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情報提示方法、情報提示システム及び情報提示装置 - 日産自動車株式会社
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発明の名称 情報提示方法、情報提示システム及び情報提示装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−271274(P2003−271274A)
公開日 平成15年9月26日(2003.9.26)
出願番号 特願2002−68191(P2002−68191)
出願日 平成14年3月13日(2002.3.13)
代理人 【識別番号】100099900
【弁理士】
【氏名又は名称】西出 眞吾 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2F029
5E501
【Fターム(参考)】
2F029 AA02 AC13 AC18 
5E501 AA22 AC33 BA05 CA04 CB01 EA01 EA34 FB34
発明者 赤塚 健
要約 課題
情報の優先度に基づいて、割り込み情報の提示を行う情報提示装置を提供すること。

解決手段
CD等に記憶された情報を順次提示する提示手段30を備えた車載の情報提示装置200と、情報に割り込んで提示される割り込み情報を、情報提示装置200へ向けて送出するサーバ300とを備え、情報提示装置200は、情報取得手段210により取得された割り込み情報の優先度と、この割り込み情報の取得後に順次提示される情報の各優先度とを比較し、この比較結果に基づいて割り込み情報を提示させる割り込み命令を、提示手段230へ向けて出力する提示制御手段220とを備えた。
特許請求の範囲
【請求項1】提示命令に従い順次提示される各情報に、当該各情報の提示に関する重み付けを示す優先度を割り付け、前記順次提示される情報に割り込んで提示される割り込み情報に、当該割り込み情報の提示に関する重み付けを示す優先度を割り付け、前記提示される情報の優先度と前記割り込み情報の優先度とを比較し、割り込み情報の優先度が前記情報の優先度よりも高い場合に、前記割り込み情報を前記情報に割り込ませて提示する情報提示方法。
【請求項2】提示命令に従い、読み込まれた複数の情報を順次提示する提示手段を備えた車載の情報提示装置と、前記情報に割り込んで提示される割り込み情報を、前記情報提示装置へ向けて送出するサーバとを備え、前記情報提示装置は、前記順次提示される各情報の提示に関する優先度と、当該情報に割り込んで提示される割り込み情報及び当該割り込み情報の提示に関する優先度とを取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の優先度と、当該割り込み情報の取得後に順次提示される前記情報の各優先度とを比較し、当該比較結果に基づいて前記割り込み情報を提示させる割り込み命令を、前記提示手段へ向けて出力する提示制御手段とを有する情報提示システム。
【請求項3】前記提示制御手段は、前記割り込み情報の取得後に順次提示される、一又は二以上の提示待ちの情報を特定する提示待ち情報特定部と、前記提示待ち情報特定部により特定された前記提示待ちの情報の優先度と、前記情報取得部により取得された前記割り込み情報の優先度とを読み込む優先度読込部と、前記読み込まれた前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較する優先度比較部と、前記優先度比較部による比較結果に基づいて前記割り込み命令を出力する割り込み命令部とを有する請求項2記載の情報提示システム。
【請求項4】前記サーバは、前記割り込み情報の優先度を算出する優先度算出手段を備え、前記優先度算出手段は、前記割り込み情報の内容と当該割り込み情報の提示に関する優先度とを対応づけて記憶し、前記車載端末装置へ送出する割り込み情報の内容に基づいて当該割り込み情報の優先度を算出し、当該算出した優先度と当該優先度に対応する前記割り込み情報とを、前記情報提示装置へ向けて出力する請求項3記載の情報提示システム。
【請求項5】提示命令に従い、読み込まれた複数の情報を順次提示する提示手段と、前記順次提示される各情報の提示に関する優先度と、当該情報に割り込んで提示される割り込み情報及び当該割り込み情報の提示に関する優先度とを取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の優先度と、当該割り込み情報の取得後に順次提示される前記情報の各優先度とを比較し、当該比較結果に基づいて前記割り込み情報を提示させる割り込み命令を、前記提示手段へ向けて出力する提示制御手段とを有する情報提示装置。
【請求項6】前記提示制御手段は、前記割り込み情報の取得後に順次提示される一又は二以上の提示待ちの情報を特定する提示待ち情報特定部と、前記提示待ち情報特定部により特定された前記提示待ちの情報の優先度と、前記情報取得部により取得された前記割り込み情報の優先度とを読み込む優先度読込部と、前記読み込まれた前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較する優先度比較部と、前記優先度比較部による比較結果に基づいて前記割り込み情報を提示させる前記割り込み命令を出力する割り込み命令部とを有する請求項5記載の情報提示装置。
【請求項7】前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を一時停止させ、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する請求項6記載の情報提示装置。
【請求項8】前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも高いと判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を直ちに中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する請求項7記載の情報提示装置。
【請求項9】前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第2の所定の値よりも低いと判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を当該情報の提示完了のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する請求項7記載の情報提示装置。
【請求項10】前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも小さく、かつ第1の所定の値よりも小さい第2の所定の値よりも大きいと判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を当該情報中の所定のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する請求項7記載の情報提示装置。
【請求項11】前記情報の優先度と、前記割り込み情報の優先度とは数値によって規定され、前記割り込み情報の優先度は、前記情報の優先度を規定する数値と同じ数値を含まないように規定された請求項5〜10記載の情報提示装置。
【請求項12】車両搭載のコンピュータに、提示命令に従い、読み込まれた複数の情報を順次提示させつつ、前記順次提示される情報に割り込んで提示される割り込み情報及び当該割り込み情報の提示に関する優先度を取得させるステップと、前記割り込み情報の取得後に順次提示される一又は二以上の提示待ちの情報を特定させるステップと、前記特定された提示待ちの情報の優先度を取得させるステップと、前記取得された前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップと、前記比較結果に基づいて、前記割り込み情報を前記順次提示される情報に割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させるステップとを実行させるためのプログラム。
【請求項13】前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断した場合には、前記提示待ち情報の提示を一時停止させ、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させるステップを実行させる請求項12記載のプログラム。
【請求項14】前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも高いと判断した場合には、前記割り込み命令を出力させるステップは、前記提示待ち情報の提示を直ちに中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させる請求項13記載のプログラム。
【請求項15】前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第2の所定の値よりも低いと判断した場合には、前記割り込み命令を出力するステップは、前記提示待ち情報の提示を当該情報の提示完了のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させる請求項13記載のプログラム。
【請求項16】前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも低く、かつ当該第1の所定の値よりも低い第2の所定の値よりも高いと判断した場合には、前記割り込み命令を出力させるステップは、前記提示待ち情報の提示を当該情報中の所定のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させる請求項13記載のプログラム。
【請求項17】前記情報の優先度と、前記割り込み情報の優先度とは数値によって規定され、前記割り込み情報の優先度は、前記情報の優先度を規定する数値と同じ数値を含まないように規定された請求項12〜16記載のプログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、提示命令に従い順次提示される情報の提示中に、他の情報を割り込ませて提示する情報提示システム及び情報提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽等が記憶されたCDやMDなどの再生中に割り込ませたい情報が発生した場合に、再生中の音楽等を中断して割り込み情報を提示するという装置がある(特開2001−28183号公報参照)。この装置では、音楽の再生中に割り込み情報が発生すると、当該割り込み情報の発生を利用者に報知し、利用者が「音楽の再生を一時中断する」と指示した場合に限り、音楽の再生が中断され、割り込み情報が提示される。一方、利用者が「音楽の再生を一時中断しない」と指示した場合には割り込み情報の記憶を行いつつ音楽の区切りを検出し、その区切りにおいて音楽の再生を中断し、記憶した割り込み情報の提示を行うこととしている。このため、発生する割り込み情報ごとに下された利用者の判断に従って、割り込み情報を提示することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装置の利用者は、割り込み情報発生の報知を受けた場合に当該割り込み情報の重要性を判断し、さらには現在提示されている情報の重要性を比較して、割り込み情報を提示するか否かの判断を即座に行わなければならない。この判断は割り込み情報の発生の度に要求されるため、利用者に煩わしさを与えるという問題があった。特に、運転中の利用者にとってこのような判断を行うことは頻に耐えない。本発明は、ユーザに煩雑な判断を求めることなく、発生した割り込み情報及び順次提示される情報の内容に応じて割り込み情報の提示を行う情報提示方法、情報提示システム及び情報提示装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の発明によれば、提示命令に従い順次提示される各情報に、当該各情報の提示に関する重み付けを示す優先度を割り付け、前記順次提示される情報に割り込んで提示される割り込み情報に、当該割り込み情報の提示に関する重み付けを示す優先度を割り付け、前記提示される情報の優先度と前記割り込み情報の優先度とを比較し、割り込み情報の優先度が前記情報の優先度よりも高い場合に、前記割り込み情報を前記情報に割り込ませて提示する情報提示方法が提供される。
【0005】この発明において、「提示命令に従い順次提示される情報」とは、所定の再生順序やプログラムに従い提示される情報であって、情報を提供するための手段が備えるRAM、ROM、搬送可能なCD、MD、DVD、MO、半導体ディスク、その他のハードディスクに記憶されうる情報をいい、CD等に予め記憶された情報のみならず、ラジオ放送、テレビ放送、無線放送、インターネットによる配信等により取得された番組等を含む。さらに、この「情報」の内容は限定されず、音楽情報、画像情報、文字情報を含む。さらに、音楽に関する情報であれば楽曲のみならず、ナレーションを提示する音声情報、曲間(無音であってもよい)を提示する情報、前奏部分を提示する情報その他の情報を含む。
【0006】順次提示される複数の「情報」は、任意のデータの位置(基準からのデータ量、基準からの時間)で区分された情報であり、その内容に関わらず同様に処理される。この「情報」ごとに、情報の提示に関する重み付けを示す優先度が割り付けられている。この「優先度」は、情報をユーザへ提示するにあたっての当該情報の重要度を示す度合いであり、数値で示されてもよいし、符号化された段階状の優先順位で示されてもよい。もちろん、「情報」の提示に関する重み付けはユーザごとに異なることから、ユーザごとに規定してもよいし、車両ごとに規定してもよいし、状況に応じて規定してもよい。この優先度の設定は、情報の内容等に応じて予め画一的に設定されていてもよいし、ユーザが入力により予め個別的に設定されていてもよい。
【0007】また「割り込み情報」は、順次提示される情報に割り込んで提示される情報である。具体的には状況に応じて発生した情報であり、交通情報、事故情報、天気情報、地図情報、自車両周辺の店舗案内情報、自車両周辺の観光情報、メッセージ情報その他の情報である。提示命令は現在提示中の情報の次に提示されるべき情報は何であるのかを予め規定しており、その規定された順序に従い情報の提示が順次行われる。割り込み情報はこのように提示されるべき情報に割り込んで、すなわち提示されるべき情報に優先させて提示される。この割り込み情報についても、前述した情報と同じく優先度がそれぞれ割り付られる。この割り付けられる「優先度」は先に説明した順次提示される情報に関する優先度と同様である。
【0008】このように、提示命令に従い順次提示される各情報ごと提示に関する優先度が割り付けられている。また、この順次提示される各情報に割り込んで提示される割り込み情報にも提示に関する優先度が割り付けられている。いま、割り込み情報が発生した場合、発生した割り込み情報の優先度と、現在提示されている情報やこれに続いて順次提示される情報の優先度とを比較する。両者の優先度を比較することにより、順次提示される情報と割り込み情報との提示に関する重み付けでは、どちらがより大きな(重要度の高い)重み付けがなされているかを判断する。割り込み情報の優先度が順次提示される情報の優先度よりも高いと判断された場合には、割り込み情報は、順次提示される情報に割り込んで提示されることとなる。この割り込み情報が割り込む、順次提示される情報に対するデータの位置は特に限定されることなく、各情報の開始部分、情報の終了部分、又は情報の途中部分であってもよい。
【0009】これにより、ユーザに煩雑な判断を求めることなく、発生した割り込み情報及び順次提示される情報の内容に応じて割り込み情報の提示を行う情報提示方法を提供することをができる。
【0010】(2)請求項2〜4記載の発明は、情報提示システムを提供する。請求項2記載の発明によれば、提示命令に従い、読み込まれた複数の情報を順次提示する提示手段を備えた車載の情報提示装置と、前記情報に割り込んで提示される割り込み情報を、前記情報提示装置へ向けて送出するサーバとを備え、前記情報提示装置は、前記順次提示される各情報の提示に関する優先度と、当該情報に割り込んで提示される割り込み情報及び当該割り込み情報の提示に関する優先度とを取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の優先度と、当該割り込み情報の取得後に順次提示される前記情報の各優先度とを比較し、当該比較結果に基づいて前記割り込み情報を提示させる割り込み命令を、前記提示手段へ向けて出力する提示制御手段とを有する情報提示システムが提供される。
【0011】この発明に関し請求項3記載の発明によれば、前記提示制御手段は、前記割り込み情報の取得後に順次提示される、一又は二以上の提示待ちの情報を特定する提示待ち情報特定部と、前記提示待ち情報特定部により特定された前記提示待ちの情報の優先度と、前記情報取得部により取得された前記割り込み情報の優先度とを読み込む優先度読込部と、前記読み込まれた前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較する優先度比較部と、前記優先度比較部による比較結果に基づいて前記割り込み命令を出力する割り込み命令部とを有する情報提示システムが提供される。
【0012】また、請求項4記載の発明によれば、前記サーバは、前記割り込み情報の優先度を算出する優先度算出手段を備え、前記優先度算出手段は、前記割り込み情報の内容と当該割り込み情報の提示に関する優先度とを対応づけて記憶し、前記車載端末装置へ送出する割り込み情報の内容に基づいて当該割り込み情報の優先度を算出し、当該算出した優先度と当該優先度に対応する前記割り込み情報とを、前記情報提示装置へ向けて出力する情報提示システムが提供される。
【0013】この発明において、「提示命令に従い順次提示される情報」「情報」「順次提示される情報の優先度」「割り込み情報」「割り込み情報の優先度」の意義は、請求項1において説明した各用語の意義と同様である。
【0014】この発明では、順次提示される情報は車載の情報提示装置から提供され、割り込み情報はサーバから提供される。各情報及び各情報の優先度並びに割り込み情報及び割り込み情報の優先度とは、情報取得手段により取得される。これらの情報の取得の態様は特に限定されることなく、順次提示される情報、割り込み情報の双方を外部サーバから通信手段を介して取得してもよいし、順次提示される情報については車載の情報提示装置に予め記憶させ、又は搬送可能な記録媒体(CD、MD、MO、半導体メモリ等)に記憶させて当該記憶媒体から情報を読み出し、再生させてもよい。この場合には情報提示装置はCD、MD、MO、半導体メモリ、内蔵ROM又は内蔵ROMその他のハードディスクから情報を読み出して、再生する再生機能を備えている。
【0015】他方、各情報の優先度、割り込み情報の優先度は、それぞれ各情報又は割り込み情報に含ませてもよいし、各情報、割り込み情報の内容を検出し当該内容に応じて算出させてもよい。例えば請求項4に記載された発明のように、サーバに割り込み情報の優先度を算出させてもよい。具体的には、サーバの優先度算出手段に、割り込み情報と割り込み情報の内容と割り込み情報の優先度とを対応づけて記憶させ、発生した割り込み情報の内容に基づいて割り込み情報の優先度を算出させ、算出させた優先度と対応する割り込み情報とを情報提示装置へ向けて送出させるようにしてもよい。サーバに割り込み情報の優先度を算出させることにより、情報提示装置側の処理負担が軽減され、処理速度の向上を実現することができる。もちろん、情報提示装置側に優先度算出の演算回路、優先度算出のためのデータベースを設け、情報提示装置が各情報の優先度及び/又は割り込み情報の優先度を算出することも可能である。
【0016】こうして取得された「各情報の優先度」と「割り込み情報の優先度」とを、提示制御手段が比較する。さらに提示制御手段は、この比較結果に基づいて割り込み情報を提示させる割り込み命令を生成し、当該割り込み命令を提示手段へ向けて出力する。割り込み命令を受けた提示手段は、割り込み命令と提示命令とに基づいて各情報と割り込み情報とを提示する。
【0017】この提示制御手段の機能をさらに具体化すると、まず「提示待ち情報特定部」が割り込み情報の取得後に順次提示される一又は二以上の提示待ち情報を特定する。特定する提示待ち情報は1つであっても2つであっても又はそれ以上であってもよい。この提示待ち情報は順次提示される情報のうち、提示が完了していない情報であって、現在提示中の情報も含まれる。提示待ち情報が特定されたところで、「優先度読込部」が提示待ち情報の優先度と割り込み情報の優先度とを読み込む。優先度の読み込みは、情報又は割り込み情報に含まれた優先度を読み込むものであってもよいし、算出され一時的に記憶された優先度を読み込むものであってもよい。読み込まれた優先度を、優先度比較部が比較する。優先度は提示に関する重み付け、情報の提示の重要度を示すものであるから、優先度を比較することにより割り込み情報が提示待ちの情報よりも提示を優先するべきか否かを判断することができる。この優先度の比較の結果に基づいて、割り込み命令部は割り込み情報を提示させる割り込み命令を出力する。
【0018】これにより、「各情報又は提示待ち情報の優先度」と「割り込み情報の優先度」とに応じて、これらの両情報の提示に関する重み付け(重要度)を考慮した割り込み情報の提示を行うことができ、ユーザに煩雑な判断を求めることなく、発生した割り込み情報及び順次提示される情報の内容に応じて割り込み情報の提示を行う情報提示システムを提供することをができる。
【0019】(3)請求項5〜11に記載された発明によれば、情報提示装置が提供される。また、これらの発明を異なる観点から捉えた、請求項12〜17に記載された発明によれば、コンピュータに情報を提示させるプログラムが提供される。
【0020】請求項5記載の発明によれば、提示命令に従い、読み込まれた複数の情報を順次提示する提示手段と、前記順次提示される各情報の提示に関する優先度と、当該情報に割り込んで提示される割り込み情報及び当該割り込み情報の提示に関する優先度とを取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の優先度と、当該割り込み情報の取得後に順次提示される前記情報の各優先度とを比較し、当該比較結果に基づいて前記割り込み情報を提示させる割り込み命令を、前記提示手段へ向けて出力する提示制御手段とを有する情報提示装置が提供される。この発明において、請求項6記載の発明によれば、前記提示制御手段は、前記割り込み情報の取得後に順次提示される一又は二以上の提示待ちの情報を特定する提示待ち情報特定部と、前記提示待ち情報特定部により特定された前記提示待ちの情報の優先度と、前記情報取得部により取得された前記割り込み情報の優先度とを読み込む優先度読込部と、前記読み込まれた前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較する優先度比較部と、前記優先度比較部による比較結果に基づいて前記割り込み情報を提示させる前記割り込み命令を出力する割り込み命令部とを有する情報提示装置が提供される。
【0021】また、異なる観点による請求項12記載の発明によれば、車両搭載のコンピュータに、提示命令に従い、読み込まれた複数の情報を順次提示させつつ、前記順次提示される情報に割り込んで提示される割り込み情報及び当該割り込み情報の提示に関する優先度を取得させるステップと、前記割り込み情報の取得後に順次提示される一又は二以上の提示待ちの情報を特定させるステップと、前記特定された提示待ちの情報の優先度を取得させるステップと、前記取得された前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップと、前記比較結果に基づいて、前記割り込み情報を前記順次提示される情報に割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させるステップとを実行させるためのプログラムが提供される。
【0022】これらの発明において、「提示命令に従い順次提示される情報」「情報」「順次提示される情報の優先度」「割り込み情報」「割り込み情報の優先度」の意義は、請求項1において説明した各用語の意義と同様である。また、請求項5及び6に記載された情報提示装置は、請求項2及び3に記載された情報提示システムにおける情報提示装置と同様の動作を行う。ただし、割り込み情報はサーバから取得されるものとは限られず、情報取得手段は、電波受信機能、通信機能等の通常の情報取得機能を備え、ラジオ情報、テレビ情報(デジタル放送を含む)、無線情報、VICS情報、インターネット配信情報を取得することが可能である。また、請求項6に記載された発明の「提示待ち情報特定部」「優先度読込部」「優先度比較部」「割り込み命令部」とは、請求項3において説明した各構成と同様の動作を行い、効果を奏することができる。さらに、請求項12に記載された発明の「提示待ち情報を特定させるステップ」「優先度を取得させるステップ」「優先度を比較させるステップ」「割り込み命令を出力させるステップ」は、コンピュータを請求項3において説明した「提示待ち情報特定部」「優先度読込部」「優先度比較部」「割り込み命令部」としてそれぞれ機能させる。
【0023】このように、請求項5記載の発明によれば請求項2記載の発明と同様に動作し、効果を奏し、請求項6及び請求項12記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様に動作し、同様の効果を奏する。
【0024】(4)続いて、情報提示装置の割り込み命令部の処理に関する請求項7〜10記載の情報提示装置、及び割り込み命令の出力ステップに関する請求項13〜16記載のプログラムについて説明する。
【0025】請求項7記載の発明によれば、前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を一時停止させ、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する情報提示装置が提供される。
【0026】この発明に関し請求項8記載の発明によれば、前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも高いと判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を直ちに中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する情報提示装置を提供する。他方、請求項9記載の発明によれば、前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第2の所定の値よりも低いと判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を当該情報の提示完了のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する情報提示装置を提供する。さらに、請求項10記載の発明によれば、前記優先度比較部が、前記提示待ち情報特定部により特定された提示待ち情報よりも前記情報取得手段により取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも小さく、かつ第1の所定の値よりも小さい第2の所定の値よりも大きいと判断した場合には、前記割り込み命令部は、前記提示待ち情報の提示を当該情報中の所定のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力する情報提示装置が提供される。
【0027】異なる観点による請求項請求項13記載の発明によれば、前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断した場合には、前記提示待ち情報の提示を一時停止させ、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させるステップを実行させるプログラムが提供される。
【0028】この発明に関し、請求項14記載の発明によれば前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも高いと判断した場合には、前記割り込み命令を出力させるステップは、前記提示待ち情報の提示を直ちに中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させるプログラムが提供される。他方、請求項15記載の発明によれば、前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第2の所定の値よりも低いと判断した場合には、前記割り込み命令を出力するステップは、前記提示待ち情報の提示を当該情報の提示完了のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させるプログラムが提供される。さらに、請求項16記載の発明によれば、前記割り込み情報の優先度と前記提示待ち情報の各優先度とを比較させるステップにおいて、前記特定された提示待ち情報よりも前記取得された前記割り込み情報の方が高い優先度であると判断するとともに、前記割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも低く、かつ当該第1の所定の値よりも低い第2の所定の値よりも高いと判断した場合には、前記割り込み命令を出力させるステップは、前記提示待ち情報の提示を当該情報中の所定のタイミングで中断し、前記割り込み情報を割り込ませて提示させる前記割り込み命令を出力させるプログラムが提供される。
【0029】これらの発明は、順次提示される情報に割り込み情報を提示させる場合において、「割り込み情報の優先度」に応じて「割り込み情報」を「情報」のどの位置に割り込ませるかを判断し、この判断に応じた割り込み命令を出力する。
【0030】割り込み情報は、優先度比較部が提示待ち情報よりも割り込み情報の方が高い優先度であると判断した場合に提示される。割り込み情報の提示のため、割り込み命令部は提示待ち情報の提示を一時停止させ、割り込み情報を割り込ませて提示させる割り込み命令を出力する。
【0031】このとき割り込み情報を、順次提示される情報に対してどのようなタイミング(どのようなデータ上の位置)において提示するかは自在に設定することが可能である。本発明では、割り込み情報に割り付けられた優先度に応じて、提示待ち情報を直ちに中断して中断のタイミングで提示するか、提示待ち情報の提示完了を待って提示するか、又は提示待ち情報中の所定のタイミングで提示するか、いずれかの手法において割り込み情報を提示する。
【0032】具体的には、割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも高い(提示に関する重要度が所定の基準よりも高い)場合には、順次提示されている情報を直ちに中断して、割り込み情報を割り込ませて提示させる。他方、割り込み情報の優先度が第2の所定の値よりも低い(提示に関する重要度が所定の基準よりも低い)場合には、順次提示されている情報の提示完了を待って、提示完了のタイミングで情報の提示を中断し、割り込み情報を割り込ませて提示させる。さらに、割り込み情報の優先度が所定の範囲、具体的には第1の所定の値よりも小さく第2の所定の値よりも大きい(この請求項において第2の所定の値は第1の所定の値よりも小さい)場合には、提示待ち情報中の所定のタイミングで提示を中断し、割り込み情報を割り込ませて提示させる。ここで情報中の所定のタイミングとは、情報の内容において比較的区切りの良いタイミングをいい、例えば楽曲情報において曲の1番と曲の2番との間や、間奏部分である。また、請求項8、10、及び請求項14、16における「第1の所定の値」と「第2の所定の値」は、請求項9、15のそれと同じ値である必要はなく、特に言及されていない限り第1の所定の値と第2の所定の値の大小関係は限定されない。
【0033】これにより、上記発明と同様の作用及び効果を奏するとともに、割り込み情報を違和感なくユーザに提示させることができる。
【0034】(5)続く請求項11記載の発明と請求項17記載の発明は、情報の優先度と割り込み情報の優先度の規定の手法に関する発明である。請求項11記載の発明によれば、前記情報の優先度と、前記割り込み情報の優先度とは数値によって規定され、前記割り込み情報の優先度は、前記情報の優先度を規定する数値と同じ数値を含まないように規定された情報提示装置が提供される。また、請求項17記載の発明によれば、前記情報の優先度と、前記割り込み情報の優先度とは数値によって規定され、前記割り込み情報の優先度は、前記情報の優先度を規定する数値と同じ数値を含まないように規定されたプログラムが提供される。
【0035】優先度は、情報又は割り込み情報の提示に関する重み付けを表示する度合いであって、数値において規定することもできるし、重要度に応じた段階を識別子において規定することもできる。本発明では当該優先度を数値において規定する。これに伴い、割り込み情報の優先度は、情報の優先度を規定する数値と同じ数値を含まないように規定する。すなわち、「割り込み情報の優先度」と「情報の優先度」とが同じ数値となることがない。すなわち、比較される割り込み情報の優先度と情報の優先度とが同じ優先度となって判断ができなくなるといったことを簡易に防止することができ、いずれの優先度が高いかの結論を確実に得ることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1〜17記載の発明によれば、ユーザに煩雑な判断を求めることなく、発生した割り込み情報の内容に応じて提示を行う情報提示方法、情報提示システム及び情報提示装置を提供することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す本実施形態の情報提示システム100は、車両に搭載された情報提示装置200と、通信回線を介して相互に通信可能なサーバ300とを有している。
【0038】サーバ300は通信機能を備えた情報取得手段310を備えており、情報取得手段310はインターネット網400等を介して外部から割り込み情報を収集する。また、割り込み情報の優先度を算出する優先度算出手段320と、割り込み情報の内容と優先度とを対応づけて記憶された優先度データベース330とを有している。
【0039】本実施形態に係る情報提示装置200は、ユーザに音楽や画像データを提供する車両に搭載されたオーディオ装置であって、提示命令に従い順次提示される各情報に割り込み情報を割り込ませて提示させる装置である。具体的には、音楽情報を記憶させたCD、MD、DVDを読み込んで音楽情報を提示しつつ、交通事故情報などの割り込み情報が発生した場合に音楽情報を一時的に停止させ、割り込み情報を割り込ませて優先的に提示するといった機能を有する。
【0040】図1に示すように、情報提示装置200は、情報取得手段210と、提示制御手段220と、提示手段230と、記憶手段240とを備えている。
【0041】このうち、「提示手段230」は提示命令に従い読み込まれた複数の情報を順次提示する。具体的に、この提示手段230はナビゲーション装置、又はテレビ、CD、MD、DVD再生装置その他のオーディオ装置の音楽、画像又は文字データの提示機能を備え、各情報をユーザに順次提示する。
【0042】「情報取得手段210」は、順次提示される情報の提示に関する優先度と、割り込み情報及び割り込み情報の提示に関する優先度を取得する。本実施形態における「優先度」は、提示をするにあたっての重み付け(重要度)を数値によって表現する。具体的には提示を優先させるべき重要な情報については高い数値の優先度が割り付けられている。すなわち、優先度が大きい情報ほど重要度が高く、優先して提示されるべき情報として扱われる。もちろん、符号化された優先順位を優先度として処理することも可能である。また、優先度の比較が明確に行われるようにするため、「割り込み情報の優先度」と「情報の優先度情報の優先度」には同じ値が含まれないようにそれぞれに優先度を割り付ける。これは優先度が同値の場合には比較が困難となってしまうため、このような事態を未然に防止するためである。よって両優先度に同じ値が含まれなければどのような数値や記号であっても良く、また、優先度が同値の場合の処理(例えば、同値の場合は割り込み情報の優先度が高いと判断するといった規則)を予め定めておくようにしてもよい。本実施形態では「情報の優先度」には偶数の数値を割り付け、「割り込み情報の優先度」には奇数の数値を割り付けた。この優先度は、順次提示される情報や割り込み情報に含ませてもよいし、別途対応づけて記憶させてもよい。本実施形態では、割り込み情報に関する優先度は予め割り込み情報に含ませ、通信回線を介した割り込み情報の取得とともにその優先度を取得する。この優先度は通信機能を用いて受信したものを記憶手段240に一時的に保存し、これを取得する。また、順次提示される情報については、予め記憶手段240にその優先度を記憶させ、これを取得する。こうして、情報の優先度と、割り込み情報の優先度とを取得する。
【0043】ここで、「記憶手段240」について説明すると、記憶手段240は情報提示装置200に内蔵されたハードディスクである。ただし、この記憶手段240には搬送可能な記憶媒体(CD、MD、MO、DVD、半導体メモリ等を含む)が含まれ、これら記憶媒体が記憶手段240の記憶領域の一部を構成する。もちろん情報提示装置は、これら記憶媒体から情報を読み出して提示する機能を備えている。具体的に記憶手段240は、順次提示される情報に関する記憶領域241と割り込み情報に関する記憶領域242とを有している。記憶領域241には順次提示される情報として音楽情報、画像情報、文字情報と、それらの情報の優先度とが記憶されている。他方記憶領域242には割り込み情報として外部から取得したニュース、交通情報、事故情報と、それらの割り込み情報の優先度とが記憶されている。この割り込み情報はサーバ300が収集した情報であって、情報取得手段210を介して取得され、一時的に記憶手段240に記憶された情報である。もちろん、サーバ300を介することなく情報取得手段210がインターネット網やVICS等の情報配信サービスを利用して情報を収集することも可能である。
【0044】情報取得手段210が割り込み情報を取得すると、提示制御手段220は割り込み情報の提示に関する制御処理を行う。本実施形態の提示制御手段220は、提示待ち情報特定部221と、優先度読込部222と、優先度比較部223と、割り込み命令部224とを有している。
【0045】この提示待ち情報特定部221は、順次提示される情報のうち、割り込み情報の取得後に提示される情報を特定する。具体的に特定される情報は、割り込み情報の取得の際に未だ提示が完了していない情報から、その情報に続いて順次提示される情報であり、割り込み情報取得時に提示されている情報をも含む。これらの情報が提示待ち情報として特定され、提示待ち情報の優先度と割り込み情報の優先度との比較に基づいて割り込み情報の提示が制御される。
【0046】優先度読込部222は、記憶手段240の記憶領域241を読み込んで、特定された提示待ち情報の優先度と、取得された割り込み情報の優先度とを読み込む。優先度比較部223は、読み込まれた優先度に基づいて提示待ち情報の各優先度と割り込み情報の優先度を比較する。本実施形態では優先度は数値によって規定されていることから、優先度の比較は優先度として割り付けられた値を比較することによって行われる。本形態では重要度の高い情報又は割り込み情報に高い優先度を割り付けたことから、優先度が高い情報又は割り込み情報が優先して提示されることとなる。
【0047】割り込み命令部224は当該比較の結果に基づいて割り込み情報を提示させる割り込み命令を出力する。本実施形態の割り込み命令は、割り込み情報を提示するか否かの命令とともに、提示するのであればどのタイミングで提示するかの命令を含む。この割り込み命令と提示命令とに基づいて提示手段230は情報と割り込み情報とを提示する。
【0048】以下、提示制御手段220の処理を中心に、情報及び割り込み情報の提示を図2及び図3に示したフローチャートに基づいて説明をする。本実施形態では音楽情報が記憶されたCDを再生し、音楽情報が順次提示されている場合において、発生した割り込み情報を提示させる処理について説明をする。
【0049】図2は、サーバ300の動作を説明するフローチャート図である。サーバ300の情報取得手段310は所定時間ごとの経過を待って(S101)、インターネット400を介して情報を収集する(S102)。収集した情報に変化があるまでこの情報収集は繰り返され、変化があった場合はこの情報を割り込み情報として特定する(S103)。この割り込み情報はその優先度とともに情報提示装置200へ向けて送出されるべき情報である。このため、優先度算出手段320が取得された割り込み情報の優先度を算出する(S104)。優先度算出手段320は、割り込み情報の内容に基づき、優先度データベースを参照して割り込み情報の優先度を算出する。この優先度データベース330には、割り込み情報の内容と割り込み情報の提示に関する優先度とが予め対応づけられた情報が記憶されている。優先度が算出された割り込み情報は、再度情報取得手段310を介して情報提示装置200へ向けて送出され(S105)、このルーチンが繰り返される。情報提示装置200は通信機能を備えているため、インターネット網を介して、サーバ300に限定されることなく割り込み情報を取得することができる。しかし、本実施形態のようにサーバ300を設けることによって、割り込み情報とサーバ300において算出された当該割り込み情報の優先度とが、車載の情報提示装置200へ送られるため、情報提示装置200は優先度同士を比較するという比較的軽量な処理をすることで情報と割り込み情報とを提示できる。よって、車載の情報提示装置200の処理負担を抑え、ユーザに煩雑な判断を求めることなく割り込み情報を適切に提示することができる。言い換えると、サーバ300側においては、車両やユーザの状況に応じた割り込み命令を生成し出力するような複雑な処理を行う必要がなく、取得した割り込み情報を即座に配信することができる。
【0050】サーバ300から送出された割り込み情報と割り込み情報の優先度は、情報提示装置200により情報取得手段210を介して取得される。
【0051】図3に情報提示装置200側の動作をフローチャートで示した。本実施形態の情報提示装置200は音楽情報が記憶されたCDを再生する。このCDには複数の音楽情報が含まれており、それぞれに優先度が割り付けられている。もちろん「CDの楽曲」であれば優先度はX、「CD楽曲の曲間」であれば優先度はYというように予め画一的に規定しておくこともできる。
【0052】本実施形態が搭載されたエンジンが起動され、車載のオーディオ装置のスイッチがONにされると、情報提示装置200が起動される(S200)。これに伴いCDに記憶された音楽情報が読み込まれる(S201)。割り込み情報が取得されないうちは、提示命令に従い情報が順次提示される(S202)。このとき提示待ち情報特定部221は提示待ち情報を特定する。ここでは図5に示すDisk1の情報グループのが提示待ち情報として特定される。特定された提示待ち情報は提示命令に従い順次提示される(S203)。この動作が割り込み情報のない状態の通常の動作である。
【0053】いま、割り込み情報が発生(割り込み情報を取得)したとする(S211)。この割り込み情報の発生のタイミングに応じて、提示待ち情報特定部221は提示待ち情報を特定する(S212)。提示待ち情報には曲のみならず曲間も含まれ、それぞれに優先度が割り付けられている。提示待ち情報が特定されたところで、優先度読込部222は、「特定された提示待ち情報の優先度」と「割り込み情報の優先度」とを、記憶手段240から読み出して、それぞれの優先度を取得する(S213)。
【0054】ここで、優先度について例を示して説明する。「情報の内容」及び「情報の優先度」並びに「取得した割り込み情報の内容」及び「割り込み情報の優先度」を図5に示した。図5に示すように、提示される情報241はDisk1の情報グループと、Disk2の情報グループとに分けられている。Disk1に含まれる曲1、曲2、曲3には「優先度」が「P」として表示されている。また、曲1、2、3のみならず、曲1と曲2との間、曲2と曲3との間の曲間にも「情報」は定義されており、曲と同様に優先度Pが割り付けられている。この優先度よりも高い優先度を持った割り込み情報の割り込みを許すという処理が行われるため、各曲及び曲間には優先度Pの値に応じて、例えば「P=10」であれば「P>10の割り込み情報の割り込み可能」という処理内容が規定され、割り込み命令部224はこれに従い割り込み命令を生成する。また、割り込み情報としては交通情報242が例示されている。この交通情報には一般の交通情報には優先度P=5が割り付けられ、事故に関する交通情報には比較的高い優先度P=9が割り付けられ、さらに経路上の近い位置で起きた事故に関する交通情報には、さらに高い優先度P=11が割り付けられている。
【0055】具体的には、Disk1の曲1〜曲3の優先度Pは10であり、それぞれの曲間の優先度は6である。他方、割り込み情報として取得された一般の交通情報の優先度は5であり、事故に関する交通情報の優先度は9であり、経路上近傍の交通情報の優先度は11である。ちなみに、この経路上の交通情報であるのか、経路上以外での交通情報であるのかの判断は、車両に搭載されたナビゲーションシステムの自車位置検出機能を利用する。この自車位置検出機能により検出された自車両の位置データと、発生した交通事故の位置データとを比較し、その交通情報が経路上の交通情報であるのか、経路上以外の交通情報であるのかを判断する。 なお、図6は、図5で示した順次提示される情報の内容及び情報の優先度並びに取得した割り込み情報の内容及び割り込み情報の優先度の他の態様を示している。図6に示した順次提示される情報は、番組形式の情報であって、予め規定されたプログラムに従って番組が構成されている。図5に示した情報の態様と同じように、Disk1の情報グループとDisk2の情報グループとが規定され、Disk1の情報グループには「曲1の情報グループ」と「曲2の情報グループ」とが含まれている。曲1の情報グループには「曲1のナレーション」「曲1」「曲1の後ふり」というように、曲1に関する情報が3つに区分され、それぞれに優先度が割り付けられている。このように優先度が割り付けられる情報の単位は任意に設定することができ、さらに「曲1」を1番と2番とを分けてそれぞれに優先度を割り付けることも可能である。このときの優先度は、もちろん同じ値であっても異なる値であってもよい。他方、複数の情報を含むグループごとに優先度を割り付けることも可能である。
【0056】図3のS213に戻る。取得した割り込み情報の優先度を、特定した各提示待ち情報の優先度と比較する(S214)。この比較の結果、割り込み情報の優先度が提示待ち情報の優先度よりも小さい場合には(S215)、割り込み情報は割り込ませて提示するほどの重要度を持たないと判断できることから、割り込み情報を割り込ませることなく、提示命令に従い提示待ち情報を順次提示させる(S202、203)。他方、割り込み情報の優先度が提示待ち情報の優先度よりも大きい場合には(S215)、提示待ち情報の提示を一時停止させ(S216)、割り込み情報を提示させる(S217)。
【0057】ここで、図5に示した例を用いて処理を説明する。曲1が提示されている最中に、優先度5の交通情報を取得したとする。優先度読込部222が読み込んだ曲1の優先度は10であり、交通情報の優先度は5である。優先度比較部223はこれらを比較するが、交通情報の優先度が曲1の優先度よりも小さいことから、交通情報は曲1に割り込むことができない。よって割り込み情報は提示待ちとなる。続いて提示待ち情報特定部221により特定された曲1の次の情報は曲間であり、その優先度は6である。この曲間の優先度も交通情報の優先度より大きいことから、交通情報は曲間にも割り込むことができない。このような処理が提示待ち情報のすべてに繰り返される。しかし、提示待ち情報特定部221が特定したDisk1の情報グループの曲1〜3及びそれらの曲間は何れも優先度5よりも大きい。よって優先度5の交通情報は割り込ませて提示されることはない。
【0058】続いて、事故に関する交通情報を取得したとする。優先度読込部222が読み込んだその優先度は9である。一方、曲1の優先度は10であって、事故の交通情報(優先度=9)よりも大きい。このため、事故に関する交通情報は曲1に割り込むことはできない。割り込み情報は提示を待機する。続く提示待ち情報は曲1と曲2との曲間である。この曲間は優先度6であり、優先度が6より大きい割り込み情報の割り込みを許す。よって、優先度9の事故に関する交通情報は曲間において割り込んで提示させることができる。
【0059】さらに、自車両の経路上の事故に関する交通情報を取得したとする。優先度読込部222が読み込んだその優先度は11である。一方、曲1の優先度は10であって、事故の交通情報(優先度=11)よりも小さい。このため、経路上の事故に関する交通情報は曲1に割り込ませて提示されることとなる。以上、説明の簡略のために曲1の提示中に3つの割り込み情報を取得したと仮定して説明したが、提示命令に従い順次提示される情報は時間とともに変化するため、割り込み情報の取得後に提示される情報が、提示待ち情報として特定され、優先度の比較の対象となる。
【0060】割り込み情報が提示され(S216)、割り込み情報の提示が完了したところで(S218)、提示命令に従い次の提示待ち情報が設定され、当該情報が提示される(S219)。
【0061】以上のように、順次提示されている情報の優先度と、割り込み情報の優先度に応じて、割り込み情報を提示するか否かが判断される。次に問題となるのは、割り込みが決定された割り込み情報をどのようなタイミングで提示するか、という点である。
【0062】本実施形態では、割り込み情報の優先度を検討することによって、割り込み情報の提示のタイミングを決定することとした。この提示のタイミングは、絶対的な時間軸において決定されてもよいが、本実施形態では順次提示されている情報を用いる。具体的には、当該情報の所定の基準点(開始点等)に対するデータ量、提示(再生)時間、データアドレス、各情報の開始点、各情報の終了点をもって、割り込み情報の割り込みのタイミングを制御する。この動作は情報提示装置200の優先度比較部223と割り込み命令部224が行う。優先度比較部223は読み込んだ割り込み情報の優先度が所定の値と比較して大きいのか、小さいのか、又はある値域に属しているのかを判断する。割り込み命令部224はこの優先度比較部223の比較結果に基づいて、割り込み情報の割り込むタイミングを算出する。この算出結果は、割り込まれる側の情報の所定の基準点を基準としたタイミングとして表現される。例えば、情報の開始点からのデータ量、情報の開始点からの再生時間、データアドレス等として表現される。
【0063】割り込み命令部は、「この割り込み情報Xを、提示待ち情報Yに割り込ませて優先的に提示する」という命令に、「この割り込み情報Xを提示待ち情報Yの終了点に割り込ませる」という命令を含ませて出力し、この割り込み命令に従い提示手段230は割り込み情報を提示させる。
【0064】本実施形態では、割り込み情報の優先度を段階的にランク付けして割り込み情報の割り込むタイミングを規定する。
【0065】具体的には、第1ランクにおいて、割り込み情報の優先度が第1の所定の値よりも大きい場合には、この割り込み情報は重要性が高く、すぐにユーザに提示するべき情報であると評価する。第2ランクにおいて、割り込み情報の優先度が第2の所定の値よりも大きく、第1の所定の値よりも小さい(第1の所定の値>第2の所定の値)場合には、この割り込み情報の優先度は中程度で、提示中の情報を突然中断させるほどの重要性はなく、違和感を与えない区切りの良いタイミングで提示しても問題はないと評価する。なお、ここに言う区切りの良いタイミングとは中断してもユーザに違和感を与えないであろうタイミングであり、例えば情報に含まれる曲の1番と2番の間や、プログラム中のコマーシャル部分である。この区切りは予め規定され、その位置が情報に書き込まれている。第3ランクにおいて、割り込み情報の優先度が第2の所定の値よりも小さい場合には、この割り込み情報の重要性は低く、提示中の情報を優先させて1つの情報の提示が完了させてから割り込ませても問題はないと評価する。
【0066】本実施形態では割り込み情報の優先度を3つのランクに分けて規定したが、これに限定されることはなく、所定の値の設定も任意である。もちろん、各ランクにおける第1の所定の値や第2の所定の値は異なる値であっても、同じ値であってもよいし、所定の値域を複数設けても良い。
【0067】このような設定において、図3のS217における割り込み情報の提示のサブルーチンを図4に示して説明する。この処理は、図2のステップ215において割り込み情報の優先度が提示待ち情報の優先度よりも大きいと判断された場合に起動する(S300)。まず割り込み情報の優先度(Pで示す)が第1の所定の値よりも大きいと判断された場合、この割り込み情報は第1ランクの重要度を有する情報であるため、提示中の情報は直ちに中断され(S302)、割り込み情報が提示される(S307)。他方、割り込み情報の優先度Pが第1の所定の値よりも小さい場合、さらに第2の所定の値との大小関係を判断する。
【0068】割り込み情報の優先度Pが第2の所定の値よりも大きく、第1の所定の値よりも小さいと判断された場合、この割り込み情報は第2ランクの重要度を有する情報であるため、前述した提示中の情報における区切りの良いタイミングで当該情報を中断し(S304)、割り込み情報を提示する(S307)。
【0069】割り込み情報の優先度Pが、第2の所定の値と第1の所定の値との間にも属さない場合、割り込み情報の優先度Pは第2の所定の値よりも小さいと判断できる(S305)。この割り込み情報は第3ランクの重要度を有する情報であるため、所定の提示待ち情報の提示が完了したタイミングで当該提示待ち情報を中断し(S306)、割り込み情報を提示する(307)。
【0070】このように、割り込み情報の優先度に応じて、割り込み情報を割り込ませるタイミングを決定するため、重要度の低い割り込み情報によって提示中の情報が中断されるといった不都合がなく、また緊急に提示すべき割り込み情報以外についてはユーザに違和感を感じさせないタイミングで割り込み情報を提示させることができる。
【0071】以上のように、本実施形態の情報提示システムによれば、ユーザに煩雑な判断を求めることなく、発生した割り込み情報の内容に応じて提示を行うことができる。
【0072】この実施形態においては、サーバ300を備えた情報提示システム100を実施形態として説明をした。しかし、情報提示装置200は、通信機能を備えていることからインターネット等の通信網を介して割り込み情報を取得することも可能であり、内蔵するCPUにより割り込み情報の優先度を算出することも可能であるため、サーバ300を含まない形態においても本実施形態と同様に動作し、同様の効果を奏する。
【0073】なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。




 

 


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