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発明の名称 通信方法、通信装置及びコンピュータプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−229911(P2003−229911A)
公開日 平成15年8月15日(2003.8.15)
出願番号 特願2002−28842(P2002−28842)
出願日 平成14年2月5日(2002.2.5)
代理人 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030 HA05 HB28 HC01 LD11 LD12 
発明者 綾部 雅之 / 田村 至 / 内堀 保治 / 岡本 明
要約 課題
過去にエラーが発生した送信先アドレスへのメッセージの送信を抑制する通信方法、通信装置及びコンピュータプログラムを提供する。

解決手段
電子メールの送信エラーを通信手段15で受付け、CPU11により、送信エラーが発生した送信先メールアドレスをハードディスク13に記憶しておき、送信先アドレスを通信手段15で受付けた場合、受付けた送信先メールアドレスがハードディスク13に記憶されているか否かをCPU11で判定し、記憶されていると判定された場合、CPU11により、通信手段15から前記送信先メールアドレスの送信元へ、前記送信先メールアドレスの確認を指示する電子メールを送信する。
特許請求の範囲
【請求項1】 メッセージの送受信処理及び該メッセージの送信先アドレスの受付処理を含む処理を実行する情報処理装置と、メッセージを含むデータを記憶する記憶装置とを用いて、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信方法において、警告対象の送信先アドレスを記憶装置に予め記憶しておき、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されているか否かを、情報処理装置で判定するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記送信先アドレスの送信元へ警告を送信するステップとを有することを特徴とする通信方法。
【請求項2】 メッセージの送受信処理及び該メッセージの送信先アドレスの受付処理を含む処理を実行する情報処理装置と、メッセージを含むデータを記憶する記憶装置とを用いて、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信方法において、メッセージの送信エラーを、情報処理装置で検出するステップと、送信エラーが検出されたメッセージの送信先アドレスを、記憶装置に記憶するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されているか否かを、情報処理装置で判定するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記送信先アドレスの送信元へ送信先アドレスの確認指示を送信するステップとを有することを特徴とする通信方法。
【請求項3】 メッセージの送受信処理及び該メッセージの送信先アドレスの受付処理を含む処理を実行する情報処理装置と、メッセージを含むデータを記憶する記憶装置とを用いて、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信方法において、受信したメッセージに含まれる不正なプログラムを、情報処理装置で検出するステップと、不正なプログラムが検出されたメッセージの送信元アドレスを、記憶装置に記憶するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されているか否かを、情報処理装置で判定するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記送信先アドレス及び/又は該送信先アドレスの送信元へ不正なプログラムの確認指示を送信するステップとを含むことを特徴とする通信方法。
【請求項4】 受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の通信方法。
【請求項5】 送信先アドレスを受付け、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信装置において、警告対象の送信先アドレスを記憶する記憶部と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されているか否かを判定する判定手段と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されている場合、前記送信先アドレスの送信元へ警告を通知する通知手段とを備えることを特徴とする通信装置。
【請求項6】 送信先アドレスを受付け、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信装置において、メッセージの送信エラーを検出する検出手段と、送信エラーが検出されたメッセージの送信先アドレスを記憶する記憶部と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されているか否かを判定する判定手段と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されている場合、前記送信先アドレスの送信元へ送信先アドレスの確認指示を通知する通知手段とを備えることを特徴とする通信装置。
【請求項7】 送信先アドレスを受付け、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信装置において、メッセージを受信する受信手段と、受信したメッセージに含まれる不正なプログラムを検出する検出手段と、不正なプログラムが検出されたメッセージの送信元アドレスを記憶する記憶部と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されているか否かを判定する判定手段と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されている場合、前記送信先アドレス及び/又は該送信先アドレスの送信元へ不正なプログラムの確認指示を通知する通知手段とを備えることを特徴とする通信装置。
【請求項8】 受付けた送信先アドレスが前記記憶部に記憶されている場合、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止すべくなしてあることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の通信装置。
【請求項9】 コンピュータに、送信先アドレスを受付けさせ、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、警告対象の送信先アドレスを記憶させる手順と、コンピュータに、受付けた送信先アドレスが、記憶した送信先アドレスに含まれているか否かを判定させる手順と、コンピュータに、受付けた送信先アドレスが、記憶した送信先アドレスに含まれている場合、前記受付けた送信先アドレスの送信元へ警告を通知させる手順とを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール等のメッセージを送信する通信方法及び通信装置と、電子メール等のメッセージをコンピュータに送信させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット等の通信ネットワークにおいては、電子メール等のメッセージが送受信されている。例えば、インターネット上にウェブサイトを開設してサービスを提供する場合、利用者との連絡手段として、電子メールが利用される。例えばサイズの大きなファイルの転送サービスにおいては、転送元(送信者)及び転送先(受信者)へ電子メールで連絡を行う。ここで、サイズの大きなファイルとは、電子メールに添付できない大きなサイズのファイルである。
【0003】上述したファイルの転送サービスの概略を図10(a)に示す。図10(a)には、ファイルを送信する送信端末20と、ファイルを受信する受信端末30と、上述したファイルの転送サービスを提供するサーバ10とが図示されている。送信端末20及び受信端末30は、インターネット等の通信ネットワークを介してサーバ10と接続されている。
【0004】ファイルの転送手順を図10(a)を例にして簡単に説明する。送信端末20からサーバ10へ、転送元及び転送先のメールアドレスとファイルとを送信する(矢印■)。サーバ10は、受信したファイルを図示しないハードディスクに記憶し、受信した転送先のメールアドレスへ、ファイルのアドレス(URL:Uniform Resource Locator)が記載された電子メールを送信する(矢印■)。電子メールを受信した受信端末30から前記アドレスへアクセスして、サーバ10からファイルをダウンロードする(矢印■)。
【0005】また、サーバ10は、転送先がファイルを受信したか否かを表示する確認ページのアドレスが記載された電子メールを、転送元のメールアドレス(送信端末20)へ送信する(矢印■’)。送信端末20から確認ページへアクセスする(矢印■’)ことにより、送信先がファイルを受信したか否かを確認することができる。サーバ10のハードディスクを使用するため、電子メールに添付できないサイズの大きなファイルの転送が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サーバ10が受信する転送元又は転送先のメールアドレスには、入力ミスが一定の割合で含まれる。メールアドレスが間違っている場合は、図10(b)に示すように、送信した電子メールに対し、送信エラー(エラー通知メール)が返送される。このようなエラー通知メールの受信は、サーバ10のメール送受信処理の負荷を増加させる。
【0007】また、転送先のメールアドレスが間違っている場合は、転送先(受信者)にファイルのアドレスを連絡できないため、サーバ10に記憶されたファイルを転送できなくなる。このような場合は、転送元(送信者)に転送先のメールアドレスを確認する等の処理を行うことが考えられるが、転送元のメールアドレスが間違っている場合は、転送元(送信者)と連絡を取ることができず、ファイルの転送サービスを正常に終了することができなくなる。
【0008】さらに、送信エラーに加えて、コンピュータウイルス等の不正なプログラムを含む電子メールがサーバ10に送信されてくることもある。例えば、サーバ10から送信した電子メールを受信した装置がコンピュータウイルスに感染している場合、前記装置が受信したメールの送信元(サーバ10の管理者も含まれる)へ、コンピュータウイルスを複製及び添付した電子メールを送信すること等がある。
【0009】コンピュータウイルスが添付された電子メールを受信したサーバ10は、コンピュータウイルスを駆除する等の処理を行うため、サーバ10の負荷が増加する。また、サーバ10にコンピュータウイルスが感染することにより、サーバ10が正常に動作しなくなり、ファイルの転送サービスを正常に運用できなくなる可能性がある。
【0010】上述したように、メールアドレスの入力ミス又はコンピュータウイルスに感染した装置へのメール送信により、ファイルの転送サービスを正常に運用できなくなる可能性がある。しかし、送信先のメールアドレスに入力ミスがあるか否かを送信前に判定する又はメールの送信先がコンピュータウイルスに感染しているか否かを送信前に判定することはできない。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、問題が発生する可能性のある警告対象の送信先アドレスを記憶装置に記憶し、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されていた場合、前記送信先アドレスの送信元へ警告を通知することにより、警告対象の送信先アドレスへメッセージを送信した場合に生じる問題を低減することができる通信方法、通信装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、送信エラーが検出されたメッセージの送信先アドレスを記憶装置に記憶しておき、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、前記送信先アドレスの送信元へ、前記送信先アドレスの確認指示を通知することにより、メッセージの送信エラーの発生を抑制し、メッセージの送受信処理にかかる負荷を低減することができる通信方法、通信装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、コンピュータウィルス等の不正なプログラムが検出されたメッセージの送信元アドレスを記憶装置に記憶しておき、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、前記送信先アドレス及び/又は該送信先アドレスの送信元へ、前記不正なプログラムの確認指示を通知することにより、不正なプログラムを含んだメッセージの受信を抑制し、不正なプログラムの検出及び削除処理にかかる負荷を低減することができる通信方法、通信装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0014】また、本発明は、問題を発生する可能性のある警告対象の送信先アドレスを記憶装置に記憶しておき、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止することにより、警告対象の送信先アドレスへメッセージを送信した場合に生じる問題を、事前に回避することができる通信方法、通信装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る通信方法は、メッセージの送受信処理及び該メッセージの送信先アドレスの受付処理を含む処理を実行する情報処理装置と、メッセージを含むデータを記憶する記憶装置とを用いて、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信方法において、警告対象の送信先アドレスを記憶装置に予め記憶しておき、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されているか否かを、情報処理装置で判定するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記送信先アドレスの送信元へ警告を送信するステップとを有することを特徴とする。
【0016】第2発明に係る通信方法は、メッセージの送受信処理及び該メッセージの送信先アドレスの受付処理を含む処理を実行する情報処理装置と、メッセージを含むデータを記憶する記憶装置とを用いて、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信方法において、メッセージの送信エラーを、情報処理装置で検出するステップと、送信エラーが検出されたメッセージの送信先アドレスを、記憶装置に記憶するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されているか否かを、情報処理装置で判定するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記送信先アドレスの送信元へ送信先アドレスの確認指示を送信するステップとを有することを特徴とする。
【0017】第3発明に係る通信方法は、メッセージの送受信処理及び該メッセージの送信先アドレスの受付処理を含む処理を実行する情報処理装置と、メッセージを含むデータを記憶する記憶装置とを用いて、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信方法において、受信したメッセージに含まれる不正なプログラムを、情報処理装置で検出するステップと、不正なプログラムが検出されたメッセージの送信元アドレスを、記憶装置に記憶するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されているか否かを、情報処理装置で判定するステップと、受付けた送信先アドレスが記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記送信先アドレス及び/又は該送信先アドレスの送信元へ不正なプログラムの確認指示を送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0018】第4発明に係る通信方法は、第1〜第3の何れかの発明において、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、情報処理装置により、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止することを特徴とする。
【0019】第5発明に係る通信装置は、送信先アドレスを受付け、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信装置において、警告対象の送信先アドレスを記憶する記憶部と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されているか否かを判定する判定手段と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されている場合、前記送信先アドレスの送信元へ警告を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
【0020】第6発明に係る通信装置は、送信先アドレスを受付け、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信装置において、メッセージの送信エラーを検出する検出手段と、送信エラーが検出されたメッセージの送信先アドレスを記憶する記憶部と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されているか否かを判定する判定手段と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されている場合、前記送信先アドレスの送信元へ送信先アドレスの確認指示を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
【0021】第7発明に係る通信装置は、送信先アドレスを受付け、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信する通信装置において、メッセージを受信する受信手段と、受信したメッセージに含まれる不正なプログラムを検出する検出手段と、不正なプログラムが検出されたメッセージの送信元アドレスを記憶する記憶部と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されているか否かを判定する判定手段と、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されている場合、前記送信先アドレス及び/又は該送信先アドレスの送信元へ不正なプログラムの確認指示を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
【0022】第8発明に係る通信装置は、第5〜第7の何れかの発明において、受付けた送信先アドレスが前記記憶部に記憶されている場合、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止すべくなしてあることを特徴とする。
【0023】第9発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、送信先アドレスを受付けさせ、受付けた送信先アドレスへメッセージを送信させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、警告対象の送信先アドレスを記憶させる手順と、コンピュータに、受付けた送信先アドレスが、記憶した送信先アドレスに含まれているか否かを判定させる手順と、コンピュータに、受付けた送信先アドレスが、記憶した送信先アドレスに含まれている場合、前記受付けた送信先アドレスの送信元へ警告を通知させる手順とを含むことを特徴とする。
【0024】第9発明のコンピュータプログラムは、CD−ROM等のコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に記録し、コンピュータに読み取らせて実行させることができる。
【0025】第1,第5,第9発明においては、問題の発生する可能性のある警告対象の送信先アドレスを記憶装置に記憶しておく。例えば、送信エラーが生じたメールアドレス又はコンピュータウイルスの送信元のメールアドレスを記憶装置に記憶しておく。受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判定された場合、前記送信先アドレスの送信元へ警告を通知する。
【0026】第2,第6発明においては、メッセージの送信エラーを検出し、送信エラーが検出されたメッセージの送信先アドレスを記憶装置に記憶しておく。受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判定された場合、前記送信先アドレスの送信元へ、前記送信先アドレスの確認指示を通知する。
【0027】第3,第7発明においては、受信したメッセージに含まれるコンピュータウィルス等の不正なプログラムを検出し、不正なプログラムが検出されたメッセージの送信元アドレスを記憶装置に記憶しておく。受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判定された場合、前記送信先アドレス及び/又は該送信先アドレスの送信元へ、前記不正なプログラムの確認指示を通知する。
【0028】第4,第8発明においては、受付けた送信先アドレスが記憶部に記憶されている場合、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止する。例えば、過去に送信エラーが発生したメールアドレスに対しては、電子メールの送信は行わない。同様に、コンピュータウィルス等の不正なプログラムを過去に送信したメールアドレスには、電子メールの送信は行わない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。図1に本発明に係る通信装置を用いた通信システムの一例を示す。図1においては、インターネット等の通信ネットワーク40に、サーバ(通信装置、中央装置)10と、送信端末(端末装置)20と、受信端末30とが接続されている。
【0030】サーバ10は、ファイルの転送サービスを提供し、電子メール(メッセージ)を送受信する装置である。サーバ10は、インターネット上のウェブサイトの運営に用いられており、ウェブサイトでファイルの転送サービスの受付を行い、受付けた転送先及び転送元のメールアドレスへ電子メールを送信する。
【0031】送信端末20及び受信端末30は、インターネット上のウェブサイトへアクセスして閲覧を行うことが可能な装置である。送信端末20からサーバ10へファイルを送信し、受信端末30からサーバ10へアクセスして、前記ファイルをダウンロードする。また、送信端末20及び受信端末30は、電子メールの送受信が可能な装置であり、サーバ10から電子メールを受信する。
【0032】サーバ10の構成例を図2に示す。サーバ10は、CPU(Central ProcessingUnit)11と、DRAM等のRAM(Random Access Memory)12と、ハードディスク13と、フレキシブルディスクドライブ又はCD−ROMドライブ等の外部記憶手段14と、通信ネットワーク40との通信制御を行う通信手段15と、マウス及びキーボード等の入力手段16と、モニタ及びプリンタ等の出力手段17とを備える。
【0033】CPU11は、サーバ10の上述した各部12〜17の制御を行う。また、CPU11は、入力手段16又は通信手段15から受付けたプログラム又はデータ、ハードディスク13又は外部記憶手段14から読み出したプログラム又はデータ等をRAM12に記憶し、RAM12に記憶したプログラムの実行又はデータの演算等の各種処理を行い、各種処理結果又は各種処理に用いる一時的なデータをRAM12に記憶する。RAM12に記憶した演算結果等のデータは、CPU11により、ハードディスク13に記憶されたり、出力手段17又は通信手段15から出力される。
【0034】CPU11は、電子メール(メッセージ)の送信エラーを検出する手段(検出手段)として動作する。送信エラーが発生した場合は、エラー通知メールが通信手段15によって受信されるので、エラー通知メールの受信により、送信エラーを検出することができる。送信エラーが検出された電子メールの送信先アドレスは、CPU11により、ハードディスク13に記憶される。例えば、図3(a)に示すように、ハードディスク13に記憶されたエラー履歴に追加される。
【0035】また、CPU11は、受付けた送信先アドレスがハードディスク13のエラー履歴に記憶されているか否かを判定する手段(判定手段)として動作する。CPU11は、受付けた送信先アドレスがエラー履歴に記憶されていると判定された場合、通信手段15から前記送信先アドレスの送信元へ、前記送信先アドレスの確認指示を通知する手段(通知手段)として動作する。
【0036】通信手段15は、電子メールを受信する手段(受信手段)として動作する。CPU11は、受信した電子メールに含まれるコンピュータウィルス等の不正なプログラムを検出する手段(検出手段)として動作する。例えば、ウィルスチェックプログラムをCPU11で実行し、受信した各電子メールのウイルスチェックを行う。不正なプログラムが検出された電子メールの送信元アドレスは、CPU11により、ハードディスク13に記憶される。例えば、図3(b)に示すように、ハードディスク13に記憶されたウィルス履歴に追加される。
【0037】CPU11は、受付けた送信先アドレスがハードディスク13のウィルス履歴に記憶されていると判定された場合、通信手段15から前記送信先アドレス又は該送信先アドレスの送信元へ、前記不正なプログラムの確認指示を通知する手段(通知手段)として動作する。
【0038】また、CPU11は、受付けた送信先アドレスがハードディスク13のエラー履歴又はウィルス履歴に記憶されている場合、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止する。
【0039】CD−ROM等の記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを外部記憶手段14で読み出してハードディスク13に記憶してCPU11に実行させることにより、CPU11を上述した各手段として動作させることができる。通信手段15を用いて、通信ネットワーク40に接続された他の装置からコンピュータプログラムを受付けてハードディスク13に記憶することもできる。
【0040】送信端末20の構成例を図4に示す。送信端末20は、サーバ10と同様に、CPU21と、DRAM等のRAM22と、ハードディスク23と、フレキシブルディスクドライブ又はCD−ROMドライブ等の外部記憶手段24と、通信ネットワーク40との通信制御を行う通信手段25と、マウス及びキーボード等の入力手段26と、モニタ及びプリンタ等の出力手段27とを備える。
【0041】また、受信端末30も、図示していないが、送信端末20と同様に、CPUと、RAMと、ハードディスクと、外部記憶手段と、通信手段と、入力手段と、出力手段とを備える。
【0042】送信端末20又は受信端末30は、ハードディスク23又は図示しないハードディスクに記憶されたブラウザソフト(プログラム)を起動して、ウェブサイトを閲覧する。ブラウザソフトは、ウェブサイトを運営するサーバと前記ウェブサイトへアクセスした端末装置との間でやりとりされる識別情報であるcookieを管理する機能を有する。cookieは、例えば端末装置を識別する識別番号と、後述する転送元メールアドレスを含み、送信端末装置20のハードディスクに記憶される。
【0043】また、送信端末20又は受信端末30は、ハードディスク23又は図示しないハードディスクに記憶されたメール送受信ソフト(プログラム)を起動して、電子メールを送信又は受信する。電子メールの送受信は、通信手段25又は図示しない通信手段を用いて行われる。
【0044】次に、本発明に係る通信装置を用いた電子メールの送受信について、ファイルの転送サービスを例にして説明する。図5にファイルの転送手順の例を示す。送信端末20からサーバ10の運営するウェブサイトへアクセスし、例えば図6に示すファイルの転送の申込ページに必要事項を入力する(S10)。申込ページは、サーバ10のハードディスク13に記憶されており、通信手段15から送信端末20へ送信される。送信端末20は、通信手段25で申込ページを受信し、出力手段27へ出力する。送信端末20の使用者は、入力手段26から必要事項の入力を行う。入力されたデータはRAM22に記憶される。
【0045】必要事項の入力後、入力した必要事項を送信する(S12)。例えば、申込ページの送信ボタン(図示していない)を、マウス(入力手段27)操作によってクリックした場合、CPU21により、RAM22に記憶されている必要事項が、通信手段25からサーバ10へ送信される。ここで、申込ページの「転送元のメールアドレス」欄に入力された転送元メールアドレスは、cookieとして、ハードディスク23に記憶される。そして、次回からは、申込ページの「転送元のメールアドレス」欄に、ハードディスク23に記憶された転送元メールアドレスが、CPU21により読み出され、表示される。
【0046】送信した必要事項は、サーバ10の通信手段15で受信される(S14)。必要事項には転送元(送信者)及び転送先(受信者)のメールアドレスが含まれる。CPU11は、ハードディスク13に記憶されたエラー履歴及びウイルス履歴に基づいて、転送元及び転送先のメールアドレスに問題があるか否かを判定する(S16)。判定は、エラー履歴又はウイルス履歴内で、転送元及び転送先のメールアドレスと一致するメールアドレスを検索し、ヒットの有無(問題の有無)に基づいて判定する。
【0047】問題があると判定された場合(S16:YES)は、CPU11により、サーバ10の通信手段15から送信端末20へ確認通知を送信する(S24)。例えば、転送元のメールアドレスがエラー履歴に記憶されている場合は、転送元のメールアドレスの確認を指示する通知を送信する。同様に、転送先のメールアドレスがエラー履歴に記憶されている場合は、転送先のメールアドレスの確認を指示する通知を送信する。
【0048】また、転送元のメールアドレスがウイルス履歴に記憶されている場合は、ウイルスチェック等の実行を推奨する通知を送信する。そして、図示していないが、転送先のメールアドレスがウイルス履歴に記憶されている場合は、前記転送先へウイルスチェック等の実行を推奨する通知を送信する。
【0049】上述した通知はハードディスク13に記憶され、エラー履歴又はウイルス履歴の検索結果に応じた通知が、CPU11によってハードディスク13から読み出され、通信手段15から送信される。送信した通知は、送信端末20の通信手段25で受信され(S26)、出力手段27から出力される。
【0050】問題がないと判定された場合(S16:NO)、サーバ10は、送信端末20からファイルの転送を受付ける。端末装置20は、ハードディスク23に記憶されているファイルを通信手段25から送信する(S18)。送信したファイルは、サーバ10の通信手段15で受信され(S20)、ハードディスク13に記憶される。サーバ10は、ファイルをハードディスク13に記憶した後、従来と同様に、ファイルの転送処理(S22)を行う。
【0051】ファイルの転送手順を図7に示す。従来と同様に、通信手段15から、転送先のメールアドレスへファイルのアドレスを送信し、さらに転送元のメールアドレスへ確認ページのアドレスを送信する(S40)。エラー通知メールを受信する等の送信エラーが検出された場合(S42:YES)は、CPU11により、送信エラーが検出されたメールアドレスをエラー履歴に追加する(S44)。
【0052】送信エラーが無い場合(S42:NO)は、従来と同様に、受信端末30からファイルへのアクセスを受付けて、ファイルを受信端末30へ転送し、送信端末20から確認ページへのアクセスを受付けて(S46)、確認ページを送信端末20へ送信する。
【0053】また、サーバ10は、通信手段15で電子メールを随時受信している。CPU11は、受信した電子メールに対してウイルスチェックを行う。コンピュータウイルスが検出された場合は、CPU11により、コンピュータウイルスを含む電子メールの送信元のメールアドレスを、ウイルス履歴に追加する。
【0054】コンピュータウイルスの検出は、電子メールを扱うメールサーバで行うことができる。例えば図8に示すように、サーバ10が、ウェブサイトを運営するウェブサーバ10aと、電子メールを送受信するメールサーバ10bと、ファイルを記憶するファイルサーバ10cとを含む場合、メールサーバ10bで電子メールに含まれるコンピュータウイルスをチェックし、コンピュータウイルスが発見された電子メールの送信元のメールアドレスを、ウェブサーバ10aへ通知する。また、送信エラーによるエラー通知メールもメールサーバ10bで受信され、送信エラーが発生した送信先メールアドレスをウェブサーバ10aへ通知する。
【0055】以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定はされない。例えば、電子メールの送信の中止は、送信エラーの発生回数が所定値に達した場合又はウィルスメールの受信数が所定値に達した場合に、送信中止とすることもできる。メッセージの送信を中止する期間を定め、一時的に送信を中止することもできる。
【0056】また、受付けた送信先アドレスがエラー履歴又はウィルス履歴に記憶されている場合、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止せずに、そのまま実行することもできる。この場合は、ファイルのアドレス又は確認ページの通知と共に、送信エラー又はコンピュータウィルスに対する警告が通知される。
【0057】また、転送元と転送先とを対応付けて、エラー履歴及びウィルス履歴を作成することもできる。例えば図9(a)に示すように、ファイルの転送サービスの各申込を受付ける都度、CPU11により、各申込を識別する申込番号と、申込日と、転送元のメールアドレスと、転送先1のメールアドレス等とをハードディスク13に記憶する。そして、転送元又は転送先1等から送信エラー又はウィルスが検出された場合、対応するメールアドレスの「エラー」又は「ウィルス」を“0”から“1”に更新する。
【0058】この場合、転送先のメールアドレスと、転送元のメールアドレスとが対応付けて記憶されており、送信エラーが発生した転送先のメールアドレスを指定した転送元のメールアドレスを特定することができる。例えば、図9(b)に示すように、送信先で発生したエラー数を、送信元のメールアドレス毎に求めることもできる。転送先のエラー数が突出している送信元からのサービス申込を拒否する等の処理を行うこともできる。
【0059】
【発明の効果】第1,第5,第9発明によれば、問題の発生する可能性のある警告対象の送信先アドレスを記憶装置に記憶しておき、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、前記送信先アドレスの送信元へ警告を通知することにより、警告対象の送信先アドレスへメッセージを送信した場合に生じる問題を低減することができる。
【0060】第2,第6発明によれば、送信エラーが検出されたメッセージの送信先アドレスを記憶装置に記憶しておき、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、前記送信先アドレスの送信元へ、前記送信先アドレスの確認指示を通知することにより、メッセージの送信エラーの発生を抑制し、メッセージの送受信処理にかかる負荷を低減することができる。
【0061】第3,第7発明によれば、不正なプログラムが検出されたメッセージの送信元アドレスを記憶装置に記憶しておき、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、前記送信先アドレス及び/又は該送信先アドレスの送信元へ、前記不正なプログラムの確認指示を通知することにより、不正なプログラムを含んだメッセージの受信を抑制し、不正なプログラムの検出及び削除処理にかかる負荷を低減することができる。
【0062】第4,第8発明によれば、問題の発生する可能性のある警告対象の送信先アドレスを記憶装置に記憶しておき、受付けた送信先アドレスが前記記憶装置に記憶されている場合、前記受付けた送信先アドレスへのメッセージの送信を中止することにより、警告対象の送信先アドレスへメッセージを送信した場合に生じる問題を、事前に回避することができる。




 

 


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