声出力部110を有する。
【0014】装着部101は、携帯電話機10を装着するために成形されたものであり、その底部にコネクタ102を有し、車体の固定一部として据付けられている。図3は、車体の固定一部として据付けられている装着部101の一例を示す図である。この場合、装着部101は、従来のイグニッションキーのシリンダーが設けられる、ハンドル30付近のボードの側面に据付けられている。
【0015】装着部101はまた、携帯電話機10が装着されると携帯電話機10のボタン操作部を覆い隠す形状又は構造をしている。これにより、携帯電話機10が装着部101に装着されていれば、ユーザは携帯電話機10のボタン操作を行うことができない。図4は、携帯電話機のボタン操作部を覆い隠す形状をした装着部101に携帯電話機10を装着したときの具体例を示す図である。
【0016】コネクタ102は、携帯電話機10底部などに設けられる16芯雌コネクタに対して挿抜される雄コネクタである。検知部105は、携帯電話機10の16芯雌コネクタがコネクタ102と接続されているか否かを電気的に検知する機能と、携帯電話機10の16芯雌コネクタがコネクタ102に接続されていることが検知されている間、制御部103に接続検知信号を伝送する機能とを有する。
【0017】記憶部106は、不揮発性メモリ等の記憶媒体であって、制御部103において実行される各種制御の制御プログラム、ユーザに通知するメッセージの音声データ等を記憶し、特に、ユーザが所有する携帯電話機のESNを記憶している。ESNの記憶部106への書き込みは、業者が所有する専用の書込装置を用いなければ書き込めないようになっており、ユーザは、業者に依頼してセイフティロック装置100にユーザが所有する携帯電話機のESNを予め書き込ませておく必要がある。
【0018】制御部103は、CPU及び識別部104等を有し、CPUは記憶部106に記憶された制御プログラムに従って各種装置に対する制御を行い、特に、検知部105から接続検知信号を受けるとコネクタ102を介して携帯電話機10の内部メモリに記憶されているESNを所定時間毎、例えば5秒間毎に取得する機能を有し、識別部104は、取得されたESNが記憶部106に記憶されているESNと同じかどうかを比較して、同じであれば正しいESNと判断する機能を有する。
【0019】識別部104において、取得されたESNが正しいと判断されれば、制御部103は、エンジンECU部107にエンジン始動許可信号を伝送し、また、携帯電話機10に備わるハンズフリー機能をONにする制御信号をコネクタ102を介して携帯電話機10に伝送し、更に、充電部108に携帯電話機10に対して充電の開始を指示する充電開始信号を伝送し、取得されたESNが正しくないと判断されれば、制御部103は、記憶部106からエラーメッセージの音声データを読み出して、音声出力部110、スピーカ60を介して音声でユーザにエラーを通知する。
【0020】携帯電話機10が装着部101に装着されていて、かつ、識別部104において携帯電話機10から取得したESNが正しいと判断されていれば、携帯電話機10に着信があった場合、当該携帯電話機10のハンズフリー機能はONになっているため、通話の音声データは携帯電話機10の16芯雌コネクタを介して送受される。
【0021】携帯電話機10からセイフティロック装置100に送られてきた音声データは制御部103、音声出力部110を介してスピーカ60より音声として出力され、ユーザが話す音声はマイク50で拾われて電気信号である音声データとして音声入力部109、制御部103等を介して携帯電話機10に送られる。エンジンECU部107は、エンジン20の動き、例えばエンジン回転数等を電子制御する装置であり、制御部103からエンジン始動許可信号が伝送されている限り、エンジン20を動かす制御を行う機能を有する。
【0022】また、自動車が移動中に制御部103からエンジン始動許可信号が伝送されなくなると、所定時間後、例えば、1分後にエンジン20を停止する機能を有する。ここで1分後としたのは、すぐにエンジン20を停止すると交通安全上問題があるからである。充電部108は、充電器としての基本的な機能を有し、例えば、過充電となることを防止するために充電末期の電圧低下を検知して充電を停止する機能等を有し、特に、制御部103から充電開始信号が伝送されている限り、所定電圧の送電を携帯電話機10に対して行う機能を有する。
【0023】音声入力部109は、マイク部50から送られてきた音声データを増幅する装置である。音声出力部110は、携帯電話機10から送られてきた音声データを出力可能なように増幅する装置である。
<動作>次に、本実施の形態1のセイフティロック装置100の動作の特徴部分について説明する。
【0024】図2は、セイフティロック装置100の動作の特徴部分を示すフローチャートである。まず、セイフティロック装置100のコネクタ102に携帯電話機10が接続されているかどうかを検知部105が検知し、携帯電話機10が接続されていることが検知されれば(ステップS101:YES)、セイフティロック装置100の制御部103は所定時間毎に、例えば5秒毎にESNを携帯電話機から取得する(ステップS102)。
【0025】続いて取得されたESNは、識別部104において、記憶部106に記憶されているESNと比較される(ステップS103)。その結果、取得されたESNが記憶部106に記憶されているESNと同じである場合(ステップS104:YES)、制御部103は、エンジン始動許可信号をエンジンECU部107に伝送し(ステップS105)、携帯電話機10に対しては、当該携帯電話機10のハンズフリー機能をONにする制御信号を伝送し(ステップS106)、また、充電部108に携帯電話機10への充電を指示する充電開始信号を伝送する(ステップS107)。
【0026】ステップS104において、取得されたESNが記憶部106に記憶されているESNと同じでない場合(ステップS104:NO)、認証エラーである旨をユーザに通知する(ステップS108)。
<考察>本実施の形態1のセイフティロック装置100を用いることで、ユーザは自動車の運転を開始する際、ユーザの携帯電話機10をセイフティロック装置100の装着部101に装着しない限り、自動車のエンジン20を始動することができない。また、運転中に当該携帯電話機10が外されると、1分後にはエンジン20が停止する。よって、ユーザは運転中、必ず装着部101に携帯電話機を装着したままにする必要があるので携帯電話機を手に持って操作することができない。
【0027】また、ユーザの携帯電話機10に割り当てられているESNを認証に使用するため、自動車の盗難を防止するセキュリティ効果が期待できる。更に、ユーザはセイフティロック装置100が装備された自動車で移動する際に、必ず携帯電話機を所持することになるので、従来のように自動車に乗ってから携帯電話機を忘れたことに気付いて取りに戻るということがなくなる。
<実施の形態2>以下、本発明の実施の形態2について、図面を用いて説明する。
【0028】<構成>本実施の形態2のセイフティロック装置は、自動車の各種制御機器と同じように車体に組み込まれて装備されるものであり、当該セイフティロック装置の一部である、携帯電話機を装着するための装着部は、車内に据付けられる。前記セイフティロック装置は、ユーザが自動車のイグニッションスイッチをONにしたときに作動開始し、イグニッションスイッチをOFFにしたときに作動を停止する装置であって、当該セイフティロック装置が作動している間、携帯電話機が装着部に装着されない限り、サイドブレーキバーをロックしてユーザがサイドブレーキを解除することができないように構成されている。
【0029】また、携帯電話機が装着部に装着されたことでサイドブレーキバーが解除されて、ユーザがサイドブレーキを解除した場合、装着部に装着されている携帯電話機が外されないようにロックする構成になっている。以下、前記セイフティロック装置の機能構成について詳しく説明する。携帯電話機10、マイク50及びスピーカ60は実施の形態1で説明したものと同じであり、携帯電話機10はハンズフリー機能を備える。
【0030】図5は、本実施の形態2のセイフティロック装置200の機能構成を示す図である。セイフティロック装置200は、ロック式コネクタ201、検知部202、制御部203、ロック部204、検知部205、音声入力部206、音声出力部207及び装着部208を有する。
【0031】装着部208は、携帯電話機10を装着するために成形されたものであり、その底部にロック式コネクタ201を有し、車体の固定一部として据付けられていて、携帯電話機10が装着されると携帯電話機10のボタン操作部を覆い隠す形状又は構造をしている。これにより、携帯電話機10が装着部208に装着されていれば、ユーザは携帯電話機10のボタン操作を行うことができない。
【0032】ロック式コネクタ201は、携帯電話機10底部などに設けられる16芯雌コネクタに対して挿抜される雄コネクタであり、制御部203から携帯電話機10をロックする指示を示す携帯電話機ロック信号を受けると携帯電話機10が外されないように物理的にロックをする機能を備える。図6は、ロック式コネクタの具体例を示す図である。ロック式コネクタ201には出し入れ可能なツメ2011が付いている。携帯電話機10の16芯雌コネクタにはツメ2011と対応する窪み部があり、携帯電話機10が装着部208に装着されていてツメ2011が出ていれば、ツメ2011が窪み部に引っ掛かるため、携帯電話機10を装着部208から外すことができない。
【0033】検知部202は、携帯電話機10の16芯雌コネクタがロック式コネクタ201と接続されているか否かを電気的に検知する機能と、携帯電話機10の16芯雌コネクタがロック式コネクタ201に接続されていることが検知されると、制御部203及びロック部204に接続検知信号を伝送する機能とを有する。ロック部204は、セイフティロック装置200が作動開始したときにサイドブレーキバー40が動かないようにロックする機能を有し、検知部202から接続検知信号を受けるとサイドブレーキバー40のロックを解除(アンロック)にする機能を有する。ロックする方法としては、物理的に物をかませる等の処置をすることでサイドブレーキバーの動きを抑止する。
【0034】検知部205は、サイドブレーキがかかっているとこれを検知し、制御部203にサイドブレーキがかかっていることを示すサイドブレーキ信号を伝送する機能を有する。また、サイドブレーキバー40がユーザにより下ろされてサイドブレーキが解除されれば、サイドブレーキ信号の伝送を停止する。制御部203は、CPU及びメモリを有し、CPUは、メモリに記憶された制御プログラムに従って各種装置に対する制御を行う機能を有し、特に、検知部202から接続検知信号を受けた場合、携帯電話機10に備わるハンズフリー機能をONにする制御信号をロック式コネクタ201を介して携帯電話機10に伝送する機能と、検知部205からサイドブレーキ信号を受けなくなった場合、ロック式コネクタ201に携帯電話機ロック信号を伝送する機能と、検知部205からサイドブレーキ信号を受ければ携帯電話機ロック信号の伝送を停止する機能と、音声出力部207、スピーカ60を介して、サイドブレーキバー40及び携帯電話機10のロック状況をユーザに通知する機能とを有する。
【0035】音声入力部206は、マイク部50から送られてきた音声データを増幅する装置である。音声出力部207は、携帯電話機10から送られてきた音声データを出力可能なように増幅する装置である。
<動作>次に、本実施の形態2のセイフティロック装置200の動作の特徴部分について説明する。
【0036】図7は、セイフティロック装置200の動作の特徴部分を示すフローチャートである。まず、セイフティロック装置200は作動開始すると、ロック部204によりサイドブレーキバー40をロックする(ステップS201)。そして制御部203は、サイドブレーキバー40がロックされている旨の音声データをメモリから読み出して音声出力部207、スピーカ60を介して音声でユーザに通知する(ステップS202)。この時、携帯電話機10を装着部208に装着することを促す通知を行ってもよい。
【0037】続いて、携帯電話機10がロック式コネクタ201に装着されたことが検知部202により検知されると(ステップS203:YES)、サイドブレーキバー40をアンロックする(ステップS204)。そして制御部203は、サイドブレーキバー40がアンロックされた旨を音声出力部207、スピーカ60を介して音声でユーザに通知する(ステップS205)。この時、サイドブレーキバー40を下ろしてサイドブレーキを解除することを促す通知を行ってもよい。
【0038】続いて、サイドブレーキが解除されたことが検知部205により検知された場合(ステップS206:YES)、制御部203によるサイドブレーキ信号の伝送停止によりロック式コネクタ201は携帯電話機10をロックする(ステップS207)。そして制御部203は、携帯電話機10がロックされている旨の音声データをメモリから読み出して音声出力部207、スピーカ60を介して音声でユーザに通知する(ステップS208)。
【0039】続いて、サイドブレーキ40がかけられたことが検知部205により検知された場合(ステップS209:YES)、制御部203によるサイドブレーキ信号の伝送開始によりロック式コネクタ201は携帯電話機10をアンロックする(ステップS210)そして制御部203は、携帯電話機10がアンロックされた旨の音声データをメモリから読み出して音声出力部207、スピーカ60を介して音声でユーザに通知する(ステップS211)。
【0040】続いて、携帯電話機10がロック式コネクタ201から外されたことが検知部202により検知されると(ステップS212:YES)、サイドブレーキバー40をロック部204によりロックする(ステップS201)。また、ステップS206においてサイドブレーキが解除されたことが検知部205により検知されない場合(ステップS206:NO)、ステップS207からステップS211をスキップする。
<実施の形態3>以下、本発明の実施の形態3について、図面を用いて説明する。
【0041】<構成>本実施の形態3のセイフティロック装置は、自動車の各種制御機器と同じように車体に組み込まれて装備されるものであり、当該セイフティロック装置の一部である、携帯電話機を装着するための装着部は、車内に据付けられる。前記セイフティロック装置は、ユーザが自動車のイグニッションスイッチをONにしたときに作動開始し、イグニッションスイッチをOFFにしたときに作動を停止する装置であって、当該セイフティロック装置が作動している間、携帯電話機が装着部に装着されない限り、ハンドルをロックしてユーザがハンドルを操作して運転することができないように構成されている。
【0042】以下、前記セイフティロック装置の機能構成について詳しく説明する。図8は、本実施の形態3のセイフティロック装置300の機能構成を示す図である。携帯電話機10、マイク50及びスピーカ60は実施の形態1で説明したものと同じであり、携帯電話機10はハンズフリー機能を備える。
【0043】セイフティロック装置300は、ロック式コネクタ301、検知部302、制御部303、ロック部304、音声出力部305、音声入力部306、装着部307及びイグニッションスイッチ308を有する。装着部307は、携帯電話機10を装着するために成形されたものであり、その底部にロック式コネクタ301を有し、車体の固定一部として据付けられていて、携帯電話機10が装着されると携帯電話機10のボタン操作部を覆い隠す形状又は構造をしている。これにより、携帯電話機10が装着部307に装着されていれば、ユーザは携帯電話機10のボタン操作を行うことができない。
【0044】ロック式コネクタ301は、携帯電話機10底部などに設けられる16芯雌コネクタに対して挿抜される雄コネクタであり、制御部303から携帯電話機10をロックする指示を示す携帯電話機ロック信号を受けると携帯電話機10が外されないように物理的にロックをする機能を備える。ロック式コネクタ301の具体例としては、実施の形態2で説明した図6に示されるものと同様である。
【0045】検知部302は、携帯電話機10の16芯雌コネクタがロック式コネクタ301と接続されているか否かを電気的に検知する機能と、携帯電話機10の16芯雌コネクタがロック式コネクタ301に接続されていることが検知されると、制御部303に接続検知信号を伝送する機能とを有する。ロック部304は、制御部303からロック信号を受けるとハンドル30が動かないように物理的にロックする機能を有し、制御部303からロック解除信号を受けるとハンドル30をアンロックにする機能を有する。ロックする方法としては、物理的に物をかませる等の処置をすることでハンドル30の動きを抑止する。
【0046】制御部303は、CPU及びメモリを有し、メモリに記憶された制御プログラムに従って各種装置に対する制御を行う機能を有し、特に、イグニッションスイッチ308がONにされた場合、ロック部304にロック信号を伝送し、イグニッションスイッチ308がOFFにされた場合、ロック式コネクタ301に携帯電話機ロック信号の伝送を停止する機能と、検知部302から接続検知信号を受けた場合、ロック部304へのロック解除信号の伝送、及びロック式コネクタ301への携帯電話機ロック信号の伝送、そして、携帯電話機10に備わるハンズフリー機能をONにする制御信号をロック式コネクタ301を介して携帯電話機10に伝送する機能と、音声出力部207、スピーカ60を介して、サイドブレーキバー40及び携帯電話機10のロック状況をユーザに通知する機能とを有する。
【0047】音声入力部306は、マイク部50から送られてきた音声データを増幅する装置である。音声出力部305は、携帯電話機10から送られてきた音声データを出力可能なように増幅する装置である。
<動作>次に、本実施の形態3のセイフティロック装置300の動作の特徴部分について説明する。
【0048】図9は、セイフティロック装置300の動作の特徴部分を示すフローチャートである。 まず、イグニッションスイッチ308がONにされると(ステップS301:YES)、ロック部304によりハンドル30をロックする(ステップS302)。そして制御部303は、ハンドル30がロックされている旨の音声データをメモリから読み出して音声出力部305、スピーカ60を介して音声でユーザに通知する(ステップS303)。この時、携帯電話機10を装着部307に装着することを促す通知を行ってもよい。
【0049】続いて、携帯電話機10がロック式コネクタ301に装着されたことが検知部302により検知されると(ステップS304:YES)、ハンドル30をアンロックするとともに携帯電話機10をロックする(ステップS304)。そして制御部303は、ハンドル30がアンロックされた旨と携帯電話機10がロックされた旨の音声データをメモリから読み出して音声出力部305、スピーカ60を介して音声でユーザに通知する(ステップS306)。
【0050】続いて、イグニッションスイッチ308がOFFにされると(ステップS307:YES)、携帯電話機10をアンロックする(ステップS308)。そして制御部303は、携帯電話機10がアンロックされた旨の音声データをメモリから読み出して音声出力部305、スピーカ60を介して音声でユーザに通知する(ステップS309)。
【0051】続いて、携帯電話機10がロック式コネクタ301から外されたことが検知部302により検知されると(ステップS310:YES)、ステップS301に戻る。
<補足>以上、本発明に係るセイフティロック装置について実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3を示して説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られないことは勿論である。即ち、(1)携帯電話機がセイフティロック装置の装着部に装着されなければ、エンジンへの燃料供給を停止するセイフティロック装置であってもよい。
(2)携帯電話機がセイフティロック装置の装着部に装着されなければ、AT(Automatic Transmission)車におけるセレクトレバー又は、MT(Manual Transmission)車におけるクラッチバーを動かすことができないようにロックするセイフティロック装置であってもよい。
(3)本発明に係るセイフティロック装置が装備される自動車は、自動4輪車のみに限らず、自動2輪車等でもよい。
(4)実施の形態1のセイフティロック装置は携帯電話機に記憶されているESNを識別子としたが、これに限られず、GSM携帯電話を識別する番号であるIMEI(International Mobile Equipment Identifier)、またAMPS、TDMA及びCDMAの加入を識別する番号であるMIN(Mobile Identification Number)、GSM加入(SIMカード)を識別する番号であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等を識別子として用いてもよい。
(5)実施の形態1のセイフティロック装置は自動車が移動中に装着部に装着されている携帯電話機が外されると1分後にエンジンが停止するとしていたが、自動車が移動中であることを検知している限り、携帯電話機を装着部から外せないようにロックする機能を装着部に設けてもよい。自動車が移動中であることを検知する手段としては、自動車の速度情報、エンジン動作情報等を取得することで検知できる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係るセイフティロック装置は、自動車に装備されるセイフティロック装置であって、携帯電話機が、車体の固定一部である装着部に装着されているか否かを検知する装着検知手段と、前記携帯電話機が前記装着部に装着されていないことが検知されている限り、前記自動車の運行機能を抑止する抑止手段とを備えることを特徴とする。
【0053】これにより、ユーザは自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することができなくなる。また、前記セイフティロック装置は、更に、基準識別子を記憶している記憶手段と、前記装着検知手段により、前記携帯電話機が前記装着部に装着されていることが検知されている限り、当該携帯電話機に記憶されている第1識別子を所定時間毎に取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている基準識別子に基づいて、取得された第1識別子が正しいか否かを判断する判断手段とを備え、前記抑止手段は、取得された第1識別子が前記判断手段により正しくないと判断された場合に、自動車の運行機能を抑止することとしてもよい。
【0054】これにより、継続的に正しい識別子を記憶している携帯電話機が装着部に装着されていないと自動車の運行機能が抑止されるのでユーザは自動車の運転中にユーザの携帯電話機を手に持って操作することができない。また、ユーザの携帯電話機に記憶されている正しい識別子以外は受け付けないので自動車の盗難を防止するセキュリティ効果が期待できる。
【0055】また、前記基準識別子及び第1識別子は、各携帯電話機に個別に割当てられるエレクロトニックシリアルナンバー(ESN:Electronic Serial Number)であることとしてもよい。ESNは携帯電話機に対して個別に割り当てられており、しかも公表されない番号なので自動車の盗難を防止するセキュリティ効果が期待できる。
【0056】また、前記抑止手段は、前記自動車のエンジンの始動を抑止することとしてもよい。これにより、携帯電話機が装着部に装着されていないとエンジンの始動が抑止されるので、ユーザは自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することができなくなる。
【0057】また、前記装着部は、当該装着部に携帯電話機が装着されている状態において、少なくとも当該携帯電話機のボタン操作部を覆い隠し、ユーザによるボタン操作を不可能にする機能を備えることとしてもよい。これにより、携帯電話機が装着部に装着されていれば、ユーザは携帯電話機のボタン操作をすることができない。
【0058】また、前記携帯電話機にはハンズフリー機能が備わっており、前記セイフティロック装置は、更に、前記判断手段により、取得された識別子が正しいと判断された場合に、当該携帯電話機に備わるハンズフリー機能をONにするための制御信号を当該携帯電話機に送信する制御信号送信手段と、前記携帯電話機から送られてくる音声データを受け付ける音声データ受付手段と、受け付けられた音声データを音声として出力する音声出力手段と、音声の入力を受け付ける音声入力受付手段と、入力された音声を音声データとして前記携帯電話機に送信する音声データ送信手段とを備えることとしてもよい。
【0059】これにより、ユーザは運転中は必ず携帯電話機をセイフティロック装置の装着部に装着している上、当該携帯電話機が装着されると自動的にハンズフリー機能がONになり、セイフティロック装置の音声出力手段及び音声入力受付手段により通話を行うことができる。また、前記セイフティロック装置は、更に、前記判断手段により、取得された識別子が正しいと判断された場合に、当該携帯電話機の充電を行う充電手段を備えることとしてもよい。
【0060】これにより、携帯電話機が装着部に装着されている間に携帯電話機が充電されるので、ユーザが携帯電話機の充電をし忘れることがなくなり便利である。また、前記抑止手段は、前記装着検知手段により、前記携帯電話機が、車体の一部である装着部に装着されていないことが検知されている限り、サイドブレーキバーの動きをロックするバーロック手段を備え、前記装着検知手段により、前記携帯電話機が、車体の一部である装着部に装着されていることが検知されている限り、前記バーロック手段によるサイドブレーキバーのロックを解除するバーアンロック手段と、サイドブレーキバーがユーザにより操作されて、サイドブレーキが解除されたか又は、サイドブレーキがかけられたかを検知するサイドブレーキ検知手段と、前記サイドブレーキ検知手段により、サイドブレーキが解除されていることが検知されている限り、携帯電話機が外されないようにロックする携帯電話機ロック手段と、前記サイドブレーキ検知手段により、サイドブレーキがかけられていることが検知されている限り、前記携帯電話機ロック手段による前記携帯電話機のロックを解除する携帯電話機アンロック手段とを備えることとしてもよい。
【0061】これにより、ユーザは携帯電話機を装着部に装着しない限り、サイドブレーキを解除することができない上、サイドブレーキが解除されると携帯電話機が装着部から外せなくなるので、自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することができなくなる。また、前記抑止手段は、前記自動車のハンドル回転を抑止することとしてもよい。
【0062】これにより、ユーザは携帯電話機を装着部に装着しない限り、自動車のハンドル回転が抑止されるので、自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することができなくなる。また、前記セイフティロック装置が起動された直後に、前記装着部に携帯電話機の装着が必要である旨をユーザに通知する装着要求通知手段を備えることとしてもよい。
【0063】これにより、ユーザは携帯電話機を装着部に装着する必要があることを忘れていても認識させられる。また、携帯電話機が車体の一部である装着部に装着されたまま自動車のドアが開かれた場合に、当該携帯電話機が装着部に装着されたままである旨をユーザに通知する装着状態通知手段を備えることとしてもよい。
【0064】これにより、ユーザは携帯電話機が装着部に装着されたままであることを忘れていても認識させられるため、自動車内に置き忘れたまま自動車から離れることが少なくなる。また、自動車に装備されるセイフティロック装置であって、携帯電話機が、車体の固定一部である装着部に装着されているか否かを検知する装着検知手段と、前記携帯電話機が前記装着部に装着されていないことが検知されている限り、前記自動車の運行機能を抑止する抑止手段と、前記自動車が移動中であるか否かを検知する移動検知手段と、前記自動車が移動中であることが検知されている限り、前記携帯電話機が前記装着部から外されないようにロックするロック手段とを備えることを特徴とする。
【0065】これにより、自動車が移動中は携帯電話機が装着部から外されないのでユーザは自動車の運転中に携帯電話機を手に持って操作することができなくなる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013