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発明の名称 情報提供装置及びプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−308331(P2003−308331A)
公開日 平成15年10月31日(2003.10.31)
出願番号 特願2002−113646(P2002−113646)
出願日 平成14年4月16日(2002.4.16)
代理人 【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
【テーマコード(参考)】
5B075
5B085
5K067
【Fターム(参考)】
5B075 KK33 KK37 PP10 PR08 
5B085 BA06 BG03 BG07
5K067 AA34 BB04 DD17 DD20 DD51 EE02 EE16 FF02 FF23 JJ52 JJ56
発明者 横山 重俊 / 直井 康広 / 宮田 功治 / 高野 一利 / 白樫 和明
要約 課題
利用者にとって利用しやすいシステムを実現する。

解決手段
データベース30は、情報を提供する複数のオブジェクトに関する情報を、該オブジェクトを識別するためのIDと対応づけ、情報を提供する範囲である複数の領域毎に分類して格納する。送信装置20は、携帯電話機1の現在位置を示す位置情報に基づいて、携帯電話機1がいる領域を特定する。そして、送信装置20は、特定した領域に分類された情報の内、携帯電話機1から供給されるIDに対応付けられたオブジェクトの情報をデータベース30から取得し、ネットワーク3を介して携帯電話機1に送信する。
特許請求の範囲
【請求項1】情報を提供する複数のオブジェクトに関する情報を、該オブジェクトを識別するためのIDと対応づけ、情報を提供する範囲である複数の領域毎に分類して格納する格納手段と、情報の提供先の現在位置を示す位置情報に基づいて、前記複数の領域の中から該提供先が存在する領域を特定する領域特定手段と、前記領域特定手段が特定した領域に分類された情報の内、前記提供先から供給されるIDに対応付けられたオブジェクトの情報を、通信ネットワークを介して該提供先に送信する送信手段と、から構成されていることを特徴とする情報提供装置。
【請求項2】前記複数のオブジェクトの内、2以上の領域で共通するオブジェクトは、同一のIDを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】前記領域特定手段は、前記提供先の前記位置情報に基づいて、該提供先がいる領域を特定する第1特定手段と、前記第1特定手段が特定した領域が前記提供先が実際にいる領域であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が、特定した領域は前記提供先が実際にいる領域でないと判別した場合に、前記第1特定手段が特定した領域を囲む隣接領域の中から、前記提供先が実際にいる領域を特定する第2特定手段と、を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項4】前記格納手段は、提供可能な日時が異なり、同一のIDに対応づけられた複数の情報を格納し、前記送信手段は、前記提供先から供給されるIDを受信した日時に提供可能な情報を該提供先に送信する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報提供装置。
【請求項5】コンピュータを、情報を提供する複数のオブジェクトに関する情報を、該オブジェクトを識別するためのIDと対応づけ、情報を提供する範囲である複数の領域毎に分類して格納する格納手段と、情報の提供先の現在位置を示す位置情報に基づいて、前記複数の領域の中から該提供先が存在する領域を特定する領域特定手段と、前記領域特定手段が特定した領域に分類された情報の内、前記提供先から供給されるIDに対応付けられたオブジェクトの情報を、通信ネットワークを介して該提供先に送信する送信手段と、から構成されていることを特徴とする情報提供装置として機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワークを介して情報を提供するための情報提供装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】広告に掲載された製品などの様々なオブジェクトにIDを付与し、利用者が端末に入力するIDにより特定されるオブジェクトに関する情報を、インターネット等を介して提供するシステムが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来のシステムでは、様々なオブジェクトの全てに異なるIDを付与する。言い換えると、従来のシステムでは、オブジェクトの数だけIDが必要となる。このため、IDの桁数が大きく、利用者がIDを入力するのに手間がかかったり、IDを覚えにくいという問題があった。言い換えると、従来のシステムは、利用者にとって不便である。
【0004】従って、本発明は、利用者にとって利用しやすいシステムを実現するための情報提供装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかる情報提供装置は、情報を提供する複数のオブジェクトに関する情報を、該オブジェクトを識別するためのIDと対応づけ、情報を提供する範囲である複数の領域毎に分類して格納する格納手段と、情報の提供先の現在位置を示す位置情報に基づいて、前記複数の領域の中から該提供先が存在する領域を特定する領域特定手段と、前記領域特定手段が特定した領域に分類された情報の内、前記提供先から供給されるIDに対応付けられたオブジェクトの情報を、通信ネットワークを介して該提供先に送信する送信手段と、から構成されていることを特徴とする。
【0006】この発明によれば、利用者にとって利用しやすいシステムを実現することができる。
【0007】前記複数のオブジェクトの内、2以上の領域で共通するオブジェクトは、同一のIDを有してもよい。
【0008】前記領域特定手段は、前記提供先の前記位置情報に基づいて、該提供先がいる領域を特定する第1特定手段と、前記第1特定手段が特定した領域が前記提供先が実際にいる領域であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が、特定した領域は前記提供先が実際にいる領域でないと判別した場合に、前記第1特定手段が特定した領域を囲む隣接領域の中から、前記提供先が実際にいる領域を特定する第2特定手段と、を備えてもよい。
【0009】前記格納手段は、提供可能な日時が異なり、同一のIDに対応づけられた複数の情報を格納し、前記送信手段は、前記提供先から供給されるIDを受信した日時に提供可能な情報を該提供先に送信してもよい。
【0010】本発明の第2の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、情報を提供する複数のオブジェクトに関する情報を、該オブジェクトを識別するためのIDと対応づけ、情報を提供する範囲である複数の領域毎に分類して格納する格納手段と、情報の提供先の現在位置を示す位置情報に基づいて、前記複数の領域の中から該提供先が存在する領域を特定する領域特定手段と、前記領域特定手段が特定した領域に分類された情報の内、前記提供先から供給されるIDに対応付けられたオブジェクトの情報を、通信ネットワークを介して該提供先に送信する送信手段と、から構成されていることを特徴とする情報提供装置として機能させる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態にかかる情報配信システムについて図面を参照して説明する。第1の実施の形態にかかる情報配信システムは、図1に示すように、携帯電話機1と、情報配信センタ2と、ネットワーク3と、から構成される。
【0012】携帯電話機1は、利用者の操作に従って、利用者が指定するオブジェクト(商品、遊園地や会議場の設備、及び、店舗など)に関する情報の提供を、無線通信網及びインターネット等を含むネットワーク3を介して、情報配信センタ2に要求する。また、携帯電話機1は、情報配信センタ2から供給される情報を、ディスプレイに表示したり、音声として出力することにより利用者に提示する。
【0013】上記携帯電話機1は、図2(a)に示すように、送受信部11と、操作部12と、出力部13と、測位部14と、メモリ15と、制御部16と、から構成される。
【0014】送受信部11は、無線によりネットワーク3に接続され、制御部16と情報配信センタ2との間で行われるデータ(情報)の送受信を媒介する。操作部12は、複数の操作ボタン等を備え、利用者により操作される。操作部12は、利用者の操作に応答し、携帯電話機1を動作させるための様々な信号を制御部16に出力する。
【0015】出力部13は、液晶パネル及びスピーカ等を備え、様々な情報を利用者に提示する。例えば、出力部13は、情報配信センタ2から供給されるオブジェクトに関する情報を表示したり、音声として出力したりする。
【0016】測位部14は、例えばGPS(Global Positioning System)ユニットを備え、携帯電話機1の現在位置(現在座標)を求める。そして、測位部14は、求めた現在位置を示す位置データを制御部16に出力する。
【0017】メモリ15は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成され、携帯電話機1を動作させるためのプログラム及びデータを記憶する。
【0018】制御部16は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、操作部12から供給される様々な信号に応答し、メモリ15が記憶しているプログラムに従って動作する。例えば、制御部16は、利用者が指定するオブジェクトに関する情報の提供を情報配信センタ2に要求する。なお、制御部16の詳しい動作については後述する。
【0019】情報配信センタ2は、図1に示すように、送信装置20及びデータベース30を備え、携帯電話機1からの要求に応答して、利用者が指定したオブジェクトの情報をネットワーク3を介して携帯電話機1に送信する。
【0020】送信装置20は、図2(b)に示すように、送受信部21と、記憶部22と、制御部23と、から構成される。送受信部21は、有線又は無線によりネットワーク3に接続され、制御部23と携帯電話機1との間で行われるデータ(情報)の送受信を媒介する。記憶部22は、ハードディスク、ROM、及び、RAM等を備え、送信装置20を動作させるためのプログラム及びデータを記憶する。
【0021】制御部23は、CPU等から構成され、記憶部22が記憶しているプログラムに従って動作する。例えば、制御部23は、携帯電話機1からネットワーク3を介して供給される上記要求に応答して、携帯電話機1の利用者が指定したオブジェクトの情報をデータベース30から取得する。そして、制御部23は、取得した情報を、送受信部21及びネットワーク3を介して携帯電話機1に送信する。なお、制御部23の詳しい動作については後述する。
【0022】データベース30は、以下に示す領域情報、ID情報、及び、オブジェクト情報を格納している。情報配信センタ2が情報を提供する範囲は複数の領域に分割されており、領域情報は、各領域の範囲を示す。領域の範囲は、例えば図3(a)に示すように、座標(緯度及び経度)で示される。
【0023】ID情報は、上記オブジェクトを識別するためのオブジェクトIDを示す。ID情報は、例えば図3(b)に示すように、領域毎に分類され、オブジェクト名とオブジェクトIDとを対応づける。オブジェクト情報は、各オブジェクトに関する情報を示す。オブジェクト情報は、例えば図3(c)に示すように、領域毎に分類され、オブジェクトID、オブジェクト名、及び、オブジェクトの情報を互いに対応づける。
【0024】なお、情報の提供範囲は、都道府県などの単位で分割してもよく、施設単位で分割してもよく、又は、それらを組み合わせて分割してもよい。このように、情報の提供範囲を複数の領域に分割し、領域毎にオブジェクトIDを付与することにより、各オブジェクトに付与するオブジェクトIDの桁数を従来より小さくすることができる。
【0025】また、携帯電話機1(利用者)がいる領域は、携帯電話機1の測位部14が求めた現在位置及び上記領域情報から特定される。しかし、測位部14が求める現在位置には誤差が伴う。このため、携帯電話機1が領域の境界付近にある場合は、携帯電話機1のいる領域が誤って特定される場合がある。
【0026】この場合、隣接する領域で同一のオブジェクトIDを用いると、利用者が指定したオブジェクトが誤って特定される場合がある。このため、オブジェクトIDは、隣接する領域で同一のオブジェクトIDを使用しないようにする付与アルゴリズムによって、各オブジェクトに与えられている。なお、隣接しない領域では、同一のオブジェクトIDが使用されてもよい。
【0027】次に、以上のように構成された情報配信システムの動作について説明する。なお、携帯電話機1の利用者は、自分がいる領域内にあるオブジェクトのオブジェクトIDを予め取得しているとする。
【0028】例えば、インターネット、パンフレット、及び、広告等を介してオブジェクトIDを公開することにより、利用者は、自分がいる領域内にあるオブジェクトのオブジェクトIDを予め取得することができる。また、遊園地や展示会場などの施設では、入り口において、施設(領域)内にあるオブジェクトのオブジェクトIDを記載したガイドブック等を配布することにより、利用者は、自分がいる領域内にあるオブジェクトのオブジェクトIDを予め取得することができる。
【0029】利用者は、携帯電話機1の操作部12を操作して、情報を知りたいオブジェクトのオブジェクトIDを入力する。例えば、会議場では、各会議室のオブジェクトIDを入力したり、遊園地では、ジェットコースターや観覧車などのオブジェクトIDを入力したりする。
【0030】操作部12は、利用者の操作に応答し、利用者が入力したオブジェクトIDを制御部16に出力する。制御部16は、操作部12から供給されるオブジェクトIDに応答して、メモリ15が記憶しているプログラムに従って、以下の動作を行う。
【0031】始めに、制御部16は、測位部14を制御し、携帯電話機1の現在位置(現在座標)を求める。具体的には、測位部14は、制御部16の制御に従って、携帯電話機1の現在位置を求め、求めた現在位置を示す位置データを制御部16に出力する。
【0032】制御部16は、測位部14から供給される位置データに応答し、供給された位置データ及びオブジェクトIDと共に、情報提供を要求する要求信号を、送受信部11及びネットワーク3を介して情報配信センタ2の送信装置20に送信する。
【0033】送信装置20の制御部23は、ネットワーク3及び送受信部21を介して供給される要求信号に応答して、記憶部22が記憶しているプログラムに従って、図4に示す情報提供処理を開始する。
【0034】始めに、制御部23は、要求信号と共に供給された位置データを用いてデータベース30の領域情報を検索し、位置データが示す現在位置を含む領域、即ち、携帯電話機1(利用者)がいる領域を特定する(ステップS101)。
【0035】続いて、制御部23は、データベース30にアクセスし、特定した領域のID情報を検索する。そして、制御部23は、携帯電話機1から要求信号と共に供給されたオブジェクトIDが、特定した領域のID情報に格納されているか否かを判別する(ステップS102)。
【0036】上記したように、携帯電話機1の測位部14が求める現在位置には誤差が伴う。このため、ステップS101で特定した領域が、携帯電話機1が実際にいる領域と異なる場合がある。また、上記したように、隣接する領域に同一のオブジェクトIDは存在しないので、誤った領域が特定された場合、特定した領域のID情報に、供給されたオブジェクトIDは格納されていない。
【0037】供給されたオブジェクトIDが特定した領域のID情報に格納されていると判別した場合(ステップS102;YES)、制御部23は、特定した領域に携帯電話機1が実際にいると判別し、後述するステップS104の処理を行う。
【0038】一方、供給されたオブジェクトIDが特定した領域のID情報に格納されていないと判別した場合(ステップS102;NO)、制御部23は、特定した領域は携帯電話機1が実際にいる領域とは異なると判別する。そして、制御部23は、ステップS101で特定した領域に隣接する隣接領域のID情報から供給されたオブジェクトIDを検出する。これにより、制御部23は、隣接領域の中から携帯電話機1(利用者)が実際にいる領域を特定する(ステップS103)。
【0039】具体的には、制御部23は、図5に示す領域特定処理を行い、携帯電話機1が実際にいる領域を特定する。始めに、制御部23は、例えば図6に示すように、ステップS101で特定した領域を囲む隣接領域の内の1つを、処理対象領域として選択する(ステップS201)。
【0040】そして、制御部23は、選択した処理対象領域のID情報に、供給されたオブジェクトIDが格納されているか否かを判別する(ステップS202)。供給されたオブジェクトIDが格納されていないと判別した場合(ステップS202;NO)、制御部23は、次の隣接領域、例えば時計回りで次の領域、を処理対象領域として選択し(ステップS203)、上記ステップS202にリターンする。
【0041】一方、供給されたオブジェクトIDが格納されていると判別した場合(ステップS202;YES)、制御部23は、処理対象領域を携帯電話機1が実際にいる領域として特定し(ステップS204)、後述するステップS104の処理を行う。
【0042】以上の領域特定処理により携帯電話機1が実際にいる領域を特定した後、制御部23は、特定した領域のオブジェクト情報を検索し、携帯電話機1から供給されたオブジェクトIDに対応するオブジェクトの情報をデータベース30から取得する(ステップS104)。
【0043】そして、制御部23は、取得したオブジェクトの情報を、送受信部21及びネットワーク3を介して携帯電話機1に送信し(ステップS105)、情報提供処理を終了する。
【0044】携帯電話機1の制御部16は、情報配信センタ2から供給されるオブジェクトの情報に応答して出力部13を制御し、供給された情報を表示したり、音声として出力する。
【0045】これにより、例えば、会議場では各会議室への案内、遊園地ではジェットコースターや観覧車などの混雑状況等が、情報として表示されたり、音声で出力されたりする。
【0046】以上のようにして、携帯電話機1の利用者は、希望するオブジェクトの情報を取得することができる。また、情報の配信範囲を複数の領域に分け、領域毎にオブジェクトIDを付与することにより、オブジェクトIDの桁数が小さくても、多くのオブジェクトにIDを付与することができる。また、オブジェクトIDの桁数が小さいので、利用者は、IDを記憶したり、入力したりすることが容易になる。
【0047】また、隣接する領域では同一のオブジェクトIDを使用しないので、携帯電話機1の現在位置から特定される領域が実際の領域と異なっても、供給されたオブジェクトIDで識別されるオブジェクトの情報を確実に利用者に提供することができる。
【0048】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる情報配信システムについて図面を参照して説明する。第2の実施の形態においても、情報の提供範囲を複数の領域に分割し、領域毎にオブジェクトIDを付与する。ただし、第2の実施の形態では、例えばフランチャイズ店のように、2以上の領域で共通するオブジェクトには、同一のオブジェクトIDを付与する。これにより、オブジェクトのブランドと共にオブジェクトIDを利用者に定着させることができる。
【0049】第2の実施の形態にかかる情報配信システムの構成は、第1の実施の形態と実質的に同一である。
【0050】次に、第2の実施の形態にかかる情報配信システムの動作について説明する。なお、携帯電話機1の利用者は、自分が情報を知りたいと思っているオブジェクトのオブジェクトIDを予め取得しているとする。
【0051】利用者は、携帯電話機1の操作部12を操作して、情報を知りたいオブジェクトのオブジェクトIDを入力する。例えば、一番近くにあるフランチャイズ店を知りたい場合は、そのフランチャイズ店のオブジェクトIDを入力する。
【0052】操作部12は、利用者の操作に応答し、利用者が入力したオブジェクトIDを制御部16に出力する。制御部16は、操作部12から供給されるオブジェクトIDに応答して、メモリ15が記憶しているプログラムに従って、動作する。
【0053】具体的には、第1の実施の形態と同様に、制御部16は、測位部14を制御して携帯電話機1の現在位置(現在座標)を求め、現在位置を示す位置データ、オブジェクトID、及び、要求信号を、情報配信センタ2の送信装置20に送信する。
【0054】送信装置20の制御部23は、ネットワーク3及び送受信部21を介して供給される要求信号に応答し、記憶部22が記憶しているプログラムに従って、図7に示す情報提供処理を開始する。
【0055】始めに、制御部23は、要求信号と共に供給された位置データを用いてデータベース30の領域情報を検索し、位置データが示す現在位置を含む領域、即ち、携帯電話機1(利用者)がいる領域を特定する(ステップS301)。
【0056】次に、制御部23は、データベース30のID情報の内、特定した領域とその領域を囲む隣接領域のID情報を検索し、要求信号と共に供給されたオブジェクトIDが存在する領域を検出する(ステップS302)。言い換えると、制御部23は、供給されたオブジェクトIDにより識別されるオブジェクトが存在する領域を、ステップS301で特定した領域とその隣接領域の中から検出する。
【0057】そして、制御部23は、検出した領域を候補領域として、供給された位置データが示す現在位置に近い順にソートする(ステップS303)。具体的には、制御部23は、位置データが示す現在位置と検出した候補領域の重心位置との距離を求める。例えば図8に示すように領域が分割されている場合、位置データが示す現在位置(○)と、各候補領域の重心位置(×)との距離を求める。そして、制御部23は、求めた距離が小さい順に、候補領域をソートする。
【0058】なお、上記したように、位置データが示す現在位置には誤差が伴うので、図8に示すように、位置データが示す現在位置はその誤差を含む範囲の重心となる。その後、制御部23は、ソートした候補領域を示す候補情報を、送受信部21及びネットワーク3を介して携帯電話機1に送信する(ステップS304)。
【0059】携帯電話機1の制御部16は、情報配信センタ2から供給される候補情報に応答して出力部13を制御し、候補情報が示す候補領域のリストを表示したり、音声として出力する。
【0060】携帯電話機1の利用者は、操作部12を操作して、携帯電話機1が提示する候補領域の中から、希望する領域を選択する。操作部12は、利用者の操作に従って、利用者が選択した希望領域を示す選択信号を制御部16に出力する。制御部16は、操作部12から供給される選択信号を、送受信部11及びネットワーク3を介して情報配信センタ2の送信装置20に送信する。
【0061】送信装置20の制御部23は、ステップS304で候補情報を送信した後、携帯電話機1から上記選択信号が返信されたか否かを判別する(ステップS305)。
【0062】選択信号が返信されないと判別した場合(ステップS305;NO)、制御部23は、ステップS305にリターンし、選択信号が供給されるのを待機する。一方、選択信号が返信されたと判別した場合(ステップS305;YES)、制御部23は、供給された選択信号が示す領域のオブジェクト情報を検索し、要求信号と共に供給されたオブジェクトIDに対応するオブジェクトの情報をデータベース30から取得する(ステップS306)。
【0063】そして、制御部23は、取得したオブジェクトの情報を、送受信部21及びネットワーク3を介して携帯電話機1に送信し(ステップS307)、情報提供処理を終了する。
【0064】携帯電話機1の制御部16は、情報配信センタ2から供給されるオブジェクトの情報に応答して出力部13を制御し、供給された情報を表示したり、音声として出力する。
【0065】以上のようにして、携帯電話機1の利用者は、自分の現在位置付近にあるオブジェクトの中から、希望するオブジェクトの情報を得ることができる。例えばフランチャイズ店などの場合、利用者は、現在位置付近にあるフランチャイズ店の中から、希望する店舗の情報(開店時間、電話番号、アクセスパスなど)を得ることができる。これにより、利用者は、希望する店舗に到着する前に注文を入れたりすることができる。
【0066】また、共通のオブジェクト毎にオブジェクトIDを付与することにより、オブジェクトのブランドと共にIDを利用者に定着させることができる。一方、利用者は、自分のいる領域を意識することなく、オブジェクトの情報を得ることができる。
【0067】なお、第1及び第2の実施の形態において、同一のオブジェクトIDにより提供される情報を日時毎に変えてもよい。例えば、イベント会場の各ブースなどでは、各ブースの位置が同じでも内容が毎日変わる場合がある。この場合、データベース30は、例えば図9に示すように、情報が有効な日時又は情報を提供可能な日時を示す日時情報を含むオブジェクト情報を格納してもよい。そして、制御部23は、上記日時情報を参照し、同一のオブジェクトIDに対応づけられた情報の中から、携帯電話機1からのオブジェクトIDを受信した日時に有効な又は提供可能な情報をネットワーク3を介して携帯電話機1に送信してもよい。このようにすれば、ブースの内容が変化しても、利用者は入力するオブジェクトIDを変える必要がない。また、利用者が入力するオブジェクトIDが変わらなくても、ブースの内容変化に伴って提供される情報が変化する。
【0068】また、第1及び第2の実施の形態では、情報配信センタ2のデータベース30が各オブジェクトの情報を格納している場合を示した。しかし、情報配信センタ2は、各オブジェクトの情報を持っていなくてもよい。例えば、各オブジェクトの情報を、各オブジェクトを製造及び販売などしている企業から取得してもよい。
【0069】この場合、データベース30は、例えばオブジェクトIDと各企業が提供するホームページのURL(Uniform Resource Locator)とを対応づける対応テーブルを格納してもよい。そして、送信装置20の制御部23は、携帯電話機1から供給されたオブジェクトIDを、上記対応テーブルを用いてURLに変換し、ネットワーク3を介して、変換したURLのホームページからオブジェクトIDで特定されるオブジェクトの情報を取得し、ネットワーク3を介して携帯電話機1に送信してもよい。
【0070】また、第1及び第2の実施の形態において、携帯電話機1がいる領域を、携帯電話機1に最も近い無線基地局の位置から求めてもよい。この場合、携帯電話機1は測位部14を備えなくてもよい。
【0071】また、第1及び第2の実施の形態において、利用者が利用する端末は、オブジェクトIDを入力でき、オブジェクトの情報を出力できれば、携帯電話機1でなくてもよい。例えば、PDA(Personal Digital Assistants)やノート型コンピュータ等であってもよい。
【0072】また、上記した第1と第2の実施の形態を組み合わせてもよい。例えば、各領域に限定的なオブジェクトに対しては、隣接する領域でオブジェクトIDが重ならないようにし、複数の領域に渡って共通するオブジェクトに対しては、同一のオブジェクトIDを付与するようにしてもよい。
【0073】また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM、DVD、及び、半導体メモリ等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。また、上記プログラム及びデータは、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、コンピュータに、例えば搬送波に重畳してダウンロード等するものとしてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明により、利用者にとって利用しやすいシステムを実現することができる。




 

 


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