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発明の名称 決済システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−99692(P2003−99692A)
公開日 平成15年4月4日(2003.4.4)
出願番号 特願2001−292287(P2001−292287)
出願日 平成13年9月25日(2001.9.25)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
【テーマコード(参考)】
3E044
5K067
【Fターム(参考)】
3E044 BA10 DA06 DE01 DE02 EB01 
5K067 AA30 BB04 DD17 EE35 FF04 FF05 FF23 HH23 HH24
発明者 東 芳貴
要約 課題
電子式キャッシュレジスタと携帯電話とで無線により決済を行う際にプライバシーが漏れることを防止する。

解決手段
電子式キャッシュレジスタのCPU21は携帯電話とBluetoothにより通信可能となったときに取引を行うための取引IDに、パスワード、その携帯電話の携帯電話機器アドレスをRAM23に記憶し、取引ID及びパスワードを携帯電話に送信する。そして、CPU21はキーパッド17から受け付けた取引ID及びパスワードとRAM23の取引IDに記憶してあるパスワードとが一致した場合に、その取引IDに記憶されている携帯電話機器アドレスで特定される携帯電話から決済に関するカード情報を受信し、決済を行うようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】 無線により通信を行うためのアドレスを有する携帯端末から送信される決済に関する情報を無線通信により決済装置で受信して決済処理を行う決済システムにおいて、前記決済装置は、前記携帯端末と通信可能になるとその携帯端末固有の識別情報を生成する識別情報生成手段と、この識別情報生成手段によって生成された識別情報と前記通信可能となった携帯端末のアドレスとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記識別情報生成手段により生成された識別情報を前記通信可能となった携帯端末に送信する送信手段と、前記識別情報の入力を受け付ける入力手段と、この入力手段により識別情報が入力されるとその識別情報に対応付けられたアドレスにより特定される携帯端末から決済に関する情報を受信し決済処理を行う決済処理手段とを設け、前記携帯端末は、前記送信手段により送信された前記識別情報を受信する受信手段と、この受信手段により受信した前記識別情報を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする決済システム。
【請求項2】 決済装置は、さらに、識別情報を生成した時刻から前記識別情報が有効に働く有効期間を設定する有効期間設定手段と、この有効期間設定手段により設定された有効期間を経過した前記識別情報に対応付けられた携帯端末のアドレスを記憶手段から消去する識別情報管理手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の決済システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商取引を行う店舗内などで携帯端末から無線送信された決済に関する情報を決済装置で受信して決済処理を行う決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話などの携帯端末の爆発的な普及に伴い、これら携帯端末を使用した情報の入手や銀行業務手続などが手軽にできるようになり携帯端末を利用する利便性が高まってきている。そして、さらなる携帯端末を使用することによる日常生活の利便性の向上が日々追求されている。一方で、このような携帯端末に使用する無線通信技術は、例えばBluetoothのように低価格、省電力、小型化を目的とした消費者向けの無線機器が続々と市場に現れつつある。
【0003】このような背景から、すでに、海外では消費者が自動販売機で商品を購入する際に携帯電話を使用して決済を行う決済システムも実用化されている。また、今後は国内においても、専門店、量販店あるいはコンビニエンスストアなどで携帯端末を使用した決済システムが普及すると予想されている。
【0004】この従来の無線技術を使用した決済システムを、例えば、携帯端末を携帯電話、決済装置を電子式キャッシュレジスタとし、店舗内で決済を行う場合で説明する。店舗内には決済を行うための電子式キャッシュレジスタがあり、決済可能な携帯電話を所持する複数の顧客が店舗内で買い物をしている。このとき、電子式キャッシュレジスタと複数の携帯電話とは無線により通信可能な状態となっている。そして、顧客の中の1人が商品を購入するために携帯電話を使用して決済を行おうとすると、オペレータは電子式キャッシュレジスタと通信可能な携帯電話の中から決済を行おうとする顧客の所持する携帯電話を特定するために顧客に携帯電話番号を尋ねる。オペレータは電子式キャッシュレジスタを操作してこの尋ねた携帯電話番号により決済を行う携帯電話を特定し、その携帯電話から決済に関する情報を受け取って決済処理を行うことになる。
【0005】このように、従来の無線技術を使用して決済装置と携帯端末とで決済システムを構築すると、決済装置で決済を行う携帯端末を特定するために、その携帯端末に予め設定されたユニークな番号をオペレータが顧客に尋ねる必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、決済を行うときは決済装置の近くに顧客1人だけとは限らず、複数人の顧客が並んでいる場合や近くに他の買い物中の顧客がいる場合もある。このような状況で携帯端末に予め設定されたユニークな番号を顧客が言葉にしてオペレータに伝えると、オペレータ及び他の顧客に携帯端末に予め設定されたユニークな番号がわかってしまう。これは、顧客のプライバシーが漏れることにつながる。特に、携帯電話を使用して決済を行うときに携帯電話番号により決済を行う携帯電話を特定する場合だと、顧客の携帯電話番号をオペレータや他の顧客に知られてしまうという問題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、顧客の所持する携帯端末に関するプライバシーを保護して携帯端末と決済装置とで決済を行う決済システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、無線により通信を行うためのアドレスを有する携帯端末から送信される決済に関する情報を無線通信により決済装置で受信して決済処理を行う決済システムにおいて、決済装置は、携帯端末と通信可能になるとその携帯端末固有の識別情報を生成する識別情報生成手段と、この識別情報生成手段によって生成された識別情報と通信可能となった携帯端末のアドレスとを対応付けて記憶する記憶手段と、識別情報生成手段により生成された識別情報を通信可能となった携帯端末に送信する送信手段と、識別情報の入力を受け付ける入力手段と、この入力手段により識別情報が入力されるとその識別情報に対応付けられたアドレスにより特定される携帯端末から決済に関する情報を受信し決済処理を行う決済処理手段とを設け、携帯端末は送信手段により送信された識別情報を受信する受信手段と、この受信手段により受信した識別情報を表示する表示手段とを設けたものである。
【0009】請求項2記載の発明は請求項1記載の決済システムにおいて決済装置は、さらに、識別情報を生成した時刻から識別情報が有効に働く有効期間を設定する有効期間設定手段と、この有効期間設定手段により設定された有効期間を経過した識別情報に対応付けられた携帯端末のアドレスを消去する識別情報管理手段とを設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は携帯端末として携帯電話を、決済装置として電子式キャッシュレジスタを本発明に適用した場合である。
【0011】図1は店舗内における決済システム全体の構成を示す図である。1は店舗の外壁を示し、2は店舗1へ顧客が出入りする出入り口、3a〜3fは商品等を陳列する棚で、4はオペレータが各種業務を行う業務スペースである。
【0012】また、5a〜5eは、この店舗1内にいるそれぞれの顧客の所持する携帯電話を示し、10は前記業務スペース4内に設置された電子式キャッシュレジスタである。
【0013】図2は前記電子式キャッシュレジスタ10の外観を示す図である。11はオペレータへの各種表示を行うための表示装置、12は各種キーが設けられたキーボード、13は商品に貼り付けられたバーコードから商品情報を読み取るためのスキャナ、14はレシートを発行するレシート発行口、15は現金を取り出し又は収納するためのドロア、16はBluetoothにより通信を行うためのアンテナ、17は顧客に入力してもらう数値キーを備えたキーパッドである。
【0014】また、前記店舗1内は、電子式キャッシュレジスタ10の前記アンテナ16を介してBluetoothにより通信できる範囲となっていて、通信可能な携帯電話を所持した顧客が出入り口2から店舗1内に入ると、電子式キャッシュレジスタ10とその携帯電話とが接続されるようになっている。
【0015】図3は前記電子式キャッシュレジスタ10の主要な構成を示すブロック図である。21は電子式キャッシュレジスタの制御部本体としてのCPU(中央処理装置)、22は各種プログラムが格納されたROM(リード・オンリー・メモリ)、23は電子式キャッシュレジスタ10が通信可能となった携帯電話を識別する識別情報となる取引IDのエリアやワークエリアなどのエリアを形成したRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、24は前記キーパッド17からの入力を制御するキーパッド制御部、25はCPU21に実行させるプログラムが格納されたHDD(ハード・ディスク・ドライブ)26を制御するHDD制御部、27は表示部11への表示を制御する表示制御部、28はキーボード12からの入力を制御するキーボード制御部、29はスキャナ13を制御するスキャナ制御部、30はレシートを発行するための印字を行う印字装置31を制御する印字制御部、32はドロア15を開放するためのドロア開放機構、33はアンテナ16を介してBluetoothにより通信を行うための通信モジュールである。
【0016】また、CPU21と、ROM22、RAM23、キーパッド制御部24、HDD制御部25、表示制御部27、キーボード制御部28、スキャナ制御部29、印字制御部30、ドロア開放機構32、通信モジュール33とはバスライン34を介して接続されている。
【0017】前記ROM22には、Bluetoothにより通信を行うための電子式キャッシュレジスタ10の機器アドレスが格納されている。
【0018】前記RAM23には、取引IDのエリアが「001」から「999」まで形成され、このエリア毎に電子式キャッシュレジスタ10と通信可能となった携帯電話の携帯電話機器アドレス、携帯電話毎に生成されるパスワード、そのパスワードを生成した時刻が記憶されるメモリエリアが形成されている。
【0019】また、前記RAM23には取引IDに対応付けられて記憶された携帯電話機器アドレスやパスワードが有効に働くまでの有効期間を設定するメモリエリアが設けられ、例えば、120分のように設定される(有効期間設定手段)。また、取引IDを一時格納するためのワークエリア「n」、パスワードを生成するときのワークエリア「m」などが設けられている。
【0020】図4は前記携帯電話5aの主要な構成を示すブロック図である。41は制御部本体としてのCPU、42は各種プログラムやBluetoothにより通信を行うための携帯電話機器アドレス42a、デビッドカードにより決済を行うために必要なカード情報42bなどが格納されたROM、43はワークエリアなどのエリアを形成したRAM、44は表示部45での表示を行うための表示制御部、46は複数の入力キーで構成された入力部47からの入力を制御する入力制御部、48はアンテナ49を介してBluetoothにより通信を行うための通信モジュールである。
【0021】また、CPU41と、ROM42、RAM43、表示制御部44、入力制御部46、通信モジュール48がバスライン50を介して接続されている。
【0022】図5は電子式キャッシュレジスタ10が携帯電話と通信可能となったときにCPU21が行う制御の流れを示す図である。
【0023】CPU21は各種信号を監視していて、ステップST1にて、携帯電話と通信可能になるとその携帯電話と接続されたと判断する。そして、ステップST2にて、携帯電話の携帯電話機器アドレスをRAM23のワークエリアに取得し、取引IDのメモリエリアに記憶されている携帯電話機器アドレスと一致するものはないかを判断する。
【0024】このステップST2の判断にて、取得した携帯電話機器アドレスと一致する携帯電話機器アドレスが取引IDのメモリエリアにないと判断すると、ステップST3にて、RAM23のワークエリア「n」に「001」を記憶する。そして、ステップST4にて、この取引ID「001」に携帯電話機器アドレスやパスワードなどの情報が記憶されているかの判断を行う。
【0025】このステップST4の判断にて、携帯電話機器アドレスなどやパスワードなどの情報が記憶されていると判断すると、ステップST5にて、ワークエリア「n」の「001」に「1」を加算してワークエリア「n」を「002」にする。そして、ステップST4に戻り今度は取引ID「002」に携帯電話機器アドレスやパスワードなどの情報が記憶されているかの判断を行う。このステップST4,ST5を取引IDに携帯電話機器アドレスやパスワードなどの情報が記憶されていない取引IDになるまで行う(生成手段)。
【0026】ステップST4にて、取引IDに携帯電話機器アドレスやパスワードなどの情報が記憶されていないと判断すると、ステップST6にて、その取引IDのメモリエリアに取得した携帯電話機器アドレスを記憶する。
【0027】続いて、ステップST7にて、CPU21はワークエリア「m」にランダムに4桁の数字を生成すると共にそのパスワードを生成した時間を記憶して、ステップST8にて、携帯電話機器アドレスを記憶した取引IDのメモリエリアに4桁のパスワード及びそのパスワードを生成した時間を記憶する(記憶手段)。
【0028】そして、ステップST9にて、このように設定された取引ID及びパスワードを取引IDに記憶されている携帯電話機器アドレスで特定される携帯電話に送信してこの処理を終了する(送信手段)。
【0029】図6は携帯電話が電子式キャッシュレジスタ10から送信される取引ID及びパスワードを受信したときにCPU41が行う処理の流れを示す図である。
【0030】CPU41はステップST11にて、電子式キャッシュレジスタ10と接続中かを判断し、この判断で電子式キャッシュレジスタ10と接続中と判断すると、ステップST12にて、データを受信したかを判断する。
【0031】このステップST12の判断にて、データを受信したと判断すると、ステップST13にて、受信したデータが決済処理に関するデータであるかを判断する。
【0032】このステップST13にて、決済処理に関するデータであると判断すると、ステップST14にて、ROMに格納してあるカード情報を電子式キャッシュレジスタ10に送信する。そして、ステップST11に戻る。
【0033】また、ステップST13にて決済に関するデータでないと判断すると、ステップST15にて、受信したデータが取引ID及びパスワードを示すデータかを判断する(受信手段)。この判断で取引ID及びパスワードを示すデータと判断すると、ステップST16にて、表示部45に取引ID及びパスワードの表示を行い(表示手段)、ステップST11に戻る。
【0034】また、ステップST15にて、受信したデータが取引ID及びパスワードを示すデータでないと判断すると、ステップST17にて、受信したデータに基づいて、例えばエラー処理などの処理を行い、ステップST11に戻る。
【0035】また、ステップST11にて、電子式キャッシュレジスタ1と接続していないと判断すると、このデータを受信する処理は終了する。
【0036】図7は電子式キャッシュレジスタ10が携帯電話5a,5b,5c,5d,5eとこの順番で接続する手順を示し、図8はそのときにRAM23の取引IDのメモリエリアに記憶される携帯電話機器アドレス、パスワード、そのパスワードの生成時刻を示す図である。
【0037】図7において、初期状態から立ち上げられた電子式キャッシュレジスタ10はBluetoothのマスターとして動作しており、スレーブとなる携帯電話を絶えず検索している。
【0038】そして、電子式キャッシュレジスタ10の通信範囲内に携帯電話5aを検索すると、ステップST21にて、電子式キャッシュレジスタ10がマスターとなり携帯電話5aをスレーブとして接続処理をする。
【0039】このステップST21の接続処理がされると、ステップST22にて、CPU21は携帯電話5aの携帯電話機器アドレス、生成された4桁のパスワード「1921」、パスワード「1921」の生成時刻をRAM23の取引ID「001」に記憶して、携帯電話5aに取引ID「001」及びパスワード「1921」を送信する。
【0040】次に、携帯電話5bが電子式キャッシュレジスタ10の通信範囲に入ると、ステップST23にて、接続処理がされ、ステップST24にて、CPU21は取引ID「002」に携帯電話5bの携帯電話機器アドレス、パスワード「2342」、及びその生成時刻を記憶して、携帯電話5bに取引ID「002」及びパスワード「2342」を送信する。
【0041】携帯電話5c〜5eもこのように電子式キャッシュレジスタ10の通信範囲に入るとステップST25,27,29にて、接続処理をし、携帯電話5cはステップST26にて、取引ID「003」にその携帯電話機器アドレス、パスワード「6673」及びその生成時刻、携帯電話5dはステップST28にて、取引ID「004」に携帯電話機器アドレス、パスワード「5674」及びその生成時刻、携帯電話5eはステップST30にて、取引ID「005」に携帯電話機器アドレス、パスワード「8915」及びその生成時刻をRAM23の取引IDのメモリエリアにCPU21は記憶して、携帯電話5c〜5eに取引ID及びパスワードを送信する。
【0042】図8はこのようにRAM23に記憶された取引IDのメモリエリアを示す図である。「001」から「999」まで設定された取引IDの「001」から「005」に携帯電話5a〜5eの携帯電話機器アドレス、パスワード、そのパスワードの生成時刻が記憶され、取引ID「006」〜「999」には携帯電話との接続がされていないので携帯電話機器アドレス、パスワード、そのパスワードの生成時刻などの情報が記憶されていない。
【0043】図9は、電子式キャッシュレジスタ10と携帯電話とによる決済を行うときの処理の流れを示す図である。
【0044】電子式キャッシュレジスタ10のCPU21は、ステップST41にて、キーボード12やスキャナ13により読み取られた商品情報をRAM23に登録する。続いて、ステップST42にて、キーパッド17から取引IDの入力を受け付ける(入力手段)。
【0045】そして、ステップST43にて、受け付けた取引IDに対応するRAM23の取引IDのメモリエリアから携帯電話機器アドレス及びパスワードを呼出す。
【0046】次に、ステップST44にて、キーパッド17からパスワードの入力を受け付ける。このパスワードの入力を受け付けると、ステップST45にて、RAM23のメモリエリアから読み出したパスワードとキーパッド17から入力を受け付けたパスワードと一致しているかを判断する。
【0047】このステップST45の判断で、パスワードが一致したと判断すると、ステップST46にて、呼出した携帯電話機器アドレスで決済を行う携帯電話を特定し、その携帯電話から決済を行うためのカード情報を取得し、RAM23に登録してある商品の決済を行ってよいかをカード情報から取得した金融機関のホストコンピュータに問い合わせる(決済処理手段)。
【0048】続いて、ステップST47にて、金融機関のホストコンピュータから決済してよいとの返信を受信すると、ステップST48にて、決済を終了し、印字制御部30を制御してその決済内容をレシートに印字してレシートの発行を行い、金融機関のホストコンピュータから決済できないとの返信を受信すると、ステップST49にて、決済できない旨を表示部11に表示する。
【0049】また、ステップST45の判断でパスワードが一致しないときは、ステップST50にて、例えば、エラーを表示部11に表示し、再びキーパッド17によるパスワードの入力を受け付けるなどし、それでもパスワードが一致しないときは、表示部11に決済ができない旨の表示する。
【0050】ステップST49,50において決済できない旨の表示を行った後、現金による決済を行うことを受け付けたときは、ステップST51にて、ドロワ開放機構を制御してドロアを開放して現金による決済を行って決済処理を終了する。
【0051】図10は電子式キャッシュレジスタ10に電源が投入されたときから電源が切られるまで予め任意に設定された時間毎にCPU21が行う識別情報管理手段として取引IDに記憶された情報を消去する制御の流れを示す図である。
【0052】CPU21はステップST61にて、RAM23に設定された取引IDを消去するまでの設定時間、120分を呼出す。続いて、ステップST62にて、ワークエリア「h」に「001」をセットする。
【0053】そして、ステップST63にて、取引ID「001」に記憶されているパスワード生成時刻を呼出し、ステップST64にて、呼出したパスワード生成時刻から120分が経過しているかを判断する。
【0054】このステップST64にて、120分が経過していると判断すると、ステップST65にて、RAM23の取引ID「001」のメモリエリアに記憶されている、携帯電話機器アドレス、パスワード、パスワード生成時刻を消去する。
【0055】このステップST65にて、携帯電話機器アドレス、パスワード、パスワード生成時刻を消去したとき、又はステップST64にて、120分を経過していないと判断したときは、ステップST66にて、ワークエリア「h」の「001」に1加算し「002」とする。
【0056】そして、ステップST67にて、ワークエリア「h」に記憶されている「002」が「999」と一致するかを判断し、「999」でないので、ステップST63に戻りステップST67までの処理を繰り返し行う。
【0057】ステップST67にて、ワークエリア「h」が「999」と判断したときはこの処理を終了し、設定された時間になると再度この処理を行う。
【0058】以下、携帯電話5aを所持する顧客Aが決済を行う場合について説明する。顧客Aが店舗の出入り口2から入ると、電子式キャッシュレジスタ10の通信範囲に入り、電子式キャッシュレジスタ10と携帯電話5aとはBluetoothにより接続される。
【0059】そして、電子式キャッシュレジスタ10により設定される取引ID及びパスワードが携帯電話5aに送信され、携帯電話5aの表示部45には、図11に示すように、取引ID「001」及びパスワード「1921」が表示され、顧客Aが視認できるようになる。
【0060】また、このように携帯電話5b〜5eを所持する他の顧客も店舗1内に入るとそれぞれの携帯電話の表示部に取引ID及びパスワードが表示される。
【0061】そして、顧客Aが購入する商品を決め、清算するために業務スペース4まで商品を持っていき電子式キャッシュレジスタ10の前に並ぶ。このとき携帯電話5bを所持する顧客Bも購入する商品の清算するために図1に示すように電子式キャッシュレジスタ10の前にきて顧客Aの後ろに並ぶ。
【0062】オペレータは顧客Aの購入する商品をキーボード12及びスキャナ13を使用して商品情報を読み取っていく。このとき顧客Aが携帯電話5aを使用した決済を希望すると、オペレータは顧客Aを促してキーパッド17に取引ID及びパスワードを入力させる。顧客Aはオペレータに促されてキーパッド17を使用して取引ID「001」を入力し、続いて、パスワード「1921」を入力する。
【0063】この入力された取引ID「001」及びパスワード「1921」と電子式キャッシュレジスタ10のRAM23のメモリエリアに記憶されている取引ID「001」とパスワード「1921」が一致するので、電子式キャッシュレジスタ10は取引IDのメモリエリアに記憶されている携帯電話機器アドレスにより携帯電話5aを特定し、携帯電話5aからカード情報43bを取得し金融機関のホストコンピュータに問い合わせを行い決済処理が行われる。
【0064】そして、決済処理が行われると電子式キャッシュレジスタ10はレシートを印字し、レシート発行口14からレシートを発行する。オペレータはこの発行されたレシートを顧客に渡し、顧客Aは渡されたレシートを確認して出入り口2から店舗を出る。
【0065】この実施の形態によると、顧客Aが携帯電話5aにより決済を行うとき、携帯電話5aの表示部45に表示された取引ID及びパスワードをキーパッド17により入力する。そうすると、電子式キャッシュレジスタ10においては、この入力された取引ID及びパスワードとRAM23の取引IDのメモリエリアに記憶されている取引IDとパスワードとが一致するかの判断が行われ、一致する場合に取引IDのメモリエリアに記憶されている携帯電話機器アドレスにより携帯電話5aを特定されて決済処理が行われる。したがって、顧客Aは携帯電話5aにユニークに設定されている携帯電話番号などをオペレータに提示又は口頭で伝える必要が無いので、オペレータ、後ろに並んでいる顧客B及び回りにいる他の顧客に携帯電話5aにユニークに設定されている携帯電話番号などが漏れることがない。
【0066】また、パスワードを生成したときにその生成時刻をRAM23のメモリエリアに記憶し、生成時刻から一定時間経過後にその取引IDに記憶された情報を消去することにより、一定時間が経過すると一度使用した取引IDのエリアを再度使用することができるようになるので設定されている取引ID「001」から「999」の枯渇を防止することができる。
【0067】なお、前述した実施の形態は本発明を携帯電話と電子式キャッシュレジスタとで行う決済システムに適用した場合について述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、決済機能を持つ携帯端末と決済装置とが無線により決済を行う決済システムであれば適用できるものである。
【0068】また、パスワードの入力を取引IDと共にキーパッド17により入力することとしたが、取引IDはキーパッド17により入力して、パスワードを携帯電話5aの入力部47による入力後、Bluetoothによって電子式キャッシュレジスタ10に送信するようにして取引ID及びパスワードが一致するか判断してもよい。
【0069】さらに、携帯電話5aに記憶されている決済のために必要な決済情報は、デビッドカードによる決済を行うために必要なカード情報43bとしたが、これに限らず、クレジットカードによる決済に必要なクレジットカード情報、又は、電子的な金銭情報を記憶して、そのクレジットカード情報や金銭情報を使用して決済を行うようにしても良いのは勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、顧客の所持する携帯端末に関するプライバシーを保護して携帯端末と決済装置とで決済を行う決済システムを提供できる。
【0071】また、請求項2記載の発明によれば、さらに、顧客の所持する携帯端末毎に必要な識別情報の枯渇を防止することができる。




 

 


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