米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 大阪瓦斯株式会社

発明の名称 ハイパーテキスト作成支援装置、ハイパーテキスト評価方法、ハイパーテキスト評価システム、コンピュータプログラム、及び記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−167921(P2003−167921A)
公開日 平成15年6月13日(2003.6.13)
出願番号 特願2001−367877(P2001−367877)
出願日 平成13年11月30日(2001.11.30)
代理人 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
【テーマコード(参考)】
5B009
5B075
5B082
【Fターム(参考)】
5B009 NA06 NB01 VC01 
5B075 KK07 ND03 NK02 NK44 NR03 NR20
5B082 HA05 HA08
発明者 野波 成
要約 課題
ハイパーテキストの作成又は修正を効率的に行えるハイパーテキスト作成支援装置、コンピュータプログラム及び記録媒体と、見つけ難いハイパーテキストを効率的に抽出できるハイパーテキスト評価方法及びシステム、コンピュータプログラム及び記録媒体とを提供することを目的とする。

解決手段
中央装置10に、ハイパーテキストのリンク設定を受付ける入力手段16と、受付けたリンク設定に基づいてハイパーテキストを作成するCPU11とを備える。また、中央装置10に、見つけ難さの評価に使用する評価用ハイパーテキストの情報を記憶するハードディスク13と、端末装置20が評価用ハイパーテキストを見つけるのに要した探索時間を計測し、探索時間の標準である標準時間に対する前記計測した探索時間の比を算出するCPU11とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 リンクが設定された複数のハイパーテキストの作成を支援するハイパーテキスト作成支援装置において、ハイパーテキストのリンク設定を受付けるリンク設定受付手段と、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成するテキスト作成手段とを備えることを特徴とするハイパーテキスト作成支援装置。
【請求項2】 受付けたリンク設定の修正を受付ける修正受付手段と、受付けた修正に基づいて、作成したハイパーテキストを修正するテキスト修正手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のハイパーテキスト作成支援装置。
【請求項3】 リンクが設定された複数のハイパーテキストのテキスト探索の容易性を評価するハイパーテキスト評価方法において、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を、ハイパーテキストにアクセスする装置へ送信するステップと、送信した評価用テキスト情報を受信した前記装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出するステップと、探索の開始を検出してから前記他の装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測するステップとを含み、計測した探索時間に応じて前記テキスト探索の容易性を評価することを特徴とするハイパーテキスト評価方法。
【請求項4】 ハイパーテキストへアクセスする端末装置と、リンクが設定された複数のハイパーテキストが記憶され、前記端末装置からのアクセスに基づいて、ハイパーテキストのテキスト探索の容易性を評価する中央装置とを備えたハイパーテキスト評価システムにおいて、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を記憶する評価用テキスト情報記憶部と、前記評価用テキスト情報を前記端末装置へ送信する送信手段と、送信した評価用テキスト情報を受信した端末装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出する検出手段と、探索の開始が検出されてから前記端末装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測する計測手段とを備え、計測した探索時間に応じて前記テキスト探索の容易性を評価すべくなしてあることを特徴とするハイパーテキスト評価システム。
【請求項5】 前記探索時間の標準である標準時間を記憶する標準時間記憶部と、前記標準時間に対する前記計測した探索時間の比を算出する比算出手段とを備え、算出した比に応じて前記テキスト探索の容易性を評価すべくなしてあることを特徴とする請求項4記載のハイパーテキスト評価システム。
【請求項6】 計測した探索時間内に前記端末装置がアクセスしたハイパーテキストを表す履歴を作成する履歴作成手段を備えることを特徴とする請求項4又は5記載のハイパーテキスト評価システム。
【請求項7】 前記評価用テキスト情報記憶部は複数の評価用ハイパーテキストの夫々に対応する複数の評価用テキスト情報を記憶し、前記送信手段は前記複数の評価用テキスト情報の何れかを選択して前記端末装置へ送信しており、選択されなかった評価用テキスト情報に対応する評価用ハイパーテキストへのアクセスを禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項4〜6の何れか記載のハイパーテキスト評価システム。
【請求項8】 前記請求項1又は2に記載するハイパーテキスト作成支援装置を備え、前記テキスト作成手段により作成したハイパーテキストのテキスト探索の容易性を評価すべくなしてあることを特徴とする請求項4〜7の何れかに記載のハイパーテキスト評価システム。
【請求項9】 リンクが設定された複数のハイパーテキストをコンピュータに作成させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、ハイパーテキストのリンク設定を受付けさせる手順と、コンピュータに、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成させる手順とを有することを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項10】 リンクが設定された複数のハイパーテキストのテキスト探索の容易性の指標をコンピュータに求めさせるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を、ハイパーテキストにアクセスする他の装置へ送信させる手順と、コンピュータに、送信した評価用テキスト情報を受信した他の装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出させる手順と、コンピュータに、探索の開始が検出されてから前記他の装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測させる手順とを有し、前記容易性の指標は計測した探索時間であることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項11】 リンクが設定された複数のハイパーテキストをコンピュータに作成させるコンピュータプログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、ハイパーテキストのリンク設定を受付けさせる手順と、コンピュータに、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成させる手順とを有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
【請求項12】 リンクが設定された複数のハイパーテキストのテキスト探索の容易性の指標をコンピュータに求めさせるコンピュータプログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を、ハイパーテキストにアクセスする他の装置へ送信させる手順と、コンピュータに、送信した評価用テキスト情報を受信した他の装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出させる手順と、コンピュータに、探索の開始を検出してから前記他の装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測させる手順とを有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンクが設定された複数のハイパーテキストの作成を支援するハイパーテキスト作成支援装置と、コンピュータにリンクが設定された複数のハイパーテキストの作成を支援させるプログラム及び記録媒体と、ハイパーテキストのテキスト探索の容易性(見つけ易さ)を評価するハイパーテキスト評価方法及びシステムと、コンピュータにハイパーテキストのテキスト探索の容易性を評価させるプログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット上にホームページ(ウェブサイト)を開設する場合、リンク(関連付け)が設定された複数のHTML(Hyper Text Markup Language)文書(以下、単に文書という)を作成する。作成した文書群は、一般的に階層構造となる場合が多く、上層の文書と下層の文書との間にリンクが設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】階層構造の場合、文書数に比例して階層構造が複雑になる傾向がある。文書数が増加するに従い、文書の作成、修正及び管理等の手間が増加し、文書作成者の負担が増加する。また、階層構造が複雑になるに従い、文書閲覧者は目的の文書を見つけ難くなる。
【0004】目的の文書が見つからない場合、閲覧者は他のホームページへ移動(ジャンプ)する可能性が高く、さらに再度アクセスしてくる可能性は低いと考えられる。顧客数及びリピータ数を増加させるためには、閲覧者が目的の文書を容易に見つけられるようにリンクを設定する必要がある。
【0005】しかし、閲覧者が見つけ難い文書が特定された場合であっても、ページデザイン等が既に決まっているときは、修正が行えないことがある。修正が比較的容易な文書作成初期に階層構造をテストすることが好ましいが、文書作成初期に十分なテストを行うことは困難である。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、受付けたリンク設定に基づいてHTML文書等のハイパーテキストを自動的に作成又は修正させることにより、ハイパーテキストの作成又は修正を効率的に行うことができるハイパーテキスト作成支援装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、評価用ハイパーテキストを見つけるのに要した探索時間と該探索時間の標準である標準時間との比を算出し、算出した比に応じてテキスト探索の容易性(見つけ易さ)を評価することにより、見つけ難いハイパーテキストを効率的に抽出することができるハイパーテキスト評価方法及びシステム、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るハイパーテキスト作成支援装置は、リンクが設定された複数のハイパーテキストの作成を支援するハイパーテキスト作成支援装置において、ハイパーテキストのリンク設定を受付けるリンク設定受付手段と、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成するテキスト作成手段とを備えることを特徴とする。
【0009】第2発明に係るハイパーテキスト作成支援装置は、第1発明において、受付けたリンク設定の修正を受付ける修正受付手段と、受付けた修正に基づいて、作成したハイパーテキストを修正するテキスト修正手段とを備えることを特徴とする。
【0010】第3発明に係るハイパーテキスト評価方法は、リンクが設定された複数のハイパーテキストのテキスト探索の容易性を評価するハイパーテキスト評価方法において、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を、ハイパーテキストにアクセスする装置へ送信するステップと、送信した評価用テキスト情報を受信した前記装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出するステップと、探索の開始を検出してから前記他の装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測するステップとを含み、計測した探索時間に応じて前記テキスト探索の容易性を評価することを特徴とする。
【0011】第4発明に係るハイパーテキスト評価システムは、ハイパーテキストへアクセスする端末装置と、リンクが設定された複数のハイパーテキストが記憶され、前記端末装置からのアクセスに基づいて、ハイパーテキストのテキスト探索の容易性を評価する中央装置とを備えたハイパーテキスト評価システムにおいて、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を記憶する評価用テキスト情報記憶部と、前記評価用テキスト情報を前記端末装置へ送信する送信手段と、送信した評価用テキスト情報を受信した端末装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出する検出手段と、探索の開始が検出されてから前記端末装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測する計測手段とを備え、計測した探索時間に応じて前記テキスト探索の容易性を評価すべくなしてあることを特徴とする。
【0012】第5発明に係るハイパーテキスト評価システムは、第4発明において、前記探索時間の標準である標準時間を記憶する標準時間記憶部と、前記標準時間に対する前記計測した探索時間の比を算出する比算出手段とを備え、算出した比に応じて前記テキスト探索の容易性を評価すべくなしてあることを特徴とする。
【0013】第6発明に係るハイパーテキスト評価システムは、第4又は第5発明において、計測した探索時間内に前記端末装置がアクセスしたハイパーテキストを表す履歴を作成する履歴作成手段を備えることを特徴とする。
【0014】第7発明に係るハイパーテキスト評価システムは、第4〜第6の何れかの発明において、前記評価用テキスト情報記憶部は複数の評価用ハイパーテキストの夫々に対応する複数の評価用テキスト情報を記憶し、前記送信手段は前記複数の評価用テキスト情報の何れかを選択して前記端末装置へ送信しており、選択されなかった評価用テキスト情報に対応する評価用ハイパーテキストへのアクセスを禁止する禁止手段を備えることを特徴とする。
【0015】第8発明に係るハイパーテキスト評価システムは、第4〜第7の何れかの発明において、第1又は第2発明のハイパーテキスト作成支援装置を備え、前記テキスト作成手段により作成したハイパーテキストのテキスト探索の容易性を評価すべくなしてあることを特徴とする。
【0016】第9発明に係るコンピュータプログラムは、リンクが設定された複数のハイパーテキストをコンピュータに作成させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、ハイパーテキストのリンク設定を受付けさせる手順と、コンピュータに、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成させる手順とを有することを特徴とする。
【0017】第10発明に係るコンピュータプログラムは、リンクが設定された複数のハイパーテキストのテキスト探索の容易性の指標をコンピュータに求めさせるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を、ハイパーテキストにアクセスする他の装置へ送信させる手順と、コンピュータに、送信した評価用テキスト情報を受信した他の装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出させる手順と、コンピュータに、探索の開始が検出されてから前記他の装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測させる手順とを有し、前記容易性の指標は計測した探索時間であることを特徴とする。
【0018】第11発明に係る記録媒体は、リンクが設定された複数のハイパーテキストをコンピュータに作成させるコンピュータプログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、ハイパーテキストのリンク設定を受付けさせる手順と、コンピュータに、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成させる手順とを有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0019】第12発明に係る記録媒体は、リンクが設定された複数のハイパーテキストのテキスト探索の容易性の指標をコンピュータに求めさせるコンピュータプログラムを記録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、前記テキスト探索の容易性の評価に使用する評価用ハイパーテキストに関する評価用テキスト情報を、ハイパーテキストにアクセスする他の装置へ送信させる手順と、コンピュータに、送信した評価用テキスト情報を受信した他の装置が前記評価用ハイパーテキストの探索を開始したことを検出させる手順と、コンピュータに、探索の開始を検出してから前記他の装置が前記評価用ハイパーテキストへアクセスするまでの探索時間を計測させる手順とを有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0020】第1、第9、第11発明においては、ハイパーテキストのリンク設定を受付け、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成する。受付けたリンク設定に基づいてハイパーテキストが自動的に作成されるため、例えば、ハイパーテキストの階層リストを作成するだけで、リンクが設定されたハイパーテキストを作成することができる。作成したハイパーテキストを用いて、各ハイパーテキストの見付け易さ等の評価を行うことができる。
【0021】第2発明においては、リンク設定の修正を受付け、受付けた修正に基づいて、ハイパーテキストを修正する。リンク設定を修正するだけで、ハイパーテキストが自動的に修正される。ハイパーテキストのファイル名を修正した場合、リンクの修正が複数のハイパーテキストにわたることもあるが、例えばハイパーテキストの階層リストのファイル名を修正するだけで、他のハイパーテキストのリンクも自動的に修正されるので、ハイパーテキストの修正が容易に行える。また、修正忘れなどを防止することができる。
【0022】第3、第4、第10、第12発明においては、評価用ハイパーテキスト(以下、評価用テキストという)に関する評価用テキスト情報を端末装置に送信し、評価用テキストを見つけるように端末装置の操作者に指示する。端末装置からハイパーテキストへのアクセスを監視して、評価用テキストを見つけるのに要した探索時間を計測する。計測した探索時間に応じて評価用テキストの探索の容易性(見つけ易さ)を評価することができる。見つけ難いと評価されたハイパーテキストへのリンク設定等を改善し、ハイパーテキストのユーザビリティを改善することができる。
【0023】第5発明においては、比算出手段により、標準時間記憶部に記憶された標準時間と前記計測した探索時間との比を算出する。算出した比により、テキスト探索の容易性(文書の見つけ易さ)を評価することができる。標準時間は、例えば文書作成者の探索時間とすることができる。文書作成者はリンク設定を行った張本人であるので、評価用テキストを最短時間で見つけると考えられる。算出した比が大きいほど、端末装置の操作者は評価用テキストの探索に手間取っていると見なせ、前記評価用テキストは見つけ難いと評価することができる。
【0024】第6発明においては、履歴作成手段により、評価用テキストを見つけるまでに端末装置がアクセスしたハイパーテキストを表す履歴が作成される。評価用テキストを見つけるときの最短経路が存在し、この最短経路から外れたハイパーテキストへのアクセスは履歴に記憶されている。この最短経路から外れたアクセスにより、端末装置の操作者が迷い易い部分を抽出することができる。
【0025】第7発明においては、禁止手段により、端末装置に探索を指示していない評価用テキストの表示を禁止する。評価用テキストは複数用意してあり、端末装置の操作者は指示された1つの評価用テキストを探索する。このとき、評価用テキストへの最短経路を外れて、他の評価用テキストへアクセスする場合も起こり得る。この場合、前記アクセスした他の評価用テキストの探索は次回から容易に行うことができ、容易性の評価が不確実なものとなる。他の評価用テキストへのアクセスを禁止し、例えば「このページではありません」等の代用画面を表示することにより、探索指示前の評価用テキストへのアクセスを防止し、各評価用テキストの見つけ易さの評価を正しく行うことができる。
【0026】第8発明においては、ハイパーテキストのリンク設定を受付け、受付けたリンク設定に基づいて、リンクが設定されたハイパーテキストを作成する。作成したハイパーテキストの中から選択した評価用テキストに関する評価用テキスト情報を端末装置に送信し、評価用テキストを見つけるように端末装置の操作者に指示する。端末装置からハイパーテキストへのアクセスを監視して、評価用テキストを見つけるのに要した探索時間を計測する。計測した探索時間に応じて評価用テキストの探索の容易性(見つけ易さ)を評価することができる。評価に応じて、作成したハイパーテキストを修正することができる。作成したハイパーテキストの評価を行い、評価に応じて修正を加えることにより、ハイパーテキストのユーザビリティを向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。図1に、本発明に係るハイパーテキスト評価システムの一例を示す。ハイパーテキスト評価システムは、中央装置10と端末装置20を備える。本実施の形態においては、中央装置10はハイパーテキスト作成支援装置としても動作する。本説明においては、ハイパーテキストとして、HTML文書を例にして説明を行う。
【0028】中央装置10は、社内LAN又はインターネット等の通信ネットワーク50との通信制御を行う通信手段15と、マウス及びキーボード等の入力手段16と、モニタ及びプリンタ等の出力手段17と、DRAM等のRAM(Random AccessMemory)14と、ハードディスク13と、フレキシブルディスクドライブ又はCD−ROMドライブ等の補助記憶手段12と、CPU(Central ProcessingUnit)11とを備える。
【0029】入力手段16は、HTML文書(以下、単に文書という)のリンク設定を受付ける手段として動作する。受付けたリンク設定はハードディスク13に記憶される。CPU11は、リンク設定を読み出して、リンクが設定された文書を作成する手段として動作する。作成した文書はハードディスク13に記憶される。また、入力手段16はリンク設定の修正を受付ける手段として動作し、CPU11はリンク設定の修正に基づいて、作成した文書をハードディスク13から読み出して修正(更新)する手段として動作する。
【0030】ハードディスク13は、文書探索の容易性(文書の見つけ易さ)の評価に使用する評価用文書に関する評価用文書情報と、評価用文書の探索時間の標準である標準時間とを記憶する手段として動作する。CPU11及び通信手段15は、評価用文書情報をハードディスク13から読み出して端末装置20に送信する手段として動作する。CPU11は、端末装置20が評価用文書を見つけるのに要した探索時間を計測する手段と、標準時間に対する計測した探索時間の比を算出する手段として動作する。計測した探索時間及び算出した比は、RAM14又はハードディスク13に記憶される。
【0031】また、ハードディスク13には前記比の標準である標準比が記憶され、CPU11は標準比及び算出した比をハードディスク13から読み出して、大小を比較する手段として動作する。比較結果はRAM14又はハードディスク13に記憶される。
【0032】また、CPU11は、評価用文書を見つけるまでに端末装置20がアクセスした文書を表す履歴を作成する手段として動作する。CPU11は、端末装置20からの要求に応じて文書(HTML文書)を送信するとき、送信した文書のアドレス又はファイル名等を履歴に追加する。履歴はハードディスク13に記憶される。
【0033】ハードディスク13に記憶された評価用文書情報は、複数の評価用文書の夫々に関する評価用文書情報を含み、CPU11は、前記複数の評価用文書情報の何れかを選択して端末装置20へ送信している。CPU11は、選択されなかった評価用文書情報に対応する評価用文書へのアクセスを禁止する手段として動作する。CPU11は、端末装置20から要求された文書が、評価用文書情報に含まれる文書であった場合、ハードディスク13に予め記憶された代用の文書(HTML文書)を送信する。
【0034】CD−ROM等の記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを、ハードディスク13に記憶し、CPU11を上述した各手段として動作させることができる。また、上述したハードディスク13に記憶された各データをCD−ROM等の記録媒体に記録して、プログラムと同様に、ハードディスクに13に記憶することもできる。
【0035】一方、端末装置20は、通信ネットワーク50との通信制御を行う通信手段25と、マウス及びキーボード等の入力手段26と、モニタ及びプリンタ等の出力手段27と、DRAM等のRAM24と、ハードディスク23と、フレキシブルディスクドライブ又はCD−ROMドライブ等の補助記憶手段22と、CPU21とを備える。
【0036】端末装置20のハードディスク23には、HTML文書を閲覧する閲覧ソフト(プログラム)が記憶され、CPU21により閲覧ソフトを起動し、HTML文書をモニタ(出力手段27)に表示することができる。
【0037】端末装置20の操作者は、入力手段26を操作して、HTML文書に設定されたリンク先の文書へジャンプ(移動)し、各HTML文書を閲覧できる。端末装置20から中央装置10へジャンプ先のアドレス等が送信されると、中央装置10は、ハードディスク13から前記アドレスの文書(HTML文書)を読み出して、端末装置20に送信する。端末装置20は、中央装置10から受取った文書をRAM24に記憶し、モニタ(出力手段27)に表示する。
【0038】以下、ハイパーテキスト作成支援について説明する。中央装置10で作成し、後述する見つけ易さの評価を行う文書(HTML文書)の階層構造(リンク構造)の一例を図2に示す。図2中の「研究用システム」、「テーマ管理支援」及び「特許調査システム」等の文字は文書のタイトルを表しており、各タイトルを結ぶ直線は階層関係(リンク設定)を表している。例えば、「地図・時刻表」には、下層の「A地区へのアクセス」、「B地区へのアクセス」及び「シャトルバス時刻表」へのリンクが設定され、「B地区へのアクセス」には、下層の「地図」及び「電車時刻表」へのリンクが設定されている。
【0039】図2に示したタイトル及び階層構造を表した階層リスト(リンク設定)の一例を図3に示す。図3内のタイトルの前に付加された括弧“( )”内の数字は階層を表している。例えば、「(1−1)テーマ管理支援」は「(1)研究用システム」の下層の1つ目の文書で、「(1−2)特許調査システム」は「(1)研究用システム」の下層の2つ目の文書であることを表している。括弧内の数字は、各文書を識別する識別子としても機能している。
【0040】リンク設定は、入力手段16,補助記憶手段12又は通信手段15から入力され、ハードディスク13に記憶される。CPU11により、リンク設定に応じたリンクが設定された文書(HTML文書)が作成される。CPU11は、リンク設定に記載されたタイトルの文書を作成し、作成した文書のファイルをハードディスク13に記憶する。また、文書を作成するとき、CPU11により下層の文書へのリンクが設定される。
【0041】文書のファイル名は、リンク設定に記載された括弧内の数字を用いることができる。例えば、タイトルが「研究用システム」の文書のファイル名は「1.htm」、「テーマ管理支援」のファイル名は「1−1.htm」、「特許調査システム」のファイル名は「1−2.htm」とすることができる。ファイル名は、リンク設定に基づいてCPU11により付加される。
【0042】ファイル名をリンク設定で指定することもできる。例えば、リンク設定中に(1)研究用システム:research(1−1)テーマ管理支援:Thema(1−2)特許調査システム:patentと記載し、タイトルが「研究用システム」のファイル名を「research.htm」、「テーマ管理支援」のファイル名を「Thema.htm」、「特許調査システム」のファイル名を「patent.htm」とすることもできる。
【0043】図2及び図3では、文書(HTML文書)のリンク設定について説明したが、文書以外に、画像,動画,ダウンロード用のデータ又はプログラム等にリンクを設定することもできる。また、リンク設定は木構造に限定はされず、複数の親を持つようにリンクを設定することもできる。
【0044】CPU11により作成される文書のファイル(HTML文書のソースファイル)の一例を図4に示す。図4は、タイトルが「研究用システム」のファイル「1.htm」の一例である。CPU11により、タイトル「研究用システム」が、2重下線(1)及び(2)で表す画面表示部分に挿入されている。また、CPU11により、下層の1つ目の文書のファイル名「1−1.htm」及びタイトル「テーマ管理支援」が2重下線(3)及び(4)で表す1つ目のリンク設定部分に挿入され、下層の2つ目の文書のファイル名「1−2.htm」及びタイトル「特許調査システム」が2重下線(5)及び(6)で表す2つ目のリンク設定部分に挿入されている。
【0045】図4の2重下線(1)及び(2)の画面表示部分にタイトルを挿入し、2重下線(3)及び(4)のリンク設定部分にファイル名及びタイトルを挿入することにより、他の文書のファイルも同様に作成することができる。リンク設定部分は、下層の文書数に応じて変化する。
【0046】ファイルの作成手順の一例を図5に示す。CPU11は、リンク設定をハードディスク13から読み出し、最上行からファイル名(括弧内の数字)及びタイトルを取得する(S10)。下層の文書が存在する場合(S12:YES)、下層の文書のファイル名及びタイトルをリンク設定から取得する(S14)。必要なファイル名及びタイトルの取得(S12:NO、S14)後、CPU11により図4に示したように文書のファイルを作成し(S16)、ハードディスク13に記憶する(S18)。以下、同様に未作成の文書のファイルを作成する(S20:NO)。全文書(全行)のファイルの作成が完了した場合はファイルの作成を終了する(S20:YES)。
【0047】リンク設定より作成された文書の一例を図6(a)〜(d)に示す。図6(a)はトップページ(ファイル名はtop.htm)であり、図2に示したリンク設定の最上層の「研究用システム」、「ツール」、「所員紹介」、「地図・時刻表」の各文書へのリンクが設定されている。図6(a)〜(d)に示す例において、リンクはアンダーラインが引かれた文字に設定されている。図6(a)中の「ツール」に設定されたリンクから、図6(b)に示す文書にジャンプ(移動)することができる。
【0048】図6(b)はタイトルが「ツール」、ファイル名が「2.htm」の文書であり、図2に示した「ツール」の下層の「タクシーチケット予約」、「組織内規定集」、「連絡先」、「情報化」、「帳票ダウンロード」の各文書へのリンクが画面内に設定されている。図6(b)の「連絡先」に設定されたリンクから、図6(c)に示す文書にジャンプ(移動)することができる。また、「もどる」には、トップページへのリンクが設定されている。
【0049】図6(c)はタイトルが「連絡先」、ファイル名が「2−3.htm」の文書であり、図2に示した「連絡先」の下層の「部内の内線番号」、「部員電子メールアドレス」の各文書へのリンクが画面内に設定されている。図6(c)の「部内の内線番号」に設定されたリンクから、図6(d)に示す文書にジャンプ(移動)することができる。また、「もどる」には、「ツール」へのリンクが設定されている。
【0050】図6(d)はタイトルが「部内の内線番号」、ファイル名が「2−3−1.htm」の文書である。この文書には、内線番号の一覧表などが記載されるが、現段階ではタイトル「部内の内線番号」だけが表示されている。図2に示すように、「部内の内線番号」は末端の文書であるため、下層の文書へのリンクは設定されていない。「もどる」には、「連絡先」へのリンクが設定されている。
【0051】リンク設定を与えるだけで、リンクが設定された文書が作成される。文書作成を効率的に行え、さらに、リンク設定よりリンク構造を容易に把握することができる。この後、以下に説明する文書の見付け易さの評価を行うことができる。また、上述した「部内の内線番号」に内線番号の一覧表を追加する等して、各文書を完成していくことができる。
【0052】次に、文書の見付け易さの評価について説明する。ハードディスク13には、テスター(被験者)に見つけさせる評価用文書を表す評価用文書情報が記憶される。評価用文書は、CPU11により、図3に示したリンク設定から選択することができる。表1に、CPU11により選択された評価用文書情報の一例を示す。
【0053】
【表1】

【0054】また、評価用文書は、テスト実施者が入力手段16を操作して作成することもできる。表2に、テスト実施者により作成された評価用文書情報の一例を示す。
【0055】
【表2】

【0056】CPU11により選択された評価用文書情報に、テスト実施者が評価用文書を追加又は修正すること等も可能である。評価用文書情報は、入力手段16以外に、通信手段15及び補助記憶手段12からハードディスク13へ記憶することもできる。
【0057】CPU11は、評価用文書情報に含まれる評価用文書の探索指示を端末装置20へ送信し、評価用文書を見つけるようにテスターに指示する。テスターは、指示された評価用文書を探して文書を閲覧していく。端末装置20が閲覧する文書は、中央装置10から送信され、CPU11は、テスターが閲覧した文書(ファイル名)の履歴及び経過時間(探索時間)をハードディスク13に記憶する。テスターは複数であり、ハードディスク13には、各テスター毎に、閲覧した文書の履歴及び経過時間が記憶される。
【0058】経過時間は、評価用文書の探索を開始した時刻を基準(時間ゼロ)とする。例えば、図7(a)に示す指示画面内のOKボタンをクリックした場合、前記クリックが中央装置10へ送信され、CPU11が探索時間の計測を開始することができる。または、図7(b)に示す指示画面内のトップページへのリンクのクリックによりCPU11が探索時間の計測を開始することもできる。CPU11は、評価用HTML文書の探索を開始したことを検出する手段として動作する。上述した指示画面は中央装置10のハードディスク13に記憶され、CPU11により指示内容を編集して端末装置20へ送信される。
【0059】ハードディスク13には、評価用文書を見つけるまでの経過時間の標準である標準時間が記憶される。標準時間は、例えば文書作成者が評価用文書を見つけるのに要した時間とすることができる。
【0060】CPU11は、標準時間に対する経過時間の比を算出し、算出結果をハードディスク13に記憶する。算出した比は、テスターと文書作成者との文書を見つけるまでの時間差を表しており、比が大きい場合は、評価用文書を見つけ難いと評価することができる。
【0061】ハードディスク13には、標準時間に対する経過時間の比の標準である標準比が記憶される。文書作成者はリンクを設定した張本人であるので、評価用文書を見つける時間は最短と考えられる。テスターは初めて文書を閲覧するので、評価用文書を見つける時間は、文書作成者よりも多少長くなると考えられる。標準比は、例えば3に設定することができる。
【0062】CPU11は、算出した比と標準比との大小を比較し、比較結果をハードディスク13に記憶する。算出した比の方が大きい場合は、評価用文書を見つけるのは難しいと評価することができる。
【0063】また、CPU11は、各テスターが閲覧した文書の履歴に基づいて各文書の閲覧回数を算出し、ハードディスク13に記憶する。図2に示したように、文書は階層構造をしており、評価用文書が決まれば最短経路に対応する文書も決まる。テスターが最短経路に対応する文書以外の文書を閲覧している場合、テスターは評価用文書がどこにあるのか迷っていると見なせる。最短経路に対応する文書以外の文書の閲覧回数から、テスターが迷い易い部分を抽出することができる。
【0064】文書の履歴及び経過時間の記憶手順の一例を図8に示す。中央装置10は、表1又は表2に示した評価用文書情報に基づく指示画面を端末装置に送信する(S30)。例えば「部内の内線番号を調べてください」、「A地区への平日のバス時刻表を探して下さい」等の指示画面を送信する。指示画面を受取った端末装置20は、指示画面をモニタ(出力手段27)に表示する。中央装置10のCPU11は、端末装置20から送信される指示画面内のボタン又はリンクのクリックを受信したときから経過時間をカウントする。
【0065】端末装置20は図6(a)に示したトップページから閲覧を開始しており、テスターは4つのリンクの何れかへジャンプ(移動)する。ジャンプ先(リンク先)のアドレスは中央装置10へ送られ、CPU11はテスターのジャンプを検出する(S32:YES)。
【0066】テスターのジャンプ先の文書が評価用文書でなく(S34:NO)、さらに他の評価用文書でもない(S40:NO)場合、中央装置10のCPU11はジャンプ先の文書を端末装置20へ送信し(S44)、前記ジャンプ先の文書の履歴及び経過時間をハードディスク13に記憶する(S46)。
【0067】テスターのジャンプ先の文書が評価用文書でなく(S34:NO)、さらに他の評価用文書であった(S40:YES)場合、CPU11は文書表示を禁止し(S42)、例えば「このページではありません」等のテスターに間違った文書を閲覧していることを知らせる文書をジャンプ先の文書に代えて送信し、前記ジャンプ先の文書の履歴及び経過時間をハードディスク13に記憶する(S46)。以後、テスターのジャンプを待ち(S32:NO)、ジャンプ後(S32:YES)、同様の処理を行う。
【0068】テスターのジャンプ先の文書が評価用文書である場合(S34:YES)、CPU11はジャンプ先の文書(評価用文書)を端末装置20へ送信し(S36)、前記ジャンプ先の文書の履歴及び経過時間をハードディスク13に記憶する(S38)。以後、他の評価用文書についても、同様の処理を行う。
【0069】上述した文書の履歴及び経過時間は、各テスター毎に求める。本実施の形態では、テスター数は5人とする。文書の履歴及び経過時間には、テスターの識別子が付加され、ハードディスク13に記憶される。
【0070】ハードディスク13に記憶される文書の履歴及び経過時間の一例を表3及び表4に示す。表3は「部内の内線番号」、表4は「A地区への平日のバス時刻表」をある1人のテスターに見つけさせた場合の文書の履歴及び経過時間の例である。ここで、「部内の内線番号」の標準時間は2:00、「A地区への平日のバス時刻表」の標準時間は10:00である。
【0071】
【表3】

【0072】
【表4】

【0073】CPU11は標準時間及び経過時間をハードディスク13から読み出して、標準時間に対する経過時間の比を求める。表4の「A地区への平日のバス時刻表」の場合、比は約1.5で、3以下であるため、「A地区への平日のバス時刻表」は見つけ易いと評価することができる。一方、表3の「部内の内線番号」の場合、比は約5で、3以上であるため、「部内の内線番号」は見つけ難いと評価することができる。
【0074】上述した2つの例に関して、ハードディスク13に記憶される各文書の閲覧回数の表示例を図9及び図10に示す。図9は「部内の内線番号」、図10は「A地区への平日のバス時刻表」をテスターに見つけさせた場合の各文書の閲覧回数の表示例である。「部内の内線番号」の最短経路は、「ツール」、「連絡先」、「部内の内線番号」であり、「A地区への平日のバス時刻表」の最短経路は「地図・時刻表」、「A地区へのアクセス」、「バス時刻表」、「駅→研究所」である。
【0075】図9及び図10に示す閲覧回数は、主にテスターが迷っている原因を分析するのに用いる。例えば、図10においては、テスター全員が最短ルートで閲覧しており、初めて閲覧するために多少時間がかかっているだけと分析でき、「A地区への平日のバス時刻表」は見つけ易いと評価することができる。
【0076】一方、図9においては、5人中4人のテスターが、誤って「所員紹介」を閲覧していることが分かる。誤って「所員紹介」を閲覧していること及び「ツール」にジャンプすべきことに気付き難いこと等により、経過時間が長くなっていると分析でき、「部内の内線番号」は見つけ難いと評価することができる。
【0077】見つけ難いと評価された部分は、ハイパーテキスト作成支援装置である中央装置10で修正を行う。修正は、入力手段16で図3に示したリンク設定を修正すればよい。タイトルの名前が分かり難い場合は、タイトルを修正すればよい。リンク設定を修正することももちろん可能である。
【0078】例えば、図11に示すように、誤って閲覧することが多い「所員紹介」の下層に、「ツール」の「連絡先」をコピーすることができる。また、“ツール”と“連絡先”との関連は連想し難いと考えて、図12に示すように、「ツール」の下層を「タクシーチケット予約」、「情報化」、「帳票ダウンロード」とし、新たに「組織」というタイトルを設け、「組織」の下層を「組織内規定集」、「連絡先」、「所員紹介」とすることもできる。
【0079】入力手段16によりハードディスク13に記憶されたリンク設定を修正した場合、CPU11により、修正の必要な文書が修正される。作成した文書に対する見つけ易さを評価し、見つけ難い文書があった場合、見つけ難さを改善することができる。
【0080】図1においては、ハイパーテキスト作成支援装置とハイパーテキスト評価システムの中央装置とを1つの装置(10)としたが、夫々別の装置にすることもできる。例えば、ハイパーテキスト作成支援装置を通信ネットワーク50に接続し、ハイパーテキスト作成支援装置で作成した文書を、通信ネットワーク50を介して中央装置(ハイパーテキスト評価システム)10に送信し、中央装置10のハードディスク13に記憶して見つけ易さの評価を行うことができる。または、ハイパーテキスト作成支援装置で作成した文書をCD−R等の記録媒体に記録し、中央装置(ハイパーテキスト評価システム)10の補助記憶手段12で読取ってハードディスク13に記憶することもできる。
【0081】通信ネットワーク50は、例えば秘密性の高いHTML文書の場合は社内LANを利用し、現実的な実施条件で評価を行う場合はインターネットを利用すること等ができる。ホームページの場合は、通信ネットワーク50としてインターネットを利用することが好ましい。また、インターネットを利用することにより、種々のテスターを多数集めることができる。
【0082】ハイパーテキスト評価システムの中央装置10で行う処理の一部分を端末装置20で行うこともできる。例えば、作成したHTML文書と、評価用文書情報と、文書の履歴及び経過時間の記憶をCPUに実行させるコンピュータプログラムとをCD−R等の記録媒体に記録し、端末装置20の補助記憶手段22からハードディスク23へ記録することができる。
【0083】この場合、CPU21により、ハードディスク23に記憶された評価用文書を読み出して画面表示し、さらにハードディスク23に記憶された文書(HTML文書)を読み出して画面表示することができる。端末装置20のCPU21は文書の履歴及び経過時間の計測を行い、ハードディスク23に文書の履歴及び経過時間を記憶する。端末装置20は、文書の履歴及び経過時間の記録の終了後、ハードディスク23に記憶された文書の履歴及び経過時間を、通信ネットワーク50を介して中央装置10のハードディスク13へ転送する。中央装置10は、各端末装置20から送られてきた文書の履歴及び経過時間を用いて、文書の見つけ易さを評価する。
【0084】上述した説明においては、ハイパーテキストとしてHTML文書を例にして説明したが、HTML文書に限定はされず、XML(eXtensible Markup Language)、CHTML(Compact HTML)、MML(Mobile Markup Language)、WML(Wireless Markup Language)等のリンク機能を有する任意の文書の作成及び評価を行うことができる。
【0085】
【発明の効果】第1、第9、第11発明によれば、リンク設定に基づいてハイパーテキストが自動的に作成されるため、リンク設定を与えるだけでハイパーテキストを容易に作成することができる。
【0086】第2発明によれば、リンク設定の修正を受付け、受付けた修正に基づいてハイパーテキストを修正するため、ハイパーテキストの修正が容易に行える。
【0087】第3、第4、第10、第12発明によれば、ハイパーテキストのテキスト探索の容易性(見つけ易さ)を探索時間に基づいて評価することができ、見つけ難いハイパーテキストを抽出して、リンク設定等の改善を図ることができる。
【0088】第5発明によれば、標準時間と探索時間との比より、テキスト探索の容易性(見つけ易さ)を評価することができる。
【0089】第6発明によれば、評価用ハイパーテキストを見つけるまでに端末装置がアクセスしたハイパーテキストを表す履歴により、最短経路から外れたハイパーテキストへのアクセスを抽出し、端末装置の操作者が迷い易い部分を抽出することができる。
【0090】第7発明によれば、端末装置に探索を指示していない評価用ハイパーテキストの表示を禁止し、前記指示していない評価用ハイパーテキストの閲覧を防止することにより、評価の精度を均一に保つことができる。
【0091】第8発明によれば、リンクが設定されたハイパーテキストを容易に作成し、作成したハイパーテキストのテキスト探索の容易性(見つけ易さ)を評価することができ、見つけ難いハイパーテキスト部分のリンク設定等を改善することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013