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情報提示システム、情報提示装置及び情報提示方法 - 日産自動車株式会社
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発明の名称 情報提示システム、情報提示装置及び情報提示方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−179594(P2003−179594A)
公開日 平成15年6月27日(2003.6.27)
出願番号 特願2001−379564(P2001−379564)
出願日 平成13年12月13日(2001.12.13)
代理人 【識別番号】100099900
【弁理士】
【氏名又は名称】西出 眞吾 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5B075
5J104
【Fターム(参考)】
5B075 KK63 ND14 
5J104 EA15 PA07 PA10
発明者 赤塚 健
要約 課題
ユーザ側の暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを、情報提示者側がユーザの状況に応じて選択し、この選択されたコンテンツをユーザに提示する。

解決手段
情報提示サーバ100に、ユーザ第1端末200からの位置情報を含むリクエストからユーザの状況を抽出し、予め記憶された対応情報131を参照して、ユーザの状況に応じたコンテンツを選択するコンテンツ選択部121と、選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を出力する復号化鍵出力部122とを設けるとともに、ユーザ第1端末200に、情報提示サーバ100からの復号化鍵を取得する復合化鍵取得部121と、この復号化鍵を用いて記憶された暗号化コンテンツ231を復号化処理するコンテンツ復号化部222とを設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】相互に送受信可能な情報提示サーバとユーザ端末とを含み、前記ユーザ端末側にある暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを前記情報提示サーバにて選択し、この選択されたコンテンツを前記ユーザ端末にて提示する情報提示システムであって、前記情報提示サーバは、少なくとも位置情報を含むユーザ端末からのリクエストを受け付ける受付手段と、前記ユーザ端末からのリクエストから抽出されるユーザの状況と、当該ユーザの状況に適合するコンテンツとを対応づけて記憶するサーバ側記憶手段と、前記リクエストに応じて選択された前記コンテンツを前記ユーザ端末へ提示するサーバ側提示手段とを備え、前記サーバ側提示手段は、前記ユーザ端末からのリクエストより抽出したユーザの状況に基づき、記憶手段に記憶されたユーザの状況とコンテンツとの対応情報を参照して、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択するコンテンツ選択部と、前記コンテンツ選択部により選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を、前記ユーザ端末へ送出する復号化鍵出力部とを有し、前記ユーザ端末は、前記情報提示サーバの受付手段へ、少なくとも位置情報を含むリクエストを送出する送受信手段と、暗号化された複数のコンテンツを記憶するユーザ端末側記憶手段と、前記情報提示サーバのコンテンツ選択部が選択したコンテンツを、復号化してユーザに提示するユーザ端末側提示手段とを備え、前記ユーザ端末側提示手段は、前記情報提示サーバのコンテンツ選択部により選択されたコンテンツを復号化するための復合化鍵を、当該情報提示サーバの復号化鍵出力部から取得する復号化鍵取得部と、前記復号化鍵取得部が取得した復号化鍵に対応する、前記ユーザ端末側記憶手段が記憶する暗号化されたコンテンツを、当該復号化鍵により復号化処理するコンテンツ復号化部と、前記コンテンツ復号化部にて復号化されたコンテンツを前記ユーザに提示するコンテンツ提示部とを有する情報提示システム。
【請求項2】ユーザ側の暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを選択し、この選択されたコンテンツをユーザに提示する情報提示装置であって、少なくとも位置情報を含むユーザのリクエストを受け付ける受付手段と、前記ユーザのリクエストから抽出されるユーザの状況と、当該ユーザの状況に適合するコンテンツとを対応づけて記憶する記憶手段と、前記リクエストに応じて選択された前記コンテンツを前記ユーザへ提示する提示手段とを備え、前記提示手段は、前記ユーザのリクエストから抽出したユーザの状況に基づき、前記記憶手段に記憶されたユーザの状況とコンテンツとの対応情報を参照して、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択するコンテンツ選択部と、前記コンテンツ選択部により選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を、前記ユーザ側へ送出する復号化鍵出力部とを有する情報提示装置。
【請求項3】前記リクエストは、ユーザの性別、ユーザの年齢、その他のユーザの属性情報又はユーザの嗜好情報のうち、少なくとも1つ以上を含む請求項2記載の情報提示装置。
【請求項4】前記ユーザからのリクエストが、コンテンツの試供を要求する場合には、前記復号化鍵出力部は、前記ユーザ側へ送出する復号化鍵を、前記ユーザ側のコンテンツを所定回数又は所定期間に限り復号化するように編集する鍵編集機能を有する請求項2又は3記載の情報提示装置。
【請求項5】前記リクエストは、ユーザを特定するユーザ識別子を含み、前記復号化鍵出力部は、前記コンテンツ選択部が選択した前記コンテンツに対応する復号化鍵を、前記リクエストに含まれるユーザ識別子を公開鍵として暗号化する鍵暗号化機能を有する請求項2〜4記載の情報提示装置。
【請求項6】前記記憶手段は、前記ユーザにコンテンツを提示する対価を計算するための課金テーブルを記憶し、前記提示手段は、前記復号化鍵出力部の復号化鍵の出力に応じて、前記課金テーブルを参照して課金処理を行う課金部を有する請求項2〜5記載の情報提示装置。
【請求項7】ユーザ側の暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを選択し、この選択されたコンテンツを前記ユーザに提示する情報提示方法であって、前記ユーザのリクエストから、ユーザの位置を含むユーザの状況を抽出し、ユーザの状況と当該状況に適合した前記コンテンツとを対応づけて記憶された対応情報を読み出し、前記リクエストから抽出されたユーザの状況に基づいて、前記読み出した対応情報を参照して、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択し、この選択されたコンテンツを前記ユーザ側にて復号化させるための復号化鍵を当該ユーザへ送出する情報提示方法。
【請求項8】コンピュータに、ユーザとの送受信により、少なくとも位置情報を含むリクエストを前記ユーザから受信させるステップと、前記ユーザのリクエストから抽出されるユーザの状況と、当該ユーザの状況に適合するコンテンツとを対応づけた対応情報を読み込ませるステップと、この読み込まれた対応情報を参照して、前記ユーザのリクエストから抽出されたユーザの状況に基づき、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択させるステップと、前記選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を前記ユーザ側に送信させるステップとを実行させるためのプログラム。
【請求項9】暗号化された複数のコンテンツから、情報提示者が選択したコンテンツをユーザに提示する情報提示装置であって、情報提示者と相互に送受信し、少なくとも位置情報を含むリクエストを前記情報提示者へ送出する送受信手段と、暗号化された複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記送受信手段により送出されたリクエストに応じて前記情報提示者が選択したコンテンツを、復号化してユーザに提示する提示手段とを備え、前記提示手段は、前記送出されたリクエストに応じて前記情報提示者により選択されたコンテンツを復号化するための復合化鍵を、当該情報提示者から取得する復号化鍵取得部と、前記復号化鍵取得部が取得した復号化鍵に対応する、前記記憶手段が記憶する暗号化されたコンテンツを、当該復号化鍵により復号化処理するコンテンツ復号化部と、前記コンテンツ復号化部にて復号化されたコンテンツを前記ユーザに提示するコンテンツ提示部とを有する情報提示装置。
【請求項10】前記リクエストは、ユーザの性別、ユーザの年齢、その他のユーザの属性情報又はユーザの嗜好情報のうち、少なくとも1つ以上を含む請求項8記載の情報提示装置。
【請求項11】前記リクエストは、ユーザ識別子を含み、前記復号化鍵取得部は、前記情報提示者から取得した復号化鍵が前記ユーザ識別子を公開鍵として暗号化されている場合には、当該ユーザ識別子を用いて復号化する鍵復合化機能を有する請求項9又は10記載の情報提示装置。
【請求項12】前記記憶手段は、読み出し自在の搬送可能な可搬記憶媒体を含み、前記復号化鍵取得部は、前記情報提示者からの前記復号化鍵の取得に応じて、当該復号化鍵を取得した場所と日時に関する付属データを前記可搬記憶媒体に逐次書きこみ、前記付属データは、前記情報提示者に対し、前記ユーザが取得した前記復号化鍵に対応するコンテンツと前記付属データとが対応づけられた、コンテンツの提示履歴に関する情報を提供させる指令を含む請求項9〜11記載の情報提示装置。
【請求項13】前記情報提示装置は、車両に搭載された請求項9〜12記載の情報提示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提示システム、情報提示装置、情報提示方法に関し、特に、ユーザ側の暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを選択し、この選択されたコンテンツをユーザに提示する情報提示システム、情報提示装置、情報提示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザが音楽などのコンテンツを購入する方法としては、主として店頭に実際に赴いて音楽データを記憶するコンパクトディスクを購入する方法と、音楽データを記憶する配信サーバからインターネットを介してダウンロードして購入する方法とが知られている。ユーザはこの購入に際して、特に購入したい音楽は未だ決まってはいないが、聞いてみて気に入った音楽があれば対応する音楽データを購入する場合や、予め購入したい音楽は決まっているが、曲名や歌手名で特定される音楽が本当に購入を希望している音楽に間違いはないかを確認したい場合もある。このような要請に対し、店頭においては店内に試聴設備を設ける手法や、ネットワーク上においては配信サーバからインターネット等を介して音楽情報をダウンロードさせて試聴を許すシステムが知られている(特開2001−28786参照)。このネットワーク上のシステムは、具体的にはユーザが試聴したい曲を選択すると配信サーバが試聴用のデータを提供し、この提供されたデータについて、ユーザが購入を希望すると配信サーバが購入用のデータを提供するというシステムである。このシステムにおいては、試聴用のデータの供給に対する料金は課金されないため、ユーザは気に入った曲がみつかるまで、又は購入しようとする曲が確認できるまで、試聴用データの料金を気にすることなく複数の曲を試聴することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の曲をダウンロードして試聴した場合、試聴用の音楽データの供給に対する料金は課金されないが、通信料金は課金の対象となる。すなわち、ダウンロードする音楽データが複数にわたれば、このデータ量に応じた高額の通信料金が課金され、試聴をするユーザの料金負担が大きくなってしまい、試聴システム自体が広く利用されないという不都合があった。
【0004】また、気に入る曲を選択する作業や、購入しようとする曲を確認する作業は、ユーザにとって面倒であり、特に、運転をしている場合などの状況においては、曲名や歌手名を指定して試聴する曲を選択することは煩わしい。
【0005】加えて、試聴する音楽の選択をユーザの意向のみに委ねれば、その選択枝はユーザの好み応じた狭いものとなり、新たな購入に繋がるユーザの選択枝の拡大を図ることができない。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザ側の暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを、情報提示者側が、ユーザの位置情報などからユーザの活動状況に応じて選択し、この選択されたコンテンツをユーザに提示する情報提示システム、情報提示装置及び情報提示方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)この出願に係る発明の概要は、相互に送受信する情報提示者側の情報提示サーバとユーザ側のユーザ端末とにおいて、ユーザ側のユーザ端末が記憶する暗号化されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を情報提示サーバ(情報提示者)がユーザ端末(ユーザ)へ送出し、ユーザ端末(ユーザ)は、この復号化鍵を用いて暗号化されたコンテンツを復号化し、復号化されたコンテンツがユーザに提示される、というものである。
【0008】情報提示サーバ(情報提示者)からユーザ端末(ユーザ)へ送出される復号化鍵は、すべてのコンテンツを復号化できるものではなく、情報提示サーバにより選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵である。このコンテンツの選択は、ユーザの位置情報を少なくとも含むリクエストからユーザの状況を抽出して、そのユーザの状況に適合したコンテンツを選択し、対応するユーザ端末に記憶された暗号化コンテンツを復号化するための復号化鍵をユーザへ送出する。具体的な一例を挙げると、リクエストに含まれる位置情報から「ユーザは海岸線に沿ってドライブしている」というユーザの状況が抽出できたとすると、この状況に応じた音楽に関するコンテンツが選択され、ユーザは海岸線に沿ってドライブをしている状況において、その音楽を聴くことができる。
【0009】このような思想に基づく本願に係る発明は、3つの観点から捉えることができる。具体的には、第1の観点からは情報提示サーバとユーザ端末とを有する情報提示システムとして、第2の観点からは提示するコンテンツを選択する情報提示者側の情報提示装置又は情報提示方法として、さらに第3の観点からは選択されたコンテンツをユーザに提示するユーザ側の情報提示装置として捉えることができる。以下、これらについて説明をする。
【0010】[1−1] 第1の観点からは情報提示サーバとユーザ端末とを有する情報提示システムが提供される。請求項1に係る発明によれば、相互に送受信可能な情報提示サーバとユーザ端末とを含み、前記ユーザ端末側にある暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを前記情報提示サーバにて選択し、この選択されたコンテンツを前記ユーザ端末にて提示する情報提示システムであって、前記情報提示サーバは、少なくとも位置情報を含むユーザ端末からのリクエストを受け付ける受付手段と、前記ユーザ端末からのリクエストから抽出されるユーザの状況と、当該ユーザの状況に適合するコンテンツとを対応づけて記憶するサーバ側記憶手段と、前記リクエストに応じて選択された前記コンテンツを前記ユーザ端末へ提示するサーバ側提示手段とを備え、前記サーバ側提示手段は、前記ユーザ端末からのリクエストより抽出したユーザの状況に基づき、記憶手段に記憶されたユーザの状況とコンテンツとの対応情報を参照して、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択するコンテンツ選択部と、前記コンテンツ選択部により選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を、前記ユーザ端末へ送出する復号化鍵出力部とを有し、前記ユーザ端末は、前記情報提示サーバの受付手段へ、少なくとも位置情報を含むリクエストを送出する送受信手段と、暗号化された複数のコンテンツを記憶するユーザ端末側記憶手段と、前記情報提示サーバのコンテンツ選択部が選択したコンテンツを、復号化してユーザに提示するユーザ端末側提示手段とを備え、前記ユーザ端末側提示手段は、前記情報提示サーバのコンテンツ選択部により選択されたコンテンツを復号化するための復合化鍵を、当該情報提示サーバの復号化鍵出力部から取得する復号化鍵取得部と、前記復号化鍵取得部が取得した復号化鍵に対応する、前記ユーザ端末側記憶手段が記憶する暗号化されたコンテンツを、当該復号化鍵により復号化処理するコンテンツ復号化部と、前記コンテンツ復号化部にて復号化されたコンテンツを前記ユーザに提示するコンテンツ提示部とを有する情報提示システムが提供される。
【0011】[1−2] 第2の観点からはユーザへ提示するコンテンツを選択する情報提示者側の情報提示装置が提供される。請求項2に係る発明によれば、ユーザ側の暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを選択し、この選択されたコンテンツをユーザに提示する情報提示装置であって、少なくとも位置情報を含むユーザのリクエストを受け付ける受付手段と、前記ユーザのリクエストから抽出されるユーザの状況と、当該ユーザの状況に適合するコンテンツとを対応づけて記憶する記憶手段と、前記リクエストに応じて選択された前記コンテンツを前記ユーザへ提示する提示手段とを備え、前記提示手段は、前記ユーザのリクエストから抽出したユーザの状況に基づき、前記記憶手段に記憶されたユーザの状況とコンテンツとの対応情報を参照して、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択するコンテンツ選択部と、前記コンテンツ選択部により選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を、前記ユーザ側へ送出する復号化鍵出力部とを有する情報提示装置が提供される。この発明において、前記リクエストは、ユーザの性別、ユーザの年齢、その他のユーザの属性情報又はユーザの嗜好情報のうち、少なくとも1つ以上を含むことが好ましい(請求項3)。また、前記ユーザからのリクエストが、コンテンツの試供を要求する場合には、前記復号化鍵出力部は、前記ユーザ側へ送出する復号化鍵を、前記ユーザ側のコンテンツを所定回数又は所定期間に限り復号化するように編集する鍵編集機能を有することが好ましい(請求項4)。
【0012】また、請求項7に係る発明では、情報提供者側における情報提示方法として、ユーザ側の暗号化された複数のコンテンツから一又は二以上のコンテンツを選択し、この選択されたコンテンツを前記ユーザに提示する情報提示方法であって、前記ユーザのリクエストから、ユーザの位置を含むユーザの状況を抽出し、ユーザの状況と当該状況に適合した前記コンテンツとを対応づけて記憶された対応情報を読み出し、前記リクエストから抽出されたユーザの状況に基づいて、前記読み出した対応情報を参照して、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択し、この選択されたコンテンツを前記ユーザ側にて復号化させるための復号化鍵を当該ユーザへ送出する情報提示方法が提供される。
【0013】また、請求項8に係る発明では、情報提示者側のコンピュータに実行させるプログラムとして、コンピュータに、ユーザとの送受信により、少なくとも位置情報を含むリクエストを前記ユーザから受信させるステップと、前記ユーザのリクエストから抽出されるユーザの状況と、当該ユーザの状況に適合するコンテンツとを対応づけた対応情報を読み込ませるステップと、この読み込まれた対応情報を参照して、前記ユーザのリクエストから抽出されたユーザの状況に基づき、当該ユーザの状況に適合したコンテンツを選択させるステップと、前記選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵を前記ユーザ側に送信させるステップとを実行させるためのプログラムが提供される。
【0014】[1−3]第3の観点からは情報提示者端末(情報提示者)により選択されたコンテンツをユーザに提示するユーザ側の情報提示装置が提供される。請求項9に係る発明によれば、暗号化された複数のコンテンツから、情報提示者が選択したコンテンツをユーザに提示する情報提示装置であって、情報提示者と相互に送受信し、少なくとも位置情報を含むリクエストを前記情報提示者へ送出する送受信手段と、暗号化された複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記送受信手段により送出されたリクエストに応じて前記情報提示者が選択したコンテンツを、復号化してユーザに提示する提示手段とを備え、前記提示手段は、前記送出されたリクエストに応じて前記情報提示者により選択されたコンテンツを復号化するための復合化鍵を、当該情報提示者から取得する復号化鍵取得部と、前記復号化鍵取得部が取得した復号化鍵に対応する、前記記憶手段が記憶する暗号化されたコンテンツを、当該復号化鍵により復号化処理するコンテンツ復号化部と、前記コンテンツ復号化部にて復号化されたコンテンツを前記ユーザに提示するコンテンツ提示部とを有する情報提示装置が提供される。この発明において、前記リクエストは、ユーザの性別、ユーザの年齢、その他のユーザの属性情報又はユーザの嗜好情報のうち、少なくとも1つ以上を含むことが好ましい(請求項9)。
【0015】また、ユーザ側の情報提示装置は、車両に搭載されることが好ましい(請求項13)。車両に搭乗しているユーザにとって、ドライブしながら音楽等を聴くことは多く、音楽等のコンテンツを試聴の機会としては好適であるものの運転をしながら、多くのコンテンツの中から自分の好みに合ったコンテンツを選択するという動作を行うのは煩わしい。また、車両に搭乗することによって、ユーザの行動範囲が拡大され、ユーザにとっては非日常の場所に行くという状況も多く生じる。このような状況にあるユーザに、その状況に合致した音楽等のコンテンツがタイミング良く提示されれば、その提示はコンテンツ購入への強力な動機付けとなる。これにより、情報提示者にとっては販売促進を図ることができ、ユーザにとっては思い出に残るコンテンツを購入できることとなり、利用価値の高い情報提示装置を提供することができる。なお、請求項9〜12記載の情報提示装置においても同様である。
【0016】[2−1] 上述した発明では、情報提示サーバ又は情報提示者側の情報提示装置と、ユーザ端末又はユーザ側の情報提示装置とが含まれる。ここでは、まず、情報提示システムの情報提示サーバ(情報提示者側の情報提示装置)について説明をし、続けてユーザ端末(ユーザ側の情報提示装置)について説明をする。
【0017】[2−2] 情報提示サーバは、受付手段と、サーバ側記憶手段と、サーバ側提示手段とを備えている。このうち受付手段は、通信機能を備えユーザ側のユーザ端末と送受信を行い、位置情報を含むリクエストを受け付ける。このリクエストには位置情報が含まれ、この位置情報は単なる経度、緯度に関する情報に加え、地図情報と対応させた情報をも含む。この発明において、ユーザ端末からのリクエストに位置情報を少なくとも含めたのは、ユーザの位置情報によれば、少なくとも位置に関するユーザの状況を抽出することができる点に着目したからである。例えば、ユーザの位置情報、又は位置情報の履歴によれば、「ユーザは海岸線に沿ってドライブしている」「ユーザはスキー場近辺をドライブしている」「ユーザは森林の中をドライブしている」「ユーザは見晴らしのよい丘陵地帯をドライブしている」「ユーザは高速道路を高速でドライブしている」「ユーザは高速道路で渋滞に巻き込まれている」「ユーザは市街地を走行中である」等のユーザの状況を抽出することができる。さらに、このリクエストには、音楽を選択するにあたり影響を与える要因となりうる、暦(季節)、時間(昼夜)、ユーザの年齢、性別、嗜好、コンテンツの購入履歴、また外部から受け付けた天気等を含ませてもよい。また、ユーザ端末が車両に搭載されている場合やユーザ端末が携帯可能であるような場合は、移動するユーザの位置を位置情報の履歴から判断し、ユーザの走行状況等のユーザの移動の状況を抽出することもできる。一例を挙げると、ユーザの現在位置が高速道路上であるにもかかわらず、ユーザの移動速度が遅い場合には、ユーザは高速道路で渋滞に巻き込まれているという状況が抽出できる。なお、位置情報は、ユーザ自ら入力することも可能ではあるが、測位衛星から発信される電波をGPSアンテナを利用して受信し、ユーザの現在位置を絶対位置情報として測位するGPS(Global Positioning System)等の位置検出手段を利用することができる。特にユーザ側のユーザ端末が車両に搭載されている場合には、その車両に搭載されたカーナビゲーションシステムを利用することができる。また、リクエストは、位置情報を少なくとも含んでいればよく、ユーザの性別、ユーザの年齢その他のユーザの属性情報、又はユーザが良く聴く音楽のジャンル、ユーザの好きなアーティスト、ユーザの過去の購入履歴その他のユーザの嗜好情報や、コンテンツ選択に有用な情報が含まれていてもよい。また、ユーザが試供又は購入を希望するコンテンツを特定するコンテンツ識別番号であってもよい。なお、リクエストに関する情報はネットワーク上において送受信されることから、通常、情報提供サーバと情報提示装置(端末)とは相互に送信元を認識することができる。具体的には通信プロトコルに応じた端末ID(TCP/ITにおけるIPアドレス)により送受信がなされた相手を特定することができる。
【0018】このように、受け付けたリクエストからはユーザの状況を抽出することができるが、この抽出されたユーザの状況と、この状況に適合したコンテンツとを対応づけた情報を記憶手段が記憶する。この状況とコンテンツとの適合関係について説明をすると、ユーザはある状況において、あるジャンルの又はあるアーティストの音楽を思い浮かべるという傾向がある。例えば、海に行くと聞きたくなる曲や、スキー場へ向かうときに聞きたくなる曲というように、状況と、その状況に適合する曲(コンテンツ)とを対応づけることは可能である。他方、ある音楽を聴くと思い浮かぶ景色や季節があるように、曲(コンテンツ)とその曲に適合する状況を対応づけることも可能である。
【0019】本発明は、この点に着目し、ユーザの状況とその状況に適合するコンテンツとを予め対応づけ、この対応情報を利用してユーザへ提示するコンテンツを選択する。この対応づけた情報は、コンテンツを主体とし、コンテンツに対して適合したユーザの状況をリスト形式に編集したものであってもよいし、ユーザの状況を主体とし、ユーザの状況に対して適合したコンテンツをリスト形式に編集したものであってもよい。また、リスト等の形態としてではなく、コンテンツの情報に適合する状況に関する情報が付加された形態であってもよい。ちなみに、ユーザに提示されるコンテンツは、あらゆる情報の内容であって、その形態は音楽情報であっても、画像情報であっても、文書情報であっても、音声情報であってもよい。
【0020】サーバ側提示手段のコンテンツ選択部は、ユーザの状況とこれに適合するコンテンツとを対応づけた情報を参照して、リクエストから抽出されたユーザの状況に基づいて、ユーザの状況に適合したコンテンツを選択する。復号化鍵出力部は、この選択されたコンテンツをユーザに提示するため、このコンテンツを復号化するための復号化鍵をユーザ側のユーザ端末へ向けて出力する。
【0021】この復号化鍵の出力に際し、復号化鍵出力部は、ユーザからのリクエストがコンテンツの試供を要求する場合には、ユーザ側へ送出する復号化鍵を、ユーザ側のコンテンツを所定回数又は所定期間に限り復号化するように編集する鍵編集機能を有するようにすることもできる。コンテンツの提示に関する情報の処理は、コンテンツの試供であっても購入であっても本質的には変わらない。ただし、試供とするのであれば原則として課金をすることができないのであるから、コンテンツの提示が永続的に可能となることは情報提示者側にとって好ましくない。本発明では、この課題に対し、復号化鍵の復号化処理機能を動作させる制御指令に回数又は期間に関する制限指令を含ませる編集を行い、ユーザ側において、コンテンツを所定回数又は所定期間に限り復号化できるようにした。
【0022】[2−3] 続いて、コンテンツが提示されるユーザ側のユーザ端末について説明をする。ユーザ側のユーザ端末は、送受信手段と、ユーザ端末側記憶手段と、ユーザ端末側提示手段とを備えている。このうち、送受信手段は通信機能を有し、情報提示者側の情報提示サーバと送受信が可能である。この送受信手段から前述したリクエストが送出される。このリクエストに含まれる位置情報は、ユーザ側のGPS等の位置検知手段や、車両に搭載されたカーナビゲーションシステムが利用される。また、リクエストに含めることもできるユーザの性別、年齢、嗜好、コンテンツ提示の履歴等は予めユーザ端末側記憶手段に記憶させておいてもよい。 ユーザ端末側記憶手段は、暗号化された複数のコンテンツを記憶する。このユーザ端末側記憶手段は、ユーザ端末に一体に組み込まれていてもよいし、CD、MD、MO、DVD、半導体メモリによるメモリカードその他の搬送可能な記録媒体として構成してもよい。このユーザ端末側記憶手段は読込みが可能であることを前提とし、これを搬送可能な記憶媒体とする場合には、これを読み出す手段をも備えていることを前提とする。
【0023】このユーザ端末側記憶手段に記憶された暗号化されたコンテンツをユーザに提示するためには、この暗号化されたコンテンツを復合化しなければならない。この復号可に必要な復号化鍵は情報提示サーバ(情報提示者側)の復号化鍵出力部から出力され、ユーザ端末(ユーザ側)の復号化鍵取得部にて取得される。この取得された復号化鍵は、暗号化された複数のコンテンツのすべてを復号化できるわけではなく、情報提示サーバ(情報提示者側)が選択した一又は二以上のコンテンツを復号化するものである。このため、復号化部は、この復号化鍵取得部が取得した復号化鍵に対応するコンテンツを、ユーザ端末側記憶手段に記憶された暗号化されたコンテンツの中から検索し、取得した復号化鍵に対応するコンテンツのみを復号化する。
【0024】こうして復号化されたコンテンツは、ユーザ端末のコンテンツ提示部によりユーザに提示される。このコンテンツ提示部は、ユーザへコンテンツに関する情報を提示できる伝達媒体であり、スピーカ、ディスプレイが含まれる。
【0025】[3−1] 以上、情報提示サーバ(情報提示者側の情報提示装置)とユーザ端末(ユーザ側の情報提示装置)のそれぞれの構成について説明をしたが、続いて、これらの動作について説明をする。この動作の説明においては、情報提示サーバ(情報提示者側の情報提示装置)とユーザ端末(ユーザ側の情報提示装置)とがネットワーク上で相互に送受信を行うシステムを構成するものとして説明する。重複した説明を避けるために、ここでは情報提示サーバは情報提示者側の情報提示装置を含み、ユーザ端末はユーザ側の情報提示装置を含むものとする。
【0026】まず、ユーザ端末から位置情報を含むリクエストが送出され、このリクエストは情報提示サーバの受付手段にて受け付けられる。情報提示サーバ側提示手段のコンテンツ選択部は、リクエストからユーザの状況を抽出する。そして、情報提示サーバ側記憶手段からリクエストから抽出されるユーザの状況と、このユーザの状況に適合するコンテンツとを対応づけた対応情報を読み出し、抽出したユーザの状況に基づき対応情報を参照して、ユーザの状況に適合したコンテンツを選択する。コンテンツが選択されたところで、情報提示サーバの復号可鍵出力部は選択されたコンテンツを復号化するための復号化鍵をユーザ端末へ出力する。もし、ユーザからのリクエストがコンテンツの試供を要求する場合には、復号化鍵出力部は、復号化鍵による復号化処理を制限するため、ユーザ側のコンテンツを所定回数又は所定期間に限り復号化するように編集する鍵編集機能を起動させ、編集した復号化鍵をユーザ端末へ出力する。
【0027】[3−2] ここからは、ユーザ側のユーザ端末の動作を説明する。ユーザ端末の復号化鍵取得部は、情報提示サーバから復号可鍵を取得する。コンテンツ復号可部は、この取得した復号化鍵に対応する、ユーザ端末側記憶手段が記憶する暗号化されたコンテンツを、復号化鍵取得部が取得した復号化鍵により復号化処理をする。こうして、復号化処理されたコンテンツはコンテンツ提示部によりユーザへ提示されるが、この提示されるコンテンツは、ユーザの状況に応じて選択されたコンテンツであって、その状況にあるユーザへリアルタイムで提示されることとなる。
【0028】[4−1] これにより、ユーザにとっては、ユーザの状況に適合したコンテンツが情報提示サーバにより提示されるため、曲名やアーティストの選択作業をしなくとも、自分の状況に適合したコンテンツの試聴又は購入をすることができる。他方、情報提示者にとっては、コンテンツの選択をユーザの好みの範疇にとどまらず、ユーザにとって非日常の状況を含む現在の状況に適合したコンテンツを選択して提示するため、このコンテンツの提示を契機に、ユーザへ新たなジャンルにおけるコンテンツ購入を働きかけることもでき、コンテンツ(情報)の販売を効率よく促進させることができる情報提示システムを提供することができる。
【0029】(2)上記発明において、暗号化されたコンテンツを復号化するための復号化鍵は、情報提示サーバ又は情報提示者側の情報提示装置から、ユーザ端末又はユーザ側の情報提示装置へ出力される。ここでは、この復号化鍵の送受信におけるセキュリティを確保する手段を提案する。
【0030】請求項5に係る発明によれば、情報提示者側の情報提示装置に関し、前記リクエストは、ユーザを特定するユーザ識別子を含み、前記復号化鍵出力部は、前記コンテンツ選択部が選択した前記コンテンツに対応する復号化鍵を、前記リクエストに含まれるユーザ識別子を公開鍵として暗号化する鍵暗号化機能を有する情情提示者側の情報提示装置を提供することができる。
【0031】また、同様の観点から、請求項11に係る発明によれば、ユーザ側の情報提示装置に関し、前記リクエストは、ユーザ識別子を含み、前記復号化鍵取得部は、前記情報提示者から取得した復号化鍵が前記ユーザ識別子を公開鍵として暗号化されている場合には、当該ユーザ識別子を用いて復号化する鍵復合化機能を有するユーザ側の情報提示装置を提供することができる。
【0032】この発明では、公開鍵方式を採用し、情報提示者側の情報提示装置においては、ユーザ識別子を公開鍵として復合化鍵をいったん暗号化し、ユーザ側の情報提示装置においては、ユーザ識別子を公開鍵として暗号化された復号化鍵を再度復号化する。コンテンツ復号化部は、この復号化された復号化鍵を用いて暗号化されたコンテンツを復号化する。この発明において、ユーザ識別子は、ユーザの識別情報、ユーザ端末(ユーザ側の情報提示装置)の識別情報、情報提示装置が車両に搭載されている場合には車両の識別情報であってもよい。これにより、復合化鍵が通信途中で盗まれたり、復号化鍵が通信途中で改変されたり、改造されたり、破壊されたりする等の攻撃から復号化鍵を守り、復号化鍵のセキュリティを維持することができる。なお、この発明では公開鍵方式を採用したが、ユーザ識別子を用いた共通鍵方式を採用することもできる。
【0033】また、このように復号化鍵をユーザ識別子で暗号化することにより、暗号化されたコンテンツの復号化を情報提示装置(ユーザ端末)ごとに管理することができ、コンテンツの不正な利用を防止することもできる。
【0034】(3)上記の情報提示者側の情報提示装置に関し、請求項6に係る発明によれば、前記記憶手段は、前記ユーザにコンテンツを提示する対価を計算するための課金テーブルを記憶し、前記提示手段は、前記復号化鍵出力部の復号化鍵の出力に応じて、前記課金テーブルを参照して課金処理を行う課金部を有する情報提示者側の情報提示装置が提供される。本発明では復号化鍵の出力のタイミングにおいて課金を行う。情報提示者側はコンテンツを提示する対価をユーザから受けることができるが、コンテンツは暗号化された状態でユーザ側にあるため、本発明では復号化鍵の出力のタイミングにおいて課金することとした。課金のタイミングは復号化鍵の出力に応じていればよく、復号化鍵がユーザ側に受信され、コンテンツの復号が完了した旨の報告信号を要求し、その報告信号の受信のタイミングで課金を行うこともできる。
【0035】ちなみに、ユーザからのリクエストがコンテンツの試供を希望する場合には、課金をすることができないが、このような課金条件は課金テーブルに含めることができる。これにより、コンテンツについての情報の提示に対し、適切な課金処理を行うことができる。
【0036】(4)上記のユーザ側の情報提示装置に関し、請求項12に係る発明によれば、前記記憶手段は、読み出し自在の搬送可能な可搬記憶媒体を含み、前記復号化鍵取得部は、前記情報提示者からの前記復号化鍵の取得に応じて、当該復号化鍵を取得した場所と日時に関する付属データを前記可搬記憶媒体に逐次書きこみ、前記付属データは、前記情報提示者に対し、前記ユーザが取得した前記復号化鍵に対応するコンテンツと前記付属データとが対応づけられた、コンテンツの提示履歴に関する情報を提供させる指令を含むユーザ側の情報提示装置が提供される。 この発明は、「過去に提示されたコンテンツの具体的なタイトルは忘れてしまったが、あの場所で聞いた音楽データを購入したい」または、「過去に車両搭載の情報提示装置で購入したコンテンツを家でも聴きたいので、家の情報提示装置でも、複雑な選択作業をせずに購入したい」というニーズに対応するものである。 この発明では復号化鍵の取得の日時と場所とに関する付属データが搬送可能な可搬記憶媒体に記憶される。この可搬記憶媒体は読み出し自在であり、他の情報提示端末において読み出すことができる。例えば、車両に搭載された情報提示装置にて書き込まれた付属データが、家や職場といった別の情報提示装置から情報提示者側に送信されると、情報提示者は、付属データに基づき、コンテンツの提示履歴に関する情報をユーザへ提示する。このコンテンツの提示履歴に関する情報は、過去に取得した復号化鍵に対応するコンテンツのタイトルやコンテンツの内容の一部と、復号化鍵を取得した日時や場所とを対応づけた情報である。この発明において可搬記憶媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、MD、MO、DVD、半導体メモリ、PCカードタイプのハードディスクを用いることができる。 これにより、ユーザは、この提示履歴を参照して場所や日時を手がかりに、簡易な操作でコンテンツを選択することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜13記載の発明によれば、情報提示サーバにより選択されたユーザの状況に適合したコンテンツが提示されるため、曲名やアーティストの選択作業をしなくとも、自分の状況に適合したコンテンツの試聴又は購入をすることができ、また通信コストも低く抑えられるため、ユーザにとって利用しやすい情報提示システム、情報提示装置、又は情報提示方法を提供することができる。他方、情報提示者にとっては、コンテンツの選択をユーザの好みの範疇にとどまらず、ユーザにとって非日常の状況を含む現在の状況に適合したコンテンツを選択して提示するため、このコンテンツの提示を契機に、ユーザへ新たなジャンルにおけるコンテンツ購入を働きかけることもでき、コンテンツ(情報)の販売を効率よく促進させることができる情報提示システム、情報提示装置、又は情報提示方法を提供することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係る情報提示システム1は、相互に情報の送受信が可能な、情報提示サーバ100と、車両に搭載されたユーザ第1端末200と、ユーザの家庭等にあるユーザ第2端末300とからなる。図1は、本実施形態における情報提示システムの情報提示サーバ100、車両搭載のユーザ第1端末200、ユーザ第2端末300を示し、図1(a)は情報提示サーバ100を説明するための図、図1(b)は車両搭載のユーザ第1端末200を説明するための図、図1(c)はユーザ第2端末300を説明するための図である。
【0039】まず、図1(a)に基づいて、情報提示サーバ100の構成の概略について説明をする。この情報提示サーバ100は、通信機能を有しネットワークと交信可能な受付手段110と、ユーザの状況とその状況に適合するコンテンツとを対応づけた対応情報を記憶する対応情報記憶部131と、課金テーブル等の課金処理に関する課金情報記憶部132と、情報の提示を受けるユーザ側にある暗号化されたコンテンツを復号化する復号化鍵を記憶する復号化鍵情報記憶部133とを有している。さらに、ユーザより送出された位置情報を含むリクエストからユーザの状況を抽出し、このユーザの状況に基づき対応情報記憶部131の対応情報を参照して、その状況にあるユーザに適合したコンテンツを選択してユーザへ提示する提示手段120を有している。
【0040】図1(b)は、この情報提示サーバ100から情報提示を受ける、ユーザ側の車両に搭載されたユーザ第1端末200を示している。このユーザ第1端末200は、通信機能を有し、情報提示サーバ100と情報の送受信を行う送受信手段210と、暗号化されたコンテンツを記憶するCD−ROM、CD−ROMドライブを含む暗号化コンテンツ記憶部231と、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部232と、取得した復号化鍵を記憶する復号化鍵情報記憶部233とを有している。また、提示されたコンテンツをユーザが視聴するためのスピーカやディスプレイ等を含むコンテンツ提示部223、ユーザの情報の入力を受け付けるスイッチ240を有している。さらに、情報提示サーバ100から取得した復号化鍵を用いて暗号化コンテンツを復号化し、ユーザへ提示するユーザ端末側提示手段220とを有している。なお、可搬媒体読込み/書き込み部234を有し、復号化鍵の取得に応じて付属データの書きこみが可能である。
【0041】図1(c)は、ユーザの家庭や職場にある端末であるユーザ第2端末300を示している。基本的にはユーザ第1端末200と同じ構成を有している。ユーザ第2端末300では、ユーザ第1端末100の可搬媒体読込み/書き込み部234にて書きこまれた付属データを、ユーザ第2端末300の可搬媒体読込み/書き込み部334にて読み出すことができる。これらが相互に情報を送受信し、ユーザのリクエストから抽出されたユーザの状況に応じたコンテンツが提示されることとなる。
【0042】続いて、情報提示サーバ100の具体的な構成を、図2を参照しつつ説明する。図2に示すように、情報提示サーバは、ユーザ第1端末200とユーザ第2端末300と相互に送受信を行う受付手段110と、対応情報をはじめとする各種情報を記憶する情報提示サーバ側記憶手段130と、ユーザ側に記憶された暗号化されたコンテンツをユーザへ提示する情報提示サーバ側提示手段120とを有している。
【0043】受付手段110にて受け付けられるユーザからのリクエストには位置情報が少なくとも含まれている。この位置情報はユーザの現在位置、又はユーザの位置と地図情報と対応させた情報を含む。位置情報はユーザの予定や記憶に基づいてユーザ自らが入力することも可能であるが、本実施形態ではユーザ第1端末200とともに車両に搭載されたナビゲーションシステムの位置検知手段を利用してユーザ(車両)の位置情報を取得する。ここで、位置情報を少なくとも含めたのは、発明者らが位置情報からユーザの状況に関する情報を抽出することができる点に着目したからである。たとえば、ユーザの位置が、「海岸線に沿った道路上にある」とき、「ユーザは海を眺めている」というユーザの状況が抽出できる。また、ユーザの位置が、「スキー場周辺エリアにある」とき、「ユーザはスキーをしにスキー場へ向かっている」または「スキーが話題になっている」といったユーザの状況を抽出できる。こうして、リクエストに含まれる位置情報からユーザの状況関する情報が抽出される。この位置情報に加えて、暦(季節)や時間を含めることも好ましい。例えば、同じ「海を眺めている」状況であっても夏の海と、冬の海とは状況が異なり、シーズン中のスキー場とオフシーズンのスキー場とでもユーザの状況は異なるからである。こうして、より具体的な状況を絞り込むことで、ユーザの状況によりマッチしたコンテンツを提供することができる。さらに、性別、年齢、嗜好といったユーザの情報をリクエストに含めることも、ユーザが気に入ったコンテンツを選択する上では好ましい。また、位置情報の履歴によればユーザの車両の走行状態を分析することができ、この走行状態からユーザの状況を抽出することができる。たとえば、「市街地をゆっくり走行している」状況や、「郊外を所定の速度で走行している」といった状況を抽出することができる。 また、リクエストには、情報提示システム1のトリガとなるコンテンツの提示要求の指令を含む。このコンテンツの提示要求には、試しに視聴したいという試供を要求する指令と、購入を要求する指令とがある。さらにリクエストには、ユーザを特定するためのユーザ識別子を含む。このユーザ識別子には、ユーザ端末の端末識別情報、車両の端末識別情報、又はユーザ自身の識別情報等が含まれる。 こうして、リクエストからユーザの状況を抽出できるが、このユーザの状況をコンテンツの選択に利用するために、情報提示サーバ側記憶手段130には、ユーザの状況と、この状況に適合するコンテンツとを対応付けた対応情報が記憶されている。この対応情報の態様は限定されることなく、コンテンツとユーザの状況を表形式に対応づけたものであってもよく、コンテンツの一部にそのコンテンツに適した状況を記録する形式であってもよい。本実施形態においては、コンテンツごとに、当該コンテンツを提示するに適合した状況をそれぞれ記憶しておき、リクエストから抽出したユーザの状況を検索キーとして、ユーザの状況に適合したコンテンツを検索できるような対応情報を記憶する。また、抽出されるユーザの状況が複数の場合を考慮して、対応情報には、ユーザの状況には重み付けを行い、選択に際してはその重み付けを利用できるように対応情報を編集することが好ましい。たとえば、位置情報から抽出したユーザの状況に基づいて適合するコンテンツと、リクエストに含ませたユーザの年齢といったユーザの属性情報に基づいて適合するコンテンツとが、ともに検索されたとする。この場合には、位置情報から抽出したユーザの状況の方が、ユーザは興味を示すとして、より高い重み付けをして位置情報に応じたコンテンツを優先的に選択する。この重み付けの判断は、数値化して予めデータを記憶しておくことが好ましい。
【0044】また、情報提示サーバ側記憶手段130には、課金処理に際して参照される課金情報132が記憶されている。また、暗号化されたコンテンツを復号化する復号化鍵が、復号化するコンテンツに対応させて復号化鍵情報133aとして記憶されている。また、復号化鍵の配信履歴として、復号化鍵を出力した日時、場所、ユーザ、復号化するコンテンツのタイトル等を記憶した付属データ133bも記憶されている。
【0045】続いて、情報提示サーバ100の制御を行う情報提示サーバ側提示手段120について説明する。情報提示サーバ側提示手段120は、コンテンツ選択部121と、復号化鍵出力部122と、課金部123とを有している。このコンテンツ選択部121は、ユーザに提示するコンテンツを選択する。まず、受付手段111が受け付けたリクエストからユーザの状況を抽出する。この抽出したユーザの状況に基づいて、先に説明した対応情報131を参照して、この状況下のユーザに適合したコンテンツを選択する。選択されたコンテンツはユーザ側にて暗号化されているため、これを復号化するためは復号化鍵が必要である。復号化鍵出力部122はその復号化鍵を記憶手段130の復号化鍵133aから取得して、これをユーザへ向けて出力する。出力に先立って復号化鍵出力部122の鍵編集機能122aは、リクエストがコンテンツの試供である場合に起動し、送出する復号化鍵について、ユーザ側のコンテンツを1回に限り復号化できるように編集する。この復号化できる回数は特に限定されず2回又は5回等にしてもよく、又は回数ではなく、1日限り何度も試すことができるというように時間をもって制限してもよい。このようにすることで、復号化鍵の出力とともにコンテンツの試供処理又は販売処理を行うことができる。また、復号化鍵出力部122の鍵暗号化機能122bはリクエストに含まれるユーザ識別子を公開鍵として復号化鍵を暗号化し、復号化鍵の配信のセキュリティを維持する。ちなみに暗号化された復号化鍵はユーザ第1端末200にてユーザ識別子を公開鍵として復号化される。
【0046】ユーザからのリクエストがコンテンツに含まれる情報の販売を要求する場合、情報提示者は、情報提示に対する対価をユーザに課金する。課金部123は、情報提示サーバ側記憶手段130の課金テーブル等の課金情報132を参照して課金処理を行う。この実施形態におけるコンテンツの提示はユーザ第1端末200で行われるため、本実施形態では課金のタイミングを実際のユーザへの提示のタイミングではなく、提示に必要な復号化鍵の出力のタイミングとした。コンテンツは暗号化されているため、コンテンツの内容の提示と復号化鍵の出力とは対応させることができることから、復号化鍵の出力に応じて正確な課金処理を行うことができる。尤も、復号化鍵は出力されたものの、何らかのトラブルにより提示が実行されないというアクシデントもありえる。このため、復号化鍵の情報には、コンテンツの情報の提示の完了とともに完了を知らせる情報を応答させる指令を含ませて、復号化鍵の出力に応じた応答信号の受信において課金をする、又は課金処理を確認するとしてもよい。
【0047】このように復号化鍵をユーザ第1端末200へ向けて出力する復号化鍵出力部122について説明したところで、ユーザ第1端末200の構成を図3を参照しつつ説明する。このユーザ第1端末200は、情報提示サーバ100と相互に送受信する送受信手段210と、ユーザの位置を検知する位置検知手段240と、暗号化コンテンツその他の情報を記憶するユーザ端末側記憶手段230と、ユーザへコンテンツの内容に係る情報を提示するユーザ端末側提示手段220とを有している。
【0048】この送受信手段210は通信機能を有し、リクエスト、後に説明する付属データを情報提示サーバ100へ向けて送出する。また、位置検知手段は、車両に搭載されたカーナビゲーションシステムのGPS装置の位置検知機能を利用する。このため、ここでいう位置情報は、単なる位置のみを表わす情報にとどまらず、カーナビゲーションシステムにおいて通常地図情報として扱われる情報、例えば道路情報、道路種別情報、渋滞情報、施設情報、イベント情報等の情報を含む地図情報に対応づけられた位置情報としてリクエストへ含ませることができる。このような地図情報と対応づけられた位置情報によれば、ユーザの状況をより正確に抽出することができる。
【0049】また、ユーザ端末側記憶手段230は、暗号化コンテンツ231、ユーザ情報232、復号化鍵情報233を記憶し、さらに可搬送媒体234を含む。暗号化コンテンツ231は、ユーザへ提示される情報であって、暗号化された状態でユーザ端末側記憶手段230に記憶されている。この暗号化コンテンツ231は、ユーザ端末200内の記憶手段230に記憶されるに限られず、搬送可能な、CD−ROM、MD、MO、DVD、半導体メモリ等の記憶手段に記憶されてもよい。本実施形態においては、暗号化コンテンツはCD−ROMに記憶させて配布することとした。このCD−ROMはユーザ端末側記憶手段230にあるCD−ROM読込み機能により読み込まれる。ちなみにCD−ROM内のコンテンツは暗号化されていることから、復号化されない状態ではユーザにとって何らの意味を持たない。本実施形態の暗号化コンテンツ231は音楽情報であるが、これに限定されることなく、画像情報、文書情報、音声情報のいずれであってもよい。さらに、ユーザ端末側記憶手段230は、ユーザ情報232を記憶し、ユーザ情報232は、ユーザを識別するユーザ識別子、車両端末識別子、ユーザ端末識別子232aを含み、これらはリクエストに含まれて送出され、リクエストの主体の同定に利用される。また、リクエスト232bは位置情報、走行状態情報、又は性別情報、年齢情報その他のユーザの属性情報又は嗜好情報を含む。これらの情報は一時的又は予め記憶しておくことが好ましく、位置情報、走行状態情報のように経時的に変化する情報は所定の間隔で更新させることが好ましい。
【0050】また、情報提示サーバ100から取得した復号化鍵は復合化鍵情報233としてユーザ側端末記憶手段230に記憶されている。この復号化鍵の取得に応じて、復号化鍵を受領した位置、復号化鍵を受領した日時は付属データ234aとして可搬媒体234に逐次書きこまれる。この付属データ234aは後に同じコンテンツを他の端末にて取得する際における、コンテンツの特定に利用される。
【0051】このユーザ第1端末220を制御するのはユーザ端末側提示手段220である。このユーザ端末側提示手段220は、復号化鍵取得部221とコンテンツ復号化部222とコンテンツ提示部223とを有している。この復号化鍵取得部221は、先に説明した情報提示サーバ100の復号化鍵出力部122から出力された復号化鍵を取得する。この復号化鍵がユーザ識別子により暗号化されている場合には、鍵復号化機能221aが起動して、ユーザ識別子を公開鍵として復号化鍵の復号化を行う。この復号化鍵の取得のタイミングで、可搬媒体書き込み/読込み部機能221bが起動し、復号化鍵の取得の日時と場所を付属データとしてユーザ端末側記憶手段230の可搬媒体234へ逐次書き込む。
【0052】取得した復号化鍵により暗号化されたコンテンツを復号化するのはコンテンツ復号化部222である。コンテンツ復号化部222は、復号化鍵取得部221が取得した復号化鍵に対応するコンテンツを暗号化コンテンツ231から読み出し、この暗号化コンテンツを取得した復号化鍵によって復号化する。コンテンツ提示部223は、復号化したコンテンツの内容を提示する。本実施形態のコンテンツは音楽情報であるから、車両に搭載されたオーディオ装置のスピーカ223がユーザへ音楽を提示する。
【0053】以上のような構成による情報提示システム1の動作を図4に示した。図4では、情報提示サーバ100と、ユーザ第1端末200、ユーザ第2端末300の動作とを示している。この図4に基づいて、本実施形態に係る情報提示システム1全体の動作を説明する。
【0054】まず、車両に搭載されたユーザ第1端末200は、起動に伴い位置検知手段240の検知した位置情報を読込み、また、リクエストに含まれるユーザ識別子、性別情報、年齢情報その他の属性情報、嗜好情報をユーザ情報232を読み込む(ステップ201)。これら読み込んだ情報を含めたリクエストを送受信手段210は情報提示サーバの受付手段110へ向けて送信する(ステップ202)。情報提示サーバ100の受付手段110は、リクエストを受信し、一時的又はユーザごとのリクエストを履歴として記憶する(ステップ101)。
【0055】続いて、情報提示サーバ側提示手段120のコンテンツ選択部121は、コンテンツとユーザの状況とを対応させた対応情報131を読み込む(ステップ102)。そして、ユーザのリクエストからユーザの状況を抽出し、ユーザの状況に基づき対応情報131を参照して、状況に適合するコンテンツを選択する。もし、状況に適合するコンテンツがない場合には、その旨の情報をユーザへ送信する(ステップ103)。ちなみに、このような場合は、コンテンツを提示しないか、又はヒットチャート上位の音楽情報や、近日発売の音楽情報等の所定のコンテンツを提示してもよい。さて、ユーザの状況に適合したコンテンツが選択されたところで、選択されたコンテンツに対応する復号化鍵を、復号化鍵情報133の復号化鍵133aから読み出す。この復号化鍵について、鍵編集機能122aはユーザ端末側の暗号化コンテンツ231を所定回数又は所定期間に限り復号化できるように編集する(ステップ104)。また、鍵暗号化機能は、リクエストに含まれるユーザ識別子を公開鍵として復号化鍵を暗号化する(ステップ105)。こうして、編集及び/又は暗号化された復号化鍵は、復号化鍵出力部122によりユーザ第1端末200の復号化鍵取得部221へ送信される(ステップ106)。ちなみに、復号化鍵の編集、暗号化は行わないこともできる。また、復号化出力部122は、復号化鍵の出力に応じて、復号化鍵を送出したユーザ、復号化鍵に対応するコンテンツのタイトル又は内容の一部、復号化鍵を送出した日時、復号化鍵を送出した場所を付属データとして復号化鍵情報133の付属データ133bの領域に記憶する(ステップ107)。この付属データは、後にユーザ第2端末からの付属データ要求に応じて編集、出力される。また、復号化鍵の出力に応じて課金部123は、課金情報132の課金テーブルを参照して課金処理を行う。課金テーブルには提示コンテンツごとの料金表と、決済方法等が記憶されており、課金処理の結果はユーザごとに処理されコンテンツの提示に対する対価が課金処理情報としてユーザへ送信される(ステップ108)。もちろん、リクエストがコンテンツの試供の要求である場合には、コンテンツ提示の料金は課金されない。
【0056】こうして、情報提示サーバ100から送出された復号化鍵が、ユーザ第1端末200の復号化鍵取得部221にて取得されると(ステップ203)、ユーザ第1端末200の復号化鍵取得部221は、取得した復号化鍵に対応するコンテンツを暗号化コンテンツ231から読み出す。もし、復号化鍵が情報提示サーバ100の鍵暗号化機能122bにより暗号化されている場合には、ユーザ第1端末の鍵復合化機能221aがユーザ識別子を公開鍵として復号化する。こうして得られた復号化鍵を用いて、コンテンツ復号化部222は、読み出されたコンテンツを復号化する(ステップ204)。復号化処理が終わった復号化鍵は、可能であればユーザ端末側記憶手段230の復号化鍵情報233に記憶される(ステップ205)。また、復号化鍵の取得に応じて、可搬媒体書き込み/読込み機能221bは、ユーザ端末側記憶手段230の可搬媒体234aに、復号化鍵の取得の日時と取得場所を記憶する(ステップ206)。以上でユーザ第1端末200における試聴又は購入が完了する(ステップ207)。
【0057】続いて、ユーザ第2端末300における動作を説明する、ユーザ第2端末300の動作は、ユーザ第1端末200にて試聴又は購入したコンテンツを別の端末(情報提示装置)であるユーザ第2端末300にて試聴にて試聴する場合の動作である。具体的には、ユーザ第1端末200で試聴した音楽が気に入ったので、車両のみでなく家の端末でも購入したい場合である。ユーザ第1端末200のステップ206の動作のように、ユーザ第1端末200における復号化鍵に関する付属データは可搬記憶媒体に記憶される。この可搬記憶媒体は搬送可能であるから、この付属データをユーザ第2端末300の可搬媒体書き込み/読込み機能321bにて読み込むことができる(ステップ301)。この読み出した付属データを含むリクエストを情報提示サーバ100へ送信する(ステップ301)。ちなみに、この情報提示サーバ100への送信に際しては、ユーザ第2端末300の位置情報がともに送信される。情報提示サーバ100は付属データとこの付属データが記憶された端末ではないユーザ第2端末300からの送信であることを認識し、ユーザは試聴をした端末以外の端末から再度の試聴又は購入を要求していることを判断する。このリクエストに応じて、情報提示サーバ100はコンテンツ選択部121の図外の提示履歴編集機能が、付属データに基づきコンテンツの提示履歴に関する情報を編集し、これを受付手段110を介してユーザ第2端末300へ提供する(ステップ109)。こうして、ユーザ第2端末300では、コンテンツが提示された(コンテンツに対応する復号化鍵を取得した)日時と場所とが対応付けて提示される。ユーザは、この情報から自分が気に入った情報を特定することができる。たとえば、あの場所をドライブしていたときに聴いた曲であるとか、あの日の朝に聴いた曲といったように、自分の記憶を辿って欲しいコンテンツを特定することができる。送受信手段310は、特定されたコンテンツに対応するコンテンツ識別番号をリクエストに含めて、再度情報提示サーバ100へ送信する(ステップ303)。情報提示サーバ100のコンテンツ選択部121は、コンテンツ識別番号に基づいて情報提示サーバ側記憶手段130の復号化鍵133aから、特定されたコンテンツに対応する復号化鍵を検索し、この復号化鍵をユーザ第2端末へ向けて送信する(ステップ110)。
【0058】復号化鍵を取得したユーザ第2端末300は、復号化鍵を用いて特定されたコンテンツを復号化する(ステップ304)。可能であれば復号化鍵をユーザ端末側記憶手段330のに記憶する(ステップ305)。以上で試聴又は購入が完了する(ステップ306)。
【0059】この実施形態は、以上のように構成され動作することから、車両で移動するユーザの状況に応じたコンテンツが、情報提示サーバ100により選択されて提示されるため、運転中のユーザは曲名やアーティストの選択作業をしなくとも、自分の状況に適合したコンテンツの試聴又は購入をすることができ、また通信コストも低く抑えることができる。他方、情報提示者にとっては、コンテンツの選択をユーザ自身が意識する好みの範疇にとどまらず、ユーザにとってドライブ中の非日常の状況を含む現在の状況に適合したコンテンツを提示するため、このコンテンツの提示を契機に、ユーザへ新たなジャンルにおけるコンテンツ購入を働きかけることもでき、コンテンツ(情報)の販売を効率よく促進させることができる。
【0060】なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。




 

 


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