米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 東日本電信電話株式会社

発明の名称 個人認証装置および個人認証方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−228705(P2003−228705A)
公開日 平成15年8月15日(2003.8.15)
出願番号 特願2002−27336(P2002−27336)
出願日 平成14年2月4日(2002.2.4)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外2名)
【テーマコード(参考)】
4C038
5B057
5D015
5L096
【Fターム(参考)】
4C038 FF01 FF05 FG00 
5B057 AA20 DA11 DC33
5D015 AA03
5L096 BA15 BA16 HA07 JA11
発明者 篠原 正典
要約 課題
氏名、住所、生年月日等の個人情報やID、パスワードによる個人認証で問題となる他人による「なりすまし」を防ぎ、かつ、高精度で個人を特定できる一方で、高い守秘性が必要とされるバイオメトリクス情報をデータベース化することなく、高精度の個人認証を可能とする。

解決手段
個人情報とバイオメトリクス情報の格納場所と利用を使い分ける。両情報を格納したICカードから、バイオメトリクス情報を読み出し、個人が直接入力したバイオメトリクス情報とを照合して、入力者がICカードの所有者であることを認証し、同時にICカードから個人情報を読み出し、データベースに格納された個人情報と照合してICカードの正当性を認証することで、高精度で個人認証を実現する。
特許請求の範囲
【請求項1】 バイオメトリクス情報を記憶する携帯可能な記録媒体を用いて認証を行う個人認証装置であって、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報入力部と、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出す読み出し部と、前記バイオメトリクス情報入力部が読み取ったバイオメトリクス情報と前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報とを比較するバイオメトリクス情報比較部と、前記バイオメトリクス情報比較部の比較結果に基づいて認証を行う認証部と、を有することを特徴とする個人認証装置。
【請求項2】 バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報を記憶する携帯可能な記録媒体を用いて認証を行う個人認証装置であって、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報入力部と、前記記録媒体からバイオメトリクス情報と個人情報とを読み出す読み出し部と、前記バイオメトリクス情報入力部が読み取ったバイオメトリクス情報と前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報とを比較するバイオメトリクス情報比較部と、前記読み出し部が読み出した個人情報と個人情報が予め記憶された個人情報記憶部に記憶された個人情報とを比較する個人情報比較部と、前記バイオメトリクス情報比較部の比較結果と前記個人情報比較部の比較結果とに基づいて、認証を行う認証部とを有することを特徴とする個人認証装置。
【請求項3】 コンピュータを活用して個人を唯一に特定する認証方法において、個人の住所、氏名、生年月日、性別のうちいずれかの情報を含む個人情報と、指紋または虹彩を含む生物学的な特徴により個人を判定するバイオメトリクス情報を格納したICカードから当該バイオメトリクス情報を読み取り、ICカードの所有者から直接入力されたバイオメトリクス情報とを比較し、前記ICカードに記載された当人であることを認証した後、前記ICカードから格納された個人情報を読み取り、外部に接続されたコンピュータサーバに予め格納された個人情報とを比較し、前記ICカードがコンピュータサーバに登録された人のものであることを認証することを特徴とする個人認証方法。
【請求項4】 バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報とを携帯可能な記録媒体に記憶しておき、前記個人認証装置によって、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出し、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取り、前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報と前記利用者から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較し、前記記録媒体から個人情報を読み出し、読み出した個人情報と予め記憶されている個人情報とを比較し、前記バイオメトリクス情報の比較結果と前記個人情報の比較結果とに基づいて、認証を行うことを特徴とする個人認証方法。
【請求項5】 バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報を記憶する携帯可能な記録媒体を利用して個人認証を行うための個人認証プログラムであって、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出すステップと、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るステップと、前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報と前記利用者から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較するステップと、前記記録媒体から個人情報を読み出すステップと、読み出した個人情報と予め記憶されている個人情報とを比較するステップと、前記バイオメトリクス情報の比較結果と前記個人情報の比較結果とに基づいて、認証を行うステップと、をコンピュータに実行させるための個人認証プログラム。
【請求項6】 バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報を記憶する携帯可能な記録媒体を利用して個人認証を行うための個人認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出すステップと、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るステップと、前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報と前記利用者から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較するステップと、前記記録媒体から個人情報を読み出すステップと、読み出した個人情報と予め記憶されている個人情報とを比較するステップと、前記バイオメトリクス情報の比較結果と前記個人情報の比較結果とに基づいて、認証を行うステップと、をコンピュータに実行させるための個人認証プログラムを記録した記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを活用して個人を認証する場合に、一般的に用いられる個人を特定する個人情報と、非常に高い精度で識別できる個人のバイオメトリクス情報を使い分けることにより、高精度で個人を識別できる認証方法に関する方法である。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを使って個人を認証する方法はこれまでにも多数存在する。最も多く用いられている方法はIDとパスワードを入力する方法である。この場合、IDやパスワードが漏洩し、他人がなりすまして使った場合には、それを防ぐことはできない。そのため、定期的にあるいは不定期にIDやパスワードを変更することが推奨されている。
【0003】認証技術の中には個人情報を元に認証する場合がある。例えば、氏名、住所、生年月日、血液型、あるいは自分の家族の趣味など自分しか知り得ない情報をデータベース化しておき、そのデータベース化された情報とユーザから入力された個人情報とを照合して個人を特定する方法が使われている。上述のIDやパスワードを利用して認証を行う場合において、ユーザがIDとパスワードとを忘れてしまった場合に、本人であるという確認をコンピュータが行う際、ユーザから個人情報を入力してもらい、認証する方法が取られていることもある。暗号などの利用も個人しか知り得ない情報であるため、広い意味でこれらの中に含まれる。
【0004】最近では、生物学的な情報から個人を高精度で特定する方法が用いられてきている。これらはバイオメトリクス情報と呼ばれ、指紋や虹彩など、人によって全て異なる情報である。このバイオメトリクス情報は、世の中に同じものが存在しないため、個人を特定するために用いることが可能である。遺伝子も個人を特定できるバイオメトリクス情報であるが、遺伝子を元に個人を認証する方法は簡易に利用できるものではない。一方、指紋や虹彩、声紋による認証技術は研究が進み、実用化されつつある。
【0005】これらの認証方法はこれまで個々に用いられてきている。例えば、IDやパスワードによりコンピュータ上のソフトウェア等をアクセスする。コンピュータを介して暗号化され送信されたデータを、その暗号を解く鍵を有するものだけが暗号鍵を使って利用できる等がある。最近ではコンピュータにアクセスする際に、自分の指紋を登録しておいて、コンピュータ上の指紋入力部に実際に自分の指を置いて、登録された指紋と整合した場合にコンピュータにアクセスできるなどの方法が個々に取られている。
【0006】実際に認証技術を応用したケースは、他にも多数存在する。施錠されたドアから入退出する場合でも、ICカードや磁気カードをドア開閉制御機器等に指し込み、磁気テープやICカードに蓄積された情報を読み出し、それが登録された内容であれば、開鍵するなどの方法が取られている。
【0007】上記の技術の中でバイオメトリクス情報を用いた以外の方法では、IDやパスワード、暗号の漏洩、カードの盗難などが起きた場合、「なりすまし」による利用が可能となる問題がある。例えば、他人に銀行のキャッシュカードを奪われ、暗証番号が知られると、そのカードを銀行で使われる問題が起こる。これに対してバイオメトリクス情報を使うと個人を特定できる。仮に、銀行の窓口に指紋認識機器が設置され、そこに利用者が指をかざして指紋を識別して利用者を認証する機能があったとしよう。その場合、確かに、本人を特定する精度が高いため、本人以外の人が利用できる可能性が著しく低くなる。これにより「なりすまし」を防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここで問題となるのは、利用者個々のバイオメトリクス情報を銀行の認識機器のデータベースの中に事前に登録する必要があるということである。人は一般的に指紋や虹彩など個人情報の中でも、個人に唯一な守秘性の高い生物学的な特徴を表す情報がデータベースの中に登録されることを嫌う場合がある。全国の全ての住民の指紋が登録されたデータベースが存在すると、犯罪が起きた場合に、その事件解決に対して大きな効果が期待されるが、一方でこのような個人の権利を守る必要があるので、実用化が難しい。
【0009】次に、コンピュータを利用した認証に限らず、個人認証が行われている分野に目を向けてみる。市役所等で住民票、印鑑証明書等の書類を発行してもらう場合や、銀行でお金を借りる場合、また、試験場で受験する場合、レンタカーを借りる場合など、現社会の中で、サービスを受ける場合に個人を認証するケースは膨大に存在する。このような分野にもIT化が進み、例えば電子政府などこれまで印刷物を使って行ってきたものが電子化されるようになり、作業の効率化が進んできている。しかし、電子化がなかなか進まない部分もある。選挙の投票などにおいては自治体から送付される選挙投票用紙を会場に持参し、その用紙により本人であると認証している。また、認証ではないが、投票結果の集計にしても印刷された用紙上に書かれた立候補者名を手作業で識別している。これに係る費用は莫大であり、また、他人の選挙投票用紙を使って「なりすまし」投票も起こりえる可能性があるという問題がある。
【0010】本発明は、このような問題を鑑みてなされたもので、その目的は、バイオメトリクス情報のような高精度で個人を特定できる情報を他人が管理するデータベースなどに格納することなく、「なりすまし」を防ぎ、個人を高精度に認証できる個人認証装置、個人認証方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、バイオメトリクス情報を記憶する携帯可能な記録媒体を用いて認証を行う個人認証装置であって、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報入力部と、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出す読み出し部と、前記バイオメトリクス情報入力部が読み取ったバイオメトリクス情報と前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報とを比較するバイオメトリクス情報比較部と、前記バイオメトリクス情報比較部の比較結果に基づいて認証を行う認証部と、を有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報を記憶する携帯可能な記録媒体を用いて認証を行う個人認証装置であって、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るバイオメトリクス情報入力部と、前記記録媒体からバイオメトリクス情報と個人情報とを読み出す読み出し部と、前記バイオメトリクス情報入力部が読み取ったバイオメトリクス情報と前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報とを比較するバイオメトリクス情報比較部と、前記読み出し部が読み出した個人情報と個人情報が予め記憶された個人情報記憶部に記憶された個人情報とを比較する個人情報比較部と、前記バイオメトリクス情報比較部の比較結果と前記個人情報比較部の比較結果とに基づいて、認証を行う認証部とを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、コンピュータを活用して個人を唯一に特定する認証方法において、個人の住所、氏名、生年月日、性別のうちいずれかの情報を含む個人情報と、指紋または虹彩を含む生物学的な特徴により個人を判定するバイオメトリクス情報を格納したICカードから当該バイオメトリクス情報を読み取り、ICカードの所有者から直接入力されたバイオメトリクス情報とを比較し、前記ICカードに記載された当人であることを認証した後、前記ICカードから格納された個人情報を読み取り、外部に接続されたコンピュータサーバに予め格納された個人情報とを比較し、前記ICカードがコンピュータサーバに登録された人のものであることを認証することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報とを携帯可能な記録媒体に記憶しておき、前記個人認証装置によって、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出し、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取り、前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報と前記利用者から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較し、前記記録媒体から個人情報を読み出し、読み出した個人情報と予め記憶されている個人情報とを比較し、前記バイオメトリクス情報の比較結果と前記個人情報の比較結果とに基づいて、認証を行うことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報を記憶する携帯可能な記録媒体を利用して個人認証を行うための個人認証プログラムであって、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出すステップと、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るステップと、前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報と前記利用者から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較するステップと、前記記録媒体から個人情報を読み出すステップと、読み出した個人情報と予め記憶されている個人情報とを比較するステップと、前記バイオメトリクス情報の比較結果と前記個人情報の比較結果とに基づいて、認証を行うステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】また、本発明は、バイオメトリクス情報と個人に関する情報である個人情報を記憶する携帯可能な記録媒体を利用して個人認証を行うための個人認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出すステップと、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み取るステップと、前記記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報と前記利用者から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較するステップと、前記記録媒体から個人情報を読み出すステップと、読み出した個人情報と予め記憶されている個人情報とを比較するステップと、前記バイオメトリクス情報の比較結果と前記個人情報の比較結果とに基づいて、認証を行うステップと、をコンピュータに実行させるための個人認証プログラムを記録する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による個人認証装置を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態によるICカード、個人認証装置を適用した個人認証システムの構成を示す概略ブロック図である。この図において、101はICカードであり、ICチップ102を有する。ICチップ102には氏名、住所、生年月日、性別など個人に関する情報である個人情報を記憶する個人情報記憶部103と、指紋、虹彩、掌紋、声紋など生物学的な特徴(身体情報)によって個人を特定するための情報であるバイオメトリクス情報を記憶するバイオメトリクス情報記憶部104が設けられている。このICカードは、利用者によって携帯される。
【0018】個人認証装置105のうち、ICカード挿入部106は、ICカード101が挿入される。バイオメトリクス情報読み出し部107は、ICカード挿入部106に挿入されたICカード101からバイオメトリクス情報を読み出す。個人情報読み出し部108は、ICカード挿入部106に挿入されたICカード101から個人情報を読み出す。バイオメトリクス情報入力部109は、認証する対象の利用者からバイオメトリクス情報を読み出す。例えば、バイオメトリクス情報入力部109は、利用者の指紋を読み取り、読み取った指紋からバイオメトリクス情報を生成する。バイオメトリクス情報比較部110は、バイオメトリクス情報入力部109が生成したバイオメトリクス情報とバイオメトリクス情報読み出し部107が読み出したバイオメトリクス情報とを比較する。
【0019】個人情報比較部111は、個人情報読み出し部108が読み出した個人情報と個人情報データベース151に記憶された個人情報とを比較する。認証部112は、バイオメトリクス情報比較部110の比較結果と個人情報比較部111の比較結果とに基づいて、認証を行う。ここでは、認証部112は、バイオメトリクス情報比較部110の比較結果が一致し、かつ、個人情報比較部111の比較結果が一致している場合に、認証を成立させる。
【0020】サーバコンピュータ150は、個人情報を予め記憶する個人情報データベース151を有し、通信回線160を介して個人認証装置105に接続されている。
【0021】次に、図1に示す個人認証システムにおいて、個人を認証する処理について図2のフローチャートを用いて説明する。ここでは、バイオメトリックス情報として指紋を用いる場合について説明する。まず、個人情報をICカード101の個人情報記憶部103に記憶するとともに、バイオメトリクス情報をバイオメトリックス情報記憶部104に記憶し、ICカード101を作成する(ステップS101)。また、個人情報をサーバコンピュータ150の個人情報データベース151に記憶する(ステップS201)。そして、ICカード101を携帯する利用者が個人認証装置105を利用して認証を行う場合に、ICカードの所持者は、ICカード101を個人認証装置105のICカード挿入部106に挿入する(ステップS102、S202)。
【0022】ICカード101が挿入されると、個人認証装置105は、ICカード101からバイオメトリックス情報読み出し部107によってバイオメトリクス情報を読み出して一時保持するとともに、個人情報読み出し部108によって個人情報を読み出して一時保持する(ステップS203)。次に、個人認証装置105は、利用者に対してバイオメトリックス情報入力部109に所定の指を置くように促すための情報をスピーカまたは表示装置によって出力する。そして、バイオメトリックス情報入力部109に指が置かれた後、バイオメトリックス情報入力部109は、指紋情報を読み取ってバイオメトリックス情報を生成する(ステップS204)。
【0023】そして、個人認証装置105は、バイオメトリックス情報入力部109によって指紋情報から生成されたバイオメトリックス情報とバイオメトリクス情報読み出し部107に一時保持されたバイオメトリックス情報とを、バイオメトリクス情報比較部110によって比較する(ステップS205)。この比較結果が一致しない場合、認証部112は、認証が成立しないものとして、表示装置に認証が不成立であることを表示し、スピーカによってエラー音を出力する(ステップS208)。
【0024】一方、比較結果が一致する場合、個人情報比較部111は、個人情報読み出し部108に保持された個人情報と通信回線160とによって接続されたサーバコンピュータ150の個人情報データベース151に記憶された個人情報とを比較する(ステップS206)。そして、個人情報比較部111の比較結果において、個人情報が一致する場合、認証部112は、ICカード101内の情報が正しいことを認証する(ステップS207)。
【0025】以上説明した実施形態において、ステップS205においてバイオメトリクス情報が一致すれば、バイオメトリクス情報を利用して認証しているので、ICカード101の所有者であることが高精度に確認を行うことができる。このステップを実行することにより他人のICカードを利用した「なりすまし」を防止することができる。
【0026】次に、上述した個人認証方法を選挙投票における個人認証と投票管理に適用した実施形態について、図3を用いて説明する。この図に示すように、地域の公民館など投票場201として利用される場所に図1に示した個人認証装置105を設置する。その際、コンピュータによる投票システム202に個人認証装置105を個人認証部分として利用することが可能である。投票システム202は、投票者からの入力に応じて、投票される票を集計する機能を有する。ここでは、投票者の個人情報は、投票管理データベース203に予め記憶される。
【0027】投票者は、自分のバイオメトリクス情報と個人情報が格納されたICカード101を持参し、投票場201の個人認証装置105に挿入し、バイオメトリクス情報入力部109からバイオメ卜リクス情報を入力し、個人認証装置105によって照合を行わせ、ICカード101の所有者であることを認証させる。バイオメトリクス情報が一致する場合、個人認証装置105は、通信回線160を介して投票者および開票結果をまとめるサーバコンピュータ170に接続して、個人情報を記憶する投票管理データベース203内の個人情報とICカード101に記憶された個人情報とを照合して、ICカード101の真偽性を確認する。
【0028】真偽性の確認が終了し、投票者の認証が正常に完了すると、投票が許可される。そして、投票システム202を利用し、この投票者から投票がなされると、投票システム202は、投票完了といった情報を投票管理データベース203に書き込む。これにより、投票者毎に投票が完了したか否かの管理が可能となる。また、投票システム202を併せて利用することにより、投票結果を自動的に集計し、選挙結果データベース204に投票結果および集計結果を格納することも可能である。この時、選挙結果データベース204と投票管理データベース203の投票者との関連付けを行わないことにより、従来の投票と同様に無記名投票が可能である。
【0029】次に、第3の実施形態について、図4を用いて説明する。図4は、銀行などの自動現金支払機301に個人認証装置105を適用した場合について説明するための図面である。この図において、自動現金支払機301のキャッシュカードを挿入する挿入口としてICカード挿入部106が適用され、キャッシュカードとICカード101とが共有可能に構成される。そして、ICカード101をICカード挿入部106に挿入する。そして、個人認証装置105により、ICカード101に記憶されたバイオメトリクス情報とバイオメトリクス情報入力部109から入力されるバイオメトリクス情報とにより高精度で認証する。
【0030】次に、個人認証装置105によりICカード101内の個人情報と銀行に設けられたサーバコンピュータ302内の個人情報や預金情報等を格納したデータベース303内の個人情報を照合して、ICカード101が本物であることを認証する。認証された後は、従来のキャッシュカード支払い機能と同様に、利用者の指示に応じて、現金の引き出し、払い込みなどの処理が行われる。
【0031】以上説明したように、個人を高精度で特定できるバイオメトリクス情報をコンピュータサーバに格納せず、ICカード101にのみ格納し、個人が直接入力したバイオメトリクス情報からICカード101の所有者であることを特定して、さらに、ICカード101内の個人情報とサーバコンピュータ150に格納された個人情報とを照合することによって、ICカード101の真偽性を認証する方法により、守秘重要度の高いバイオメトリクス情報を個人が所有したままで、かつ、他人が所有するデータベースなどに記憶することなく高精度の認証が可能となる。
【0032】また、上述したように、高精度で個人を認証し、かつ個人情報と照合することによってサービスを提供する分野、例えば銀行におけるキャッシュカード、クレジットカードなどからICカード101への置き換えることが可能である。また、電子政府における住民票や印鑑などの各種証明書の配布のための個人認証、将来導入される電子選挙などにおける個人認証への利用、コンピュータを利用したオンライン試験受験時の個人認証などを個人認証装置105によって処理するなど、幅広い分野での応用が可能である。
【0033】なお、上記実施形態においては、個人情報とバイオメトリクス情報とがICカード101に記憶された場合について説明したが、個人情報とバイオメトリクス情報とを記録するものとしては、ICカード101に限られるものではなく、携帯可能な記録媒体に記憶されていればよい。ここでいう携帯可能な記録媒体とは、磁気カード、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ等が含まれる。また、携帯電話やPDA(PersonalDigital Assistants )などの携帯可能な情報端末に個人情報とバイオメトリクス情報と記憶させておき、記録媒体として利用するようにしてもよい。
【0034】また、図1におけるバイオメトリクス情報読み出し部107、個人情報読み出し部108、バイオメトリクス情報入力部109、バイオメトリクス情報比較部110、個人情報比較部111、認証部112の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより個人認証処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0035】また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0036】以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、利用者からバイオメトリクス情報を読み取り、携帯可能な記録媒体からバイオメトリクス情報を読み出し、読み取ったバイオメトリクス情報と記録媒体から読み出したバイオメトリクス情報とを比較し、この比較結果に基づいて認証を行うようにしたので、バイオメトリクス情報を他人が管理する記憶手段に記憶することなく、高い精度の認証を行うことができ、さらに、個人情報を記録した記録媒体が他人によって利用されてしまうなりすましを非常に高い精度で防止することができる効果が得られる。また、これまでに認証が人手に頼らざるを得ない部分、例えば、試験や選挙などの個人確認行為を代替できるため、大幅な人件費の削減を行うことが可能である。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013