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発明の名称 ICカード
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−216912(P2003−216912A)
公開日 平成15年7月31日(2003.7.31)
出願番号 特願2002−14157(P2002−14157)
出願日 平成14年1月23日(2002.1.23)
代理人 【識別番号】100088328
【弁理士】
【氏名又は名称】金田 暢之 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2C001
2C005
5B035
【Fターム(参考)】
2C001 AA13 BA08 CB00 CB02 CB06 CB08 DA06 
2C005 MA40 MB01 MB10 NA09 QA00 SA04 SA08
5B035 AA00 BB09 CA04 CA06 CA11 CA23
発明者 須永 浩介 / 中原 康輔
要約 課題
情報書込/読取装置を用いることなく情報の書き込み及び読み出しを行う。

解決手段
アンテナ部12を介して記憶部11に書き込むべき情報と該情報を記憶部11に書き込むための書込要求を受信した場合にこの情報を記憶部11に書き込み、また、アンテナ部12を介して記憶部11に書き込まれた情報を読み出すための読出要求を受信した場合に読出要求に基づく情報を記憶部11から読み出して該情報をアンテナ部12を介して送信する制御部14において、他のICカードが通信可能な範囲に存在した状態にて、他のICカードに対して所定の情報を書き込む場合に該情報及び書込要求をアンテナ部12を介して送信し、また、他のICカードに書き込まれた情報を読み出す場合に該情報を読み出すための読出要求をアンテナ部12を介して送信する。
特許請求の範囲
【請求項1】 情報の書き込み及び読み出しが可能な記憶手段と、前記情報の送受信を行うためのアンテナ部と、前記アンテナ部を介して前記記憶手段に書き込むべき情報と該情報を前記記憶手段に書き込むための書込要求を受信した場合に前記情報を前記記憶手段に書き込み、前記アンテナ部を介して前記記憶手段に書き込まれた情報を読み出すための読出要求を受信した場合に前記読出要求に基づく情報を前記記憶手段から読み出して該情報を前記アンテナ部を介して送信する制御手段とを少なくとも有してなるICカードにおいて、前記制御手段に電源を供給する電源手段を有し、前記制御手段は、他のICカードが通信可能な範囲に存在した状態にて、前記他のICカードに対して所定の情報を書き込む場合に該情報及び前記書込要求を前記アンテナ部を介して送信し、前記他のICカードに書き込まれた情報を読み出す場合に該情報を読み出すための前記読出要求を前記アンテナ部を介して送信することを特徴とするICカード。
【請求項2】 請求項1に記載のICカードにおいて、前記制御手段は、前記記憶手段に書き込まれた情報を読み出し、該情報を前記書込要求とともに送信することを特徴とするICカード。
【請求項3】 請求項1に記載のICカードにおいて、所定の情報が表示される表示手段を有し、前記制御手段は、前記他のICカードから読み出された情報と前記記憶手段に書き込まれた情報とに基づいて前記表示手段に所定の情報を表示することを特徴とするICカード。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の書き込み及び読み出しが可能なICが搭載されたICカードに関し、特に、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。
【0003】このようなカードを用いた情報管理においては、カードに対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICが搭載された非接触型ICカードがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
【0004】非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型ICカードにおいては、交流磁界によるコイルの相互誘導を利用した電磁結合方式によるものや、2つのコイルの誘電磁束による誘起電力を利用した電磁誘導方式によるのものや、マイクロ波によってデータを送受信するマイクロ波方式によるものや、カードあるいはラベル側と外部に設けられた情報書込/読出側のアンテナ間をコンデンサ原理で帯電させて通信を行う静電結合方式によるものや、近赤外線光を高速で点滅させて光のエネルギー変調を用いた光方式によるもの等がある。
【0005】図7は、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICカードの一構成例を示すブロック図である。
【0006】本従来例におけるICカードは図7に示すように、任意の情報が書き込まれる記憶部111と、外部に設けられた情報書込/読出装置との間にて情報の送受信を行うためのアンテナ部112と、アンテナ部112を介して送信される情報を変調し、また、アンテナ部112を介して受信された情報を復調する無線部113と、情報書込/読取装置から送信された要求信号を受信した場合に要求信号に対する応答信号を出力し、また、記憶部111に対する情報の書き込み及び読み出しを制御する制御部114とから構成されている。
【0007】図8は、図7に示したICカード100に対して情報の書き込み及び読み出しを行う情報書込/読出装置の一構成例を示す図である。
【0008】本従来例における情報書込/読出装置は図8に示すように、ICカード100との間にて情報の送受信を行うためのアンテナ部212と、アンテナ部212を介して送信される情報を変調し、また、アンテナ部212を介して受信された情報を復調する無線部213と、周期的に要求信号を出力し、また、この要求信号に対する応答信号を受信した場合にICカード100に対して情報の書き込みあるいは読み出しを行う制御部214と、無線部213及び制御部214に電源を供給する電源部215とから構成されている。
【0009】以下に、上記のように構成された情報書込/読出装置200によるICカード100に対する情報の書き込み及び読み出し方法について説明する。
【0010】情報書込/読出装置200の制御部214においては、通信可能な範囲内にICカードが存在するか否かを検出するために周期的に要求信号が出力され、この要求信号が無線部213にて変調され、アンテナ部212を介して無線信号として送信されている。
【0011】情報書込/読出装置200から要求信号が送信されている状態においてICカード100を情報書込/読出装置200に近接させると、ICカード100のアンテナ部112と情報書込/読出装置200のアンテナ部212との間にて電磁誘導が生じ、それにより、情報書込/読出装置200のアンテナ部212からICカード100に電源が供給されるとともに、情報書込/読出装置200のアンテナ部212から送信された要求信号がICカード100のアンテナ部112を介して受信され、無線部113にて復調された後、ICカード100の制御部114に送られる。
【0012】すると、ICカード100の制御部114においては、要求信号に対する応答信号が出力され、この応答信号が無線部113にて変調され、アンテナ部112を介して無線信号として送信される。
【0013】ICカード100のアンテナ部112を介して送信された応答信号は、情報書込/読出装置200のアンテナ部212を介して受信され、その後、無線部213にて復調され、情報書込/読出装置200の制御部214に送られる。
【0014】情報書込/読出装置200の制御部214においては、ICカード100から送信されてきた応答信号を受け取った場合、通信可能な範囲内にICカード100が存在することが認識され、その後、情報書込/読出装置200とICカード100との間にて通信が行われ、ICカード100の記憶部111に書き込まれた情報が情報書込/読出装置200によって読み出されたり、ICカード100の記憶部111に情報書込/読出装置200によって情報が書き込まれたりする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したような従来のICカードにおいては、ICカードを専用の情報書込/読出装置に近接させることにより、内部に情報が書き込まれたり、内部に書き込まれた情報が読み出されたりするため、ICカードだけでは、内部に情報を書き込んだり、内部に書き込まれた情報を読み出して利用したりすることができないという問題点がある。
【0016】本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、情報書込/読取装置を用いることなく情報の書き込み及び読み出しを行ったり、内部に書き込まれた情報を情報書込/読取装置を用いることなく利用したりすることができるICカードを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、情報の書き込み及び読み出しが可能な記憶手段と、前記情報の送受信を行うためのアンテナ部と、前記アンテナ部を介して前記記憶手段に書き込むべき情報と該情報を前記記憶手段に書き込むための書込要求を受信した場合に前記情報を前記記憶手段に書き込み、前記アンテナ部を介して前記記憶手段に書き込まれた情報を読み出すための読出要求を受信した場合に前記読出要求に基づく情報を前記記憶手段から読み出して該情報を前記アンテナ部を介して送信する制御手段とを少なくとも有してなるICカードにおいて、前記制御手段に電源を供給する電源手段を有し、前記制御手段は、他のICカードが通信可能な範囲に存在した状態にて、前記他のICカードに対して所定の情報を書き込む場合に該情報及び前記書込要求を前記アンテナ部を介して送信し、前記他のICカードに書き込まれた情報を読み出す場合に該情報を読み出すための前記読出要求を前記アンテナ部を介して送信することを特徴とする。
【0018】また、前記制御手段は、前記記憶手段に書き込まれた情報を読み出し、該情報を前記書込要求とともに送信することを特徴とする。
【0019】また、所定の情報が表示される表示手段を有し、前記制御手段は、前記他のICカードから読み出された情報と前記記憶手段に書き込まれた情報とに基づいて前記表示手段に所定の情報を表示することを特徴とする。
【0020】(作用)上記のように構成された本発明においては、他のICカードに対して所定の情報を書き込む場合、制御手段において、情報が書き込まれるICカードが通信可能な範囲に存在した状態にて、書き込むべき情報とその情報を書き込むための書込要求とがアンテナ部を介して送信される。すると、アンテナ部を介して送信された情報と書込要求とが、情報が書き込まれるICカードにて受信され、受信された書込要求に従って情報が書き込まれる。また、他のICカードに書き込まれた情報を読み出す場合は、制御手段において、読み出される情報が書き込まれたICカードが通信可能な範囲に存在した状態にて、その情報を読み出すための読出要求がアンテナ部を介して送信される。すると、アンテナ部を介して送信された読出要求が、読み出される情報が書き込まれたICカードにて受信され、受信された読出要求に従って情報が読み出され、送信される。情報が読み出されたICカードから送信された情報は、アンテナ部を介して受信され、制御手段に与えられる。
【0021】このように、非接触状態にて書込要求及び読出要求に応じて情報の書き込み及び読み出しが可能なICカードにおいて、他のICカードに所定の情報を書き込む場合に書き込むべき情報と書込要求とが送信されることにより他のICカードに所定の情報が書き込まれ、また、他のICカードに書き込まれた情報を読み出す場合に読出要求が送信されることにより他のICカードに書き込まれた情報が読み出されるので、非接触状態にてICカードに対する情報の書き込み及び読み出しを行う情報書込/読取装置を用いることなくICカードに対する情報の書き込み及び読み出しを行ったり、内部に書き込まれた情報を情報書込/読取装置を用いることなく利用したりすることができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は、本発明のICカードの第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0024】本形態は図1に示すように、ICカード10を識別可能な情報やICカード10を利用するアプリケーションを識別可能な情報やICカード10の表面に印字された情報等が書き込まれているとともに、さらに外部から任意の情報が書き込み可能な記憶部11と、ICカード10と近接している他のICカードやICカードに対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行う一般的な情報書込/読出装置との間にて情報の送受信を行うためのアンテナ部12と、アンテナ部12を介して送信される情報を変調し、また、アンテナ部12を介して受信された情報を復調する無線部13と、周期的に要求信号を出力し、また、この要求信号に対する応答信号を受信した場合に応答信号を送信したICカードに対して情報の書き込みあるいは読み出しを行い、さらに、ICカード10と近接している他のICカードや情報書込/読取装置から送信された要求信号を受信した場合に要求信号に対する応答信号を出力し、また、記憶部11に対する情報の書き込み及び読み出しを制御する制御部14と、無線部13及び制御部14に電源を供給する電源部15とから構成されている。
【0025】以下に、上記のように構成されたICカードの動作について説明する。
【0026】まず、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)によるICカード10に対する情報の書き込み及び読み出し動作について説明する。
【0027】情報書込/読出装置においては、通信可能な範囲内にICカードが存在するか否かを検出するために周期的に要求信号が送信されている。
【0028】情報書込/読出装置から要求信号が送信されている状態においてICカード10を情報書込/読出装置に近接させると、ICカードのアンテナ部12と情報書込/読出装置のアンテナ部(不図示)との間にて電磁誘導が生じ、それにより、情報書込/読出装置からICカード10に電源が供給されるとともに、情報書込/読出装置から送信された要求信号がICカード10のアンテナ部12を介して受信され、無線部13にて復調された後、ICカード10の制御部14に送られる。
【0029】すると、ICカード10の制御部14においては、要求信号に対する応答信号が出力され、この応答信号が無線部13にて変調され、アンテナ部12を介して無線信号として送信される。
【0030】ICカード10のアンテナ部12を介して送信された応答信号は、情報書込/読出装置にて受信される。
【0031】情報書込/読出装置においては、ICカード10から送信されてきた応答信号を受け取った場合、通信可能な範囲内にICカード10が存在することが認識され、その後、情報書込/読出装置とICカード10との間にて通信が行われ、ICカード10の記憶部11に書き込まれた情報が情報書込/読出装置によって読み出されたり、ICカード10の記憶部11に情報書込/読出装置によって情報が書き込まれたりする。
【0032】また、上述した情報書込/読出装置によるICカード10に対する情報の書き込み及び読み出しは、ICカード10内の電源部15から供給される電源を用いて行うこともできる。なお、その場合は、情報書込/読出装置からICカード10に電源を供給する必要がなくなる。
【0033】次に、ICカード10と同一の構成を有するICカード間における情報の書き込み及び読み出し動作について説明する。
【0034】図2は、図1に示したICカード10と同一の構成を有するICカード間における情報の書き込み及び読み出し動作を説明するための図である。なお、図2に示すICカード10−1,10−2はそれぞれ、図1に示したICカード10と同一の構成を有するものである。
【0035】本形態においては、ICカード10−1によるICカード10−2の記憶部11−2に対する情報の書き込み及び読み出し動作を例に挙げて説明する。
【0036】まず、ICカード10−1によってICカード10−2の記憶部11−2に情報を書き込む場合の動作について説明する。
【0037】ICカード10−1の制御部14−1においては、通信可能な範囲内にICカードが存在するか否かを検出するために周期的に要求信号が出力され、この要求信号が無線部13−1にて変調され、アンテナ部12−1を介して無線信号として送信されている。
【0038】ICカード10−1から要求信号が送信されている状態においてICカード10−2をICカード10−1に近接させると、ICカード10−1のアンテナ部12−1とICカード10−2のアンテナ部12−2との間にて電磁誘導が生じ、それにより、ICカード10−1のアンテナ部12−1からICカード10−2に電源が供給されるとともに、ICカード10−1のアンテナ部12−1から送信された要求信号がICカード10−2のアンテナ部12−2を介して受信され、無線部13−2にて復調された後、ICカード10−2の制御部14−2に送られる。
【0039】すると、ICカード10−2の制御部14−2においては、要求信号に対する応答信号が出力され、この応答信号が無線部13−2にて変調され、アンテナ部12−2を介して無線信号として送信される。
【0040】ICカード10−2のアンテナ部12−2を介して送信された応答信号は、ICカード10−1のアンテナ部12−1を介して受信され、その後、無線部13−1にて復調され、ICカード10−1の制御部14−1に送られる。
【0041】ICカード10−1の制御部14−1においては、ICカード10−2から送信されてきた応答信号を受け取った場合、通信可能な範囲内にICカード10−2が存在することが認識され、その後、ICカード10−2の記憶部11−2に書き込むべき情報とこの情報を書き込むための書込要求とが出力され、この情報が無線部13−1にて変調され、アンテナ部12−1を介して無線信号として送信される。なお、ICカード10−1の記憶部11−1に書き込まれている情報をICカード10−2の記憶部11−2に書き込む場合は、ICカード10−1の制御部14−1において、ICカード10−1の記憶部11−1に書き込まれた情報が読み出され、無線部13−1にて変調され、アンテナ部12−1を介して書込要求とともに送信されることになる。
【0042】ICカード10−1のアンテナ部12−1を介して送信された情報は、ICカード10−2のアンテナ部12−2を介して受信され、その後、無線部13−2にて復調され、ICカード10−2の制御部14−2に送られる。
【0043】ICカード10−2の制御部14−2においては、無線部13−2にて復調された書込要求に応じて、無線部13−2にて復調された情報が記憶部11−2に書き込まれる。
【0044】次に、ICカード10−2の記憶部11−2に書き込まれた情報をICカード10−1によって読み出す場合の動作について説明する。
【0045】ICカード10−1の制御部14−1においては、通信可能な範囲内にICカードが存在するか否かを検出するために周期的に要求信号が出力され、この要求信号が無線部13−1にて変調され、アンテナ部12−1を介して無線信号として送信されている。
【0046】ICカード10−1から要求信号が送信されている状態においてICカード10−2をICカード10−1に近接させると、ICカード10−1のアンテナ部12−1とICカード10−2のアンテナ部12−2との間にて電磁誘導が生じ、それにより、ICカード10−1のアンテナ部12−1からICカード10−2に電源が供給されるとともに、ICカード10−1のアンテナ部12−1から送信された要求信号がICカード10−2のアンテナ部12−2を介して受信され、無線部13−2にて復調された後、ICカード10−2の制御部14−2に送られる。
【0047】すると、ICカード10−2の制御部14−2においては、要求信号に対する応答信号が出力され、この応答信号が無線部13−2にて変調され、アンテナ部12−2を介して無線信号として送信される。
【0048】ICカード10−2のアンテナ部12−2を介して送信された応答信号は、ICカード10−1のアンテナ部12−1を介して受信され、その後、無線部13−1にて復調され、ICカード10−1の制御部14−1に送られる。
【0049】ICカード10−1の制御部14−1においては、ICカード10−2から送信されてきた応答信号を受け取った場合、通信可能な範囲内にICカード10−2が存在することが認識され、その後、ICカード10−2の記憶部11−2に書き込まれた情報を読み出すための読出要求が出力され、この読出要求が無線部13−1にて変調され、アンテナ部12−1を介して無線信号として送信される。
【0050】ICカード10−1のアンテナ部12−1を介して送信された読出要求は、ICカード10−2のアンテナ部12−2を介して受信され、その後、無線部13−2にて復調され、ICカード10−2の制御部14−2に送られる。
【0051】ICカード10−2の制御部14−2においては、無線部13−2にて復調された読出要求に応じて、記憶部11−2に書き込まれている情報が読み出され、出力される。
【0052】ICカード10−2の制御部14−2から出力された情報は、無線部13−2にて変調され、アンテナ部12−2を介して無線信号として送信される。
【0053】ICカード10−2のアンテナ部12−2を介して送信された情報は、ICカード10−1のアンテナ部12−1を介して受信され、その後、無線部13−1にて復調されてICカード10−1の制御部14−1に送られ、それにより、ICカード10−2の記憶部11−2に書き込まれた情報がICカード10−1によって読み出されることになる。
【0054】また、ICカード10−1によって読み出された情報をICカード10−1の記憶部11−1に書き込む場合は、ICカード10−1の制御部14−1において、無線部13−1にて復調された情報がICカード10−1の記憶部11−1に書き込まれる。
【0055】なお、上述した動作においては、ICカード10−1のアンテナ部12−1とICカード10−2のアンテナ部12−2との間にて生じる電磁誘導によりICカード10−1のアンテナ部12−1からICカード10−2に電源が供給される場合について説明したが、ICカード10−2がICカード10−2内に設けられた電源部15−2から供給される電源によって動作する場合も考えられる。
【0056】以下に、上述したICカードの使用方法について具体例を挙げて説明する。
【0057】図3は、図1及び図2に示したICカードの使用方法を説明するための図である。なお、図3に示す名刺1−1,1−2の内部構成は、図2に示したICカード10−1,10−2の内部構成と同一である。
【0058】図3に示すように、図2に示した構成を有するICカード10−1,10−2の表面に名刺情報をそれぞれ印字し、名刺1−1,1−2を作成する。また、名刺1−1,1−2の記憶部11−1,11−2にも、名刺1−1,1−2の表面に印字された名刺情報を書き込んでおく。
【0059】上記のように構成された名刺1−1,1−2を用いて名刺交換を行う場合、名刺1−1と名刺1−2とを互いに近接させる。
【0060】すると、上述したようなICカード10−1,10−2の動作によって、名刺1−1の記憶部11−1に書き込まれた名刺1−1の名刺情報が名刺1−2の記憶部11−2に書き込まれるとともに、名刺1−2の記憶部11−2に書き込まれた名刺1−2の名刺情報が名刺1−1の記憶部11−1に書き込まれる。
【0061】その後、ICカード10−1,10−2の記憶部11−1,11−2に書き込まれた情報を読み出すことができる情報書込/読取装置において、名刺1−1,1−2の記憶部11−1,11−2に書き込まれた名刺情報をそれぞれ読み出すことにより、名刺交換した相手の名刺情報を入手することができる。なお、名刺1−1,1−2内の記憶部11−1,11−2には、それぞれ複数の名刺情報を書き込むことが可能であることは言うまでもない。
【0062】このように、図1及び図2に示した構成を有するICカードからなる名刺を用いれば、名刺交換にて入手する名刺情報を電子データとして取得することができるとともに、1枚の名刺で複数の名刺情報を保持することができる。
【0063】(第2の実施の形態)図4は、本発明のICカードの第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0064】本形態は図4に示すように、ICカード20を識別可能な情報やICカード20を利用するアプリケーションを識別可能な情報やICカード20の表面に印字された情報等が書き込まれているとともに、さらに外部から任意の情報が書き込み可能な記憶部21と、ICカード20と近接している他のICカードやICカードに対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行う一般的な情報書込/読出装置との間にて情報の送受信を行うためのアンテナ部22と、アンテナ部22を介して送信される情報を変調し、また、アンテナ部22を介して受信された情報を復調する無線部23と、所定の情報が表示される表示部26と、周期的に要求信号を出力し、また、この要求信号に対する応答信号を受信した場合に応答信号を送信したICカードに対して情報の書き込みあるいは読み出しを行い、さらに、ICカード20と近接している他のICカードや情報書込/読取装置から送信された要求信号を受信した場合に要求信号に対する応答信号を出力し、また、記憶部21に対する情報の書き込み及び読み出しを制御し、さらに、無線部23にて復調された情報と記憶部21に書き込まれた情報とに基づいて表示部26における表示を制御する制御部24と、無線部23、制御部24及び表示部26に電源を供給する電源部25とから構成されている。
【0065】以下に、上記のように構成されたICカードの動作について説明する。
【0066】まず、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)によるICカード20に対する情報の書き込み及び読み出し動作について説明する。
【0067】情報書込/読出装置においては、通信可能な範囲内にICカードが存在するか否かを検出するために周期的に要求信号が送信されている。
【0068】情報書込/読出装置から要求信号が送信されている状態においてICカード20を情報書込/読出装置に近接させると、ICカードのアンテナ部22と情報書込/読出装置のアンテナ部(不図示)との間にて電磁誘導が生じ、それにより、情報書込/読出装置からICカード20に電源が供給されるとともに、情報書込/読出装置から送信された要求信号がICカード20のアンテナ部22を介して受信され、無線部23にて復調された後、ICカード20の制御部24に送られる。
【0069】すると、ICカード20の制御部24においては、要求信号に対する応答信号が出力され、この応答信号が無線部23にて変調され、アンテナ部22を介して無線信号として送信される。
【0070】ICカード20のアンテナ部22を介して送信された応答信号は、情報書込/読出装置にて受信される。
【0071】情報書込/読出装置においては、ICカード20から送信されてきた応答信号を受け取った場合、通信可能な範囲内にICカード20が存在することが認識され、その後、情報書込/読出装置とICカード20との間にて通信が行われ、ICカード20の記憶部21に書き込まれた情報が情報書込/読出装置によって読み出されたり、ICカード20の記憶部21に情報書込/読出装置によって情報が書き込まれたりする。
【0072】また、上述した情報書込/読出装置によるICカード20に対する情報の書き込み及び読み出しは、ICカード20内の電源部25から供給される電源を用いて行うこともできる。なお、その場合は、情報書込/読出装置からICカード20に電源を供給する必要がなくなる。
【0073】次に、ICカード20と同一の構成を有するICカード間における情報の書き込み及び読み出し動作について説明する。
【0074】図5は、図4に示したICカード20と同一の構成を有するICカード間における情報の書き込み及び読み出し動作を説明するための図である。なお、図5に示すICカード20−1,20−2はそれぞれ、図4に示したICカード20と同一の構成を有するものである。
【0075】本形態においては、ICカード20−1によるICカード20−2の記憶部21−2に対する情報の書き込み及び読み出し動作を例に挙げて説明する。
【0076】まず、ICカード20−1によってICカード20−2の記憶部21−2に情報を書き込む場合の動作について説明する。
【0077】ICカード20−1の制御部24−1においては、通信可能な範囲内にICカードが存在するか否かを検出するために周期的に要求信号が出力され、この要求信号が無線部23−1にて変調され、アンテナ部22−1を介して無線信号として送信されている。
【0078】ICカード20−1から要求信号が送信されている状態においてICカード20−2をICカード20−1に近接させると、ICカード20−1のアンテナ部22−1とICカード20−2のアンテナ部22−2との間にて電磁誘導が生じ、それにより、ICカード20−1のアンテナ部22−1からICカード20−2に電源が供給されるとともに、ICカード20−1のアンテナ部22−1から送信された要求信号がICカード20−2のアンテナ部22−2を介して受信され、無線部23−2にて復調された後、ICカード20−2の制御部24−2に送られる。
【0079】すると、ICカード20−2の制御部24−2においては、要求信号に対する応答信号が出力され、この応答信号が無線部23−2にて変調され、アンテナ部22−2を介して無線信号として送信される。
【0080】ICカード20−2のアンテナ部22−2を介して送信された応答信号は、ICカード20−1のアンテナ部22−1を介して受信され、その後、無線部23−1にて復調され、ICカード20−1の制御部24−1に送られる。
【0081】ICカード20−1の制御部24−1においては、ICカード20−2から送信されてきた応答信号を受け取った場合、通信可能な範囲内にICカード20−2が存在することが認識され、その後、ICカード20−2の記憶部21−2に書き込むべき情報とこの情報を書き込むための書込要求とが出力され、この情報が無線部23−1にて変調され、アンテナ部22−1を介して無線信号として送信される。なお、ICカード20−1の記憶部21−1に書き込まれている情報をICカード20−2の記憶部21−2に書き込む場合は、ICカード20−1の制御部24−1において、ICカード20−1の記憶部21−1に書き込まれた情報が読み出され、無線部23−1にて変調され、アンテナ部22−1を介して書込要求とともに送信されることになる。
【0082】ICカード20−1のアンテナ部22−1を介して送信された情報は、ICカード20−2のアンテナ部22−2を介して受信され、その後、無線部23−2にて復調され、ICカード20−2の制御部24−2に送られる。
【0083】ICカード20−2の制御部24−2においては、無線部23−2にて復調された書込要求に応じて、無線部23−2にて復調された情報が記憶部21−2に書き込まれる。
【0084】次に、ICカード20−2の記憶部21−2に書き込まれた情報をICカード20−1によって読み出す場合の動作について説明する。
【0085】ICカード20−1の制御部24−1においては、通信可能な範囲内にICカードが存在するか否かを検出するために周期的に要求信号が出力され、この要求信号が無線部23−1にて変調され、アンテナ部22−1を介して無線信号として送信されている。
【0086】ICカード20−1から要求信号が送信されている状態においてICカード20−2をICカード20−1に近接させると、ICカード20−1のアンテナ部22−1とICカード20−2のアンテナ部22−2との間にて電磁誘導が生じ、それにより、ICカード20−1のアンテナ部22−1からICカード20−2に電源が供給されるとともに、ICカード20−1のアンテナ部22−1から送信された要求信号がICカード20−2のアンテナ部22−2を介して受信され、無線部23−2にて復調された後、ICカード20−2の制御部24−2に送られる。
【0087】すると、ICカード20−2の制御部24−2においては、要求信号に対する応答信号が出力され、この応答信号が無線部23−2にて変調され、アンテナ部22−2を介して無線信号として送信される。
【0088】ICカード20−2のアンテナ部22−2を介して送信された応答信号は、ICカード20−1のアンテナ部22−1を介して受信され、その後、無線部23−1にて復調され、ICカード20−1の制御部24−1に送られる。
【0089】ICカード20−1の制御部24−1においては、ICカード20−2から送信されてきた応答信号を受け取った場合、通信可能な範囲内にICカード20−2が存在することが認識され、その後、ICカード20−2の記憶部21−2に書き込まれた情報を読み出すための読出要求が出力され、この読出要求が無線部23−1にて変調され、アンテナ部22−1を介して無線信号として送信される。
【0090】ICカード20−1のアンテナ部22−1を介して送信された読出要求は、ICカード20−2のアンテナ部22−2を介して受信され、その後、無線部23−2にて復調され、ICカード20−2の制御部24−2に送られる。
【0091】ICカード20−2の制御部24−2においては、無線部23−2にて復調された読出要求に応じて、記憶部21−2に書き込まれている情報が読み出され、出力される。
【0092】ICカード20−2の制御部24−2から出力された情報は、無線部23−2にて変調され、アンテナ部22−2を介して無線信号として送信される。
【0093】ICカード20−2のアンテナ部22−2を介して送信された情報は、ICカード20−1のアンテナ部22−1を介して受信され、その後、無線部23−1にて復調されてICカード20−1の制御部24−1に送られ、それにより、ICカード20−2の記憶部21−2に書き込まれた情報がICカード20−1によって読み出されることになる。
【0094】また、ICカード20−1によって読み出された情報をICカード20−1の記憶部21−1に書き込む場合は、ICカード20−1の制御部24−1において、無線部23−1にて復調された情報がICカード20−1の記憶部21−1に書き込まれる。
【0095】なお、上述した動作においては、ICカード20−1のアンテナ部22−1とICカード20−2のアンテナ部22−2との間にて生じる電磁誘導によりICカード20−1のアンテナ部22−1からICカード20−2に電源が供給される場合について説明したが、ICカード20−2がICカード20−2内に設けられた電源部25−2から供給される電源によって動作する場合も考えられる。
【0096】以下に、上述したICカードの使用方法について具体例を挙げて説明する。
【0097】図6は、図4及び図5に示したICカードの使用方法を説明するための図である。なお、図6に示すトレーディングカード2−1,2−2の内部構成は、図5に示したICカード20−1,20−2の内部構成と同一である。
【0098】図6に示すように、図5に示した構成を有するICカード20−1,20−2の表面に所定の画像及び情報をそれぞれ印字し、トレーディングカード2−1,2−2を作成する。また、トレーディングカード2−1,2−2の記憶部21−1,21−2には、トレーディングカード2−1,2−2の種類に応じたトレーディング情報を書き込んでおく。
【0099】上記のように構成されたトレーディングカード2−1,2−2を用いてトレーディングゲームを行う場合、トレーディングカード2−1とトレーディングカード2−2とを互いに近接させる。
【0100】すると、上述したようなICカード20−1,20−2の動作によって、トレーディングカード2−1の記憶部21−1に書き込まれたトレーディングカード2−1のトレーディング情報がトレーディングカード2−2にて読み出されるとともに、トレーディングカード2−2の記憶部21−2に書き込まれたトレーディングカード2−2のトレーディング情報がトレーディングカード2−1にて読み出される。
【0101】トレーディングカード2−1においては、トレーディングカード2−1の制御部24−1において、トレーディングカード2−2から読み出されたトレーディング情報と記憶部21−1に書き込まれたトレーディングカード2−1のトレーディング情報とが比較され、一般のトレーディングカードを用いたトレーディングゲームのルールに従ってその勝敗が判断される。
【0102】記憶部21−1に書き込まれたトレーディングカード2−1のトレーディング情報がトレーディングカード2−2から読み出されたトレーディング情報を覆すものであった場合は、制御部24−1の制御によって「勝ち」である旨が表示部26−1に表示される。
【0103】また、トレーディングカード2−2から読み出されたトレーディング情報が記憶部21−1に書き込まれたトレーディングカード2−1のトレーディング情報を覆すものであった場合は、制御部24−1の制御によって「負け」である旨が表示部26−1に表示される。
【0104】一方、トレーディングカード2−2においても、トレーディングカード2−2の制御部24−2において、トレーディングカード2−1から読み出されたトレーディング情報と記憶部21−2に書き込まれたトレーディングカード2−2のトレーディング情報とが比較され、その勝敗が判断される。
【0105】記憶部21−2に書き込まれたトレーディングカード2−2のトレーディング情報がトレーディングカード2−1から読み出されたトレーディング情報を覆すものであった場合は、制御部24−2の制御によって「勝ち」である旨が表示部26−2に表示される。
【0106】また、トレーディングカード2−1から読み出されたトレーディング情報が記憶部21−2に書き込まれたトレーディングカード2−2のトレーディング情報を覆すものであった場合は、制御部24−2の制御によって「負け」である旨が表示部26−2に表示される。
【0107】このように、図4及び図5に示した構成を有するICカードからなるトレーディングカードを用いれば、トレーディングカード同士を近接させるだけで、自動的にその勝敗が判断され、表示されることになる。
【0108】なお、図1や図4に示したICカード10,20においては、さらに、外部から操作可能なスイッチ(不図示)を設け、使用しない時には電源をOFF状態に設定することができるように構成することが好ましい。また、その場合、ON状態を目視で認識することができるように、ON状態を表示するLEDランプ等の表示手段を設けることが好ましい。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、情報の書き込み及び読み出しが可能な記憶手段と、情報の送受信を行うためのアンテナ部と、アンテナ部を介して記憶手段に書き込むべき情報と該情報を記憶手段に書き込むための書込要求を受信した場合にこの情報を記憶手段に書き込み、また、アンテナ部を介して記憶手段に書き込まれた情報を読み出すための読出要求を受信した場合に読出要求に基づく情報を記憶手段から読み出して該情報をアンテナ部を介して送信する制御手段とを少なくとも有してなるICカードにおいて、制御手段に電源を供給する電源手段を設け、さらに、制御手段において、他のICカードが通信可能な範囲に存在した状態にて、他のICカードに対して所定の情報を書き込む場合に該情報及び書込要求をアンテナ部を介して送信し、また、他のICカードに書き込まれた情報を読み出す場合に該情報を読み出すための読出要求をアンテナ部を介して送信する構成としたため、非接触状態にてICカードに対する情報の書き込み及び読み出しを行う情報書込/読取装置を用いることなくICカードに対する情報の書き込み及び読み出しを行うことができる。
【0110】また、所定の情報が表示される表示手段を設け、制御手段において、他のICカードから読み出された情報と記憶手段に書き込まれた情報とに基づいて表示手段に所定の情報を表示する構成としたものにおいては、他のICカードに書き込まれた情報を情報書込/読取装置を用いることなく利用することができる。




 

 


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