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発明の名称 メモリ書き替え装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−271464(P2003−271464A)
公開日 平成15年9月26日(2003.9.26)
出願番号 特願2002−70980(P2002−70980)
出願日 平成14年3月14日(2002.3.14)
代理人 【識別番号】100090446
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
【テーマコード(参考)】
5B018
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5B018 GA04 KA01 NA06 QA05 QA15 
5K027 AA11 GG03 HH26
5K067 AA33 BB04 DD04 EE02 EE10 FF02 KK13 KK15
発明者 濃野 正樹 / 松本 文明 / 長瀬 功典
要約 課題
データを書き替える機能を備えていない携帯端末においてもそのメモリに格納されたデータの書き替えを途中で途絶えさせることなく完全に行えるメモリ書き替え装置を提供すること。

解決手段
機種及びエリア毎に格納されたデータのバージョンナンバーから、更新が必要なメモリ領域を特定する(ステップS3)。特定したメモリ領域分のデータ書き替え更新のために必要な電池量を算出する(ステップS4)。算出した電池量と取得した現在の電池残量とを比較して電池残量が十分であれば(ステップS5でYes)、特定したメモリ領域についてデータを携帯電話機に送信するとともに、更新すべきメモリ領域を指定する(ステップS6)。
特許請求の範囲
【請求項1】 携帯端末のメモリに格納されたデータを書き替えるメモリ書き替え装置であって、携帯端末の電池残量を取得する電池残量取得手段と、メモリに格納されたデータを新たなデータに書き替えるに際して携帯端末で消費されるであろう電池消費量を予め記憶する記憶手段と、前記取得した電池残量と、前記電池消費量とを比較することにより書き替え可否の判断を行う判断手段とを備えることを特徴とするメモリ書き換え装置。
【請求項2】 前記判断手段による判断の結果、取得した電池残量ではメモリの書き替えが完了できない場合にはメモリの書き替えを行わず、取得した電池残量でメモリの書き替えが完了できる場合に限りメモリの書き替えを行うことを特徴とする請求項1に記載のメモリ書き替え装置。
【請求項3】 取得した電池残量ではメモリの書き替えが完了できない場合にはその旨を作業者に知らせる通知手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のメモリ書き替え装置。
【請求項4】 前記携帯端末のメモリは複数の領域に分割されたものであって、前記判断手段は、各メモリ領域に格納されたデータのバージョンチェックを行い、バージョンアップの必要があるデータそれぞれについて比較判断し、取得した電池残量で書き替えが完了できるメモリ領域におけるデータに限り書き替えを行うことを特徴とする請求項3に記載のメモリ書き替え装置。
【請求項5】 前記携帯端末のメモリは複数の領域に分割されたものであって、前記判断手段は、各メモリ領域に格納されたデータのバージョンチェックを行い、バージョンアップの必要があるデータの合算した電池消費量について取得した電池残量と比較判断し、全てのデータを書き替えられる場合に限り書き替えを行うことを特徴とする請求項3に記載のメモリ書き替え装置。
【請求項6】 前記メモリ領域に格納されたデータのうちの一つは、ブートプログラムであることを特徴とする請求項4又は5に記載のメモリ書き替え装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、PDAなどの携帯端末の書き替え可能な不揮発性メモリをはじめとするメモリ内のデータを書き替えさせるメモリ書き替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯端末では、フラッシュメモリ内を複数の領域に分割し、各領域に例えば、携帯端末の初期状態に立ち上げるブートプログラムや、各種システムプログラムや、文字フォントや、カラーイラストや、その他各種データをそれぞれ格納している。そして、これらのプログラムや、データがCPUの指示のもとメインメモリ上に読み出され利用に供される。
【0003】一方、携帯端末内には、現在の電池残量を検出する手段を備えており、検出した電池残量をディスプレイに段階的に表示するなどして、電池残量をユーザに知らせる。ところで、昨今、携帯端末(例えば、携帯電話機)を作動させるシステムプログラムのバグの存在により、正常に機能しないことが問題となるケースが増えてきている。このような正常に機能しない携帯端末を持つユーザに対し、携帯端末の販売店等においてフラッシュメモリ内のシステムプログラムやデータを正常なものに書き替える更新サービスを提供する。
【0004】このフラッシュメモリ内のプログラムやデータの書き替えの際には、携帯端末と汎用コンピュータとをシリアルインターフェースで接続し、コンピュータから更新情報(プログラム、データ)を転送して、フラッシュメモリ内に格納されているデータを書き替え更新する。そして、この書き替えのおり、携帯端末が備えている電池を電源として用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】携帯端末の機種毎に今どのバージョンのデータ、プログラムまで入っているかはまちまちであることから、どれだけの領域を書き替える必要があるかは即断しにくい。また、書き替えのデータ量、性能等によっても電池消費量の必要量は異なるが、携帯端末内の電池残量を知る手段によって、電池残量を大まかに知ることができても、書き替えに必要な電池残量を十分に把握することはできない。
【0006】このような事情から、電池残量が不足してデータの書き替えが途中となるケースが多々生じている。そして、データの書き替えが途中で終わると、全く動作しなくなったり、例えば、ブートプログラム等が中途半端に書き込まれて後で電池を充電してもデータとプログラムとの不整合が生じて正常動作しなくなる結果を招く。
【0007】本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、携帯端末においてそのメモリに格納されたデータの書き替えを途中で途絶えさせることなく完全に行えるメモリ書き替え装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、携帯端末のメモリに格納されたデータを書き替えるメモリ書き替え装置であって、携帯端末の電池残量を取得する電池残量取得手段と、メモリに格納されたデータを新たなデータに書き替えるに際して携帯端末で消費されるであろう電池消費量を予め記憶する記憶手段と、前記取得した電池残量と、前記電池消費量とを比較することにより書き替え可否の判断を行う判断手段とを備えることを特徴とする。
【0009】ここで、本発明は、前記判断手段による判断の結果、取得した電池残量ではメモリの書き替えが完了できない場合にはメモリの書き替えを行わず、取得した電池残量でメモリの書き替えが完了できる場合に限りメモリの書き替えを行うことを特徴とすることが良い。ここで、本発明は、取得した電池残量ではメモリの書き替えが完了できない場合にはその旨を作業者に知らせる通知手段を備えることを特徴とする、とすることができる。
【0010】ここで、本発明は、前記携帯端末のメモリは複数の領域に分割されたものであって、前記判断手段は、各メモリ領域に格納されたデータのバージョンチェックを行い、バージョンアップの必要があるデータそれぞれについて比較判断し、取得した電池残量で書き替えが完了できるメモリ領域におけるデータに限り書き替えを行うことを特徴とする、とすることができる。
【0011】ここで、本発明は、前記携帯端末のメモリは複数の領域に分割されたものであって、前記判断手段は、各メモリ領域に格納されたデータのバージョンチェックを行い、バージョンアップの必要があるデータの合算した電池消費量について取得した電池残量と比較判断し、全てのデータを書き替えられる場合に限り書き替えを行うことを特徴とする、とすることができる。
【0012】ここで、本発明は、前記メモリ領域に格納されたデータのうちの一つは、ブートプログラムであることを特徴とする、とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施の形態のメモリ書き替え装置について具体的に説明する。なお、本実施形態では、携帯電話機のデータの更新を行う、メモリ書き替え装置について説明するが、携帯電話機以外の携帯端末においても同様に実施することができる。
【0014】<全体構成>図1に示すように本実施形態では、携帯電話機20とメモリ書き替え装置としての汎用コンピュータ(パーソナルコンピュータ)30とがシリアルインターフェース(RS−232Cインターフェース)40とで互いにデータを送受信可能に接続された状態で、携帯電話機20のメモリ内のデータが書き替えられる。図2は、本実施形態のメモリ書き替え装置1の構成を示す機能ブロック図である。
【0015】この図に示すように、メモリ書き替え装置1は、転送データ制御部101と、更新データ情報格納部102と、更新メモリ領域特定部103と、電池残量情報取得部104と、書き替え可否決定部105と、領域毎電池消費量情報格納部106とから構成されている。携帯電話機20は、制御部201と、フラッシュメモリ202と、電池残量検出部203と、電池204とを備えている。
【0016】<詳細構成>・携帯電話機20について携帯電話機20の前記制御部201は、メモリ書き替え装置1からの送信内容を受けてフラッシュメモリ202内のデータの書き替え処理を制御するもので、CPU及びメモリを含むものである。
【0017】フラッシュメモリ202は、物理アドレスが区分されることで複数のメモリ領域が形成されており、各領域に個別のデータが格納されている。図2では、202A、202B、202C、202D、202Eの5つのメモリ領域に分割された例を示している。各メモリ領域に、例えば、携帯端末の初期状態に立ち上げるプログラムやメモリ書き替え用のプログラム等のブートプログラム(ブート部)、各種システムプログラムや(プログラム部)、文字フォントや(フォント部)、カラーイラストや(カラーイラスト部)、その他各種データ(データ部)を格納する。
【0018】電池残量検出部203は、電池204の現在の電池残量を検出するもので、通常携帯電話機に汎用的に備わっている場合が多いので、それを用いることが可能である。電池204は、何れの種類にも限定されるものではないが、例えば、リチウムイオン二次電池を用いることができる。
【0019】・メモリ書き替え装置1について前記転送データ制御部101は、携帯電話機20にメモリに格納された各種データのバージョンアップを実行する旨を携帯電話機20に通知するバージョンアップコマンドを送信することや、バージョンアップ用の各データを送信するなどの機能を担う。
【0020】更新データ情報格納部102は、携帯電話機20の機種毎にフラッシュメモリ202の各メモリ領域に格納されたデータの最新のバージョンナンバーについて対応を示す更新データ情報を格納している。図3は、この更新データ情報の構造を示す図である。この図3に示すように、更新データ情報は、機種とメモリ領域毎のデータの最新バージョンナンバーとの対応を示す。例えば、機種NP001であれば、プログラムのバージョンはVer.1で、フォントのバージョンナンバーはVer.4・・・という対応が示されている。
【0021】更新メモリ領域特定部103は、フラッシュメモリ202の各メモリ領域202A、202B、202C、202D、202Eのうち何れのメモリ領域におけるデータを書き替え更新するのかを特定する。この特定は上記した更新データ情報を参照して行い、各データの最新のバージョンナンバーを参照して現在メモリに格納されたデータが最新バージョンでなければ書き替えるべき領域として特定する。
【0022】電池残量情報取得部104は、携帯電話機20において検出された現在の電池残量(mAh)を取得する。書き替え可否決定部105は、電池残量情報取得部104が取得した電池残量とデータ毎に書き込みに伴って消費する電池量との比較により、上記特定したメモリ領域のデータを書き替えるのことができるかを判定する。この比較は、領域毎電池消費量情報格納部106に格納された領域毎電池消費量情報を読出して行う。
【0023】図4は、領域毎電池消費量情報の構造を示す図である。この図4に示すように、メモリ領域毎に電池消費量(mAh)が対応付けされたテーブルを機種毎に備えた構造である。この図は、その一例であるが、メモリ領域202A〜202E毎に最大5.0mAhの容量を消費する。データ書き込みに伴って消費される電池量は、書き込まれるメモリ領域の大きさや機種の性能によって異なってくる。これは書き込みに要する時間がこれらの要因によって変動するからである。書き込み時間が長いほど消費容量は大きくなる。
【0024】なお、携帯電話機20とメモリ書き替え装置1との間のデータの送受信は、シリアルインターフェースを介して行うことから、送受信されるデータは、図示しないシリアル通信制御部を介してシリアルデータとして送受信に供される。
<動作>まず、メモリ書き替え装置1の動作について説明する。メモリ書き替え装置1では、メモリ書き替え処理を以下のように実行する。図5は、メモリ書き替え装置1が実行するメモリ書き替え手順を示すフローチャートである。
【0025】ステップS1で、バージョンアップ用コマンドを転送データ制御部101が携帯電話機20に送信する。次に、送信した結果を受けて携帯電話機20が送信する機種及びエリア毎に格納されたデータの最新バージョンナンバーを更新メモリ領域特定部において受信し、電池残量を電池残量情報取得部104において受信する(ステップS2)。
【0026】ステップS2で受信した機種及びエリア毎に格納されたデータのバージョンナンバーから、上記した更新データ情報を参照して更新が必要なメモリ領域を更新メモリ領域特定部103において特定する(ステップS3)。次に、特定したメモリ領域分のデータ書き替え更新のために必要な電池消費量を書き替え可否決定部105は算出する(ステップS4)。この算出は、上記した領域毎電池消費量情報を領域毎電池消費量情報格納部106から読み出した値を用いることで行われる。
【0027】書き替え可否決定部105では、ステップS4で算出した電池消費量とステップS2で取得した現在の電池残量とを比較して電池残量が十分であれば(ステップS5でYes)、ステップS3で特定したメモリ領域についてデータを更新データ情報格納部102から読出して携帯電話機20に送信するとともに、更新すべきメモリ領域を指定する(ステップS6)。このデータの送信及びメモリ領域の指定を受けてメモリの書き替えが制御部の指示に基づいて行われる。
【0028】ステップS4で算出した電池量とステップS2で取得した現在の電池残量とを比較して電池残量が十分でなければ(ステップS5でNo)、ステップS3で特定したメモリ領域についてデータを更新しないこととし、書き替え可否決定部105は、例えば、ディスプレイパネル上に警告メッセージを図6に示すように表示する(ステップS7)。これにより、現在の電池残量では書き替えが行えない旨を作業者に通知し作業者に対処を促す。
【0029】例えば、メモリ領域202Bがバージョンアップの必要があるとステップS3で特定された場合、このメモリ領域を書き替えるには、電池消費量は4.0mAh必要である(図4*1)ことから、この値と、ステップS2で取得した現在の電池残量(例えば、3.0mAhとする)とをステップS5で比較して電池残量が電池消費量よりも大であれば、メモリの書き替えをステップS6にて行う。一方、現在の電池残量が電池消費量よりも小であれば、メモリの書き替えを行わず、ステップS7で警告メッセージを表示する。
【0030】また、メモリ領域202A及びメモリ領域202Cがバージョンアップの必要があるとステップS3で特定された場合、このメモリ領域を書き替えるには、それぞれ電池消費量は1.0mAh、4.0mAh必要である(図4*2及び*3)ことから、これらの合算した値(1.0+4.0=5.0mAh)と、ステップS2で取得した現在の電池残量(例えば、3.0mAhとする)とをステップS5で比較して電池残量が合算した電池消費量よりも大であれば、メモリの書き替えをステップS6にて行う。一方、現在の電池残量が合算した電池消費量よりも小であれば、メモリの書き替えを行わず、ステップS7で警告メッセージを表示する。
【0031】携帯電話機20の制御部201は、上記のようなメモリ書き替え装置の動作に対応して、以下のように動作する。図7は、制御部201のデータバージョンアップに伴う動作を示すフローチャートである。まず、ステップS11で、バージョンアップ用コマンドを転送データ制御部101から受信すると、通常の送受信機能を停止して、メモリ領域のブート部からメモリ書き替え用のプログラムを読み出してバージョンアップモードにする。
【0032】次に、バージョンアップモードに設定されると、自身の機種と各メモリ領域のデータのバージョンナンバー、並びに現在の電池残量を送信する(ステップS12)。なお、電池残量は定期的に電池残量検出部203が検出しており、その最新の検出値を用いる。このように機種、メモリ領域のデータのバージョンナンバー、及び現在の電池残量を送信すると、メモリ書き替え装置からの更新するための新たなデータが送信され、更新すべきメモリ領域の指定がされるのを持ち受ける(ステップS13)。そして、新たなデータを受信するとともに、更新すべきメモリ領域の指定を受けると、当該メモリ領域のデータを書き替える(ステップS14)。そして、書き替えが終了すると通常の送受信モードに復帰させ(ステップS15)、バージョンアップ処理を終了する。
【0033】次に、販売店において使用されるメモリ書き替え装置を例にフラッシュメモリに格納されたデータを書き替える動作について説明する。ここでのメモリ書き替え装置1は、汎用コンピュータのOS上で起動するプログラムで実現される。まず、顧客が依頼する携帯電話機20の機種、メモリ領域のデータのバージョンナンバー、現在の電池残量を取得する。そして、メモリ書き替え装置1は、予め格納してある顧客の依頼する携帯電話機の機種において各メモリ領域に格納されたデータのそれぞれの最新バージョンナンバーを参照して、書き替えるべきデータ(メモリ領域)を特定する。
【0034】また、それぞれのデータを新たなデータに書き替える場合に、消費される電池量を算出する。そして、現在の電池残量と算出した電池消費量とを合算した値とを比較して、電池残量が書き替えに十分である場合に限り、特定した全てのメモリ領域におけるデータを最新のバージョンのデータに書き替える。現在の電池残量と算出した電池消費量を合算した値とを比較して、電池残量が書き替えに十分でなく不足していれば、警告メッセージを表示させて、電池の充電又は交換を店員に促すなどする。
【0035】<補足>(1)上記説明では、書き替えるべきメモリ領域の特定は、基本的には、データのバージョンナンバーが最新のものでなければ、書き替えるべきものと特定することとしたが、バージョンナンバーが最新のものであっても、他のデータと密接に関連しているデータについては、同時に書き替えるべきメモリ領域として特定するようにすることもできる。このようにすると、特定のデータだけを書き替える場合に生じるデータ間の不整合をなくすることができるからである。
【0036】(2)上記説明では、更新メモリ領域特定部で特定されたメモリ領域が複数ある場合、各メモリ領域のデータを更新する場合の電池消費量を合算した値と現在の電池残量とを比較し、全てのメモリ領域を書き替えることとしたが、これに限られず、各メモリ領域の更新に必要な電池消費量と電池残量とを比較し、少なくとも書き替え可能なデータについては書き替えを行い、電池残量が不足するものについては、警告メッセージ表示において、当該メモリ領域の書き替えは不可能である旨を通知し、電池充電又は交換等を促すようにすることもできる。
【0037】(3)上記ステップS4で算出した電池消費量とステップS2で取得した現在の電池残量とを比較して電池残量が更新に十分であるかどうかのステップS5における判断は、例えば、現在の電池残量が更新に必要な電池消費量よりも所定の値(1mAh)分多いかどうかで判断させることもできる。
(4)作業者への通知は、書き替えが不可能である場合にのみ行ったが、これに限らず、書き替えが完了した際にも作業者にその旨を通知するようにしても構わない。
【0038】
【発明の効果】上記目的を達成するために、本発明は、携帯端末のメモリに格納されたデータを書き替えるメモリ書き替え装置であって、携帯端末の電池残量を取得する電池残量取得手段と、メモリに格納されたデータを新たなデータに書き替えるに際して携帯端末で消費されるであろう電池消費量を予め記憶する記憶手段と、前記取得した電池残量と、前記電池消費量とを比較することにより書き替え可否の判断を行う判断手段とを備えることを特徴とする。
【0039】これにより、携帯端末が備える電池の電池残量とは無関係にメモリに格納されたデータを書き替えるのではなく、現在の電池残量を検出し、その容量で書き替えが可能な場合にデータの書き替えを行うことが可能となるので、電池残量を見込んだ書き替え処理を実現する。その結果、携帯端末のメモリ内のデータ書き替えを途中で途絶えさせることなく完全に行うことができるので、データ間の不整合が回避され、書き替え後の携帯端末を正常に作動させることが可能となる。
【0040】ここで、本発明は、前記判断手段による判断の結果、取得した電池残量ではメモリの書き替えが完了できない場合にはメモリの書き替えを行わず、取得した電池残量でメモリの書き替えが完了できる場合に限りメモリの書き替えを行うことを特徴とするものとするのが良い。これにより、メモリ内のデータを本来書き替えが不要なデータも含め全てのデータを一律に書き替えるのではなく、現在の電池残量を検出し、その容量で書き替えが可能な所定のデータを選択的に書き替えることが可能となるので、書き替えの処理を迅速に行うことが可能となる。
【0041】ここで、本発明は、取得した電池残量ではメモリの書き替えが完了できない場合にはその旨を作業者に知らせる通知手段を備えることを特徴とする。このように、現在の電池残量ではメモリ内のデータが書き替え不可能な場合には、その旨を作業者に通知できることから、電池残量が不足している場合には作業者が電池を充電又は交換するなど適切に対処することが可能となる。
【0042】ここで、本発明は、前記携帯端末のメモリは複数の領域に分割されたものであって、前記判断手段は、各メモリ領域に格納されたデータのバージョンチェックを行い、バージョンアップの必要があるデータそれぞれについて比較判断し、取得した電池残量で書き替えが完了できるメモリ領域におけるデータに限り書き替えを行うことを特徴とする、又は前記携帯端末のメモリは複数の領域に分割されたものであって、前記判断手段は、各メモリ領域に格納されたデータのバージョンチェックを行い、バージョンアップの必要があるデータの合算した電池消費量について取得した電池残量と比較判断し、全てのデータを書き替えられる場合に限り書き替えを行うことを特徴とする。
【0043】これにより、書き替えにより消費される電池量を必要最低限に絞り込むことができるので、現在の電池残量が少ない場合でも、携帯端末のメモリ内のデータ書き替えを途中で途絶えさせることなく完全に行うことができる。また、書き替えが不要なデータについては書き替えを行わないことから、書き替え処理を迅速に行うことができる。
【0044】ここで、前記メモリ領域に格納されたデータのうちの一つは、ブートプログラムであることを特徴とする場合に特に有効である。メモリ領域に格納されたデータがブートプログラムである場合に書き替えが完了しないとその後の書き替え処理を実行させられないからである。




 

 


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