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発明の名称 RF−IDの検査システムおよび検査対象のRF−IDフォーム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−168098(P2003−168098A)
公開日 平成15年6月13日(2003.6.13)
出願番号 特願2001−365963(P2001−365963)
出願日 平成13年11月30日(2001.11.30)
代理人 【識別番号】100097560
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 寛
【テーマコード(参考)】
2C005
5B035
5B058
【Fターム(参考)】
2C005 MA19 NA08 NA09 RA30 TA22 TA24 
5B035 BB01 BB09 BC08 CA23
5B058 CA17 KA02 KA04 KA28 YA20
発明者 樋口 健介 / 岡田 貴章
要約 課題
本発明は、製造されるRF−IDのフォーム状態で良否を検査するRF−IDの検査システムおよびRF−IDフォームに関し、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレット検出を可能とすることを目的とする。

解決手段
RF−IDフォーム11にインレット12Aが貼着される領域にタイミングマークが視認不能状態で形成され、符号認識手段である位置検出部26による当該タイミングマークの検出後に、処理部により、位置検出部26のタイミングマーク検出に応じて少なくとも搬送ベルト22による搬送を停止させ、検査対象の当該インレット12Aにシステム側アンテナ25を介して所定の情報を送信し、当該インレット12Aからの応答に応じて当該インレット12Aの良否判定を行う構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】RF−IDが製造される際に、RF−IDフォームにICモジュール、アンテナを備えるインレットが貼着されるものであり、所定の搬送手段により検査位置に搬送される検査対象の当該RF−IDフォームに貼着されたインレットに対して通信を行い、良否を判定するRF−IDの検査システムであって、前記RF−IDフォームにおける前記インレットが貼着される領域に所定の符号が形成され、搬送される当該RF−IDフォームのインレット貼着領域の当該符号を認識する符号認識手段と、前記インレットに対して通信を行うためのシステム側アンテナと、検査対象の前記インレットに前記システム側アンテナを介して所定の情報を送信し、当該インレットからの応答に応じて当該インレットの良否判定を行うと共に、前記符号認識手段による前記符号の認識に応じて少なくとも前記搬送手段による搬送を制御する処理部と、を有することを特徴とするRF−IDの検査システム。
【請求項2】請求項1記載のRF−IDの検査システムであって、前記形成される符号は、タイミングマークまたは前記ICモジュールへの書き込み情報と関連付けられるバーコードであり、前記符号認識手段は、マーク検出センサまたはバーコードリーダであることを特徴とするRF−IDの検査システム。
【請求項3】請求項1または2記載のRF−IDの検査システムであって、前記所定材料で形成される符号がタイミングマークで前記RF−IDフォームの状態において視認不能に形成される場合に、前記符号認識手段は、光透過型または近接型のセンサであることを特徴とするRF−IDの検査システム。
【請求項4】請求項1または2記載のRF−IDの検査システムであって、前記所定材料で形成される符号がタイミングマークで前記RF−IDフォームの状態において視認自在に形成される場合に、前記符号認識手段は、光透過型、光反射型または近接型のセンサであることを特徴とするRF−IDの検査システム。
【請求項5】請求項1〜4の少なくとも何れかに記載のRF−IDの検査システムにおける検査対象のRF−IDフォームであって、前記インレットが貼着される領域に前記所定の符号が形成されることを特徴とするRF−IDフォーム。
【請求項6】請求項5記載のRF−IDフォームであって、前記符号が、前記インレット基材または前記RF−IDフォーム基材に形成されることを特徴とするRF−IDフォーム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造されるRF−IDのフォーム状態で良否を検査するRF−IDの検査システムおよびRF−IDフォームに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、RF−ID(Radio Frequency Identification)と称される非接触型識別媒体(非接触型ICカード等)に関する技術が急速に進歩してきており、その使用も多岐にわたっている。このようなRF−IDの検査は、基材にICモジュール、アンテナを形成したインレットと称するものをフォームシートに貼着した状態でリード・ライトが行われることが一般的であり、このような状態での検査においては、フォームシートに本来不必要な情報等の印字がなされないことが望まれている。
【0003】従来、インレットが貼着されたRF−IDフォームにおいて、その性能等の検査を行う場合、検査効率の観点からそれぞれインレットが貼着されて連続したIRF−IDフォームを搬送して各RF−IDフォーム毎のインレットに対して行われるもので、搬送される当該インレットを検出し、そのタイミングで検査が開始される。すなわち、RF−IDフォーム上の、当該インレットが貼着された領域以外の部分にタイミングマークの印字または印刷を行い、このタイミングマークを光学式センサで検出することで搬送が停止され、検査が開始されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本来RF−IDフォームのインレット貼着領域以外の部分には何も印字、印刷されないことが要請されている。また、インレット検出のためにタイミングマークを形成しなければならない場合であっても、ICフォームの基材によっては上記タイミングマークを印字、印刷できないものがあり、そのためにマージナル部をフォームに設けて印字、印刷する場合もあるが、マージナル部はそもそも無駄な部分であり、コスト高になるという問題がある。さらに、当該タイミングマークを印字、印刷するライン上に他の印字情報等が形成されている場合には光学式センサによる検出ができないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレット検出を可能とするRF−IDの検査システムおよびRF−IDフォームを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明では、RF−IDが製造される際に、RF−IDフォームにICモジュール、アンテナを備えるインレットが貼着されるものであり、所定の搬送手段により検査位置に搬送される検査対象の当該RF−IDフォームに貼着されたインレットに対して通信を行い、良否を判定するRF−IDの検査システムであって、前記RF−IDフォームにおける前記インレットが貼着される領域に所定の符号が形成され、搬送される当該RF−IDフォームのインレット貼着領域の当該符号を認識する符号認識手段と、前記インレットに対して通信を行うためのシステム側アンテナと、検査対象の前記インレットに前記システム側アンテナを介して所定の情報を送信し、当該インレットからの応答に応じて当該インレットの良否判定を行うと共に、前記符号認識手段による前記符号の認識に応じて少なくとも前記搬送手段による搬送を制御する処理部と、を有する構成とする。
【0007】請求項2〜4の発明では、「前記形成される符号は、タイミングマークまたは前記ICモジュールへの書き込み情報と関連付けられるバーコードであり、前記符号認識手段は、マーク検出センサまたはバーコードリーダである」構成であり、「前記所定材料で形成される符号がタイミングマークで前記RF−IDフォームの状態において視認不能に形成される場合に、前記符号認識手段は、光透過型または近接型のセンサである」構成であり、「前記所定材料で形成される符号がタイミングマークで前記RF−IDフォームの状態において視認自在に形成される場合に、前記符号認識手段は、光透過型、光反射型または近接型のセンサである」構成である。
【0008】請求項5の発明では、請求項1〜4の少なくとも何れかに記載のRF−IDの検査システムにおける検査対象のRF−IDフォームであって、前記インレットが貼着される領域に前記所定の符号が形成される構成とする。
【0009】請求項6の発明では、RF−IDフォームに形成される前記符号が、前記インレット基材または前記RF−IDフォーム基材に形成される構成である。
【0010】このように、RF−IDフォームにインレットが貼着される領域に所定の符号が形成され、符号認識手段による当該符号の認識後に、処理部により、検査対象の当該インレットにシステム側アンテナを介して所定の情報を送信し、当該インレットからの応答に応じて当該インレットの良否判定を行うと共に、前記符号認識手段による前記符号の認識に応じて少なくとも前記搬送手段による搬送を制御する。これにより、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレット検出を可能とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。図1に、本発明に係るRF−IDフォームの第1実施形態の構成図を示す。図1(A)は、連続したRF−IDフォーム11を示したもので、例えば紙等のフォーム基材の所定部分にインレットシート(単に、インレットと称す)12Aが貼着されたRF−IDフォームが連続されたものである。
【0012】また、図1(B)はインレット12Aを示したもので、当該インレット12Aは、一方面に、コイルによりアンテナ13が形成されると共に、当該アンテナ13の内側に符号としてのタイミングマーク15が形成され、当該アンテナ13の両端にICモジュール14が電気的に接続されて搭載されたものである。例えば不透明フィルムまたは紙等の不透明部材の一方面に、スクリーン印刷等によりアンテナ13およびタイミングマーク15が形成された後に、上記ICモジュール14が上述のように搭載されたものである。ここで、不透明とは、裏側から表面を視認できない程度の透明度を有したものの意味であり、以下の対応する実施形態においても同様である。
【0013】そして、インレット12AのICモジュール14が形成された面に接着剤等を塗布し、図1(A)に示すように、連続したフォームシートの該当する個々のRF−IDフォームの所定部分に貼着したものである。したがって、RF−IDフォーム11上では、アンテナ13、ICモジュール14およびタイミングマーク15は表出されず、当該タイミングマーク15は視認不能な状態である。このような個々のRF−IDフォーム11は、検査後に、インレット12A部分が通常知られている製造工程で、例えば個人認証カードや、クレジットカード、電子マネーカード等として作製されるものである。
【0014】そこで、図2に、本発明に係るRF−IDフォームを検査するRF−IDの検査システムの概略斜視図を示す。図2において、RF−IDの検査システム21は、大別して、検査対象のRF−IDフォーム(インレット12A)を検査位置に順次搬送する搬送手段の一を構成する搬送ベルト22、シールド部材23、駆動機構24で構成される。ここでは検査処理を行う処理システムは図示されていない(図3に示す)。
【0015】上記搬送ベルト22は、図示しない供給手段で供給される連続したRF−IDフォーム11を順次搬送するもので、検査位置の対象のRF−IDフォーム(インレット)が検査対象のインレット12Xとなる。上記シールド部材23は、金属、導電性樹脂等の導電性物質により板状、または網状に形成されるもので、後述のシステム側アンテナ25と検査対象のインレット12Xとの間(ここではインレット12Xの下方)に介在される。また、シールド部材23は、システム側アンテナを対象の当該インレット12Xに対向させる開口部23Aが形成されたもので、その周縁部分を、検査対象のインレット12Xからの距離を当該開口部23Aが形成される面より大とさせて、エッジによる電波発信を近傍のRF−IDフォーム(インレット)に影響させないようにしている。
【0016】そして、上記駆動機構24は、検査対象のインレット12Xの下方であって、上記シールド部材23の下方に配置されるもので、システム側アンテナ25を搭載して搬送ベルト22の幅方向に移動させるY駆動と、上下方向に移動させるZ駆動とを行う。一方、搬送ベルト22の上方における検査位置近傍に、検査対象のインレット12Xが検査位置に搬送されてきたことを検出(認識)する符号認識手段26および検査後に検査結果を当該RF−IDフォーム(インレット12X)にマーキングするマーカ27が、適宜位置で配置される。
【0017】なお、上記シールド部材23および駆動機構24を検査対象のインレット12Xの下方に配置させた場合を示したが、搬送ベルト22の上方に位置させ、当該インレット12Xに対して上方より通信を行うようにしてもよい。この場合、符号認識手段26およびマーカ27は、当該シールド部材23および駆動機構24を避ける位置に適宜配置される。
【0018】ここで、図3に、本発明に係るRF−IDフォームを検査するRF−IDの検査システムのブロック構成図を示す。図3において、RF−IDの検査システム21Aは、連続したRF−IDフォーム11の各RF−IDフォームにおける検査対象のインレット12Xに対し、駆動構造手段31および検査処理手段32を含んで構成される。
【0019】検査対象の上記インレット12Xは、処理部41、メモリ42および復調部43で構成されるICモジュール14と、アンテナ13により構成される。アンテナ13は、上述のように平面上でコイル状に巻回されたもので、検査システム21Aからの信号を受信し、または当該インレット12Xより検査システム21A(システム側アンテナ25)にデータを送信する役割をなす。
【0020】上記ICモジュール14において、メモリ42は例えばカードとしての種々の情報を記憶するためのものである。上記復調部43は、アンテナ13で受信した電波から制御信号、データを復調し、適宜コード変換する。そして、処理部41は、プログラムにより、受信した制御信号、データをメモリ42に記憶させ、またメモリに記憶したデータを送信する処理を行う。
【0021】上記駆動構造手段31は、搬送駆動部51およびアンテナ駆動部52で構成され、上記インレット12Xとの通信を行うシステム側アンテナ25を搭載する。上記搬送駆動部51は搬送ベルト22を直接駆動するためのものである。上記アンテナ駆動部52は、上述のようにシステム側アンテナ25をインレット12Xの方向に上下動させるZ移動させ、当該RF−IDフォーム11の幅方向のインレット12X間でY移動させる。なお、このアンテナ駆動部52は、上記シールド部材23およびシステム側アンテナ25を移動させるものである。
【0022】上記検査処理手段32は、検査対象のインレット12Xの良否判定を行う処理部を構成するものとして、制御部61、検査処理部62、データメモリ63を備え、電力増幅部64、変調部65、発信部66、検波部67、データ変換部68、搬送駆動制御部69、アンテナ駆動制御部70、インターフェース(IF)部71および表示手段72を備える。
【0023】上記制御部61は、この検査処理手段32の全体を統括制御するもので、これに応じたプログラムがセットされている。上記検査処理部62は、プログラムによる検査ルーチンでインレット12Xに対する検査処理、判定を行うものある。上記データメモリ63は、種々のデータを記憶すると共に、適宜検査判定のための一時記憶領域(バッファであって、検査処理部62に備えさせてもよい)としての役割をもなす。上記種々のデータには、例えば、インレット12X毎のメモリ42に記憶させるための情報(例えば識別情報)や、検査のための種々の設定値等がある。
【0024】上記データ変換部68は、検査対象のインレット12Xに対して情報を送信する場合の情報を例えば「1」、「0」に変換し、また当該インレット12Xからの送信データを例えば「1」、「0」に変換する。上記変調部65は、発信部66からの発信出力に基づいて上記データ変換部68で変換された情報を例えばFSK(周波数偏位変調)変調波に変調する。上記電力増幅部64は、変調部65で変調された変調波を電力増幅するもので、この増幅された変調波がシステム側アンテナ25より送信されるものである。そして、検波部67は、システム側アンテナ25で受信したインレット12Xからの送信電波を検波して復調する。
【0025】一方、上記搬送駆動制御部69は、インレット12Xを順次検査するために搬送する上述の搬送駆動部51を駆動させるための制御信号を制御部61からの指令に基づき生成してIF部71を介して当該搬送駆動部51に送出する。また、上記アンテナ駆動制御部70は、インレット12Xに対してシールド部材23およびシステム側アンテナ25を上下方向に移動させ、対象のアンテナ13との距離(通信距離)を制御する信号を制御部61の指令に基づいて生成し、IF部71を介してアンテナ駆動部52に送出するものである。
【0026】また、IF部71には符号認識手段26としての位置検出部26Aからの位置検出信号が入力されるもので、この信号が制御部61に送出される。さらに、IF部71は、検査結果の良否(何れか)を検査対象のRF−IDフォーム(インレット12X)にマーキングするための信号を制御部61より取得したときに当該マーカ27にマーキング信号を送出する。なお、検査対象のインレット12Xには、金属材料でタイミングマーク15が形成されている場合として、位置検出部26Aは例えば近接センサまたは光透過型センサが使用される。一方、タイミングマーク15が金属材料ではなく、例えば印刷インクにより形成されている場合には当該位置検出部26Aには光透過型センサが使用され、光透過率で当該タイミングマーク15を検出することができるものである。この場合、アンテナ13に対する誤検出を防止するためにパルス幅による検出信号を特定すればよい。
【0027】続いて、図4に、図2および図3におけるRF−IDの検査システムの検査処理のフローチャートを示す。図4において、まず、搬送ベルト22上に順次供給されるRF−IDフォーム11のうちの検査対象のRF−IDフォーム(インレット12X)を検査位置に搬送する駆動量を、制御部61の指令に基づいて搬送駆動制御部69がIF部71を介して搬送駆動部51に出力する(ステップ(S)1)。
【0028】位置検出部26Aが検査対象のインレット12Xのタイミングマーク15を検出したときに、制御部61が搬送駆動制御部69、搬送駆動部51を介して搬送ベルト22を停止させ、アンテナ駆動制御部70において、制御部61の指令により検査位置のインレット12Xに対してシールド部材23およびシステム側アンテナ25を下方の中心に位置させる駆動量(Y)をアンテナ駆動部52のY方向駆動量とし、また当該システム側アンテナ25をインレット12X(アンテナ13)に対して上記基本距離とする駆動量(Z)をZ方向駆動量として出力する(S2)。なお、上述のように、インレット12Xを搬送移動状態で検査を行う場合には、当該搬送と同期をとってX移動をさせる駆動量(X)をX方向駆動量として出力する。
【0029】そこで、検査対象用の送信データ(識別情報)をデータメモリ63より取得して検査対象のインレット12Xに送信する(S3)。当該インレット12Xからの応答(返信データの発信)があった場合には(S4)、当該返信データを受信して、検査処理部62において送信データと受信データとのマッチングを行う(S5)。マッチングの結果において(S5)、一致したときには良品と判定し(S6)、不一致のときには不良品と判定する(S7)。また、上記S4において、応答がなければ、ICモジュール14の不良として当該インレット12Xを不良品と判定する(S7)。
【0030】ここで、インレット12Xが不良品の場合に当該インレット12Xにマーキングするものとすると、S7で不良品と判定したインレット12Xに対しマーキングすべきことを制御部61がマーカ27に指令する。そして、これらの判定結果をデータメモリ63に記憶させる(S8)。
【0031】続いて、次の検査対象のインレット12Xを検出した場合には(S9)、当該インレット12Xに対してS1〜S8を繰り返して判定結果をデータメモリ63に記憶させる(S8)。そして、次の検査対象のインレット12Xを検出せず、総ての検査対象のインレット12Xを検査し、その良否がデータメモリ63に記憶されたときに、検査結果を適宜表示部72に表示させるものである(S10)。なお、検査結果の表示を、インレット12X毎、または所定数のインレット12Xの検査結果毎に行ってもよい。
【0032】このように、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレットを検出することができ、これに応じたRF−IDフォーム(インレット12X)の良否検査を可能とすることができるものである。
【0033】次に、図5に、本発明に係るRF−IDフォームの第2実施形態の構成図を示す。図5(A)は連続したRF−IDフォーム11を示したものであり、図5(B)は貼着されるインレット12Bを示したものである。図5(A)、(B)において、インレット12Bはその基材に透明なフィルムを用いて、当該フィルム基材上にアンテナ13およびタイミングマーク15が形成され、当該アンテナ13の両端にICモジュール14を電気的に接続して搭載したものである。このインレット12Bは、その形成面に接着剤が塗布されてRF−IDフォーム11における各RF−IDフォームの所定部分に貼着されたものである。したがって、RF−IDフォーム上では、タイミングマーク15が視認状態となる。
【0034】このような検査対象のインレット12Bを、図2に示すRF−IDの検査システム21で検査する際に、検査位置で当該インレット12Bを検出する符号認識手段26として、例えば近接センサ、光透過型センサまたは光反射型センサが使用される。すなわち、金属材料でタイミングマーク15が形成されている場合として、位置検出部26Aは例えば近接センサ、光透過型センサおよび光反射型センサの何れでも使用でき、一方、タイミングマーク15が金属材料ではなく、例えば印刷インクにより形成されている場合には当該位置検出部26Aには光透過型センサまたは光反射型センサが使用されるものである。
【0035】このように、タイミングマーク15を視認自在に形成させる場合であっても、上記同様に、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレットを検出することができ、これに応じたRF−IDフォーム(インレット12X)の良否検査を可能とすることができるものである。
【0036】次に、図6に、本発明に係るRF−IDフォームの第3実施形態の構成図を示す。図6(A)はインレット貼着前のRF−IDフォームシート11Aを示し、図6(B)は貼着されるインレット12Cを示し、図6(C)はインレット12Cが貼着された連続のRF−IDフォーム11を示したものである。図6(A)において、インレット貼着前のRF−IDフォームシート11Aであって、インレットが貼着されるインレット貼着領域16のうちの、貼着されるインレットのアンテナ13の内側の所定部分になるようにタイミングマーク17が印字、印刷等により形成される。
【0037】一方、図6(B)において、インレット12Cは、その基材に不透明なフィルムを用いて、当該フィルム基材上にアンテナ13が形成され、当該アンテナ13の両端にICモジュール14を電気的に接続して搭載したものである。このインレット12Cは、その形成面に接着剤が塗布されてRF−IDフォーム11における各RF−IDフォームの上記インレット貼着領域16に貼着されたものである。したがって、RF−IDフォーム上では、タイミングマーク17が視認不能な状態となる。
【0038】このような検査対象のインレット12Cを、図2に示すRF−IDの検査システム21で検査する際に、検査位置で当該インレット12Cを検出する符号認識手段26として、例えば近接センサまたは光透過型センサが使用される。すなわち、金属材料でタイミングマーク17が形成されている場合として、位置検出部26Aは例えば近接センサが使用され、一方、タイミングマーク17が金属材料ではなく、例えば印刷インクにより形成されている場合には当該位置検出部26Aには光透過型センサが使用されるものである。
【0039】このように、RF−IDフォーム11上でタイミングマーク17を視認不能に形成させる場合であっても、上記同様に、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレットを検出することができ、これに応じたRF−IDフォーム(インレット12X)の良否検査を可能とすることができるものである。
【0040】次に、図7に、本発明に係るRF−IDフォームの第4実施形態の構成図を示す。図7(A)はインレット貼着前のRF−IDフォームシート11Aを示し、図7(B)は貼着されるインレット12Dを示し、図7(C)はインレット12Dが貼着された連続のRF−IDフォーム11を示したものである。図7(A)において、インレット貼着前のRF−IDフォームシート11Aであって、インレットが貼着されるインレット貼着領域16のうちの、貼着されるインレットのアンテナ13の内側の所定部分になるようにタイミングマーク17が印字、印刷等により形成される。
【0041】一方、図7(B)において、インレット12Dは、その基材に透明なフィルムを用いて、当該フィルム基材上にアンテナ13が形成され、当該アンテナ13の両端にICモジュール14を電気的に接続して搭載したものである。このインレット12Dは、その形成面に接着剤が塗布され、図7(C)に示すように、RF−IDフォーム11における各RF−IDフォームのインレット貼着領域16に貼着されたものである。したがって、RF−IDフォーム上では、タイミングマーク15が視認状態となる。
【0042】このような検査対象のインレット12Dを、図2に示すRF−IDの検査システム21で検査する際に、検査位置で当該インレット12Dを検出する符号認識手段26として、例えば近接センサ、光透過型センサまたは光反射型センサが使用される。すなわち、RF−IDフォーム11上のインレット貼着領域16に、金属材料でタイミングマーク17が形成されている場合として、位置検出部26Aは例えば近接センサ、光透過型センサおよび光反射型センサの何れでも使用でき、一方、タイミングマーク17が金属材料ではなく、例えば印刷インクにより形成されている場合には当該位置検出部26Aには光透過型センサまたは光反射型センサが使用されるものである。
【0043】このように、タイミングマーク17を視認自在に形成させる場合であっても、上記同様に、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレットを検出することができ、これに応じたRF−IDフォーム(インレット12X)の良否検査を可能とすることができるものである。
【0044】次に、図8に、本発明に係るRF−IDフォームの第5実施形態の構成図を示す。図8(A)は連続したRF−IDフォーム11を示したものであり、図8(B)は貼着されるインレット12Eを示したものである。図8(A)、(B)において、インレット12Eは、その基材に透明なフィルムを用いて、当該フィルム基材上にアンテナ13およびバーコード18が形成され、当該アンテナ13の両端にICモジュール14を電気的に接続して搭載したものである。
【0045】このインレット12Eは、その形成面に接着剤が塗布され、図8(A)に示すように、RF−IDフォーム11における各RF−IDフォームのインレット貼着領域に貼着されたものである。したがって、RF−IDフォーム上では、バーコード18が視認状態となる。なお、バーコード18は、当該インレット12Eに搭載されたICモジュール14への書き込み情報と関連付けられた情報を有したものである。
【0046】また、図9に、本発明に係るRF−IDフォームの第6実施形態の構成図を示す。図9(A)はインレット貼着前のRF−IDフォームシート11Aを示し、図9(B)は貼着されるインレット12Fを示し、図9(C)はインレット12Fが貼着された連続のRF−IDフォーム11を示したものである。図9(A)において、インレット貼着前のRF−IDフォームシート11Aであって、インレットが貼着されるインレット貼着領域16のうちの、貼着されるインレットのアンテナ13の内側の所定部分になるようにバーコード19が印字、印刷等により形成される。
【0047】一方、図9(B)において、インレット12Fは、その基材に透明なフィルムを用いて、当該フィルム基材上にアンテナ13が形成され、当該アンテナ13の両端にICモジュール14を電気的に接続して搭載したものである。このインレット12Fは、その形成面に接着剤が塗布され、図9(C)に示すように、RF−IDフォーム11における各RF−IDフォームのインレット貼着領域16に貼着されたものである。したがって、RF−IDフォーム上では、バーコード19が視認状態となる。
【0048】ここで、図10に、図8および図9のRF−IDフォームを検査するRF−IDの検査システムのブロック構成図を示す。図10に示す検査システム21は、符号認識手段26としてBCR(バーコードリーダ)26Bを配置したもので、他の構成は図2と同様であり、説明を省略する。この場合、データメモリ63には、RF−IDフォーム11における各インレット12Fのメモリ42に固有の情報が記憶させる場合の、当該バーコード18,19に関連付けられたデータが格納されたものである。
【0049】そこで、図11に、図10における検査処理のフローチャートを示す。図11において、まず、まず、搬送ベルト22上に順次供給されるRF−IDフォーム11のうちの検査対象のRF−IDフォーム(インレット12X)を検査位置に搬送する駆動量を、制御部61の指令に基づいて搬送駆動制御部69がIF部71を介して搬送駆動部51に出力する(S11)。
【0050】BCR26Bが検査対象のインレット12Xのバーコード18,19を読み取ったときに、制御部61が搬送駆動制御部69、搬送駆動部51を介して搬送ベルト22を停止させ、アンテナ駆動制御部70において、制御部61の指令により検査位置のインレット12Xに対してシールド部材23およびシステム側アンテナ25を下方の中心に位置させる駆動量(Y)をアンテナ駆動部52のY方向駆動量とし、また当該システム側アンテナ25をインレット12X(アンテナ13)に対して上記基本距離とする駆動量(Z)をZ方向駆動量として出力する(S12)。なお、上述のように、インレット12Xを搬送移動状態で検査を行う場合には、当該搬送と同期をとってX移動をさせる駆動量(X)をX方向駆動量として出力する。
【0051】そこで、読み取ったバーコード18,19の情報と関連付けられた検査対象用の送信データ(識別情報)をデータメモリ63より取得して検査対象のインレット12Xに送信する(S13)。当該インレット12Xからの応答(返信データの発信)があった場合には(S14)、当該返信データを受信して、検査処理部62において送信データと受信データとのマッチングを行う(S15)。マッチングの結果において(S15)、一致したときには良品と判定し(S16)、不一致のときには不良品と判定する(S17)。また、上記S14において、応答がなければ、ICモジュール14の不良として当該インレット12Xを不良品と判定する(S17)。
【0052】ここで、インレット12Xが不良品の場合に当該インレット12Xにマーキングするものとすると、S17で不良品と判定したインレット12Xに対しマーキングすべきことを制御部61がマーカ27に指令する。そして、これらの判定結果をデータメモリ63に記憶させる(S18)。
【0053】続いて、次の検査対象のインレット12Xを検出した場合には(S19)、当該インレット12Xに対してS11〜S18を繰り返して判定結果をデータメモリ63に記憶させる(S18)。そして、次の検査対象のインレット12Xを検出せず、総ての検査対象のインレット12Xを検査し、その良否がデータメモリ63に記憶されたときに、検査結果を適宜表示部72に表示させるものである(S20)。なお、検査結果の表示を、インレット12X毎、または所定数のインレット12Xの検査結果毎に行ってもよい。
【0054】このように、上記タイミングマーク15,17に代えてバーコード18,19をインレット貼着部分に視認状態で形成させることによっても、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレットを検出することができ、これに応じたRF−IDフォーム(インレット12X)の良否検査を可能とすることができるものである。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、RF−IDフォームにインレットが貼着される領域に所定の符号が形成され、符号認識手段による当該符号の認識後に、処理部により、検査対象の当該インレットにシステム側アンテナを介して所定の情報を送信し、当該インレットからの応答に応じて当該インレットの良否判定を行うと共に、前記符号認識手段による前記符号の認識に応じて少なくとも前記搬送手段による搬送を制御することにより、RF−IDフォームにおけるインレット貼着領域以外の部分に不必要な印字、印刷を施さずに、検査時のインレット検出を可能とすることができるものである。




 

 


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