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発明の名称 画像処理システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−92658(P2003−92658A)
公開日 平成15年3月28日(2003.3.28)
出願番号 特願2001−283787(P2001−283787)
出願日 平成13年9月18日(2001.9.18)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
【テーマコード(参考)】
2C087
5B082
5C062
【Fターム(参考)】
2C087 AA03 AA09 AB05 BA03 BB10 BC02 BC04 BC14 
5B082 HA00
5C062 AA01 AA05 AA06 AB42 AC01 AE13 BD00
発明者 大垣 武史
要約 課題
処理負荷を分散軽減させることができ、かつ、より高い機能拡張性が得られる画像処理システムを提供する。

解決手段
デジタル複写機1と、デジタル複写機1を制御するコントローラ2と、コントローラ2にネットワーク3を介して接続され、デジタル複写機1およびコントローラ2とは独立に動作する外部サーバ4とからなり、コントローラ2にデジタル複写機1でスキャン読取りされた画像データを一時的に保管する一時メモリ21を設けるとともに、外部サーバ4にコントローラ2の一時メモリ21とファイル構造が全く同じ一時メモリ41を設け、コントローラ2内の画像複製エージェント23により、一時メモリ21内の画像データを外部サーバ4の一時メモリ41にネットワーク3を経由して転送して複製し、複製が成功したときはコントローラ2の一時メモリ21内の対応する画像データを削除する。
特許請求の範囲
【請求項1】 少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する第1の装置と、この第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する第2の装置と、少なくとも前記第2の装置とネットワークを介して接続され、前記第1および第2の装置とは独立して動作するサーバ装置と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段に複製する画像複製手段と、を具備したことを特徴とする画像処理システム。
【請求項2】 少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する複数の第1の装置と、この複数の第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する複数の第2の装置と、少なくとも前記複数の第2の装置とネットワークを介してそれぞれ接続され、前記複数の第1および第2の装置とは独立して動作する単一のサーバ装置と、前記複数の第2の装置内にそれぞれ設けられ、対応する前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記複数の第2の装置がそれぞれ前記サーバ装置の第2のファイル手段内に画像データ複製用の新規フォルダの作成と、複製処理中の状態を識別できる複製処理中フラグの作成を行なうフォルダ・フラグ作成手段と、前記複数の第2の装置内に設けられ、前記フォルダ・フラグ作成手段により画像データ複製用の新規フォルダおよび複製処理中フラグが作成された場合にのみ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段内に作成された新規フォルダに複製する画像複製手段と、を具備したことを特徴とする画像処理システム。
【請求項3】 前記複数の第2の装置内に設けられ、前記画像複製手段により画像データの複製処理が成功したときは前記第1のファイル手段内の画像データを削除する画像削除手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理システム。
【請求項4】 少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する第1の装置と、この第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する第2の装置と、少なくとも前記第2の装置とネットワークを介して接続され、前記第1および第2の装置とは独立して動作するサーバ装置と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段に複製する画像複製手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第2のファイル手段内の全ての画像データを必要に応じて削除するファイル削除手段と、を具備したことを特徴とする画像処理システム。
【請求項5】 前記ファイル削除手段の動作中は、その状態を識別できる処理中フラグを前記サーバ装置の第2のファイル手段内に作成し、前記画像複製手段は前記第2のファイル手段内に前記処理中フラグが存在する期間は複製処理を行なわないように制御することを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
【請求項6】 少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する第1の装置と、この第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する第2の装置と、少なくとも前記第2の装置とネットワークを介して接続され、前記第1および第2の装置とは独立して動作するサーバ装置と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段に複製する画像複製手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第2のファイル手段内の全ての画像データの整合性をチェックして完全な状態にある画像データのみを保管し、不完全な状態にある画像データを削除する整合性チェック手段と、を具備したことを特徴とする画像処理システム。
【請求項7】 前記整合性チェック手段の動作中は、その状態を識別できる処理中フラグを前記サーバ装置の第2のファイル手段内に作成し、前記画像複製手段は前記第2のファイル手段内に前記処理中フラグが存在する期間は複製処理を行なわないように制御することを特徴とする請求項6記載の画像処理システム。
【請求項8】 前記第1の装置は多機能型のデジタル複写機であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1つに記載の画像処理システム。
【請求項9】 前記第1の装置は文書画像などを光学的に読取るネットワーク対応型のスキャナであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1つに記載の画像処理システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、デジタル複写機やネットワーク対応型スキャナによりスキャン読込みした文書画像などのスキャン画像データをネットワークを介して接続されたサーバに登録したり、そのサーバに登録された画像データをネットワークを介して検索したりする画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機が広く用いられるようになっており、このデジタル複写機を用いることにより、紙文書に記録された文書画像などを簡単にデジタル化して各種の処理に供することができるようになっている。
【0003】一般に、デジタル複写機には、多くの機能が設けられており、拡大、縮小、両面複写機能などの複写機としての基本的な機能の他に、ファツクス(FAX)送受信やプリント(印刷)など、デジタル化した画像データを通信回線を介して送受信する機能などが設けられている。
【0004】ところで、最近では、このような多機能型のデジタル複写機を画像データ入力機器として利用し、ネットワークを介して接続されたサーバと連携して使用することが考えられている。
【0005】このような目的のために考えられた従来の画像処理システムとして以下のようなものがある。すなわち、たとえば、デジタル複写機とこれを制御するコントローラとをSCSI(Small Computer System Interface)接続するとともに、コントローラをネットワークに接続することにより、デジタル複写機でスキャン読込みした文書画像などのスキャン画像データをネットワーク内で活用するものである。
【0006】その場合、コントローラの内部に設けられたファイルメモリ(ハードディスク)内にデジタル複写機から送られたスキャン画像データを一時記憶する一時保管部を設け、ここを一定時間ごとに監視することにより、スキャン画像データに対して文字認識処理を自動的に行ない、その認識結果とそれに対応する一時保管部内のスキャン画像データをファイルメモリに保管するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従来の画像処理システムでは、コントローラに画像データの処理や制御、管理など、全ての処理が集中し、処理負荷が非常に重くなるばかりか、処理速度も低下し、さらに、ネットワーク内での画像データ処理機能の拡張性に劣るという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、処理負荷を分散軽減させることができ、かつ、より高い機能の拡張性が得られる画像処理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理システムは、少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する第1の装置と、この第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する第2の装置と、少なくとも前記第2の装置とネットワークを介して接続され、前記第1および第2の装置とは独立して動作するサーバ装置と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段に複製する画像複製手段とを具備している。
【0010】また、本発明の画像処理システムは、少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する複数の第1の装置と、この複数の第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する複数の第2の装置と、少なくとも前記複数の第2の装置とネットワークを介してそれぞれ接続され、前記複数の第1および第2の装置とは独立して動作する単一のサーバ装置と、前記複数の第2の装置内にそれぞれ設けられ、対応する前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記複数の第2の装置がそれぞれ前記サーバ装置の第2のファイル手段内に画像データ複製用の新規フォルダの作成と、複製処理中の状態を識別できる複製処理中フラグの作成を行なうフォルダ・フラグ作成手段と、前記複数の第2の装置内に設けられ、前記フォルダ・フラグ作成手段により画像データ複製用の新規フォルダおよび複製処理中フラグが作成された場合にのみ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段内に作成された新規フォルダに複製する画像複製手段とを具備している。
【0011】また、本発明の画像処理システムは、少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する第1の装置と、この第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する第2の装置と、少なくとも前記第2の装置とネットワークを介して接続され、前記第1および第2の装置とは独立して動作するサーバ装置と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段に複製する画像複製手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第2のファイル手段内の全ての画像データを必要に応じて削除するファイル削除手段とを具備している。
【0012】さらに、本発明の画像処理システムは、少なくとも文書画像などの画像データを読取る画像読取手段を有する第1の装置と、この第1の装置の少なくとも前記画像読取手段を制御する制御手段を有する第2の装置と、少なくとも前記第2の装置とネットワークを介して接続され、前記第1および第2の装置とは独立して動作するサーバ装置と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1の装置で読取られた画像データを一時的に保管する第1のファイル手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第1のファイル手段と同じ構造の第2のファイル手段と、前記第2の装置内に設けられ、前記第1のファイル手段に一時保管された画像データを前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ転送することにより前記第2のファイル手段に複製する画像複製手段と、前記サーバ装置内に設けられ、前記第2のファイル手段内の全ての画像データの整合性をチェックして完全な状態にある画像データのみを保管し、不完全な状態にある画像データを削除する整合性チェック手段とを具備している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理システムの構成を概略的に示すものである。この画像処理システムは、第1の装置としてのデジタル複写機1、第2の装置としてのコントローラ2、コントローラ2にネットワーク3を介して接続されるサーバ装置としての外部サーバ4、および、ネットワーク3に接続される端末装置としてのクライアントパーソナルコンピュータ(以後、単にパソコンと略称する)5から構成されている。
【0015】デジタル複写機1は、利用者の操作に基づき文書画像(以後、画像データともいう)を複写したり、文書画像を光学的にスキャン読込みして電子化するもので、文書画像を光学的にスキャンして読取り電子化する画像読取手段としての画像入力部11、画像入力部11で読取った文書画像や外部から電子化されて入力された文書画像などを電話回線を介して外部へ送信したり、外部から電話回線を介して送信される電子化された文書画像などを受信するFAX送受信部12、画像入力部11で読取った文書画像やFAX送受信部12で受信した文書画像、あるいは、外部から電子化されて入力された文書画像などをプリントアウトするプリンタ部13、および、主に複写機能を制御する複写機能制御部14から構成されている。
【0016】コントローラ2は、デジタル複写機1全体を制御するもので、デジタル複写機1に電気的および機械的に連結されており(デジタル複写機1に内蔵されてもよい)、デジタル複写機1から転送される電子化されたスキャン画像データ(文書画像など)を一時保管する第1のファイル手段としての一時メモリ21、および、制御手段としての制御部22から構成されている。
【0017】一時メモリ21は、たとえば、ハードディスク装置を用いており、スキャン画像データを保管するフォルダは、図2に示すようなツリー構造により構成されている。すなわち、アプリケーション名51があって、その配下に1文書ごとに付与される固有の文書番号52が設けられている。そして、文書番号52の配下に後で詳細を説明する状態フラグ53、文書画像読込み時の解像度や倍率などのパラメータが格納されるパラメータファイル54、および、スキャン画像データが1頁ごとに格納される画像データファイル55が設けられている。なお、画像データファイル55には、複数頁分のスキャン画像データが格納されてもよい。
【0018】状態フラグ53は、一時メモリ21内のそれが属する文書番号52に対応する画像データファイル55の状態を識別するためのもので、たとえば、図3に示すように、「準備中」、「完了」、「処理中」の3つの状態を示すようになっている。ここに、「準備中」は、デジタル複写機1からのスキャン画像データを受入れている際にオンされて、スキャン画像データ入力中を示す。「完了」は、デジタル複写機1からのスキャン画像データの入力が終了するとオンされて、スキャン画像データ入力完了を示す。「処理中」は、後で詳細を説明するが、一時メモリ21内のスキャン画像データを外部サーバ4に複製している際にオンされて、スキャン画像データの複製処理中を示す。
【0019】制御部22は、各種制御を行なうもので、それにはフォルダ監視エージェント23、および、画像複製エージェント24が含まれている。フォルダ監視エージェント23は、一時メモリ21内のスキャン画像データが格納されるフォルダを一定時間ごとに監視するプログラムであり、その処理の詳細は後述する。画像複製エージェント24は、一時メモリ21内のスキャン画像データを外部サーバ4に複製するプログラムであり、その処理の詳細は後述する。
【0020】外部サーバ4は、デジタル複写機1およびコントローラ2とは独立して動作するもので、コントローラ2から転送され複製されるスキャン画像データを一時保管する第2のファイル手段としての一時メモリ41、一時メモリ41内のスキャン画像データやその画像データに対して文字認識処理を行なった結果などを格納する第3のファイル手段としてのファイルメモリ42、制御手段としての制御部43、画像ファイリングアプリケーション44、および、管理アプリケーション45から構成されている。
【0021】一時メモリ41は、たとえば、ハードディスク装置を用いており、複製されたスキャン画像データを保管するフォルダは、図4に示すようなツリー構造により構成されている。すなわち、基本的には図2のフォルダ構造と同様であるが、状態フラグ53が示す状態の内容が変更された点と、アプリケーション名51の配下に全削除フラグ56、および、整合性チェックフラグ57が追加された点が異なり、その他は図2と同様である。
【0022】状態フラグ53は、一時メモリ41内のそれが属する文書番号52に対応する画像データファイル55の状態を識別するためのもので、たとえば、図3に示すように、「準備中」、「完了」、「処理中」の3つの状態を示すようになっている。ここに、「準備中」は、コントローラ2からスキャン画像データを複製している際にオンされて、複製処理中を示す。「完了」は、コントローラ2からのスキャン画像データの複製が終了するとオンされて、複製処理完了を示す。「処理中」は、一時メモリ41内のスキャン画像データを例えばファイルメモリ42に登録している際にオンされて、登録処理中を示す。
【0023】全削除フラグ56は、一時メモリ41内のスキャン画像データを全て削除する際に、利用者の指示に基づき後述する管理アプリケーション45によりオンされ、削除が終了すると後述する画像削除エージェント48によりオフされる。
【0024】整合性チェックフラグ57は、本システム起動時の初期処理として、後述する画像削除エージェント48によりオンされ、一時メモリ41内のスキャン画像データに対する整合性のチェックが終了すると、後述する画像削除エージェント48によりオフされる。
【0025】ファイルメモリ42は、たとえば、ハードディスク装置を用いており、一時メモリ41内のスキャン画像データやその画像データに対して文字認識処理を行なった結果、あるいは、外部から入力された画像データなどを格納(登録)するもので、後述する画像登録エージェント47あるいは画像ファイリングアプリケーション44により行なわれる。
【0026】制御部43は、各種制御を行なうもので、それにはフォルダ監視エージェント46、画像登録エージェント47、および、画像削除エージェント48が含まれている。
【0027】フォルダ監視エージェント46は、一時メモリ41内のスキャン画像データが格納されるフォルダを一定時間ごとに監視するプログラムであり、その処理の詳細は後述する。
【0028】画像登録エージェント47は、一時メモリ21内のスキャン画像データやその画像データに対して文字認識処理を行なった結果、あるいは、外部から入力された画像データなどをファイルメモリ42に登録するプログラムである。
【0029】画像削除エージェント48は、一時メモリ41内のスキャン画像データを削除したり、一時メモリ41内のスキャン画像データに対して整合性のチェックを行なうプログラムであり、その処理の詳細は後述する。
【0030】画像ファイリングアプリケーション44は、キーボードなどの入力機能およびディスプレイなどの表示機能を有し、利用者の操作に基づき入力される画像データをファイルメモリ42に登録したり、一時メモリ41内のスキャン画像データに対して文字認識処理を行なったりするものである。
【0031】管理アプリケーション45は、たとえば、利用者の指示に基づき全削除フラグ56をオンに設定するものである。
【0032】クライアントパソコン5は、外部サーバ4内のファイルメモリ42に対してスキャン画像データの検索を行なったり、新たな画像データの登録を行なったりするものであり、単一あるいは複数台設けられる。
【0033】次に、このような構成において各種処理動作について説明する。
【0034】まず、コントローラ2のフォルダ監視エージェント23の処理動作について、図5および図6に示すフローチャートを参照して説明する。デジタル複写機1から入力されたスキャン画像データ(文書画像)は、図2に示したフォルダ構造で一時メモリ21内に1文書ごとに一時保管される。
【0035】さて、フォルダ監視エージェント23は、一定時間ごとに一時メモリ21内のフォルダを監視し(ステップS1)、フォルダ内にスキャン画像データが存在するか否かをチェックし(ステップS2)、スキャン画像データが存在すれば複製対象画像データのリスト(複製対象文書画像の文書番号リスト)を作成する(ステップS3)。
【0036】次に、1文書画像データ(1文書番号)ごとに画像複製エージェント24を呼出して、当該画像データを引き渡す(ステップS4)。次に、上記作成したリスト分の引き渡し処理が終了したか否かをチェックし(ステップS5)、終了すればステップS1に戻って上記同様な動作を繰り返す。
【0037】なお、ステップS2において、スキャン画像データが存在しなければステップS1に戻って上記同様な動作を繰り返す。
【0038】次に、コントローラ2の画像複製エージェント24の処理動作について、図5および図7に示すフローチャートを参照して説明する。まず、フォルダ監視エージェント23から複製対象画像データのフォルダパス名(文書番号)を受取る(ステップS11)。
【0039】次に、複製元フォルダ(一時メモリ21)の状態フラグ53をチェックするとともに、複製先フォルダ(一時メモリ41)の全削除フラグ56および整合性チェックフラグ57をチェックする(ステップS12)。このチェックの結果、全削除フラグ56がオフ、かつ、整合性チェックフラグ57がオフ、かつ、状態フラグ53が「完了」であれば(ステップS13)、複製先(一時メモリ41)に画像データ保管用のフォルダを新規に排他モード指定で作成する(ステップS14)。
【0040】次に、新規に作成した複製先フォルダに状態フラグ53を作成して、「準備中」に設定する(ステップS15)。次に、複製対象画像データを複製元フォルダ(一時メモリ21)から複製先フォルダ(一時メモリ41)へ転送することにより複製する(ステップS16)。
【0041】次に、複製処理が終了すると、複製先フォルダ(一時メモリ41)の状態フラグ53を「完了」に変更設定する(ステップS17)。次に、複製元フォルダ(一時メモリ21)の画像データを削除する(ステップS18)。これで1文書画像データ(1文書番号)の複製処理は終了であり、次の複製対象画像データの複製処理を行なう。
【0042】なお、ステップS13において、『全削除フラグ56がオフ、かつ、整合性チェックフラグ57がオフ、かつ、状態フラグ52が「完了」』でない場合、当該複製処理は終了し、次の複製対象画像データの複製処理を行なう。
【0043】このように、外部サーバ4の一時メモリ41内に、複製処理中の状態を識別できる状態フラグ53を設けて、コントローラ2が外部サーバ4の一時メモリ41内に新しいフォルダの作成と、複製処理中フラグの作成とを試みて成功した場合にのみ、コントローラ2の一時メモリ21内の画像データを外部サーバ4の一時メモリ41にネットワーク3を介して転送して複製することにより、特に、図8に示すように、複数のデジタル複写機1a,1b,…およびコントローラ2a,2b,…がネットワーク3に接続されている場合、複数のデジタル複写機1a,1b,…でいつでも画像データのスキャン読取りが実行でき、読取られた画像データは複数のコントローラ2から外部サーバ4に確実な排他制御の基で転送・複製できる。
【0044】次に、外部サーバ4のフォルダ監視エージェント46の処理動作について、図5および図9に示すフローチャートを参照して説明する。フォルダ監視エージェント46は、一定時間ごとに一時メモリ41内のフォルダを監視し(ステップS21)、フォルダ内にスキャン画像データが存在するか否かをチェックし(ステップS22)、スキャン画像データが存在すれば処理対象画像データのリスト(処理対象文書画像の文書番号リスト)を作成する(ステップS23)。
【0045】次に、1文書画像データごとに画像登録エージェント47を呼出して、当該画像データを引き渡す(ステップS24)。次に、上記作成したリスト分の引き渡し処理が終了したか否かをチェックし(ステップS25)、終了すればステップS21に戻って上記同様な動作を繰り返す。
【0046】なお、ステップS22において、スキャン画像データが存在しなければステップS21に戻って上記同様な動作を繰り返す。
【0047】次に、外部サーバ4の画像削除エージェント48の処理動作について、図5および図10に示すフローチャートを参照して説明する。
【0048】当該画像処理システムがユーザに設置された際、インストーラを用いて、外部サーバ4の一時メモリ41内にスキャン画像データを一時保管するためのフォルダ(図4参照)を作成して、整合性チェックフラグ57をオンに初期設定する。
【0049】さて、画像削除エージェント48は、当該画像処理システム全体が起動されると、初期処理として一時メモリ41内の整合性チェックフラグ57をオンに設定する(ステップS31)。次に、クリーンアップ処理を行なう(ステップS32)。
【0050】すなわち、クリーンアップ処理は、まず、一時メモリ41内の全削除フラグ56を参照して、オン状態であれば一時メモリ41内の全ての画像データを削除し、その後、全削除フラグ56をオフ状態に設定する。次に、一時メモリ41内の整合性チェックフラグ57を参照して、オン状態であれば状態フラグ52の整合処理を行なう。すなわち、たとえば、システム異状などにより複製処理が途中で停止したため、状態フラグ52が「準備中」のままになっている文書画像データが一時メモリ41内に存在する場合は、その画像データを削除し、その後、整合性チェックフラグ57をオフ状態に設定する。
【0051】次に、一定時間待機した後(ステップS33)、全削除フラグ56がオン状態にあるか否かをチェックし(ステップS34)、オン状態にあれば整合性チェックフラグ57をオンに設定する(ステップS35)。次に、ステップS32と同様なクリーンアップ処理を行なう(ステップS36)。次に、整合性チェックフラグ57をオフに設定し(ステップS37)、その後、ステップS33に戻って上記同様な動作を繰り返す。
【0052】ステップS34において、全削除フラグ56がオン状態でない場合、電源シャットダウンの要求があるか否かをチェックし(ステップS38)、電源シャットダウンの要求があれば整合性チェックフラグ57をオンに設定する(ステップS39)。次に、プロセスを終了し(ステップS40)、その後、当該処理を全て終了する。
【0053】ステップS38において、電源シャットダウンの要求がなければ、ステップS33に戻って上記同様な動作を繰り返す。
【0054】以上説明したように、上記実施の形態によれば、デジタル複写機1でスキャン読取りされて一時的に保管されたコントローラ2内のスキャン画像データを外部サーバ4に転送して複製することにより、コントローラ2の制御処理、外部サーバ4の画像処理が分散処理できるので負荷の分散が可能となり、処理負荷を分散軽減させることが可能となる。また、コントローラ2とは独立して外部サーバ4のハードウェアの拡張が可能となる。また、コントローラ2とは独立して外部サーバ4のソフトウェアの拡張が可能となる。さらに、コントローラ2と外部サーバ4をハードウェア、ソフトウェアともに独立して開発できるという効果も期待できる。
【0055】また、複数のデジタル複写機1でいつでも画像データのスキャン読取りが実行でき、読取られた画像データは複数のコントローラ2から外部サーバ4に確実な排他制御の基で転送して複製できる。
【0056】また、当該画像処理システムに異常が発生した場合でも、不完全な状態の画像データが蓄積され続けて一時メモリ21,41を圧迫するような事態を引き起こさない。
【0057】さらに、デジタル複写機1で読取られた画像データをコントローラ2から外部サーバ4に転送して複製する処理と、外部サーバ4で画像データを全削除あるいは整合性チェックする処理とが競合しても、画像データの安全で完全な状態が保たれる。
【0058】なお、前記実施の形態では、第1の装置としてデジタル複写機を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図11に示すように、ネットワーク対応型スキャナ6を用いてもよく、このようにしても前記実施の形態と同様な作用効果が期待できる。なお、ネットワーク対応型スキャナ6は、利用者の操作に基づき文書画像(画像データ)を光学的にスキャンして読取り電子化する画像読取手段としての画像入力部61、および、この画像入力部61を制御する読取制御部62から構成されている。
【0059】また、外部サーバ4において、一時メモリ41内の画像データをファイルメモリ42に登録する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、一時メモリ41内の画像データに対して文字認識処理を行ない、その認識結果を対応する画像データとともにファイルメモリ42に登録したり、あるいは、一時メモリ41内の画像データを電子メールに添付して外部装置へ送信する場合にも同様に適用できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、処理負荷を分散軽減させることができ、かつ、より高い機能の拡張性が得られる画像処理システムを提供できる。




 

 


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