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発明の名称 通信用保安器の保守方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−324520(P2003−324520A)
公開日 平成15年11月14日(2003.11.14)
出願番号 特願2002−133144(P2002−133144)
出願日 平成14年5月8日(2002.5.8)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5K027
【Fターム(参考)】
5K027 BB04 GG01 
発明者 松本 守彦 / 藤田 智之 / 市野 敏弘 / 渡部 昭憲
要約 課題
筐体内部で結露する条件を除去し、絶縁不良故障に至る確率を大幅に減少させることができる通信用保安器の保守方法を提供する。

解決手段
通信ケーブルの接続部を保護する建物の外壁に取り付けられる通信用保安器の保守方法であって、前記通信用保安器の空隙部に柔軟性を有する材料を詰め込むことにより、外部からの電解質や水蒸気の侵入を防止するようにし、かつ水蒸気を吸収及び排出可能な調湿材料を前記通信用保安器内に設置することにより、該通信用保安器の置かれた雰囲気が常に相対湿度100%であっても、該通信用保安器内が相対湿度100%に達しないようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】 通信用保安器の保守方法であって、前記通信用保安器の空隙部に柔軟性を有する材料を詰め込むことにより、外部からの電解質や水蒸気の侵入を防止するようにしたことを特徴とする通信用保安器の保守方法。
【請求項2】 通信用保安器の保守方法であって、水蒸気を吸収及び排出可能な調湿材料を前記通信用保安器内に設置することにより、該通信用保安器の置かれた雰囲気が常に相対湿度100%であっても、該通信用保安器内が相対湿度100%に達しないようにしたことを特徴とする通信用保安器の保守方法。
【請求項3】 通信用保安器の保守方法であって、前記通信用保安器の空隙部に柔軟性を有する材料を詰め込むことにより、外部からの電解質や水蒸気の侵入を防止するようにし、かつ水蒸気を吸収及び排出可能な調湿材料を前記通信用保安器内に設置することにより、該通信用保安器の置かれた雰囲気が常に相対湿度100%であっても、該通信用保安器内が相対湿度100%に達しないようにしたことを特徴とする通信用保安器の保守方法。
【請求項4】 前記調湿材料を前記通信用保安器内に固定するための、粘着テープが周囲に貼着された固定部材を前記通信用保安器内に予め装着したことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の通信用保安器の保守方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用保安器の保守方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の内部の配線と建物の外部の通信ケーブルとの接続部に有り、サージ電圧より保護するために建物の外壁に取り付けられる従来の通信用保安器にあっては、多湿時等にこの通信用保安器内に生じる結露に対して何ら対策が講じられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した通信用保安器では、多湿時において通信用保安器内へ多量の水蒸気が浸入し、内部に実装されたプリント基板で結露を生じることがある。最近のプリント基板の配線密度は高く、配線−配線間の距離が短いことから、この結露により形成された水膜により短絡事故が起こる確率が高いという問題がある。
【0004】すなわち、上記プリント基板には通信用保安器の筐体の隙間から侵入する塩分、肥料等の電解質成分を含む粉塵が付着しているため、これが結露水に溶けて実際は電解質水溶液となり配線間の絶縁抵抗値が低下し、絶縁故障に至るという問題が有った。本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、筐体内部で結露する条件を除去し、絶縁不良故障に至る確率を大幅に減少させることができる通信用保安器の保守方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、通信用保安器の保守方法であって、前記通信用保安器の空隙部に柔軟性を有する材料を詰め込むことにより、外部からの電解質や水蒸気の侵入を防止するようにしたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、通信用保安器の保守方法であって、水蒸気を吸収及び排出可能な調湿材料を前記通信用保安器内に設置することにより、該通信用保安器の置かれた雰囲気が常に相対湿度100%であっても、該通信用保安器内が相対湿度100%に達しないようにしたことを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、通信用保安器の保守方法であって、前記通信用保安器の空隙部に柔軟性を有する材料を詰め込むことにより、外部からの電解質や水蒸気の侵入を防止するようにし、かつ水蒸気を吸収及び排出可能な調湿材料を前記通信用保安器内に設置することにより、該通信用保安器の置かれた雰囲気が常に相対湿度100%であっても、該通信用保安器内が相対湿度100%に達しないようにしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3のいずれかに記載の通信用保安器の保守方法において、前記調湿材料を前記通信用保安器内に固定するための、粘着テープが周囲に貼着された固定部材を前記通信用保安器内に予め装着したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る通信用保安器の保守方法について説明する。本発明の第1の実施形態に係る通信用保安器の保守方法は、通信用保安器の空隙部に柔軟性を有する材料を詰め込むことにより、外部からの電解質や水蒸気の侵入を防止するようにしたことを特徴としている。
【0010】本実施形態は、筐体内部への絶縁抵抗の低下の原因となる電解質の侵入を回避し、かつ結露する条件を除去するために、結露の原因である水蒸気の進入を回避するように通信用保安器の筐体の空隙(例えば屋外線や屋内線の出入口)を、柔軟性を有する材料で物理的に塞ぐものである。通信用保安器の筐体の空隙に詰め込む材料として柔軟性のあるゴム材、コーキング材、ゲル材などを通信用保安器の空隙に詰めることにより、電解質や水蒸気の侵入を極力防ぐ。上記構成により、通信用保安器内に水蒸気の侵入を防止できると共に、上記電解質を含んだ粉塵の侵入も防ぐことができる。
【0011】次に、本発明の第2実施形態に係る通信用保安器の保守方法について説明する。本実施形態は、水蒸気を吸収及び排出可能な調湿材料を前記通信用保安器内に設置することにより、該通信用保安器の置かれた雰囲気が常に相対湿度100%であっても、該通信用保安器内が相対湿度100%に達しないようにしたことを特徴としている。
【0012】本実施形態は、通信用保安器内の水蒸気圧を、調湿材料を配置することにより調整するものである。調湿材料を保安器内に配置した際に、通信用保安器の置かれた雰囲気(外気)が常に相対湿度100%であっても、通信用保安器内が少なくとも5日間以上、相対湿度100%以下であれば実用上、基本的に問題ない。これは、日本では湿度100%が5日以上続くことは極めて稀であるためである。この条件を満たすように、調湿材料の体積や重量に関して、調湿材料を通信用保安器内に設置可能であるような、通信保安器の体積を必要とする。
【0013】またこの調湿材料は周囲の環境が低湿度になったら、材料中の水を水蒸気として排出する機能を有する、いわゆる水蒸気の吸湿・排湿が可逆性を有するため、長期間取り替えずに使用できる。調湿材料としては、例えば、木材、高分子吸水材などが好適に用いられる。高分子吸水材としては、SAP(高分子吸収体)を含有する材料が使用される。
【0014】さらに、この調湿材料の通信用保安器内への固定方法であるが、周囲に両面テープ等の粘着テープが貼着された固定部材中に調湿材料を収納し、この固定部材を通信用保安器の筐体内部へ接着する方法がある。さらに、調湿材料を通信保安器の筐体内で屋外線、屋内線の通る箇所の下に枕のように設置する方法も考えられる。上記二つの方法、すなわち、通信用保安器の筐体の空隙を塞いで水蒸気や電解質の侵入を防止する方法と、通信用保安器の筐体内に調湿材料を設置して筐体内の相対湿度を100%以下(結露しない環境にする)にする方法の両者を併用することにより、筐体内部で結露する条件を除去する効果をより一層、高めることができる。
【0015】次に、具体例について説明する。まず、通信用保安器の筐体の屋外線、屋内線の出入口をシリコーン系コーキング材で塞ぎ、相対湿度100%の密閉された槽中へ保持し、通信用保安器内の相対湿度を連続的に監視した。この結果、実験開始時から5日目で相対湿度100%に達し、それまでは結露することは無かった。
【0016】次に、高分子調湿材(70mm×30mm×1mm)を予め相対湿度90%中に保持させ、飽和含水率に達したことを確認する。この高分子調湿材を、撤去した通信用保安器中へ設置し、同時に湿度計も設置し、この通信用保安器を相対湿度100%の密閉された槽中へ保持し、通信用保安器内の相対湿度を連続的に監視した。この結果、実験開始から5日目に相対湿度100%に達し、それまで結露することは無かった。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、通信用保安器内で結露する条件を除去でき、通信用保安器内に実装されるプリント配線間におけるイオン伝導が阻止され、絶縁不良故障に至る確率を大幅に減少させることができる。




 

 


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