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発明の名称 移動端末及び画像記録方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−249982(P2003−249982A)
公開日 平成15年9月5日(2003.9.5)
出願番号 特願2002−47950(P2002−47950)
出願日 平成14年2月25日(2002.2.25)
代理人 【識別番号】100090446
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
【テーマコード(参考)】
5C022
5C052
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5C022 AA13 AB67 AC42 AC69 
5C052 AA17 DD02 EE02 EE03
5K027 AA11 BB01
5K067 AA34 BB04 BB21 EE02 FF02 FF23 HH23 KK17
発明者 大塚 修司
要約 課題
被写体が不意に現れたとしても、目的とする被写体の撮影を逃し難い移動端末を提供することを目的とする。

解決手段
記憶部108と、互いに異なる方向から入射する光を受光する第1受光部101及び第2受光部102と、前記第1受光部により結像された第1画像を取得する第1画像処理部103と、前記第2受光部により結像された第2画像を取得する第2画像処理部104と、取得された前記第1画像と第2画像とをリアルタイムに表示する第1表示部106及び第2表示部107と、表示された第1画像及び第2画像の少なくとも一方の選択を操作者から受け付ける操作キー部110と、前記選択がなされた画像を前記記録媒体に格納する制御部105とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 記録媒体と、互いに異なる方向から入射する光を受光する第1受光部及び第2受光部と、前記第1受光部により結像された第1画像を取得する第1画像取得手段と、前記第2受光部により結像された第2画像を取得する第2画像取得手段と、取得された前記第1画像と第2画像とをリアルタイムに表示する表示手段と、表示された第1画像及び第2画像の少なくとも一方の選択を操作者から受け付ける受付手段と、前記選択がなされた画像を前記記録媒体に格納する格納手段とを備えることを特徴とする移動端末。
【請求項2】 前記受付手段は、第1画像及び第2画像の両画像の選択を受け付けることを特徴とする請求項1記載の移動端末。
【請求項3】 第1受光部に入射する光の方向と第2受光部に入射する光の方向とがほぼ正反対であることを特徴とする請求項2記載の移動端末。
【請求項4】 前記格納手段は、第1画像及び第2画像の両画像について前記選択がなされた場合、当該第1画像中に当該第2画像を電子透かしにより埋め込んで記録することを特徴とする請求項3記載の移動端末。
【請求項5】 前記表示手段は、第1画像のみ、第2画像のみ及び第1画像と第2画像の両画像のいずれが選択されているかを操作者に認識させるための認識画像を当該選択がなされている画像に付して表示することを特徴とする請求項2記載の移動端末。
【請求項6】 前記認識画像は、前記選択がなされた画像の周囲を囲む枠であることを特徴とする請求項5記載の移動端末。
【請求項7】 前記移動端末は、さらに、前記表示手段において、所定の時間以上前記認識画像が付されないまま第1画像が表示されている場合、第1画像取得手段への電力供給を停止し、所定の時間以上前記認識画像が付されないまま第2画像が表示されている場合、第2画像生成手段への電力供給を停止する節電手段を備え、前記第1画像取得手段及び前記第2画像生成手段は、電力供給がなされている場合に限り、それぞれ第1画像及び第2画像を生成し、前記表示手段は、第1画像取得手段と第2画像生成手段とにおいて、生成される画像があるときに限りその画像を表示することを特徴とする請求項6記載の移動端末。
【請求項8】 前記表示手段は、画像を表示するための領域であり、決められた位置に存在する第1表示エリア及び第2表示エリアを有し、第1画像を第1表示エリアに表示し、第2画像を第2表示エリアに表示することを特徴とする請求項6記載の移動端末。
【請求項9】 前記第2表示エリアは、第1表示エリアに含まれていることを特徴とする請求項8記載の移動端末。
【請求項10】 前記第1表示エリア及び第2表示エリアは、位置的に重ならない場所に存在することを特徴とする請求項8記載の移動端末。
【請求項11】 前記第1表示エリア及び第2表示エリアは、それぞれ独立した表示部からなり、前記節電手段は、前記画像が表示されていない表示部への電力供給を停止することを特徴とする請求項10記載の移動端末。
【請求項12】 記録媒体と互いに異なる方向から入射する光を受光する第1受光部及び第2受光部とを備える移動端末において、画像を記録する画像記録方法であって、前記第1受光部により結像された第1画像を取得する第1画像取得ステップと、前記第2受光部により結像された第2画像を取得する第2画像取得ステップと、取得された前記第1画像と第2画像とをリアルタイムに表示する表示ステップと、表示された第1画像及び第2画像の少なくとも一方の選択を操作者から受け付ける受付ステップと、前記選択がなされた画像を前記記録媒体に格納する格納ステップとを含むことを特徴とする画像記録方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影機能を有する移動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD又はCMOSセンサなどの受光素子を備え、撮影機能を有する携帯電話及びPDA(Personal Digital Assistance)などの移動端末が普及しつつある。この移動端末は、人物及び風景などの被写体の画像をCCD(charged coupleddevice)などの受光素子により画像を撮像し、撮像した画像をユーザ操作により撮影し、撮影した画像を無線により送信する。
【0003】ディスプレイ上などに画像を表示する場合、これら画像のデータは、メモリ内に一時的に格納されることとなるが、上述の撮影とは、このような一時的なメモリへの格納ではなく、画像のデータを長期に保存するために、このデータを記録媒体に格納することを言う。また、CCDなどの受光素子上において画像を形成することを撮像と呼ぶこととする。
【0004】図9は、従来の移動端末900の外形図である。移動端末900は、画像を表示する表示部901と、CCDなどからなり、移動端末900の正面に配置される受光部902及び移動端末900の背面に配置される受光部903と、これら受光部で撮像した画像を撮影する指示などを受け付けるための操作キー部904と、電話番号入力及び文字入力用のテンキー部905とを有する。
【0005】移動端末900は、受光部902及び受光部903のいずれか一方により撮像された画像をリアルタイムに表示し、操作キー部904への撮影指示入力により表示されている上述の画像を撮影する。操作キー部904への送信指示入力により移動端末900は、撮影された上述の画像を目的の相手に送信する。
【0006】つまり、撮影機能付き移動端末は、一般の移動端末にデジタルカメラなどの撮影機能を融合させたものとなっており、手軽に視覚的情報を送信することができ、便利である。ここで、現在、受光部902が起動中であるとすれば、この受光部902により受光される光の入射方向の反対方向に撮影の対象となる新たな被写体が現れたとき、ユーザは、操作キー部904を用いて受光部への電力供給の切替え指示を入力し、目的とする被写体に近い方向に向けられている受光部903を起動させると共に、受光部902を停止させ、受光部903において撮像された画像を撮影することとなる。
【0007】つまり、撮影する際、受光部902及び受光部903のいずれか一方にのみ電力が供給され、その受光部のみが機能する。図10に示すように、従来の移動端末1000において、1つの受光部1001が、中央のヒンジ部において回転するように設けられているものもあるが、ユーザが移動端末1000を用い、例えば、図11に示すように、自転車に乗りつつ片手で移動端末1000を操作し、前方の景色を撮った後に、ユーザの後方で自転車に乗り追従する友人の姿を撮影しようとした場合、受光部1001を前方向から後方向へと回転させ、表示部1002に表示された友人の姿のリアルタイム画像を確認しつつ狙いを定め、ユーザが気に入る画像が表示されたとき、操作キー部1003を用いて撮影指示操作を行ってこの画像を撮影することとなる。
【0008】受光部1001を回転させる際、ユーザは、両手を使わなくてはならず、そのために自転車を一旦停止する必要があり、その間、友人は、ユーザの横を通り過ぎ、写そうとした行為が無駄になりかねない。この移動端末900において、受光部が2つ設けられているのは、このような状況下において、撮影時における操作性を向上させるためである。
【0009】つまり、被写体の方向が極端に変わる場合であっても、それぞれ異なる方向に向けられた2つの受光部を有する移動端末900は、片手のみで操作により撮影することができ、操作性が良い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いつ、どのようなシャッターチャンスが到来するのかが予測できない状況にあっては、現在、起動されていない受光部の入射方向にユーザが撮影したい被写体が現れたとき、受光部への電力供給の切替えを実施し、表示部801に画像を表示させてから撮影したのでは間にあわない可能性がある。
【0011】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、被写体が不意に現れたとしても、目的とする被写体の撮影の機会を逃し難い移動端末及び画像記録方法を提供することを目的とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明に係る移動端末は、記録媒体と、互いに異なる方向から入射する光を受光する第1受光部及び第2受光部と、前記第1受光部により結像された第1画像を取得する第1画像取得手段と、前記第2受光部により結像された第2画像を取得する第2画像取得手段と、取得された前記第1画像と第2画像とをリアルタイムに表示する表示手段と、表示された第1画像及び第2画像の少なくとも一方の選択を操作者から受け付ける受付手段と、前記選択がなされた画像を前記記録媒体に格納する格納手段とを備えることを特徴とし、また、本発明に係る画像記録方法は、記録媒体と互いに異なる方向から入射する光を受光する第1受光部及び第2受光部とを備える移動端末において、画像を記録する画像記録方法であって、前記第1受光部により結像された第1画像を取得する第1画像取得ステップと、前記第2受光部により結像された第2画像を取得する第2画像取得ステップと、取得された前記第1画像と第2画像とをリアルタイムに表示する表示ステップと、表示された第1画像及び第2画像の少なくとも一方の選択を操作者から受け付ける受付ステップと、前記選択がなされた画像を前記記録媒体に格納する格納ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】<構成>図1は、本発明の実施の形態における移動端末100の外観図である。移動端末100は、携帯電話機であって、音声、画像及び電子メール(以下、「Eメール」という。)等のデータを無線で通信し、さらに、画像を撮影する装置である。
【0015】図2は本発明の実施の形態における移動端末100の機能ブロック図である。移動端末100は、第1受光部101と、第2受光部102と、第1画像処理部103と、第2画像処理部104と、制御部105と、第1表示部106と、第2表示部107と、記憶部108と、テンキー部109と、操作キー部110と、送受信部111と、タイマ部112と、電力供給部113と、音声入力部114と、音声出力部115と、電子透かし処理部116とを有する。
【0016】記憶部108は、不揮発性メモリ等の記録媒体からなり、制御部105及び電子透かし処理部116から出力されるデータを記録する。操作キー部110は、ボタン、ジョグキー及び入力回路などからなり、画像の撮影、インターネットへの接続、移動端末100の電源のON/OFF、オン/オフフックなどの実行指示を受け付ける機能を有する。
【0017】操作キー部110は、電池の消費を抑えるためのモード(以下、「節約モード」という。)の設定入力を受け付ける。上述のジョグキーは、同心円上に配置された2つの円盤状のボタンからなり、外側の大きな円形のボタン(以下、「4方向キー」という。)は、中心に穴があるドーナツ形状となっており、内側の円形のボタン(以下、「確定キー」という。)がその穴の中に配置されている。
【0018】この4方向キーは、上下、左右、の合計4方向に傾斜することにより、それぞれの方向に対応する方向信号を制御部105に通知する機能を有する。また、確定キーが押下されることにより、確定信号を制御部105に通知する機能を有する。テンキー部109は、電話番号及びEメール等の文字列などのデータを入力するためのボタン及び入力回路などからなり、入力されたデータを制御部105に出力する。
【0019】このテンキー部109は、主に、無線通信を実行するための一般的な処理を実行する上で必要となるデータの入力を実施する機能部である。第1受光部101は、CCDなどの受光素子からなり、電力が供給されると入射光をもとに画像を撮像し、撮像した画像をアナログの電気信号に変換した画像データを第1画像処理部103に出力する。
【0020】第2受光部102は、上述の第1受光部101と同様にCCDなどの受光素子からなり、電力が供給されると入射光をもとに画像を撮像し、撮像した画像をアナログの電気信号に変換した画像データを第2画像処理部104に出力する。第2受光部102は、第1受光部101と背中合わせに配置され、それぞれの入射方向が正反対方向となっている。
【0021】図1に示すように、第1受光部101及び第2受光部102は一体となっており、この一体となっている部分がユーザによって装置本体から引き出されることにより、装置本体から飛び出す構造となっている。第1受光部101は、移動端末100の背面を向いており、また、第2受光部102は、移動端末100の正面を向いている。
【0022】第1画像処理部103及び第2画像処理部104は、一時的にデータを格納するためのメモリ、A/D変換回路などを有し、受け取った画像データをアナログ信号からデジタル信号に変換し、移動端末100内で使用可能なデータ形式に変換して制御部105に出力する機能を有する。送受信部111は、アンテナに接続され、フィルタ、アンプ等を含む無線信号を送受信する無線回路であり、制御部105からの指示にしたがい、音声、画像及び文字等の通信データを無線で送信し、また、外部から到来する当該移動端末100宛ての通信データを受信して、制御部105に出力する。
【0023】タイマ部112は、クロックなどからなり、制御部105からに指示にもとづいて、指定された値から1秒ごとに1ディクリメントして、この値が0以下となったとき、その旨を制御部105に通知する機能、即ち、タイマとしての機能を有する。電力供給部113は、制御部105からの指示にもとづき、第1受光部101と第1画像処理部103とへの電力供給、第2受光部102と第2画像処理部104とへの電力供給、第1表示部106への電力供給及び第2表示部107への電力供給をそれぞれ実施及び停止する機能を有する。
【0024】音声入力部114は、圧電素子などからなる音声入力装置であり、入力された音声を制御部105に出力する。音声出力部115は、圧電素子などからなり、制御部105から受け取った音声データにもとづいて音声を出力する。第1表示部106及び第2表示部107は、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルなどからなり、制御部105から受け取った画像データ及び文字データにもとづいて画像を画面上に表示する機能を有する。
【0025】なお、第1受光部101及び第2受光部102で撮像された画像は、第1表示部106及び第2表示部107においてほぼリアルタイムに表示される。制御部105は、無線通信を実行するための一般的な処理及び画像を撮影及び合成などの画像処理を制御するDSP(Digital Signal Processor)などを有する。
【0026】制御部105は、着呼及び発呼に際し、送受信部111との間で音声データ、文字データ及び画像データなどの入出力を実施し、また、音声入力部114から音声データを取得し、テンキー部109から文字データを取得し、また、音声出力部115に音声データを出力するなどの無線通信を実行するための処理を実施する。
【0027】なお、本発明は、画像の撮影に特徴があり、上述のような無線通信を実行するための携帯電話における一般的な処理については、従来と同様であるため、一般的な処理については、詳細な説明を省略する。制御部105は、以下に示すように、画像を撮影するための処理を実施する。即ち、操作キー部110から第1受光部101及び第2受光部102を起動(以下、「カメラ起動」という。)させる指示を受け取ると、制御部105は、電力供給部113に第1受光部101と第1画像処理部103と第2受光部102と第2画像処理部104とへの電力供給を実施するように指示する。
【0028】制御部105は、さらに、第1表示部106及び第2表示部107への電力供給が停止しているか否かを判断し、電力供給が停止している表示部がある場合、その表示部の電力供給を実施するよう、電力供給部113に指示する。以上の処理を実施すると、制御部105は、第1画像処理部103から受け取った画像データを第1表示部106に出力し、また、第2画像処理部104から受け取った画像データを第2表示部107に出力すると共に、カメラが起動した直後のデフォルトの状態で第2表示部107に表示中の画像を囲み、この画像を処理対象として指定するための枠(以下、「指定枠」という。)を表示させる機能を有する。
【0029】このように第1表示部106及び第2画像処理部104への画像データの出力を開始したとき、制御部105は、タイマ部112に初期値t(秒)を通知すると共に、カウントダウンを実施するように指示する。また、制御部105は、操作キー部110のジョグキーの4方向キーから受け取る方向信号にもとづいて、前記指定枠の表示位置の切替え、即ち、処理対象の指定の切替えを実施すると共に、タイマ部112に初期値t(秒)を通知してカウントダウンの実施を指示する。
【0030】制御部105は、前記指定枠を第1表示部106の画面の周囲のみ、第2表示部107の画面の周囲のみ、又は、第1表示部106と第2表示部107との両画面に表示させる。図3は、カメラ起動時における、ジョグキーの操作と上述の指定の切替えとの関係を説明する図である。
【0031】図3(a)は、起動直後及び4方向キーの右側が押下された場合の指定枠の表示状態を示す図である。この場合、制御部105は、第2表示部107において表示中の画像を囲む指定枠を第2表示部107に表示させる。図3(b)は、4方向キーの左側が押下された場合の指定枠の表示状態を示す図である。
【0032】この場合、制御部105は、第1表示部106において表示中の画像を囲む指定枠を第1表示部106に表示させる。図3(c)は、4方向キーの下側が押下された場合の指定枠の表示状態を示す図である。この場合、制御部105は、第1表示部106及び第2表示部107において表示中の画像それぞれを囲む指定枠を第1表示部106及び第2表示部107に表示させる。
【0033】そして、制御部105は、操作キー部110の確定キーから確定信号を受け取ったとき、その時点で指定されている画像を記憶部108に格納する。つまり、指定枠により囲まれている画像が撮影される。なお、図3(c)に示すように、第1表示部106及び第2表示部107において表示中の画像それぞれに指定枠がある場合にのみ、制御部105は、第2表示部107に表示されている画像を第1表示部106に表示されている画像に電子透かしにより埋め込むように電子透かし処理部116に指示し、この埋め込みがなされた画像を記憶部108に格納する。
【0034】このように、ユーザは、画像の選択と撮影とを片手のみで簡単に実施することができる。また、制御部105は、第1表示部106及び第2表示部107それぞれにおいて、指定枠が表示されていない時間が5分を越えた場合には、指定枠が表示されていない表示部に表示中の画像を撮像している受光部及び受光部に対応する画像処理部の電力供給を停止するように電力供給部113に指示する。
【0035】例えば、図4(a)に示すように、4方向キーの左側が押下され、第2表示部107に表示されている画像に枠が表示されたとする。このとき、制御部105は、節約モードの設定がなされおり、このときから5分が経過した場合、制御部105は、図4(b)に示すように、指定枠が表示されていない表示部の電力供給を停止するように電力供給部113に指示する。
【0036】一方、節約モードの設定がなされておらず、5分が経過した場合、制御部105は、図4(c)に示すように、この表示部にインターネット接続メニューなどの受光部で撮像した画像と無関係な画像を表示させる。電子透かし処理部116は、制御部105から画像埋め込み指示及び2つの画像を受け取り、この画像埋め込み指示にもとづいて、代入法、選択法又は構成法などの手法を用いた電子透かし技術により、1つの画像をもう一方の画像に埋め込む処理を実施し、埋め込み後の画像を記憶部108に格納する機能を有する。
<動作>図5は、カメラ起動時の移動端末100における処理を示すフローチャートである。
【0037】操作キー部110においてユーザからのカメラ起動の指示を受け付け(ステップS501)、操作キー部110からこの指示を受け取ったとき、制御部105は、電力供給部113に第1受光部101と第1画像処理部103とへの電力供給及び第2受光部102と第2画像処理部104とへの電力供給の実施を指示する(ステップS502)。
【0038】続いて、制御部105は、第1表示部106への電力供給及び第2表示部107への電力供給の実施を電力供給部113に指示し、第1表示部106に第1受光部101において撮像した画像を表示させ(ステップS503)、また、第2表示部107に第2受光部102において撮像した画像を表示させる(ステップS504)。
【0039】このとき、制御部105は、カメラが起動した直後のデフォルトの状態において、第2表示部107に指定枠を合わせて表示させる。次に、制御部105は、4方向キーにおいて指定枠の切替えが受け付けられたか否かを判断する(ステップS505)。指定枠の切替えが受け付けられた場合、新たに指定された表示部に指定枠を表示すると共に、指定されなかった表示部の指定枠の表示を抹消し(ステップS506)、確定キー、即ち、撮影を指示するボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS507)。
【0040】一方、指定枠の切替えが受け付けられなかった場合、制御部105は、確定キーが押下されたか否かを判断する上述のステップS507を実行する。確定キーが押下された場合、制御部105は、指定された画像のデータを記憶部108に格納、即ち、撮影し(ステップS508)、指定枠が表示されないまま5分間が経過した表示部が存在するか否かを判断する(ステップS509)。
【0041】確定キーが押下されなかった場合、制御部105は、指定枠が表示されないまま5分間が過ぎた表示部が存在するか否かを判断する上述のステップS509を実行する。指定枠が表示されないまま5分間が過ぎた表示部が存在する場合、制御部105は、節約モードとなっているか否かを判断し(ステップS510)、節約モードになっている場合、この表示部に表示中の画像を撮像している受光部とこの受光部に対応する画像処理部とへの電力供給の停止(ステップS511)及びこの表示部106への電力供給の停止(ステップS512)を電力供給部113に指示し、操作キー部110がカメラ起動の指示を受け付けたか否かを判断し(ステップS513)、続いて、操作キー部110内のカメラの起動を終了させる指示を受け付けるボタンが押下されたか否かを判断し(ステップS514)、このボタンが押下された場合、処理を終了する。
【0042】一方、カメラの起動を終了させる指示を受け付けるボタンが押下されていない場合、制御部105は、4方向キーにおいて指定枠の切替えが受け付けられたか否かを判断する上述のステップS505に戻る。一方、節約モードとなっているか否かを判断する上述のステップS510において、節約モードとなっていない場合、制御部105は、指定枠が表示されないまま5分間が過ぎた表示部に表示中の画像を撮像している受光部とこの受光部に対応する画像処理部とへの電力供給を停止するように電力供給部113に指示し(ステップS516)、この表示部にこの画像の代わり、インターネット接続メニューなどの一般画面を表示させ(ステップS517)、操作キー部110がカメラ起動の指示を受け付けたか否かを判断する上述のステップS513を実行する。
【0043】また、図6は、指定された画像のデータを記憶部108に格納するステップS508の処理の詳細を示すフローチャートである。制御部105は、第1表示部106及び第2表示部107の両表示部において表示中の画像を囲む指定枠を同時に表示しているか否かを判断し(ステップS601)、両表示部において指定枠が表示されている場合、第2表示部107に表示されている画像を第1表示部106に表示されている画像に電子透かしにより埋め込んで1つの画像とし(ステップS602)、画像のデータを記憶部108に格納し(ステップS603)、指定枠が表示されないまま5分間が経過した表示部が存在するか否かを判断するステップS509を実行する。
【0044】一方、両表示部において指定枠が同時に表示されていない場合、制御部105は、指定枠により指定された画像のデータを記憶部108に格納し(ステップS603)、指定枠が表示されないまま5分間が経過した表示部が存在するか否かを判断するステップS509を実行する。このように、両表示部において指定枠が表示されている場合において、第2表示部107に表示されている画像を第1表示部106に表示されている画像に電子透かしにより埋め込んで1つの画像とするのは、例えば、図7に示すように、撮影した画像が特定の人にしか公開できない社外秘の画像であった場合、第三者がこの画像をコピーするなどして不正に取得して問題となったとき、複製された画像に埋め込まれている撮影者の画像を根拠として、この画像の著作権などを主張するためである。
【0045】2つの画像を同時に撮影する場合、第1受光部101により撮像した目的とする被写体と第2受光部102により撮像した撮影者の顔の画像とを同時に記録し、撮影者の顔の画像を目的とする被写体の画像に埋め込むことにより、撮影者本人が撮影した証になり、撮影者の管理モラルの向上が期待できる。以上のように、本実施形態によれば、移動端末100は、入射方向が互いに正反対の関係にある第1受光部101及び第2受光部102により撮像された両画像を第1表示部106及び第2表示部107においてリアルタイムに表示しており、ユーザは、同時に表示されているこれら前方及び後方の風景の画像を片手で簡単に選択して撮影することができるため、被写体が不意に現れたとしても、目的とする被写体の撮影の機会を逃し難い。
【0046】また、目的とする被写体と同時に撮影した撮影者の顔の画像をこの被写体の画像に埋め込むことができるので、撮影者本人が撮影した証になり、撮影者の管理モラルの向上が期待でき、さらに、画像の著作権などを主張する際の有効な手段となる。なお、本実施の形態では、独立した2つの表示部がある移動端末を例に挙げ説明を行ったが、従来の1つの表示部と第1受光部及び第2受光部の2つの受光部を有する移動端末であっても、図8に示すように、この表示部の画面を第1エリアと第2エリアとに区分し、第1エリアに第1受光部により撮像された画像を表示し、第2エリアに第2受光部により撮像された画像を表示してもよい。
【0047】また、図8の第1エリアと第2エリアとの位置関係及びそれぞれのエリアの大きさは、例示であって、どのような位置及び面積比であっても構わない。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る移動端末は、記録媒体と、互いに異なる方向から入射する光を受光する第1受光部及び第2受光部と、前記第1受光部により結像された第1画像を取得する第1画像取得手段と、前記第2受光部により結像された第2画像を取得する第2画像取得手段と、取得された前記第1画像と第2画像とをリアルタイムに表示する表示手段と、表示された第1画像及び第2画像の少なくとも一方の選択を操作者から受け付ける受付手段と、前記選択がなされた画像を前記記録媒体に格納する格納手段とを備えることを特徴とし、また、本発明に係る画像記録方法は、記録媒体と互いに異なる方向から入射する光を受光する第1受光部及び第2受光部とを備える移動端末において、画像を記録する画像記録方法であって、前記第1受光部により結像された第1画像を取得する第1画像取得ステップと、前記第2受光部により結像された第2画像を取得する第2画像取得ステップと、取得された前記第1画像と第2画像とをリアルタイムに表示する表示ステップと、表示された第1画像及び第2画像の少なくとも一方の選択を操作者から受け付ける受付ステップと、前記選択がなされた画像を前記記録媒体に格納する格納ステップとを含むことを特徴とする。
【0049】これにより、第1画像取得手段及び第2画像生成手段により取得された画像がリアルタイムに表示されるため、これらの画像を同時に確認することができる。つまり、操作者が記録を望む被写体の方向に応じて画像表示を切替える必要がないため、より迅速に記録が実施される。また、前記受付手段は、第1画像及び第2画像の両画像の選択を受け付けるとしてもよい。
【0050】これにより、第1画像及び第2画像が同時に記録され得る。また、 第1受光部に入射する光の方向と第2受光部に入射する光の方向とがほぼ正反対であるとしてもよい。これにより正反対の方向にある被写体の画像が同時に記録される。また、前記格納手段は、第1画像及び第2画像の両画像について前記選択がなされた場合、当該第1画像中に当該第2画像を電子透かしにより埋め込んで記録するとしてもよい。
【0051】これにより、第1画像中に当該第2画像を電子透かしにより埋め込まれて記憶される。即ち、目的とする被写体と同時に撮影した撮影者の顔の画像をこの被写体の画像に埋め込むとすれば、撮影者本人が撮影した証になり、撮影者の管理モラルの向上が期待でき、さらに、画像の著作権などを主張する際の有効な手段となる。
【0052】また、前記表示手段は、第1画像のみ、第2画像のみ及び第1画像と第2画像の両画像のいずれが選択されているかを操作者に認識させるための認識画像を当該選択がなされている画像に付して表示するとしてもよい。これにより、前記選択がなされている画像がどの画像であるのかがより容易に操作者に認識される。
【0053】また、前記認識画像は、前記選択がなされた画像の周囲を囲む枠であるとしてもよい。これにより、前記枠の有無を確認することにより、選択がなされているか否かが認識される。また、前記移動端末は、さらに、前記表示手段において、所定の時間以上前記認識画像が付されないまま第1画像が表示されている場合、第1画像取得手段への電力供給を停止し、所定の時間以上前記認識画像が付されないまま第2画像が表示されている場合、第2画像生成手段への電力供給を停止する節電手段を備え、前記第1画像取得手段及び前記第2画像生成手段は、電力供給がなされている場合に限り、それぞれ第1画像及び第2画像を生成し、前記表示手段は、第1画像取得手段と第2画像生成手段とにおいて、生成される画像があるときに限りその画像を表示するとしてもよい。
【0054】これにより、無駄な電力消費が軽減される。また、前記表示手段は、画像を表示するための領域であり、決められた位置に存在する第1表示エリア及び第2表示エリアを有し、第1画像を第1表示エリアに表示し、第2画像を第2表示エリアに表示するとしてもよい。これにより、表示されている画像の位置により、その画像が第1画像であるか第2画像であるかが判断され得る。
【0055】また、前記第2表示エリアは、第1表示エリアに含まれているとしてもよい。これにより、第2画像は、第1画像内に第1画像よりも小さく表示される。つまり、第2画像を補助的に表示させる場合などには都合がよい。さらに、通常の1つの表示部のみを有する移動端末であっても、第1画像及び第2画像とを同時に表示される。
【0056】また、前記第1表示エリア及び第2表示エリアは、位置的に重ならない場所に存在するとしてもよい。これにより、第1画像及び第2画像がそれぞれ異なる場所に表示され、より容易に表示されている画像が第1画像であるか第2画像であるかが判別され得る。また、前記第1表示エリア及び第2表示エリアは、それぞれ独立した表示部からなり、前記節電手段は、前記画像が表示されていない表示部への電力供給を停止するとしてもよい。
【0057】これにより、さらに、無駄な電力消費が軽減される。




 

 


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