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発明の名称 連続発信装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−273997(P2003−273997A)
公開日 平成15年9月26日(2003.9.26)
出願番号 特願2002−69219(P2002−69219)
出願日 平成14年3月13日(2002.3.13)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外4名)
【テーマコード(参考)】
5K036
【Fターム(参考)】
5K036 BB14 DD20 KK03 
発明者 高地 信孝
要約 課題
電話回線を介して複数の連絡先又は一つの連絡先へ連続した一連の電話発信を行うための連続発信装置において、商用電源の停電時にも連続した電話発信を行うことが可能で、しかも、連続発信装置の小型化及び低価格化を実現するとともに、ニカド電池等のバッテリ交換の手間を省略することができることを目的としたものである。

解決手段
連続した一連の電話発信のうちの任意の発信番目における電話回線の捕捉中に局給電を充電する大容量コンデンサ等の充電部16を設け、上記任意の発信番目における電話回線の開放を制御すると共に、この開放後に充電部16に充電していた局給電を利用して任意の発信番目の次の発信番目における電話回線の捕捉を開始するように制御する。
特許請求の範囲
【請求項1】 電話回線を介して複数の連絡先又は一つの連絡先へ連続した一連の電話発信を行うための連続発信装置において、前記連続した一連の電話発信のうちの任意の発信番目における電話回線の捕捉中に局給電を充電する充電手段と、前記任意の発信番目における電話回線の開放を制御すると共に、この開放後に前記充電手段によって充電していた局給電を利用して前記任意の発信番目の次の発信番目における電話回線の捕捉を開始するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする連続発信装置。
【請求項2】 前記制御手段による電話回線の解放制御は、前記電話回線の捕捉中に前記充電手段によって一定量以上の局給電が満たされたことを判断して行うことを特徴とする請求項1に記載の連続発信装置。
【請求項3】 前記制御手段による次の発信番目における電話回線の捕捉の開始制御は、前記任意の発信番目における電話回線の捕捉中に前記充電手段によって充電していた局給電が、前記任意の発信番目における電話回線の開放中に一定量以下まで放出されたことを判断して行うことを特徴とする請求項1に記載の連続発信装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線を介して複数の連絡先へ連続して電話発信を行うか、又は一つの連絡先へ繰り返して連続した電話発信を行うための連続発信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の連続発信装置は、既に多数提案されて公知(例えば、特開昭61−202557号公報)のものとなっている。連続発信装置の例として、連続発信機能を有した自動通信装置や自動音声情報配信装置等が挙げられる。自動通信装置は、例えば、盗難、火災等の非常事態が発生した場合や一人暮らしの病人や高齢者の身体に異常が発生した場合に起動され、予め設定された集中管理センタや家族・親戚の連絡先(電話機)へ自動的に電話発信し、相手が応答すると、予め記録されている通報メッセージやマイクで集音した連続発信装置周辺の音声を送出するように構成されている。また、自動音声情報配信装置は、例えば、予め指定された連絡先(電話機)にプロ野球の試合結果等を自動的に通報するように構成されている。そして、これらの連続発信装置から複数の連絡先へ連続して電話発信を行ったり、同じ連絡先へ繰り返し連続して電話発信を行うことができる。この場合において、最初の連絡先へ電話発信を行うためのエネルギーは、起動信号としてボタンの押下や外部からの電気信号入力などから得ることができ、そのエネルギーを利用して回線の捕捉を行うことができる。そして、一旦回線を捕捉できれば、その後は局給電を連続発信装置の動作エネルギーとして利用することができる。
【0003】しかし、2番目以降の連絡先へ電話発信する場合には接続先を切り換えるため、一度、最初(1回目)の電話回線を開放し、再度、電話回線を捕捉しなければならない。そのため、2番目以降の連絡先へ電話発信するために最初の連絡先への電話回線を開放してしまうと、局給電から得られるエネルギーは微小となり、そのエネルギー量のみで再度回線を捕捉することは困難となる。そこで、従来は、商用電源(単相交流)からエネルギーを受けたり、連続発信装置に設けた停電用バッテリ等のエネルギー供給手段を必要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、停電時用バッテリには、例えばNi−Cd(ニカド)電池等が使用されるためバッテリ自体の形状が大きく、更に、充電回路を設ける必要があるため、連続発信装置の大型化及び高価格化の問題が生じていた。また、バッテリを長年使用し続けると、バッテリの交換を行わなければならないという問題も生じていた。
【0005】そこで、本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、連続発信装置において、商用電源の停電時にも連続した電話発信を行うことが可能で、しかも、連続発信装置の小型化及び低価格化を実現するとともに、バッテリ交換の手間を省略することができることを目的の一つとしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、電話回線を介して複数の連絡先又は一つの連絡先へ連続した一連の電話発信を行うための連続発信装置において、前記連続した一連の電話発信のうちの任意の発信番目における電話回線の捕捉中に局給電を充電する充電手段と、前記任意の発信番目における電話回線の開放を制御すると共に、この開放後に前記充電手段によって充電していた局給電を利用して前記任意の発信番目の次の発信番目における電話回線の捕捉を開始するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする連続発信装置である。
【0007】請求項2に係る発明は、前記制御手段による電話回線の解放制御は、前記電話回線の捕捉中に前記充電手段によって一定量以上の局給電が満たされたことを判断して行うことを特徴とする請求項1に記載の連続発信装置である。
【0008】請求項3に係る発明は、前記制御手段による次の発信番目における電話回線の捕捉の開始制御は、前記任意の発信番目における電話回線の捕捉中に前記充電手段によって充電していた局給電が、前記任意の発信番目における電話回線の開放中に一定量以下まで放出されたことを判断して行うことを特徴とする請求項1に記載の連続発信装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明に係る一実施形態を説明する。
【0010】図1は、本実施形態に係る連続発信装置1を利用して連絡先としての電話機4へ自動通報するための通信インフラストラクチャ(Infrastructure)及び連続発信装置1のブロック図を示している。
【0011】図1に示すように、連続発信装置1は、電話線2及び交換機3を介して連絡先の電話機4と接続されている。また、連続発信装置1は、電話回線2に接続された網制御回路12を備え、この網制御回路12から網制御回路13及び網制御回路14を順次接続した構成を有している。このうち、網制御回路12,13は、電話回線2の捕捉と開放を行うための機能を有する。特に、網制御回路12は、連続した一連の電話発信のうち最初の電話発信に使用され、網制御回路13は、2回目(2番目)以降の電話発信に使用される。また、網制御回路14は、電話回線2の補足及び選択信号(ダイヤル信号)の送出等を行うための機能を有する。尚、本実施形態においては、網制御回路12,13,14を個別のものとして構成しているが、これらの一部又は全部を一体のものとして構成することも可能である。
【0012】また、連続発信装置1は、網制御回路12に接続された装置起動部15を有している。この装置起動部15は、押しボタンスイッチや外部からの電気信号入力端子のように、外部からのエネルギーを入力するための手段である。
【0013】更に、連続発信装置1は、網制御回路13に接続された充電部16を有している。この充電部16は、例えば、大容量コンデンサにより構成されており、局給電によりエネルギーを蓄えることができる。尚、一般的な電話回線における局給電は、電圧が42〜53〔V〕で、電流が15〜130〔mA〕の電力である。
【0014】また、連続発信装置1は、網制御回路12,13,14に接続された制御部17を有している。この制御部17は、交換機3から送出される可聴音信号や極性反転信号等を網制御回路14を介して受信し、この受信した信号により交換機3の状態(例:呼出中か、相手話中か、通話中か)や連絡先の電話機4の状態(例:無応答か、人間による応答か、留守番電話機等による機械応答か)を判断する。そして、この判断結果に基づき、網制御回路12,13,14を制御する機能を有している。また、この制御部17には、連絡先の電話機4に電話回線を接続するために必要な電話番号や発信する順番等の情報が記憶されている。
【0015】続いて、本実施形態に係る連続発信装置1を利用した連続発信方法を説明する。
【0016】まず、非常事態の発生等によって押しボタンが押されるなどして装置起動部15にエネルギーが入力されると、このエネルギーを利用して回線制御部12が制御され、電話回線2を捕捉する。このように電話回線2が捕捉されると、局給電からのエネルギーを利用することができるようになる。
【0017】次に、局給電でのエネルギーを利用して制御部17が起動し、制御部17は網制御回路14を制御して電話回線2に選択信号を送出する。これにより、交換機3が連絡先の電話機4に接続し、連絡先が応答するのを待つ。
【0018】次に、交換機3から送出される可聴音信号や極性反転信号等が、回線制御部14を介して制御部17に伝達される。これにより、制御部17は、受信した可聴音信号や極性反転信号等により交換機3の状態や連絡先の電話機4の状態を判断する。
【0019】次に、制御部17は、制御部17内に予め登録された設定情報〔例えば、「2番目の連絡先が登録されている」、「2番目の連絡先が登録されていない」等の情報や、交換機3及び連絡先の電話機4の状態と時間経過(例:「呼出中が30秒継続」等)〕に応じて、「完全終了」か「引き続く発信前の一旦終了」かを判断する。
【0020】尚、この時間経過の判断は、例えば、充電部16に一定量以上エネルギーが蓄えられたこと(例:「充電率が95%に達した」等)を契機に行うことができる。例えば、充電部16に局給電が一定量以上蓄積されると、制御部17は一定時間が経過したと判断し、今まで捕捉していた電話回線2を開放する。このように、時間経過を局給電の蓄積量で判断することにより、時計等のタイム計測装置が不要となる。
【0021】次に、制御部17が「完全終了」と判断した場合には、制御部17は網制御回路12、網制御回路13、又は網制御回路14を制御して電話回線2を開放し、待機状態に戻る。一方、制御部17が「引き続く発信前の一旦終了」と判断した場合には、制御部17は網制御回路12を制御して電話回線2を再び開放する。そして、制御部17は、網制御回路12によって最初に電話回線2を捕捉した時点から電話回線2を開放するまでの任意の時間に充電部16へ蓄えたエネルギーを利用して、一定時間後(例:10秒後等)に網制御回路13を制御し、再度、電話回線2を捕捉する。この捕捉は、連続した一連の電話発信のうち2番目(2回目)の電話発信により実現されたものである。また、このように電話回線2が再度捕捉されることで、局給電からのエネルギーを再び利用することができるようになる。そのため、局給電からのエネルギーを利用して制御部17が起動し、網制御回路14を制御して電話回線2に2番目の選択信号を送出する。これにより、交換機3が連絡先の電話機4に接続し、連絡先が応答するのを待つ。
【0022】尚、上記電話回線2の開放後、再度、電話回線を捕捉するまでの一定時間経過の判断は、例えば、充電部16に蓄えられていたエネルギー容量が一定量以下に放出されたこと(例:「充電されていたエネルギー容量が10%まで放出された」等)を契機に行うことができる。例えば、充電部16で蓄積していた局給電が別途設けたコンデンサに移行することにより、制御部17は一定時間が経過したと判断し、網制御回路13を制御して今まで開放していた電話回線2を捕捉する。このように、時間経過を局給電の蓄積量で判断することにより、時計等のタイム計測装置が不要となる。
【0023】以上の動作を繰り返すことにより、3番目以降の連絡先へ電話発信を行うことができる。
【0024】以上説明したように、本実施形態によれば、最初の電話回線の捕捉中に充電部16へ局給電を充電し、開放後に充電部16に充電していた局給電を利用して2回目の電話回線の捕捉を開始することができる。また、同様の方法を用いれば、3日目以降の電話回線の捕捉を開始することができる。このように、前の電話回線の捕捉中に充電した局給電を利用すれば、商用電源やニッカド電池等の停電時用バッテリからのエネルギー供給が無くても、起動のためのエネルギーさえ与えられれば、連続した一連の電話発信を自動的に行うことができる。そのため、従来必要であった停電時用バッテリ及び充電回路を設ける必要がなく、連続発信装置の小型化及び低価格化を実現するとともに、停電時用バッテリを交換する手間を省略することができる。
【0025】また、連続発信装置1に停電時用バッテリ及び充電回路を設けた状態で、更に大容量コンデンサ等の充電部16を設ける場合には、停電時用バッテリが十分機能しない場合であっても、停電時用バッテリに代わって電話発信を行うことができる。これにより、停電時を想定した二重のバックアップを実現することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、任意の発信番目における電話回線の開放後に充電手段によって充電していた局給電を利用して前記任意の発信番目の次の発信番目における電話回線の捕捉を開始するため、局給電以外のエネルギーが無くても、起動のためのエネルギーさえ与えられれば複数の連絡先へ連続して自動的に電話発信を行うことができる。そのため、従来必要であった停電時用バッテリ及び充電回路を設ける必要がなく、連続発信装置の小型化及び低価格化を実現するとともに、停電時用バッテリを交換する手間を省略することができる。
【0027】また、停電時用バッテリ及び充電回路を設けた状態で、更に本発明の充電手段及び制御手段を設ける場合には、上記停電時用バッテリが十分機能しない場合であっても、停電時用バッテリに代わって電話発信を行うことができる。




 

 


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