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発明の名称 画像印刷装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−69860(P2003−69860A)
公開日 平成15年3月7日(2003.3.7)
出願番号 特願2001−316187(P2001−316187)
出願日 平成13年10月15日(2001.10.15)
代理人 【識別番号】100082131
【弁理士】
【氏名又は名称】稲本 義雄
【テーマコード(参考)】
5C022
5C054
【Fターム(参考)】
5C022 AA13 AB62 AB66 AC27 AC42 
5C054 AA05 CA04 CC02 CE16 CF01 CG08 CH02 EA01 EA05 EA07 EH07 FA02 GA04 GA05 GC03 GD07 HA14
発明者 稲毛 勝行 / 今井 弘毅 / 有元 幸郎 / 東 義弘
要約 課題
カメラ姿勢をユーザの好みのポーズに応じた適切なものにする。

解決手段
画像印刷装置の筐体と背景パネルとの間が撮影空間とされている。筐体には、撮影空間に居る被写体を撮影する撮影装置31と、撮影された画像を表示する表示画面とが装備されている。撮影装置31は、筐体に固定された固定ケーシング101の他に、中間ケーシング102と保持ケーシング105を有する。中間ケーシング102は、横方向軸線J1を中心に回動自在として固定ケーシング101に連結され、モータ124によって回動駆動される。保持ケーシング105にカメラが保持され、中間ケーシング102と保持ケーシング105とがトルクリミッタ106を介して連結されている。保持ケーシング105が、モータ104によって、その駆動軸104aを中心にして回動駆動される。駆動軸104aが縦方向軸線J2を構成している。
特許請求の範囲
【請求項1】 撮影空間の前方に位置される筐体に、該撮影空間にある被写体を撮影する撮影手段と、該撮影手段により撮影された画像を表示すると共に表示面が該撮影空間に臨むように設定された第1の表示手段とを設けてなる画像印刷装置において、前記撮影手段を構成するカメラが、所定の横方向軸線を中心に回動されることにより前記撮影空間に対する仰角が変更可能とされ、かつ所定の縦方向軸線を中心に回動されることにより撮影フレームが少なくとも正立姿勢と横向き姿勢との間で変更可能とされていることを特徴とする画像印刷装置。
【請求項2】 前記筐体に固定される固定ケーシングに、前記横方向軸線を中心に回動可能として可動ケーシングが取り付けられると共に、該可動ケーシングを回動駆動する第1アクチュエータが設けられ、前記可動ケーシングに、前記カメラが前記縦方向軸線を中心に回動可能に保持されると共に、該カメラを回動駆動する第2アクチュエータが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項3】 前記可動ケーシングが前記横方向軸線を中心に回動されるとき、各回動ストローク端において該可動ケーシングに対して当接して該可動ケーシングがそれ以上の回動を規制するストッパが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像印刷装置。
【請求項4】 前記可動ケーシングが、前記右向き姿勢とされたときおよび前記左向き姿勢とされたときに、該可動ケーシングに当接されて該可動ケーシングがそれ以上回動されるのを規制するストッパが設けられ、前記カメラと前記第2アクチュエータとの間にトルクリミッタが介在されていることを特徴とする請求項2に記載の画像印刷装置。
【請求項5】 前記カメラの光軸と前記縦方向軸線とがオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項6】 前記撮影空間の前記第1の表示手段と異なる位置に設置され、前記撮影手段により撮影された前記画像を表示する第2の表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像印刷装置。
【請求項7】 前記第2の表示手段は、前記撮影手段による撮影時において前記被写体が利用する撮影台の近傍に設置されることを特徴とする請求項6に記載の画像印刷装置。
【請求項8】 前記第2の表示手段は、前記画像を表示する表示面の方向が可変であるように設置されることを特徴とする請求項6または7に記載の画像印刷装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する画像印刷装置(例えば、プリントクラブ(商標))が知られている。そして、この画像印刷装置には、ユーザは、撮影した画像上に付属のペンで任意の文字や図形などを書き込む(編集する)ことができるようになされているものも存在する。
【0003】この種の画像印刷装置にあっては、ユーザは、画像印刷装置の正面に構成される撮影空間において好みのポーズをとって撮影を行うことになる。そして、画像印刷装置には、撮影時に作動されるストロボや、ストロボで発光された照射光を撮影空間に向けて反射させる反射板が設けられるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影空間にある被写体としてのユーザは、種々の好みのポーズをとるものであり、このポーズに応じた適切な撮影を行うことが要求される。例えば、上半身特に顔をアップした撮影とすることが要求されたり、顔から足先までというように全身を撮影することが要求されたりする。このような要求に対しては、カメラの撮影空間に対する仰角を一定のままとしたのでは対応できないものとなる。
【0005】また、被写体としてのユーザは、1人の場合の他、複数人の場合もあり、複数人の場合であってもその人数の多少は様々である。そして、人数の相違や背景との関係等によって、例えば縦長の画像とすることを要求したり、横長の画像とすることを要求したりすることになる。さらに、被写体が撮影空間内において全体的に左寄りの位置となったり、あるいは右寄りの位置になったりすることがあるが、このようなことは、ユーザ側からすれば、撮影空間に対する撮像フレーム(カメラで撮影される範囲となる外枠)の左右方向での位置関係の変更の要求となる。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、被写体としてのユーザの好みのポーズに対応してカメラの位置設定を変更できるようにして、ユーザの好みの応じた適切な撮影が行えるようにした画像印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、撮影空間の前方に位置される筐体に、撮影空間にある被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された画像を表示すると共に表示面が撮影空間に臨むように設定された第1の表示手段とを設けてなる画像印刷装置において、撮影手段を構成するカメラが、所定の横方向軸線を中心に回動されることにより撮影空間に対する仰角が変更可能とされ、かつ所定の縦方向軸線を中心に回動されることによりその撮影フレームが少なくとも正立姿勢と横向き姿勢との間で変更可能とされているようにしてある。本発明によれば、カメラの仰角および撮像フレームの設定をユーザの好みのポーズに応じて最適なものとして、ユーザが好む画像を提供することができる。
【0008】前記筐体に固定される固定ケーシングに、横方向軸線を中心に回動可能として可動ケーシングが取り付けられると共に、可動ケーシングを回動駆動する第1アクチュエータが設けられ、可動ケーシングに、カメラが縦方向軸線を中心に回動可能に保持されると共に、カメラを回動駆動する第2アクチュエータが設けられているようにすることもできる。この場合、カメラの横方向軸線を中心とした回動のための機構と、縦方向軸線を中心とした回動のための機構とを別個独立した構成することができるので、カメラの動きを確実にしつつ、構造も簡単になる。
【0009】前記可動ケーシングが横方向軸線を中心に回動されるとき、各回動ストローク端において可動ケーシングに対して当接して可動ケーシングがそれ以上の回動を規制するストッパが設けられているようにすることができる。このようにすることによって、ユーザが誤って横方向軸線を中心にして大きく回動され過ぎてしまう事態を防止することができる。
【0010】前記可動ケーシングが、右向き姿勢とされたときおよび左向き姿勢とされたときに、可動ケーシングに当接されて可動ケーシングがそれ以上回動されるのを規制するストッパが設けられ、カメラと第2アクチュエータとの間にトルクリミッタが介在されているようにすることができる。この場合、ストッパに可動ケーシングが当接することにより確実に一方向き姿勢位置あるいは他方向き姿勢位置を確保しつつ、トルクリミッタにより第2アクチュエータに無理な力が作用するのが防止される。
【0011】前記カメラの光軸と縦方向軸線とがオフセットされているようにすることができる。このようにすることによって、撮像フレームつまり撮影範囲を、撮影空間に対して相対的に右寄りあるいは左寄りに変更することが可能となる。
【0012】前記撮影空間の第1の表示手段と異なる位置に設置され、撮影手段により撮影された画像を表示する第2の表示手段をさらに備えるようにすることができる。すなわち、撮影空間内において、第1の表示手段とは異なる位置に、カメラが撮影した画像を表示するモニタが設置される。これにより、ユーザは、撮影画像が表示される第1の表示手段が設けられた筐体の方向を向かずに、撮影用の好みの姿勢をとりながら、第2の表示手段によりカメラの撮影範囲を確認し、設定することができる。
【0013】前記第2の表示手段は、撮影手段による撮影時において被写体が利用する撮影台の近傍に設置されるようにすることができる。第2の表示手段は、撮影空間内において、カメラや第1の表示手段を有する筐体と向き合うように設置された撮影台の近傍に、操作パネルとともに設置される。これにより、ユーザは、筐体に近づかずに、撮影台に位置したまま、カメラの撮影範囲を確認し、設定して撮影を行うことができる。
【0014】前記第2の表示手段は、画像を表示する表示面の方向が可変であるように設置されるようにすることができる。撮影空間に設置された第2の表示手段の画像表示面は、その表示方向をユーザの好みの方向に変えることが可能である。これにより、ユーザは、撮影用の姿勢を保ちながら、より容易にカメラの撮影範囲を確認し、設定して撮影を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1、図2において、画像印刷装置1の筐体(ケース)11に対して所定間隔をあけて背景パネル6が配設され、筐体11と背景パネル6との間の空間が撮影空間3とされている。背景パネル6の直前方には、階段状の撮影台2が配設され、この撮影台2に乗った状態の被写体(ポーズをとったユーザ)が、符号Hで示される。なお、以下の説明では、撮影空間3の方向付けを、筐体11と背景パネル6とを結ぶ方向を前後方向と称し、撮影空間3のうち筐体11側を前方とし、背景パネル6側を後方とする。また、筐体11の各壁面については、撮影空間3に臨む面を正面部11aと称し、撮影空間3とは反対側の面を背面部11bと称し、左の側面部が符号11cで、右の側面部が符号11dで示される。
【0016】前記背景パネル6は、その左右方向の長さが撮影台2の左右方向長さとほぼ同一とされているが、撮影台2よりも十分高く上方へ伸びている。背景パネル6の上部のうち、撮影空間3に臨む側の面となる前面には、被写体Hの背景として好適な背景が施されている。
【0017】画像印刷装置1の有する各種装置の概略について、図9〜図12をも参照しつつ説明する。まず、筐体11の正面部11aには、その右方位置において硬貨投入口12が設けられており、ユーザは、画像印刷装置1を利用するとき、所定の金額を投入し、投入された硬貨は最終的に筐体11内の収納箱(金庫)4に収納される。正面部11aには、硬貨投入口112の近傍において、撮影案内用スピーカ13が設けられている。撮影案内用スピーカ13は、各種の音声ガイダンスなどを出力し、ユーザに対して、撮影方法(シール作成の進行方法)を案内する。
【0018】正面部11aの中央上部には、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid CrystalDisplay)などよりなる撮影用モニタ14が設置されている。撮影用モニタ14は、撮影方法を案内する画面や、撮影装置31により撮影された被写体の画像を表示する。
【0019】正面部11aには、モニタ14の近くにおいて、操作パネル15が設置されている。操作パネル15は、ユーザにより操作される各種の操作ボタンよりなり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ32のズームを調整するときなどに操作される。具体的には、図3に示すように、操作パネル15には、例えば、撮影用モニタ14に表示される各種の選択に対して、決定するとき操作される「○ボタン」201、決定したものをキャンセルするとき操作される「×ボタン」202、撮影用モニタ14に表示されるカーソルなどを移動するとき操作される「+ボタン」203、「−ボタン」204などが配置され、そのほか、撮影の開始を指示するとき操作される「撮影スタートボタン」などが適宜配置される。
【0020】操作パネル15には、以上に加えて、撮影装置31(CCDカメラ32、取り込み画像表示部33)の姿勢調整のための指令を行うボタンとして、「↑ボタン」205、「↓ボタン」206、「回転ボタン」207が設けられている。「↑ボタン」205を操作することにより撮影装置31が上向きに変化し、「↓ボタン」206を操作することにより撮影装置31が下向きに変化する。また、「回転ボタン」207を操作することにより、撮影装置31が縦方向軸線を中心にして90度づつ回転される。実施形態では、「回転ボタン」207を操作する毎に、撮影装置31が、正立姿勢→左向き姿勢→正立姿勢→右向き姿勢→正立姿勢→左向き姿勢・・・・というように変化される。
【0021】また、正面部11aには、モニタ14を挟んで左右一対の照明装置16L、16Rが配置されて、操作パネル15等を操作するのに必要な撮影空間3の明るさを確保している。この照明装置16L、16Rには、被写体Hを撮影するタイミングで作動されるストロボを別途内蔵させておくこともできる(照射方向は撮影台2に向かう方向に設定)。この照明装置は、斜め上方を向いて設置されており、撮影時アップの際の適度な下からの光量を維持する意図もある。
【0022】筐体11の上方には、左右方向中間部において、撮影装置31が設置されている。この撮影装置31の所定の角度だけ斜め下方向を向いた面には、CCDカメラ32、および小型のLCDなどよりなる取り込み画像表示部33が配置されている。CCDカメラ32は、被写体の画像を取り込み、その画像(動画像)は、取り込み画像表示部33に表示される。取り込み画像表示部33がCCDカメラ32の近傍に設けられているため、ユーザは、取り込み画像表示部33に表示されている自分の画像を確認しながら、視線をほぼCCDカメラ32に向けた状態で撮影することができる。
【0023】撮影台2の近傍には、筐体11に設置されている操作パネル15と同様の操作ボタンが配置される撮影台用操作パネル72が設置されている。すなわち、ユーザは、筐体11(操作パネル15)に近づかなくても、撮影台用操作パネル72の操作ボタンを操作して撮影することができる。撮影台用操作パネル72から入力された各種の情報は、床下にあるケーブル221(図34参照)を介して画像印刷装置1に供給される。
【0024】筐体11の左側面部11cには、CRTやLCDなどよりなる編集入力用モニタ18、編集案内用スピーカ19、タッチペン20、およびシール取り出し口21が設けられている。
【0025】CCDカメラ32で撮影され、編集する画像として選択され、保存された画像は、ユーザが撮影処理を終了した後、編集入力用モニタ18に表示される。編集入力用モニタ18には、タッチパネル93(図6参照)が積層されており、ユーザは、編集入力用モニタ18に表示されている画像に対して、タッチペン20を操作することにより、編集対象の画像(以下、適宜、編集対象画像と称する)に任意の文字や図形などを書き込む(入力する)ことができる。編集入力用モニタ18が位置される筐体11の左側面11cは、撮影空間3の外部に相当し、この左側面部11cつまり編集入力用モニタ18が臨む外部空間が編集空間5とされる。
【0026】すなわち、ユーザは、筐体11の正面部11aに向かうようにして撮影空間3に位置して、撮影装置31によって自分自身を撮影したのち、筐体11の左側面部11cが臨む場所となる編集空間5へ移動して、撮影した自分自身の画像を編集する。
【0027】編集入力用モニタ18は、編集対象画像とともに、様々な編集ツールの選択ボタンなどを表示する。そして、編集入力用モニタ18は、タッチペン20で書き込みがされたとき、その入力に応じて生成した編集済みの画像を表示する。編集案内用スピーカ19は、ユーザに対して、編集の入力方法を説明する音声ガイダンスを出力する。
【0028】タッチペン20は、編集入力用モニタ18に積層されるタッチパネルの位置検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成され、編集に使用されないときは、左側面部11cに設けられた突起部等の保持部(図示略)に引っかけられる。シール取り出し口21は、所定の数、および大きさの複数のシールからなる、編集済みの画像が印刷されたシールシートを排出する。
【0029】再び図1、図2において、撮影空間3の上方は、全体的に天井部材41によって覆われている。撮影空間3の右側面は、全体的に右側方部材42によって覆われている。撮影空間3の左側面のうち、背景パネル6から撮影台2の前端位置まで、つまり撮影空間3のほぼ後半分が、全体的に左側方部材43によって覆われている。上記各部材41、42、43は、例えば合成樹脂等からなる可撓性シートによって構成されて、撮影空間3を外部と仕切っている。
【0030】撮影空間3の左側方のうち、前半分は、天井部材41の左側端から所定長さだけ下方へ伸びる開閉式のカーテン44によって覆われている。すなわち、ユーザは、カーテン44をあけて撮影空間3内に入った後、カーテン44を閉め、撮影空間3内において撮影を終了した後に、再びカーテン44をあけて撮影空間3から出て、編集空間5となる編集用モニタ18の前に移動することになる。
【0031】可撓性シートからなる天井部材41を保持するために、撮影空間3の上方には、図4にも示すように、保持フレーム51が配設される。保持フレーム51は、前後方向に細長く伸びる左右一対の側方フレーム部52L、52Rを有する。左右一対の側方フレーム部52L、52Rは、その前後各端において、端部連結フレーム部53、54によって互いに連結されると共に、撮影空間3の前後方向ほぼ中間部において中央連結フレーム部55によっても互いに連結されている。各フレーム部52L、52R、53、54、55はそれぞれ、金属あるいは合成樹脂のパイプ材やアングル材を利用して、軽量でかつ十分な曲げ強度を有する部材によって構成される。
【0032】上記保持フレーム51は、その前端部が、左右一対の上下方向に伸びる支持フレーム56L、56Rを介して、筐体11のうち背面部11b付近に連結、支持されている。また、保持フレーム51の後端は、背景パネル6の上端に連結されている。さらに、保持フレーム51は、中央連結フレーム部55付近において、上下方向に伸びる左右一対の中央支持フレーム57L、57Rを介して支持されている。中央支持フレーム57L、57Rは、撮影空間3の前後方向のうち、撮影台2の前端付近に位置されている。そして、中央支持フレーム57L、57Rは、その上下方向ほぼ中間部において、前後方向に伸びる複数本(実施形態では2本)の補強フレーム58L、58Rを介して背景パネル6と連結されている。
【0033】可撓性シートからなる天井部材41は、保持フレーム51に取り付け、固定される。すなわち、天井部材41の内面41aは撮影空間3に大きな面積でもって臨むことになるが、中央連結フレーム部55によって、その前後方向中間部分が下方へ垂れてしまうことが確実に防止されて、極力面一な平坦面を構成するようになっている。
【0034】天井部材41は、後述するように反射板を構成するもので、その内面41aが反射面とされる。このため、反射面としての内面41aは、ほぼ白色とされ、かつ細かい凹凸が施されたつや消し処理がなされている。ほぼ白色とすることにより、反射効率が向上され、またつや消し処理することによって、別途拡散板を用いることなく、反射光を広くかつ均一に拡散させることができる。
【0035】筐体11の上方には、撮影装置31を挟むようにして、上下方向に伸びる左右一対の上側反射板60が設けられている。各上側反射板60は、合成樹脂等の薄板によって形成されて、筐体11の背面部11bから上方へ伸びており、上方へ向かうにつれて徐々に撮影空間3に向かうように湾曲形成されている。すなわち、上側反射板60は、撮影空間3にオーバハングするように伸びて、その上部先端が天井部材41の直近に位置されている。この上側反射板60のうち撮影空間3に臨む反射面60aは、ほぼ白色でかつ細かい凹凸が施されてつや消し処理されている。
【0036】図5にも示すように、筐体11の上部には、上側反射板60の下方において、左右一対の上側ストロボ61が内蔵されている。この上側ストロボ61は、撮影装置31と連動して作動されるもので、上側反射板60の下端部の直前方に位置している。筐体11には、上側反射板60と上側ストロボ61との間の位置において、上側ストロボ61で発光された照射光が通過される開口部62が形成されている。
【0037】上側ストロボ61は、斜め前方かつ上方へ向けて、つまり上側反射板60に向かって発光するようになっている。上側ストロボ61で発光された照射光は、上側反射板60で反射されて反射光α(図1、図2参照)となり、この反射光αは、撮影台2の上でポーズをとっている被写体Hの上部、特に顔の上部付近に向かうようにされる(背景パネル6の上部付近に向かうようにされる)。上側ストロボ61による上側反射板60での照射領域(照射パターン)が図6に示されるが、その上端位置が符号α1で示され、下端位置が符号α2で示される。
【0038】上側反射板60の反射面60aはほぼ白色であるので反射効率が高いものとなる。また、反射面60aがつや消し処理されていることにより、別途拡散板を用いなくても、反射光αは十分拡散されることになる。図5において、撮影装置31の光軸31aを水平方向に伸ばしたとき、上側反射板60の反射面60a上において、上側ストロボ61の光軸61aが撮影装置31の光軸31aとほぼ同じ高さか若干高い位置となるように設定されている。
【0039】筐体11における正面部11aの下部には、左右方向に細長く伸びる開口部63が形成されている。この開口部63に沿うようにして、筐体11内には、下側反射板64が配設されている。下側反射板64の反射面64aは、ほぼ45度の傾きをもって上方かつ後方(撮影空間3側)に向かうように設定されている。この反射面64aも、ほぼ白色でかつ細かい凹凸が施されたつや消し処理されている。
【0040】図1、図9において、筐体11内には、下側反射板64の上方位置において、下方に向けて発光する下側ストロボ65が配設されている。下側ストロボ65は、撮影装置31と連動して作動するもので、ここから発光された照射光は、下側反射板64の反射面64aで反射されて反射光β(図1、図2参照)となり、この反射光βは、開口部63を通って、若干上方に向かうようにして撮影空間3に向けられる。これにより、反射光βによって、撮影空間3の下部が照射されることになる。
【0041】下側ストロボ65による左右方向の照射幅は、図9一点鎖線で示すように左右方向の長く伸びる下側反射板64のほぼ全長に渡るようにされている。反射面64aでの反射効率が高いことと、つや消し処理されていることにより反射光βの拡散作用によって、撮影空間3の下部が左右方向全長に渡ってほぼ均一に照射される。
【0042】図1、図2に示すように、撮影空間3の高い位置でかつ前後方向ほぼ中間位置において、左右一対の側方ストロボ66が配設されている。この側方ストロボ66は、図7に示すように、反射面としての前述した天井部材41の内面41aに向けて発光されるもので、その照射方向は、特に図7に示すように、上方かつ左右方向内方側に向かうようにされている。
【0043】側方ストロボ66で発光された照射光は、天井部材41の内面41で反射されて反射光γ(図1、図2参照)となり、この反射光γによって、撮影空間3がほぼ全体的に、上方から照射されることになる。特に、内面41aは、ほぼ白色とされているので反射効率が高く、かつつや消し処理されているので反射光γが十分拡散されたものとなり、撮影空間3が広い範囲に渡って上方からほぼ均一に照射される。
【0044】側方ストロボ66は、直接側方部材42,43に取り付けるようにすることもできるが、図8に示すように、保持フレーム51と中央支持フレーム57とに跨って平板状の取付ブラケット67を固定するのが、しっかりとした取り付けを確保する上で好ましい。具体的には、取付ブラケット67に対して合成樹脂等によって形成された保持ケース68が固定され、この保持ケース68内に側方ストロボ66が収納される。勿論、保持ケース68の上面部には、側方ストロボ66からの照射光が通過される開口部68aが形成される。
【0045】次に、図2を参照しつつ、本発明装置利用するユーザの移動について説明する。まず、撮影をするとき、ユーザは、筐体11と背景パネル6の間の撮影空間3に入場し、撮影台2を利用して様々なポーズを取って撮影する。
【0046】撮影空間3での撮影が終了したとき、撮影用モニタ14には、編集空間5への案内画面が表示されるため、ユーザはこの案内に従って、撮影空間3から出場して編集空間5へ入場する。そして、編集入力用モニタ18を利用して編集対象画像に対して編集した後、ユーザは、シール取り出し口21から排出されるシールシートを受け取る。
【0047】このように、撮影空間3と編集空間5とを異なる位置に設けることにより、次に順番待ちをしているユーザがいる場合、そのユーザは、それまで撮影空間で撮影をしていたユーザと入れ替わりに撮影空間に入場し、撮影を開始することができる。そのため、撮影の待ち時間を短縮することができ、それとともに、編集する時間を長く設定することができる。その結果、画像印刷装置1を管理する管理者の側からすれば、ユーザの回転率が向上することとなり、収益率が向上する。
【0048】図1、図9、図13に示すように、筐体11内には、編集入力用モニタ18を利用して編集された後の画像を印刷するプリンタ89が装備されている。プリンタ89は、筐体11の左側面部11c寄りに配設されて、この左側面部11cに、プリンタ89によって印刷されたシールシートが供給されるシール取り出し口21が形成されている。すなわち、プリンタ89は、所定の量のロール型のシールシートがストックされ、所定の領域のシールシートに、ユーザが選択した所定のレイアウトの編集済みの画像を印刷され、カットされて排出される。なお、プリンタ89とシール取り出し口21とは、プリンタ89に着脱自在な排出ダクト46(図9参照)を介して連結されている。
【0049】筐体11における左側面部11cの下部には、大きな開口部47が形成され、この開口部47が、蓋部材48によって開閉されるようになっている(図11をも参照)。蓋部材48は、鍵付きで、扉形式で開閉されるようになっており、閉じられたときに左側面部11cの一部を構成する。なお、蓋部材48は、ねじ等により筐体11に固定されて、ねじの取り付け、取り外しに応じて開口部47を開閉するように構成する等、開閉のための構成は適宜の手法が採択し得る。
【0050】上記蓋部材48に、前述のシール取り出し口21が形成されている。また、前述の排出ダクト46は常時は蓋部材48に固定されていて(図13では排出ダクト46は図示略)、蓋部材48を閉じたときに、プリンタ89のシール排出口に接続される。蓋部材48を開くことにより、プリンタ89が大きな開口部47を通して外部から接近可能とされる。これにより、蓋部材48を開いて、プリンタ89へのシールシートの補給が行われる。
【0051】プリンタ89は、ストックされているシールシートの量を検出するセンサ(図示略)を有している。ストックされているシールシートが無くなったとき、あるいは残りが所定枚数以下となったときに、プーリ端89から編集入力用モニタ18に所定の信号が出力されて、編集入力用モニタ18に、シールシートを補給すべき旨の表示が行われる。
【0052】画像印刷装置1の管理者は、編集入力用モニタ18にシールシートを補給すべき旨の表示が行われていることを確認すると、蓋部材48を開いて、プリンタ89にシールシートを補給する。この補給作業を行っているときでも、ユーザは撮影空間3での撮影を続行することが可能である。
【0053】図14は、図1の画像印刷装置1の内部の構成例を示すブロック図である。この図14において、CPU(Central Processing Unit)81は、ROM(Read Only Memory)82に記憶されているプログラム、または、プログラム記憶部84からRAM(Random Access Memory)83にロードしたプログラムに従って画像印刷装置1の全体の動作を、バス90を介して制御する。RAM83にはまた、CPU81が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0054】プログラム記憶部84は、ハードディスクやそのドライブからなり、CPU81が実行する様々なプログラムなどを記憶する。ドライブ85は、フロッピディスクやハードディスクなどの磁気ディスクや、CD-ROM,DVDなどの光ディスクなどの記録媒体に記憶されているプログラムを読み出し、バス90を介してプログラム記憶部84などに供給する。例えば、ドライブ85からは、被写体の画像と合成する新たなコンテンツ画像などが供給される。
【0055】撮影装置31の内部には、上述したCCDカメラ32および取り込み画像表示部33の他に、CCDカメラ制御部86が配置されている。CCDカメラ制御部86は、ユーザが操作パネル15、または撮影台用操作パネル72を操作することにより入力したCCDカメラ32の調節要求に応じて、CCDカメラ32のズーム率、取り込む光量(明るさ)などを制御する。また、CCDカメラ32の仰角を上に向ける制御、下に向ける制御を行い、さらに縦方向軸線を中心に時計回りまたは反時計回りに回転させる制御がある。この時計回り、反時計回りの回転の制御は、回転がストッパにより止まった場合に回転の向きが変わる。
【0056】キープ画像記憶部87は、ユーザが撮影し、編集する画像として選択した画像を所定の枚数だけ記憶する。例えば、キープ画像記憶部87は、キープ画像(編集対象画像)を6枚まで記憶する。
【0057】硬貨処理部88は、硬貨投入口21から投入された硬貨をカウントし、画像の作成代金として予め設定されている所定の金額が投入されたと判定したとき、それをCPU81に通知する。
【0058】音声出力制御部91は、CPU81からの制御に基づいて撮影案内用スピーカ13を制御し、撮影方法などを説明する各種の音声ガイダンスや、例えば、静止画像を取り込むときのシャッタ音などの効果音を出力する。一方、音声出力制御部94は、編集案内用スピーカ19を制御し、編集方法などを説明する各種の音声ガイダンスや、画像に書き込むときに発生される効果音などを出力する。このように、撮影案内用スピーカ13と編集案内用スピーカ19には、必要に応じてそれぞれ異なる音が出力される。
【0059】表示プロセッサ92は、撮影処理が終了し、ユーザが編集を開始するとき、キープ画像記憶部87からバス90を介して転送されてくるキープ画像を内蔵するメモリ92Aに記憶する。そして、表示プロセッサ92は、タッチパネル93において編集入力がされたとき、編集対象画像上における、その入力位置を検出し、編集対象画像に反映させて編集入力用モニタ18に表示させる。なお、図6においては、編集入力用モニタ18とタッチパネル93は別の位置に示されているが、実際には積層して配置されている。
【0060】各ストロボ61,65,66は、撮影装置31と連動して作動、つまり撮影装置31のシャッタが切られるタイミングで発光される。
【0061】図15は、本発明の他の実施形態を示すものである。本実施形態では、筐体11の背面部11bに編集入力用モニタ18が配設されている。すなわち、筐体11の背面側が、編集空間5とされている。また、筐体11の背面部11bに、プリンタ89の保守、点検用の蓋部材48(開口部47)が形成されている。
【0062】筐体11の一方の側面部側(実施形態では筐体11の右側面部11d側)が、撮影空間3と編集空間5とを連絡する連絡通路50として設定されている。図14中破線で示す部材は、ユーザによって開閉されるカーテン95、96、97である。カーテン95は撮影空間3への入り口用であり、カーテン96は編集空間5からの出口用であり、カーテン97は、撮影空間3と編集空間5との仕切り用である。
【0063】次に、本発明に関連する撮像装置31の具体例について、図16以下を参照しつつ説明する。まず、図16〜図20において、撮像装置31は、筐体11の上部に固定された固定ケーシング101を有する。この第1ケーシング101には、中間ケーシング102が、連結ピン103によって、横方向軸線J1を中心に回動自在に保持されている。中間ケーシング102には、第2アクチュエータとしてのモータ104が保持されて、その回動軸が符号104aで示される。
【0064】CCDカメラ32、取り込み画像表示部33は、それぞれ保持ケーシング105に固定されている。この保持ケーシング105は、トルクリミッタ106を介して、モータ104の駆動軸104aに連結されている。このトルクリミッタ106は、図17では簡略化して示され、その詳細は図19に示される。この図19において、トルクリミッタ106の第1部材111が保持ケーシング105に固定されている。この第1部材111は、駆動軸104aに対して、軸受107を介して相対回転可能に嵌合されている。
【0065】駆動軸104aの先端部には、トルクリミッタ106の第2部材112がピン115によって固定されている。駆動軸104aの軸方向において、第2部材112と第1部材111との間には、第3部材113および第4部材114が介在されている。第3部材113、第4部材114はそれぞれ駆動軸受104aに対して相対回転可能に嵌合されている。そして、第2部材112と第3部材113との間には、コイルスプリング116が介装されて、このスプリング116によって、第3部材113を介して第4部材114が第1部材111に圧接されている。
【0066】駆動軸104aの軸線は、縦方向の回動軸線J2となる。すなわち、アクチュエータ104の駆動軸104aが回転駆動されると、トルクリミッタの第2部材112、第3部材113、第4部材114が回転されて、この回転が第1部材111保持ケーシング105に伝達されて、保持ケーシング105が全体的に縦方向軸線J2を中心に回動される。保持ケーシング105とモータ104の駆動軸104aとの間に、所定以上の大きな相対トルクが作用すると、第4部材114が、第3部材113と第1部材111との少なくとも一方に対して滑って、所定以上のトルクが保持ケーシング105に作用することが防止される。なお、図17、図19中、108は、駆動軸104aを回転保持する保持部材である。
【0067】保持ケーシング105を横方向軸線J1を中心に回動駆動するため、次のような駆動機構が設けられている。まず、図17に示すように、中間ケーシング102には、固定ケーシング101側に向けて伸びる板状の延長部102aが形成されている。この延長部102aには、その長手方向に細長く伸びるガイド孔121が形成されている。
【0068】一方、固定ケーシング101には、上下方向に伸ばしてねじ棒122が回転自在かつ軸方向に変位不能として保持されると共に、該ねじ棒122と平行にガイドロッド123が固定保持されている。ねじ棒122は、固定ケーシング101の上面に固定された第1アクチュエータとしてのモータ124によって回転駆動される。
【0069】ねじ棒122には、ナット部材125が螺合されている。このナット部材125から突設された第1突起部125aが、前記ガイドロッド123に嵌合されて、ナット部材125はねじ棒122回りに回転不能とされている。これによりねじ棒122の正逆回転に応じて、ナット部材125が上下方向に変位される。
【0070】ナット部材125からは、さらに第2突起部125bが突設されている。この第2突起部125bには、軸受からなるスライダ126が回転自在に保持されて、このスライダ126が、前記中間ケーシング102の延長部102aに形成されているガイド孔121内に摺動自在に挿通されている。これにより、ナット部材125つまりスライダ126が上下方向に変位されると、中間ケーシング102が横方向軸線J1を中心に回動されることになる。
【0071】固定ケーシング101には、ナット部材125の第1突起部125aの高さ位置、つまり中間ケーシング102の横方向軸線J1を中心とする回動角度位置を検出する3つのセンサS11、S12、S13が設けられている。
【0072】中間ケーシング102の横方向軸線J1を中心とした回動は、つまるところ、CCDカメラ32、取り込み画像表示部33を保持した保持ケーシング105の横方向軸線J1を中心とした回動となる。この保持ケーシング105の横方向軸線J1を中心とした所定以上の回動を規制するために、固定ケーシング101には2つのストッパ131、132が設けられている(図16、図23、図24参照)。ストッパ131は、保持ケーシング105つまりCCDカメラ32、取り込み画像表示部33が正面を向いた状態であり(この状態では、CCDカメラ32の光軸が水平方向を向くようになっている)、このとき、ストッパ131に保持ケーシング105が当接されて(図16参照)、CCDカメラ32が水平を越えて上向きになることが規制される。また、CCDカメラ32が下向きにほぼ30度向いた状態のときに、保持ケーシング105がストッパ132に当接されて(図24参照)、CCDカメラ32がそれ以上下向きになるのが規制される。ストッパ131、132は、当接時の衝撃緩和のために、ゴム等の弾性部材により形成しておくのが好ましい。
【0073】上述のように、保持ケーシング105がストッパ131に当接してCCDカメラ32が水平を向いた図16の状態のときに、ナット部材125は図20の位置にあり、このとき、センサS11によって、CCDカメラ32が水平位置にあることが確認される。また、保持ケーシング105がストッパ132に当接してCCDカメラ32がほぼ30度下向きとされた図24の状態のときに、ナット部材125は図25の状態にあり、このときセンサS13によってCCDカメラ32がほぼ30度下向きにあることが確認される。CCDカメラ32がほぼ10度下向きの図23の状態のときに、ナット部材125(の第1突起部125a)は、センサS12を検出する位置となり、CCDカメラ32をほぼ10度下向きとした状態を確実に設定することができる。
【0074】次に、保持ケーシング105の縦方向軸線J2を中心とした回動について説明する。図22、図27、図29に示すように、縦方向軸線J2回りの回動位置を検出するために、中間ケーシング102には検出片141が設けられる一方、保持ケーシング105には、検出センサS21,S22が設けられる。また、保持ケーシング105が所定以上縦方向軸線J2回りに回動され過ぎてしまうのを規制するために、保持ケーシング105には、2つのストッパ142、143が設けられている。
【0075】図21、図26、図28に示すように、保持ケーシング105に設けられたCCDカメラ32の光軸は、縦方向軸線J2とはオフセットされている。より具体的には、縦方向軸線J2は、CCDカメラ32と取り込み画像表示部33との間に位置設定されている。そして、CCDカメラ32の撮像フレーム(撮影範囲を決定する撮像の外枠形状)が、長方形とされており、このため、取り込み画像表示部33も長方形とされている。
【0076】図21は、保持ケーシング105つまりCCDカメラ32が正立姿勢位置のときを示し、このとき、横方向軸線J1よりも上方にCCDカメラ32が位置され、下方に取り込み画像表示部33が位置される。また、長方形の取り込み画像表示部33は、横長形状とされる。そして、縦方向軸線J2を境として、CCDカメラ32、取り込み画像表示部33が左右対称位置となるようにされている。
【0077】図21に示す正立姿勢のとき、検知片141とセンサS21,S22との関係、および保持ケーシング105に設けたストッパ142、143と中間ケーシング102との関係は図22のとおりである。図21の状態から、保持ケーシング105を、縦方向軸線J2を中心として時計方向に90度回動させた状態が図26であり、この状態が正立姿勢となる図21からCCDカメラ32が右に位置した右向き姿勢位置となる。この右向き姿勢位置では、図27に示すように、検知片141がセンサS21によって検出されて、右向き姿勢位置であることが確認され、また、中間ケーシング102にストッパ142が当接して、保持ケーシング105がそれ以上図26時計方向に回動されるのが規制される。
【0078】図21の状態から、保持ケーシング105を、縦方向軸線J2を中心として反時計方向に90度回動させた状態が図28であり、CCDカメラ32が左に位置した左向き姿勢となっている。この左向き姿勢では、図29に示すように、検知片141がセンサS22によって検出されて、左向き姿勢であることが確認され、また、中間ケーシング102にストッパ143が当接して、保持ケーシング105がそれ以上図28反時計方向に回動されるのが規制される。なお、ストッパ142、143は、当接時の衝撃緩和のために、ゴム等の弾性部材により形成しておくのが好ましい。
【0079】前述のように、保持ケーシング105つまりCCDカメラ32、取り込み画像表示部33は、横方向軸線J1を中心とした回動により撮影空間3に対して3通りの仰角をとり得ることになり、縦方向軸線J2を中心とした回動により3通りの撮像フレームの姿勢変更をとり得ることになる。横方向軸線J1を中心とした合計3通りの回動位置の設定と縦方向軸線J2を中心とした3通りの回動位置の設定との組み合わせにより、合計9通りの回動位置の設定をとり得ることになる。このような回動位置の設定は、被写体であるユーザの好みによって任意に選択できることなる(操作パネル15あるいは72を利用した選択)。
【0080】なお、可動ケーシングとなる中間ケーシング102と保持ケーシング105とは、トルクリミッタ106を設けたために分割構成としたが、トルクリミッタ106を設けない場合は一体のものとして構成することができる。また、モータ124とねじ棒122との間にトルクリミッタを設けるようにしてもよい。さらに、横方向軸線J1を中心とした回動により得られる仰角の変更態様は2通りあるいは4通り以上としてもよく、同様に、縦方向軸線J2を中心とした姿勢変更は、正立姿勢以外に右向きあるいは左向きのいずれか一方の横向き姿勢の合計2通りとすることも可能ではあるが、実施形態で示す3通りよりも大きな4通り以上とすることもできる。
【0081】また、撮影台2の近傍に、撮影台用モニタを設置し、上述したようなCCDカメラ32により撮影された画像を表示するようにしてもよい。図30は、図1の画像印刷装置1の内部の他の構成例を示すブロック図である。図30において、CPU81は、CCDカメラ32により撮影された撮影画像を撮影用モニタ14に表示するとともに、その撮影画像を撮影台用モニタ201にも表示する。
【0082】図31は、撮影台用モニタ201を有する画像印刷装置1の例を示す斜視図である。図31において、撮影台用モニタ201は、補強フレーム58Rに設置されている。撮影のために撮影台に位置するユーザは、撮影台用モニタ201に表示された撮影画像を確認し、撮影台用操作パネル72を操作して、表示された撮影画像を保存するか否かを指示する。これにより、ユーザが撮影後に撮影台から筐体近傍まで移動し、撮影画像の保存の指示などを行う必要をなくすことができる。すなわち、例えば、複数回撮影を行う場合等は、特に利便性が向上する。
【0083】図32は、撮影台付近の撮影空間を横方向に見た図である。図32において、補強フレーム58Rに設置された撮影台用モニタ201は、その表示面が横方向に向けられており、ユーザは筐体11の方向を向かずに、撮影画像を確認することができる。これにより、ユーザは、例えば、横向きなどの撮影時に好みの姿勢をとりながら、撮影台用モニタ72を見ることができ、撮影画像を確認することができる。
【0084】図33は、撮影台用モニタ201の、画像を表示する表示面の裏側の例を示す図である。図33において、撮影台用モニタ201は、金属製の固定スタンド211により補強フレーム58Rに取り付けられている。固定スタンド211は、補強フレーム58Rにねじ等により固定されており、撮影台用モニタ201をねじ止め等で固定している。また、固定スタンド211は、筒状になっており、中に撮影台用モニタ201用のケーブル等が配線されており、撮影台用モニタ201は、筐体11に電気的に接続されている。さらに、固定スタンド211の表面には溝が形成されており、固定スタンド211は変形可能である。すなわち、ユーザは、固定スタンド211を曲げたり、伸ばしたり、ねじったり等することにより、撮影台用モニタ201の表示面を好みの方向に向けることができる。
【0085】図34は、撮影空間における各装置の他の配置例を示す図である。なお、図34においては、説明の便宜上、フレーム、カーテン、および背景パネル等は省略されている。
【0086】撮影空間には、2段の階段と、その上部にある斜面により構成される撮影台2が配置されており、ユーザは、この撮影台2を利用して、様々なポーズを取って撮影を楽しむことができる。また、撮影台2の近傍には、筐体11に設置されている操作パネル15と同様の操作ボタンが配置される撮影台用操作パネル72が設置されており、その撮影台用操作パネル72には、筐体11に設置されている撮影用モニタ14と同様に撮影画像を表示する撮影台用モニタ201が設置されている。すなわち、ユーザは、筐体11(操作パネル24)に近づかなくても、撮影台用モニタ201を見て、撮影台用操作パネル72の操作ボタンを操作して撮影することができる。また、撮影画像は、筐体11内部のCPUにより、床下にあるケーブル221を介して撮影台用モニタ201に供給され、撮影台用操作パネル72から入力された各種の情報は、床下にあるケーブル221を介してCPUに供給される。これにより、撮影台用モニタ201および撮影台用操作パネル72と筐体11を電気的に接続するケーブルをケーブル221にまとめることができる。
【0087】なお、上述した撮影台用モニタ201、または撮影台用操作パネル72は、上述した位置に限らず、ユーザが撮影台において操作しやすい場所であればどこでもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、被写体としてのユーザの好みのポーズに応じた適切な撮影画像を得ることができる。




 

 


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