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非接触型情報記録媒体及びその製造方法 - トッパン・フォームズ株式会社
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発明の名称 非接触型情報記録媒体及びその製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−162704(P2003−162704A)
公開日 平成15年6月6日(2003.6.6)
出願番号 特願2002−32173(P2002−32173)
出願日 平成14年2月8日(2002.2.8)
代理人 【識別番号】100088328
【弁理士】
【氏名又は名称】金田 暢之 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2C005
5B035
【Fターム(参考)】
2C005 MA12 MB06 NA09 PA16 QA02 QB01 RA11 RA30 
5B035 BA03 BB09 CA01 CA04 CA23
発明者 高津 秀文 / 櫻井 孝浩
要約 課題
多額なコストをかけずにデザイン性が優れた非接触型情報記録媒体を提供する。

解決手段
非IC接触型ICが搭載されたIC層とIC層上に形成された樹脂層 とから構成され、非接触状態にて情報の読み取りおよび書込が可能な非接触型情報記録媒体であって、樹脂層はIC層上に供給され硬化することにより樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成される。また非接触型ICが搭載されたIC層とIC層両面に形成された樹脂層とから構成され、非接触状態にて情報の読み取りおよび書き込みが可能な非接触型情報記録媒体であって、IC層両面に供給され硬化することにより樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成される。
特許請求の範囲
【請求項1】 非接触型ICが搭載されたIC層と、該IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体であって、前記樹脂層は、前記IC層上に供給され、硬化することにより当該樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
【請求項2】 非接触型ICが搭載されたIC層と、該IC層両面に形成された樹脂層とから構成され、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体であって、前記樹脂層は、前記IC層両面に供給され、硬化することにより当該樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の非接触型情報記録媒体において、前記IC層は、軟性を有することを特徴とする非接触型情報記録媒体。
【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非接触型情報記録媒体において、前記樹脂層は透明であり、前記IC層は、前記樹脂層が形成された面の少なくとも1つの面に、バーコード情報が印字されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非接触型情報記録媒体において、前記樹脂層は透明であり、前記IC層は、前記樹脂層が形成された面の少なくとも1つの面に、前記非接触型ICと接続され、該非接触型ICに電源を供給する太陽電池が搭載されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
【請求項6】 請求項5に記載の非接触型情報記録媒体において、前記IC層は、前記樹脂層が形成された面の少なくとも1つの面に、前記非接触型IC及び前記太陽電池に接続された液晶表示手段が搭載されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
【請求項7】 請求項5に記載の非接触型情報記録媒体において、前記IC層は、前記非接触型IC及び前記太陽電池と接続され、該太陽電池における発電により充電されるバッテリーが搭載されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の非接触型情報記録媒体の製造方法であって、前記IC層上に前記樹脂液を滴下する工程と、前記樹脂液を硬化させる工程とを有することを特徴とする非接触型情報記録媒体の製造方法。
【請求項9】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非接触型情報記録媒体の製造方法であって、前記IC層上に前記樹脂液を滴下する工程と、前記樹脂液に所定の情報が刻まれた刻印型を押し付ける工程と、前記樹脂液を硬化させる工程と、前記刻印型を撤去する工程とを有することを特徴とする非接触型情報記録媒体の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って、ICチップが内蔵されたカードやタグ、あるいはラベル等の情報記録媒体に情報を記録し、この情報記録媒体を用いた情報管理が行われている。
【0003】このような情報記録媒体の1つとして、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体があるが、この非接触型情報記録媒体においては、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能であるため、急速な普及が進みつつある。
【0004】図7は、従来の非接触型情報記録媒体の一例である非接触型ICタグの構造を示す図であり、(a)は内部の構造を示す図、(b)は断面図である。
【0005】本従来例は図7に示すように、樹脂シート115上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール111が搭載されるとともに、接点114を介してICモジュール111と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール111に電流を供給し、ICモジュール111に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ112が形成されたインレット110と、インレット110の表面を覆うようにインレット110上に積層された保護シート120とから構成されている。
【0006】上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ112からICモジュール111に電流を供給し、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICモジュール111に情報を書き込んだり、ICモジュール111に書き込まれた情報を情報書込/読出装置にて読み出したりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような非接触型ICタグは、近年の情報化社会の進展に伴って様々な用途に用いられ始めており、企業や団体等において企業や団体等が取り扱う商品等を管理するために用いられるだけではなく、例えば、一般消費者が自分の情報を非接触型ICタグに書き込み、この非接触型ICタグを所持する場合も考えられる。その場合、非接触型ICタグは、例えばキーホルダーのような形態として一般消費者が所持することが考えられる。
【0008】しかしながら、上述したような非接触型ICタグは、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能なICモジュールが搭載されたインレット上に保護シートが積層されただけのものであるため、デザイン性に優れているとは言い難く、一般消費者がアクセサリー感覚で所持することができず、それにより、一般消費者の所持率を向上させることが困難となってしまうという問題点がある。
【0009】本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、多額なコストをかけずにデザイン性に優れた非接触型情報記録媒体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、非接触型ICが搭載されたIC層と、該IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体であって、前記樹脂層は、前記IC層上に供給され、硬化することにより当該樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成されていることを特徴とする。
【0011】また、非接触型ICが搭載されたIC層と、該IC層両面に形成された樹脂層とから構成され、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体であって、前記樹脂層は、前記IC層両面に供給され、硬化することにより当該樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成されていることを特徴とする。
【0012】また、前記IC層は、軟性を有することを特徴とする。
【0013】また、前記樹脂層は透明であり、前記IC層は、前記樹脂層が形成された面の少なくとも1つの面に、バーコード情報が印字されていることを特徴とする。
【0014】また、前記樹脂層は透明であり、前記IC層は、前記樹脂層が形成された面の少なくとも1つの面に、前記非接触型ICと接続され、該非接触型ICに電源を供給する太陽電池が搭載されていることを特徴とする。
【0015】また、前記IC層は、前記樹脂層が形成された面の少なくとも1つの面に、前記非接触型IC及び前記太陽電池に接続された液晶表示手段が搭載されていることを特徴とする。
【0016】また、前記IC層は、前記非接触型IC及び前記太陽電池と接続され、該太陽電池における発電により充電されるバッテリーが搭載されていることを特徴とする。
【0017】また、前記非接触型情報記録媒体の製造方法であって、前記IC層上に前記樹脂液を滴下する工程と、前記樹脂液を硬化させる工程とを有することを特徴とする。
【0018】また、前記非接触型情報記録媒体の製造方法であって、前記IC層上に前記樹脂液を滴下する工程と、前記樹脂液に所定の情報が刻まれた刻印型を押し付ける工程と、前記樹脂液を硬化させる工程と、前記刻印型を撤去する工程とを有することを特徴とする。
【0019】(作用)上記のように構成された本発明においては、IC層上に形成される樹脂層が、IC層上に供給され、硬化することにより樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成されているので、立体感及び高級感を有するといったデザイン性に優れ、一般消費者が所持しやすくなる。
【0020】また、IC層が軟性を有するものであれば、樹脂層が軟性を有するものであるため、非接触型情報記録媒体に外力が加わった場合に非接触型情報記録媒体自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型情報記録媒体が破損しにくくなり、また、IC層の裏面に粘着材あるいは接着剤を塗布しておけば、非接触型情報記録媒体を曲面に貼付することができる。
【0021】また、樹脂層を透明とし、非接触型ICに書き込まれた情報を識別可能となるような情報等、予め決められた情報を表現するためのバーコード情報を、IC層の樹脂層が形成された面に印字しておけば、このバーコード情報が外部環境による汚れ、傷、加熱、浸水等の物理的影響を受けることが回避される。
【0022】また、樹脂層を透明とし、IC層の樹脂層が形成された面に非接触型ICに電源を供給する太陽電池を搭載した場合は、太陽電池が発電可能となる環境下であれば、非接触型ICに対する情報の書き込み及び読み出しを行う情報書込/読出装置からの電磁誘導による電源供給を受けることなく、非接触型ICが動作可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】(第1の実施の形態)図1は、本発明の非接触型情報記録媒体の一例である非接触型ICタグの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は内部の構造を示す図、(b)は断面図である。
【0025】本形態は図1に示すように、樹脂シート15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール11が搭載されるとともに、接点14を介してICモジュール11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール11に電流を供給し、ICモジュール11に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ12が形成されたIC層であるインレット10と、インレット10上から滴下された樹脂液が硬化することによりインレット10の表面を覆うようにインレット10上に積層された樹脂層20とから構成されている。なお、インレット10を構成する樹脂シート15においては、その硬さについては特に限定しないが、ある程度の軟性を有するものであれば、樹脂層20が軟性を有するものであるため、非接触型ICタグに外力が加わった場合に非接触型ICタグ自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型ICタグが破損しにくくなるという効果がある。また、樹脂層20の材質については、インレット10上に滴下される樹脂液の材料にもよるが、その色は透明であっても不透明であってもよい。
【0026】上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ12からICモジュール11に電流を供給し、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICモジュール11に情報を書き込んだり、ICモジュール11に書き込まれた情報を情報書込/読出装置にて読み出したりする。
【0027】以下に、上述したような非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0028】図2は、図1に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0029】まず、樹脂シート15上にICモジュール11が搭載されるとともに、接点14を介してICモジュール11と接続されたアンテナ12が形成されたインレット10をディスペンス装置(不図示)にセットする(図2(a))。
【0030】次に、インレット10上に、常温で硬化する2液型のポリウレタンから得られる樹脂液21を滴下する(図2(b))。ここで、この樹脂液21は、ジオール、トリオール等のポリオールと過剰のポリイソシアネートが反応して生成されたプレポリマーとしてのイソシアネートに対し、硬化用のポリオールを混合して反応させたポリウレタンであり、さらに、紫外線保護剤を含んでもよい。ジオールとしては、ブチレンオキサイドとエチレンオキサイドの反応生成物、ポリプロピレングリコール等が使用される。また、トリオールとしては、3−メチロール−1,5−ジヒドロキシペンタンとプロピレンオキサイドの反応生成物、グリセロールトリグリシジルエーテルとプロピレンオキサイドの反応生成物等が挙げられる。ポリイソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソアネート等が用いられるが、反応後の強度等の物性の向上を図るために、イソホロンジイソシアネートが好ましい。さらに、硬化用のポリオールとしては、長鎖ジオール等の長鎖ポリオールが使用される。また、紫外線保護剤としては、2−ヒドロキシ−5−メチル−フェニルベンゾトリアゾール等が用いられる。なお、イソシアネートに対する硬化用ポリオールの使用量は、イソシアネート100重量部に対し、硬化用ポリオール50重量部程度である。
【0031】樹脂液21を、インレット10の表面全面を覆うようにインレット10上に滴下した後、非接触型ICタグを所定の時間放置することにより、樹脂液21が硬化し、インレット10上に樹脂層20が形成される(図2(c))。ここで、樹脂層20においては、樹脂液21がインレット10の表面全面を覆うようにインレット10上に滴下された際に、樹脂液21の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成される。この樹脂層20は、インレット10の表面全面を覆うように形成されているため、ICモジュール11を封止する効果もある。
【0032】上述した製造方法によって製造された非接触型ICタグは、樹脂層20によって耐候性に優れたものとなるとともに、4辺がそれぞれ丸みを帯びた立体感のあるデザイン性に優れたものとなる。
【0033】図3は、図1に示した非接触型ICタグの使用方法の一例を示す図である。
【0034】図1に示した非接触型ICタグは、樹脂層20の4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成されているため、立体感及び高級感があり、また、樹脂層20の材質によっては光沢がある。そのため、単にインレット10上に保護シートを積層したものに比べて、デザイン性に優れ、例えば、図3に示すように、キーホルダーとして一般消費者が所持しやすくなる。
【0035】(第2の実施の形態)上述したような非接触型ICタグにおいて、樹脂層20に所望の情報を刻印することもできる。以下に、その製造方法について説明する。
【0036】図4は、本発明の非接触型情報記録媒体の製造方法の第2の実施の形態を説明するための図である。
【0037】まず、樹脂シート15上にICモジュール11が搭載されるとともに、接点14を介してICモジュール11と接続されたアンテナ12が形成されたインレット10をディスペンス装置(不図示)にセットする(図4(a))。
【0038】次に、インレット10上に、常温で硬化する樹脂液21を滴下する(図4(b))。
【0039】樹脂液21を、インレット10の表面全面を覆うようにインレット10上に滴下した後、樹脂液21が硬化する前に、所望の文字等が刻まれた刻印型30を樹脂液21に押し付ける(図4(c))。なお、この刻印型30は、アルファベットやひらがな、あるいは数字等の文字の1文字ずつからなり、その文字の組み合わせによって所望の情報を印字することができる。また、刻印型30の形状としては、樹脂液21が硬化した後に埋没部分が撤去されやすいように、埋没部分が樹脂層20の表面部分に近づくにつれて傾斜が広がるような形状(逆「ハ」の字)としたり、埋没部分に剥離しやすい液剤等を塗布しておくことが好ましい。
【0040】その後、非接触型ICタグを所定の時間放置し、樹脂液21が硬化した状態で刻印型30を撤去し、それにより、インレット10上に所望の文字等が刻まれた樹脂層20が形成される(図4(d))。本例においても、樹脂液21がインレット10の表面を覆うようにインレット10上に滴下された際に、樹脂液21の表面張力によって樹脂層20の4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成されている。
【0041】上述したように本例においては、樹脂を成型するための型を用いずに、樹脂層20に所望の情報を刻印することができる。
【0042】また、樹脂層20が透明である場合には、インレット10に割り振られた固有の番号等を、インレット10の表面に印字あるいはレーザ刻印等によって予め表示しておくことも考えられる。また、インレット10に割り振られた固有の番号やその他、ICモジュール11に書き込まれた情報が読み出せなくなった場合のために、該情報を識別可能となるようなバーコード情報をインレット10の表面に感熱発色や熱転写、静電転写、あるいはインクジェット吐出等の方法によって印字しておくことも考えられ、その場合、バーコード情報が外部環境による汚れ、傷、加熱、浸水等の物理的影響を受けることを避けることができる。また、このバーコード情報においては、インレット10の表面に直接印字する他に、感熱発色や熱転写、静電転写、あるいはインクジェット吐出等の方法によってバーコード情報が予め印字されたラベルをインレット10に貼付することや、バーコード情報が印字された基材(不図示)上にインレット10を搭載し、この基材の表面全体に樹脂層20を積層することも考えられる。
【0043】(第3の実施の形態)図5は、本発明の非接触型情報記録媒体の一例である非接触型ICタグの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は内部の構造を示す図、(b)は断面図である。
【0044】本形態は図5に示すように、樹脂シート15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール11が搭載されるとともに、接点14を介してICモジュール11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール11に電流を供給し、ICモジュール11に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ12が形成されたIC層であるインレット10と、インレット10上から滴下された樹脂液が硬化することによりインレット10の表面を覆うようにインレット10上に積層された樹脂層20とから構成されており、さらに、インレット10上には、ICモジュール11と接続され、樹脂層20を介して光を受光して受光した光によりICモジュール11に電源を供給する太陽電池部16と、所定の情報が表示される液晶表示部17とが設けられている。なお、インレット10を構成する樹脂シート15においては、その硬さについては特に限定しないが、ある程度の軟性を有するものであれば、樹脂層20が軟性を有するものであるため、非接触型ICタグに外力が加わった場合に非接触型ICタグ自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型ICタグが破損しにくくなるという効果がある。また、樹脂層20の材質については、インレット10上に滴下される樹脂液の材料にもよるが、その色は、外光が太陽電池部16にて受光可能となるように透明である必要がある。
【0045】上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、太陽電池部16にて樹脂層20を介して光が受光されると、この受光した光によって太陽電池部16が発電し、ICモジュール11に電源が供給される。これにより、ICモジュール11は、太陽電池部16が発電可能となる環境下であれば、ICモジュール11に対する情報の書き込み及び読み出しを行う情報書込/読出装置からの電磁誘導による電源供給を受けることなく動作可能となり、情報の書き込み及び読み出しを行うことができ、また、通信可能距離も伸ばすことができる。また、液晶表示部17においては、太陽電池部16から電源が供給され、ICモジュール11から出力された情報が表示される。また、インレット10上に、太陽電池部16における発電により充電されるバッテリー(不図示)を搭載し、このバッテリーからICモジュール11及び液晶表示部17に電源を供給する構成とすれば、太陽電池部16が発電不可能である環境下においても、ICモジュール11及び液晶表示部17が動作可能となる。
【0046】以下に、上述したような非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0047】図6は、図5に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0048】まず、樹脂シート15上にICモジュール11が搭載されるとともに、接点14を介してICモジュール11と接続されたアンテナ12が形成され、さらに、太陽電池部16及び液晶表示部17が搭載されたインレット10をディスペンス装置(不図示)にセットする(図6(a))。
【0049】次に、インレット10上に、常温で硬化する2液型のポリウレタンから得られる樹脂液21を滴下する(図6(b))。ここで、この樹脂液21については、第1の実施の形態にて説明したものと同様である。
【0050】樹脂液21を、インレット10の表面全面を覆うようにインレット10上に滴下した後、非接触型ICタグを所定の時間放置することにより、樹脂液21が硬化し、インレット10上に樹脂層20が形成される(図6(c))。ここで、樹脂層20においては、樹脂液21がインレット10の表面全面を覆うようにインレット10上に滴下された際に、樹脂液21の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成される。この樹脂層20は、インレット10の表面全面を覆うように形成されているため、ICモジュール11を封止する効果もある。
【0051】上述した製造方法によって製造された非接触型ICタグは、樹脂層20によって耐候性に優れたものとなるとともに、4辺がそれぞれ丸みを帯びた立体感のあるデザイン性に優れたものとなる。
【0052】なお、上述した3つの実施の形態においては、非接触型情報記録媒体として非接触型ICタグを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、インレット10の裏面に粘着材あるいは接着剤が塗布された非接触型ICラベルにおいても適用することができ、その場合、インレット10が軟性を有するものであれば、曲面に対してもこの非接触型ICラベルを貼付することができる。
【0053】また、上述した実施の形態においては、インレット10の片面のみに樹脂層20が形成された形状としているが、インレット10の片面に樹脂層20を形成した後に、表裏を替えて同様に他方の面にも樹脂層20を形成することにより、インレット10を挟んだ両面に樹脂層20を形成することができ、その場合、インレット10の片面に樹脂層20が形成されたものと比べて、より破損しにくく、かつ、デザイン性に優れたものとすることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、IC層上に形成される樹脂層が、IC層上に供給され、硬化することにより樹脂層を形成する樹脂液の表面張力によって周囲が丸みを帯びて形成されている構成としたため、非接触型情報記録媒体を、立体感及び高級感を有するといったデザイン性に優れたものとすることができ、一般消費者にとって所持しやすいものとすることができる。
【0055】また、IC層が軟性を有するものにおいては、樹脂層が軟性を有するものであるため、非接触型情報記録媒体に外力が加わった場合に非接触型情報記録媒体自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型情報記録媒体が破損しにくくなり、また、IC層の裏面に粘着材あるいは接着剤を塗布しておけば、非接触型情報記録媒体を曲面に貼付することができる。
【0056】また、樹脂層を透明とし、IC層の樹脂層が形成された面にバーコード情報が印字されているものにおいては、このバーコード情報が外部環境による汚れ、傷、加熱、浸水等の物理的影響を受けることを避けることができる。
【0057】また、樹脂層を透明とし、IC層の樹脂層が形成された面に非接触型ICに電源を供給する太陽電池が搭載されたものにおいては、太陽電池が発電可能となる環境下であれば、非接触型ICに対する情報の書き込み及び読み出しを行う情報書込/読出装置からの電磁誘導による電源供給を受けることなく、非接触型ICを動作可能とすることができる。
【0058】また、このような非接触型情報記録媒体を、硬化することにより樹脂層を形成する樹脂液をIC層上から滴下し、この樹脂液を硬化させることにより製造する構成としたため、樹脂層を形成するための型を用いるといった多額のコストをかけることなく、周囲に丸みを帯びた樹脂層を有するデザイン性に優れた非接触型情報記録媒体を製造することができる。




 

 


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