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発明の名称 画像印刷装置および方法、プログラム、並びに印刷媒体ユニット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−244580(P2003−244580A)
公開日 平成15年8月29日(2003.8.29)
出願番号 特願2002−8761(P2002−8761)
出願日 平成14年1月17日(2002.1.17)
代理人 【識別番号】100082131
【弁理士】
【氏名又は名称】稲本 義雄
【テーマコード(参考)】
2C061
2C087
2H104
5B021
5C022
5C052
【Fターム(参考)】
2C061 BB10 CQ03 CQ09 CQ34 CQ42 HV01 HV32 
2C087 AB01 BB10 CA02 CB02 CB17 CB20 DA11
2H104 AA19
5B021 AA30 LE00 NN16 PP04 PP08
5C022 AA13 AC01 AC12 AC18 AC41 AC69 AC77 AC78
5C052 AA12 DD02 DD04 EE01 FA02 FA03 FA04 FA09 FB01
発明者 志岐 尚仁 / 稲毛 勝行 / 秋間 正道
要約 課題
不具合が生じた場合に、より好適に対応できるようにする。

解決手段
第1のユーザは、撮影空間42で撮影を行った後、編集空間51に移動し、撮影画像の編集を行う。このとき、第2のユーザは、第1のユーザと入れ替わりに撮影空間42に入場し、撮影を行う。また、第1のユーザは、編集を終えたとき印刷待ち空間52に移動し、編集画像がシール紙などに印刷されて排出されるまで待機する。第2のユーザは、第1のユーザと入れ替わりに編集空間51に移動し、撮影画像の編集を行う。第1のユーザが印刷待ち空間52にいるときに、プリンタの紙詰まりなどが発生した場合、第2のユーザが編集を行っている編集用モニタ31−1においては編集処理が続行され、編集用モニタ31−2には、プリンタのエラーが発生したことを通知する画面が表示される。
特許請求の範囲
【請求項1】 被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された前記被写体の画像を表示する第1の表示手段と、前記画像を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段により表示された前記画像に対する入力に基づいて、前記画像を編集する編集手段と、前記編集手段により編集され、取得された編集画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記撮影手段による撮影に関する撮影エラー、前記編集手段による編集に関する編集エラー、および前記印刷手段による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出手段とを備え、前記撮影手段による撮影が行われる撮影空間と、前記編集手段による編集が行われる編集空間と、前記印刷手段による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられることを特徴とする画像印刷装置。
【請求項2】 前記撮影手段による撮影、および、前記編集手段による編集がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記撮影エラーが検出されたとき、前記第1の表示手段は、前記撮影エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、前記編集手段は前記画像の編集を続行することを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項3】 前記撮影手段による撮影、および、前記印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記撮影エラーが検出されたとき、前記第1の表示手段は、前記撮影エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、前記印刷手段は前記編集画像の印刷を続行することを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項4】 前記撮影手段による撮影、前記編集手段による編集、および、前記印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記撮影エラーが検出されたとき、前記第1の表示手段は、前記撮影エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、前記編集手段は前記画像の編集を続行し、前記印刷手段は前記編集画像の印刷を続行することを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項5】 前記撮影手段による撮影、および、前記編集手段による編集がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記編集エラーが検出されたとき、前記第1の表示手段は、前記編集エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、前記編集手段は再起動することを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項6】 前記編集手段による編集、および、前記印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記編集エラーが検出されたとき、前記編集手段は再起動し、前記印刷手段は前記編集画像の印刷を続行することを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項7】 前記撮影手段による撮影、前記編集手段による編集、および、前記印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記編集エラーが検出されたとき、前記第1の表示手段は前記編集エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、前記編集手段は再起動し、前記印刷手段は前記編集画像の印刷を続行することを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項8】 前記第2の表示手段は複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項9】 前記撮影手段による撮影、および、前記印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記印刷エラーが検出されたとき、前記撮影手段は前記被写体の撮影を続行し、複数設けられている前記第2の表示手段のうちのいずれかは、前記印刷エラーが検出されたことを表わすエラー画面を表示し、前記編集手段は、前記エラー画面が表示されていない前記第2の表示手段に表示された前記画像に対する入力に基づいて前記画像の編集を続行することを特徴とする請求項8に記載の画像印刷装置。
【請求項10】 前記編集手段による編集、および、前記印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記印刷エラーが検出されたとき、前記撮影手段は前記被写体の撮影を続行し、複数設けられている前記第2の表示手段のうちいずれかは、前記印刷エラーが検出されたことを表わすエラー画面を表示することを特徴とする請求項8に記載の画像印刷装置。
【請求項11】 前記撮影手段による撮影、前記編集手段による編集、および、前記印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、前記検出手段により前記印刷エラーが検出されたとき、前記撮影手段は前記被写体の撮影を続行し、複数設けられている前記第2の表示手段のうちのいずれかは、前記印刷エラーが検出されたことを表わすエラー画面を表示し、前記編集手段は、前記エラー画面が表示されていない前記第2の表示手段に表示された前記画像に対する入力に基づいて、前記画像の編集を続行することを特徴とする請求項8に記載の画像印刷装置。
【請求項12】 被写体を撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップの処理により撮影された前記被写体の画像を表示する第1の表示ステップと、前記画像を表示する第2の表示ステップと、前記第2の表示ステップの処理により表示された前記画像に対する入力に基づいて、前記画像を編集する編集ステップと、前記編集ステップの処理により編集され、取得された編集画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷ステップと、前記撮影ステップの処理による撮影に関する撮影エラー、前記編集ステップの処理による編集に関する編集エラー、および前記印刷ステップの処理による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出ステップとを含み、前記撮影ステップの処理による撮影が行われる撮影空間と、前記編集ステップの処理による編集が行われる編集空間と、前記印刷ステップの処理による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられることを特徴とする画像印刷方法。
【請求項13】 撮影した被写体の画像の取得を制御する画像取得制御ステップと、前記画像取得制御ステップの処理により取得された前記被写体の画像の表示を制御する第1の表示制御ステップと、前記画像の表示を制御する第2の表示制御ステップと、前記第2の表示制御ステップの処理により表示された前記画像に対する入力に基づいて、前記画像を編集する編集ステップと、前記編集ステップの処理により編集され、取得された編集画像の所定の印刷媒体に対する印刷を制御する印刷制御ステップと、前記被写体の撮影に関する撮影エラー、前記編集ステップの処理による編集に関する編集エラー、および前記印刷制御ステップの処理による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出ステップとをコンピュータ実行させ、前記被写体の撮影が行われる撮影空間と、前記編集ステップの処理による編集が行われる編集空間と、前記印刷制御ステップの処理による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられることを特徴とするプログラム。
【請求項14】 被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された前記被写体の画像を表示する第1の表示手段と、前記画像を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段により表示された前記画像に対する入力に基づいて、前記画像を編集する編集手段と、前記編集手段により編集され、取得された編集画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記撮影手段による撮影に関する撮影エラー、前記編集手段による編集に関する編集エラー、および前記印刷手段による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出手段とを備え、前記撮影手段による撮影が行われる撮影空間と、前記編集手段による編集が行われる編集空間と、前記印刷手段による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられる画像印刷装置において使用される印刷媒体ユニットであって、前記印刷媒体ユニットを識別する識別情報を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段により記憶されている前記識別情報が前記画像印刷装置により認証されたとき使用可能とされることを特徴とする印刷媒体ユニット。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像印刷装置および方法、プログラム、並びに印刷媒体ユニットに関し、不具合が生じた場合に、より好適に対応できるようにする画像印刷装置および方法、プログラム、並びに印刷媒体ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する、いわゆるプリントクラブ(登録商標)などの画像印刷装置が知られている。そして、この画像印刷装置においては、一般的に、撮影した画像上に、用意されているペンで任意の文字や図形などを書き込む(編集する)ことができるようになされている。
【0003】また、筐体の正面に設置されているカメラで撮影を行い、撮影を終了したとき、筐体の背面側に移動し、そこに設けられている表示部に表示される撮影画像により、編集を行うことができるものも存在する。
【0004】これにより、撮影を終えたユーザと入れ替わりに、撮影を待っていた他のユーザが撮影を開始することができるため、顧客の回転率を向上させることができる。すなわち、撮影を行うユーザと、編集を行うユーザが1つの装置により同時に接客されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影と編集をそれぞれ異なる場所で行う装置においては、上述したように顧客の回転率を向上させることができるものの、不具合が生じた場合、その対応が非常に困難であるという課題があった。
【0006】例えば、プリンタの紙詰まりなどの不具合が生じたにも関わらず、撮影や編集が通常通り進行された場合、編集を終えたユーザは、プリンタの不具合が復旧されるのを待たなければならず、また、復旧されるまでに撮影を終え、さらに編集をも終えたユーザは、先に編集を終えたユーザに続いて、プリンタの不具合が復旧されるのを待たなければならない。
【0007】単に、撮影と編集を同じ場所で行う装置においては、装置の利用を待っているユーザは、他のユーザが前で印刷を行っているときに紙詰まりなどの不具合が生じた場合、その時点で装置を利用することを断念できるが、撮影と編集がそれぞれ異なる場所で行う装置においては、撮影等を既に行っているため、印刷のみを断念するわけにもいかず、プリンタの不具合が復旧されるのを待たなければならない。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、不具合が生じた場合に、より好適に対応できるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像印刷装置は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された被写体の画像を表示する第1の表示手段と、画像を表示する第2の表示手段と、第2の表示手段により表示された画像に対する入力に基づいて、画像を編集する編集手段と、編集手段により編集され、取得された編集画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と、撮影手段による撮影に関する撮影エラー、編集手段による編集に関する編集エラー、および印刷手段による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出手段とを備え、撮影手段による撮影が行われる撮影空間と、編集手段による編集が行われる編集空間と、印刷手段による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられることを特徴とする。
【0010】本発明の画像印刷装置においては、被写体が撮影され、被写体の画像が表示され、異なる位置にも画像が表示され、表示された画像に対する入力に基づいて、画像が編集される。また、編集され、取得された編集画像が所定の印刷媒体に印刷され、撮影に関する撮影エラー、編集に関する編集エラー、および印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それが検出される。さらに、撮影が行われる撮影空間と、編集が行われる編集空間と、印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられる。
【0011】撮影手段は、例えば、いわゆるディジタルカメラなどの撮影装置により構成され、第1の表示手段、および第2の表示手段は、LCD(Liquid Crystal Display),CRT(Cathode Ray Tube)などにより構成される。編集手段、および検出手段は、画像印刷装置の動作を制御するCPUなどにより構成され、印刷手段は、プリンタなどにより構成される。
【0012】検出手段により検出される撮影に関する撮影エラーとは、例えば、撮影手段の駆動不良や接触不良などの故障であり、編集に関する編集エラーとは、例えば、画像の編集を管理するソフトウエアのフリーズなどである。また、印刷に関する印刷エラーとは、プリンタの紙詰まり、シール紙切れ、インクシートの不足、或いは、後述する、識別情報の認証がとれないなどの不具合である。
【0013】撮影空間とは、ユーザが撮影手段、および第1の表示手段を利用して撮影を行う空間であり、編集空間とは、ユーザが第2の表示手段により表示される画像に対して、例えば、好みの文字や記号を入力し、撮影した画像を編集する空間である。また、待機空間とは、編集画像が印刷された印刷媒体が排出されるまでユーザが待機する空間である。
【0014】このような撮影空間、編集空間、および待機空間がそれぞれ異なる面に臨む場所に設けられることにより、3組のユーザが同時に本発明の画像印刷装置を利用することができる。すなわち、装置の利用者の回転率を向上させることができ、収益が向上する。また、撮影空間における撮影処理、編集空間における編集処理に要する時間を、より長く確保することができる。
【0015】撮影手段による撮影、および、編集手段による編集がそれぞれ行われている状態において、検出手段により撮影エラーが検出されたとき、第1の表示手段は、撮影エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、編集手段は画像の編集を続行するようにすることができる。
【0016】撮影手段による撮影、および、印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、検出手段により撮影エラーが検出されたとき、第1の表示手段は、撮影エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、印刷手段は編集画像の印刷を続行するようにすることができる。
【0017】撮影手段による撮影、編集手段による編集、および、印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、検出手段により撮影エラーが検出されたとき、第1の表示手段は、撮影エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、編集手段は画像の編集を続行し、印刷手段は編集画像の印刷を続行するようにすることができる。
【0018】撮影手段による撮影、および、編集手段による編集がそれぞれ行われている状態において、検出手段により編集エラーが検出されたとき、第1の表示手段は、編集エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、編集手段は再起動するようにすることができる。
【0019】編集手段による編集、および、印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、検出手段により編集エラーが検出されたとき、編集手段は再起動し、印刷手段は編集画像の印刷を続行するようにすることができる。
【0020】撮影手段による撮影、編集手段による編集、および、印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、検出手段により編集エラーが検出されたとき、第1の表示手段は編集エラーが発生したことを表わすエラー画面を表示し、編集手段は再起動し、印刷手段は編集画像の印刷を続行するようにすることができる。
【0021】第2の表示手段は複数設けられているようにすることができる。
【0022】撮影手段による撮影、および、印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、検出手段により印刷エラーが検出されたとき、撮影手段は被写体の撮影を続行し、複数設けられている第2の表示手段のうちのいずれかは、印刷エラーが検出されたことを表わすエラー画面を表示し、編集手段は、エラー画面が表示されていない第2の表示手段に表示された画像に対する入力に基づいて画像の編集を続行するようにすることができる。
【0023】例えば、第2の表示手段が左右に2つ設けられている場合、左側の第2の表示手段には、編集手段による編集を行うことができる画面が表示され、右側の第2の表示手段には、印刷エラーが検出されたことを表わす画面が表示される。
【0024】編集手段による編集、および、印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、検出手段により印刷エラーが検出されたとき、撮影手段は被写体の撮影を続行し、複数設けられている第2の表示手段のうちいずれかは、印刷エラーが検出されたことを表わすエラー画面を表示するようにすることができる。
【0025】撮影手段による撮影、編集手段による編集、および、印刷手段による印刷がそれぞれ行われている状態において、検出手段により印刷エラーが検出されたとき、撮影手段は被写体の撮影を続行し、複数設けられている第2の表示手段のうちのいずれかは、印刷エラーが検出されたことを表わすエラー画面を表示し、編集手段は、エラー画面が表示されていない第2の表示手段に表示された画像に対する入力に基づいて、画像の編集を続行するようにすることができる。
【0026】以上のように、検出されたエラーと、ユーザにより行われている処理に応じてエラーに対する対応を切り替えることにより、画像印刷装置を利用しているユーザに対する影響を最小限に抑制することができる。
【0027】本発明の画像印刷装置の画像印刷方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影ステップの処理により撮影された被写体の画像を表示する第1の表示ステップと、画像を表示する第2の表示ステップと、第2の表示ステップの処理により表示された画像に対する入力に基づいて、画像を編集する編集ステップと、編集ステップの処理により編集され、取得された編集画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷ステップと、撮影ステップの処理による撮影に関する撮影エラー、編集ステップの処理による編集に関する編集エラー、および印刷ステップの処理による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出ステップとを含み、撮影ステップの処理による撮影が行われる撮影空間と、編集ステップの処理による編集が行われる編集空間と、印刷ステップの処理による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられるようにすることができる。
【0028】本発明の画像印刷装置の画像印刷方法においては、被写体が撮影され、被写体の画像が表示され、また、異なる場所に画像が表示され、表示された画像に対する入力に基づいて、画像が編集される。編集され、取得された編集画像が所定の印刷媒体に印刷され、撮影に関する撮影エラー、編集に関する編集エラー、および印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それが検出される。また、撮影が行われる撮影空間と、編集が行われる編集空間と、印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられる。
【0029】この画像印刷方法によれば、本発明の画像印刷装置と同様の効果を奏することが可能である。
【0030】コンピュータに実行させる本発明のプログラムは、撮影した被写体の画像の取得を制御する画像取得制御ステップと、画像取得制御ステップの処理により取得された被写体の画像の表示を制御する第1の表示制御ステップと、画像の表示を制御する第2の表示制御ステップと、第2の表示制御ステップの処理により表示された画像に対する入力に基づいて、画像を編集する編集ステップと、編集ステップの処理により編集され、取得された編集画像の所定の印刷媒体に対する印刷を制御する印刷制御ステップと、被写体の撮影に関する撮影エラー、編集ステップの処理による編集に関する編集エラー、および印刷制御ステップの処理による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出ステップとを含み、被写体の撮影が行われる撮影空間と、編集ステップの処理による編集が行われる編集空間と、印刷制御ステップの処理による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられることを特徴とする。
【0031】本発明のプログラムにおける各ステップも、本発明の画像印刷方法と同様の実施の形態中のステップにより構成される。
【0032】本発明の印刷媒体ユニットは、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された被写体の画像を表示する第1の表示手段と、画像を表示する第2の表示手段と、第2の表示手段により表示された画像に対する入力に基づいて、画像を編集する編集手段と、編集手段により編集され、取得された編集画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と、撮影手段による撮影に関する撮影エラー、編集手段による編集に関する編集エラー、および印刷手段による印刷に関する印刷エラーが発生したとき、それを検出する検出手段とを備え、撮影手段による撮影が行われる撮影空間と、編集手段による編集が行われる編集空間と、印刷手段による印刷を待機する待機空間に臨む面がそれぞれ筐体の異なる面に設けられる画像印刷装置において使用され、印刷媒体ユニットを識別する識別情報を記憶する記憶手段を備え、記憶手段により記憶されている識別情報が画像印刷装置により認証されたとき使用可能とされることを特徴とする。
【0033】記憶手段は、例えば、ICタグ(制御タグ)、ICカード等のメモリにより構成され、識別情報としての固有のIDを記憶する。
【0034】このように、識別情報が認証されたときにのみ印刷媒体ユニットが使用可能とされることにより、本発明の画像印刷装置に対してのみ生産されたユニットのみが使用可能となり、いわゆる純正品以外のものが使用されることを抑制することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した画像印刷装置1の構成例を示す斜視図である。
【0036】筐体11の上方の垂直な面11aには、その中央に撮影装置12が設けられている。撮影装置12は、若干斜め下方に向けられており、面11aに設けられているレール(図示せず)に沿って、上下方向に移動可能とされている。従って、被写体であるユーザは、撮影装置12を上下方向に移動させて、好みの角度で撮影することができる。
【0037】撮影装置12は、被写体を撮影するためのCCD(Charge Coupled Device)カメラ13と、CCDカメラ13により取り込まれる画像(動画像)を表示する取り込み画像表示部14により構成されている。
【0038】撮影装置12の右側には、フラッシュ照射部15−1が設けられており、また、左側には、フラッシュ照射部15−2が設けられている。フラッシュ照射部15−1、および15−2は、撮影装置12により撮影されるタイミングで筐体11の内部に設けられている照明装置から出射されるフラッシュ光を透過し、被写体を照射する。
【0039】筐体11のほぼ中央部に位置する面11bには、LCD(Liquid Crystal Display)、またはCRT(Cathode-Ray Tude)より構成される撮影用モニタ16が設けられている。撮影用モニタ16には、撮影した画像の他に、撮影処理の進行段階に応じて、撮影方法などを案内するメッセージなどが表示される。ユーザは、撮影用モニタ16に表示される撮影画像を確認し、撮影した画像の中から、編集(落書き)対象の画像として保存する画像を選択することができる。
【0040】後に詳述するように、ユーザは、撮影処理を終えた後、撮影画像に対して編集を施すことができる。なお、撮影画像に対する編集として、例えば、ペンによる文字や記号などの入力、或いは、スタンプ画像(予め用意されている画像)の貼り付けなどを行うことができる。また、ユーザは、撮影画像を利用して、スタンプ画像自体を自ら作成し、作成したスタンプ画像を利用して編集を行うこともできる。
【0041】面11bの左側の面11cには、操作パネル17が設けられており、ユーザは、操作パネル17に設けられている各種のボタンにより、撮影処理を進行する。操作パネル17には、例えば、撮影用モニタ16に表示される各種の選択に対して、決定するとき等に選択される「○ボタン」、決定したものをキャンセルするとき等に選択される「×ボタン」、撮影用モニタ16に表示されるカーソルなどを上下左右に移動するとき等に操作される「矢印ボタン」などが配置される。また、そのほかにも、撮影を開始するとき操作される「撮影開始ボタン」なども適宜配置される。
【0042】撮影用モニタ16の下方の、筐体11のほぼ垂直な面11dには、硬貨投入口18が設けられている。ユーザは、画像印刷装置1を利用して撮影するとき、所定の代金を硬貨投入口18に投入する。
【0043】筐体11の左側面11fの下方には、シール取出口19が設けられており、撮影され、編集等が施された複数種類の画像が、所定の数に分割されたシール紙に印刷されてシール取出口19から排出される。
【0044】図2は、筐体11の面11aなどの反対側に相当する、面11g側の構成例を示す斜視図である。なお、以下において、適宜、面11a、11b、11c等が設けられている面を筐体11の正面として説明し、面11a等の反対側に相当する面11gが設けられて面を筐体11の背面として説明する。
【0045】筐体11の面11gには、編集用モニタ31−1、および31−2が水平方向に並んだ状態で設けられており、その近傍に入力ペン32−1、および32−2がそれぞれ設けられている(以下、編集用モニタ31−1、および31−2のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、まとめて、編集用モニタ31と称し、入力ペン32−1、および32−2のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、まとめて入力ペン32と称する。他の構成についても同様とする)。
【0046】CCDカメラ13で撮影され、編集対象の画像として選択された画像は、ユーザが撮影処理を終了した後、編集用モニタ31にそれぞれ表示される。編集用モニタ31には、タッチパネルが積層されており、ユーザは、編集用モニタ31に表示されている画像に対し、任意の文字や図形などを入力ペン32を利用して書き込む(入力する)ことができる。
【0047】すなわち、ユーザは、筐体11の正面に臨む空間(以下、適宜、撮影空間と称する)で撮影処理を行った後、筐体11の背面に臨む空間(以下、適宜、編集空間と称する)に移動して、撮影画像に対する編集を行う。
【0048】編集用モニタ31には、編集対象の撮影画像とともに、様々な編集ツールを選択するためのボタンなどが表示される。そして、表示されているボタンが操作され、撮影画像の編集が行われたとき、編集用モニタ31には、入力に応じて生成された編集済みの画像が表示される。
【0049】入力ペン32は、編集用モニタ31に積層されるタッチパネルの位置検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成され、編集に使用されないとき、図に示すように面11gに設置されている突起部に取り付けられる。
【0050】図3は、図1の画像印刷装置1の配置例を示す図である。
【0051】筐体11の正面と対向する位置には、所定距離だけ離間して背景パネル41が設置され、ユーザは、筐体11と背景パネル41の間を撮影空間42として撮影処理を行う。なお、撮影空間42には、筐体11の上面と背景パネル41により支持される天井部材43、および、撮影空間42の内部が外側から見えないように、カーテン44−1と側面パネル45−1(いずれも一点鎖線で示されている)が設けられている。
【0052】図4は、図1の画像印刷装置1の配置例を、筐体11の上面から示す図である。図に示されるように、筐体11の面11e側にも、面11f側と同様に、撮影空間42の内部が外側から見えないようにカーテン44−2と側面パネル45−2が設けられている。
【0053】図4を参照し、撮影を開始してからシール紙を受け取るまでのユーザの移動について説明する。
【0054】ユーザは、画像印刷装置1を利用するとき、白抜き矢印Y1で示されるようにして撮影空間42に入場し、撮影処理を行う。そして、所定の数の画像を選択し、撮影を終えたとき、例えば、白抜き矢印Y2で示されるようにして撮影空間42から退場し、筐体11の背面側に設けられる編集空間51に移動する。当然、装置の配置によっては、入口から退場し、編集空間51に移動するようにしてもよい。
【0055】上述したように、編集空間51から確認できる編集用モニタ31には、撮影空間42において撮影し、選択した画像が表示されるため、ユーザは、それに対して好みの編集を行う。ユーザは、編集を終えたとき、次に、筐体11の面11fに臨む場所である印刷待ち空間52に移動し、編集した画像がシール紙にプリントされ、排出されるまで待機する。
【0056】そして、シール取出口19にシール紙が排出されたとき、ユーザは、それを受け取り、画像印刷装置1の利用を終える。これらの移動の案内は、撮影用モニタ16、編集用モニタ31、または図示せぬスピーカなどにより行われる。
【0057】このように、撮影を行う空間、編集を行う空間、印刷が終了するのを待機する空間を、筐体11の異なる面の前方にそれぞれ設けることにより、撮影処理、編集処理、印刷処理を併行して実行させることができ、これらの処理を1つの空間で実行させる場合に較べて、画像印刷装置1を利用する顧客の回転を向上させることができる。また、撮影処理に要する時間、編集処理に要する時間等を長く確保することができる。
【0058】図5は、画像印刷装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述したものと同様の構成について、その詳細な説明は適宜省略する。
【0059】パーソナルコンピュータなどよりなる制御装置61は、画像印刷装置1の全体の動作を制御する。具体的には、制御装置61に設けられているCPU(Central Processing Unit)71により、図示せぬROM(Read Only Memory)やハードディスクに記憶されているプログラムに従って、各種の処理が実行される。
【0060】硬貨処理部62は、ユーザにより所定の代金が硬貨投入口18に投入されたとき、それを検出し、制御装置61に通知する。照明制御部63は、撮影装置12が被写体を撮影するタイミングに合わせて、制御装置61からの指示に基づいてフラッシュ光を出射する。出射されたフラッシュ光は、図1のフラッシュ照射部15−1、および15−2を介して被写体(ユーザ)を照射する。
【0061】筐体11の面11gに設けられている編集用モニタ31−1にはタッチパネル64−1が、編集用モニタ31−2にはタッチパネル64−2がそれぞれ積層されている。タッチパネル64(タッチパネル64−1、および64−2)は、入力ペン32−1、および32−2により入力されたユーザからの指示を制御装置61に出力する。
【0062】プリンタユニット65は、プリンタ部81と制御タグリーダライタ82により構成され、プリンタユニット65に装着されるシール紙ユニット66は、シール紙91と、個々のシール紙ユニット66を識別する識別情報等を管理する制御タグ92により構成される。
【0063】プリンタ部81は、編集処理等が施された画像データが制御装置61から供給されたとき、供給された画像データを、複数のシールが所定の位置、および大きさに配置されてなるシール紙91に印刷し、シール紙91をシール取出口19に排出する。
【0064】制御タグリーダライタ82は、制御タグ92に記憶されている識別情報を接触、または非接触により読み出し、制御装置61に出力する。制御装置61は、制御タグリーダライタ82から供給された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット66が、画像印刷装置1において利用可能なユニットであるか否かを判定し、利用可能なユニットであると判定したときにのみ、プリンタ部81等を動作可能にする。すなわち、制御装置61により、画像印刷装置1において利用可能とされるシール紙ユニットの識別情報が管理されている。これにより、画像印刷装置1に対応していない(純正のものでない)シール紙が利用されるのを抑制することができる。また、制御タグ92により、シール紙91の残量等も管理される。なお、シール紙ユニットが純正のものであるか否かを、シール紙ユニットにプリントされているバーコードなどにより確認させるようにしてもよい。
【0065】図6は、撮影装置12と制御装置61の機能構成例を示すブロック図である。
【0066】この機能構成は、例えば、制御装置61のROMやハードディスク(いずれも図示せず)に記憶されているプログラムがCPU71により実行されて構成される。なお、制御装置61は、撮影処理において、操作パネル17からの入力に応じて各種の処理を行う撮影処理部61−1と、基本的に、編集処理において、タッチパネル64からの入力に応じて各種の処理を行う編集処理部61−2から構成される。
【0067】撮影装置12のCCDカメラ13は、取り込んだ画像信号を取り込み画像表示部14に出力し、動画像を表示させる。また、CCDカメラ13により取り込まれた画像信号は、A/D(Analog/Digital)変換部101に出力され、A/D変換部101によりアナログディジタル変換処理が行われた後、撮影画像メモリ102に一時的に保存される。
【0068】撮影画像メモリ102に保存された画像データは、撮影画像をユーザに確認させるべく、画像縮小部103で所定のサイズに縮小された後、制御装置61の縮小画像メモリ111に保存される。明るさ調整部112は、操作パネル17からの入力に基づいて、縮小画像メモリ111に保存されている画像の明るさを調整し、得られた画像を表示画像メモリ113に記憶させる。表示画像メモリ113に保存された撮影画像は撮影用モニタ16に表示され、ユーザに提示される。
【0069】ユーザは、このようにして撮影用モニタ16に表示される画像から、後の編集処理においてスタンプを作成するための画像(以下、スタンプ作成用画像と称する)と、各種のペンやスタンプにより編集する画像(以下、基本画像と称する)をそれぞれ所定の数だけ選択し、撮影処理を行う。
【0070】編集処理部61−2の画像縮小部121は、撮影画像メモリ102に一時的に保存された基本画像を所定のサイズに縮小し、明るさ調整部122、および基本画像メモリ125に出力する。また、画像縮小部121は、撮影画像メモリ102に保存されているスタンプ作成用画像のサイズを縮小し、明るさ調整部127、およびスタンプ作成用画像メモリ131に出力する。
【0071】明るさ調整部122は、撮影処理部61−1の明るさ調整部112から通知されたパラメータ等に基づいて基本画像の明るさを調整し、得られた画像データを基本画像メモリ123に保存させる。基本画像メモリ123に記憶されている基本画像は、適宜、編集処理部126により読み出され、編集処理が施された後、基本画像メモリ123に再び記憶される。なお、基本画像メモリ123には、複数の領域が設定されており、撮影処理において取得された基本画像が所定の数だけ保存される。
【0072】印刷処理部124は、編集処理を終了することがユーザにより指示されたとき、基本画像メモリ123に保存されている画像データをプリンタユニット65のプリンタ部81に供給し、シール紙91に印刷させる。
【0073】基本画像メモリ125は、画像縮小部121により縮小された基本画像を、明るさの調整等が行われていない原画像として保存し、それを編集処理部126に適宜供給する。基本画像メモリ125には、基本画像メモリ123と同様に撮影回数に対応した複数の基本画像が記憶されるようになされており、それらの基本画像は、例えば、スタンプ画像を基本画像の被写体の領域の背景として合成するとき、合成可能な領域であるか否かの判断において利用される。
【0074】編集処理部126は、基本画像メモリ123に記憶されている基本画像を編集用モニタ31に表示し、編集等を施すための画像を選択させるとともに、スタンプ作成用画像メモリ128に記憶され、画像縮小部129により縮小されたスタンプ作成用画像を編集用モニタ31に表示し、スタンプ画像を作成するための画像を選択させる。
【0075】また、編集処理部126は、タッチパネル64から基本画像に対する編集が指示されたとき、それに基づいて基本画像を編集し、得られた画像を編集用モニタ31に表示させるとともに、基本画像メモリ123に保存させる。さらに、編集処理部126は、境界修正部136から供給されてきたマスク画像と、画像縮小部129から供給されてきたスタンプ作成用画像によりスタンプ画像を作成し、基本画像の所定の位置に合成し、得られた合成画像を編集用モニタ31に表示させる。
【0076】明るさ調整部127は、明るさ調整部122と同様に、明るさ調整部112から通知されてきたパラメータ等に基づいてスタンプ作成用画像の明るさを調整し、得られた画像をスタンプ作成用画像メモリ128に保存させる。スタンプ作成用画像メモリ128には、複数の領域が設定されており、撮影処理において取得されたスタンプ作成用画像が所定の数だけ保存される。なお、スタンプ作成用画像メモリ131にも、同様に撮影回数に対応した数のスタンプ作成用画像が保存される。
【0077】スタンプ作成用画像メモリ128に保存されたスタンプ作成用画像は、例えば、画像縮小部129、およびスタンプ作成用画像編集部130により読み出され、編集用モニタ31に表示される。
【0078】スタンプ作成用画像編集部130は、後に詳述するように、タッチパネル64からの入力に基づいて、マスク画像メモリ134に記憶されているマスク画像を編集し、編集したマスク画像により生成したスタンプ画像を編集用モニタ31に表示させる。
【0079】マスク画像生成部132は、スタンプ作成用画像メモリ131に保存されているスタンプ作成用画像をRGB(0,0,0)(黒)とRGB(255,255,255)(白)に2値化し、マスク画像を生成する。マスク画像生成部132により生成されたマスク画像は、マスク画像メモリ133に保存され、ユーザがスタンプ画像を作成するとき、マスク画像メモリ134にコピーされる。後述するように、ユーザは、スタンプ作成用画像の好みの領域からなるスタンプ画像を作成することができ、入力ペン32によりスタンプ作成用画像の所定の領域が指定されたとき、その指定は、マスク画像メモリ134に記憶されているマスク画像に反映される。
【0080】スタンプ作成用画像編集部130により編集されたマスク画像は、マスク画像縮小部135により縮小された後、境界修正部136に供給される。境界修正部136は、マスク画像の境界(黒の領域と白の領域の境界)を平滑化し(ぼかし)、得られたマスク画像を編集処理部126に出力する。
【0081】次に、以上の構成からなる画像印刷装置1の動作について説明する。
【0082】始めに、図7、および図8のフローチャートを参照して、撮影空間42における撮影処理について説明する。
【0083】制御装置61のCPU71は、硬貨処理部62からの出力に基づいて、所定の代金が投入されたと判定したとき、ステップS1において、撮影方法(ゲームの進行方法)を説明する説明画面を撮影用モニタ16に表示させる。ユーザは、表示される説明画面に従って撮影装置12の高さや角度の調節などを行い、撮影を開始するとき、操作パネル17の所定のボタンからそれを指示する。
【0084】CPU71は、ステップS2において、撮影の開始が指示されたか否かを判定し、指示されていないと判定した場合、ステップS1に戻り、説明画面の表示を続行し、一方、撮影の開始が指示されたと判定した場合、ステップS3に進む。
【0085】ステップS3において、CPU71は、基本画像(編集処理において、ペンツールやスタンプツールにより編集が施される画像)を撮影する。具体的には、ユーザにより所定の撮影開始ボタン等が操作されたとき、CPU71は、撮影するタイミングを示すカウントダウンインジケータを撮影用モニタ16に表示させ、撮影するタイミングとなったとき、CCDカメラ13により取り込まれている画像をA/D変換部101によりアナログディジタル変換させ、得られた基本画像データを撮影画像メモリ102に一時的に保存させる。撮影画像メモリ102に一時的に保存された基本画像データは、画像縮小部121において縮小された後、基本画像メモリ123、および125に保存される。
【0086】なお、CCDカメラ13により取り込まれている動画像は、CCDカメラ13の近傍に設けられている取り込み画像表示部14に表示されるため、ユーザは、CCDカメラ13に視線を合わせた状態で、撮影される画像を確認することができる。
【0087】CPU71は、基本画像メモリ123等に保存させた画像を撮影用モニタ16に表示させ、撮影した画像を基本画像として保存するか否かをユーザに選択させる。
【0088】ステップS4において、CPU71は、撮影した基本画像を保存することが指示されたか否かを判定し、指示されていないと判定した場合、ステップS3に戻り、同様にして基本画像を撮影する。なお、保存することが指示されなかった画像は、撮影画像メモリ123等から消去される。
【0089】一方、CPU71は、ステップS4において、撮影した画像を保存することが指示されたと判定した場合、ステップS5に進み、基本画像の明るさを調整する調整画面を撮影用モニタ16に表示し、操作パネル17からの入力に基づいて、明るさ調整部122により明るさを調整した後(明るさを調整するパラメータを保存した後)、得られた基本画像データを基本画像メモリ123に保存させる。
【0090】次に、ステップS6乃至ステップS8において、ステップS3乃至ステップS5の処理と同様にして、スタンプ作成用画像の撮影等が行われる。すなわち、CPU71は、次に、スタンプ作成用画像を撮影する旨をユーザに提示し、ステップS6において、スタンプ作成用画像を撮影する。撮影されたスタンプ作成用画像は、撮影画像メモリ102に一時的に保存され、縮小などが行われた後、撮影用モニタ16に表示される。撮影画像メモリ102に一時的に保存されたスタンプ作成用画像は、編集処理部61−2に供給され、画像縮小部121により縮小された後、スタンプ作成用画像メモリ128、および131に保存される。
【0091】ユーザは、撮影用モニタ16に表示されるスタンプ作成用画像を確認し、それを保存するとき、画像の明るさを調整した後、保存することを指示する。CPU71は、ステップS7において、スタンプ作成用画像の保存が指示されたと判定した場合、ステップS8に進み、明るさ調整部127によりスタンプ作成用画像メモリ128に記憶されている画像の明るさを調整し、後の編集処理において利用するスタンプ作成用画像として保存する。
【0092】次に、ステップS9乃至ステップS11において、CPU71は、基本画像、およびスタンプ作成用画像して併用する画像を撮影する。撮影された画像は、ユーザにより保存することが指示されたとき、ステップS11において、基本画像メモリ123、および125、並びにスタンプ作成用画像メモリ128、および131に保存される。
【0093】以上のような処理が複数回繰り返されることにより、基本画像メモリ123、および125、並びにスタンプ作成用画像メモリ128、および131には、所定の数の基本画像、およびスタンプ作成用画像が記憶される。
【0094】ステップS12において、CPU71は、撮影処理を開始してから、撮影処理に対して予め設定されている制限時間を超えたか否かを判定し、制限時間を超えたと判定した場合、ステップS13に進み、落書き(編集)処理を案内する。例えば、CPU71は、撮影空間42から編集空間51に移動することを案内する、「裏側に回ってね」等の案内画面を撮影用モニタ16に表示させ、ユーザに落書きを案内し、撮影処理を終了させる。
【0095】一方、ステップS12において、CPU71は、制限時間を超えていないと判定した場合、ステップS14に進み、制限時間となるまで、保存した画像の撮り直し等を行わせる。すなわち、撮影空間42において撮影処理が行われているときには、それと並行して、編集空間51において他のユーザにより編集処理が行われている場合があるため、制限時間となるまで撮影処理等が続行される。
【0096】ステップS14において、CPU71は、画像の撮り直しが選択されたか否かを判定し、撮り直しが選択されたと判定した場合、ステップS15に進み、次に、基本画像の撮り直しが指示されたか否かを判定する。すなわち、編集用モニタ16には、基本画像とスタンプ作成用画像のうち、いずれの画像の撮り直しを行うかを選択する画面が表示される。
【0097】CPU71は、ステップS15において、基本画像の撮り直しが指示されたと判定した場合、ステップS16乃至ステップS18において、上述した処理と同様にして基本画像を撮影する。CPU71は、ステップS19において、制限時間を超えたか否かを判定し、制限時間を超えたと判定した場合、ステップS13に進み、落書きを案内する。ステップS19において、CPU71は、制限時間を超えていないと判定した場合、ステップS14に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0098】一方、ステップS15において、CPU71は、基本画像の撮り直しが指示されていない(スタンプ作成用画像の撮り直しが指示された)と判定した場合、ステップS20乃至ステップS22において、上述した処理と同様にしてスタンプ作成用画像を撮影し、ステップS19以降の処理を実行する。
【0099】なお、画像を撮り直したくないユーザのために所定のゲームなども予め用意されており、ステップS14において、CPU71は、画像の撮り直しが選択されていないと判定した場合、ステップS23において、時間待ち画面(ゲーム画面等)を表示させる。その後、制限時間となったとき、ユーザに対して落書きが案内され、これにより撮影処理が終了される。
【0100】次に、図9のフローチャートを参照して、編集空間51における編集処理について説明する。
【0101】ステップS31において、CPU71は、撮影空間42から編集空間51に移動して来たユーザに対して、落書き画面を編集用モニタ31−1、および31−2に表示する。当然、いずれか一方の編集用モニタにのみ、落書き画面が表示されるようにしてもよい。
【0102】図10は、編集用モニタ31−1に表示される落書き画面の表示例を示す図である。
【0103】落書き画面には、例えば、保存しておいた複数の基本画像の中から選択された編集対象の画像(以下、適宜、編集対象画像と称する)を表示する編集対象画像表示部151が表示され、その右方には、編集対象画像を選択する画像選択メニュー152が表示される。また、編集対象画像に線や文字などを入力するための「ペンツール」を選択するとき操作されるペンメニュー153、編集対象画像に所定のスタンプ画像を配置する「スタンプツール」を選択するとき操作されるスタンプメニュー154、「ペンツール」の色を選択するとき操作される色選択メニュー155が表示される。さらに、一度入力した落書き等を消すための「消しゴムツール」を選択するとき操作される消しゴムメニュー156、被写体の背景部分に好みのテクスチャを配置する「背景ブラシツール」と、その範囲を選択するとき操作される範囲調整メニュー157、および、「ペンツール」の太さを選択するとき操作される太さ選択メニュー158等が表示される。
【0104】具体的には、撮影処理において撮影した基本画像が画像選択メニュー152にサムネイル表示されるため、ユーザは、表示された基本画像の中から、カーソル152Cを移動させて編集対象画像を選択する。図10に示される例においては、4種類の基本画像が画像選択メニュー152にサムネイル表示されており、最上部に表示されている基本画像がカーソル152Cにより編集対象画像として選択されている。従って、図に示されるように、カーソル152Cにより選択されている最上部の画像が編集対象画像表示部151に拡大表示される。
【0105】ペンメニュー153には、例えば、通常(単色、かつ無模様)のペンツールを選択するとき操作される「ペン」ボタン181、落書きした文字等がクリスタル風に表示されるペンツールを選択するとき操作される「クリスタル&ジェルペン」ボタン182、落書きした文字等に水玉模様が付されるペンツールを選択するとき操作される「水玉ペン」ボタン183、落書きした文字等が半透明で表示されるペンツールを選択するとき操作される「ガラスペン」ボタン184が設けられている。また、落書きした文字等の輪郭がギザギザなものとして表わされるペンツールを選択するとき操作される「ギザギザペン」ボタン185、落書きした文字等の輪郭がぼやけて表わされるペンツールを選択するとき操作される「スプレーペン」ボタン186、および、落書きした文字等が立体的に表示されるペンツールを選択するとき操作される「プラスチックペン」ボタン187が設けられている。
【0106】ユーザは、このペンメニュー153に設けられているペンツールの中から、好みのものを入力ペン32で選択し、選択したペンツールにより編集対象画像に落書きを施す。
【0107】スタンプメニュー154には、例えば、半透明で表示されるスタンプツールを選択するとき操作される「半透明スタンプ」ボタン201、撮影処理において保存しておいたスタンプ作成用画像によりスタンプを作成するとき操作される「スタンプ作成」ボタン202、入力ペン32を編集用モニタ31に当接させている時間に応じて色が変化するスタンプツールを選択するとき操作される「オーロラスタンプ」ボタン203が設けられている。
【0108】また、スタンプメニュー154には、入力ペン32を編集用モニタ31に当接させている時間に応じてスタンプ画像が回転して表示されるスタンプツールを選択するとき操作される「ふうせん回転スタンプ」ボタン204、順次、異なる色により表示されるスタンプツールを選択するとき操作される「虹色スタンプ」ボタン205、複数種類のスタンプツールが連続して連なって表示されるスタンプツールを選択するとき操作される「ラインスタンプ」ボタン206、および、入力ペン32をペンダウンした位置に、例えば、犬等の頭部分の画像を配置し、入力ペン32の軌跡に応じて、その胴体部分の画像を表示させるスタンプツールを選択するとき操作される「伸長スタンプ」ボタン207が配置されている。
【0109】ユーザは、入力ペン32により好みのスタンプツールを選択し、それを配置する位置を指定することにより、選択したスタンプ画像を編集対象画像に合成することができる。特に、スタンプ作成ボタン202が操作されたときに実行されるスタンプ作成処理については、後に詳述する。
【0110】図10に示される落書き画面の例においては、色選択メニュー155には、6種類の色が用意されており、ユーザは、入力ペン32により、カーソル155Cを移動させ、好みの色を選択することができる。
【0111】消しゴムメニュー156には、ペンツールにより入力した落書き、スタンプツールにより入力したスタンプ画像、および背景ブラシツールにより入力した背景ブラシ画像を消去するとき操作される「消しゴム」ボタン221、および、背景ブラシツールにより入力した背景画像のみを消去するとき操作される「背景ブラシ消しゴム」ボタン222が配置されている。
【0112】範囲調整メニュー157には、予め用意されているテクスチャを被写体の背景に合成する背景ブラシツールを使用するとき操作される背景ブラシボタン157−1、および、その入力範囲を選択するとき操作される範囲調整ボタン231乃至235が配置されている。
【0113】太さ選択メニュー158には、ペンツールにより入力される落書きの太さが6種類用意されており、ユーザは、カーソル158Cを移動させることで好みの太さを選択することができる。
【0114】図10に示される落書き画面の例においては、これらの他に、編集対象画像の方向(縦長画像、または横長画像)を選択するとき操作される「方向切り替え」ボタン261、既に入力した落書きをやり直す(取り消す)とき操作される「やりなおし」ボタン262、落書きを始めからやり直すとき操作される「はじめからやりなおし」ボタン263、および、落書き処理を終了するとき操作される「落書き終了」ボタン264が設けられている。
【0115】図9の説明に戻り、ステップS32において、CPU71は、「スタンプ作成」ボタン202が操作されたか否かを判定し、「スタンプ作成」ボタン202が操作されていないと判定した場合、ステップS33に進み、ユーザからの入力に基づいて編集対象画像を編集する。
【0116】すなわち、CPU71は、編集処理部126により、タッチパネル64からの入力に応じて、基本画像メモリ123に保存されている基本画像に対して、上述したようなペンツールによる画像やスタンプツールによる画像等を合成する。編集処理部126により合成され、得られた合成画像は、編集用モニタ31の編集対象画像表示部151に表示されるとともに、基本画像メモリ123に保存される。
【0117】一方、ステップS32において、CPU71は、「スタンプ作成」ボタン202が操作されたと判定した場合、ステップS34に進み、スタンプ作成処理を行う。具体的には、ユーザは、編集対象として選択したスタンプ作成用画像のうち、スタンプ画像として使用する領域(以下、適宜、スタンプ画像領域と称する)を入力ペン32により指定し、スタンプ画像を作成する。後に詳述するように、ユーザは、例えば、撮影したスタンプ作成用画像のうち、自分の目の部分のみ、或いは、自分の顔の部分のみなどの好みの領域をスタンプ画像として指定し、それを基本画像に合成することができる。
【0118】スタンプ編集処理が終了したとき、CPU71は、ステップS35に進み、次に、スタンプ配置処理を行う。すなわち、CPU71は、ユーザにより指定された編集対象画像上の位置に、ステップS34で作成されたスタンプ画像を合成する。ユーザは、基本画像に表示される被写体の背景として、または被写体の前景として、作成したスタンプを配置することができる。
【0119】CPU71は、ステップS36において、編集処理に対して予め設定されている制限時間を超えたか否か、または、ユーザにより落書き終了ボタン264が操作され、落書きの終了が指示されたか否かを判定する。
【0120】CPU71は、ステップS36において、編集処理に対して設定されている制限時間を超えていない、かつ、ユーザにより落書きの終了が指示されていないと判定した場合、ステップS31に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0121】これによりユーザは、基本画像として保存しておいた画像のそれぞれについて、落書き等の編集を施すことができる。
【0122】一方、ステップS36において、CPU71は、編集処理に対して予め設定されている制限時間を超えた、または、ユーザにより落書きの終了が指示されたと判定した場合、ステップS37に進み、編集処理を終了したユーザに対して、印刷待ちを案内する。すなわち、CPU71は、印刷待ち空間52に移動することを案内する、例えば、「シール紙取出口の方に回ってね」などのメッセージを編集用モニタ31に表示させる。
【0123】CPU71は、ステップS38において、印刷処理部124により、プリンタ部81を駆動し、基本画像メモリ123に保存されている画像をシール紙91に印刷させる。プリンタ部81においては、ユーザにより選択されたシール紙91の分割数に基づいて、編集等が行われた画像が所定の位置に所定の数だけ印刷される。なお、ユーザが好みのシール紙91の分割数等を選択できるように、所定の選択画面が所定のタイミングで撮影用モニタ16、または編集用モニタ31に表示される。
【0124】次に、図11のフローチャートを参照して、図9のステップS34において実行される制御装置61のスタンプ画像作成処理について説明する。
【0125】ステップS51において、CPU71は、スタンプ作成画面を編集用モニタ31に表示させる。
【0126】図12は、スタンプ作成画面の表示例を示す図である。図10に示される画面と同一の部分には、同一の符号を付してある。
【0127】スタンプ作成画面の編集対象画像表示部151には、撮影処理において保存されたスタンプ作成用画像が図6のスタンプ作成用画像メモリ128より読み出され、編集処理部126により表示される。
【0128】画像選択メニュー271には、スタンプ作成用画像がサムネイル表示されており、ユーザは、カーソル271Cを移動させて、好みのスタンプ作成用画像を選択することができる。図12の例においては、サムネイル表示されているスタンプ作成用画像のうち、最も左側に表示されているスタンプ作成用画像が選択され、それが編集対象画像表示部151に拡大表示されている。
【0129】編集対象画像表示部151に表示されているスタンプ作成用画像に対して、ユーザは、例えば、スタンプ画像として使用しない領域を入力ペン32で塗りつぶすことにより、スタンプ画像を作成することができる。入力ペン32で塗りつぶされた領域は透明となり、そこがスタンプ画像として使用されない領域であることを表わす画像が表示される。これにより、ユーザは、その領域がスタンプ画像として使用されない領域であることを一見して確認することができる。
【0130】具体的には、スタンプ画像として使用しない領域を指定するとき、ユーザは、入力ペン32により領域追加ボタン273を操作し、次に、太さ選択メニュー274から、カーソル274Cを移動させてペンの太さを選択する。ユーザは、太さ選択メニュー274から太いペンを選択することにより、広い領域を一度に指定することができ、反対に、細いペンを選択することにより、より細かい領域を指定することができる。なお、太さ選択メニュー274には、入力ペン32の軌跡により囲んだ領域を、スタンプ画像として使用しない領域として指定するとき操作される領域指定ボタン274−1が設けられている。
【0131】領域追加ボタン273の上方には、スタンプ画像として使用しない領域として一度指定した領域を、再び、スタンプ画像領域として戻すとき操作される領域削除ボタン272が設けられている。なお、領域削除ボタン272には、「こっちのペンは透明にしたところを元に戻すペンだよ!」のメッセージが表示され、領域追加ボタン273には、「こっちのペンは描いたところを透明にするペンだよ!」のメッセージが表示されている。また、それぞれのボタンには、それぞれのボタンによる機能のイメージを表わす画像が表示されている。
【0132】スタンプ画像表示部275には、編集対象画像に対する入力に基づいて作成されたスタンプ画像がリアルタイムで表示される。従って、ユーザは、スタンプ画像表示部275に表示される画像により、希望通りのスタンプ画像を作成できているかどうかを確認することができる。
【0133】画像選択メニュー271の右隣には、スタンプ画像の作成を終了し、落書き画面に戻るときに操作される「戻る」ボタン276が設けられている。「戻る」ボタン276が操作されたときに作成されていたスタンプ画像が、基本画像に合成できるスタンプ画像として保存される。
【0134】図11の説明に戻り、ステップS52において、CPU71は、スタンプ画像を作成するためのマスク画像を作成し、保存する。すなわち、マスク画像生成部132は、スタンプ作成用画像メモリ131に保存されているスタンプ作成用画像の、被写体に対応する領域を白色(RGB(255,255,255))で指定し、その他の領域、すなわち被写体の背景に対応する領域を黒色(RGB(0,0,0))で指定することにより、2値からなるマスク画像を作成する。撮影空間42に設けられている背景パネル41の内側(被写体の背景となる部分)は、例えば、白色などとされ、マスク画像を容易に抽出できるようになされている。
【0135】ステップS53において、CPU71は、マスク画像メモリ133に保存されたマスク画像をマスク画像メモリ134にコピーし、コピーされた画像をスタンプ作成用画像編集部130による編集対象のマスク画像とする。
【0136】図13は、マスク画像生成部132により生成され、マスク画像メモリ134に保存されるマスク画像の例を示す図である。
【0137】図13の例においては、スタンプ作成用画像のうち、被写体の領域が領域Hとされ、それ以外の領域がH'とされている。従って、マスク画像M1は、領域Hに対応する白色の領域MWと、領域H'に対応する黒色の領域MBにより構成される。
【0138】後述するように、ユーザにより入力ペン32で領域が指定されたとき、このマスク画像M1が編集され、イメージ的には、図14に示されるように、編集後のマスク画像M2の白色の領域MWと、スタンプ作成用画像の重なる領域H2がスタンプ画像とされる。図14の例においては、スタンプ作成用画像の領域H1に対応するマスク画像の領域が、スタンプ画像として使用しない領域MBとして追加されている。
【0139】このようなマスク画像の編集処理が図11のステップS54において実行され、編集処理が終了されたとき、ユーザからの指示に基づいてスタンプ画像が基本画像に合成される。
【0140】次に、図15のフローチャートを参照し、図11のステップS54において実行されるスタンプ画像の編集処理について説明する。
【0141】図12に示されるようなスタンプ作成画面が表示されている状態において、CPU71は、ステップS71で、領域追加ボタン273が操作されたか否かを判定し、操作されたと判定した場合、ステップS72に進み、ユーザからの入力に基づいてペンの太さを決定する。すなわち、ユーザは、スタンプ画像として使用しない領域(スタンプ画像を基本画像に重畳したとき、基本画像が表示される領域)を指定するとき、入力ペン32で領域追加ボタン273を操作し、次に、入力ペン32の軌跡の太さを太さ選択メニュー274から選択する。ユーザは、太さを選択した後、入力ペン32を編集対象画像に当接させ、その軌跡の領域を、スタンプ画像として使用しない領域として追加する。
【0142】CPU71は、ステップS73において、ユーザにより入力された軌跡に対応するマスク画像の部分をRGB(0,0,0)(黒色)により指定する。具体的には、スタンプ作成画像編集部130により、マスク画像メモリ134に記憶されているマスク画像に対して、黒色の領域が追加される。
【0143】ステップS74において、CPU71は、スタンプ作成用画像メモリ128に記憶されているスタンプ作成用画像と、マスク画像メモリ134に記憶されている、編集されたマスク画像をスタンプ作成用画像編集部130により合成し、得られたスタンプ画像を編集用モニタ31のスタンプ画像表示部275に表示する。また、CPU71は、編集対象画像表示部151に表示されている画像に対して、ユーザにより塗りつぶされた軌跡を表示する。
【0144】図16は、領域追加ボタン273が操作され、スタンプ画像として使用しない領域が追加された場合の表示例を示す図である。
【0145】図16の例においては、ユーザにより領域追加ボタン273が操作され、太さ選択メニュー274から、最も太い軌跡を表示するペンが選択されている。また、編集対象画像の領域R1がユーザにより塗りつぶされている。図に示されるように、スタンプ画像として使用しない領域R1には、「ここは透明になるよ!」のメッセージが連続して表示され、スタンプ画像として使用されない領域であることが一見して確認できるようになされている。また、編集対象画像の被写体の領域と背景の領域の境界部分を点滅させたり、例えば、赤色などの、確認しやすい色で表示させることにより、領域を容易に選択できるようにしてもよい。
【0146】スタンプ画像表示部275には、編集対象画像表示部151に対する入力に応じて、現時点でのスタンプ画像が表示されている。
【0147】内部的には、スタンプ作成用画像編集部130は、マスク画像メモリ134に記憶されているマスク画像の、領域R1に対応する領域を黒色により指定する。なお、上述した例においては、マスク画像生成部132により生成されたマスク画像は、背景の領域(黒色の領域)から被写体の領域(白色の領域)が予め抽出されるとしたが、図16等の例においては、説明の便宜上、初期状態のマスク画像は、全て白色の領域とされている(被写体の領域と背景の領域を抽出する処理は行われていない)。従って、図16の表示例においては、ユーザは、スタンプ画像として使用しない領域を全て入力ペン32で塗りつぶす必要がある。
【0148】図17は、図16に示される編集対象画像の状態において、さらに、スタンプ画像として使用しない領域(以下、透明領域と称する)が追加された場合の表示例とされている。
【0149】図17においては、ほぼ被写体の領域を除いた領域R2が透明領域として指定されている。このように、入力ペン32で塗りつぶすことによりスタンプ画像を編集することができるため、ユーザは、例えば、被写体が2人写っている状態において、片方の被写体のみをスタンプ画像としたり、或いは、被写体の顔のみをスタンプ画像としたりすることができる。
【0150】図15の説明に戻り、CPU71は、ステップS75において、「戻る」ボタン276が操作されたか否かを判定し、操作されていないと判定した場合、ステップS71に戻り、以上の処理を繰り返し実行し、一方、操作されたと判定した場合、図11のそれ以降の処理を実行する。
【0151】一方、ステップS71において、CPU71は、領域追加ボタン273が操作されていないと判定した場合、ステップS76に進み、次に、領域削除ボタン272が操作されたか否かを判定する。
【0152】CPU71は、ステップS76において、領域削除ボタン272が操作されていないと判定した場合、ステップS75に進み、それ以降の処理を実行し、一方、領域削除ボタン272が操作されたと判定した場合、ステップS77に進み、ユーザからの入力に基づいてペンの太さを決定する。
【0153】すなわち、ユーザは、スタンプ画像領域(スタンプ画像を基本画像に重畳したとき、スタンプ画像が表示される領域)を指定するとき、または、透明領域として一度指定した領域をスタンプ画像領域として戻すとき、入力ペン32で領域削除ボタン272を操作し、次に、その太さを選択する。ユーザは、太さを選択した後、入力ペン32を編集対象画像に当接させ、その軌跡の領域を、スタンプ画像領域として追加する。
【0154】CPU71は、ステップS78において、ユーザにより入力された軌跡に対応するマスク画像の部分をRGB(255,255,255)(白色)により指定する。具体的には、スタンプ作成画像編集部130により、マスク画像メモリ134に記憶されているマスク画像に対して、白色の領域が追加される。
【0155】ステップS74において、CPU71は、スタンプ作成用画像メモリ128に記憶されているスタンプ作成用画像と、マスク画像メモリ134に記憶されている、編集されたマスク画像をスタンプ作成用画像編集部130により合成し、得られたスタンプ画像をスタンプ画像表示部275に表示する。
【0156】従って、例えば、図18に示されるような領域R3が透明領域として指定されている状態において、被写体と背景の境界付近が入力ペン32により描画されたとき、図19に示される編集対象画像のように、描画された領域がスタンプ画像領域として追加される。この場合、編集対象画像のうち、領域R4を除く領域がスタンプ画像の領域とされる。
【0157】図15の説明に戻り、図19に示されるような表示を行った後、CPU71は、ステップS75に進み、ステップS75において、「戻る」ボタン276が操作されたと判定した場合、図11のそれ以降の処理を実行する。すなわち、図11の処理が終了され、図9のステップS35の処理が実行される。
【0158】このような処理を繰り返すことにより、ユーザは、好みの領域からなるスタンプ画像を作成することができる。なお、以上においては、ユーザにより選択された領域をスタンプ画像として使用しない領域としたが、当然、ユーザにより選択された領域をスタンプ画像として使用する領域とするようにしてもよい。
【0159】次に、図20のフローチャートを参照して、図9のステップS35において実行される、スタンプ配置処理について説明する。
【0160】ステップS101において、CPU71は、図12のスタンプ作成画面に代えて、スタンプ配置画面を編集用モニタ31に表示する。
【0161】図21は、スタンプ配置画面の表示例を示す図である。図10に示される落書き画面と同一の部分には、同一の符号を付してある。なお、編集対象画像表示部151には、基本画像が表示される。
【0162】スタンプ配置画面の上方には、スタンプ作成処理において作成したスタンプ画像の大きさを選択するとき操作される大きさ選択メニュー291が表示されている。この例においては、6種類のサイズが用意されており、ユーザは、カーソル291Cを移動させて、好みの大きさを選択する。
【0163】大きさ選択メニュー291の下方には、スタンプ画像選択メニュー292が設けられ、スタンプ作成処理において作成された複数のスタンプ画像がサムネイル表示される。この例においては、4種類のスタンプ画像が表示されており、ユーザは、カーソル292Cを移動させて、好みのスタンプ画像を選択する。上述したようなスタンプ作成処理を、保存しておいたスタンプ作成用画像毎に行うことにより、ユーザは、複数のスタンプ画像を用意することができる。
【0164】スタンプ画像選択メニュー292の右隣には、再び、スタンプ画像作成処理を行うとき操作されるスタンプ作成ボタン293が設けられており、このスタンプ作成ボタン293の右隣には、スタンプ画像の上下左右を回転するとき操作されるスタンプ回転ボタン294が設けられている。
【0165】スタンプ画像選択メニュー292の下方には、スタンプ画像を基本画像の前景として配置する(基本画像の上に配置する)とき操作される前景配置ボタン295と、スタンプ画像を基本画像の被写体の背景として配置する(被写体の下に配置する)とき操作される背景配置ボタン296が設けられている。ユーザは、これらの前景配置ボタン295、および背景配置ボタン296を操作し、作成したスタンプ画像を基本画像の前景として配置するか、または、基本画像の被写体の背景として配置するかを選択する。
【0166】図20の説明に戻り、ステップS102において、CPU71は、ユーザからの入力に基づいて、スタンプ画像の配置、すなわち、スタンプ画像を基本画像の前景として配置するか、または基本画像の背景として配置するかを決定する。
【0167】ステップS103において、CPU71は、ユーザからの入力に基づいて、スタンプ画像の大きさを決定し、それに従って、画像縮小部129により、スタンプ作成用画像メモリ128に保存されているスタンプ作成用画像の大きさを縮小し、マスク画像縮小部135により、マスク画像メモリ134に保存されているマスク画像の大きさを縮小する。上述したように、ユーザは、カーソル291Cを移動させ、スタンプ画像の大きさを大きさ選択メニュー291から選択する。
【0168】CPU71は、ステップS104において、スタンプ画像の入力がユーザにより指示されたか否か、すなわち、入力ペン32が編集用モニタ31に当接されたか否かを判定し、スタンプ画像の入力が指示されていないと判定した場合、ステップS105乃至ステップS110の処理をスキップする。一方、CPU71は、ステップS104において、スタンプ画像の入力がユーザにより指示されたと判定した場合、ステップS105に進み、次に、基本画像の前景として配置することが指示されているか否かを判定する。
【0169】CPU71は、ステップS105において、前景配置ボタン295が操作されており、基本画像の前景としてスタンプ画像を配置することが指示されていると判定した場合、ステップS106に進み、境界修正部136により、スタンプ画像を基本画像上に配置したときに、その境界部分を目立たなくするための境界平滑化処理を実行する。
【0170】CPU71は、ステップS107において、境界修正部136により境界部分が平滑化されたマスク画像と、画像縮小部129から供給されてきたスタンプ作成用画像を編集処理部126により重畳して得られたスタンプ画像を、入力ペン32がペンダウンされた編集対象画像上の位置に被写体の前景として合成する。そして、CPU71は、ステップS108に進み、得られた合成画像を編集対象画像表示部151に表示する。
【0171】図22は、スタンプ画像が前景として配置された基本画像の表示例を示す図である。
【0172】図の例においては、ユーザにより、スタンプ画像G1乃至G4が基本画像の前景として配置されている。すなわち、スタンプ画像G1乃至G4と基本画像が重なる部分は、スタンプ画像G1乃至G4が表示される。このようにスタンプ画像G1乃至G4が配置されている状態において、ユーザは、さらに、各種のペンツールやスタンプツールを選択し、基本画像に落書きを施すことができる。
【0173】一方、ステップS105において、CPU71は、背景配置ボタン296が操作されており、基本画像の被写体の背景としてスタンプ画像を配置することが指示されていると判定した場合、ステップS109に進み、境界修正部136により、スタンプ画像を基本画像の背景として配置したときに、その境界部分を目立たなくするための、基本画像の被写体の境界平滑化処理を実行させる。
【0174】CPU71は、ステップS110において、編集処理部126により、基本画像メモリ123に記憶されている基本画像の被写体領域を背景から抽出し、抽出した境界部分を平滑化する。CPU71は、被写体領域の境界部分を平滑化した基本画像に対して、被写体の背景としてスタンプ画像を合成する。CPU71は、ステップS108に進み、得られた合成画像を編集対象画像表示部151に表示する。
【0175】図23は、スタンプ画像を基本画像の背景として配置する場合の表示例を示す図であり、図に示されるように、基本画像の被写体の領域は、例えば、青色などで表示され、そこにスタンプを配置できないことが示される。
【0176】また、スタンプ画像を配置できない領域が単一の色で表示されるだけでなく、例えば、スタンプ画像を配置できない領域の境界付近のみを所定の色で点滅させたり、赤色などの確認しやすい色で表示されるようにしてもよい。これにより、スタンプ画像と基本画像の被写体の領域の位置関係を容易に確認することができる。
【0177】図24は、図23に示されるような配置画面において、スタンプ画像を基本画像の被写体領域の背景として配置した場合の表示例を示す図である。
【0178】図に示されるように、スタンプ画像G11乃至G13と、基本画像の被写体領域の重複する部分は、被写体の画像が表示されおり、被写体領域によりスタンプ画像が隠れた状態とされている。このようにスタンプ画像G11乃至G13が配置されている状態において、ユーザは、さらに、各種のペンツールやスタンプツールにより落書きを施すことができる。
【0179】図22、または図24に示されるような画面を表示したとき、CPU71は、ステップS111に進み、スタンプ画像の入力を終了することが指示されたか否かを判定し、指示されていないと判定した場合、ステップS101に戻り、以上の処理を繰り返し実行する。
【0180】一方、CPU71は、他のペンツール等が選択され、ステップS111において、スタンプ画像の入力を終了することが指示されたと判定した場合、スタンプ画像の配置処理を終了させ、図9のそれ以降の処理を実行する。
【0181】すなわち、落書き処理の終了が指示されたとき、CPU71は、例えば、図22、または図24に示されるようにスタンプ画像が配置された基本画像をシール紙91にプリントし、処理を終了させる。
【0182】なお、以上においては、基本画像に対して、被写体の背景として、または前景としてスタンプ画像が合成されるとしたが、作成したスタンプ画像のみを好みの位置に配置し、それを印刷できるようにしてもよい。上述したように、ユーザは、複数のスタンプ画像を作成することができるとしたが、これにより、作成した複数のスタンプ画像のみが様々な位置に配置された画像がプリントされたシール紙を作成することができる。
【0183】次に、図25のフローチャートを参照して、図20のステップS106において実行される、スタンプ画像の境界平滑化処理について説明する。
【0184】ステップS121において、境界修正部136は、編集済みのマスク画像を取得する。すなわち、マスク画像縮小部135により、マスク画像メモリ134に保存されている編集済みのマスク画像が読み出され、所定のサイズに縮小された後、境界修正部136に出力される。
【0185】境界修正部136は、ステップS122において、マスク画像の、例えば、5×5画素単位の領域(縦方向5画素、横方向5画素からなる領域)で画素値を平均化する。すなわち、境界修正部136は、5×5画素のそれぞれの画素値を抽出し、抽出した画素値の平均値を算出する。そして、境界修正部136は、5×5画素の領域のそれぞれの画素値を、算出した平均値により指定する。
【0186】図26は、マスク画像の断面の例を示す図である。図26において、縦方向は画素値を表わしており、横方向はマスク画像の座標を表わしている。
【0187】例えば、断面Aを有するマスク画像が取得された場合、境界修正部136は、断面Aのマスク画像に対して、例えば、5×5画素単位の領域で画素値を平均化し、断面Bのマスク画像を生成する。
【0188】これにより、断面Aの位置I2にあるエッジが、断面Bに示されるように位置I1乃至I3の間で丸みを帯びたものに、すなわち、位置I3から位置I1方向に、順次、灰色の濃度が高くなるものに修正される。
【0189】また、断面Aの位置I7にあるエッジも同様にして、位置I5から位置I7方向に、順次、灰色の濃度が高くなるものに修正される。
【0190】図25に戻り、境界修正部136は、ステップS123において、RGB(255,255,255)以外の部分をRGB(0,0,0)とし、再び、マスク画像をRGB(255,255,255)、RGB(0,0,0)の2値からなる画像とする。
【0191】例えば、図26の断面BがステップS122で得られている場合において、境界修正部136は、RGB(255,255,255)以外の部分、すなわち、位置I3から位置I1の部分、および位置I6から位置I8の部分をRGB(0,0,0)とし、断面Cを有するマスク画像を生成する。
【0192】そして、境界修正部136は、ステップS124において、例えば、5×5画素単位の領域で画素値を再び平均化し、マスク画像の境界部分に灰色の領域を生成する。
【0193】例えば、ステップS123において、断面Cのマスク画像が得られている状態において、境界修正部136は、5×5画素単位の領域で画素値を平均化し、断面Dのマスク画像を生成する。
【0194】これにより、断面Cの位置I3と位置I6にあるエッジが、断面Dに示されるように位置I4から位置I2方向に、および位置I5から位置I7方向に、順次、灰色の濃度が高くなるものにそれぞれ修正される。すなわち、編集された断面Aのマスク画像のエッジの位置I2の内側(位置I3方向)、および位置I7の内側(位置I6方向)において灰色の領域が生成され、マスク画像の境界部分が平滑化される。
【0195】図27は、その境界部分が平滑化されるマスク画像の例を示す図である。
【0196】例えば、図27Aに示されるような、輪郭R1を有するマスク画像が取得されている場合において、境界修正部136は、マスク画像の画素値を5×5画素の領域毎に平均化し、輪郭R2と輪郭R3の間の領域が灰色となる、図22Bに示されるようなマスク画像を生成する(図25のステップS122の処理)。なお、図27においては、灰色の領域が全て同一濃度で表わされているが、実際には、白色の領域から黒色の領域にかけて、その濃度が次第に濃くなるように表示される。
【0197】境界修正部136は、次に、RGB(255,255,255)以外の画素の値をRGB(0,0,0)により指定し、図22Cに示されるような、輪郭R3を黒色領域と白色領域の境界とするマスク画像を生成する(図25のステップS123の処理)。
【0198】そして、境界修正部136は、図27Cに示されるマスク画像を再び5×5画素単位の領域で画素値を平均化し、輪郭R1と輪郭R4の間の領域が灰色となる図22Dに示されるようなマスク画像を生成する(図25のステップS124の処理)。
【0199】このようにして境界が平滑化されたマスク画像と、スタンプ作成用画像が重畳されることにより、境界がぼやけたスタンプ画像が生成され、仮に、基本画像の上に配置したとしても、基本画像との境界部分が目立たないものとなる。例えば、このような平滑化処理を行わずに基本画像とスタンプ画像を合成した場合、その境界部分が目立ち、見栄えのよくない画像となる。
【0200】以上においては、選択されたスタンプ画像のサイズにかかわらず、全てのマスク画像について、5×5画素単位の領域で画素値を平均化するとしたが、例えば、選択されたスタンプ画像のサイズに応じて、平均化する領域の単位を変更するようにしてもよい。例えば、図21の大きさ選択メニュー291において、右から1番目、または2番目に示されるサイズなどの、小さめのサイズが指示されている場合、3×3画素単位の領域で画素値を平均化することにより、マスク画像の輪郭部分のみを適切に平均化することができる。
【0201】また、以上においては、スタンプ画像の境界部分を平滑化する処理について説明したが、スタンプ画像を被写体の領域の背景として配置する場合、同様にして、基本画像の境界部分を平滑化する処理が行われる。すなわち、基本画像メモリ123に記憶されている基本画像の被写体領域と背景領域の境界部分に対して、画素値の平均化等が行われる。これにより、基本画像の被写体領域の背景としてスタンプ画像を配置する場合であっても、その境界を目立たなくすることができ、見栄えのよい画像をプリントすることができる。
【0202】以上においては、図11のステップS54で実行される処理として、入力ペン32で塗りつぶすことによりスタンプ画像領域を編集する処理について図15を参照して説明したが、上述したように、ユーザは、図12の太さ選択メニュー274に設けられる領域指定ボタン274−1を操作し、所定の領域を囲むことによっても、スタンプ画像として使用しない領域を指定することができる。
【0203】次に、図28のフローチャートを参照して、領域指定ボタン274−1を操作し、所定の領域を囲むことにより、スタンプ画像として使用しない領域を指定する編集処理について説明する。なお、領域指定ボタン274−1には、「囲んで透明にする」のメッセージが表示されている。
【0204】CPU71は、例えば、図12に示される領域指定ボタン274−1が操作されたとき、ステップS131において、入力ペン32の軌跡により、編集対象画像の所定の領域が囲まれたか否かを判定し、所定の領域が囲まれたと判定するまで待機する。
【0205】CPU71は、ステップS131において、編集対象画像の所定の領域が囲まれたと判定した場合、ステップS132に進み、入力ペン32により囲まれた領域に対応する、マスク画像メモリ134により記憶されているマスク画像の画素値をRGB(0,0,0)により指定する。
【0206】そして、CPU71は、ステップS133において、ステップS132で編集したマスク画像と、スタンプ作成用画像メモリ128に記憶されているスタンプ作成用画像をスタンプ作成用画像編集部130により合成し、現時点でのスタンプ画像をスタンプ画像表示部275に表示する。従って、例えば、図12に示されるような編集対象画像が表示されており、被写体の顔の領域が囲まれたとき、その領域が透明とされたスタンプ画像がスタンプ画像表示部275に表示される。
【0207】ステップS134において、CPU71は、作成したスタンプ画像を使用することが指示されたか否かを判定し、指示されていないと判定した場合、ステップS131に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。一方、CPU71は、ステップS134において、作成したスタンプ画像を使用することが指示されたと判定した場合、図11のそれ以降の処理を実行する。すなわち、例えば、作成されたスタンプ画像に対して平滑化等の処理が施され、その後、基本画像の前景としてスタンプ画像が配置される。
【0208】このような処理によっても、ユーザは、好みのスタンプ画像を作成することができる。当然、ユーザにより囲まれた領域をスタンプ画像として使用するようにしてもよい。
【0209】また、入力ペン32により領域を指定する代わりに、ユーザにより設定された輝度や色に関する設定に基づいて、スタンプ画像を編集するようにしてもよい。
【0210】次に、図29のフローチャートを参照して、輝度や色に関する設定に基づいてスタンプ画像を編集する処理について説明する。
【0211】ステップS141において、CPU71は、輝度の他に、例えば、色相、彩度、明度、或いは、RGB値などの色に関する所定の設定を行うとき操作される操作ボタンとしてのレベルバーを編集用モニタ31に表示する。
【0212】そして、ユーザにより輝度や色に関する設定が行われたとき、ステップS142において、CPU71は、スタンプ作成用画像メモリ128に記憶されているスタンプ作成用画像のうち、指定された条件に対応する領域を抽出し、ステップS143に進み、抽出した領域からなるスタンプ画像をスタンプ画像表示部275に表示する。
【0213】CPU144は、ステップS144において、複数の領域が抽出されたか否かを判定し、複数の領域が抽出されたと判定した場合、ステップS145に進み、ユーザからの指定に基づいて、不要な領域を削除する。なお、ステップS144において、複数の領域が抽出されていないと判定された場合、ステップS145の処理はスキップされる。
【0214】ステップS146において、CPU71は、抽出した領域をスタンプ画像として使用することがユーザにより指示されたか否かを判定し、使用することが指示されていないと判定した場合、ステップS141に戻り、以上の処理を繰り返し実行する。一方、ステップS146において、CPU71は、抽出した領域をスタンプ画像として使用することがユーザにより指定されたと判定した場合、処理を終了させる。すなわち、その後、境界部分の平滑化等が行われた後、基本画像の所定の位置に配置される。
【0215】以上においては、境界部分の平滑化処理が施されたスタンプ画像が基本画像に合成されるとしたが、例えば、基本画像に合成される前に、作成したスタンプ画像の明るさ、透過度、色等をユーザに調整させるようにしてもよい。
【0216】次に、図30のフローチャートを参照して、スタンプ画像の明るさ、透過度、および色を変更する処理について説明する。
【0217】ステップS161において、CPU71は、スタンプ画像に関する、変更する要素を選択させるメニューを編集用モニタ31に表示し、ステップS162に進み、ユーザによりスタンプ画像の明るさを変更することが指示されたか否かを判定する。
【0218】CPU71は、ステップS162において、スタンプ画像の明るさを変更することが指示されたと判定した場合、ステップS163に進み、スタンプ画像の各画素の画素値を変更する。例えば、CPU71は、スタンプ画像の各画素のRGB値に対して、予め設定されている所定のゲインを付加し、得られた値に所定のオフセット値を加えることにより明るさを変更する。
【0219】CPU71は、ステップS164において、明るさを変更したスタンプ画像をスタンプ画像表示部275に表示し、ユーザに提示する。ユーザは、スタンプ画像表示部275に表示されたスタンプ画像を確認し、それが希望のものであるとき、編集用モニタ31に表示される所定の確認ボタンを操作する。
【0220】CPU71は、ステップS165において、明るさを変更したスタンプ画像がユーザにより確認されたか否かを判定し、確認されていないと判定した場合、ステップS163に戻り、以上の処理を繰り返し実行する。すなわち、同様にして、ゲインやオフセット値が設定され、画素値が変更される。
【0221】また、CPU71は、ステップS165において、ユーザにより確認ボタンが操作され、明るさを変更したスタンプ画像が確認されたと判定した場合、処理を終了させる。作成されたスタンプ画像は、上述したようにして、基本画像の前景として配置するか、または、基本画像の被写体領域の背景として配置するかが選択され、所定の位置に配置される。
【0222】一方、ステップS162において、CPU71は、明るさの変更が指示されていないと判定した場合、ステップS166に進み、次に、透過度の変更が指示されたか否かを判定する。透過度を変更することにより、ユーザは、半透明のスタンプ画像を作成することができ、例えば、作成したスタンプ画像を基本画像の前景として配置することで、スタンプ画像の下方に基本画像が透過して確認できるような画像を作成することができる。
【0223】ステップS166において、CPU71は、透過度の変更が指示されたと判定した場合、ステップS167に進み、ユーザからの入力に基づいてスタンプ画像の透過度を変更する。CPU71は、ステップS168において、透過度を変更して得られた半透明のスタンプ画像を表示し、ユーザに提示する。なお、上述した場合と同様に、作成されたスタンプ画像を確認するとき操作される確認ボタンも表示される。
【0224】ステップS169において、CPU71は、作成した半透明のスタンプ画像がユーザにより確認されていないと判定した場合、ステップS167に戻り、以上の処理を繰り返し実行し、一方、ユーザにより確認されたと判定した場合、処理を終了させる。その後、例えば、スタンプ画像の境界部分の修正等が行われ、基本画像に合成される。
【0225】一方、ステップS166において、CPU71は、透過度の変更が指示されていないと判定した場合、ステップS170に進み、次に、色の変更が指示されたか否かを判定する。CPU71は、ステップS170において、色の変更が指示されていないと判定した場合、処理を終了させ、一方、色の変更が指示されたと判定した場合、ステップS171に進む。
【0226】ステップS171において、CPU71は、スタンプ画像の各画素の色を他の色空間のものに変換する。例えば、スタンプ画像がRGB空間により表わされている場合、CPU71は、各画素の色空間をH(色相)、S(彩度)、B(明度)からなるHSB色空間や、L(明度)、a(緑とマゼンダの混合比(色度))、b(青と黄の混合比(色度))からなるLab色空間に変換する。そして、CPU71は、ステップS172に進み、例えば、色相や彩度などの値を変更し、変換した色空間における、スタンプ画像の色を変更する。
【0227】HSB色空間などに色空間を変更することにより、例えば、鮮やかさのみを変更したければ、彩度の値のみを変更すればよく、RGB空間よりも直接的に、かつ、簡便に色を変更することができる。すなわち、RGB空間において鮮やかさを変更する場合、RGBのそれぞれの値を変更する必要がある。
【0228】ステップS173において、CPU71は、色を変更したスタンプ画像をユーザに確認させるべく、スタンプ画像の色の色空間をRGB空間に戻す。
【0229】ステップS174において、CPU71は、色を変更したスタンプ画像を、それを使用するとき操作される確認ボタンとともに編集用モニタ31に表示し、ユーザに提示する。ステップS175において、CPU71は、色を変更したスタンプ画像がユーザにより確認されたか否かを判定し、確認されていないと判定した場合、ステップS171に戻り、以上の処理を繰り返し実行する。一方、CPU71は、ステップS175において、色を変更したスタンプ画像がユーザにより確認されたと判定した場合、処理を終了させる。色が変更されたスタンプ画像は、境界部分の修正等が施され、基本画像に合成される。
【0230】以上のような処理により、領域を指定して作成したスタンプ画像を、さらに、好みに応じて編集することができる。
【0231】以上においては、主に、編集処理における、スタンプ画像の編集について説明したが、以下、画像印刷装置1の編集処理において、特に、図10に示される「オーロラスタンプ」ボタン203が操作されたとき使用されるオーロラスタンプ、および、「伸長スタンプ」ボタン207が操作されたとき使用される伸長スタンプについて説明する。これらのオーロラスタンプ、および伸長スタンプは、図9のステップS33の処理において使用される。
【0232】オーロラスタンプは、上述したように、入力ペン32が編集対象画像に当接(ペンダウン)されている期間、色が順次変化され、ペンアップされたとき、そのタイミングにおける色のスタンプ画像(ビットマップ画像)が編集対象画像に入力されるスタンプツールである。スタンプ画像として、例えば、ハート型や花型などの各種の画像が予め用意されている。
【0233】図31は、編集対象画像に対してオーロラスタンプによる画像を入力する処理を説明するフローチャートである。
【0234】入力ペン32により「オーロラスタンプ」ボタン203が操作されたとき、CPU71は、ステップS191において、入力ペン32が編集対象画像(タッチパネル64)にペンダウンされたか否かを判定し、ペンダウンされたと判定するまで待機する。
【0235】CPU71は、ステップS191において、入力ペン32がペンダウンされたと判定した場合、ステップS192に進み、選択されたスタンプ画像の色相値(H値)が保存されているか否かを判定する。すなわち、後述するように、入力ペン32がペンアップされたとき、そのタイミングにおけるスタンプ画像の色相値が保存され、再び、ペンダウンされたとき、保存されている値から、色相値が順次増加され、スタンプ画像の色が変化されるようになされている。
【0236】CPU71は、ステップS192において、色相値が保存されていないと判定した場合、ステップS193に進み、初期設定の値から色相値を順次増加させ、スタンプ画像の色を変化させる。この色相値が増加される処理は、ステップS194において、ペンアップされたと判定されるまで実行される。
【0237】ステップS194において、CPU71は、編集対象画像から入力ペン32がペンアップされた(離された)と判定した場合、ステップS195に進み、色相値を保存する。そして、ステップS196において、CPU71は、ペンアップされたタイミングにおける色のスタンプ画像を編集対象画像に入力する。
【0238】一方、ステップS192において、CPU71は、色相値が保存されていると判定した場合、ステップS196に進み、保存されている値から色相値を順次増加させ、スタンプ画像を表示する。
【0239】ステップS197において、CPU71は、入力ペン32がペンアップされたか否かを判定し、ペンアップされたと判定するまでステップS196に戻り、色相値を増加させ、スタンプ画像の色を変化させる。
【0240】CPU71は、ステップS197において、入力ペン32がペンアップされたと判定した場合、ステップS195に進み、色相値を保存し、さらに、ステップS196に進み、ペンアップされたタイミングにおける色相値のスタンプ画像を編集対象画像に入力する。
【0241】図32は、オーロラスタンプツールにより入力されたスタンプ画像の色の変化の例を示す図である。
【0242】図32においては、スタンプ画像としてハート型の画像が選択された場合の例とされており、ユーザが入力ペン32を編集対象画像にペンダウンしている期間に応じて、例えば、スタンプ画像311の色からスタンプ画像312の色に変化され、さらに、スタンプ画像313の色に変化される。
【0243】従って、仮に、スタンプ画像312が表示されている状態において、ユーザがペンアップしたとき、スタンプ画像312の色相値が保存される。そして、編集対象画像の同じ位置、または異なる位置に再びペンダウンされたとき、保存された値から順次色相値が増加され、スタンプ画像313の色に変化される。
【0244】以上のような処理により、ユーザは、好みの画像を選択し、編集対象画像の所定の位置にペンダウンする期間に応じて、ペンダウンした位置に好みの色の画像を入力することができる。すなわち、スタンプ画像が実際に編集対象画像に配置された状態で、基本画像などに最適な色を選択することができる。
【0245】なお、ユーザは、「オーロラスタンプ」ボタン203を操作し、予め用意されているスタンプ画像の中から、好みのものを選択するとしたが、上述したようにして作成したスタンプ画像(撮影処理において保存し、領域編集等を行って作成したスタンプ画像)の色をペンダウンしている期間に応じて変化させることができるようにしてもよい。
【0246】次に、「伸長スタンプ」ボタン207が操作された場合の処理について説明する。
【0247】図33は、「伸長スタンプ」ボタン207が操作され、入力されるスタンプ画像(以下、適宜、伸長スタンプ画像と称する)の例を示す図である。なお、実際には、編集対象画像上に表示されるものであるが、説明の便宜上、入力されるスタンプ画像のみを図33において示している。
【0248】例えば、「伸長スタンプ」ボタン207がユーザにより操作され、表示されるメニューから犬を表わすスタンプ画像が選択されている状態において、編集対象画像上の位置A11でペンダウンされ、その状態で軌跡L1に従って位置B12まで移動された場合、図33に示されるような、胴体部分が伸長された犬を表わすスタンプ画像が表示される。すなわち、ペンダウンされた位置A11に犬の頭部の画像が入力され、入力ペン32の軌跡に従って胴体部の画像が入力され、さらに、ペンアップされた位置B12に犬の尻尾部の画像が入力される。
【0249】例えば、「伸長スタンプ」ボタン207が操作されたときに表示されるメニューには、犬を表わす画像の他に、キリンを表わす画像、人を表わす画像などの各種のスタンプ画像が用意される。例えば、キリンや人を表わすスタンプ画像が選択され、編集対象画像上に入力された場合、その軌跡に従って首の部分が伸長されたスタンプ画像などが表示される。
【0250】図34は、図33に示される犬を表わす画像を表示するために予め用意されるビットマップ画像の例を示す図である。
【0251】図34Aは、ペンダウンされた位置に入力される先端模様画像321を示しており、図34Bは、先端模様画像321の下に配置されることで、先端模様画像321の輪郭を表示する先端縁画像322の例を示している。すなわち、ペンダウンされた位置には、先端縁画像322が先に描画され、その上に、先端模様画像321が描画される。これにより、図33に示されるような犬の頭部の画像が表示される。
【0252】図34Cは、ペンアップされた位置に入力される終端画像323の例を示している。図34Dは、先端模様画像321と終端画像323の間を補間する補間模様画像324の例を示しており、図34Eは、補間模様画像324の下に配置されることで、補間模様画像324の輪郭を表示する補間縁画像325の例を示している。
【0253】同様に、図34Fは、先端模様画像321と終端画像323の間を補間する補間模様画像326の例を示しており、図34Gは、補間模様画像326の下に配置されることで、補間模様画像326の輪郭を表示する補間縁画像327の例を示している。
【0254】メニューに用意されるスタンプ画像毎に、図34に示されるような先端模様画像、先端縁画像、終端画像、補間模様画像、および補間縁画像などが用意される。
【0255】次に、図35のフローチャートを参照して、伸長スタンプにより画像を入力する処理について説明する。
【0256】「伸長スタンプ」ボタン207が操作され、メニューから所定の画像が選択されたとき、ステップS211において、CPU71は、入力ペン32が編集対象画像上にペンダウンされたか否かを判定し、ペンダウンされたと判定するまで待機する。
【0257】CPU71は、ステップS211において、入力ペン32がペンダウンされたと判定した場合、ステップS212に進み、ペンダウンされた位置に先端縁画像を描画する。CPU71は、先端縁画像を描画した後、ステップS213に進み、次に、先端縁画像に重畳して先端模様画像を描画する。
【0258】図36は、ペンダウンされた位置A21に描画される画像の例を示す図である。なお、画像選択メニューにより、犬を表わす画像が選択された場合の例とされている。
【0259】図36Aに示されるように、編集対象画像上の位置A21にペンダウンされたとき、そこには、図34Bの先端縁画像322が描画される。そして、図36Bに示されるように、先端縁画像322に重畳して図34Aの先端模様画像321が描画され、先端画像341が生成される。
【0260】CPU71は、ステップS215において、入力ペン32がペンアップされたか否かを判定し、ペンアップされたと判定した場合、ステップS216に進み、ペンアップされた位置に終端画像を表示し、処理を終了させる。
【0261】例えば、図36に示される位置A21でペンアップされた場合(ペンダウンされた直後にペンアップされた場合)、図37に示されるように、先端画像341の右隣に終端画像323が描画され、全体として、犬を表わす画像が表示される。
【0262】一方、ステップS215において、CPU71は、ペンアップされていないと判定した場合、ステップS217に進み、編集対象画像上に補間縁画像を描画する。また、CPU71は、ステップS218に進み、補間縁画像に重畳して補間模様画像を描画し、ステップS219において、補間縁画像に補間模様画像を重畳してなる補間画像を表示する。さらに、CPU71は、先端画像と補間画像の境界部に生じた境界を消すため、ステップS220に進み、先端画像を再び描画する。
【0263】具体的には、例えば、図36Bに示されるような先端画像341が表示されている状態において、図38Aの矢印で示されるように入力ペン32が移動された場合、図38Bに示されるように、先端画像341が入力ペン32の進行方向に応じて回転され、位置A21から入力ペン32の進行方向に対して所定の距離だけ離間した位置B21に補間縁画像325が描画される。
【0264】また、図38Dに示されるように、補間縁画像325に重畳して補間模様画像324が描画され、補間画像342が表示される。また、先端画像341と補間画像342の境界部分には、補間縁画像325により縁325Aが生じてしまうため、それを消去すべく先端画像341が再び描画され、図38Eに示されるような画像が表示される。
【0265】図35の説明に戻り、CPU71は、ステップS220において先端画像を描画した後、ステップS215に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。すなわち、入力ペン32がペンアップされるまで、その軌跡に従って補間画像が描画される。
【0266】例えば、図39Aに示されるように、図38Eと同一の画像が表示されている状態において、続けて、矢印で示されるように入力ペン32が移動された場合、図39Bに示されるように、位置B21から矢印方向に所定の距離だけ離間した位置C21に、方形の補間縁画像327が描画され、さらに所定の距離だけ離間した位置D21に、円形の補間縁画像325が描画される。
【0267】図35を参照した説明においては、補間縁画像が描画された直後には、補間縁画像に重畳して補間模様画像が描画されるとしたが、補間縁画像により縁325Aのような境界部が生じてしまうため、入力ペン32の進行方向、または、入力ペン32の進行速度などに応じて、適宜、補間縁画像と補間模様画像の描画が制御される。
【0268】なお、円形の補間縁画像325と方形の補間縁画像327は、入力ペン32の進行方向に応じて描画される。すなわち、入力ペン32の軌跡がほぼ直線である場合は方形の補間縁画像327が描画され、例えば、入力ペン32の軌跡が進行方向に対して直角に曲がるなどの、所定の閾値以上の角度がある場合は、その角度が生じた位置の前後には、円形の補間縁画像325が描画される。これにより、描画によるドットのばらつきを抑制することができる。
【0269】このようにして位置C21に補間縁画像327が描画され、位置D21に補間縁画像325が描画された後、続けて、図39Dに示されるように補間縁画像325に重畳して補間模様画像324が描画され、図39Eに示されるように補間縁画像327に重畳して補間模様画像326が描画される。これにより、補間縁画像等が連続して入力された場合であっても、その境界部を補間模様画像により消去することができる。
【0270】また、図39Eに示される補間縁画像327と先端画像341の境界327Aを消去するため、先端画像321が再び描画され、図39Fに示されるような境界327Aが消去された画像が表示される。
【0271】このような伸長スタンプを利用して、ユーザは、より面白みのある画像を作成することができる。なお、ユーザは、「伸長スタンプ」ボタン207を操作し、予め用意されているスタンプ画像の中から好みのものを選択するとしたが、上述したようにして作成したスタンプ画像(撮影処理において保存し、領域編集等を行って作成したスタンプ画像)を軌跡に従って伸長できるようにしてもよい。
【0272】次に、図40のフローチャートを参照して、編集処理において消しゴムメニュー156から消しゴムツールが選択されたときに実行される編集消去処理について説明する。
【0273】上述したように、消しゴムメニュー156には、ペンツールにより入力されたペン画像、スタンプツールにより入力されたスタンプ画像、および、背景ブラシツールにより入力された背景ブラシ画像などの全ての落書きを一度で消去することができる「消しゴム」ツールと、被写体の背景として背景ブラシツールにより入力された背景ブラシ画像のみを消去することができる「背景ブラシ消しゴム」ツールが用意されている。
【0274】CPU71は、「消しゴム」ツールと「背景消しゴム」ツールのいずれかが選択されたとき、ステップS231において、「消しゴム」ツールが選択された、すなわち図10の「消しゴム」ボタン221が操作されたか否かを判定する。
【0275】CPU71は、「消しゴム」ボタン221が操作されたと判定した場合、ステップS232に進み、次に、入力ペン32が編集対象画像上にペンダウンされたか否かを判定する。CPU71は、ステップS232において、ペンダウンされていないと判定した場合、後述するステップS233、およびステップS234の処理をスキップし、一方、編集対象画像上にペンダウンされたと判定した場合、ステップS233に進み、ペンダウンされた位置にペン画像、スタンプ画像、または背景ブラシ画像のいずれかの画像があるか否かを判定する。CPU71は、ステップS233において、ペンダウンされた位置に画像がないと判定した場合、ステップS234の処理をスキップする。
【0276】CPU71は、ステップS233において、ペンダウンされた位置にペンツールにより入力されたペン画像、スタンプツールにより入力されたスタンプ画像、または、背景ブラシツールにより入力された背景ブラシ画像があると判定した場合、ステップS234に進み、ペンダウンされた位置にある全ての画像を消去する。
【0277】CPU71は、ステップS235において、「消しゴム」ツール以外、すなわち、ペンツール、スタンプツール等の他のツールが選択されたか否かを判定し、選択されていないと判定した場合、ステップS231に戻り以上の処理を繰り返し実行し、一方、他のツールが選択されたと判定した場合、処理を終了させる。
【0278】一方、ステップS231において、CPU71は、「消しゴム」ボタン221が操作されていない、すなわち、「背景ブラシ消しゴム」ボタン222が操作されたと判定した場合、ステップS236に進み、ペンダウンされたか否かを判定する。
【0279】CPU71は、ステップS236において、ペンダウンされたと判定した場合、ステップS237に進み、次に、ペンダウンされた位置に背景ブラシツールにより入力された背景ブラシ画像があるか否かを判定する。ステップS237において、CPU71は、ペンダウンされた位置に背景ブラシツールにより入力された背景ブラシ画像があると判定した場合、ステップS238に進み、背景ブラシ画像のみを消去する。すなわち、背景ブラシ画像に重畳してペン画像、またはスタンプ画像が入力されていた場合であっても、背景ブラシ画像のみが消去される。
【0280】そして、ステップS235において、他のツールが選択されたと判定された場合、処理は終了される。
【0281】図41は、落書き画面の表示例を示す図であり、以上のような処理により、例えば、「消しゴム」ボタン221が操作され、「消しゴムツール」が選択された状態において、スタンプ画像351上に入力ペン32が当接された場合、スタンプ画像351と、スタンプ画像351の下にある背景ブラシ画像352の領域が消去される。
【0282】また、例えば、「背景ブラシ消しゴム」ボタン222が操作され、「背景ブラシ消しゴムツール」が選択された状態において、背景ブラシ画像352上に入力ペン32が当接された場合、背景ブラシ画像352のうち、当接された領域の画像のみが消去される。
【0283】これにより、ユーザは、より効率的に、かつ迅速に編集の修正を行うことができる。すなわち、仮に、「背景ブラシ消しゴム」ツールが用意されていない場合、ユーザは、背景ブラシ画像のみを消去することができない。また、「背景ブラシ消しゴム」ツールと「前景(ペン画像、スタンプ画像)消しゴム」ツールのみが用意されている場合、ユーザは、ペン画像、およびスタンプ画像の他に背景ブラシ画像も含めて消去する場合、それぞれの消しゴムツールをその都度選択し、消去しなければならない。
【0284】図42は、画像印刷装置1の他の配置例を示す図である。図42に示される配置例は、図3に示されるものと基本的に同様であるため、重複する部分について、その説明は適宜省略する。
【0285】筐体11の面11gには、編集空間51の内部が外部から見えないように、カーテン362−1、および362−2がカーテンフレーム361に取り付けられている。カーテン362−1は、面11fと略同一平面上に設けられ、カーテン362−2は、面11gに対向して、所定の距離だけ離間して設けられる。なお、この例においては、カーテンフレーム361は、天井部材43とほぼ同一平面上に設けられている。
【0286】また、図42においては、画像印刷装置1の面11fの上方に案内装置363−1が設けられている。案内装置363−1は、制御装置61からの制御に基づいて、撮影空間42でユーザにより撮影処理が行われていないとき点灯し、撮影が可能であることを表わす「入れます」のメッセージを周囲のユーザに対して提示する。一方、案内装置363−1は、撮影空間42においてユーザにより撮影処理が行われているとき消灯し、撮影空間42で撮影が行われている最中であることを提示する。
【0287】同様に、カーテンフレーム361の先端、および背景パネル41の上部にも、制御装置61からの制御に基づいて、撮影が可能であるか否かを「入れます」のメッセージにより表わす案内装置363−2、および363−3がそれぞれ設けられている。従って、撮影空間42(背景パネル41)の外側、或いは、編集空間51(カーテン362−2)の外側にいるユーザも、現在、画像印刷装置1により撮影することが可能か否かを確認することができる。以下、案内装置363−1,363−2,363−3のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、まとめて案内装置363と称する。
【0288】なお、案内装置363(案内装置363−1,363−2,363−3)は、図42に示される位置以外に、様々な位置に設けるようにしてもよい。例えば、側面パネル45−1に設けるようにしてもよいし、面11fの反対側の面11e(図4参照)などに設けるようにしてもよい。
【0289】このように、様々な位置に案内装置363を設けることにより、画像印刷装置1がどのような場所に設置された場合であっても、撮影が可能であるか否かを周囲のユーザに確認させることができる。すなわち、仮に、背景パネル41の全体が建物の壁などに接した状態で設置された場合であっても、案内装置363−1、および363−2により、撮影が可能であるか否かを周囲のユーザに確認させることができる。
【0290】例えば、画像印刷装置1に2つの案内装置363を設けることで、コストの増加を抑制しつつ、画像印刷装置1の設置位置が移動された場合であっても、案内装置363の取り付け位置を変更する手間を抑制することができる。すなわち、画像印刷装置1に1つの案内装置363が設けられているとすると、画像印刷装置1の管理者は、ユーザが案内を確実に確認できるように、画像印刷装置1の設置位置に応じて案内装置363の取り付け面を適宜変更する必要があるが、少なくとも2つの案内装置363を異なる面にそれぞれ設けることにより、画像印刷装置1の設置位置に関わらず、ユーザに対して少なくとも1つの案内装置363により確実に案内を提示することができる。
【0291】また、画像印刷装置1に複数の案内装置363が取り付けられている場合、駆動させる案内装置363を管理者が選択できるようにしてもよい。すなわち、複数の案内装置363が取り付けられている場合、ユーザが案内を確認できない位置に案内装置363がくることもあり、ユーザが案内を確認できない位置にある案内装置363の駆動を停止することにより、画像印刷装置1の全体の消費電力を抑制するとともに、駆動が停止された案内装置363の消耗を抑制することができる。
【0292】なお、案内装置363の表示は、図42に示されるものに限られるものではなく、例えば、「撮影中」などの様々な表示とするようにしてもよいし、撮影処理が終了するまでの残り時間が表示されるようにしてもよい。従って、撮影処理の制限時間として、例えば、120秒が設定されている場合、撮影処理が開始されると同時に、「120,119,118…」のように、撮影処理が終了するまでの残りの時間が表示されることとなる。これにより、撮影待ちをしているユーザは、自分が撮影を開始できるまでの時間を確認することができ、待つことに対する安心感を抱くことができる。
【0293】また、案内装置363を、例えば、赤色ランプ、および青色(緑色)ランプにより構成し、赤色ランプの点灯は、現在撮影中であることを示し、青色ランプの点灯は、現在撮影中でないことを示すようにすることにより(赤色ランプと青色ランプの点灯に対して道路信号と同様の意味を持たせることにより)、ユーザは、現在撮影中であるか否かを直感的に確認することができる。
【0294】図43は、画像印刷装置1の他の構成例を示すブロック図である。図43に示される構成は、基本的に、図5に示される構成と同様であり、重複する部分について、その説明は適宜省略する。なお、図43においては、編集用モニタ31−1およびタッチパネル64−1、並びに、編集用モニタ31−2およびタッチパネル64−2はそれぞれ積層した状態で示されている。
【0295】制御装置61のCPU71は、上述したように、画像印刷装置1の全体の動作を制御するとともに、各部において発生したエラーを検出する。CPU71は、例えば、撮影装置12に関するエラーが発生したことを検出した場合、編集用モニタ31、タッチパネル64において行われている編集処理を管理するソフトウエアに関するエラーが発生したことを検出した場合、および、プリンタユニット65に関するエラーが発生したことを検出した場合のそれぞれの場合に応じて、後述するようにして最適な対応処理を行い、画像印刷装置1を利用しているユーザに与える影響を最小限に抑制する。
【0296】案内装置363は、制御装置61からの制御に基づいて点灯、または消灯を切り替え、撮影空間42における撮影状況を案内する。なお、案内装置363に設けられるLCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)により、表示が切り替えられるようにしてもよい。
【0297】図44は、画像印刷装置1の各処理のタイムチャートの例を示す図である。
【0298】図4を参照して説明したように、画像印刷装置1は、撮影空間42において撮影を行っているユーザの組、編集空間51において編集を行っているユーザの組、および、印刷待ち空間52においてシール紙91が排出されるのを待っているユーザの組の、3組のユーザに対する処理を同時に行うことができる。
【0299】画像印刷装置1は、所定の代金が投入されたとき、時刻T1乃至T2の期間(例えば、180秒間)において、1組目のユーザ(ユーザ1)に対する撮影処理を行い、時刻T2で撮影処理が終了されたとき、保存された画像データ(基本画像データ、およびスタンプ作成用画像データ)を編集用モニタ31に表示させるべく転送する。
【0300】そして、画像印刷装置1は、時刻T3乃至T4の期間(例えば、180秒間)において、ユーザ1に対する編集処理を行うとともに、2組目のユーザ(ユーザ2)に対する撮影処理を行う。画像印刷装置1は、時刻T4において、ユーザ1の編集処理により作成された画像データをプリントさせるべくプリンタユニット65に転送するとともに、ユーザ2の撮影処理により撮影された画像データを編集用モニタ31に表示させるべく転送する。
【0301】画像印刷装置1は、時刻T5乃至T6の期間(例えば、30秒間)において、ユーザ1に対する印刷処理を行い、それが終了したとき、ユーザ1に対する処理を終了する。
【0302】画像印刷装置1は、時刻T5においてユーザ2に対する編集処理、および3組目のユーザ(ユーザ3)に対する撮影処理を時刻T7までの期間実行する。以下、同様にして、画像印刷装置1は、時刻T7において、ユーザ2に対する編集処理により編集された画像データをプリントさせるべくプリンタユニット65に転送するとともに、ユーザ3に対する撮影処理により撮影された画像データを編集用モニタ31に表示させるべく転送する。
【0303】画像印刷装置1は、ユーザ2に対する処理により取得されたデータ、およびユーザ3に対する処理により取得されたデータの転送を終了したとき、時刻T8乃至T9の期間においてユーザ2に対する印刷処理を行い、それが終了したときユーザ2に対する処理を終了する。
【0304】一方、画像印刷装置1は、時刻T8乃至T10の期間においてユーザ3に対する印刷処理を行う。そして、画像印刷装置1は、ユーザ3により編集された画像データをプリンタユニット65に転送し、時刻T11乃至T12において印刷処理を行い、それが終了したときユーザ3に対する処理を終了する。
【0305】以下、同様にして、画像印刷装置1は、それぞれの組のユーザに対して、撮影処理、編集処理、および印刷処理を順次実行する。
【0306】従って、図44に示される時刻T1乃至T12の期間においては、常時、いずれかの組のユーザにより撮影処理が行われているため、案内装置363は点灯されない。
【0307】図45は、画像印刷装置1の全体の処理を説明するフローチャートであり、それぞれの処理の詳細は、上述したものと同様である。
【0308】すなわち、ステップS251において、制御装置61のCPU71は、硬貨処理部62からの出力に基づいて、撮影処理を開始するユーザがいるか否か、すなわち、代金が投入されたか否かを判定し、代金が投入されたと判定するまで待機する。
【0309】CPU71は、ステップS251において、代金が投入されたと判定した場合、ステップS252に進み、案内装置363が点灯している場合、それを消灯する。
【0310】そして、ステップS253において、CPU71は、撮影処理を実行する。すなわち、ステップS253において、図7、および図8を参照して説明した処理が実行される。
【0311】撮影処理を終了したとき、CPU71は、ステップS254において、案内装置363を点灯し、現在、撮影が可能であることを周囲のユーザに対して案内する。
【0312】CPU71は、ステップS255において、編集処理を実行する。すなわち、ステップS255において、図9を参照して説明した処理が実行される。
【0313】編集処理を終了したとき、CPU71は、ステップS256において、編集処理により編集され、生成された合成画像に基づいて印刷処理を行う。すなわち、CPU71は、合成画像データをプリンタユニット65のプリンタ部81に転送し、印刷させる。そして、印刷処理が終了されたとき、ステップS251に戻り、以上の処理が繰り返し実行される。
【0314】次に、図46のフローチャートを参照して、3組のユーザに対する処理を同時に行っている状態において、例えば、撮影装置12の不具合、編集処理を管理するソフトウエアの不具合、または、プリンタ部81の紙詰まり等の各種の不具合(エラー)が生じた場合の対応処理について説明する。
【0315】ステップS271において、CPU71は、生じたエラーが撮影装置12に関するエラーであるか否かを判定し、例えば、角度調節部の故障などの撮影装置12に関するエラーであると判定した場合、ステップS272に進み、撮影用モニタ16にエラー画面を表示し、撮影処理を中断する。
【0316】図47は、撮影用モニタ16のエラー画面の表示例を示す図である。
【0317】この例においては、「撮影装置エラー!お店の人を呼んでね。」のメッセージが表示されており、撮影処理が中断される。なお、図47に示されるように、例えば、もぐら叩きゲームなどの所定のゲームを開始するとき操作されるゲームボタン371を表示させるようにしてもよい。すなわち、ユーザは、画像印刷装置1の管理者(ゲームセンターの店員)により撮影装置12が点検されている期間、ゲームを行うことができ、撮影装置12が復旧するのを退屈することなく待つことができる。
【0318】ステップS273において、CPU71は、編集処理、および印刷処理を行っている場合、それを続行する。
【0319】ステップS274において、CPU71は、撮影装置12がエラー状態から復旧したか否かを判定し、復旧したと判定するまで待機する。CPU71は、ステップS274において、撮影装置12がエラー状態から復旧したと判定した場合、ステップS275に進み、図44を参照して説明したような通常処理を行い、処理を終了させる。
【0320】一方、ステップS271において、CPU71は、発生したエラーが撮影装置12に関するエラーでないと判定した場合、ステップS276に進み、次に、発生したエラーが、例えば、編集処理を管理するソフトウエアのエラー、すなわち編集処理に関するエラーであるか否かを判定する。
【0321】CPU71は、ステップS276において、発生したエラーが編集処理に関するエラーであると判定した場合、ステップS277に進み、撮影用モニタ16にエラー画面を表示し、撮影処理を中断する。また、ステップS278において、印刷処理を行っている場合、それを続行する。
【0322】図48は、ステップS277において、撮影用モニタ16に表示されるエラー画面の表示例を示す図である。
【0323】図48の例においては、「落書きエラー!準備ができるまでまってね。」のメッセージが表示されている。なお、図49に示されるような選択画面を表示し、撮影空間42にいるユーザに対しては、撮影、または、上述したようなゲームを行わせるようにしてもよい。
【0324】図49の表示例においては、「落書きエラー!準備ができるまでどちらで遊ぶ?」のメッセージが表示され、その下に、「撮影」を行うとき操作される撮影ボタン372、「ゲーム」を行うとき操作されるゲームボタン371、および、その選択方法を案内する選択案内373が表示されている。ユーザは、選択案内313による案内に従って操作パネル17を操作し、編集処理を管理するソフトウエアが復旧するまで、撮影、またはゲームを行う。
【0325】ステップS279において、CPU71は、編集処理を管理するソフトウエアを再起動し、ステップS280に進み、復旧したか、すなわち、通常通り編集処理を行うことができるか否かを判定し、復旧したと判定するまで待機する。
【0326】CPU71は、ステップS280において、編集処理を管理するソフトウエアが復旧したと判定した場合、ステップS281に進み、図44を参照して説明したような通常処理を行う。
【0327】一方、ステップS276において、CPU71は、発生したエラーが編集処理に関するエラーでないと判定した場合、ステップS282に進み、次に、例えば、プリンタ部81の紙詰まり、シール紙91切れ、インクシートの不足、或いは、制御タグ92に記憶されている識別情報の認証がとれないなどの印刷処理に関するエラーであるか否かを判定する。
【0328】CPU71は、ステップS282において、発生したエラーが印刷処理に関するエラーであると判定した場合、ステップS283に進み、編集用モニタ31−1、および31−2のいずれか一方にエラー画面を表示する。また、CPU71は、ステップS284に進み、撮影処理が行われている場合、それを続行し、さらに、ステップS285において、エラー画面が表示されてない編集用モニタにおいて編集処理を続行する。
【0329】図50は、編集用モニタ31に表示されるエラー画面の表示例を示す図である。
【0330】図50の例においては、編集用モニタ31−1において編集処理が続行され、編集用モニタ31−2においてエラー画面が表示されている。なお、編集用モニタ31−2には、「印刷エラー!お店の人を呼んでね。」のメッセージが表示されている。
【0331】印刷待ち空間52において待機していたユーザは、このエラー画面を確認した後、店員を呼び、シール紙ユニット66の交換等を依頼する。
【0332】CPU71は、ステップS286において、エラー状態から復旧したか否かを判定し、復旧したと判定するまで待機する。CPU71は、ステップS286において、エラー状態から復旧したと判定した場合、ステップS287に進み、図44を参照して説明した通常処理を行い、処理を終了する。
【0333】一方、ステップS282において、CPU71は、発生したエラーが印刷処理に関するエラーでないと判定した場合、すなわち、撮影装置に関するエラー、編集処理に関するエラー、および、印刷処理に関するエラーのいずれのエラーでもなく、停電などのエラーであると判定した場合、ステップS288に進み、エラー状態から復旧したか否かを判定し、復旧したと判定するまで待機する。
【0334】CPU71は、ステップS288において、エラー状態から復旧したと判定した場合、ステップS289に進み、図44を参照して説明したような通常処理を行い、処理を終了させる。
【0335】以上のような処理により、仮にエラーが発生した場合であっても、最適な対応を取ることができ、ユーザの混乱を最小限に抑制することができる。
【0336】なお、以上においては、撮影処理、編集処理、および印刷処理が同時に行われている場合について説明したが、例えば、撮影処理と編集処理のみ、編集処理と印刷処理のみ、または、撮影処理と印刷処理のみがそれぞれ行われている場合であっても、同様にして最適な対応を取ることができる。
【0337】例えば、撮影処理と編集処理のみが行われている状態において、エラーが発生した場合、ステップS271乃至ステップS281、ステップS288、およびステップS289の処理が行われ、発生したエラーに応じて最適な対応が選択される。すなわち、撮影装置に関するエラーが検出された場合、撮影用モニタ16にエラー画面が表示されるとともに、編集処理が続行される。一方、編集処理に関するエラーが検出された場合、撮影用モニタ16にエラー画面が表示されるとともに、編集処理を管理するソフトウエアが再起動される。
【0338】また、編集処理と印刷処理のみが行われている状態において、エラーが発生した場合、ステップS276乃至ステップS289の処理が行われ、発生したエラーに応じて最適な対応が選択される。すなわち、編集処理に関するエラーが検出された場合、印刷処理が続行されるとともに、編集処理を管理するソフトウエアが再起動される。一方、印刷処理に関するエラーが検出された場合、編集用モニタ31のいずれかにエラー画面が表示されるとともに、エラー画面が表示されていない方の編集用モニタ31において編集処理が続行される。
【0339】さらに、撮影処理と印刷処理のみが行われている状態において、エラーが発生した場合、ステップS271乃至ステップS275、ステップS282乃至ステップS289の処理が行われ、発生したエラーに応じて最適な対応が選択される。すなわち、撮影装置12に関するエラーが検出された場合、撮影用モニタ16にエラー画面が表示されるとともに、印刷処理が続行され、一方、印刷処理に関するエラーが検出された場合、編集用モニタ31のいずれかにエラー画面が表示されるとともに、撮影処理が続行される。
【0340】次に、図51のフローチャートを参照して、撮影エラーが発生したときに実行される、画像印刷装置1のより詳細な対応処理について説明する。
【0341】図51に示される処理は、図46を参照して説明したものと基本的に同様の処理である。以下、撮影処理において、撮影して得られた撮影画像を編集用モニタ31に表示させるべく転送するときに生じた転送のエラーを「転送エラー」と称し、撮影するときに照射されるフラッシュ(ストロボ)の故障を「ストロボ故障エラー」と称する。また、ストロボの発光回数を超えたとき(ストロボが使用できなくなったとき)に検出されるエラーを「ストロボ交換エラー」と称し、ストロボの残りの発光可能回数が少なくなったときに検出されるエラーを「ストロボ交換警告エラー」と称し、撮影装置12のエラーを「カメラエラー」と称する。
【0342】ステップS301において、CPU71は、発生したエラーが撮影画像の転送エラーであるか否かを判定し、転送エラーであると判定した場合、ステップS302に進み、画像印刷装置1を再起動する。従って、転送エラーが生じたときに、編集処理、および印刷処理が行われていた場合、それらの処理は停止される。なお、印刷処理、および編集処理が終了したタイミングで再起動が行われるようにしてもよい。
【0343】その後、処理は終了され、プログラムが正常に起動したとき、CPU71は、図44を参照して説明したような通常処理を行う。
【0344】一方、ステップS301において、CPU71は、発生したエラーが転送エラーでないと判定した場合、ステップS303に進み、そのとき編集処理、および印刷処理が行われている場合、それらの処理を続行する。
【0345】CPU71は、ステップS304において、次に、発生したエラーがストロボ交換警告エラーであるか否かを判定し、ストロボ交換警告エラーでないと判定した場合、ステップS305に進み、エラーの種類に対応したエラー画面を撮影用モニタ16に表示させる。
【0346】ステップS305において、発生したエラーがカメラエラーである場合、撮影用モニタ16には、図52に示されるようなエラー画面が表示される。図52の例においては、撮影処理を行っていたユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「カメラに異常があります。電源を切って確認してください。外の人が落書きを終了し、プリンタ動作が完全に停止してから電源を切ってください。」のメッセージが撮影用モニタ16に表示されている。
【0347】図52に示されるような画面が表示されたとき、ユーザは店員に撮影装置12(カメラ)の確認を依頼し、依頼された店員は撮影装置12を確認する。そして、ステップS306において、CPU71による撮影処理は停止され、撮影装置12が確認される。
【0348】また、発生したエラーがストロボ交換エラーである場合、ステップS305において、撮影用モニタ16には、図53に示されるようなエラー画面が表示される。図53の例においては、撮影処理を行っていたユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「ストロボの発光回数を超えました。サービスSWを押してください。」のメッセージが撮影用モニタ16に表示されている。
【0349】このようなエラー画面が表示され、表示されたタイミングでストロボを交換させることにより、ストロボの光量を所定の範囲内で常時維持することができる。
【0350】さらに、発生したエラーがストロボ故障エラーである場合、ステップS305において、撮影用モニタ16には、図54に示されるようなエラー画面が表示される。図54の例においては、撮影処理を行っていたユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「ストロボが発光しませんでした。電源を切って再起動してください。」のメッセージが撮影用モニタ16に表示されている。
【0351】図53、および図54に示されるような画面が表示されたとき、ユーザは店員にストロボの確認を依頼し、依頼された店員はストロボの交換等を行い、画像印刷装置1を再起動させる。従って、ステップS306において、CPU71による撮影処理は停止される。なお、撮影処理が停止された場合であっても、撮影処理と並行して編集処理、および印刷処理が行われていたとき、それらの処理は続行される。
【0352】図52乃至図54に示されるようなエラー画面が表示された後、処理は終了され、エラーから回復したとき、上述した通常処理が行われる。
【0353】一方、ステップS304において、CPU71は、発生したエラーがストロボ交換警告エラーであると判定した場合、ステップS307に進み、図55に示されるような警告画面を表示する。
【0354】図55の例においては、撮影処理を行っていたユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「あと3回でストロボ発光回数が規定回数になります。サービスSWを押してください。」のメッセージが撮影用モニタ16に表示されている。
【0355】図55に示されるような画面が表示されたとき、ユーザは店員にストロボの確認を依頼し、依頼された店員はストロボの交換等を行う。なお、ストロボ自体は、まだ所定の回数(この例においては残り3回)だけ発光が可能であるため、この時点でストロボを交換しなくても、所定の位置に設けられているサービススイッチを操作することで撮影を続行できるようになされている。
【0356】ステップS308において、CPU71は、撮影処理の継続が指示されたか否か、すなわち、サービススイッチが操作された、または、店員によりストロボが交換され、その後、サービススイッチが操作されたか否かを判定し、撮影処理の継続が指示されたと判定した場合、ステップS309に進み、撮影処理を継続する。
【0357】ストロボの残りの発光回数が少なくなってきたときに、このような警告画面を表示させるようにしたので、ストロボの光量を常に一定に維持することができ、より好適な画像を撮影することができる。また、一般に、交換するための新しいストロボを発注した場合、新しいストロボが店舗に届くまでに相当の時間がかかるが、このようにストロボが実際に使用できなくなる前に警告を表示させることにより、常時、質の高い写真を撮影することができる。
【0358】次に、図56のフローチャートを参照して、編集エラーが発生したときに実行される、画像印刷装置1の詳細な対応処理について説明する。
【0359】CPU71は、編集エラーが発生したときに印刷処理を行っていた場合、ステップS321において、その印刷処理を続行する。
【0360】ステップS322において、CPU71は、編集エラーが発生したときに撮影処理を行っていた場合、撮影用モニタ16にエラー画面を表示し、撮影空間42において撮影を行っているユーザに対して、編集エラーが発生したことを通知する。また、CPU71は、ステップS323において、編集用モニタ31の一方にエラー画面を表示し、編集空間51で編集を行っているユーザに対して編集エラーが発生したことを通知する。
【0361】図57は、ステップS322において撮影用モニタ16に表示されるエラー画面の表示例を示す図であり、この例においては、撮影処理を行っていたユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「落書きのプログラム(編集処理を管理するプログラム)が異常終了しました。シール機を再起動してください。再印刷します。」のメッセージが撮影用モニタ16に表示されている。
【0362】また、図58は、ステップS323において編集用モニタ31に表示されるエラー画面の表示例を示す図であり、この例においては、図57に示されるものと同様のメッセージが編集用モニタ31−1に表示され、一方、編集用モニタ31−2には編集画面が表示されている。
【0363】図57、および図58に示されるような画面が表示されたとき、撮影処理を行っていたユーザ、または編集処理を行っていたユーザは店員に編集エラーが発生したことを通知し、通知を受けた店員は画像印刷装置1を再起動させる。
【0364】ステップS324において、再起動が行われ、その後、図44を参照して説明したような通常処理が行われる。
【0365】次に、図59のフローチャートを参照して、印刷エラーが発生したときに実行される、画像印刷装置1の詳細な対応処理について説明する。
【0366】印刷エラーの発生を検出したとき、CPU71は、ステップS331において、シール取出口19の近傍に設けられているエラーランプを点灯し、印刷待ち空間52でシール紙が排出されるのを待機しているユーザに対して、印刷エラーが発生したことを通知する。
【0367】そして、CPU71は、ステップS332において、検出された印刷エラーがシール紙91のストック切れ、またはプリンタ部81のインクリボン切れによるものであるか否かを判定し、ストック切れ、およびインクリボン切れでないと判定した場合、ステップS333に進む。
【0368】ステップS333において、CPU71は、次に、検出された印刷エラーがシール紙91、またはインクリボンがプリンタ部81に詰まることによるものであるか否かを判定する。CPU71は、検出された印刷エラーが、シール紙91、またはインクリボンがプリンタ部81に詰まることによるものでないと判定した場合、そのエラーは、制御装置61からプリンタユニット65に画像データを転送する際に生じたエラーなど、再起動が必要なエラーであると認識し、ステップS334に進み、転送エラーの発生を通知するエラー画面を編集用モニタ31の一方に表示する。
【0369】図60は、ステップS334において表示されるエラー画面の例を示す図であり、図の例においては、ユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「印刷がタイムアウトし、正常に印刷されたことが確認できませんでした。プリンタを点検してからシール機を再起動してください。再印刷します。」のメッセージが編集用モニタ31−1に表示され、一方、編集用モニタ31−2には編集画面が表示されている。
【0370】図60に示されるような画面が表示されたとき、シール紙が排出されるのを待っていたユーザは店員に印刷エラーが発生したことを通知し、通知を受けた店員は画像印刷装置1を再起動させる。
【0371】ステップS335において、再起動が行われ、その後、図44を参照して説明したような通常処理が行われる。
【0372】一方、ステップS333において、CPU71は、検出された印刷エラーが、シール紙91、またはインクリボンがプリンタ部81に詰まることによるものであると判定した場合、ステップS336に進み、そのエラーの発生をユーザに通知すべく、エラー画面を編集用モニタ31の一方に表示する。
【0373】図61は、ステップS336において表示されるエラー画面の例を示す図であり、図の例においては、ユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「プリンタのシール紙、またはインクリボンが詰まっています。シール紙とインクリボンを正しくセットし直した後、サービスSWを押してください。」のメッセージが編集用モニタ31−1に表示され、一方、編集用モニタ31−2には編集画面が表示されている。
【0374】図61に示されるような画面が表示されたとき、シール紙が排出されるのを待っていたユーザは店員に印刷エラーが発生したことを通知し、通知を受けた店員は画像印刷装置1を再起動させる。
【0375】そして、ステップS335において、再起動が行われ、その後、図44を参照して説明したような通常処理が行われる。
【0376】一方、ステップS332において、CPU71は、検出された印刷エラーがシール紙91のストック切れ、またはプリンタ部81のインクリボン切れによるものであると判定した場合、ステップS337に進み、図62に示されるような、シール紙91のストック切れ、またはプリンタ部81のインクリボン切れを通知するエラー画面を編集用モニタ31の一方に表示する。
【0377】図62の例においては、ユーザに対する「お店の人を呼んでください。」のメッセージと、ユーザにより確認を依頼された店員に対する「シール紙がなくなりました。プリンタに新しいシール紙・インクリボン・制御タグをセットしてください。また、その後、サービスSWを押してください。」のメッセージが編集用モニタ31−1に表示され、一方、編集用モニタ31−2には編集画面が表示されている。
【0378】図62に示されるような画面が表示されたとき、シール紙が排出されるのを待っていたユーザは店員に印刷エラーが発生したことを通知し、通知を受けた店員は新たなシール紙ユニット66を画像印刷装置1に装着する(シール紙ユニット66を補給する)。
【0379】なお、シール紙ユニット66が交換されている間であっても、撮影処理、および編集処理は続行される。すなわち、図62に示されるような画面が表示されている状態において、CPU71は、編集用モニタ31−2に対する入力に応じて編集処理を続行する。
【0380】CPU71は、ステップS339において、シール紙91、またはインクリボンの補給が完了したか否かを判定し、それらの補給が完了したと判定するまで待機する。CPU71は、ステップS339において、シール紙91等の補給が完了したと判定した場合、ステップS340に進み、印刷処理を続行する。従って、その後、上述したような通常処理が行われる。
【0381】以上のように、発生したエラーの種類と、エラーが発生したタイミングにおいてユーザにより行われていた処理に応じて、エラー画面の表示を切り替えるようにしたので、エラーが生じたことによるユーザへの影響を最小限に抑制することができる。
【0382】なお、上述した案内装置363を点滅させることで、エラーの発生を店員に通知させるようにしてもよい。案内装置363は、図42に示されるように、通常、装置の上方に設けられるため、エラーが検出されたとき、案内装置363を点滅させるようにすることにより、店員は、エラーの発生を迅速に確認することができる。また、エラーの種類によって、点滅のパターンを変更させるようにしてもよいし、案内装置363の点灯を制御する回路上に、PHS等の無線通信部や、有線の通信部を設け、ランプの点滅と同時に、エラーが発生したことが画像印刷装置1の管理者が待機する管理室等に通報されるようにしてもよい。
【0383】図63は、本発明を適用した画像印刷装置の他の構成例を示す図である。
【0384】以上においては、筐体11の正面(面11a等)の臨む場所、背面(面11g)の臨む場所、および側面(面11f)の臨む場所に、撮影空間42、編集空間51、および印刷待ち空間52がそれぞれ設けられ、1つの装置において撮影処理、編集処理、および印刷処理が行われるとしたが、図63に示されるように、それぞれの処理を複数の装置により実行させるようにしてもよい。
【0385】この場合、図63に示されるように、画像印刷装置1(筐体11)と落書き用(編集用)端末381、画像印刷装置1と印刷用端末382はそれぞれ有線、または無線で接続されており、撮影処理が終了されたとき、保存された画像データが画像印刷装置1から落書き用端末381に転送される。また、落書き用端末381における編集処理が終了したとき、編集が施された画像データが、画像印刷装置1を介して、落書き用端末381から印刷用端末382に転送される。
【0386】従って、ユーザは、撮影空間42において撮影処理を行った後、白抜き矢印で示されるように、落書き用端末381の前方に設けられる編集空間51に移動して編集を行い、それを終了したとき、次に、白抜き矢印で示されるように、印刷用端末382の前方に設けられる印刷待ち空間52において、シール取出口19からシール紙が排出されるまで待機する。
【0387】このように、撮影処理、編集処理、および印刷処理をそれぞれ他の装置で行わせることにより、画像印刷装置1(筐体11)自体を、よりコンパクトに構成することができる。また、例えば、撮影処理を終えたユーザが編集処理を行うべく編集空間に移動する際に、印刷待ち空間52で印刷待ちをしているユーザが邪魔となるようなことを回避することができる。さらに、印刷待ちをしているユーザは、周辺の他の機械などを見るなどして、退屈することなく印刷待ちをすることができる。
【0388】なお、図63に示される撮影空間42、編集空間51において行われる撮影処理、および編集処理は、上述したものと同様の処理である。
【0389】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、いずれの処理が行われている場合であっても、最適な対応を選択することができ、ユーザに与える影響を最小限に抑制することができる。




 

 


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