米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> トッパン・フォームズ株式会社

発明の名称 絵巻物の印刷システム及び絵巻物の印刷方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−173439(P2003−173439A)
公開日 平成15年6月20日(2003.6.20)
出願番号 特願2001−372752(P2001−372752)
出願日 平成13年12月6日(2001.12.6)
代理人 【識別番号】100088328
【弁理士】
【氏名又は名称】金田 暢之 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2C087
5B047
5B057
5C053
【Fターム(参考)】
2C087 AB05 BA03 BC03 BD07 BD09 CA02 CB12 
5B047 AA30 AB04 BC14 BC23 CA04 CA23 CB09 CB23 DC09
5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB11 CB16 CC01 CE10
5C053 FA04 FA08 KA24 KA26 LA01 LA03 LA11
発明者 山崎 真
要約 課題
現物に近い感覚で見ることができるように、かつ、低コストで絵巻物を複製・復刻する。

解決手段
撮影手段10にて撮影された絵巻物の画像データを連続画像データ作成部23にて組み合わせて連続した画像データを作成し、次に、印刷データ作成部24において、連続画像データ作成部23にて作成された連続した画像データを印刷装置30の容量に基づくサイズに分割して印刷データを作成し、この印刷データを印刷データ出力部25を介して印刷装置30に出力し、その後、印刷装置30において、印刷データ出力部25を介して出力された印刷データを連続用紙に連続状態で印刷し、それにより、絵巻物を複製・復刻する。
特許請求の範囲
【請求項1】 絵巻物を複製・復刻する絵巻物の印刷システムであって、前記絵巻物を撮影可能範囲毎に分割して撮影することにより前記絵巻物の画像データを取得する撮影手段と、前記撮影手段にて取得された絵巻物の画像データを印刷データとして出力する制御手段と、前記制御手段から出力された印刷データを連続用紙に連続状態で印刷する印刷手段とを有し、前記制御手段は、前記撮影手段にて取得された絵巻物の画像データを組み合わせて連続した画像データを作成する連続画像データ作成手段と、前記連続画像データ作成手段にて作成された連続した画像データを前記印刷手段の容量に基づくサイズに分割して印刷データを作成する印刷データ作成手段と、前記印刷データ作成手段にて作成された印刷データを前記印刷手段に出力する印刷データ出力手段とを有することを特徴とする絵巻物の印刷システム。
【請求項2】 請求項1に記載の絵巻物の印刷システムにおいて、前記印刷手段は、前記連続用紙の前記印刷データが印刷される面とは反対側の面に布模様を印刷することを特徴とする絵巻物の印刷システム。
【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の絵巻物の印刷システムにおいて、前記連続用紙は、バガス紙であることを特徴とする絵巻物の印刷システム。
【請求項4】 絵巻物を複製・復刻する絵巻物の印刷方法であって、前記絵巻物を撮影可能範囲毎に分割して撮影することにより前記絵巻物の画像データを取得する工程と、前記絵巻物の画像データを組み合わせて連続した画像データを作成する工程と、前記連続した画像データを、前記複製・復刻された絵巻物を印刷する印刷手段の容量に基づくサイズに分割して印刷データを作成する工程と、前記印刷データを連続用紙に連続状態で印刷する工程とを有することを特徴とする絵巻物の印刷方法。
【請求項5】 請求項4に記載の絵巻物の印刷方法において、前記連続用紙として和紙を使用し、前記和紙に前記印刷データを印刷する前に当該和紙を厚さ方向に圧縮する工程と、前記和紙に前記印刷データが印刷された後に当該和紙に水蒸気を吹き付ける工程と、前記水蒸気を吹き付けられた和紙を乾燥させる工程とを有することを特徴とする絵巻物の印刷方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絵巻物を複製・復刻する絵巻物の印刷システム及び絵巻物の印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、日本特有の絵と文章による複合芸術である絵巻物は、所蔵元にて厳重に保管されており、その一部は複製・復刻がなされている。
【0003】絵巻物の複製・復刻は、従来は、一般の美術品を製作する場合と同様にリトグラフ技術を用いて印刷物を作成したり、専門家が原画を元に絵巻物を再生したりすることによって行われている。
【0004】また、原画をカメラ等で撮影し、撮影した映像を画像として印刷することによっても絵巻物の複製・復刻がなされている場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したようにリトグラフ技術を用いて印刷物を作成したり、専門家が原画を元に絵巻物を再生したりすることによって絵巻物を複製・復刻する場合、そのための手間と時間がかかってしまい、複製・復刻された絵巻物が非常に高価なものとなってしまうという問題点がある。
【0006】また、原画をカメラ等で撮影し、撮影した映像を画像として印刷することによって絵巻物を複製・復刻する場合は、撮影された映像毎に絵巻物が複製・復刻されることになり、本来の絵巻物のように連続した形態で複製・復刻することができないという問題点がある。また、撮影された映像毎に複製・復刻された絵巻物を糊等によってつなぎ合わせて連続した形態とした場合においても、そのつなぎ目が存在することになるため、複製・復刻された絵巻物を現物に近い感覚で見ることができない。
【0007】本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、現物に近い感覚で見ることができるように、かつ、低コストで絵巻物を複製・復刻することができる絵巻物の印刷システム及び絵巻物の印刷方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、絵巻物を複製・復刻する絵巻物の印刷システムであって、前記絵巻物を撮影可能範囲毎に分割して撮影することにより前記絵巻物の画像データを取得する撮影手段と、前記撮影手段にて取得された絵巻物の画像データを印刷データとして出力する制御手段と、前記制御手段から出力された印刷データを連続用紙に連続状態で印刷する印刷手段とを有し、前記制御手段は、前記撮影手段にて取得された絵巻物の画像データを組み合わせて連続した画像データを作成する連続画像データ作成手段と、前記連続画像データ作成手段にて作成された連続した画像データを前記印刷手段の容量に基づくサイズに分割して印刷データを作成する印刷データ作成手段と、前記印刷データ作成手段にて作成された印刷データを前記印刷手段に出力する印刷データ出力手段とを有することを特徴とする。
【0009】また、前記印刷手段は、前記連続用紙の前記印刷データが印刷される面とは反対側の面に布模様を印刷することを特徴とする。
【0010】また、前記連続用紙は、バガス紙であることを特徴とする。
【0011】また、絵巻物を複製・復刻する絵巻物の印刷方法であって、前記絵巻物を撮影可能範囲毎に分割して撮影することにより前記絵巻物の画像データを取得する工程と、前記絵巻物の画像データを組み合わせて連続した画像データを作成する工程と、前記連続した画像データを、前記複製・復刻された絵巻物を印刷する印刷手段の容量に基づくサイズに分割して印刷データを作成する工程と、前記印刷データを連続用紙に連続状態で印刷する工程とを有することを特徴とする。
【0012】また、前記連続用紙として和紙を使用し、前記和紙に前記印刷データを印刷する前に当該和紙を厚さ方向に圧縮する工程と、前記和紙に前記印刷データが印刷された後に当該和紙に水蒸気を吹き付ける工程と、前記水蒸気を吹き付けられた和紙を乾燥させる工程とを有することを特徴とする。
【0013】(作用)上記のように構成された本発明によって絵巻物を複製・復刻する場合、 まず、複製・復刻する絵巻物を撮影手段において撮影可能範囲毎に分割して撮影することにより絵巻物の画像データを取得し、次に、撮影手段にて取得された絵巻物の画像データを印刷データとして出力する制御手段内の連続画像データ作成手段において、撮影手段にて取得された絵巻物の画像データが組み合わされて連続した画像データが作成され、次に、印刷データ作成手段において、連続画像データ作成手段にて作成された連続した画像データが、複製・復刻された絵巻物を印刷する印刷手段の容量に基づくサイズに分割されて印刷データが作成され、この印刷データが印刷データ出力手段を介して印刷手段に出力され、その後、印刷手段において、印刷データ出力手段を介して出力された印刷データが連続用紙に連続状態で印刷される。
【0014】これにより、本来の絵巻物のように手にとって巻きながら見ることができる絵巻物の複製を低コストで作成することができる。
【0015】また、連続用紙の印刷データが印刷される面とは反対側の面に布模様を印刷したり、連続用紙にバガス紙を用いたりすれば、さらに、現物に近い感覚で絵巻物を複製・復刻することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の絵巻物の印刷システムの実施の一形態を示す図である。
【0018】本形態は図1に示すように、絵巻物を撮影可能範囲毎に分割して撮影することにより絵巻物の画像データを取得する撮影手段10と、撮影手段10にて取得された絵巻物の画像データを印刷データとして出力するコンピュータ等の制御装置20と、制御装置20から出力された印刷データを連続用紙に連続状態で印刷する印刷装置30とから構成されており、制御装置20は、撮影手段10にて取得された絵巻物の画像データを取り込み、取り込んだ画像データを画像データファイル22に格納する画像取込部21と、画像データファイル22に格納された画像データを組み合わせて連続した画像データを作成する連続画像データ作成部23と、連続画像データ作成部23にて作成された連続した画像データを印刷装置30のバッファ容量に基づくサイズに分割して印刷データを作成する印刷データ作成部24と、印刷データ作成部24にて作成された印刷データを印刷装置30に出力する印刷データ出力部25とから構成されている。
【0019】以下に、上記のように構成された絵巻物の印刷システムにおける絵巻物の印刷方法について説明する。
【0020】図2は、図1に示した絵巻物の印刷システムにおける絵巻物の印刷方法を説明するためのフローチャートである。
【0021】まず、撮影手段10において、複製・復刻の対象となる絵巻物を、撮影手段10における撮影可能範囲毎に分割して撮影する(ステップS1)。
【0022】次に、撮影手段10にて撮影された絵巻物の画像データを制御装置20の画像取込部21にて取り込む(ステップS2)。なお、画像取込部21にて取り込まれた絵巻物の画像データは、分割された画像データ毎に画像データファイル22に格納される。
【0023】次に、連続画像データ作成部23において、画像データファイル22に格納された画像データが組み合わされることにより、連続した画像データが作成される(ステップS3)。
【0024】次に、印刷データ作成部24において、連続画像データ作成部23にて作成された連続した画像データが印刷装置30のバッファに基づくサイズに分割され、それにより、印刷データが作成される(ステップS4)。
【0025】その後、印刷データ作成部24にて作成された印刷データが、印刷データ出力部25から出力され(ステップS5)、印刷装置30において、連続用紙に連続状態で印刷される(ステップS6)。
【0026】上述した一連の工程によって、絵巻物が連続用紙に印刷され、複製・復刻されることになる。
【0027】以下に、上述した一連の工程について具体例を挙げて説明する。
【0028】図3は、図2に示した工程を具体的に説明するための図である。なお、図3に示すものにおいては、説明を簡単にするために、絵巻物が3分割されて撮影手段10にて撮影され、印刷装置30に対して2分割された印刷データが出力される場合を例に挙げて説明するが、それらの分割数はこれに限定されるものではない。
【0029】まず、撮影手段10において、複製・復刻の対象となる絵巻物を、撮影手段10における撮影可能範囲毎に分割して撮影し、それにより、絵巻物が分割された画像データ1a〜1cを取得する。なお、その際、図3(a)に示すように、絵巻物を分割して撮影した場合に、隣り合う画像が互いに重なり合う領域となる重複部2a,2b1,2b2,2cが生じるように絵巻物を撮影する。
【0030】次に、撮影手段10にて撮影された絵巻物の画像データを制御装置20の画像取込部21にて取り込むと、画像取込部21にて取り込まれた絵巻物の画像データが、分割された画像データ毎に画像データファイル22に格納される。
【0031】次に、連続画像データ作成部23において、画像データファイル22に格納された画像データが組み合わされることにより、連続した画像データが作成される。本例においては、まず、図3(b)に示すように、3分割されて撮影された画像データ1a〜1cのうち、隣り合う2つの画像データ1a,1bが、画像データ1aの重複部2aと画像データ1bの重複部2b1とが重なり合うように組み合わされ、また、その重複部2a,2b1の色や歪が補正され、それにより、画像データ1aと画像データ1bとが組み合わされた連続画像データ4aが作成される。
【0032】次に、印刷データ作成部24において、連続画像データ作成部23にて作成された連続画像データ4aが印刷装置30のバッファに基づくサイズに分割され、それにより、図3(c)に示すように印刷データ3aが作成される。なお、本例においては、印刷装置30のバッファに基づく印刷データのサイズが、連続画像データ4aのサイズよりも小さく、かつ、連続画像データ4aのサイズの半分よりも大きいため、連続画像データ4aからは印刷データ3aのみが作成され、連続画像データ4aのうち印刷データ3aとならなかった部分は画像データ1dとして残ることになる。
【0033】上述したような連続画像データ作成部23における処理と印刷データ作成部24における処理を、画像データファイル22に格納された画像データ1a〜1cのそれぞれについて順次行う。
【0034】本例においては、次に、図3(d)に示すように、連続画像データ作成部23において、印刷データ作成部24にて印刷データとならなかった画像データ1dと、画像データファイル22に格納された画像データ1a〜1cのうち、連続画像データが作成されていない画像データ1cとが、画像データ1dの重複部2b2と画像データ1cの重複部2cとが重なり合うように組み合わされ、また、その重複部2b2,2cの色や歪が補正され、それにより、画像データ1dと画像データ1cとが組み合わされた連続画像データ4bが作成される。
【0035】次に、印刷データ作成部24において、連続画像データ作成部23にて作成された連続画像データ4bが印刷装置30のバッファに基づくサイズに分割されるが、本例においては、印刷装置30のバッファに基づく印刷データのサイズが、連続画像データ4bのサイズと同一であるため、図3(e)に示すように、連続画像データ作成部23にて作成された連続画像データ4bがそのまま印刷データ3bとなる。
【0036】その後、印刷データ作成部24にて作成された印刷データが、印刷データ出力部25から出力され、印刷装置30において、図3(f)に示すように、絵巻物5として連続用紙に連続状態で印刷されることになる。
【0037】また、印刷装置30においては、連続用紙の両面に対する印字を可能なものとし、連続用紙の表面に、印刷データ出力部25から出力された印刷データを印字し、連続用紙の裏面に、布模様等を印字すれば、印刷装置30にて印刷された絵巻物の複製が現物に近いものとなる。
【0038】また、印刷データ出力部25から出力される印刷データが印字される連続用紙としては、合成紙、ニスコート紙、和紙、フィルム等の様々な材質のものが適用することができるが、中でも、材質が和紙に類似し、また、デジタルプリンタにも適用可能なバガス紙を使用すれば、印刷装置30にて印刷された絵巻物の複製が、さらに現物に近いものとなる。
【0039】なお、和紙においては、その表面の平坦性の低さから、デジタルプリンタにおける印刷にはあまり適していない。そこで、印刷工程の前に和紙を厚さ方向に圧縮し、それにより、表面の平坦性を高め、その状態で印刷を施し、その後、水蒸気等を吹き付け、乾燥させることによって圧縮前の状態に戻せば、和紙についても、デジタルプリンタにおける印刷を行うことができるようになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、複製・復刻する絵巻物を撮影手段において撮影可能範囲毎に分割して撮影することにより絵巻物の画像データを取得し、次に、撮影手段にて取得された絵巻物の画像データを印刷データとして出力する制御手段内の連続画像データ作成手段において、撮影手段にて取得された絵巻物の画像データが組み合わされて連続した画像データが作成され、次に、印刷データ作成手段において、連続画像データ作成手段にて作成された連続した画像データが、複製された絵巻物を印刷する印刷手段の容量に基づくサイズに分割されて印刷データが作成され、この印刷データが印刷データ出力手段を介して印刷手段に出力され、その後、印刷手段において、印刷データ出力手段を介して出力された印刷データが連続用紙に連続状態で印刷され、それにより、絵巻物を複製・復刻する構成としたため、本来の絵巻物のように手にとって巻きながら見ることができる絵巻物の複製を低コストで作成することができる。
【0041】また、連続用紙の印刷データが印刷される面とは反対側の面に布模様を印刷したものや、連続用紙にバガス紙を用いたものにおいては、さらに、現物に近い感覚で絵巻物を複製・復刻することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013