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発明の名称 図書転貸支援システム、方法、認証サーバ、書籍データベースサーバ、メールサーバ、書籍データベースプログラム、それを記録した記録媒体、メールプログラム及びそれを記録した記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−16230(P2003−16230A)
公開日 平成15年1月17日(2003.1.17)
出願番号 特願2001−199605(P2001−199605)
出願日 平成13年6月29日(2001.6.29)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外4名)
【テーマコード(参考)】
5B075
【Fターム(参考)】
5B075 KK07 ND20 PP28 PQ10 
発明者 山本 寛理 / 鎌田 聡 / 宮本 貴行 / 鈴木 宏 / 川俣 行理 / 村松 功一 / 仲條 輝 / 片淵 真由美 / 馬場 はるか / ▲高▼橋 由里 / 保持 寛 / 永野 嗣人 / 宮原 祐子 / 鈴木 敏江 / 阿部 望 / 鈴木 理寛
要約 課題
登録ユーザレベルで図書の転貸を可能にしながらも図書の所在を集中して管理することにより、図書館の運営のような高いコストをかけないで、登録ユーザ各々が所蔵している図書の転貸による有効活用を図ることができるネットワークを利用した図書転貸技術を提供する。

解決手段
本発明の図書転貸支援システムは、貸出可能な図書それぞれの現在の所持者を書籍DB43に登録し、読書希望者の認証情報を受け付け、認証サーバ41に登録されているユーザ認証情報と照合し、読書希望者の読書希望図書の情報を受け付け、書籍DBを検索して当該希望図書の現在の所持者を特定し、希望図書の現在の所持者に関連する情報を認証サーバから抽出し、メールサーバ44により現在の所持者に希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを読書希望者に送信する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のクライアント端末、ウェブサーバ、認証サーバ、書籍データベースサーバ、メールサーバ、これらの間を接続するネットワークから構成され、前記複数のクライアント端末は、参加者の属性情報、貸出可能な書籍の属性情報、読書希望図書の検索キーワード等の必要情報の入出力を行う機能を備え、ウェブサーバは、前記クライアント端末との間でユーザ登録処理、ユーザログイン処理、HTMLの伝送を仲介する機能を備え、前記認証サーバは、ユーザ情報と認証情報を保持し、ユーザログイン処理を実行する機能を備え、前記書籍データベースサーバは、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を保持し、前記クライアント端末からの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する機能を備え、前記メールサーバは、前記現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する機能を備えたことを特徴とする図書転貸支援システム。
【請求項2】 貸出可能な図書それぞれの現在の所持者を書籍データベースサーバに登録するステップ(1)と、読書希望者の認証情報を受け付け、認証サーバに登録されているユーザ認証情報と照合するステップ(2)と、前記読書希望者の読書希望図書の情報を受け付け、前記書籍データベースサーバを検索して当該希望図書の現在の所持者を特定するステップ(3)と、前記希望図書の現在の所持者に関連する情報を前記書籍データベースサーバから抽出し、メールサーバにより前記現在の所持者の使用するクライアント端末に前記希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信するステップ(4)と、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信するステップ(5)とを有する図書転貸支援方法。
【請求項3】 貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を保持し、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する機能を備えて成る書籍データベースサーバ。
【請求項4】 前記貸出図書個々の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を保持し、ユーザからの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を抽出する機能を備えたことを特徴とする請求項3に記載の書籍データベースサーバ。
【請求項5】 メールサーバにより現在の所持者から貸出許諾の返信メールが読書希望者に対して送信されたときに、前記読書希望者を当該図書の現在の所持者とするデータ更新を行う機能を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の書籍データベースサーバ。
【請求項6】 書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する機能を備えて成るメールサーバ。
【請求項7】 前記貸出諾否の返信メールが所定期間送信されないときに、前記返信メールの送信要求を前記現在の所持者の使用するクライアント端末に繰り返し送信する機能を備えたことを特徴とする請求項6に記載のメールサーバ。
【請求項8】 貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を登録する処理(1)と、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する処理(2)とをコンピュータに実行させることを特徴とする書籍データベースプログラム。
【請求項9】 前記貸出図書個々の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を登録する処理(3)と、ユーザからの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を抽出する処理(4)とをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載の書籍データベースプログラム。
【請求項10】 メールサーバにより現在の所持者から貸出許諾の返信メールが読書希望者に対して送信されたときに、前記読書希望者を当該図書の現在の所持者とするデータ更新を行う処理(5)をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8又は9に記載の書籍データベースプログラム。
【請求項11】 貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を登録する処理(1)と、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する処理(2)とを実行する書籍データベースプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【請求項12】 前記貸出図書個々の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を登録する処理(3)と、ユーザからの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を抽出する処理(4)とを実行する書籍データベースプログラムを記録した請求項11に記載の記録媒体。
【請求項13】 メールサーバにより現在の所持者から貸出許諾の返信メールが読書希望者に対して送信されたときに、前記読書希望者を当該図書の現在の所持者とするデータ更新を行う処理(5)を実行する書籍データベースプログラムを記録した請求項11又は12に記載の記録媒体。
【請求項14】 書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを作成して送信する処理(1)と、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを作成して前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する処理(2)とをコンピュータに実行させることを特徴とするメールプログラム。
【請求項15】 前記貸出諾否の返信メールが所定期間送信されないときに、前記返信メールの送信要求を作成して前記現在の所持者の使用するクライアント端末に繰り返し送信する処理(3)をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項14に記載のメールプログラム。
【請求項16】 書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを作成して送信する処理(1)と、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを作成して前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する処理(2)とを実行するメールプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【請求項17】 前記貸出諾否の返信メールが所定期間送信されないときに、前記返信メールの送信要求を作成して前記現在の所持者の使用するクライアント端末に繰り返し送信する処理(3)を実行するメールプログラムを記録した請求項16に記載の記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図書転貸支援システム、方法、認証サーバ、書籍データベースサーバ、メールサーバ、書籍データベースプログラム、それを記録した記録媒体、メールプログラム及びそれを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の図書の管理は、図書館や図書室において図書管理システムを利用して行われている。そこでは、蔵書の情報を書籍1冊ずつについて書籍データベースに登録し、また貸出管理するために、借出人あるいは司書が図書棚から実際の書籍を取り出して貸出受付カウンタに行き、そこで借出人、貸出日時の情報をクライアント端末によって逐次登録するようにしている。
【0003】また、図書館へ自由に蔵書を寄贈することはできても、そのためには図書館にその書籍を実際に届け、図書棚に置かなくては、貸出することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来の図書管理システムでは、転貸を自由に許諾すると書籍が現在どこに所在するのかシステム側で全く把握できず、紛失の可能性が大きいため、転貸が許諾されることはない。
【0005】このため、書籍の借出人は、図書室や図書館に出向き、そこで希望する書籍が実際に在庫しているのを確かめなければ希望する書籍を借り出すことができない不自由さがあった。
【0006】本発明はこのような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、登録ユーザレベルで図書の転貸を可能にしながらも図書の所在を集中して管理することにより、図書館の運営のような高いコストをかけないで、登録ユーザ各々が所蔵している図書を多数のユーザ間で有効活用することができるネットワークを利用した図書転貸技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の図書転貸支援システムは、複数のクライアント端末、ウェブサーバ、認証サーバ、書籍データベースサーバ、メールサーバ、これらの間を接続するネットワークから構成され、前記複数のクライアント端末は、参加者の属性情報、貸出可能な書籍の属性情報、読書希望図書の検索キーワード等の必要情報の入出力を行う機能を備え、ウェブサーバは、前記クライアント端末との間でユーザ登録処理、ユーザログイン処理、HTMLの伝送を仲介する機能を備え、前記認証サーバは、ユーザ情報と認証情報を保持し、ユーザログイン処理を実行する機能を備え、前記書籍データベースサーバは、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を保持し、前記クライアント端末からの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する機能を備え、前記メールサーバは、前記現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する機能を備えたことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明の図書転貸支援方法は、貸出可能な図書それぞれの現在の所持者を書籍データベースサーバに登録するステップ(1)と、読書希望者の認証情報を受け付け、認証サーバに登録されているユーザ認証情報と照合するステップ(2)と、前記読書希望者の読書希望図書の情報を受け付け、前記書籍データベースサーバを検索して当該希望図書の現在の所持者を特定するステップ(3)と、前記希望図書の現在の所持者に関連する情報を前記書籍データベースサーバから抽出し、メールサーバにより前記現在の所持者の使用するクライアント端末に前記希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信するステップ(4)と、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信するステップ(5)とを有するものである。
【0009】請求項3の発明の書籍データベースサーバは、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を保持し、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する機能を備えて成るものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の書籍データベースサーバにおいて、前記貸出図書個々の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を保持し、ユーザからの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を抽出する機能を備えたことを特徴とするものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項3又は4の書籍データベースサーバにおいて、メールサーバにより現在の所持者から貸出許諾の返信メールが読書希望者に対して送信されたときに、前記読書希望者を当該図書の現在の所持者とするデータ更新を行う機能を備えたことを特徴とするものである。
【0012】請求項6の発明のメールサーバは、書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する機能を備えて成るものである。
【0013】請求項7の発明は、請求項6のメールサーバにおいて、前記貸出諾否の返信メールが所定期間送信されないときに、前記返信メールの送信要求を前記現在の所持者の使用するクライアント端末に繰り返し送信する機能を備えたことを特徴とするものである。
【0014】請求項8の発明の書籍データベースプログラムは、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を登録する処理(1)と、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する処理(2)とをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0015】請求項9の発明は、請求項8の書籍データベースプログラムにおいて、前記貸出図書個々の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を登録する処理(3)と、ユーザからの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を抽出する処理(4)とをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0016】請求項10の発明は、請求項8又は9の書籍データベースプログラムにおいて、メールサーバにより現在の所持者から貸出許諾の返信メールが読書希望者に対して送信されたときに、前記読書希望者を当該図書の現在の所持者とするデータ更新を行う処理(5)をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0017】請求項11の発明の記録媒体は、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を登録する処理(1)と、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する処理(2)とを実行する書籍データベースプログラムを記録したものである。
【0018】請求項12の発明は、請求項11の記録媒体において、前記貸出図書個々の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を登録する処理(3)と、ユーザからの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を抽出する処理(4)とを実行する書籍データベースプログラムを記録したものである。
【0019】請求項13の発明は、請求項11又は12の記録媒体において、メールサーバにより現在の所持者から貸出許諾の返信メールが読書希望者に対して送信されたときに、前記読書希望者を当該図書の現在の所持者とするデータ更新を行う処理(5)を実行する書籍データベースプログラムを記録したものである。
【0020】請求項14の発明のメールプログラムは、書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを作成して送信する処理(1)と、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを作成して前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する処理(2)とをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0021】請求項15の発明は、請求項14のメールプログラムにおいて、前記貸出諾否の返信メールが所定期間送信されないときに、前記返信メールの送信要求を作成して前記現在の所持者の使用するクライアント端末に繰り返し送信する処理(3)をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0022】請求項16の発明の記録媒体は、書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを作成して送信する処理(1)と、前記現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを作成して前記読書希望者の使用するクライアント端末に送信する処理(2)とを実行するメールプログラムを記録したものである。
【0023】請求項17の発明は、請求項16の記録媒体において、前記貸出諾否の返信メールが所定期間送信されないときに、前記返信メールの送信要求を作成して前記現在の所持者の使用するクライアント端末に繰り返し送信する処理(3)を実行するメールプログラムを記録したものである。
【0024】本発明の図書転貸支援技術では、複数のクライアント端末が、参加者の属性情報、貸出可能な書籍の属性情報、読書希望図書の検索キーワード等の必要情報の入出力を行い、ウェブサーバが、前記クライアント端末との間でユーザ登録処理、ユーザログイン処理、HTMLの伝送を仲介し、認証サーバが、ユーザ情報と認証情報を保持し、ユーザログイン処理を実行し、書籍データベースサーバが、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を保持し、クライアント端末からの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出する。そしてメールサーバが、現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを読書希望者の使用するクライアント端末に送信する。
【0025】これにより、読書希望者がクライアント端末からネットワークを通じてウェブサーバにアクセスして読書希望図書の借出要求を行えば、システム側で多数の所持者が分散して所持している多数の書籍の中から該当する書籍の現在の所持者を割り出し、その所持者のクライアント端末に借出要求のメールを送信し、該当する所持者が貸出許諾のメールを借出要求元の読書希望者に返信することにより図書の貸借をネットワーク上で成立させることができる。
【0026】本発明の書籍データベースサーバでは、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を保持し、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出することができ、多数の登録ユーザに分散して所持されている多数の図書の所在を集中的に管理することができる。
【0027】本発明の書籍データベースサーバにおいて、貸出図書個々の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を保持し、ユーザからの読書希望図書を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報と共に、貸出可能期限の情報を抽出するようにすれば、貸借の期限管理も可能となる。
【0028】また本発明の書籍データベースサーバにおいて、メールサーバにより現在の所持者から貸出許諾の返信メールが読書希望者に対して送信されたときに、読書希望者を当該図書の現在の所持者とするデータ更新を行うようにすれば、常に最新の所持者を把握しておくことができる。
【0029】本発明のメールサーバでは、書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを読書希望者の使用するクライアント端末に送信することにより、ユーザは自己の所持している図書に対する他のユーザの読書希望を知ることができ、また転貸しても良ければ貸出許諾のメールを返信することによってネットワーク上で図書の貸借を成立させることができる。
【0030】本発明のメールサーバにおいて、貸出諾否の返信メールが所定期間送信されないときに、返信メールの送信要求を現在の所持者の使用するクライアント端末に繰り返し送信することにより、外出その他の理由で該当所持者が返信メールの送信を懈怠した場合にも確実に貸借を成立させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の図書転貸支援システムの構成を示している。このシステムは、ユーザ登録したユーザ各々が使用するクライアント端末11A,11B,11C,…と、インターネット、LAN、WAN等のネットワーク20と、このネットワーク20に接続されたルータ30と、このルータ30に接続された認証サーバ41と、この認証サーバ41に接続されるウェブサーバ42、書籍データベース(DB)サーバ43及びメールサーバ44から構成されている。
【0032】クライアント端末11は、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話などのブラウザソフトがインストールされ、ネットワーク通信機能を備えたコンピュータである。
【0033】ルータ30は、ネットワーク20に対して認証サーバ41、ウェブサーバ42、書籍DBサーバ43及びメールサーバ44を接続し、各クライアント端末11とのデータ通信を可能にする。
【0034】認証サーバ41は、登録ユーザデータベースを備え、インストールされているソフトウェアにより、ユーザ登録を行うと共に登録ユーザ情報を管理し、ログイン処理を行う。
【0035】ウェブサーバ42は、インストールされているソフトウェアにより、HTML形式のデータの通信をクライアント端末11各々との間で行い、例えば、認証サーバ41に対するユーザ登録、更新、書籍DBサーバ43に対する図書データの登録、更新、図書貸出手続を仲介し、また、メールサーバ44とクライアントサーバ端末11各々との間でのSMTP形式のメール送受信を仲介する。
【0036】書籍DBサーバ43は書籍情報、所有者情報、個々の書籍の現在の所在情報等を登録するデータベースを備え、インストールされているソフトウェアによりこのデータベースを管理すると共に、ウェブサーバ42、メールサーバ44と通信する。
【0037】メールサーバ44は、インストールされているソフトウェアにより、ウェブサーバ42、認証サーバ41、書籍DBサーバ43と通信して必要情報を受け取り、定型文として登録されているメールのブランク部分に該当事項を埋め込んで自動的にメールを作成し、該当ユーザのクライアント端末11に送信し、また多数のユーザからのメールを受信し、必要事項をピックアップして書籍DBサーバ43に送信する。
【0038】尚、上記の各サーバはそのサーバ機能を備えたものを称するのであって、1台のコンピュータにこれらのサーバ機能をソフトウェアとして全部組み込んだ場合も、また複数のサーバ機能を1台又は複数台のコンピュータに分けて組み込み、それらのコンピュータ間をネットワークによって接続したシステムとして構成される場合も含むものとする。
【0039】次に、上記構成の図書転貸支援システムによる図書転貸支援方法について説明する。
【0040】<ユーザ情報登録・更新手続>図2に示すように、ユーザ登録は、クライアント端末11からウェブサーバ42のURLにアクセスし、図3に示すHTML形式の初期画面100を受け取る。そしてこの画面100において、新規ユーザ登録ボックスをチェックして送信ボタンをクリックすることによって、ウェブサーバ42は図4に示すようなHTML形式の新規ユーザ登録画面101をクライアント端末11にダウンロードするので、新規ユーザはその画面に対して該当欄に必要事項を入力して送信する(ステップS1)。この際に、ユーザのIDをウェブサーバ42側で所定の方式に則って自動的に設定し、クライアント端末11に送信し、これに対するユーザ側のパスワード入力を促し、ユーザが入力したパスワードとIDとユーザ登録と同時に決定するようにしてもよい。登録すべきユーザ情報としては、少なくとも氏名、住所又は居所、電話番号、メールアドレス、そしてユーザIDとパスワードが含まれる。ウェブサーバ42はASP(サーバ管理言語)によって書籍DBサーバ43にユーザ登録情報を受け渡し、ユーザ情報(パスワード、ID)を登録する(ステップS2)。なお、以下の説明で、サーバ間のデータ受け渡しはASPによって行うものとする。
【0041】認証サーバ41がユーザ登録を完了すると、登録完了メッセージをウェブサーバ42を通じてアクセス元のクライアント端末11に送信する(ステップS3,S4)。以降、ユーザはユーザIDとパスワードの入力によってログイン手続を行い、本システムにアクセスできるようになる。
【0042】なお、このユーザ登録の方法そのものは、従来からインターネットによるユーザ登録手法として利用されているものである。
【0043】ユーザの居所や電話番号が変更になった場合、ユーザ情報の更新登録が必要になる。この場合、ユーザ登録を済ませたユーザが登録情報の変更を行うために、図2に示すようにクライアント端末11からユーザIDとパスワードを入力してログインする(ステップS11)。これに対して認証サーバ41がユーザ認証を行い、ユーザ認証が成立すると(ステップS12,S13)、ウェブサーバ42が図3に示すHTML形式の諸情報登録画面100をクライアント端末11にダウンロードする(ステップS14)。
【0044】この画面100においてユーザ情報変更ボックスをチェックして送信する。これによって、ウェブサーバ42は図5に示すようなHTML形式のユーザ情報変更登録画面102をクライアント端末11にダウンロードするので、登録ユーザはその画面に対して該当欄に変更した事項を入力し、送信ボタンをクリックすることによりユーザ情報の変更要求をウェブサーバ42に送信する(ステップS15)。ウェブサーバ42は、認証サーバ41に変更情報を受け渡し、認証サーバ41では該当するユーザの更新情報を登録する(ステップS16)。ユーザ情報の更新登録が完了すると、変更内容がクライアント端末11に確認のために送信される(ステップS17,S18)。
【0045】<書籍情報登録・更新手続>図6に示すように、転貸可能な書籍を登録しようと願う登録ユーザは、まずクライアント端末11からユーザIDとパスワードを入力してログインする(ステップS21)。これに対して認証サーバ41がユーザ認証を行い、ユーザ認証が成立すると(ステップS22,S23)、ウェブサーバ42が図3に示すHTML形式の諸情報登録画面100をクライアント端末11にダウンロードする(ステップS24)。
【0046】この画面100においてユーザが書籍登録ボックスをチェックして送信する。これによって、ウェブサーバ42は図7に示すHTML形式の書籍情報登録画面103をダウンロードするので、これに対して、ユーザはクライアント端末11に展開される書籍登録画面103の該当ボックスに必要情報を入力し、送信ボタンをクリックすることにより転貸可能な書籍に関連する情報がウェブサーバ42に送信される(ステップS25)。この画面103では、複数の書籍を同時に登録する場合、次登録ボタンをクリックすれば2枚目の登録画面103が展開されるので、それに対して上記と同様に必要事項を入力する。そして、全書籍について必要情報を入力すれば、送信ボタンをクリックすることによってウェブサーバ42に送信されることになる。
【0047】ウェブサーバ42は、クライアント端末11から受信した書籍登録情報を書籍DBサーバ43に転送してその書籍データベースに登録させる(ステップS26)。書籍情報の新規登録が完了すると、書籍DBサーバ43は書籍登録結果をウェブサーバ42を介してクライアント端末11に確認のために送信する(ステップS27,S28)。
【0048】ユーザがいったん登録した書籍情報を変更したい場合には、図6に示すように、クライアント端末11からユーザIDとパスワードを入力してログインする(ステップS31)。これに対して認証サーバ41がユーザ認証を行い、ユーザ認証が成立すると(ステップS32,S33)、ウェブサーバ42が他の手続の場合と同様に図3に示すHTML形式の諸情報登録画面100をクライアント端末11にダウンロードする(ステップS34)。
【0049】ユーザはこの画面100において書籍情報変更ボックスをチェックして送信する。これによって、ウェブサーバ42は図8に示すようなHTML形式の書籍情報変更登録画面104をクライアント端末11にダウンロードするので、登録ユーザはその画面の該当欄に変更事項を入力し、送信ボタンをクリックすることにより書籍情報の変更要求をウェブサーバ42に送信する(ステップS35)。なお、この画面から登録した書籍の現在の所在、借出人に関連するステータス情報は変更することができない。
【0050】ウェブサーバ42は、書籍DBサーバ43に変更情報を受け渡し、書籍DBサーバ43では該当する書籍の登録情報を更新する(ステップS36)。この書籍情報の更新登録が完了すると、変更内容がクライアント端末11に確認のために送信される(ステップS37,S38)。
【0051】<書籍・ステータス検索手続>登録ユーザが何らかの書籍の読書を希望し、本システムにその書籍が転貸可能なものとして登録されているかどうか検索する場合、図9に示す手順による。読書を希望するユーザは、クライアント端末11からユーザIDとパスワードを入力してユーザ認証手続きを行い、図3に示す諸情報登録画面100を受け取る(ステップS41〜S44)。そしてこの画面100において書籍検索ボックスをチェックすることによって書籍検索要求をウェブサーバ42に送信する。これに対してウェブサーバ42は図10に示す書籍検索画面105をダウンロードし、ユーザに必要事項を入力して送信させる(ステップS45)。この画面105で貸出希望期限を入力するとその期間に貸出可能な書籍に限定して検索が実行される。貸出希望期限を設定しなければ、該当する書籍の貸出ステータス、予約ステータスをも検索して、貸出可能期限も割り出す。
【0052】ウェブサーバ42はこの書籍検索情報を受信すると書籍DBサーバ43に受け渡し、書籍DBサーバ43は該当する書籍を検索し、その結果を要求元のクライアント端末11にウェブサーバ42を介して送信する(ステップS46〜S48)。図11は検索結果の画面106を示している。例えば、ジャンルだけを指定して検索依頼した場合や、同じ書籍を複数のユーザが登録している場合など、該当書籍が複数抽出されることがあるので、この検索結果画面106には次候補ボタンが設けられている。また、貸出可能期限にデータが入力されていない場合にはこの書籍は本システムに登録されてはいるが、依頼者の希望する期間には先約があり、あるいは所持者が貸出不可期間としているために転貸できないことを意味する。
【0053】なお、読書を希望する書籍が現在だれかによって借り出されているかどうか、また何時からならば借り出せるかのステータスの確認も上記と同様の手続で行うことができる。
【0054】また、図9に示す手順によって、ユーザ情報の検索も可能である。この場合、ユーザ情報の検索を希望するユーザは、クライアント端末11からユーザIDとパスワードを入力してユーザ認証手続きを行い、図3に示す諸情報登録画面100を受け取る(ステップS51〜S54)。そしてこの画面100においてユーザ検索ボックスをチェックしてユーザ検索要求をウェブサーバ42に送信する。これに対してウェブサーバ42は図12に示すようなユーザ検索画面107をダウンロードし、検索要求元のユーザに必要事項を入力して送信させる(ステップS55)。この画面107で検索対象とするユーザ情報を入力すると、ウェブサーバ42は認証サーバ41に対してユーザ情報の検索を実行させ、該当するユーザに関連する情報が抽出する。
【0055】ウェブサーバ42はこの検索情報を認証サーバ41から受信すると、その結果を要求元のクライアント端末11に送信する(ステップS56〜S58)。図13は検索結果の画面108を示している。
【0056】<書籍貸出手続>登録ユーザがある書籍の借出を希望する場合、図14に示す手順による。読書を希望するユーザは、クライアント端末11からユーザIDとパスワードを入力してユーザ認証手続きを行い、図3に示す諸情報登録画面100を受け取る(ステップS61〜S64)。そしてこの画面100において書籍貸出ボックスをチェックすることによって書籍借出要求をウェブサーバ42に送信する。これに対してウェブサーバ42は図15に示す書籍貸出手続画面109をダウンロードし、ユーザに必要事項を入力して送信させる(ステップS65)。この画面109で借出希望期限を入力するとその期間に貸出可能な書籍に限定して検索が実行される。借出希望期限を設定しなければ、該当する書籍の貸出ステータス、予約ステータスをも検索して、貸出可能期限も割り出す。
【0057】ウェブサーバ42はこの貸出希望情報を受信すると書籍DBサーバ43に受け渡し、書籍DBサーバ43は該当する書籍とそのステータスを検索し、その結果を要求元のクライアント端末11にウェブサーバ42を介して送信する(ステップS66〜S68)。図16はステータス画面110を示している。この場合にも、ジャンルだけを指定して検索依頼した場合や同じ書籍を複数のユーザが登録している場合など、該当書籍が複数抽出されることがあるので、このステータス画面110にも次候補ボタンが設けられている。また、貸出可能期限にデータが入力されていない場合にはこの書籍は本システムに登録されてはいるが、依頼者の希望する期間には先約があり、あるいは所持者が貸出不可期間としているために転貸できないことを意味する。
【0058】この画面110からユーザが借出要求ボタンをクリックすれば(ステップS71)、ウェブサーバ42をその借出要求を受信してメールサーバ44に送信する(ステップS72)。そしてメールサーバ44は、あらかじめ用意されている定型文のメールにおいてブランク箇所をユーザ要求によって埋め込み、例えば、図17に示す定型文のメール120にして該当書籍の所持者に送信する(ステップ73)。
【0059】該当所持者はこのメールを受信して、貸出OKであれば返信メールを申し込みしたユーザに送信する(ステップS74)。この貸出OKの返事が送信されると、メールサーバ44は書籍DBサーバ43にステータス変更を通知し、書籍DBサーバ43では、該当する書籍のステータス情報のうち、現在の所持者のデータを借出申込したユーザに変更する(ステップS75)。
【0060】なお、以降は、該当書籍の所持者と借出申込者との間で何時、何処で書籍を受け渡すかについて直接に交渉することになる。
【0061】<例外1:Bが本を紛失した場合>以上で、本実施の形態の書籍転貸支援システムによる書籍転貸支援方法の通常のルーチンを説明したが、ユーザにより種々の例外的な状況が発生することが予想される。その1つは、ユーザAがある書籍の貸出申込を行い、書籍検索の結果、その書籍をユーザBが所持していると判明したので、図17に示したような書籍受け渡し要求メール120がユーザBに送信されたが、ユーザBが該当する書籍を紛失していた場合の手続である。
【0062】この場合、図18の手続によるが、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120をユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信するまでの手順は、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図18のステップS81〜S86は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図18のステップS91〜S93は、図14のステップS71〜S73と共通である。
【0063】そして、異なる手順は、ステップS93でユーザBが受け渡し要求メール120を受け取った時に、ステップS94において、紛失中を理由とする貸出不可の返信メールをメールサーバ44に返信する。
【0064】メールサーバ44はこの貸出不可の返信メールを受け取ると、書籍DBサーバ43に対して該当書籍のステータスを「紛失中」のために「貸出不可」に変更するためにステータス変更命令を送信し(ステップS95)、同時に貸出要求元であるユーザAのクライアント端末11Aに対して、図19に示すような「紛失中」のために「貸出不可」を知らせるメール121を送信する(ステップS96)。
【0065】このメール121を受け取った要求元のユーザAは、同じ書籍について他のユーザが所持していないかどうか再度検索要求を入力する手続を行うことができる。
【0066】<例外2:Bがメールを返信しない場合>例外2は、ユーザAがある書籍の貸出申込を行い、書籍検索の結果、その書籍をユーザBが所持していると判明したので、図17に示したような書籍受け渡し要求メール120がユーザBに送信されたが、ユーザBがそれに対して返信メールを出さない場合の処理である。
【0067】この場合、図20の手順によるが、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120をユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信するまでの手順は、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図20のステップS101〜S106は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図20のステップS111〜S113は、図14のステップS71〜S73と共通である。
【0068】そして、異なる手順は、ステップS113でクライアント端末11Bに受け渡し要求メール120を届いても、そのユーザBが貸出OKの返信メールを出さなければ、メールサーバ44は該当書籍の所持者であるユーザBのクライアント端末11Bに対して一定周期で、一定期間、図21に示すような返信要求の催促メール122を繰り返し送信する(ステップS114)。ユーザBが長期間の出張その他の理由で不在のために、この催促メール122を繰り返し送信しても返信メールが来なければ、メールサーバ44は要求元のユーザAのクライアント端末11Aに図22に示すような貸出不可のメール123を自動的に送信する(ステップS115)。なお、催促メールの送信周期は本システムの設置環境にもよるが、例えば、1日ごとに1週間、半日毎に2日間というように設定できる。
【0069】この貸出不可メールを受け取った要求元のユーザAは、同じ書籍について他のユーザが所持していないかどうか再度検索要求を入力する手続を行うことができる。
【0070】<例外3:Bにメールが届かなかった場合>例外3は、ユーザAがある書籍の貸出申込を行い、書籍検索の結果、その書籍をユーザBが所持していると判明したので、図17に示したような書籍受け渡し要求メール120がユーザBに送信されたが、回線状況その他の原因でクライアント端末11Bにそのメールが届かなった場合の処理である。
【0071】この場合、図23の手順によるが、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120をユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信するまでの手順は、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図23のステップS121〜S126は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図23のステップS131〜S133は、図14のステップS71〜S73と共通である。
【0072】そして、異なる手順は、ステップS133でメールサーバ44がクライアント端末11Bに受け渡し要求メール120を送信してもクライアント端末11Bから受け取りの確認信号が届かないことになるので、メールサーバ44は同じ受け渡し要求メール120をクライアント端末11Bから受取確認の信号が届くまで繰り返し再送信する(ステップS134)。
【0073】そして何度目かの再送信でクライアント端末11Bに受け渡し要求メール120が届いたことをユーザBが確認すれば、ユーザBは貸出諾否の返信メールを送信する(ステップS135)。
【0074】これをメールサーバ44が受け取ると、メールサーバ44は書籍DBサーバ43にステータス変更を通知し、書籍DBサーバ43では、該当する書籍のステータス情報のうち、現在の所持者のデータを借出申込したユーザに変更する(ステップS136)。なお、以降は、該当書籍の所持者と借出申込者との間で何時、何処で書籍を受け渡すかについて直接に交渉することになる。
【0075】<例外4:Aが貸出要求をキャンセルした場合(Bメール返信前)>例外4として、ユーザAがある書籍の貸出要求を行い、それをユーザBが所持していることが判明し、ユーザBに対して受け渡し要求メール120が送信されたが、その返信メールが送信される前に要求元のユーザAが貸出要求をキャンセルした場合、図24のフローに示す手順による。
【0076】この場合、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120をユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信するまでの手順は、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図24のステップS141〜S146は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図24のステップS151〜S153は、図14のステップS71〜S73と共通である。
【0077】そして、ユーザBに対して受け渡し要求メール120が送信されたが、その返信メールが送信される前に要求元のユーザAがウェブサーバ42に対して貸出要求をキャンセルすれば(ステップS161)、ウェブサーバ42はメールサーバ44にキャンセルメールの送信要求を出し(ステップS162)、メールサーバ44は図25に示すようなキャンセルメール124をユーザBのクライアント端末11Bに送信して貸出要求をキャンセルする(ステップS163)。
【0078】<例外5:Aが貸出要求をキャンセルした場合(Bメール返信後)>例外5として、ユーザAがある書籍の貸出要求を行い、それをユーザBが所持していることが判明し、ユーザBに対して受け渡し要求メール120が送信され、その貸出OKの返信メールを要求元のユーザAが受け取った後、その要求元のユーザA自身によってキャンセルされる場合、図26のフローに示す処理が実行される。
【0079】この場合、図14に示した通常の貸出手順の全体が実行されることになり、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120をユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信し、それに対する貸出OKの返信メールがユーザBから返信され、ステータス変更が実行されるまでの手順のすべてが、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図26のステップS171〜S176は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図26のステップS181〜S185は、図14のステップS71〜S75と共通である。
【0080】そして、返信メールの受信の後に、ユーザAがウェブサーバ42に対して貸出要求をキャンセルすれば(ステップS191)、ウェブサーバ42はメールサーバ44にキャンセルメールの送信要求を出し(ステップS192)、例外4の場合と同様に図25に示すキャンセルメール124をメールサーバ44がクライアント端末11Bに送信して貸出要求をキャンセルする(ステップS193)。
【0081】メールサーバ44はこのキャンセルメール124の送信と共に、書籍DBサーバ43に対してステータス復帰の命令を出力し、書籍DBサーバ43はステップS185でユーザAに移った該当書籍の現在の所持者を元の所持者であるユーザBに戻す変更を行う(ステップS194)。これによって、書籍貸出可能の返信メールの送信後のキャンセルに対しても書籍の現在の所持者を正しいデータに維持することができる。
【0082】<例外6:本来の所有者Cが急遽本を返してほしくなった場合>本書籍転貸支援システムでは、ある書籍の本来の所有者がユーザCであり、現在の所持者がユーザBであるところ、ユーザAがその書籍の転貸を申し込んで実際に転貸され、その後に本来の所有者Cが急遽、該当書籍を返してほしくなる場合が起こり得る。この場合、図27のフローの処理が実行される。
【0083】この場合、図14に示した通常の貸出手順の全体が実行され、書籍はユーザAの手に受け渡されていることになり、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120をユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信し、それに対する貸出OKの返信メールがユーザBから返信され、ステータス変更も実行されるまでの手順のすべてが、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図27のステップS201〜S206は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図27のステップS211〜S215は、図14のステップS71〜S75と共通である。
【0084】そして、返信メールの受信の後に、該当書籍の本来の所有者であるユーザCから書籍返却の要求がウェブサーバ42に対して送信されれば(ステップS221)、ウェブサーバ42はメールサーバ44に緊急返却要求用のメールの送信命令を出す(ステップS222)。
【0085】このメールを受信したメールサーバ44は、該当書籍の現在の所持者であるユーザA(すでに元の所持者であるユーザBから移転している)を特定し、図28に示すような緊急返却要求メール126を作成して端末11Aに送信する(ステップS223)。
【0086】これに対して、ユーザAが返却要求確認のメールを返信すれば、メールサーバ44は現在の所持者のステータスを本来の所有者であるユーザCに変更する指示を書籍DBサーバ43に送信する(ステップS224,S225)。
【0087】<例外7:Cが本の所有権を放棄した場合>ある書籍がユーザBから転貸され、現在その書籍をユーザAが所持している状態において、本来の所有者であるユーザCがその書籍の所有権を放棄した場合、所有権は、現在その書籍を所持しているユーザAに自動的に移転する仕組みである。この場合、図29のフローに示す手順により所有権がユーザAに移転する。
【0088】この場合にも、図14に示した通常の貸出手順の全体が実行され、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120を現在の所持者であるユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信し、それに対する貸出OKの返信メールがユーザBから返信され、ステータス変更が実行されるまでの手順のすべてが、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図29のステップS231〜S236は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図27のステップS241〜S245は、図14のステップS71〜S75と共通である。
【0089】そして、返信メールの受信の後に、該当書籍の本来の所有者であるユーザCから所有権放棄の要求がウェブサーバ42に対して送信されれば(ステップS251)、ウェブサーバ42はメールサーバ44に所有権放棄を通知するメールの送信命令を出す(ステップS252)。
【0090】このメールを受信したメールサーバ44は、該当書籍の現在の所持者であるユーザAを特定し、図30に示すような所有権移転通知メール127を作成してクライアント端末11Aに送信する(ステップS253)。これと共に、メールサーバ44は現在の所持者であるユーザAに該当書籍の所有権を移転する変更指示を書籍DBサーバ43に送信する(ステップS254)。
【0091】<例外8:Bが貸出期間を延長したい場合>ある書籍をユーザBが一定期間借り出しており、これに対してユーザAが転貸要求を行ったが、ユーザBが貸出期間を延長したいと願う場合、図31のフローに示す手順により貸出期間延長の手続きを行う。
【0092】この場合にも、図14に示した通常の貸出手順の全体が実行され、ユーザAがクライアント端末11Aから在庫情報を要求する手続から始めて、メールサーバ44が受け渡し要求メール120を現在の所持者であるユーザBの使用するクライアント端末11Bに送信するまでの手順はすべて、図14のフローに示した通常の書籍貸出手続と同様である。よって、図31のステップS261〜S266は、図14のステップS61〜S66と共通であり、図31のステップS271〜S273は、図14のステップS71〜S75と共通である。
【0093】そして、ステップS273でユーザBが受け渡し要求メール121を受信した際に、ユーザBは図3の諸登録手続画面100を開いてウェブサーバ42に延長要求を送信する(ステップS274)。これを受け取ると、ウェブサーバ42はメールサーバ44に延長確認のメール送信命令を指示し(ステップS275)、メールサーバ44は図32に示すような延長確認メール128を転貸要求元のユーザAに送信する(ステップS276)。
【0094】これに対して、要求元のユーザAが延長承認のメールを送信すると、メールサーバ44はそのメールの内容に基づいて貸出期間変更命令を書籍DBサーバ43に指示して貸出期間の更新登録を行わせる(ステップS278)。そしてこれと共に、延長要求を行った現在の所持者であるユーザBに延長承認のメールを送信する(ステップS279)。
【0095】これにより、貸出要求元のユーザAは、同様の書籍を所持している他のユーザを検索して貸出要求を行ったり、延長後の期限日以降を転貸期間の開始日に再設定した貸出要求を行ったりすることにより所望する書籍の借出が可能となる。
【0096】以上のように、本図書転貸支援システムによる図書転貸支援方法を利用することにより、登録ユーザ個々が所有している書籍を登録すれば、その書籍は自己の居所に蔵書しておきながらも、他のユーザから貸出要求のメールを受け取った際に要求元とのユーザとの間で貸し借りの折衝をオンラインで行うだけで、ユーザ間で書籍の転貸が行え、しかもシステムが書籍それぞれの現在の所持者を把握しておくことができる。その上、このシステムにより、多数の書籍を分散管理することができ、図書館のように多数の書籍を特定の場所に蔵書しなくてもよいためにその管理運営のコストを必要としない利点がある。
【0097】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、登録ユーザレベルで図書の転貸を可能にしながらも図書の所在を集中して管理することにより、図書館の運営のような高いコストをかけないで、登録ユーザ各々が所蔵している図書の転貸による有効活用を図ることができるネットワークを利用した図書転貸技術を提供することができる。
【0098】さらに、本発明の図書転貸支援システム及び方法によれば、読書希望者がクライアント端末からネットワークを通じてウェブサーバにアクセスして読書希望図書の借出要求を行えば、システム側で多数の所持者が分散して所持している多数の書籍の中から該当する書籍の現在の所持者を割り出し、その所持者のクライアント端末に借出要求のメールを送信し、該当する所持者が貸出許諾のメールを借出要求元の読書希望者に返信することにより図書の貸借をネットワーク上で成立させることができる。
【0099】また本発明の書籍データベースサーバによれば、貸出図書個々の属性情報と現在の所持者に関連する情報を保持し、ユーザからの読書希望図書に関連する情報を受け付けて検索処理を実行し、該当図書の現在の所持者に関連する情報を抽出することができ、多数の登録ユーザに分散して所持されている多数の図書の所在を集中的に管理することができる。
【0100】本発明のメールサーバによれば、書籍データベースサーバが読書希望要求に対して該当図書の現在の所持者を抽出したときに、当該図書の現在の所持者の使用するクライアント端末に読書希望図書とその読書希望者を知らせるメールを送信し、現在の所持者からの貸出諾否の返信メールを読書希望者の使用するクライアント端末に送信することにより、ユーザは自己の所持している図書に対する他のユーザの読書希望を知ることができ、また転貸しても良ければ貸出許諾のメールを返信することによってネットワーク上で図書の貸借を成立させることができる。




 

 


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