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クロマ信号処理回路 - エヌイーシーマイクロシステム株式会社
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発明の名称 クロマ信号処理回路
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−163948(P2003−163948A)
公開日 平成15年6月6日(2003.6.6)
出願番号 特願2001−361481(P2001−361481)
出願日 平成13年11月27日(2001.11.27)
代理人 【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5C057
【Fターム(参考)】
5C057 AA06 BA02 BA03 DA07 DB04 EA02 EA03 EA07 EB04 EE05 EL01 FA03 GA05 GB09 GC01 GC03 GE03 GF04 GF07 GJ03 
発明者 新宅 一朗
要約 課題
1/4ラインオフセット処理における色差信号のタイミング合わせ用のフリップフロップの使用個数を削減することにより回路規模を縮小する。

解決手段
サイン信号Sと低域ろ波色差信号Cblとの乗算(混合)を行いサインデータSinを生成する乗算器103と、後述のコサイン符号処理信号Cfと低域ろ波色差信号Crlとの乗算を行いコサインデータCosを生成する乗算器104と、サインデータSinとコサインデータCosとを加算しクロマ加算データCdを出力する加算器105と、クロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力するバンドパスフィルタ(BPF)106とに加えて、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて入力したコサイン信号COSの符号ビットのみを反転した上記のコサイン符号処理信号Cfを生成するコサイン符号処理回路111を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、ディジタル変換された第1及び第2の色差データの各々とこれら第1及び第2の色差データの各々と乗算する色副搬送波信号であるサイン信号及びこのサイン信号を90°移相したコサイン信号とのいずれか1つの符号ビットのみの反転処理を行うことにより前記1/4ラインオフセット処理を行うことを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項2】 前記反転処理対象の前記第1及び第2の色差データの各々と前記コサイン信号と前記サイン信号とのいずれか1つの信号の符号ビットの反転処理を行う前記第1及び第2の色差データの各々と前記コサイン信号と前記サイン信号とのいずれか1つの信号の符号反転処理回路を備えることを特徴とする請求項1記載のクロマ信号処理回路。
【請求項3】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、ディジタル変換された色差信号である第1の色差データと色副搬送波信号であるサイン信号との乗算結果であるサインデータと前記ディジタル変換された第2の色差データと前記サイン信号を90°移相したコサイン信号との乗算結果であるコサインデータとのいずれか一方の符号ビットのみの反転処理を行うことにより前記1/4ラインオフセット処理を行うことを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項4】 前記反転処理対象の前記サインデータと前記コサインデータとのいずれか一方の符号ビットの反転処理を行う前記サインデータと前記コサインデータとのいずれか一方の符号反転処理回路を備えることを特徴とする請求項3記載のクロマ信号処理回路。
【請求項5】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン符号処理信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、前記サイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記コサイン信号の符号ビットのみを反転した前記コサイン符号処理信号を生成するコサイン符号処理回路とを備えることを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項6】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と後述の第2の符号処理色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、前記サイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて前記第2の低域ろ波色差信号の符号ビットを反転し前記第2の符号処理色差信号を出力する符号処理回路とを備えることを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項7】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、後述のサイン符号処理信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記サイン信号の符号ビットのみを反転した前記サイン符号処理信号を生成するサイン符号処理回路とを備えることを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項8】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と後述の第1の符号処理色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記第1の低域ろ波色差信号の符号ビットのみを反転した前記第1の符号処理色差信号を生成する符号処理回路とを備えることを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項9】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと後述の符号処理コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記コサインデータの符号ビットのみを反転した前記符号処理コサインデータを生成する符号処理回路とを備えることを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項10】 NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、後述の符号処理サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記サインデータの符号ビットのみを反転した前記符号処理サインデータを生成する符号処理回路とを備えることを特徴とするクロマ信号処理回路。
【請求項11】 前記コサイン符号処理回路が、前記コサインデータの符号ビット反転のための排他的論理和回路を備えることを特徴とする請求項5記載のクロマ信号処理回路。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロマ信号処理回路に関し、特にNTSC方式とPAL方式の切替機能を有するカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダにおけるクロマ信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビジョン放送の標準方式として、我が国や米国等のNTSC方式及びドイツ等のPAL方式が広く普及している。従って、輸出用などのカラーテレビジョン信号を扱うディジタル放送チューナやDVDビデオプレーヤ等のビデオ機器では、これらNTSC/PALの両方式に対応するよう方式切替機能を有するものが多い。
【0003】PAL方式の場合、1走査線毎に色副搬送波信号(以下変調キャリア)が90°の位相変化(移相)を有する。従って、NTSC/PAL切替受像器において、PAL方式での動作では、水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、NTSC方式と同様のラインインタリーブのため、走査線毎に180°の位相差を持たせるよう、さらに色信号全体の位相を90°移相(変化)、すなわち、1/4ラインオフセットさせる必要がある。
【0004】この処理は、ビデオエンコーダの色信号のエンコード処理を行うクロマ信号処理回路において、色差信号Crに対しデータの反転処理を行っていた。すなわち、PAL方式動作時における変調キャリア位相を90°移相させ色差信号Crに対しクロマ変調を行う。
【0005】なお、色差信号Cbは(B−Y)を、色差信号Crは(R−Y)をそれぞれ表す。ここで、Bは青信号、Rは赤信号、Yは輝度信号の各成分を表す。
【0006】従来の一般的なクロマ信号処理回路のPAL方式動作時での基本部分の等価回路(以下従来のクロマ信号処理回路)をブロックで示す図10を参照すると、この従来のクロマ信号処理回路は、信号を全てディジタル信号として扱うディジタル方式ビデオエンコーダにおけるものであり、色差信号Cb,Crの各々を低域ろ波し低域ろ波色差信号Cbl,Crlを出力するローパスフィルタ(LPF)101,102と、変調キャリア信号であるサイン信号Sと低域ろ波色差信号Cblとの乗算(混合)を行いサインデータSinを生成する乗算器103と、後述のコサイン信号Cと低域ろ波色差信号Crlとの乗算を行いコサインデータCosを生成する乗算器104と、サインデータSinとコサインデータCosとを加算しクロマ加算データCdを出力する加算器105と、クロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力するバンドパスフィルタ(BPF)106と、変調キャリア信号であるサイン信号Sを発生する変調キャリア生成回路107と、サイン信号Sを90°移相し90°移相キャリア信号Sgを出力する90°移相器108と、90°移相キャリア信号Sgを反転し反転移相キャリア信号Sbを出力するインバータ109と、走査線毎切替信号Lの供給に応じて移相キャリア信号Sgと反転移相キャリア信号Sbとのいずれか一方を選択してコサイン信号Cを出力するスイッチ回路110とを備える。
【0007】次に、図10を参照して、PAL方式動作時における従来のクロマ信号処理回路の動作について説明すると、まず、入力信号として、外部から所定のサンプリング周波数でディジタル変換された色差信号Cb,Crの各々が入力すると、LPF101,102は、これら色差信号Cb,Crの各々を低域ろ波し低域ろ波色差信号Cbl,Crlを出力する。一方、変調キャリア生成回路107はサイン信号Sを出力し、乗算器103と90°移相器108に供給する。90°移相器108は、サイン信号Sを90°移相して90°移相キャリア信号Sgを出力し、インバータ109とスイッチ回路110の一方の入力に供給する。インバータ109は、90°移相キャリア信号Sgを反転(180°移相)し反転移相キャリア信号Sbを出力してスイッチ回路110の他方の入力に供給する。スイッチ回路110は、走査線毎にレベルが反転する走査線毎切替信号Lのレベルに応じて90°移相キャリア信号Sg又は反転移相キャリア信号Sbのいずれか一方を選択してコサイン信号Cを出力し、乗算器104に供給する。
【0008】乗算器103は、LPF101からの低域ろ波色差信号Cblとサイン信号Sとを乗算しサインデータSinを出力し、加算器105に供給する。また、乗算器104は、LPF102からの低域ろ波色差信号Crlとコサイン信号Cとを乗算しコサインデータCosを出力し、加算器105に供給する。加算器105は、サインデータSinとコサインデータCosとを加算し、クロマ加算データCdを出力してBPF106に供給する。BPF106は、供給をうけたクロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力する。
【0009】次に、従来のクロマ信号処理回路の動作を実現する具体的な構成例であるPALクロマ信号処理回路をブロックで示す図11を参照すると、この従来のPALクロマ信号処理回路は、入力データであるディジタル化色差データCb,Crの低域ろ波やバースト処理を行い各々が2の補数データ(2’S)で表される(以下2’表現)低域ろ波色差信号Cbl,Crlを出力するデータ前処理回路1と、低域ろ波色差信号Crlの反転処理を行い2’S表現反転CrデータCrbを出力するCr反転処理回路2と、低域ろ波色差信号Cblを所定時間遅延させ2’S表現遅延CbデータCbdを出力する遅延素子であるフリップフロップF1と、遅延CbデータCbdと反転CrデータCrb及び各々が符号付大きさ(Sign Magnitude:SM)で表される(以下SM表現)サインデータSIN,コサインデータCOSの供給を受け変調処理を行い変調処理後のクロマデータCmを構成する出力色差データCbm(Bm−Ym),Crm(Rm−Ym)の各々を出力する変調処理部3とを備える。
【0010】変調処理部3は、2’S表現遅延CbデータCbdをSM表現遅延CbデータCbdsに変換するデータ変換部31と、2S’表現反転CrデータCrbをSM表現反転CrデータCrbsに変換するデータ変換部32と、遅延CbデータCbds,SM表現サインデータSIN,反転CrデータCrbs,SM表現コサインデータCOSの各々を所定時間遅延させ遅延CbデータCB,遅延サインデータSINd,遅延反転CrデータCR,遅延コサインデータCOSdの各々を生成する遅延素子であるフリップフロップF31〜F34と、遅延CbデータCBと遅延サインデータSINdとを乗算し乗算CbデータCBxを出力する乗算器33と、遅延反転CrデータCRと遅延コサインデータCOSdとを乗算し乗算反転CrデータCRxを出力する乗算器34と、乗算CbデータCBxと乗算反転CrデータCRxの各々を所定時間遅延させ乗算CbデータCBXと乗算反転CrデータCRXの各々を出力するフリップフロップF35,F36と、SM表現乗算CbデータCBXとSM表現乗算反転CrデータCRXの各々を2S’表現乗算Cbデータ、すなわち、出力色差データCbmと2S’表現乗算反転Crデータ、すなわち、出力色差データCrmの各々に変換し出力するデータ逆変換部35,36とを備える。
【0011】次に、図11を参照して従来のクロマ信号処理回路の動作について説明すると、この回路では、クロマ信号の1/4ラインオフセット処理を、色差信号Crの2の補数データを1ライン毎に反転することにより実現している。すなわち、入力される2’S表現色差信号Crをビット反転して1を加えることにより実現する。
【0012】まず、データ前処理回路1は、上述した従来のクロマ信号処理基本回路のLPF101,102の動作、すなわち、2’S表現の入力データであるディジタル化色差データCb,Crの低域ろ波及びバースト処理等を行い、各々が2’S表現の低域ろ波色差信号Cbl,Crlを出力する。フリップフロップF1は低域ろ波色差信号Cblを所定時間遅延し2’S表現遅延CbデータCbdを出力し変調処理部3に供給する。Cr反転処理回路2は、低域ろ波色差信号Crlの反転処理を行い2’S表現反転CrデータCrbを出力し変調処理部3に供給する。フリップフロップF1の上記遅延時間は、Cr反転処理回路による低域ろ波色差信号Crlの反転処理の遅延時間と同一となるよう設定され、遅延CbデータCbdと反転CrデータCrbのタイミングを一致させる。
【0013】Cr反転処理を行うCr反転処理回路2の構成をブロックで示す図12を参照すると、2’S表現低域ろ波色差信号Crlを反転するインバータIV21とインバータIV21の出力に1を加算し1加算反転信号Aを出力する加算器A21と、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号LとのANDをとり切替信号Hを出力するAND回路G21と、切替信号Hのレベルに応じて低域ろ波色差信号Crlと1加算反転信号Aのいずれか一方を出力するスイッチ回路S21と、スイッチ回路S21の出力の供給に応答して出力データである反転CrデータCrbを出力するフリップフロップF21とを備える。
【0014】動作について説明すると、インバータIV21は入力される2’S表現低域ろ波色差信号Crlをビット反転し、このビット反転信号に加算器A21が1を加えて1加算反転信号Aを出力する。切替信号Hが1の場合、すなわち、PAL動作で、走査線毎信号のレベルが1の場合、スイッチ回路S21は1加算反転信号Aを出力し、フリップフロップF21は反転CrデータCrbとして出力する。
【0015】変調処理部3のデータ変換部31は、2’S表現遅延CbデータCbdをSM表現遅延CbデータCbdsに変換する。データ変換部32は、2S’表現反転CrデータCrbをSM表現反転CrデータCrbsに変換する。フリップフロップF31〜F34はこれら遅延CbデータCbds,反転CrデータCrbs及び外部から供給を受けるSM表現のサインデータSIN,コサインデータCOSの各々を所定時間遅延してタイミングを揃え遅延CbデータCB,遅延サインデータSINd,遅延反転CrデータCR,遅延コサインデータCOSdの各々を出力する。乗算器33は遅延CbデータCBと遅延サインデータSINdとを乗算し、乗算CbデータCBxを出力する。乗算器34は、遅延反転CrデータCRと遅延コサインデータCOSdとを乗算し乗算反転CrデータCRxを出力する。
【0016】フリップフロップF35,F36の各々は、これら乗算CbデータCBx,乗算反転CrデータCRxの各々をタイミング合わせのため所定時間遅延し、乗算CbデータCBXと乗算反転CrデータCRXの各々を出力する。データ逆変換部35は、SM表現乗算CbデータCBXを、出力クロマデータCmを構成する2S’表現乗算Cbデータ、すなわち、出力色差データCbmに変換し、出力する。データ逆変換部36は、SM表現乗算反転CrデータCRXをクロマデータCmを構成する2S’表現乗算反転Crデータ、すなわち、出力色差データCrmに変換し、出力する。
【0017】上述のように、従来のクロマ信号処理回路は、PAL方式動作における色信号全体の位相の90°移相、すなわち、1/4ラインオフセット処理のため、色差信号Crに対しデータの反転処理を行っていた。この反転処理は色差信号Crのみの処理であるが、色差信号Cb,Crの相互のタイミングを合わせるため処理遅延段数を合わせる必要があり、反転処理を行わない色差信号Cbにも遅延処理のためのスルーのフリップフロップを付加しなければならず、回路規模の増加要因となった。
【0018】例えば、色差信号Cb,Crの各々を10ビットで表現する(以下10ビット精度)場合、Crデータ反転回路に10個のインバータと10ビットの+1インクリメンタ(加算器)及び10個のフリップフロップを必要とし、さらに色差信号Cbのタイミング合わせ用フリップフロップ(F1)を10個必要とする。
【0019】また、遅延処理段数は、Crデータ反転回路と色差信号Cbとのタイミング合わせ用、及び変調処理部の内部のタイミング合わせ用の計2段を必要とする。
【0020】一方、ビデオエンコーダのLSI化を行う場合、性能向上及び付加機能の追加を要求されており、全体の回路規模を削減する必要がある。従って、本来不要なタイミング合わせ用フリップフロップの付加等の無駄な回路規模増加要因を排除しなければならない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクロマ信号処理回路は、PAL方式動作における色信号全体の1/4ラインオフセット処理のため、色差信号Crに対しデータの反転処理を行っていたが、反転処理対象外の色差信号Cbにもタイミング合わせのための遅延処理用のフリップフロップを付加しなければならず、回路規模の増加要因となるという欠点があった。
【0022】本発明の目的は、1/4ラインオフセット処理における色差信号のタイミング合わせ用のフリップフロップの使用個数を削減することにより回路規模の増加要因を除去したクロマ信号処理回路を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、ディジタル変換された第1及び第2の色差データの各々とこれら第1及び第2の色差データの各々と乗算する色副搬送波信号であるサイン信号及びこのサイン信号を90°移相したコサイン信号とのいずれか1つの符号ビットのみの反転処理を行うことにより前記1/4ラインオフセット処理を行うことを特徴とするものである。
【0024】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のクロマ信号処理回路において、前記反転処理対象の前記第1及び第2の色差データの各々と前記コサイン信号と前記サイン信号とのいずれか1つの信号の符号ビットの反転処理を行う前記第1及び第2の色差データの各々と前記コサイン信号と前記サイン信号とのいずれか1つの信号の符号反転処理回路を備えて構成されている。
【0025】請求項3記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、ディジタル変換された色差信号である第1の色差データと色副搬送波信号であるサイン信号との乗算結果であるサインデータと前記ディジタル変換された第2の色差データと前記サイン信号を90°移相したコサイン信号との乗算結果であるコサインデータとのいずれか一方の符号ビットのみの反転処理を行うことにより前記1/4ラインオフセット処理を行うことを特徴とするものである。
【0026】また、請求項4記載の発明は、請求項1記載のクロマ信号処理回路において、前記反転処理対象の前記サインデータと前記コサインデータとのいずれか一方の符号ビットの反転処理を行う前記サインデータと前記コサインデータとのいずれか一方の符号反転処理回路を備えて構成されている。
【0027】請求項5記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン符号処理信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、前記サイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記コサイン信号の符号ビットのみを反転した前記コサイン符号処理信号を生成するコサイン符号処理回路とを備えて構成されている。
【0028】請求項6記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と後述の第2の符号処理色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、前記サイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて前記第2の低域ろ波色差信号の符号ビットを反転し前記第2の符号処理色差信号を出力する符号処理回路とを備えて構成されている。
【0029】請求項7記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、後述のサイン符号処理信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記サイン信号の符号ビットのみを反転した前記サイン符号処理信号を生成するサイン符号処理回路とを備えて構成されている。
【0030】請求項8記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と後述の第1の符号処理色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記第1の低域ろ波色差信号の符号ビットのみを反転した前記第1の符号処理色差信号を生成する符号処理回路とを備えて構成されている。
【0031】請求項9記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、前記サインデータと後述の符号処理コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記コサインデータの符号ビットのみを反転した前記符号処理コサインデータを生成する符号処理回路とを備えて構成されている。
【0032】請求項10記載の発明のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、前記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、第1,第2の色差信号の各々を低域ろ波し第1,第2の低域ろ波色差信号を出力する第1,第2のローパスフィルタ(LPF)と、色副搬送波信号であるサイン信号と前記第1の低域ろ波色差信号との乗算を行いサインデータを生成する第1の乗算器と、後述のコサイン信号と前記第2の低域ろ波色差信号との乗算を行いコサインデータを生成する第2の乗算器と、後述の符号処理サインデータと前記コサインデータとを加算しクロマ加算データを出力する加算器と、前記クロマ加算データを帯域ろ波しクロマ信号を出力するバンドパスフィルタ(BPF)と、色副搬送波であるサイン信号を発生する変調キャリア生成回路と、前記サイン信号を90°移相し90°移相キャリア信号を出力する90°移相器と、前記90°移相キャリア信号を反転し反転移相キャリア信号を出力するインバータと、走査線毎切替信号の供給に応じて前記移相キャリア信号と前記反転移相キャリア信号とのいずれか一方を選択して前記コサイン信号を出力するスイッチ回路と、NTSC方式の動作とPAL方式の動作を切り替えるNTSC/PAL切替信号と前記走査線毎切替信号の各々の供給に応じて前記サインデータの符号ビットのみを反転した前記符号処理サインデータを生成する符号処理回路とを備えて構成されている。
【0033】また、請求項11記載の発明は、請求項5記載のクロマ信号処理回路において、前記コサイン符号処理回路が、前記コサインデータの符号ビット反転のための排他的論理和回路を備えて構成されている。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0035】本実施の形態のクロマ信号処理回路は、NTSC方式とPAL方式の切替機能を有し、上記PAL方式動作時のビデオエンコード処理で水平走査信号の1走査線毎に変調キャリア位相を90°移相させ、さらに色信号全体の位相を90°移相させる1/4ラインオフセット処理を行うカラーテレビジョン信号のエンコード処理用のディジタル方式ビデオエンコーダのクロマ信号処理回路において、ディジタル変換された第1及び第2の色差データの各々とこれら第1及び第2の色差データの各々と乗算する色副搬送波信号であるサイン信号及びこのサイン信号を90°移相したコサイン信号とのいずれか1つの符号ビットのみの反転処理を行うことにより上記1/4ラインオフセット処理を行うことを特徴とするものである。
【0036】次に、本実施の形態のクロマ信号処理回路を図10と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図1を参照すると、この図に示す本実施の形態のクロマ信号処理回路は、従来と共通の色差信号Cb,Crの各々を低域ろ波し低域ろ波色差信号Cbl,Crlを出力するローパスフィルタ(LPF)101,102と、サイン信号Sと低域ろ波色差信号Cblとの乗算(混合)を行いサインデータSinを生成する乗算器103と、後述の再反転移相キャリア信号(コサイン符号処理信号)Cfと低域ろ波色差信号Crlとの乗算を行いコサインデータCosを生成する乗算器104と、サインデータSinとコサインデータCosとを加算しクロマ加算データCdを出力する加算器105と、クロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力するバンドパスフィルタ(BPF)106と、変調キャリアであるサイン信号Sを発生する変調キャリア生成回路107と、サイン信号Sを90°移相し90°移相キャリア信号Sgを出力する90°移相器108と、90°移相キャリア信号Sgを反転し反転移相キャリア信号Sbを出力するインバータ109と、走査線毎切替信号Lの供給に応じて移相キャリア信号Sgと反転移相キャリア信号Sbとのいずれか一方を選択して移相キャリア信号であるコサイン信号COSを出力するスイッチ回路110とに加えて、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて入力したコサイン信号COSの符号ビットのみを反転した符号反転移相キャリア信号(以下コサイン符号処理信号)Cfを生成するコサイン符号処理回路111を備える。
【0037】ここで、色差信号Cbは(B−Y)を、色差信号Crは(R−Y)をそれぞれ表す。ここで、Bは青信号、Rは赤信号、Yは輝度信号の各成分を表す。
【0038】次に、図1を参照して本実施の形態の動作について説明すると、まず、入力信号として、外部から所定のサンプリング周波数でディジタル変換された色差信号Cb,Crの各々が入力すると、LPF101,102は、これら色差信号Cb,Crの各々を低域ろ波し低域ろ波色差信号Cbl,Crlを出力する。一方、変調キャリア生成回路107はサイン信号Sを出力し、乗算器103と90°移相器108に供給する。90°移相器108は、サイン信号Sを90°移相して90°移相キャリア信号Sgを出力し、インバータ109とスイッチ回路110の一方の入力に供給する。インバータ109は、90°移相キャリア信号Sgを反転(180°移相)し反転移相キャリア信号Sbを出力してスイッチ回路110の他方の入力に供給する。スイッチ回路110は、水平走査信号の走査線毎にレベルが反転する走査線毎切替信号Lのレベルに応じて90°移相キャリア信号Sg又は反転移相キャリア信号Sbのいずれか一方を選択してコサイン信号COSを出力し、コサイン符号処理回路111に供給する。以下説明の便宜上、走査線毎切替信号Lのレベルが0のときは90°移相キャリア信号Sgを、1のときは反転移相キャリア信号Sbをそれぞれコサイン信号COSとして選択するものとする。
【0039】コサイン符号処理回路111は、NTSC動作とPAL動作とを切替るNTSC/PAL切替信号NPがPAL動作を指定するレベル(以下説明の便宜上1とする)のとき、走査線毎切替信号Lのレベルが0のときはコサイン信号COSをそのままコサイン符号処理信号Cfとして出力し、走査線毎切替信号Lのレベルが1のときコサイン信号COSの最上位ビットである符号ビット(フラグ)を反転してコサイン符号処理信号Cfを生成・出力し、乗算器104に供給する。
【0040】乗算器103は、LPF101からの低域ろ波色差信号Cblとサイン信号Sとを乗算しサインデータSinを出力し、加算器105に供給する。一方、乗算器104は、LPF102からの低域ろ波色差信号Crlとコサイン符号処理信号Cfとを乗算しコサインデータCosを出力し、加算器105に供給する。加算器105は、サインデータSinとコサインデータCosとを加算し、クロマ加算データCdを出力してBPF106に供給する。BPF106は、供給をうけたクロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力する。
【0041】上述したように、本実施の形態では、従来の色副搬送波変調処理の前段階における色差信号Cr自体の反転に代わり、変調処理時に、色差信号Crと乗算するコサインデータの符号ビットの反転処理のみで色差信号Crの反転処理を行うことにより、処理速度の改善と回路規模の削減を実現する。
【0042】次に、本実施の形態のクロマ信号処理回路の動作を具体的に実現する具体化回路である本実施の形態のPALクロマ信号処理回路を図11と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図2を参照すると、この図に示す本実施の形態のPALクロマ信号処理回路は、入力データであるディジタル化色差データCb,Crの低域ろ波やバースト処理を行い各々が2の補数データ(2’S)で表される(以下2’S表現)低域ろ波色差データ(以下、色差データ)Cbl,Crlを出力するデータ前処理回路1に加えて、色差データCbl,Crl及び各々が符号付大きさ(Sign Magnitude:SM)で表される(以下SM表現)サインデータSIN,コサインデータCOSの供給を受け、コサインデータCOSの反転処理を行った後変調処理を行い変調処理後のクロマデータCmを構成する出力色差データCbm(Bm−Ym),Crm(Rm−Ym)の各々を出力する変調処理部3Aとを備える。
【0043】従って、従来必要としたCr反転処理回路2と、フリップフロップF1は削除されている。
【0044】変調処理部3Aは、2’S表現CbデータCblをSM表現CbデータCbsに変換するデータ変換部31と、2’S表現CrデータCrlをSM表現CrデータCrsに変換するデータ変換部32と、CbデータCbs,SM表現サインデータSIN,SM表現CrデータCrs,SM表現符号処理コサインデータCOSbの各々を所定時間遅延させ遅延CbデータCB,遅延サインデータSINd,遅延CrデータCR,遅延符号処理コサインデータCOSbdの各々を生成する遅延素子であるフリップフロップF31〜F34と、遅延CbデータCBと遅延サインデータSINdとを乗算し乗算CbデータCBxを出力する乗算器33と、遅延CrデータCRと遅延符号処理コサインデータCOSbdとを乗算し乗算反転CrデータCRxを出力する乗算器34と、乗算CbデータCBxと乗算反転CrデータCRxの各々を所定時間遅延させ乗算CbデータCBXと乗算反転CrデータCRXの各々を出力するフリップフロップF35,F36と、SM表現乗算CbデータCBXとSM表現乗算反転CrデータCRXの各々を2S’表現乗算Cbデータ、すなわち、出力色差データCbmと2S’表現乗算反転Crデータ、すなわち、出力色差データCrmの各々に変換し出力するデータ逆変換部35,36とに加え、SM表現コサインデータCOSの供給を受けコサインデータCOSの符号ビットの反転処理を行い符号処理コサインデータCOSbを出力してフリップフロップF34に供給するコサイン符号処理部37を備える。
【0045】次に、図2を参照して本実施の形態のPALクロマ信号処理回路の動作について説明すると、この回路では、従来と同様、クロマ信号の1/4ラインオフセット処理を、色差信号Crの2の補数データを1ライン毎に反転することにより実現している。すなわち、入力される2’S表現色差データCrをビット反転して1を加えることにより実現する。
【0046】まず、データ前処理回路1は、上述した本実施の形態のクロマ信号処理基本回路のLPF101,102の動作、すなわち、2’S表現の入力データであるディジタル化色差データCb,Crの低域ろ波及びバースト処理等を行い、各々が2’S表現の低域ろ波色差信号である色差データCbl,Crlを出力する。
【0047】変調処理部3Aのデータ変換部31は、2’S表現色差データCblをSM表現CbデータCbsに変換する。データ変換部32は、2S’表現色差データCrlをSM表現CrデータCrsに変換する。
【0048】コサイン符号処理部37の構成の一例をブロックで示す図3を参照すると、このコサイン符号処理部37は、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号LとのANDをとり切替信号Hを出力するAND回路G31と、切替信号HとSM表現コサインデータとの排他的論理和(EXOR)をとり最上位ビットである符号ビットのみ反転して符号処理コサインデータCOSbを生成するEXOR回路EX31とを備える。
【0049】動作について説明すると、切替信号Hが0の場合、すなわち、NTSC動作又はPAL動作で走査線毎信号のレベルが0の場合、EXOR回路EX31は、コサインデータの符号(フラグ)ビットを非反転でそのまま出力し、切替信号Hが1の場合、すなわち、PAL動作で走査線毎信号のレベルが1の場合、EXOR回路EX31は、コサインデータの符号ビットを反転し、符号が反転したコサインデータ、すなわち、符号処理コサインデータCOBbを出力する。
【0050】フリップフロップF31〜F34はこれらCbデータCbs,CrデータCrs及び外部から供給を受けるSM表現のサインデータSINとコサイン符号処理部37から供給を受ける符号処理コサインデータCOSbの各々を所定時間遅延してタイミングを揃え遅延CbデータCB,遅延サインデータSINd,遅延CrデータCR,遅延符号処理コサインデータCOSbdの各々を出力する。乗算器33は遅延CbデータCBと遅延サインデータSINdとを乗算し、乗算CbデータCBxを出力する。乗算器34は、遅延CrデータCRと遅延符号処理コサインデータCOSbdとを乗算し乗算反転CrデータCRxを出力する。
【0051】フリップフロップF35,F36の各々は、これら乗算CbデータCBx,乗算反転CrデータCRxの各々をタイミング合わせのため所定時間遅延し、乗算CbデータCBXと乗算反転CrデータCRXの各々を出力する。データ逆変換部35は、SM表現乗算CbデータCBXを、出力クロマデータCmを構成する2S’表現乗算Cbデータ、すなわち、出力色差データCbmに変換し、出力する。データ逆変換部36は、SM表現乗算反転CrデータCRXをクロマデータCmを構成する2S’表現乗算反転Crデータ、すなわち、出力色差データCrmに変換し、出力する。
【0052】このように、本実施の形態のクロマ信号処理回路は、変調処理時に色差データCrデータと乗算するコサインデータの符号ビットのみの反転処理で、色差データCrデータの反転処理を行うので、従来必要としていた色差データCrの反転データと色差データCbとのタイミング合わせのための多数の遅延処理用フリップフロップが不要となり、回路規模を大幅に縮小できる。
【0053】例えば、色差データCb,Crの各々を10ビットで表現する(以下10ビット精度)場合、従来技術では、Crデータ反転回路に10個のインバータと10ビットの+1インクリメンタ(加算器)及び10個のフリップフロップを必要とし、さらに色差データCbのタイミング合わせ用フリップフロップ(F1)を10個必要としていたが、本実施の形態では、コサインデータの符号ビット反転のための排他的論理和回路1個で反転処理が可能である。
【0054】また、遅延処理段数は、従来技術では、Crデータ反転回路と色差データCbとのタイミング合わせ用、及び変調処理部の内部のタイミング合わせ用の計2段を必要としたが、本実施の形態では、変調処理部の内部のタイミング合わせ用の1段だけで良い。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態を図1と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図4を参照すると、この図に示す本実施の形態の前述の第1の実施の形態のクロマ信号処理回路との相違点は、コサイン符号反転回路111の代わりに、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて入力したLPF102からの低域ろ波色差信号Crlの符号を反転し符号処理Cr信号CrBを出力する符号処理回路112を備えることである。
【0056】次に、図4を参照して本実施の形態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説明すると、符号処理回路112は、NTSC/PAL切替信号NPがPAL動作を指定するレベル(以下説明の便宜上1とする)のとき、走査線毎切替信号Lのレベルが0のときは低域ろ波色差信号Crlをそのまま符号処理Cr信号CrBとして出力する。走査線毎切替信号Lのレベルが1のとき低域ろ波色差信号Crlの最上位ビットである符号ビットを反転して符号処理Cr信号CrBを生成・出力し、乗算器104に供給する。
【0057】乗算器103は、LPF101からの低域ろ波色差信号Cblとサイン信号Sとを乗算しサインデータSinを出力し、加算器105に供給する。一方、乗算器104は、符号処理回路112からの符号処理Cr信号CrBとコサイン信号Cとを乗算しコサインデータCosを出力し、加算器105に供給する。加算器105は、サインデータSinとコサインデータCosとを加算し、クロマ加算データCdを出力してBPF106に供給する。BPF106は、供給をうけたクロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力する。
【0058】以上の他の動作は第1の実施の形態と共通である。
【0059】本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、PAL動作時の1/4ラインオフセットに必要な色副搬送波の90°移相を実現する。
【0060】次に、本実施の形態のPALクロマ信号処理基本回路の動作を具体的に実現する本実施の形態のPALクロマ信号処理回路を特徴付ける変調処理部3Bを図2と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図5(A)参照すると、この図に示す本実施の形態の変調処理部3Bの第1の実施の形態との相違点は、データ変換部32とコサイン符号反転部37との代わりに、データ変換部32の機能と同様2S’表現色差データCrlをSM表現色差データCrに変換し、NTSC/PAL切替信号NPの供給に応答して変換したSM表現色差データCrの符号ビットを反転し符号処理色差データCrBを出力するデータ変換符号反転部38を備えることである。
【0061】データ変換符号反転部38の構成例をブロックで示す図5(B)を参照すると、このデータ変換符号反転部38は、入力である2’S表現CrデータCrlを反転するインバータIV81,IV82と、CrデータCrlとインバータIV81の出力とを切り替えるスイッチ回路SW81と、NTSC/PAL切替信号NPの供給に応答してCrデータCrlとインバータIV82の出力とを切り替えるスイッチ回路SW82とを備える。
【0062】動作について説明すると、インバータIV81とスイッチ回路SW81は、2’S表現CrデータCrlをSM表現Crデータに変換する。一方、インバータIV82とスイッチ回路SW82は、NTSC/PAL切替信号NPが1のとき変換したSM表現Crデータの最上位ビットである符号ビットを反転し、符号処理色差データCrBを出力する。すなわち、SM表現Crデータの反転を、インバータIV82とスイッチ回路SW82の付加のみで実現している。
【0063】上述部分以外の構成は第1の実施の形態と共通であり、動作についても共通であるので、説明を省略する。
【0064】次に、本発明の第3の実施の形態を図1と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図6を参照すると、この図に示す本実施の形態の前述の第1の実施の形態のPALクロマ信号処理基本回路との相違点は、コサイン符号処理回路111の代わりに、NTSC/PAL切替信号NPの供給に応じてサイン信号Sの符号を反転し符号処理サイン信号Sfを出力するサイン符号処理回路113を備えることである。
【0065】次に、図6を参照して本実施の形態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説明すると、サイン符号処理回路113は、NTSC/PAL切替信号NPがPAL動作を指定するレベル1のとき、サイン信号Sの符号ビットを反転して符号処理サイン信号Sfを出力し、乗算器103に供給する。
【0066】乗算器103は、LPF101からの低域ろ波色差信号Cblと符号処理サイン信号Sfとを乗算しサインデータSinを出力し、加算器105に供給する。一方、乗算器104は、低域ろ波色差信号Crlとコサイン信号Cとを乗算しコサインデータCosを出力し、加算器105に供給する。加算器105は、サインデータSinとコサインデータCosとを加算し、クロマ加算データCdを出力してBPF106に供給する。BPF106は、供給をうけたクロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力する。
【0067】以上の他の動作は第1の実施の形態と共通である。
【0068】本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、PAL動作時の1/4ラインオフセットに必要な色副搬送波の90°移相を実現する。
【0069】次に、本発明の第4の実施の形態を図1と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図7を参照すると、この図に示す本実施の形態の前述の第1の実施の形態のPALクロマ信号処理基本回路との相違点は、コサイン符号処理回路111の代わりに、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて入力したLPF101からの低域ろ波色差信号Cblの符号を反転し符号処理Cb信号CbBを出力する符号処理回路114を備えることである。
【0070】次に、図7を参照して本実施の形態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説明すると、符号処理回路114は、NTSC/PAL切替信号NPがPAL動作を指定するレベルである1のとき、走査線毎切替信号Lのレベルが0のときは低域ろ波色差信号Cblをそのまま符号処理Cb信号CbBとして出力する。走査線毎切替信号Lのレベルが1のとき低域ろ波色差信号Cblの最上位ビットである符号ビットを反転して符号処理Cb信号CbBを生成・出力し、乗算器103に供給する。
【0071】乗算器103は、符号処理Cb信号CbBとサイン信号Sとを乗算しサインデータSinを出力し、加算器105に供給する。一方、乗算器104は、LPF102からの低域ろ波色差信号Crlとコサイン信号Cとを乗算しコサインデータCosを出力し、加算器105に供給する。加算器105は、サインデータSinとコサインデータCosとを加算し、クロマ加算データCdを出力してBPF106に供給する。BPF106は、供給をうけたクロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力する。
【0072】以上の他の動作は第1の実施の形態と共通である。
【0073】本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、PAL動作時の1/4ラインオフセットに必要な色副搬送波の90°移相を実現する。
【0074】次に、本発明の第5の実施の形態を図1と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図8を参照すると、この図に示す本実施の形態の前述の第2の実施の形態のPALクロマ信号処理基本回路との相違点は、コサイン符号処理回路111の代わりに、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて入力した乗算器104からのコサインデータCosの符号を反転し符号処理コサインデータCosBを出力する符号処理回路115を備えることである。
【0075】次に、図8を参照して本実施の形態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説明すると、符号処理回路115は、NTSC/PAL切替信号NPがPAL動作を指定するレベルである1のとき、走査線毎切替信号Lのレベルが0のときはコサインデータCosをそのまま符号処理コサインデータCosBとして出力する。走査線毎切替信号Lのレベルが1のときコサインデータCosの最上位ビットである符号ビットを反転して符号処理コサインデータCosBを生成・出力し、加算器105に供給する。加算器105は、サインデータSinと符号処理コサインデータCosBとを加算し、クロマ加算データCdを出力してBPF106に供給する。BPF106は、供給をうけたクロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力する。
【0076】以上の他の動作は第1の実施の形態と共通である。
【0077】本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、PAL動作時の1/4ラインオフセットに必要な色副搬送波の90°移相を実現する。
【0078】次に、本発明の第6の実施の形態を図1と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図9を参照すると、この図に示す本実施の形態の前述の第1の実施の形態のPALクロマ信号処理基本回路との相違点は、コサイン符号処理回路111の代わりに、NTSC/PAL切替信号NPと走査線毎切替信号Lの各々の供給に応じて入力した乗算器103からのサインデータSinの符号を反転し符号処理サインデータSinBを出力する符号処理回路116を備えることである。
【0079】次に、図9を参照して本実施の形態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説明すると、符号処理回路116は、NTSC/PAL切替信号NPがPAL動作を指定するレベルである1のとき、走査線毎切替信号Lのレベルが0のときはサインデータSinをそのまま符号処理サインデータSinBとして出力する。走査線毎切替信号Lのレベルが1のときサインデータSinの最上位ビットである符号ビットを反転して符号処理サインデータSinBを生成・出力し、加算器105に供給する。加算器105は、符号処理サインデータSinBとコサインデータCosとを加算し、クロマ加算データCdを出力してBPF106に供給する。BPF106は、供給をうけたクロマ加算データCdを帯域ろ波しクロマ信号CSを出力する。
【0080】以上の他の動作は第1の実施の形態と共通である。
【0081】本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、PAL動作時の1/4ラインオフセットに必要な色副搬送波の90°移相を実現する。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロマ信号処理回路は、ディジタル変換された第1及び第2の色差データの各々とこれら第1及び第2の色差データの各々と乗算するサイン信号及びこのサイン信号を90°移相したコサイン信号とのいずれか1つの符号ビットのみの反転処理を行うことにより上記1/4ラインオフセット処理を行うことにより、クロマ信号全体及び色差データCb,Crの両方のタイミング合わせのためのデータ遅延に必要なフリップフロップの数を大幅に削減でき、従って回路規模を縮小できるという効果がある。




 

 


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