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発明の名称 携帯端末
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−110752(P2003−110752A)
公開日 平成15年4月11日(2003.4.11)
出願番号 特願2001−298758(P2001−298758)
出願日 平成13年9月28日(2001.9.28)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5C087
5K027
5K067
5K101
【Fターム(参考)】
5C087 AA03 AA37 BB20 BB64 BB75 DD05 DD35 EE06 EE14 FF02 FF05 FF16 FF23 GG12 GG17 GG57 GG67 GG70 
5K027 AA06 AA11 CC08 GG00 HH00 MM13
5K067 AA34 BB04 BB21 DD23 DD51 EE02 FF27 GG01 HH23 JJ52 JJ56
5K101 KK02 KK14 LL12 NN03 NN12 NN18 NN21 SS07 UU19
発明者 五百田 孝行
要約 課題
緊急事態の発生を通知するのに便利な携帯端末を提供することを目的とする。

解決手段
携帯電話は、予め、メールの送信先と、メール送信文章の雛型を記憶している。利用者が携帯電話の特定のキーを押下する等すると、携帯電話は、記憶しているメール送信文章の雛型を用いて、携帯電話の位置情報を含めたメールを作成し、記憶している送信先に作成したメールを送信する。さらに、携帯電話はブザーを鳴動させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 緊急事態の発生を通知する携帯端末であって、送信先と、メール送信文章とを記憶する記憶部と、特定のスイッチのON又はOFFを検出すると、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信させるメール送信指示をする検出部と、前記メール送信指示をうけ、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信する送信部と、を備えることを特徴とする携帯端末。
【請求項2】 緊急事態の発生を通知する携帯端末であって、送信先と、メール送信文章とを記憶する記憶部と、信号送信装置から送信される特定の信号の受信不可を検出すると、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信させるメール送信指示をする検出部と、前記メール送信指示をうけ、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信する送信部と、を備えることを特徴とする携帯端末。
【請求項3】 ブザーを鳴動させる処理部をさらに備え、前記検出部は、前記メール送信指示に加え、前記処理部にブザーを鳴動させるブザー鳴動指示をすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末。
【請求項4】 前記送信されるメール文章には、前記携帯端末の位置に関する情報が含まれていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の携帯端末。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急事態の発生を通知するのに便利な携帯端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外出先で、身に迫る危険を知らせる方法として、防犯グッズや、携帯電話等を利用する場合がある。防犯ブザーは、ボタンを押下したりピンを引き抜く等するとブザーが鳴るものである。スリやひったくりに会った時や、痴漢、強姦等襲われた時などに、防犯ブザーを鳴らすことで周囲に知らせ、また、相手を混乱させることができる。また、誤動作による危険も少なく、子供等でも安全に使用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、防犯ブザーは、周りに誰もいない場合の効果は半減する。例えば、襲われた時に防犯ブザーを鳴らしても、周りに誰もいなければ周囲の人に知らせるという効果はなくなる。また例えば、突然の体の不調により動けなくなった場合、周りに誰もいなかった時の防犯ブザーの効果はない。外出先で、自分に迫る危険を知らせる他の方法として、携帯電話がある。携帯電話を利用することで、周りに人がいなくても緊急事態の発生を知らせることができる。携帯電話を用いて他の人に自分の危険を知らせる方法として、携帯電話の通話機能を用いる方法と、携帯電話のメール送信機能を用いる方法とがある。携帯電話の通話機能を用いて緊急事態の発生を通知する場合、例えば、襲われて咄嗟に声が出ない、体の不調で苦しくて声が出せないなど、通話機能だけでは網羅できない場合がある。
【0004】携帯電話のメール送信機能を用いることで、上述した声が出ない場合の問題は解決される。ところで、緊急事態の発生を通知するには、例えば防犯ブザーのようにボタンを押下するのみ、ピンを抜くのみなど、通知にいたるまでの動作が少ないことが要求される。しかし、メールを送信するには、ファンクションボタンまたは数字ボタンの操作により、メール電文の作成または編集画面を呼び出し、メール電文の本文及びタイトルの作成を行った後、メールの送信先の選択または入力を行い、メール送信実行を選択するなどの操作が必要であり、メールを送信するまでの操作が煩雑である。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、緊急事態の発生を通知するのに便利な携帯端末を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、緊急事態の発生を通知する携帯端末であって、送信先と、メール送信文章とを記憶する記憶部と、特定のスイッチのON又はOFFを検出すると、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信させるメール送信指示をする検出部と、前記メール送信指示をうけ、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
【0006】これにより、例えば、強姦におそわれた、ひったくりに会った、急に体調が悪くなった等緊急事態が起きた場合に、利用者は、キーを押下する、ストラップを引き抜くなどただひとつの動作だけで、周囲に人がいなくても、メールを送信することができ、メール受信先の家族や警備会社等に緊急事態の発生を知らせることができる。
【0007】また、本発明は、緊急事態の発生を通知する携帯端末であって、送信先と、メール送信文章とを記憶する記憶部と、信号送信装置から送信される特定の信号の受信不可を検出すると、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信させるメール送信指示をする検出部と、前記メール送信指示をうけ、前記記憶しているメール送信文章を前記記憶しているメール送信先に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
【0008】これにより、利用者は何もしなくても、携帯端末が信号送信装置から送信される特定の信号が受信できなくなった時点でメール送信及びブザー鳴動を指示させることができる。これは、例えば、携帯端末の入ったバッグ等をひったくられた場合などに効果的である。
【0009】また、本発明は、前記携帯端末において、ブザーを鳴動させる処理部をさらに備え、前記検出部は、前記メール送信指示に加え、前記処理部にブザーを鳴動させるブザー鳴動指示をすることを特徴とする。
【0010】これにより、例えば、強姦におそわれた、ひったくりに会った等緊急事態が起きた場合に、ブザーを鳴らすことにより相手を混乱させるとともに周囲の人に知らせることができ、また、周囲に人がいなくても、メールを送信することにより家族や警備会社等に緊急事態の発生を知らせることができる。また、例えば、急に体調が悪くなった場合でも、ブザーを鳴らすことで周囲の人の注意を引くことができ、また、周囲に人がいなくても家族等に知らせることができる。
【0011】また、本発明は、前記携帯端末において、前記送信されるメール文章には、前記携帯端末の位置に関する情報が含まれていることを特徴とする。
【0012】これにより、携帯端末から送信された緊急事態の発生を通知するメールを受信した人は、その場所を認識することができる。場所を認識した上で、その場所に駆けつける、また、関係者に連絡をとって駆けつけてもらう等対処することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
【0014】<実施形態1>ここでは、携帯電話1aが、緊急事態発生通知メールを送信するメール送信専用キー(ボタン)を備え、利用者がメール送信専用キーを押すことにより特定のスイッチが「ON」となり、それをトリガとしてメールを送信する実施形態を説明する。図1は、携帯電話1aの構成を示すブロック図である。この図において、101は制御回路(演算回路)である。102は表示制御部である。103は表示部である。104は音声処理部である。105はマイクである。106はスピーカである。107はキー入力制御部である。108は入力キーである。
【0015】109はメール電文送信制御部である。110は送信メール電文組立部である。111はメール送信専用キー押下検出部である。112はメール送信専用キーであり、緊急事態発生通知メールを送信するための専用キーである。113は携帯電話1aのアンテナである。114は受信部である。115は送信部である。
【0016】116は記憶部である。記憶部116内には、メール電文送信バッファ117、メール電文編集エリア118、メール雛型電文記憶エリア119、メール送信先記憶エリア120、メール送信リトライ回数記憶エリア121が確保されている。122は電源制御部である。123は電源供給部である。
【0017】124は位置情報取得部である。本実施形態では、位置情報取得部124はGPS(Global Positioning Systems)機能を備え、携帯電話1aの今ある場所の緯度経度が取得できるものとする。
【0018】また、利用者は予め、携帯電話1aの入力キー108を用いるなどして、メール雛型電文記憶エリア119に、非常時に送信するメール文章の雛型を格納しておく。また、利用者はメール送信先記憶エリア120に、非常時にメールを送信する宛先を格納しておく。また、利用者は、メール送信リトライ回数記憶エリア121に、メール送信リトライ回数を格納しておく。
【0019】メール文章の雛型は、例えば、暗い道を通学等に用いる子供が利用者であれば「変質者出現」、体に病気等不安要因を抱える人が利用者であれば「病状悪化」というような内容である。また、メールを送信する宛先とは、例えば、警備会社との契約により定められた緊急事態発生の通知先、自宅のパーソナルコンピュータや家族のメール送受信機能付き携帯電話、主治医のパーソナルコンピュータや携帯電話等である。
【0020】次に、メールを送信する動作を、図2、図3、図4を参照して説明する。携帯電話1aの送信専用キー押下検出部111は、常にメール送信専用キー112を監視し、メール送信専用キー112が押下されたかどうかチェックする(図2におけるステップS10)。メール送信専用キー112が押下されていなければ何もせず、監視を続ける。
【0021】利用者は、スリに会った、病状が悪化したなどの緊急事態が発生した場合、携帯電話1aのメール送信専用キー112を押下する。メール送信専用キー押下検出部111はメール送信専用キー112の押下を検出する。
【0022】メール送信専用キー押下検出部111は、送信メール電文組立部110に、送信メール電文の組立を指示する(図2におけるステップS11)。次に、メール送信専用キー押下検出部111は、音声処理部104にブザーの鳴動を指示する(図2におけるステップS12)。指示を受けた音声処理部104は、スピーカ106を介してブザー音を鳴動させる。
【0023】送信メール電文組立部110は、記憶部116内のメール雛型電文記憶エリア119に、緊急時に送信するメール電文の雛型が格納されているかチェックする(図2におけるステップS13)。
【0024】メール雛型電文記憶エリア119にメール電文の雛型が格納されていない場合、送信メール電文の組立を中止するとともに、その旨を制御回路101に通知する(図2におけるステップS14)。
【0025】制御回路101では送信メール電文の組立が成功しなかった旨を通知するエラー表示を、表示制御部102に指示する(図2におけるステップS15)。表示制御部102は、送信メール電文組立不成功のエラー表示を、表示部103に表示する(図2におけるステップS16)。上述したステップS13(図2参照)チェックの結果、緊急時に送信するメール電文の雛型が格納されている場合、送信メール電文組立部110は、メール雛型電文記憶エリア119に記憶されているメール電文雛型を、メール文章編集エリア118へ転送する(図2におけるステップS17)。
【0026】次に、送信メール電文組立部110は、記憶部116内のメール送信先記憶エリア120にメール送信先が格納されているかどうかチェックする(図3におけるステップS18)。メール送信先記憶エリア120にメール電文の送信先が格納されていない場合、送信メール電文の組立を中止するとともに、その旨を制御回路101に通知する(図3におけるステップS19)。
【0027】制御回路101では送信メール電文の組立が成功しなかった旨を通知するエラー表示を、表示制御部102に指示する(図3におけるステップS20)。表示制御部102は、送信メール電文組立不成功のエラー表示を、表示部103に表示する(図3におけるステップS21)。上述したステップS18(図3参照)のチェックの結果、緊急時に送信するメール電文の送信先が格納されている場合、送信メール電文組立部110は、メール送信先記憶エリア120に記憶されているメール電文送信先を、メール電文編集エリア118へ転送する。
【0028】次に、送信メール電文組立部110は、メール文章編集エリア118で、メール雛型電文記憶エリア119に記憶されていたメール電文雛型を用いて、メール送信先記憶エリア120に記憶されていたメール電文送信先へのメール電文を組み立てる(図3におけるステップS22)。このメール電文には、位置情報取得部124により取得された、現在携帯電話1aがある場所の緯度経度(位置情報)が含まれる。メール電文編集エリア118にて送信メール電文の組立が正常に完了した場合は、その内容を記憶部116内のメール電文送信バッファ117に転送し(図3におけるステップS23)、メール電文送信制御部109に制御を渡す(図3におけるステップS24)。
【0029】メール電文送信制御部109では、制御回路101に対して記憶部116内のメール電文送信バッファ117に格納された内容をインターネットメールとして送信依頼し、その結果を待つ(図3におけるステップS25)。制御回路101では、記憶部116内のメール電文送信バッファ117の内容を取りだし、送信部115を介してメール送信をする(図3におけるステップS26)。
【0030】メール電文送信制御部109は、送信部115から制御回路101を介して通知された送信結果を確認し、メール送信が正常に終了したかチェックする(図3におけるステップS27)。まず、メール送信に失敗した場合を説明する。送信部115は、基地局を捉えることが出来ない、または電波が届かない、電波状態が良くない、輻輳中などでメール送信が出来ない場合は、その旨を制御回路101に通知する。制御回路101では、送信部115からの送信結果をメール電文送信制御部109に返す。
【0031】メール電文送信制御部109では、受信した送信結果が失敗であった場合、記憶部116内のメール送信リトライ回数記憶エリア121に登録されているリトライ回数を読み出し、読み出したリトライ回数だけ再送信したかチェックする(図3におけるステップS28)。読み出したリトライ回数だけ再送していない場合、再度、制御回路101に対して再送信の依頼をする。何度か再送し、送信リトライ回数分すべてメールの送信が不成功に終わった場合、メール電文送信制御部109は、メールの送信が正常に出来なかったことを制御回路101に伝える(図4におけるステップS29)。
【0032】制御回路101ではメールの送信が成功しなかった旨を通知するエラー表示を、表示制御部102に指示する(図4におけるステップS30)。表示制御部102は、メール送信不成功のエラー表示を、表示部103に表示する(図4におけるステップS31)。次に、メール送信に成功した場合を説明する。送信部115から制御回路101を介して通知された送信結果を確認し、送信成功であった場合、メール電文送信制御部109は、メールの送信が完了したことを制御回路101に伝える(図4におけるステップS32)。
【0033】制御回路101ではメールの送信が成功した旨を通知する表示を、表示制御部102に指示する(図4におけるステップS33)。表示制御部102は、メール送信成功の表示を、表示部103に表示する(図4におけるステップS34)。以上によりメール送信専用キー112が押下されてからメールの送信までの動作を完了する。携帯電話1aにより送信されたメールを読んだ警備会社社員、家族、主治医等は、メール文章に含まれる位置情報を認識してその近辺に駆けつける、関係先に連絡をとるなどの対応を取る。
【0034】なお、実施形態1において、本人の意思とは係わらず、操作ミスによるメールの送信及びブザー鳴動がされる場合がありうる。その対処について説明する。利用者が誤ってメール送信専用キー112を押下したものとする。このとき携帯電話1aのメール送信専用キー押下検出部111は、上述した動作により、メール送信処理とブザー鳴動処理を開始する。押下を検出してから、例えば3秒間の間に再度のメール送信専用キー112の押下を検出した場合、メール送信専用キー押下検出部111は、始めのメール送信専用キー112の押下は誤りだと判断し、一連の処理を停止するよう各部に要求する。
【0035】<実施形態2>ここでは、携帯電話1bが、緊急事態発生通知メールを送信するストラップ等を備える実施形態を説明する。
【0036】図5は、本実施形態の携帯電話1bの構成を示すブロック図である。同図において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5において、125はメール送信スイッチ検出部である。126はメール送信スイッチである。
【0037】メール送信スイッチ126は、携帯電話1bのストラップやピン等に連動されており、ストラップやピン等が抜けるとメール送信スイッチが「ON」になる。メール送信スイッチ検出部125は、常にメール送信スイッチ126を監視し、携帯電話1bのストラップ又はピン等が抜かれるなどしてメール送信スイッチ126が「ON」されたかどうか検出する。
【0038】利用者は、スリに会った、病状が悪化したなどの緊急事態が発生した場合、携帯電話1bのストラップ又はピン等を引き抜く。すると、携帯電話1bのメール送信スイッチ126が「ON」となる。メール送信スイッチ検出部125は、メール送信スイッチ126が「ON」となったのを検出し、メール送信及びブザー鳴動の指示を出す。以降のメール送信スイッチ検出部125の動作は、上述したメール送信専用キー押下検出部111と同等である。携帯電話1bのメール送信及びブザー鳴動の動作は、上述した実施形態1の動作とほぼ同等であるので、重複を避ける意味で説明を省略する。
【0039】ここで、利用者が誤ってメール送信スイッチ126を「ON」にした場合の対処について説明する。携帯電話1bのメール送信スイッチ検出部125は、メール送信スイッチ126の「ON」を検出すると、上述と同等の動作により、メール送信処理とブザー鳴動処理を開始する。「ON」検出してから、例えば3秒間の間に、利用者が携帯電話1bのストラップを元に戻す、ピンを挿入するなどして、メール送信スイッチ126を「OFF」とする。メール送信スイッチ126の「OFF」を検出した場合、メール送信スイッチ検出部125は、始めのメール送信スイッチ126の「ON」は誤りだと判断し、一連の処理を停止するよう各部に要求する。
【0040】<実施形態3>ここでは、メール送信依頼センサユニットを備えた携帯電話1cと、メール送信依頼センサユニットと連動されるメール送信制御装置とを用いる実施形態を説明する。
【0041】図6は、本実施形態の携帯電話1cの構成を示すブロック図である。同図において図1及び図5の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。127はメール送信依頼センサ検出部である。128はメール送信依頼センサユニットである。129はメール送信依頼センサユニット128用のアンテナである。131はメール送信制御装置である。130は、メール送信制御装置用のアンテナである。
【0042】メール送信制御装置131は、アンテナ130を介して微弱電波によるメール送信抑制信号を送信する機能を備える。メール送信依頼センサユニット128は、アンテナ129を介してメール送信抑制信号を受信する機能を備える。ここでは、メール送信依頼センサユニット128がメール送信制御装置131からのメール送信抑制信号を受けられる距離は、例えば、約20センチ前後であるものとする。メール送信依頼センサ検出部127は、メール送信依頼センサユニット128がメール送信抑制信号を受信しているか常に監視する機能を備える。
【0043】ここでは、利用者は、例えばメール送信制御装置131を自転車の前カゴに設置し、携帯電話1cの入ったバッグ等を同じ自転車の前カゴにいれた状態で使用するものとする。
【0044】携帯電話1cのメール送信依頼センサ検出部127は、メール送信依頼センサユニット128がメール送信抑制信号を受信しているかどうか常に監視している。図7において、5はメール送信抑制信号の届く範囲(メール送信抑制信号受信可能範囲)を示している。図7に示すように、メール送信依頼センサユニット128が、メール送信制御装置131からのメール送信抑制信号を受信できる範囲内にある場合、メール送信依頼センサ検出部127はなにもしない。しかし、携帯電話1cの入ったバッグ等がひったくられるなどして、図8に示すようにメール送信抑制信号が受信できなくなると、メール送信依頼センサ検出部127は、メール送信及びブザー鳴動の処理を開始する。以降のメール送信依頼センサ検出部127の動作は、上述したメール送信専用キー押下検出部111及びメール送信スイッチ検出部125と同等である。携帯電話1cのメール送信及びブザー鳴動の動作は、上述した実施形態1及び実施形態2の動作とほぼ同等であるので、重複を避ける意味で説明を省略する。
【0045】ここで、利用者が誤って、携帯電話1cをメール送信抑制信号がとどかない距離に移動した場合の対処について説明する。携帯電話1cのメール送信依頼センサ検出部127は、メール送信抑制信号が受信できなくなったのを検出すると、上述した動作により、メール送信処理とブザー鳴動処理を開始する。メール送信抑制信号が受信できなくなったのを検出してから、例えば3秒間の間に、メール送信抑制信号の受信を検出すると、メール送信依頼センサ検出部127は、メール送信抑制信号が受信できなくなったのは誤りだと判断し、一連の処理を停止するよう各部に要求する。
【0046】なお、上述の実施形態において、メール送信が完了した後に、誤りに気がついた場合の対処として、例えば、携帯電話に、メール送信先に誤報のメールであることを知らせるメールを送信するための機能を用意し、メニューに登録しておくこともできる。
【0047】また、上述の実施形態において、緊急事態の発生を通知するメールを送信した後で、任意の通話先(自宅、警備会社等)に自動的に電話をかける機能を追加しても良い。
【0048】また、上述の実施形態において、携帯電話1a、携帯電話1b、携帯電話1cの備えるGPS機能により取得された位置情報をメールに含めて送信するものとしたが、位置情報を取得する方法はこれに限られるわけではない。例えば、携帯電話1a、携帯電話1b、携帯電話1cをGPS装置と接続することにより、位置情報を取得し、取得した位置情報をメールに含めても良い。また、無線送受信局である基地局の位置情報を取得する機能を備え、当該基地局の位置情報をメールに含めても良い。
【0049】また、上述の実施形態において、携帯電話1a、携帯電話1b、携帯電話1cは、緊急事態発生を通知するメールを送信すると共に、ブザーを鳴動させるものとしたが、両方の動作をすることは必須ではなく、メールを送信するのみ、又はブザーを鳴動させるのみでもよい。利用者の設定により、メール送信のみ、ブザー鳴動のみ、メール送信とブザー鳴動の両方というように、動作を選択できるようにしてもよい。
【0050】また、上述の実施形態において、誤操作によるメール送信及びブザー鳴動処理の中断は、一連の処理を開始してから3秒であるものとしたが、これに限られるわけではない。猶予時間は任意でよいが、利用者が誤動作に気づき中断処理を実行できる時間であるとともに、緊急事態発生通知を必要以上に遅らせない時間であることが望ましい。
【0051】また、上述の実施形態1、実施形態2において、キーの押下、ストラップ等の引き抜きにより特定のスイッチが「ON」となることをトリガとしてメール送信及びブザー鳴動の処理を開始したが、特定のスイッチの「OFF」をトリガとしてもよい。
【0052】また、上述の実施形態3において、携帯電話1cがメール送信抑制信号を受信できる距離は20センチであるものとしたが、これに限られるわけではない。
【0053】また、上述の実施形態において、メール送信及びブザー鳴動の処理をするのは携帯電話に限られることはなく、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等携帯性のある情報機器であればよい。
【0054】なお、記憶部116は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるもとのする。
【0055】なお、図1、図5、図6に示す各部は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、図1、図5、図6に示す各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による携帯端末によれば、ひとつの動作でメールを送信し、さらに、ブザーを鳴動させることができる。その効果として、例えば強姦に襲われた、ひったくりに会った、急に体調が悪くなったなどの緊急事態の発生を、その場にいない家族、警備会社等に知らせることができ、ブザーを鳴動させることにより相手を混乱させ、又周囲に知らせることができる。




 

 


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