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発明の名称 デジタル・コンテンツ配信装置、デジタル・コンテンツ配信プログラム、プログラム記録媒体、及びデジタル・コンテンツ配信方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−234727(P2003−234727A)
公開日 平成15年8月22日(2003.8.22)
出願番号 特願2002−32723(P2002−32723)
出願日 平成14年2月8日(2002.2.8)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外4名)
【テーマコード(参考)】
5J104
【Fターム(参考)】
5J104 AA16 EA15 EA16 PA07 PA10 
発明者 長谷部 潤 / 山崎 武志 / 林 健二 / 小倉 充雄 / 木村 朋子 / 大西 美穂 / 桑子 純一
要約 課題
デジタル・コンテンツ配信装置、デジタル・コンテンツ配信方法、デジタル・コンテンツ配信プログラム、及びプログラム記録媒体を提供する。

解決手段
デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵および復号化を行うための復号鍵を生成し、復号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部2と、暗号化されたデジタル・コンテンツを記憶し、この中から顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツを読み出し、これを顧客端末8へインターネット網6を介して送信するデジタル・コンテンツ配信部3と、顧客端末の電話番号を記憶し、この電話番号により顧客端末の認証を行い、また、復号鍵を記憶し、この中から指定されたデジタル・コンテンツを復号するための復号鍵を読み出し、これを認証が為された顧客端末8へ電話回線網7を介して送信する復号鍵配信部4とを有するデジタル・コンテンツ配信装置1を設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、前記暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、前記デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより前記顧客端末へ前記復号鍵及び前記デジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置であって、前記デジタル・コンテンツ暗号化部は、前記デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵及び前記復号鍵を生成する鍵生成手段と、該暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化手段とを有し、前記デジタル・コンテンツ配信部は、前記デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツを前記コンテンツ記憶手段から読み出し、該顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信手段とを有し、前記復号鍵配信部は、前記顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、前記電話番号により前記顧客端末の認証を行う認証手段と、前記復号鍵を記憶する復号鍵記憶手段と、前記指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を前記復号鍵記憶手段から読み出し、前記認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信手段とを有することを特徴とするデジタル・コンテンツ配信装置。
【請求項2】 更に、前記デジタル・コンテンツ暗号化部は、前記デジタル・コンテンツを前記顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタル・コンテンツ配信装置。
【請求項3】 デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、前記暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、前記デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより前記顧客端末へ前記復号鍵及び前記デジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置で用いられるデジタルコンテンツ配信プログラムであって、前記デジタル・コンテンツ暗号化部を、前記デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵及び前記復号鍵を生成する鍵生成手段と、該暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化手段として機能させ、前記デジタル・コンテンツ配信部を、前記デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツを前記コンテンツ記憶手段から読み出し、該顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信手段として機能させ、前記復号鍵配信部を、前記顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、前記電話番号により前記顧客端末の認証を行う認証手段と、前記復号鍵を記憶する復号鍵記憶手段と、前記指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を前記復号鍵記憶手段から読み出し、前記認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信手段として機能させることを特徴とするデジタル・コンテンツ配信プログラム。
【請求項4】 更に、前記デジタル・コンテンツ生成部を、前記デジタル・コンテンツを前記顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割手段として機能させることを特徴とする請求項3に記載のデジタル・コンテンツ配信プログラム。
【請求項5】 デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、前記暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、前記デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより前記顧客端末へ前記復号鍵及び前記デジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置で用いられるデジタル・コンテンツ配信プログラムを記録したプログラム記録媒体であって、前記デジタル・コンテンツ暗号化部を、前記デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵及び前記復号鍵を生成する鍵生成手段と、該暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化手段として機能させ、前記デジタル・コンテンツ配信部を、前記デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツを前記コンテンツ記憶手段から読み出し、該顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信手段として機能させ、前記復号鍵配信部を、前記顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、前記電話番号により前記顧客端末の認証を行う認証手段と、前記復号鍵を記憶する復号鍵記憶手段と、前記指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を前記復号鍵記憶手段から読み出し、前記認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信手段として機能させるデジタル・コンテンツ配信プログラムを記録したことを特徴とするプログラム記録媒体。
【請求項6】 更に、前記デジタル・コンテンツ生成部を、前記デジタル・コンテンツを前記顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割手段として機能させるデジタル・コンテンツ配信プログラムを記録したことを特徴とする請求項5に記載のプログラム記録媒体。
【請求項7】 デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、前記暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、前記デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより前記顧客端末へ前記復号鍵及び前記デジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置を用いるデジタル・コンテンツ配信方法であって、前記デジタル・コンテンツ暗号化部は、前記デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵及び前記復号鍵を生成する鍵生成ステップと、該暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化ステップとを実行し、前記デジタル・コンテンツ配信部は、前記デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶ステップと、前記顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツを前記記憶されたデジタル・コンテンツから読み出し、該顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信ステップとを実行し、前記復号鍵配信部は、前記顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶ステップと、前記電話番号により前記顧客端末の認証を行う認証ステップと、前記復号鍵を記憶する復号鍵記憶ステップと、前記指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を前記記憶された復号鍵から読み出し、前記認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信ステップとを実行することを特徴とするデジタル・コンテンツ配信方法【請求項8】 更に、前記デジタル・コンテンツ生成部は、前記デジタル・コンテンツを前記顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割ステップを実行することを特徴とする請求項7に記載のデジタル・コンテンツ配信方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・コンテンツの配信を行うデジタル・コンテンツ配信装置、デジタル・コンテンツ配信プログラム、プログラム記録媒体、及びデジタル・コンテンツ配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを用いた有料デジタル・コンテンツの閲覧、販売においては、事前に登録されたユーザID、パスワード等を入力することにより個人の認証を行い、認証された個人が閲覧、購入したデジタル・コンテンツの料金の支払い手続は、その個人が所有するクレジット・カードの番号等を通信ネットワーク経由で伝達することにより行われている。また、電話回線を用いた情報料金回収代行装置によっても有料デジタル・コンテンツの閲覧、販売が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インターネットを用いる場合においては、大容量のデジタル・コンテンツを高速で伝送することが可能であるが、クレジット・カード番号等が第3者に知られ、不正利用される危険性があり、信頼性に乏しい。
【0004】一方、電話回線を用いる場合においては、電話番号によりユーザ個人の特定が確実に行われ、また、料金は電話料金とともに請求されるためクレジット・カードを使用する必要がなく、信頼性が高いが、インターネットに比べデータの伝送量・伝送速度の面で劣っている。
【0005】また、通常のデジタルコンテンツ配信サービスにおいては、第3者によるコンテンツの不正利用を防止するため、配信されるデジタル・コンテンツには暗号化処理が施され、このデジタルコンテンツを利用するにはそれを復号化するための復号鍵を入手する必要がある。しかしながら、復号鍵自身も第3者の特定が困難なインターネット網を介して送信しているため、復号鍵も盗用されてしまうという問題点も存在する。
【0006】このような事情に鑑み、本発明は、高い信頼性を備え、高速・大容量伝送が可能なデジタル・コンテンツ配信装置、デジタル・コンテンツ配信方法、デジタル・コンテンツ配信プログラム、及びプログラム記録媒体を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明は、デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより顧客端末へ復号鍵及びデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置であって、デジタル・コンテンツ暗号化部は、デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵及び復号鍵を生成する鍵生成手段と、生成された暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化手段とを有し、デジタル・コンテンツ配信部は、デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツをコンテンツ記憶手段から読み出し、顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信手段とを有し、復号鍵配信部は、顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、電話番号により顧客端末の認証を行う認証手段と、復号鍵を記憶する復号鍵記憶手段と、指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を復号鍵記憶手段から読み出し、認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信手段とを有することを要旨とする。
【0008】請求項1に記載の本発明にあっては、大容量のデジタル・コンテンツを暗号化し、大伝送容量・高伝送速度を利点とするインターネット網を含む配信網を用いて顧客端末に送信し、また、暗号化されたデジタル・コンテンツを復号するために必要な暗号鍵の送信には、秘匿性が高く、且つユーザの特定を確実に実行可能な電話回線を用いる構成とした。これらの点から、高信頼性と高速・大容量伝送性を実現することが可能となる。なお、ここでいう電話回線網には、有線回線の他に、無線回線、ISDN回線網等も含まれる。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、更に、デジタル・コンテンツ暗号化部は、デジタル・コンテンツを顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割手段を有することを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の本発明にあっては、デジタル・コンテンツの配信における信頼性と高速・大容量伝送性の更なる向上が可能となる。なお、この場合においては、暗号化及び復号化は分割されたデジタル・コンテンツ其々に対して行われ、デジタル・コンテンツ・ブロックの結合は復号化の後に実行される。
【0011】請求項3に記載の本発明は、デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより顧客端末へ復号鍵及びデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置で用いられるデジタルコンテンツ配信プログラムであって、デジタル・コンテンツ暗号化部を、デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵及び復号鍵を生成する鍵生成手段と、生成された暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化手段として機能させ、デジタル・コンテンツ配信部を、デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツをコンテンツ記憶手段から読み出し、顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信手段として機能させ、復号鍵配信部を、顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、電話番号により顧客端末の認証を行う認証手段と、復号鍵を記憶する復号鍵記憶手段と、指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を復号鍵記憶手段から読み出し、認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信手段として機能させることを要旨とする。
【0012】請求項3に記載の本発明あっては、大容量のデジタル・コンテンツを暗号化し、大伝送容量・高伝送速度を利点とするインターネット網を含む配信網を用いて顧客端末に送信し、また、暗号化されたデジタル・コンテンツを復号するために必要な暗号鍵の送信には、秘匿性が高く、且つユーザの特定を確実に実行可能な電話回線を用いる構成とした。これらの点から、高信頼性と高速・大容量伝送性を実現することが可能となる。なお、ここでいう電話回線網にはISDN回線網も含まれる。
【0013】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の発明において、更に、デジタル・コンテンツ生成部を、デジタル・コンテンツを顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割手段として機能させることを要旨とする。
【0014】請求項4に記載の本発明にあっては、デジタル・コンテンツの配信における信頼性と高速・大容量伝送性の更なる向上が可能となる。なお、この場合においては、暗号化及び復号化は分割されたデジタル・コンテンツ其々に対して行われ、デジタル・コンテンツ・ブロックの結合は復号化の後に実行される。
【0015】請求項5に記載の本発明は、デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより顧客端末へ復号鍵及びデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置で用いられるデジタル・コンテンツ配信プログラムを記録したプログラム記録媒体であって、デジタル・コンテンツ暗号化部を、デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵及び復号鍵を生成する鍵生成手段と、生成された暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化手段として機能させ、デジタル・コンテンツ配信部を、デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツをコンテンツ記憶手段から読み出し、顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信手段として機能させ、顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、電話番号により顧客端末の認証を行う認証手段と、復号鍵を記憶する復号鍵記憶手段と、指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を復号鍵記憶手段から読み出し、認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信手段として機能させるデジタル・コンテンツ配信プログラムを記録したことを要旨とする。
【0016】請求項5に記載の本発明にあっては、大容量のデジタル・コンテンツを暗号化し、大伝送容量・高伝送速度を利点とするインターネット網を含む配信網を用いて顧客端末に送信し、また、暗号化されたデジタル・コンテンツを復号するために必要な暗号鍵の送信には、秘匿性が高く、且つユーザの特定を確実に実行可能な電話回線を用いる構成とした。これらの点から、高信頼性と高速・大容量伝送性を実現することが可能となる。なお、ここでいう電話回線網には、従来の有線回線の他に、無線回線、ISDN回線網等も含まれる。
【0017】請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の発明において、更に、デジタル・コンテンツ生成部を、デジタル・コンテンツを顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割手段として機能させるデジタル・コンテンツ配信プログラムを記録したことを要旨とする。
【0018】請求項6に記載の本発明にあっては、デジタル・コンテンツの配信における信頼性と高速・大容量伝送性の更なる向上が可能となる。なお、この場合においては、暗号化及び復号化は分割されたデジタル・コンテンツ其々に対して行われ、デジタル・コンテンツ・ブロックの結合は復号化の後に実行される。
【0019】請求項7に記載の本発明は、デジタル・コンテンツを暗号化するデジタル・コンテンツ暗号化部と、暗号化されたデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信部と、デジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を配信する復号鍵配信部とを有し、顧客端末と通信を行うことにより顧客端末へ復号鍵及びデジタル・コンテンツを配信するデジタル・コンテンツ配信装置を用いるデジタル・コンテンツ配信方法であって、デジタル・コンテンツ暗号化部は、デジタル・コンテンツの暗号化を行うための暗号鍵および復号鍵を生成する鍵生成ステップと、生成された暗号鍵によりデジタル・コンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化ステップとを実行し、デジタル・コンテンツ配信部は、デジタル・コンテンツを記憶するコンテンツ記憶ステップと、顧客端末により指定されたデジタル・コンテンツを記憶されたデジタル・コンテンツから読み出し、顧客端末へインターネット網を含む配信網を介して送信するコンテンツ送信ステップとを実行し、復号鍵配信部は、顧客端末の電話番号を記憶する電話番号記憶ステップと、電話番号により顧客端末の認証を行う認証ステップと、復号鍵を記憶する復号鍵記憶ステップと、指定されたデジタル・コンテンツを復号化するための復号鍵を記憶された復号鍵から読み出し、認証が為された顧客端末へ電話回線網を介して送信する復号鍵送信ステップとを実行することを要旨とする。
【0020】請求項7に記載の本発明にあっては、大容量のデジタル・コンテンツを暗号化し、大伝送容量・高伝送速度を利点とするインターネット網を含む配信網を用いて顧客端末に送信し、また、暗号化されたデジタル・コンテンツを復号するために必要な暗号鍵の送信には、秘匿性が高く、且つユーザの特定を確実に実行可能な電話回線を用いる構成とした。これらの点から、高信頼性と高速・大容量伝送性を実現することが可能となる。なお、ここでいう電話回線網には、従来の有線回線の他に、無線回線、ISDN回線網等も含まれる。
【0021】請求項8に記載の本発明にあっては、請求項7に記載の発明において、更に、デジタル・コンテンツ生成部は、デジタル・コンテンツを顧客端末で結合可能な状態で分割するコンテンツ分割ステップを実行することを要旨とする。
【0022】請求項8に記載の本発明にあっては、デジタル・コンテンツの配信における信頼性と高速・大容量伝送性の更なる向上が可能となる。なお、この場合においては、暗号化及び復号化は分割されたデジタル・コンテンツ其々に対して行われ、デジタル・コンテンツ・ブロックの結合は復号化の後に実行される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いつつ、本発明のデジタル・コンテンツ配信装置、デジタル・コンテンツ配信プログラム、プログラム記録媒体、及びデジタル・コンテンツ配信方法についての説明を行う。
【0024】なお、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施の形態を採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の範囲に含まれる。また、実施の形態を説明するための全図において、同一要素のものは同一符号を付与し、これに関する反復説明は省略する。
【0025】図1は、本発明の一実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の構成を示すブロック図である。本発明の一実施の形態にかかるデジタルコンテンツ配信装置1は、デジタル・コンテンツ暗号化部2、デジタル・コンテンツ配信部3、復号鍵配信部4とを有し、デジタル・コンテンツ配信部3は、デジタル・コンテンツ暗号化部2によって暗号化されたデジタルコンテンツ(以下、コンテンツとする)を、ウェブ・サーバ5とインターネット網6を介して顧客端末8へ送信し、復号鍵配信部4は、デジタル・コンテンツ暗号化部2により暗号化されたコンテンツを復号化するための復号鍵を電話回線網7を介して顧客端末8へ送信する。なお、ここでいう電話回線7には、有線回線の他に、無線回線、ISDN回線等も含まれる。
【0026】コンテンツ暗号化部2は、コンテンツ分割手段21、鍵生成手段22、コンテンツ暗号化手段23、コンテンツ管理データ生成手段24、コンテンツ伝送手段25、復号鍵送信手段26、及びコンテンツ管理データ伝送手段27を有する。
【0027】また、コンテンツ配信部3は、コンテンツ記憶手段31と、コンテンツ送信手段32とを有し、復号鍵配信部4は、電話番号記憶手段41、認証手段42、復号鍵記憶手段43、及び復号鍵送信手段44を有する。
【0028】配信されるコンテンツは、コンテンツ分割手段21により、顧客端末8において結合可能な複数のコンテンツ・ブロックに分割され、鍵生成手段22は、各コンテンツ・ブロックの暗号化のための暗号鍵及び復号化のための復号鍵を生成し、コンテンツ暗号化手段23は、前記の暗号鍵を用いて各コンテンツ・ブロックを暗号化する。
【0029】コンテンツ管理データ生成手段24は、URL等のコンテンツ配信部3の位置情報、各コンテンツ・ブロックおよび暗号鍵のID、電話回線網7を介して復号鍵配信部4へ接続するために必要な電話番号、コンテンツ・ブロックの数量を含むコンテンツ管理データを生成する。図2は、このコンテンツ管理データのテーブル・レイアウトを示す図である。
【0030】これらのコンテンツ・ブロックは、コンテンツ伝送手段25によりコンテンツ配信部3に伝送され、コンテンツ記憶手段31に記憶される。一方、復号鍵は、復号鍵送信手段26により復号鍵配信部4に伝送され、復号鍵記憶手段43に記憶される。また、コンテンツ管理データは、コンテンツ管理データ伝送手段26によりウェブ・サーバ5に伝送され、登録される。
【0031】顧客端末8は、インターネット網6、電話回線網7の両方に接続する機能を有し、ウェブ・プラウザとデジタル・コンテンツ配信装置1を利用するためのプラグインがインストールされているコンピュータである。
【0032】このプラグインは、インターネット網6からのダウンロード、配布されたCD・ROM等のメディアの読み込みによりインストールすることが可能であり、予めインストールされている場合もある。
【0033】顧客端末8は、インターネット網6を介して、ウェブ・サーバ5のウェブ・ページ上で閲覧を希望するデジタル・コンテンツを選択・指定し、該当するコンテンツ管理データを要求し、ウェブ・サーバ5より顧客端末8へコンテンツ管理データが送信される。
【0034】顧客端末8は、コンテンツ管理データの取得により前述のプラグインを起動し、取得したコンテンツ管理データを解析し、インターネット網6を介して、取得したいコンテンツを記憶しているデジタルコンテンツ配信部3コンテンツ送信要求信号を送信し、また、電話回線網7を介して、このコンテンツに対応する復号鍵を記憶した復号鍵配信部4へ復号鍵送信要求信号を送信する。
【0035】デジタルコンテンツ配信部3のコンテンツ送信手段32は、顧客端末8からの要求に応じて、指定されたコンテンツ・ブロックをコンテンツ記憶手段31から読み出し、インターネット網6を介して顧客端末8へ送信する。
【0036】前述のとおり、電話回線網7を用いた通信においては、その発信元(顧客端末8)を電話番号により特定可能であり、復号鍵配信部4の認証手段42は、復号鍵の送信要求を発信した顧客端末の電話番号を特定し、電話番号記憶手段41に記憶された顧客端末8の電話番号をもとに認証を行い、認証結果が「Yes」であると、復号鍵送信手段44は、指定された復号鍵を復号鍵記憶手段43から読み出し、電話回線網7を介して顧客端末8へ送信する。なお、認証結果が「No」である場合は復号鍵の送信は行われない。
【0037】コンテンツ・ブロック及び復号鍵を受信した顧客端末8は、各コンテンツ・ブロックを復号鍵を用いて復号化し、復号化されたコンテンツ・ブロックを結合し、デジタル・コンテンツとして復元する。
【0038】このようなデジタル・コンテンツ配信装置1は、図3に例示するようなサーバ(コンピュータ)100によって実現することが可能である。サーバ100は、CPU101、HDD102、ROM103、RAM104、キーボード105、ディスプレイ106、FDD107、インターネット及び電話回線網に接続するための通信部108等を有する。
【0039】このようなサーバ100は、図1に示した各部、各手段の機能を発現させるためのコンピュータ・プログラムを読み込み、実行することにより、デジタル・コンテンツ配信装置1として機能する。したがって、このプログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ(サーバ)で読み取り可能なプログラム媒体も本発明の範囲に含まれる。
【0040】なお、上記のようにデジタル・コンテンツ暗号化部2、デジタル・コンテンツ配信部3、及び復号鍵配信部4の全てを1個のサーバで実現させることの他、其々を別個のサーバで実現する構成とすることも可能である。また、デジタル・コンテンツ配信装置を実現するには、様々な通信端末を用いることが可能であり、上記のサーバ100に限定されない。
【0041】図4は、図1のデジタル・コンテンツ暗号化部2、デジタル・コンテンツ配信部3、及び復号鍵配信部4の作用を示すシーケンス図である。配信されるコンテンツは、デジタル・コンテンツ暗号化部2のコンテンツ分割手段21により、顧客端末8において結合可能な複数のコンテンツ・ブロックに分割され(ステップS1)、鍵生成手段22は、各ブロックの暗号化のための暗号鍵及び復号鍵を生成し(ステップS2)、コンテンツ暗号化手段23は、暗号鍵を用いて各コンテンツ・ブロックを暗号化する(ステップS3)。
【0042】コンテンツ管理データ生成手段24は、URL等のコンテンツ配信部3の位置情報、各コンテンツ・ブロックおよび暗号鍵のID、電話回線網7を介して復号鍵配信部4へ接続するために必要な電話番号、コンテンツ・ブロックの数量を含むコンテンツ管理データを生成する(ステップS4)。
【0043】コンテンツ・ブロックは、コンテンツ伝送伝送手段25によりコンテンツ配信部3に伝送され、コンテンツ記憶手段31に記憶される(ステップS5)。一方、復号鍵は、復号鍵送信手段26により復号鍵配信部4に伝送され、復号鍵記憶手段41に記憶される(ステップS6)。また、コンテンツ管理データは、コンテンツ管理データ伝送手段26によりウェブ・サーバ5に伝送される(ステップS7)。
【0044】顧客端末8は、インターネット網6を介して、ウェブ・サーバ5のウェブ・ページ上で閲覧を希望するデジタル・コンテンツを選択・指定し、該当するコンテンツ管理データを要求し、これにより、ウェブ・サーバ5より顧客端末8へコンテンツ管理データが送信される。
【0045】デジタルコンテンツ配信部3のコンテンツ送信手段32は、顧客端末8からの要求に応じて、指定されたコンテンツ・ブロックをコンテンツ記憶手段31から読み出し、インターネット網6を介して顧客端末8へ送信する(ステップ8)。
【0046】復号鍵配信部4の認証手段42は、復号鍵の送信要求を発信した顧客端末の電話番号を特定し、電話番号記憶手段41に記憶された顧客端末8の電話番号をもとに認証を行い(ステップS9)、認証結果が「Yes」であると、復号鍵送信手段4は、指定された復号鍵を復号鍵記憶手段43から読み出し、電話回線網7を介して顧客端末8へ送信する(ステップS10)。
【0047】コンテンツ・ブロック及び暗号鍵を受信した顧客端末8は、各コンテンツ・ブロックを暗号鍵を用いて復号化し、復号化されたコンテンツ・ブロックを結合し、コンテンツとして復元する。
【0048】なお、上記の実施の形態においては、配信するコンテンツを分割する構成としていたが、これに限定されず、コンテンツを分割せずに配信する構成とすることも可能である。
【0049】また、コンテンツの暗号化及び復号化を行うにあたっては、其々別個の暗号鍵と復号鍵を用いる場合を示したが、この暗号化及び復号化を共通の鍵で行う共通鍵方式を用いることも可能である。
【0050】また、顧客端末8は、コンテンツ及び復号鍵を入手するにあたって、プラグインを使用する方式を用いている場合を示したが、本発明のデジタル・コンテンツ配信装置、デジタルコンテンツ配信プログラム、プログラム記録媒体、及びデジタル・コンテンツ配信方法は、顧客端末の通信方式に左右されずに、あらゆる端末に対してその機能を発揮することが可能である。
【0051】
【発明の効果】上記のように、本発明のデジタル・コンテンツ配信装置、デジタルコンテンツ配信プログラム、プログラム記録媒体、及びデジタル・コンテンツ配信方法は、顧客端末へのコンテンツの配信には、高速且つ大容量の情報伝送が可能なインターネット網を用い、符号鍵の送信には顧客端末を容易に特定できる電話回線網を用い、顧客以外の第3者には復号鍵を送信しない構成とした。
【0052】これにより、高い信頼性を備え、高速・大容量伝送が可能なデジタル・コンテンツ配信装置、デジタル・コンテンツ配信方法、デジタル・コンテンツ配信プログラム、及びプログラム記録媒体を提供することが可能となった。




 

 


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