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発明の名称 撮像方法、撮像システム、撮像制御サーバ、並びに撮像プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−198905(P2003−198905A)
公開日 平成15年7月11日(2003.7.11)
出願番号 特願2001−392913(P2001−392913)
出願日 平成13年12月25日(2001.12.25)
代理人 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳 (外3名)
【テーマコード(参考)】
5C022
5C054
5H180
【Fターム(参考)】
5C022 AA04 AB62 AB65 AC27 AC41 AC69 
5C054 AA01 CA04 CC02 CF05 CG01 DA07 DA09 EA01 GA00 GB04 HA30
5H180 AA01 BB04 BB13 CC04 DD04 EE13 FF05 FF13 FF23 FF27 FF33
発明者 大村 博志 / 細田 浩司 / 池田 健一
要約 課題
移動体に搭載された撮像装置により、任意の場所の画像情報を容易に取得することができる撮像方法、撮像システム、撮像制御サーバ、並びに撮像プログラムの提供。

解決手段
情報センター200に依頼撮像ポイントの位置情報を登録しておき、車両100b、100cが、その位置情報を、インターネットを介してダウンロードし、現在位置が撮像依頼ポイントの位置と一致した場合に撮像を行う。
特許請求の範囲
【請求項1】移動体に搭載された撮像装置を用いて撮像を行なう撮像方法であって、撮像依頼位置を入力する入力工程と、入力された前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を検索する検索工程と、前記検索工程によって検索された移動体に対し、前記撮像依頼位置での撮像を指示する指示工程と、前記移動体の現在位置を検出する位置検出工程と、前記指示工程での指示に基づき、前記入力工程で入力された前記撮像依頼位置と、前記位置検出工程で検出された現在位置とを比較する比較工程と、比較の結果、前記現在位置が前記希望撮影位置と一致した場合に、前記撮像装置を制御し、撮像を行なわせる撮像制御工程と、を含むことを特徴とする撮像方法。
【請求項2】前記入力工程は、前記移動体との間で無線通信可能なサーバにおいて、情報処理端末から撮像依頼位置を受信する受信工程を含み、前記検索工程は、前記サーバにおいて、複数の移動体の現在位置を受信し、該現在位置に基づいて、前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を探す工程を含み、前記撮像制御工程は、前記撮像依頼位置で撮像した画像を前記情報処理端末に送信する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像方法。
【請求項3】前記情報処理端末のユーザと、前記撮像制御工程で撮像を行なった前記移動体のユーザとの間の決済を行なう決済工程を更に有することを特徴とする請求項2に記載の撮像方法。
【請求項4】前記移動体内において、前記指示工程における指示を受けることを許容するか否かを予め設定する設定工程を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像方法。
【請求項5】前記入力工程で登録された前記撮像依頼位置に対して前記移動体を誘導する移動体誘導工程を更に含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像方法。
【請求項6】前記入力工程では、撮像条件として、前記撮像位置に加えて撮像方向、または撮像時刻、または撮像天候をも入力し、前記撮像制御工程は、前記撮像装置を制御し、入力された撮像条件に応じた画像を撮像することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の撮像方法。
【請求項7】前記入力工程では、撮像条件として、前記撮像位置に加えて撮像枚数、または撮像時間、をも入力し、前記検索工程及び前記指示工程は、前記撮像制御工程で前記撮像枚数の撮像を終了した場合、或いは、前記撮像時間が経過した場合には、検索及び指示を取りやめることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像方法。
【請求項8】移動体に搭載された撮像装置を用いて撮像を行なう撮像システムであって、撮像依頼位置を入力する入力手段と、入力された前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された移動体に対し、前記撮像依頼位置での撮像を指示する指示手段と、前記移動体の現在位置を検出する位置検出手段と、前記指示手段での指示に基づき、前記入力手段で入力された前記撮像依頼位置と、前記位置検出手段で検出された現在位置とを比較する比較手段と、比較の結果、前記現在位置が前記希望撮影位置と一致した場合に、前記撮像装置を制御し、撮像を行なわせる撮像制御手段と、を含むことを特徴とする撮像システム。
【請求項9】移動体との間で無線通信を行ない、該移動体に搭載された撮像装置を制御する撮像制御サーバであって、撮像依頼位置を入力する入力手段と、入力された前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された移動体に対し、前記撮像依頼位置での撮像を指示する指示手段と、を含むことを特徴とする撮像制御サーバ。
【請求項10】移動体に搭載された撮像装置を用いて撮像を行なう撮像プログラムであって、前記移動体に搭載されたコンピュータに、撮像を行なうべき位置を入力する撮像位置入力工程と前記移動体の現在位置を検出する位置検出工程と、撮像位置入力工程で入力された撮像位置と前記位置検出工程で判定した前記現在位置とを比較する比較工程と、比較の結果、前記現在位置が前記撮影位置と一致した場合に、前記撮像装置を制御し、撮像を行なわせる撮像制御工程と、を実行させることを特徴とする撮像プログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像方法、撮像システム、撮像制御サーバ、並びに撮像プログラムに関し、例えば代表的な車両である自動車に搭載されて好適な撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、特開平9−33271、特開平9−142339、特開平9−118178、特開平9−163357、特開平9−39739には、移動体に搭載された撮像装置により、その移動体の周囲を撮影する技術が提案されている。これらの撮像装置を用いれば、車両周囲の状況を容易に撮影することができ、事故原因の解析、運転支援等に有効利用することができる【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技術では、自動的に撮像装置を駆動させる契機としては、移動体内での異常発生以外にはなかった。
【0003】したがって、移動体に設けられた撮像装置を、その移動体の使用者以外の人間が利用できるようにするという発想は全くなかった。
【0004】そこで、本発明では、移動体に搭載された撮像装置により、任意の場所の画像情報を容易に取得することができる撮像方法、撮像システム、撮像制御サーバ、並びに撮像プログラムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明に係る撮像方法は、移動体に搭載された撮像装置を用いて撮像を行なう撮像方法であって、撮像依頼位置を入力する入力工程と、入力された前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を検索する検索工程と、前記検索工程によって検索された移動体に対し、前記撮像依頼位置での撮像を指示する指示工程と、前記移動体の現在位置を検出する位置検出工程と、前記指示工程での指示に基づき、前記入力工程で入力された前記撮像依頼位置と、前記位置検出工程で検出された現在位置とを比較する比較工程と、比較の結果、前記現在位置が前記希望撮影位置と一致した場合に、前記撮像装置を制御し、撮像を行なわせる撮像制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0006】前記入力工程が、前記移動体との間で無線通信可能なサーバにおいて、情報処理端末から撮像依頼位置を受信する受信工程を含み、前記検索工程が、前記サーバにおいて、移動体の現在位置を受信し、該現在位置に基づいて、前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を探す工程を含み、前記撮像制御工程が、前記撮像依頼位置で撮像した画像を前記情報処理端末に送信する工程を含むことは好適である。
【0007】前記情報処理端末のユーザと、前記撮像制御工程で撮像を行なった前記移動体との間の決済を行なう決済工程を更に有することも好適である。
【0008】前記移動体内において、前記指示工程における指示を受けることを許容するか否かを予め設定する設定工程を更に有することも好適である。
【0009】前記入力工程で登録された前記撮像依頼位置に対して前記移動体を誘導する移動体誘導工程を更に含むことも好適である。
【0010】前記入力工程で、撮像条件として、前記撮像位置に加えて撮像方向、または撮像時刻、または撮像天候をも入力し、前記撮像制御工程は、前記撮像装置を制御し、入力された撮像条件に応じた画像を撮像することも好適である。
【0011】前記入力工程で、撮像条件として、前記撮像位置に加えて撮像枚数、または撮像時間、をも入力し、前記検索工程及び前記指示工程は、前記撮像制御工程で前記撮像枚数の撮像を終了した場合、或いは、前記撮像時間が経過した場合には、検索及び指示を取りやめることも好適である。
【0012】上記目的を達成するため、本発明に係るシステムは、移動体に搭載された撮像装置を用いて撮像を行なう撮像システムであって、撮像依頼位置を入力する入力手段と、入力された前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された移動体に対し、前記撮像依頼位置での撮像を指示する指示手段と、前記移動体の現在位置を検出する位置検出手段と、前記指示手段での指示に基づき、前記入力手段で入力された前記撮像依頼位置と、前記位置検出手段で検出された現在位置とを比較する比較手段と、比較の結果、前記現在位置が前記希望撮影位置と一致した場合に、前記撮像装置を制御し、撮像を行なわせる撮像制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明に係るサーバは、移動体との間で無線通信を行ない、該移動体に搭載された撮像装置を制御する撮像制御サーバであって、撮像依頼位置を入力する入力手段と、入力された前記撮像依頼位置から所定の距離内に存在する移動体を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された移動体に対し、前記撮像依頼位置での撮像を指示する指示手段と、を含むことを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、移動体に搭載された撮像装置を用いて撮像を行なう撮像プログラムであって、前記移動体に搭載されたコンピュータに、撮像を行なうべき位置を入力する撮像位置入力工程と前記移動体の現在位置を検出する位置検出工程と、撮像位置入力工程で入力された撮像位置と前記位置検出工程で判定した前記現在位置とを比較する比較工程と、比較の結果、前記現在位置が前記撮影位置と一致した場合に、前記撮像装置を制御し、撮像を行なわせる撮像制御工程と、を実行させることを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、移動体に搭載された撮像装置により、任意の場所の画像情報を容易に取得することができる撮像方法、撮像システム、撮像制御サーバ、並びに撮像プログラムを提供可能となる。
【0016】即ち、請求項1、8乃至10の発明によれば、所望の位置での画像を、不特定の移動体に搭載された撮像装置によって撮像し、容易に取得することができる。例えば、車両の場合、運転者は自分が走行しようとする経路の先がどのような状況であるのかを入手することができる。
【0017】また、請求項2の発明によれば、サーバが、撮像依頼位置を受信し、その撮像位置周辺の移動体の検索を行なうので、ユーザは、サーバにアクセスして撮像依頼位置を送信するのみで所望の画像を得ることができる。
【0018】また、請求項3の発明によれば、撮像希望者と撮像者との間の関係のバランスをとることができ、撮像者に、撮像を行なうモチベーションを生じさせることができる。
【0019】また、請求項4の発明によれば、撮像者が撮像希望に応じるか否かを選択でき、撮像者側の負担を軽減することができる。
【0020】また、請求項5の発明によれば、撮像依頼位置に移動体をナビゲートするので、撮像依頼位置での画像を容易にかつ確実に得ることができる。
【0021】また、請求項6の発明によれば、撮像依頼位置において、より細かい要望に応じた画像を得ることができる。
【0022】また、請求項7の発明によれば、撮像依頼位置において、所定条件下で希望する画像を得ることができる。すなわち、枚数または期間を限定して撮像を希望するので、撮像者またはサーバの負担を軽減することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている処理の順序、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0024】ここでは、本発明に係る撮像方法を実現できる撮像システムの一実施形態として、撮像装置としてのカメラを搭載した車両を含む撮像システムについて説明する。
【0025】<撮像システム全体の概要>図1は、本実施形態における撮像システムの全体構成を示す図である。この撮像システムは、少なくとも、WANの一種としてのインターネットを介して相互に通信可能な、カメラ搭載車両100a、100b、100cと情報センター200とを含む。そして、望ましくは、図のように情報センター200に対して、車両搭載以外の情報処理端末、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ300や、携帯電話400からもアクセス可能である。
【0026】ここでは、説明を容易にするためカメラ搭載車両として3台のみ例示しているが、更に多くの台数のカメラ搭載車両が情報センターと相互通信可能であってもよいことは言うまでもない。これは、図に示された情報処理端末についても同様であり、更には、情報センターが複数存在していてもよい。その場合、所定地域ごとに1台の情報センターを設置することが好適である。
【0027】<撮像システムを用いた撮像方法>インターネットを介して情報センター200は、パーソナルコンピュータ300、携帯電話400、或いはナビゲートシステム等の車両搭載の情報処理端末(不図示)からアクセスを受けると、図2(a)に示すようなメニュー画面を情報処理端末に表示させることができる。
【0028】情報処理端末において、このメニュー画面に対し、■「撮像お勧めポイント登録」を選択した旨の通知が情報センター200に送られると、情報センター200は、次に、図2(b)のダイアログ画像を情報処理端末に表示させる。このダイアログは、自分が他人に勧めたいビューポイントを登録するためのものであり、右側の地図上の点を指定することで撮像位置を指定でき、更に、左側欄に、随意、撮像方向、撮像季節、撮像時刻、撮像天候を入力することができる。最後にOKが選択されると、これらの入力情報が撮像条件として、情報センター200の撮像お勧めポイントメモリ200aに登録される。この時、アピールポイント欄に、例えば「紅葉がきれい」等のコメントが入力されていれば、撮像条件と関連づけて情報センター200に記憶される。
【0029】撮像位置の入力方法としては、右側の地図を用いる方法の他、例えば、パーソナルコンピュータ300に接続されたデジカメ300aの撮像データを参照して、その撮像データに付随する位置データを抽出する方法が挙げられる。
【0030】情報処理端末において、図2(a)のメニュー画面に対し、■「撮像依頼ポイント登録」を選択した旨の通知が情報センター200に送られると、情報センター200は、ユーザID及びパスワードを要求し、照合の結果、登録可能ユーザと分かると、次に、図2(c)のダイアログ画像を情報処理端末に表示させる。このダイアログは、いずれかの車両搭載のカメラに撮像して欲しい画像を登録するためのものである。右側の地図上の点を指定することで撮像位置を指定でき、更に、左側欄に、随意、撮像方向、撮像季節、撮像時刻、撮像天候を入力することもできる。また撮像を希望する枚数、撮像を終了する期限も、それぞれ、撮像数(図では「5枚」に設定)、撮像時間(図では「1日」に設定)として入力することができる。最後にOKが選択されると、これらの入力情報が撮像条件として、情報センター200に送られ、撮像依頼ポイントメモリ200bに登録される。撮像位置の入力方法としては、右側の地図を用いる方法や、過去の撮像データを参照する方法の他、車両内のナビゲートシステムにおける地図において、目的地までの経路上の地点を参照する方法が可能である。
【0031】なお、図2(b)、図2(c)の画面に表示される地図としては、それぞれの情報処理端末が内部に記憶している地図の他、情報センター200に用意された地図メモリ200dからダウンロードした地図でもよい。
【0032】図1に戻り、カメラ搭載車両100a、100b、100cの内、情報センター200に登録された所定の撮像位置での撮像制御を許容する車両は、登録撮像位置をダウンロードするか、或いは、情報センター200に対して現在位置情報を送信する。
【0033】例えば、車両100aが撮像お勧めポイントでの撮像制御を希望している場合には、2つの方法がある。一つは、車両100bが撮像お勧めポイントで撮像を行なうように、情報センター200が車両100aに搭載されたカメラを制御する方法である。そしてもう一つは、情報センター200からダウンロードしておいた登録撮像位置を車両100aが通過した時点で、車両100a内でカメラを制御して撮像する方法である。
【0034】これで撮像された画像は、車両100a内部のメモリに格納されるか、或いは、更に、情報センター200の撮像画像メモリ200cに格納される。撮像画像メモリ200cは、個人用のフォルダと共有フォルダとを含み、撮像者はどちらのフォルダに画像を格納するかを自由に選択することができる。そして、情報センター200に再度アクセスして、図2(a)のメニュー画面において、■「個人用撮像画像の閲覧」または■「共有撮像画像の閲覧」を選択することで、撮像画像メモリ200cに格納された所望の画像を閲覧することができる。
【0035】また、ある車両の運転者が、自分が運転する経路上の地点で、どのような状態になっているのか(例えば、どれほど渋滞しているのか、雪がどれほど積もっているのか、霧がどれほど立ちこめているのか、など)を知りたい場合には、まず、情報センター200にアクセスし、図2(c)で、撮像を依頼したいと考える、撮像依頼位置を入力すればよい。車両100bが、その撮像依頼を受け入れる設定となっていたとすると、情報センター200が車両100bの位置を受信し、撮像依頼ポイントを通過した時点で、車両100bに搭載されたカメラを制御し、撮像を行なわせ、情報センター200の撮像画像メモリ200cにその撮像画像を取り込む。そして、撮像を依頼した運転者の車両に対し、その撮像画像を送信すれば、その運転者は、所望の画像を閲覧することができ、その後の経路変更などの材料にすることができる。
【0036】また、ある情報処理端末のユーザが、情報センター200にアクセスし、撮像依頼位置として、自分の思い出の場所といった、単なる希望撮像位置を入力した場合にも、同様に、情報センター200がその位置を通過する車両100cを検索し、撮像を行なわせ、撮像画像をその情報処理端末のユーザに送信すれば、ユーザは、不特定の車両に搭載されたカメラを利用して所望の画像を取得することができる。
【0037】ここで、希望撮像位置での画像を要求するユーザから、撮像を行なった車両の所有者などに対し、画像の見返りとして金銭の受け渡しを行えるように、情報センター200に決算機能を設けてもよく、そのような構成にすれば、車両の搭乗者は、見ず知らずの人間のためにカメラを利用させることに対するモチベーションが向上する。
【0038】なお、ここでは、携帯電話400からはインターネット及び情報センター200を通じて車両に搭載されたカメラを制御することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、その車両の所有者の携帯電話からBluetooth等の技術を利用して、直接カメラを制御できる構成としてもよい。
【0039】<システムの各要素の内部構成>図3は、本実施形態の撮像システムに含まれる車載機1、情報処理端末2、情報センター200の内部構成を示すブロック図である。なお、情報処理端末2としては、図1の携帯電話400、パーソナルコンピュータ300、及び車両に取り付けられたインターネット接続端末(不図示)に共通の内部構成を示している。
【0040】まず、車載機1の内部構成について説明する。車載機1において、10はインターネット上のサーバとの通信を行なう通信インターフェースである。12は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、或いはそれら両方の機能を有する撮像装置としてのカメラである。ここでは、車両の前後左右の全方位の画像を同時に撮像できるカメラとするが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常の指向性カメラであってもよい。その場合、全方位カメラと異なり、チルト動作及びパン動作並びにその動作に付随するオートフォーカシング動作を行なう、チルト・パン・ピント調整機構(点線で図示)が必要になる。なお、図1の車両上に示したカメラの形状は、便宜的にわかりやすく表したものであって、本発明はその形状のカメラに限定されるものではない。
【0041】13は、カメラ12によって撮影された画像情報、地図情報、車載機1の動作制御プログラム等が格納されるメモリである。このメモリ13としては、半導体メモリ(RAM,ROM)、ハードディスク、DVD、或いはそれらを組合せた記憶装置が含まれる。
【0042】14は、メモリ13に格納された画像データに対応する画像を表示するためのディスプレイである。
【0043】15は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)信号等を利用して車載機1、すなわち車両の現在位置を検出する測位センサである。16は、車両100が進行している方位を検出する方位センサである。
【0044】17は、車両の乗員に警報音、表示器等によって警告を行なうワーニング機構である。18は、車線逸脱防止制御、カーブ進入速度制御等によってドライバの危機を回避する危機回避機構である。
【0045】19は、上記機構を車両内部で操作するための操作機構であり、スイッチやダイヤル、リモコンなどがこの機構に含まれる。
【0046】なお、図示していないが、車載機1には、上記の他、Bluetooth等の近距離無線通信方式により携帯機との通信を行なう近距離送受信機や、車両のドア、窓ガラス(サンルーフを含む)、トランク等の開閉体の開閉動作、施錠(ロック)動作、並びに解錠(アンロック)動作を行なう開閉体施錠・解錠機構や、車両周辺の音声を入力するマイクなどが含まれている。
【0047】そして、以上のような車載機1の各構成は、CPU11がメモリ14に格納されている動作制御プログラムを実行することにより、制御される。
【0048】このような車載機1において、カメラ12で撮像された画像は、メモリ14に一時記憶され、その後、通信インターフェース10を介してインターネット上の情報センター200に送られたり、或いは、車両100の走行に際して、危機回避機構18における制御処理に使用されたりする。
【0049】次に、情報処理端末2の内部構成について説明する。
【0050】20はインターネット上のサーバとの通信を行なう通信インターフェースである。
【0051】22は、情報処理端末2の動作制御プログラムや、その他のデータなどが格納されるメモリである。このメモリ22としても、半導体メモリ(RAM,ROM)、ハードディスク、DVD、或いはそれらを組合せた記憶装置が含まれる。
【0052】21は、メモリ22に予め格納されている動作制御プログラムを実行することにより、情報処理端末2の各構成の動作制御を司るCPUである。
【0053】24は、車載機1または情報センター200などから受信した画像を表示するディスプレイである。25は、操作スイッチ、キーボード、マウス、等のいずれかを含む操作機構である。その他、情報処理端末2にはマイクやスピーカなどを有していてもよく、そうすれば、車載機のマイク(不図示)でひろった音を聞くことも可能となる。
【0054】次に、情報センター200の内部構成について説明する。情報センター200は、図1で説明した、各種メモリ201〜204の他に、インターネット上の端末との通信を行なう通信インターフェース205と、情報処理端末2の動作制御プログラムや、その他のデータなどが格納されるメモリ206と、メモリ206に予め格納されている動作制御プログラムを実行することにより、情報センター200の各構成の動作制御を司るCPU207とを備えている。ここでのメモリ206としても、半導体メモリ(RAM,ROM)、ハードディスク、DVD、或いはそれらを組合せた記憶装置が含まれる。
【0055】<撮像依頼に関する処理>(撮像依頼ポイント登録処理)次に図4を用いて、撮像お勧めポイント登録処理について説明する。図4は、撮像依頼ポイント登録時の、情報処理端末及び情報センターにおける処理について示したフローチャートである。
【0056】情報処理端末としての、携帯電話、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション等のユーザは、ステップS401において、一般的なブラウザを用いて情報センター200のURLを入力し、インターネットを介して、情報センター200にアクセスする。
【0057】次に、情報センター200においては、ステップS402でアクセスを受信すると、ステップS403に進み、そのアクセスに応じて、メニュー画面を表すデータを情報処理端末2に送信する。
【0058】情報処理端末2では、ステップS404において、メニュー画面データを受信して、その表示手段としての液晶ディスプレイ等に図2のようなメニュー画面を表示する。
【0059】次に、ステップS405で、情報処理端末2において、ユーザが、図2(a)のメニュー画面で、「■撮像依頼ポイント登録」を選択したか否か判定する。撮像依頼ポイント登録の指示があった場合には、情報処理端末2から情報センター200にその旨送信し、情報センター200は、ステップS406において、依頼登録をしたい旨の通知を受け取ると、ステップS407に進み、図2(c)に示されるような、依頼登録画面用のデータを情報処理端末2に送信する。
【0060】情報処理端末2は、そのデータを受信して、ディスプレイ24に依頼登録画面を表示し、ユーザからの各種パラメータの入力を待つ。図2(c)で、ユーザがパラメータとして、ユーザID、撮像位置情報、撮像方向、撮像季節、撮像時刻、撮像天候、撮像数、撮像時間を入力して「OK」ボタンをクリックすると、ステップS409において、位置情報他の撮像条件が、情報センター200に送信される。ユーザIDは、依頼に応じて撮像した画像をユーザに送信する際に必要となるものである。依頼IDをユーザに通知し、ユーザが画像をダウンロードする場合にその依頼IDを要求する構成でもよい。
【0061】情報センター200は、ステップS410でパラメータを受信すると、ステップS411に進んでメモリに登録し、処理を終了する。また、ステップS405において、ユーザが、図2(a)のメニュー画面から他の選択を行なえば、その選択肢に応じた処理をステップS412にて実行する。一方、情報センター200でも、ステップS406で依頼登録指示の受信をしなかった場合には、ステップS413に進んで他の処理を行なう。
【0062】(車載機及び情報センターにおける撮像処理)図5は、車載機1と情報センター200における撮像処理を示すフローチャートである。この車載機1では、予め、情報センター200からの撮像依頼を受け付けるか否かを設定することができ、撮像依頼を受け付ける設定の場合にのみ、この撮像処理が行なわれる。
【0063】撮像依頼を受け付ける撮像依頼受諾モードの車載機1は、まず、ステップS501で、現在位置を検出し、次に、ステップS502で情報センター200にアクセスし、その車両の識別情報と、その位置情報を情報センター200に送信する。
【0064】一方、情報センター200では、予め、撮像依頼のあったポイントの内、季節や天候や時刻などから、現在走行中の車両が撮像可能なポイントのみを抽出して撮像依頼ポイントリストを作成している。この撮像依頼ポイントリストは、すでに撮像済みの画像数、或いは、これから撮像を行なうべき画像数を含み、これらの画像数は随時更新される。また、撮像時間もカウントされており、登録から、ユーザ希望の撮像時間を経過したポイントはリストから削除される。
【0065】このような情報センター200に対し、車載機1からアクセスがあると、ステップS503からステップS504に進んで、撮像を依頼できる車両のリストを更新する。
【0066】次に、ステップS505で、情報センター200は、更新された車両リストから、撮像依頼ポイントリスト中のいずれかの撮像ポイントから所定の距離内に存在する車両を検索し、依頼車両とする。
【0067】そして、ステップS506にて、その依頼車両に対し、撮像依頼を行なう。具体的には、撮像依頼ポイントの撮像位置及び撮像方向、並びに依頼者ID(または依頼ID)を含む撮像依頼コマンドを送信する。撮像依頼は、1つの車両に対し複数の撮像依頼ポイントについて行なってもかまわない。ここで、撮像位置及び撮像方向以外の撮像条件については、情報センター200においてフィルタリングされているので、車載機1に送信する必要はないが、もちろん車載機1に送信して、車載機1内で再度それらの条件について判定してもかまわない。
【0068】車載機1では、ステップS507で撮像依頼コマンドを受信すると、ステップS508に進み、撮像位置を記憶する。この際、車載機1のメモリ13における依頼撮像位置記憶エリアに、ダウンロードした撮像位置及び撮像方向を上書き保存する。これにより、情報センター200からの撮像依頼ポイントリストの更新に合わせて、フレキシブルに車載機1での撮像を制御できる。
【0069】ステップS507において、撮像依頼を受信しない場合には、ステップS509に進み、メモリ13における依頼撮像位置記憶エリアに、依頼された撮像位置が記憶されているか否か判定する。ここで、その記憶エリアに全く撮像位置が記憶されていない場合には、ステップS501に戻る。その記憶エリアに、いずれかの撮像位置が記憶されている場合には、ステップS510に進み、現在位置が、その依頼撮像位置記憶エリアに記憶されたいずれかの撮像位置と一致するか否か判定する。ここで、一致した場合には、ステップS511に進み、撮像処理を行なう。具体的にはカメラ12を駆動して、撮像を行なう。ここで、カメラ12が全方位カメラでなければ、撮像方向を考慮してカメラ12をパンする必要がある。また、全方位カメラの場合には、そのポイントに対して設定されている撮像方向の画像のみをここで切り取ってもよい。また、撮像を行なう前に、撮像を行う旨を車両の搭乗者に報知し、撮像キャンセルの指示を受け付けても良い。
【0070】また、ここで、撮像の結果、得られた画像データを、メモリ13に記憶、ユーザ設定に応じてディスプレイ14に表示し、更に、所定のアドレスにその画像データを送信する。このアドレスは、情報センター200内の画像メモリ203のアドレスであれば良い。また、依頼者の情報処理端末のアドレスを撮像依頼コマンドに含めて車載機1に送信した場合には、直接、依頼者の情報処理端末2にその画像データを送信することもできる。
【0071】情報センター200では、ステップS512において、画像データを受信すると、ステップS513に進んで、画像データを画像メモリ203に記憶する。この際、依頼IDのみが付された撮像依頼コマンドであった場合には、情報センター200内の画像メモリ203の共有領域に、その依頼IDを付して記憶する。また、依頼者を識別できる場合には、画像メモリ203において、その依頼者の個人領域に記憶することもできる。画像203に記憶した画像データは、依頼者の情報処理端末2からのアクセスを待って、依頼者に送信される。依頼者の情報処理端末2のアドレスが情報センター200に登録されている場合には、情報センター200からそのアドレスに画像データを送信してもよい。
【0072】依頼者に画像データが送信されると、依頼者と、撮像者との間の決済を行なう。つまり、金銭、或いはそれに相当するものを依頼者から撮像者に与える。これにより、撮像者に、撮像を行なうモチベーションを生じさせることができる。決済が終われば、情報センター200での処理は終了する。
【0073】一方、ステップS510で、現在位置と、一致する撮像位置がリストに記憶されていなかった場合、ステップS516に進み、ナビゲートモードに設定されているか否か判定する。ナビゲートモードとは、撮像依頼ポイントに対するナビゲートを行うモードであり、このモードの場合には、更にステップS517に進んで、所定距離内に撮像依頼ポイントが存在するか否か判定し、存在する場合には、ステップS518に進んで、その撮像依頼ポイントに対してナビゲートする。この際、撮像方向も加味して、その車両の進路を設定し、ステップS501に戻る。
【0074】ステップS516においてナビゲートモードではないと判定した場合、或いは、ステップS517で所定距離内に撮像依頼ポイントが無かった場合には、そのままステップS501に戻り、所定時間後、再度現在位置を検出する。
【0075】この様に、現在位置の検出と、依頼された撮像位置との比較を繰り返すことによって、撮像依頼ポイントでの撮像を行っていく。現在位置の検出ごとに、情報センター200との間で、通信を行なうので、情報センター200内の撮像依頼ポイントの更新を随時行なうことができ、リアルタイムの撮像依頼に応じた撮像を行なうことができる。なお、この車載機1での撮像処理は、情報センター200からの撮像依頼を受け付けない設定に変更されるまで繰り返される。
【0076】依頼者は、情報センター200にアクセスしたり、情報処理端末2を操作したりして、記憶された画像を加工、取捨選択することができる。情報センター200へのアクセスは、図2(a)のメニューから、■を選択することによって行えばよい。もちろん情報処理端末2のディスプレイ24と操作機構19とを用いて、そのメモリ13に格納された画像を直接加工、取捨選択し、メモリ内のデータを更新・消去してもよい。
【0077】なお、ここでは移動体として車両を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、航空機や船舶など、撮像装置を取り付けて移動するもの全てを含む。




 

 


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