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発明の名称 ネットワーク接続システム、ネットワーク接続方法、ネットワーク接続システム用プログラム、及びネットワーク接続システム用記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−324483(P2003−324483A)
公開日 平成15年11月14日(2003.11.14)
出願番号 特願2002−128956(P2002−128956)
出願日 平成14年4月30日(2002.4.30)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外4名)
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030 HA08 HC01 HC11 HD08 KA01 KA04 LB02 LB05 
発明者 田畑 雅裕 / 田代 淳一 / 田宮 抄子
要約 課題
地域IP網12を利用して、契約者端末2とISP網5等の所望のネットワークとを接続するサービスを提供する場合に、単一回線(単一のアクセスライン4)であっても複数同時接続を実現することを目的とする。

解決手段
セッション数管理DB16を構築して契約者毎に利用可能なセッション数を管理するとともに、契約者からの接続要求を契機に利用可能な残りのセッション数を判断し、残りの利用可能なセッション数が存在していれば、更にセッションを確立できるようにする。このため、契約者は複数の接続要求を行うことができ、単一回線(単一のアクセスライン4)であっても、複数同時接続を実現することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のネットワークの各接続装置に対応して接続された複数の網終端装置と、前記複数の網終端装置に対し独自の閉域ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記複数のネットワークのうち契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付け、当該接続要求された所望のネットワークの接続装置に対応して接続されている特定の網終端装置とのセッションを確立するセッション確立装置と、を有することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとを接続するネットワーク接続システムであって、前記複数のネットワークと前記複数の網終端装置との関係を管理する網終端装置管理手段と、前記契約者端末の契約者が契約している利用可能セッション数を管理するセッション数管理手段と、前記契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付けたことにより、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数と既に利用しているセッション数を比較して、利用可能なセッション数が残存しているか否かを判断するセッション数残存判断手段と、前記セッション数残存判断手段によって利用可能なセッション数が残存していると判断した場合には、前記網終端装置管理手段によって管理している複数のネットワークと網終端装置の関係を参照して通信経路選択を行う経路選択手段と、前記経路選択手段によって選択した通信経路に従って、前記接続要求された所望のネットワークと関係している網終端装置とのセッションを確立することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとの接続を行うセッション確立手段と、を有することを特徴とするネットワーク接続システム。
【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク接続システムであって、更に、前記契約者端末から前記利用可能セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数の変更を受け付けるセッション数変更受付手段と、前記セッション数変更受付手段による受け付けに基づいて、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数を変更するセッション数変更手段と、を有することを特徴とするネットワーク接続システム。
【請求項3】 複数のネットワークの各接続装置に対応して接続された複数の網終端装置と、前記複数の網終端装置に対し独自の閉域ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記複数のネットワークのうち契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付け、当該接続要求された所望のネットワークの接続装置に対応して接続されている特定の網終端装置とのセッションを確立するセッション確立装置と、を有することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとを接続するネットワーク接続システムを利用してネットワーク接続サービスを行うネットワーク接続方法であって、前記複数のネットワークと前記複数の網終端装置との関係を網終端装置管理部に管理する網終端装置管理ステップと、前記契約者端末の契約者が契約している利用可能セッション数をセッション数管理部で管理するセッション数管理ステップと、前記契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付けたことにより、前記セッション数管理部に管理している利用可能セッション数と既に利用しているセッション数を比較して、利用可能なセッション数が残存しているか否かを判断するセッション数残存判断ステップと、前記セッション数残存判断ステップによって利用可能なセッション数が残存していると判断した場合には、前記網終端装置管理部に管理している複数のネットワークと網終端装置の関係を参照して通信経路選択を行う経路選択ステップと、前記経路選択ステップによって選択した通信経路に従って、前記接続要求された所望のネットワークと関係している網終端装置とのセッションを確立することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとの接続を行うセッション確立ステップと、を前記ネットワーク接続システムに実行させることを特徴とするネットワーク接続方法。
【請求項4】 請求項3に記載のネットワーク接続方法であって、更に、前記契約者端末から前記利用可能セッション数管理部に管理している利用可能セッション数の変更を受け付けるセッション数変更受付ステップと、前記セッション数変更受付ステップによる受け付けに基づいて、前記セッション数管理部に管理している利用可能セッション数を変更するセッション数変更ステップと、を前記ネットワーク接続システムに実行させることを特徴とするネットワーク接続方法。
【請求項5】 複数のネットワークの各接続装置に対応して接続された複数の網終端装置と、前記複数の網終端装置に対し独自の閉域ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記複数のネットワークのうち契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付け、当該接続要求された所望のネットワークの接続装置に対応して接続されている特定の網終端装置とのセッションを確立するセッション確立装置と、を有することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとを接続するネットワーク接続システムで用いるネットワーク接続システム用プログラムであって、前記複数のネットワークと前記複数の網終端装置との関係を管理する網終端装置管理手段と、前記契約者端末の契約者が契約している利用可能セッション数を管理するセッション数管理手段と、前記契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付けたことにより、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数と既に利用しているセッション数を比較して、利用可能なセッション数が残存しているか否かを判断するセッション数残存判断手段と、前記セッション数残存判断手段によって利用可能なセッション数が残存していると判断した場合には、前記網終端装置管理手段によって管理している複数のネットワークと網終端装置の関係を参照して通信経路選択を行う経路選択手段と、前記経路選択手段によって選択した通信経路に従って、前記接続要求された所望のネットワークと関係している網終端装置とのセッションを確立することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとの接続を行うセッション確立手段と、を前記ネットワーク接続システムに機能させることを特徴とするネットワーク接続システム用プログラム。
【請求項6】 請求項5に記載のネットワーク接続システム用プログラムであって、更に、前記契約者端末から前記利用可能セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数の変更を受け付けるセッション数変更受付手段と、前記セッション数変更受付手段による受け付けに基づいて、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数を変更するセッション数変更手段と、を前記ネットワーク接続システムに機能させることを特徴とするネットワーク接続システム用プログラム。
【請求項7】 請求項5又は6に記載のネットワーク接続システム用プログラムを記録したことを特徴とするネットワーク接続システムで読み取り可能なネットワーク接続システム用記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISP網や企業用LAN等の複数のネットワークのうち、契約者端末から受け付けた所望のネットワークへの接続要求に基づき、地域IP網等の独自の閉域ネットワークを利用して、上記契約者端末と上記所望のネットワークとを接続するネットワーク接続システム、ネットワーク接続方法、ネットワーク接続システム用プログラム、及びネットワーク接続システム用記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気通信事業者等が、地域IP網等の独自の閉域ネットワークを利用して、契約者端末と契約者が契約するISP(Internet Service Provider)や企業用LAN等のネットワークとを接続するネットワーク接続サービスを行っている。ここで、図2、図8及び図9を用いて、従来のネットワーク接続サービスを説明する。尚、図8は、従来のネットワーク接続システム101(以下、システム101という)を利用して契約者端末102と各ネットワーク105を接続するための通信インフラストラクチャ(Infrastructure)を示している。また、図2は、図8に示す網終端装置管理DB(Data Base)114を構成する網終端装置管理テーブル114’の概念図である。更に、図9は、システム101を利用して、契約者端末102と契約者の所望のネットワーク105とを接続するネットワーク接続方法を示すシーケンス図である。
【0003】図8に示すように、契約者端末102は、回線終端装置103からアクセスライン104を介してシステム101と接続されている。また、システム101は、独自の閉域ネットワークとしての地域IP網112により構築されている。この地域IP網112によって、複数の網終端装置113,113,113と、DBサーバ・コンピューターとしての網終端装置管理DB114と、セッション確立装置115が接続されている。尚、以下に示す「網終端装置113」は、複数の網終端装置113,113,113の総称である。
【0004】このうち、各網終端装置113は、地域IP網112の終端部に設けられるとともに、ISP網105、ISP網105、企業用LAN105の各接続装置106,106,106に1対1で接続されている。尚、以下に示す「ネットワーク105」は、ISP網105、ISP網105、企業用LAN105の総称であり、「接続装置106」は、各接続装置106,106,106の総称である。また、網終端装置113及び接続装置106は、ともにルーター(Router)により構成されており、地域IP網112と各ネットワーク105を相互に接続するための装置である。
【0005】また、網終端装置管理DB114は、図2に示すようなレイアウトの網終端装置管理テーブル114’によって構成されている。この網終端装置管理DB114は、複数のネットワーク105と複数の網終端装置113との関係を管理するDBである。そのため、網終端装置管理テーブル114’によって、接続すべきネットワーク105を特定するための接続先識別子(a,b,c,…)と、このネットワーク105の各接続装置106に1対1で接続されている網終端装置113を特定するための網終端装置識別子(A,B,C,…)とが関連付けられている。尚、ここにおいて、接続先識別子a,b,c,は、それぞれIPS網105、ISP網105、企業用LAN105を特定するために使用され、網終端装置識別子A,B,C,は、それぞれ網終端装置113,113,113を特定するために使用されている。
【0006】また、セッション確立装置115は、契約者端末102から所望のネットワーク105への接続要求を受け付けると、網終端装置管理DB114において接続要求に係る接続先識別子に関連付けて管理されている網終端装置識別子を参照して通信経路選択を行う装置である。また、このセッション確立装置115は、選択した通信経路に従い、上記参照した網終端装置識別子に係る網終端装置と契約者端末102との間でPPP(Point-to-point Protocol)セッションを確立する装置でもある。
【0007】例えば、契約者端末102からセッション確立装置115に接続先識別子(a)が送られることによってISP網105への接続要求があった場合には、セッション確立装置115はISP網105の接続装置106に1対1で接続されている網終端装置113とのセッションを確立する。これにより、契約者端末102は、ISP網105を介してインターネット100に接続することができる。
【0008】続いて、図9のシーケンス図をベースに、システム101を利用して契約者端末102と契約者の所望のネットワーク105とを接続する従来のネットワーク接続方法を説明する。尚、ここでは、契約者端末102とISP網105との接続を行う場合について説明する。
【0009】まず、契約者は契約者端末102からシステム101のセッション確立装置115に基本情報(i1)を送信する(ステップS101)。この基本情報(i1)には、接続先識別子(a)、契約者のユーザID及びパスワード等が含まれている。
【0010】次に、セッション確立装置115では、基本情報(i1)を受信する(ステップS102)。そして、網終端装置管理DB114において接続先識別子(a)に関連付けて管理されている網終端装置識別子(A)を参照することにより、通信経路選択を行う(ステップS103)。
【0011】次に、セッション確立装置115は、上記選択した通信経路に従い、当該セッション確立装置115と網終端装置識別子(A)に係る網終端装置113とのセッションを確立する(ステップS104)。そして、網終端装置113に、基本情報(i1)のうちのユーザID及びパスワードを送信する(ステップS105)。これにより、網終端装置113は、ユーザID及びパスワードを1対1で接続されている接続装置106に転送する(ステップS106)。
【0012】次に、接続装置106では、ユーザID及びパスワードを受信する(ステップS107)。そして、ISP網105側で契約者が正当であるか否かの認証を行う(ステップS108)。正当である場合には、契約者端末102とISP網105との間でIP(Internet Protocol)通信を行うことができる。
【0013】以上説明したように、従来のシステム101を利用してネットワーク接続サービスを行うことで、契約者はシステム101のセッション確立装置115の1ヶ所にアクセスすれば、契約しているISPのISP網や自社の企業用LANに接続することができる。しかも、地域IP網112を介する通信料金を定額にすることで、契約者は時間及び通信料金を気にせずにインターネット等へのアクセスを楽しむことができる。また、ISP等にとっては、システム101の網終端装置113の1ヶ所と接続するだけで、複数の契約者端末と接続することができるというメリットがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のシステム101を利用した方法では、同時に複数の接続を行うことができない。そのため、契約者がISP網105へ接続した後に自社の企業用LAN105へ接続する場合には、ISP網105との接続を切らなければならないという問題が生じていた。また、どうしても複数同時接続を行う場合には、物理的に複数のアクセスライン104を用いて、複数回線により同時接続を行わなければならないため、その分だけ回線使用コストが高くなるという問題が生じていた。
【0015】そこで、本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、地域IP網等の独自の閉域ネットワークを利用して、契約者端末と所望のネットワークとを接続するサービスを提供する場合に、単一回線であっても複数同時接続を実現するためのシステム、方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的としたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、複数のネットワークの各接続装置に対応して接続された複数の網終端装置と、前記複数の網終端装置に対し独自の閉域ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記複数のネットワークのうち契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付け、当該接続要求された所望のネットワークの接続装置に対応して接続されている特定の網終端装置とのセッションを確立するセッション確立装置と、を有することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとを接続するネットワーク接続システムであって、前記複数のネットワークと前記複数の網終端装置との関係を管理する網終端装置管理手段と、前記契約者端末の契約者が契約している利用可能セッション数を管理するセッション数管理手段と、前記契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付けたことにより、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数と既に利用しているセッション数を比較して、利用可能なセッション数が残存しているか否かを判断するセッション数残存判断手段と、前記セッション数残存判断手段によって利用可能なセッション数が残存していると判断した場合には、前記網終端装置管理手段によって管理している複数のネットワークと網終端装置の関係を参照して通信経路選択を行う経路選択手段と、前記経路選択手段によって選択した通信経路に従って、前記接続要求された所望のネットワークと関係している網終端装置とのセッションを確立することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとの接続を行うセッション確立手段と、を有することを特徴とするネットワーク接続システムである。
【0017】ここで、「複数のネットワークの各接続装置に『対応して』接続された複数の網終端装置」とは、複数のネットワークの各接続装置に『N対Nで』接続された複数の網終端装置(Nは正数)を意味する。
【0018】請求項2に係る発明は、請求項1に記載のネットワーク接続システムであって、更に、前記契約者端末から前記利用可能セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数の変更を受け付けるセッション数変更受付手段と、前記セッション数変更受付手段による受け付けに基づいて、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数を変更するセッション数変更手段と、を有することを特徴とするネットワーク接続システムである。
【0019】請求項3に係る発明は、複数のネットワークの各接続装置に対応して接続された複数の網終端装置と、前記複数の網終端装置に対し独自の閉域ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記複数のネットワークのうち契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付け、当該接続要求された所望のネットワークの接続装置に対応して接続されている特定の網終端装置とのセッションを確立するセッション確立装置と、を有することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとを接続するネットワーク接続システムを利用してネットワーク接続サービスを行うネットワーク接続方法であって、前記複数のネットワークと前記複数の網終端装置との関係を網終端装置管理部に管理する網終端装置管理ステップと、前記契約者端末の契約者が契約している利用可能セッション数をセッション数管理部で管理するセッション数管理ステップと、前記契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付けたことにより、前記セッション数管理部に管理している利用可能セッション数と既に利用しているセッション数を比較して、利用可能なセッション数が残存しているか否かを判断するセッション数残存判断ステップと、前記セッション数残存判断ステップによって利用可能なセッション数が残存していると判断した場合には、前記網終端装置管理部に管理している複数のネットワークと網終端装置の関係を参照して通信経路選択を行う経路選択ステップと、前記経路選択ステップによって選択した通信経路に従って、前記接続要求された所望のネットワークと関係している網終端装置とのセッションを確立することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとの接続を行うセッション確立ステップと、を前記ネットワーク接続システムに実行させることを特徴とするネットワーク接続方法である。
【0020】請求項4に係る発明は、請求項3に記載のネットワーク接続方法であって、更に、前記契約者端末から前記利用可能セッション数管理部に管理している利用可能セッション数の変更を受け付けるセッション数変更受付ステップと、前記セッション数変更受付ステップによる受け付けに基づいて、前記セッション数管理部に管理している利用可能セッション数を変更するセッション数変更ステップと、を前記ネットワーク接続システムに実行させることを特徴とするネットワーク接続方法である。
【0021】請求項5に係る発明は、複数のネットワークの各接続装置に対応して接続された複数の網終端装置と、前記複数の網終端装置に対し独自の閉域ネットワークを介して接続可能であるとともに、前記複数のネットワークのうち契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付け、当該接続要求された所望のネットワークの接続装置に対応して接続されている特定の網終端装置とのセッションを確立するセッション確立装置と、を有することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとを接続するネットワーク接続システムで用いるネットワーク接続システム用プログラムであって、前記複数のネットワークと前記複数の網終端装置との関係を管理する網終端装置管理手段と、前記契約者端末の契約者が契約している利用可能セッション数を管理するセッション数管理手段と、前記契約者端末から所望のネットワークへの接続要求を受け付けたことにより、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数と既に利用しているセッション数を比較して、利用可能なセッション数が残存しているか否かを判断するセッション数残存判断手段と、前記セッション数残存判断手段によって利用可能なセッション数が残存していると判断した場合には、前記網終端装置管理手段によって管理している複数のネットワークと網終端装置の関係を参照して通信経路選択を行う経路選択手段と、前記経路選択手段によって選択した通信経路に従って、前記接続要求された所望のネットワークと関係している網終端装置とのセッションを確立することにより、前記契約者端末と前記所望のネットワークとの接続を行うセッション確立手段と、を前記ネットワーク接続システムに機能させることを特徴とするネットワーク接続システム用プログラムである。
【0022】ここで、本発明における「プログラム」とは、ネットワーク接続システムを構成する装置(コンピューター)の少なくとも1つの装置のHD、CD−RW等にインストールされているものや、CD−ROM、DVD、FD、半導体メモリ、コンピューターのHDD等の各種記録媒体に記録されているものや、インターネット等を介して配信されるものも含まれる。
【0023】請求項6に係る発明は、請求項5に記載のネットワーク接続システム用プログラムであって、更に、前記契約者端末から前記利用可能セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数の変更を受け付けるセッション数変更受付手段と、前記セッション数変更受付手段による受け付けに基づいて、前記セッション数管理手段によって管理している利用可能セッション数を変更するセッション数変更手段と、を前記ネットワーク接続システムに機能させることを特徴とするネットワーク接続システム用プログラムである。
【0024】請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載のネットワーク接続システム用プログラムを記録したことを特徴とするネットワーク接続システムで読み取り可能なネットワーク接続システム用記録媒体である。
【0025】ここで、本発明における「記録媒体」とは、ネットワーク接続システムを構成する装置(コンピューター)の少なくとも1つの装置で各処理を実現するためのプログラムの読み取りに使用することができればよく、情報を媒体の物理的特性を利用してどのように記録するか等の物理的な記録方法には依存しない。例えば、FD、CD−ROM(R、RW)、DVD−ROM(RAM、R、RW)、半導体メモリ、MO、MD、磁気テープ等が該当する。
【0026】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る第1の実施形態について説明する。
【0027】尚、図1は、本実施形態に係るネットワーク接続システム1(以下、システム1という)を利用して契約者端末2と各ネットワーク5を接続するための通信インフラストラクチャーを示している。また、図2は、図1に示す網終端装置管理DB14を構成する網終端装置管理テーブル14’の概念図である。図3は、図1に示すセッション数管理DB16を構成するセッション数管理テーブル16’の概念図である。更に、図4は、システム1を利用して、契約者端末2と契約者の所望のネットワーク5とを接続するネットワーク接続方法を示すシーケンス図である。
【0028】図1に示すように、パソコン等の契約者端末2は、回線終端装置3からアクセスライン4を介してシステム1と接続されている。このアクセスライン4には、最大伝送速度が100Mbpsの光ファイバを使用している。回線終端装置3は、契約者端末2と光ファイバであるアクセスライン4を接続して、電気信号と光信号の相互変換を行うための専用装置である。尚、アクセスライン4には、最大伝送速度が100Mbps以外の光ファイバを使用してもよく、また、光ファイバに代えてメタルケーブルを使用してもよい。
【0029】また、システム1は、独自の閉域ネットワークとしての地域IP網12により構築されている。但し、この地域IP網12は、独自の閉域ネットワークの一例であるため、これに限るものではない。また、地域IP網12は、一般に都道府県毎に構築されている。
【0030】更に、地域IP網12によって複数の網終端装置13,13,13と、DBサーバ・コンピューターとしての網終端装置管理DB14と、セッション確立装置15が接続されている。尚、以下に示す「網終端装置13」は、複数の網終端装置13,13,13の総称である。
【0031】各網終端装置13は、地域IP網12のISP等側の終端部に設けられるとともに、IPS網5、ISP網5、企業用LAN5の各接続装置6,6,6に1対1で接続されている。尚、以下に示す「ネットワーク5」は、IPS網5、ISP網5、企業用LAN5の総称であり、接続装置6は、各接続装置6,6,6の総称である。また、網終端装置13及び接続装置6は、ともにルーターにより構成されており、地域IP網12と各ネットワーク5を相互に接続するための装置である。
【0032】尚、本実施形態においては、複数のネットワーク5を示すために、IPS網5、ISP網5、企業用LAN5を示したが、これに限るものではなく、2つ又は4つ以上のネットワークであってもよい。また、これに伴い、接続装置6に関しても2つ又は4つ以上あってもよい。
【0033】また、網終端装置管理DB14は、図2に示すようなレイアウトの網終端装置管理テーブル14’によって構成されている。この網終端装置管理テーブル14’は、従来の網終端装置管理テーブル114’と同じレイアウトによって構成されている。即ち、網終端装置管理DB14は、複数のネットワーク5と複数の網終端装置13との関係を管理するDBである。そのため、網終端装置管理テーブル14’によって、接続すべきネットワーク5を特定するための接続先識別子(a,b,c,…)と、このネットワーク5の各接続装置6に1対1で接続されている網終端装置13を特定するための網終端装置識別子(A,B,C,…)とが関連付けられている。尚、本実施形態においては、接続先識別子a,b,cは、それぞれIPS網5、ISP網5、企業用LAN5を特定するために使用され、網終端装置識別子A,B,C,は、それぞれ網終端装置13,13,13を特定するために使用されている。
【0034】また、セッション確立装置15はコンピューターにより構成されており、アクセスライン4によって回線終端装置3と接続されているとともに、セッション数管理DB16が構築されている。このセッション数管理DB16は、図3に示すようなレイアウトのセッション数管理テーブル16’によって構成されている。セッション数管理DB16は、契約者が契約している利用可能セッション数を管理するDBである。そのため、セッション数管理テーブル16’によって、サービス種類毎に契約者のユーザIDが管理されている。このサービス種類は、利用可能セッション数によって分類され、ユーザが接続サービスへ加入契約する際に指定することができる。例えば、利用可能セッション数を「1」にしたい場合にはサービス(α)への加入契約を行い、利用可能セッション数を「2」にしたい場合にはサービス(β)への加入契約を行う。
【0035】更に、セッション確立装置15の図示していないHD(Hard Disk)には、後述のステップ(S2〜S6)を実行するためのプログラム(p1)が記憶されている。
【0036】続いて、図4のシーケンス図をベースに、システム1を利用して契約者端末2と契約者の所望のネットワーク5とを接続するネットワーク接続方法を説明する。尚、ここでは、サービス種類(β)の接続サービスに加入契約している契約者(ユーザID「1121」)が、契約者端末2からISP網5及び企業用LAN5への接続要求を行う場合について説明する。
【0037】まず、契約者はISP網5との接続要求を行うべく、契約者端末2からシステム1のセッション確立装置15に基本情報(i1)を送信する(ステップS1)。この基本情報(i1)は、接続先識別子(a)、契約者のユーザID(1121)及びパスワード等が含まれている。
【0038】次に、セッション確立装置15では、基本情報(i1)を受信することにより、契約者端末2からISP網5への接続要求を受け付ける(ステップS2)。そして、この受信を契機にセッション数管理DB16に管理している利用可能セッション数と既に利用しているセッション数を比較して、利用可能なセッション数が残存しているか否かを判断する(ステップS3)。ユーザID(1121)の契約者は、図3に示すように利用可能セッション数が「2」のサービス(β)に加入契約しており、また、既に利用しているセッション数はないため、利用可能なセッション数が「2つ」残存していると判断する。
【0039】次に、セッション確立装置15では、利用可能なセッション数が残存していると判断したため、網終端装置管理DB14を参照して、通信経路選択を行う(ステップS4)。ここでは、図2に示すように、接続先識別子(a)に関連付けられている網終端装置識別子が「A」であるため、この網終端装置識別子(A)により特定される網終端装置13とセッションを確立するための通信経路を選択する。
【0040】次に、セッション確立装置15では、上記選択した通信経路に従って、上記接続要求されたISP網5と関係している網終端装置13と契約者端末2との間でセッションを確立する(ステップS5)。これにより、契約者は、システム1によって契約者端末2とISP網5との接続サービスが提供されることになる。
【0041】次に、セッション確立装置15では、基本情報(i1)のユーザID(1121)及びパスワードを網終端装置13に送信する(ステップS6)。これにより、網終端装置13は、1対1に接続されている接続装置6へユーザID(1121)及びパスワードを転送する(ステップS7)。そして、接続装置6ではユーザID(1121)及びパスワードを受信し(ステップS8)、ISP網5側で契約者の認証を行う(ステップS9)。認証の結果、正当である場合には、契約者端末2とISP網5との間でIP通信を行うことができる。
【0042】また更に、契約者がISP網5との接続を行っている状態で、同時に企業用LAN5との接続を行いたい場合には、上記ステップS1と同様に、基本情報(i1)をセッション確立装置15に送信すればよい。但し、この場合の基本情報(i1)に含まれる接続先識別子は「c」である。そのため、セッション確立装置15は、網終端装置13とのセッションを確立し、これに1対1で接続されている接続装置6を介して、企業用LAN5との接続を行うことになる。また、上記ステップS3においては、既に利用しているセッション数が「1」であるため、利用可能なセッション数が「1つ」残存していると判断する。これ以外は、上記ステップS2〜S9と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
【0043】以上説明したように、本実施形態によれば、セッション数管理DB16を構築して契約者毎に利用可能なセッション数を管理するとともに、契約者からの接続要求を契機に利用可能な残りのセッション数を判断し、残りの利用可能なセッション数が存在していれば、更にセッションを確立できるようにしている。このため、契約者は複数の接続要求を行うことができ、単一回線(単一のアクセスライン4)であっても、複数同時接続を実現することができるという効果を奏する。
【0044】尚、契約者が加入契約する際の基本料金に対して、利用可能セッション数に応じた若干の割増料金を設定すれば、契約者は複数の回線を使用する場合よりも安価にインターネット等への接続を行うことができる。
【0045】〔第2の実施形態〕以下、図5〜図7を用いて、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
【0046】尚、図5は、本実施形態に係るネットワーク接続システム11(以下、システム11という)を利用して契約者端末2と各ネットワーク5を接続するとともに、利用可能セッション数を変更するための通信インフラストラクチャを示している。また、図6は、図5に示すセッション数管理DB17を構成するセッション数管理テーブル17’の概念図である。更に、図7は、システム11を利用して、利用可能セッション数を変更する方法を示すシーケンス図である。
【0047】また、本実施形態に係るシステム11は、上記第1の実施形態に係るシステム1と比較して、セッション確立装置15’及びセッション数管理DB17が異なるとともに、新たに申込装置18及び書換装置19が追加されている。更に、本実施形態に係るセッション確立装置15’は、上記第1の実施形態に係るセッション確立装置15と比較して、新たに後述のステップ(S17,S18)を実行するためのプログラム(p1’)が記憶されている。その他の構成及び機能は上記第1の実施形態と同じである。よって、本実施形態においては、上記第1の実施形態と異なる構成及び機能のみを説明し、その他の構成及び機能に関しては同一符号を付して説明を省略する。
【0048】図5に示すように、本実施形態に係るシステム11には、地域IP網12によって複数の網終端装置13,13,13と、網終端装置管理DB14と、セッション確立装置15’と、セッション数管理DB17と、申込装置18と、書換装置19が接続されている。
【0049】また、セッション確立装置15’には、セッション数管理DB17が構築されている。セッション数管理DB17は、図6に示すようなレイアウトのセッション数管理テーブル17’によって構成されている。このセッション数管理DB17は、サービス種類毎に契約者を管理するとともに、この契約者が契約している利用可能セッション数を管理するDBである。そのため、セッション数管理テーブル17’によって、サービス種類毎に契約者のユーザIDを管理するとともに、このユーザID毎に利用可能セッション数が管理されている。このサービス種類は、利用可能セッション数の下限数によって分類され、ユーザが接続サービスへ加入契約する際に指定することができる。例えば、ユーザは接続サービスへの加入契約の際に、利用可能セッション数が「1」で足りる場合には、下限数が「1」のサービス(α)への加入契約を行い、利用可能セッション数が「2」必要な場合にはサービス(β)への加入契約を行うことになる。更に、利用可能セッション数は、加入契約後に契約者からの申し込みによって変更することができ、この加入契約後の変更が本実施形態の最大の特徴である。この変更の申込の受け付けは、コンピューターにより構成された申込装置18によって行う。申込装置18の図示していないHDには、後述のステップ(S12,S13)を実行するためのプログラム(p2)が記憶されている。
【0050】また、書換装置19は、コンピューターにより構成されており、申込装置18によって受け付けた申込に基づいて、セッション確立装置15に構築されているセッション数管理DB17内のセッション数を書き換えるために使用する装置である。この書換装置19の図示していないHDには、後述のステップ(S14〜S16)を実行するためのプログラム(p3)が記憶されている。
【0051】続いて、図7のシーケンス図をベースに、システム11を利用して、利用可能セッション数を変更する方法を説明する。尚、ここでは、図6(a)に示すように、ユーザID「1121」の契約者が、デフォルト設定の利用可能セッション数が「2」であるサービス種類(β)の接続サービスに加入契約した場合であって、その後に、図6(b)に示すように、利用可能セッション数を1つ増加する変更を行う場合について説明する。
【0052】まず、契約者は、契約者端末2からセッション確立装置15を介して申込装置18にアクセスし、変更申込情報(i2)を送信することにより、利用可能セッション数を変更する申し込みを行う(ステップS11)。この変更申込情報(i2)には、契約者のユーザID(1121)及び追加セッション数等が含まれている。
【0053】次に、申込装置18では、変更申込情報(i2)を受信して、利用可能セッション数の変更の申し込みを受け付ける(ステップS12)。そして、申込装置18は、受け付けた変更申込情報(i2)を書換装置19に転送する(ステップS13)。
【0054】次に、書換装置19は申込装置18と連携しており、変更申込情報(i2)を受信すると(ステップS14)、この変更申込情報(i2)に基づいてセッション数書換情報(i3)を作成する(ステップS15)。このセッション数書換情報(i3)は、セッション数管理DB16内の利用可能セッション数を書き換えるための情報である。
【0055】次に、書換装置19は、セッション数書換情報(i3)をセッション確立装置15に送信する(ステップS16)。これにより、セッション確立装置15では、セッション数書換情報(i3)を受信すると(ステップS17)、このセッション数書換情報(i3)に従ってセッション数管理DB16で管理している契約者の利用可能セッション数を書き換える(ステップS17)。このようにして、図6(a),(b)に示すように、セッション数管理DB17に管理している利用可能セッション数を「2」から「3」に変更することができる。
【0056】尚、本実施形態においては、セッション確立装置15’、申込装置18及び書換装置19を別個の装置として示しているが、これに限るものではなく、セッション確立装置15’と申込装置18を一つの装置としてもよく、申込装置18と書換装置19を一つの装置としてもよく、また、書換装置19とセッション確立装置を一つの装置としてもよい。更に、これら3つの装置をまとめて一つの装置としてもよい。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれば、接続サービスへの加入契約後であっても、利用者が自ら申込装置18にアクセスして、利用可能セッション数を変更することができる。そのため、本実施形態においては、上記第1の実施形態の効果に加えて、以下に示すような効果を奏することができる。即ち、契約者は、利用可能セッション数を変更する際に、今までの接続サービスを解約して新たなサービス種類の接続サービスに加入契約する必要がないため、再契約の手間を省くことができる。また、利用可能セッション数の変更は、契約者が自ら契約者端末2を利用して行うことができるため、接続サービスを行う電気通信事業者等にとっても、変更の受付手続きのための手間を省くことができる。
【0058】〔その他〕上記各実施形態におけるセッション確立装置15(15’)、申込装置18、及び書換装置19へのそれぞれのプログラム(p1(p1’)),(p2),(p3)の記録、インストール作業は、それぞれの装置で読み取り可能なそれぞれのプログラム(p1(p1’)),(p2),(p3)が記録されているCD−ROM等の記録媒体を利用することによって行うことも可能である。
【0059】また、上記プログラム(p1(p1’)),(p2),(p3)は、ネットワーク接続システムを構成する装置のうち少なくとも1つの装置のHDに記憶されていればよい。例えば、プログラム(p1(p1’)),(p2),(p3)が全てセッション確立装置15(15’)のHDに記憶されていてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、セッション数管理手段により契約者毎に利用可能なセッション数を管理するとともに、契約者からの接続要求を契機に利用可能な残りのセッション数を判断し、残りの利用可能なセッション数が存在していれば、更にセッションを確立できるようにしている。このため、契約者は複数の接続要求を行うことができ、単一回線であっても、複数同時接続を実現することができるという効果を奏する。




 

 


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