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発明の名称 移動通信端末
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−209882(P2003−209882A)
公開日 平成15年7月25日(2003.7.25)
出願番号 特願2002−6782(P2002−6782)
出願日 平成14年1月15日(2002.1.15)
代理人 【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
【テーマコード(参考)】
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5K027 AA11 BB01 CC08 FF01 FF22 
5K067 AA34 BB04 EE02 EE10 FF16 FF17 FF23 HH22 HH23
発明者 安福 誠
要約 課題
電界強度の安定性をユーザに提示できる移動通信端末を提供する。

解決手段
移動体通信網を介して情報を送受信する移動通信端末であって、受信電界の強度が所定のレベル以上であるか否かに応じて電界安定度を決定し、電界安定度データ41を生成する電界状態情報制御部21と、電界安定度データ41を格納する記憶部4と、電界安定度データ41を記憶部4に格納してから所定の時間を計測する圏内タイマ51と、受信電界の強度および電界安定度をユーザに提示する表示部32とを有し、受信電界の強度が所定のレベル以下に低下することなく圏内タイマ51がタイムアウトした場合は、電界の安定度のレベルを上げて電界安定度データ41を更新する。
特許請求の範囲
【請求項1】 移動体通信網を介して情報を送受信する移動通信端末であって、受信電界の強度が所定のレベル以上であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果を基に電界安定度を決定し、電界安定度データを生成する手段と、前記電界安定度データを格納する格納手段と、前記電界安定度データを前記格納手段に格納してから所定の時間を計測するタイマと、受信電界の強度および前記電界安定度をユーザに提示する手段とを有し、受信電界の強度が所定のレベル以下に低下することなく前記タイマがタイムアウトした場合は、電界の安定度のレベルを上げて前記電界安定度データを更新することを特徴とする移動通信端末。
【請求項2】 前記タイマがタイムアウトする前に受信電界の強度が所定のレベル以下になった場合は、前記電界安定度を最も低いレベルに設定することを特徴とする請求項1記載の移動通信端末。
【請求項3】 前記判断手段は、受信電界の強度が圏外レベル以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項1または2記載の移動通信端末。
【請求項4】 前記判断手段の判断の基準となる受信電界の強度の閾値をユーザが任意に設定できることを特徴とする請求項1または2記載の移動通信端末。
【請求項5】 前記タイマがタイムアウトするまでの時間は、電界の安定度のレベルが高いほど長いことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の移動通信端末。
【請求項6】 受信電界の強度を電界の安定度のレベル毎に異なる色で表示することで前記電界安定度データをユーザに提示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の移動通信端末。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末に関し、特に、電界強度の安定性(電界安定度)をユーザに提示できる移動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話端末やPHS(Personal Handyphone System)端末等の移動通信端末は、自端末が所属するセルの基地局と電波を送受信することにより通信を行っている。このため、自端末が所属するセルの基地局から受信する電波の強度(電界強度)を表示することにより、通信が可能な状態であるか否かをユーザに提示する必要がある。
【0003】一般的には、図5に示すように、液晶画面等の表示部に自端末が所属するセルの基地局から受信した即時の電界強度を棒の本数の違いによって段階的に表示する方法が用いられている。これは、液晶画面に表示される棒の本数が多いほど電界強度が強いことを示す方法である。ユーザは、表示された電界強度を目視することで通信が可能であるか否かを確認することができた。また、特開平11−341120号公報に開示される「移動無線端末」のように、LCDを用いて電界強度をユーザに提示する手法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、異なる場所ではもちろんのこと、同一の場所においてもフェージング等の影響により電界強度は一定ではなく随時変化しているため、通信を開始した時に十分な電界強度であったとしても、通信中に電界強度が低下してしまい通信不可能となってしまうことがある。
【0005】特開2000−278757号公報には、フェージング周波数に応じて電界強度の表示の閾値を変化させる「携帯電話機」が開示されている。この携帯電話機は、高速移動中の場合は低速移動中よりも強い電界を受けないと電界強度の表示が上昇しないため、同じレベルの電界強度の表示であっても高速移動中はより強い電界を受けていることになり、安定した通話を可能とするものである。しかし、この公報に開示される「携帯電話端末」は、即時の電界強度を表示するものであり、電界強度の安定性(すなわち、電界強度が連続的に所定のレベル以上であるか否か)をユーザに提示するものではなかった。
【0006】本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、電界強度の安定性をユーザに提示できる移動通信端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するため、移動体通信網を介して情報を送受信する移動通信端末であって、受信電界の強度が所定のレベル以上であるか否かを判断する判断手段と、判断手段の判断結果を基に電界安定度を決定し、電界安定度データを生成する手段と、電界安定度データを格納する格納手段と、電界安定度データを格納手段に格納してから所定の時間を計測するタイマと、受信電界の強度および電界安定度をユーザに提示する手段とを有し、受信電界の強度が所定のレベル以下に低下することなくタイマがタイムアウトした場合は、電界の安定度のレベルを上げて電界安定度データを更新することを特徴とする移動通信端末を提供するものである。このようにすれば、即時の電界の強度だけでなく電界の安定度をユーザに提示できる。ユーザはこれらの情報を参照することにより、通信・通話が途中で中断される可能性があることを予測でき、不安定な通信・通話を予め回避することができる。
【0008】以上の構成において、タイマがタイムアウトする前に受信電界の強度が所定のレベル以下になった場合は、電界安定度を最も低いレベルに設定することが好ましい。これにより、受信電界が所定の強度以下となる場合があるような不安定な電界状況であっても、電界が不安定であることをユーザに提示できる。
【0009】また、判断手段は、受信電界の強度が圏外レベル以上であるか否かを判断することが好ましく、あるいは、判断手段の判断の基準となる受信電界の強度の閾値をユーザが任意に設定できることが好ましい。このようにすれば、受信電界の強度が圏外以下となり通信・通話が切断される可能性があることをユーザは予め知ることが可能となる。また、判断手段の判断の基準となる閾値をユーザが任意に設定することにより、良好な品質の通信・通話を行える電界状況であることをユーザに提示できる。換言すると、通信・通話が切断されなくとも品質が劣化する可能性があることをユーザは予め知ることが可能となる。
【0010】更に、タイマがタイムアウトするまでの時間は、電界の安定度のレベルが高いほど長いことが好ましく、受信電界の強度を電界の安定度のレベル毎に異なる色で表示することで電界安定度データをユーザに提示することが好ましい。このようにすれば、安定な電界状況では頻繁に電界安定度を更新する必要が無くなるため、動作時の負荷を低減できる。さらに、受信電界の強度を電界安定度のレベル毎に異なる色で表示すれば、ユーザが容易に受信電界の強度および電界安定度を把握できる。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に本実施形態による携帯電話端末を示す。本実施形態による携帯電話端末は、無線部1、データ処理部2、無線制御部3、記憶部4およびタイマ部5を有する。無線部1は、電波の送受信等を制御する機能モジュールであり、例えば、アナログの音声信号をデジタルの無線信号に変調して送信したり、これとは逆に受信した無線信号を音声信号に復調したりする。データ処理部2は、無線部1で受信した電界強度を電界状態情報制御部21によって判定し、電界安定度データ41を生成する。電界状態情報制御部21は、電界強度に関する情報および電界安定度に関する情報を生成・管理する。無線制御部3は、制御部31、表示部32、操作部33を有する。制御部31は、無線制御部3を含め携帯電話端末としての各部の動作を制御する。表示部32は、電界強度の状態やユーザデータ等の表示を行う。操作部33は、ユーザが発着時の操作やデータ入力を行うためのインターフェースである。記憶部4は、データ処理部2からの登録要求に応じて電界安定度データ41を記憶する。タイマ部5は、圏内タイマ51によって、電界強度が圏内である時間を計測する。
【0012】図2に、本実施形態による携帯電話端末の動作の一例を示す。なお、本動作例では電界の安定度を“圏外”、“Phase1”、“Phase2”、“Phase3”および“Phase4”の5段階でユーザに提示する。無線部1に電界強度を受けると(ステップS101)、電界状態情報制御部21は、電界強度が通話可能圏外であるか否かの判定を行う(ステップS102)。通話可能圏外の場合(ステップS102/Yes)、電界状態情報制御部21は記憶部4から電界安定度データ41を読み出して、その時点で設定されている電界安定度をチェックする(ステップS103)。電界安定度が“圏外”の場合(ステップS103/Yes)、そのまま処理を終了する。一方、電界安定度に“圏外”以外が設定されている場合(ステップS103/No)、電界状態情報制御部21は、電界安定度に“圏外”を設定し(ステップS104)、圏内タイマ51をクリアする(ステップS105)。
【0013】通話可能圏内の場合(ステップS102/No)、電界状態情報制御部21は記憶部4から電界安定度データ41を読み出して、その時点で設定されている電界安定度をチェックする(ステップS106)。電界安定度が“圏外”以外の場合は(ステップS106/No)、そのまま処理を終了する。電界安定度に“圏外”が設定されている場合(ステップS106/Yes)、電界状態情報制御部21は、電界安定度に“Phase1”を設定し(ステップS107)、表示部32において電界強度を赤色で表示するとともに(ステップS108)、圏内タイマ51を10分間でスタートする(ステップS109)。
【0014】図3に、圏内タイマ51がタイムアウトした場合の処理を示す。圏内タイマ51がタイムアウトすると、電界状態情報制御部21は記憶部4から電界安定度データ41を読み出して、その時点で設定されている電界安定度をチェックする(ステップS201)。電界安定度に“Phase1”が設定されている場合(ステップS201/Phase1)、電界状態情報制御部21は、電界安定度を“Phase2”に設定し(ステップS202)、表示部32において電界強度を黄色で表示するとともに(ステップS203)、圏内タイマ51を20分間でスタートする(ステップS204)。
【0015】電界安定度に“Phase2”が設定されている場合(ステップS201/Phase2)、電界状態情報制御部21は、電界安定度を“Phase3”に設定し(ステップS205)、表示部32において電界強度を青色で表示するとともに(ステップS206)、圏内タイマ51を30分間でスタートする(ステップS207)。
【0016】電界安定度に“Phase3”が設定されている場合(ステップS201/Phase3)、電界状態情報制御部21は、電界安定度を“Phase4”に設定し(ステップS208)、表示部32において電界強度を黒色で表示する(ステップS209)。
【0017】なお、圏内タイマ51がタイムアウトする前に電界強度が低下して圏外状態となった場合、電界状態情報制御部21は、圏内タイマ51をリセットするとともに、電界安定度を“圏外”に設定する。
【0018】本実施形態によれば、即時の電界強度のみならず電界安定度をユーザに提示することができる。すなわち、電界強度の情報を図5のような形式で表示部32に表示する場合、ユーザは表示された色と棒の本数との組み合わせによって即時の電界強度および電界安定度を知ることができる。例えば、表示された電界強度の情報が赤色で棒の本数が少ない場合は、その瞬間の電界強度が弱いうえに電界安定度も低いことをユーザに提示することになる。また、電界強度の情報が赤色で棒の本数が多い場合は、その瞬間の電界強度は強いが電界安定度は低いことをユーザに提示することになる。さらに、電界強度の情報が黒色で棒の本数が少ない場合は、その瞬間の電界強度は弱いが電界安定度は高いことをユーザに提示することになる。ユーザは、即時の電界強度および電界安定度を参照することで電界強度が不安定な場所における通信・通話の中断を未然に予測して、回避することが可能となる。
【0019】なお、上記動作例では、Phaseの値に応じて圏内タイマ51の測定時間を変更しているが、必ずしも測定時間を変更する必要はない。ただし、電界安定度が高い場合(換言すると、Phaseの値が大きい場合)は、電界安定度が低い場合(Phaseの値が小さい場合)よりもタイムアウトまでの時間を長くすると、電界状態情報制御部21の負荷を低減でき好ましい。
【0020】〔第2の実施形態〕本発明による移動通信端末を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態による携帯電話端末は、図1に示した第1の実施形態による携帯電話端末と同様である。ただし、本実施形態において圏内タイマ51は、電界強度が所定のレベル以上(例えば、図5において棒が2本以上の電界強度のレベル)である時間を計測する。なお、上記の所定のレベルは、ユーザが任意に設定するとことが好ましい。図4に、本実施形態による携帯電話端末の動作の一例を示す。本動作例では電界の安定度を“Phase0”、“Phase1”、“Phase2”、“Phase3”および“Phase4”の5段階でユーザに提示する。無線部1に電界強度を受けると(ステップS301)、電界状態情報制御部21は電界強度が所定のレベル以上であるか否かの判定を行う(ステップS302)。電界強度が所定のレベル未満である場合(ステップS302/Yes)、電界状態情報制御部21は、記憶部4から電界安定度データ41を読み出して、その時点で設定されている電界安定度をチェックする(ステップS303)。電界安定度が“Phase0”である場合は(ステップS303/Yes)、そのまま処理を終了する。電界安定度に“Phase0”以外が設定されている場合(ステップS303/No)、電界状態情報制御部21は、電界安定度に“Phase0”を設定し(ステップS304)、圏内タイマ51をクリアする(ステップS305)。
【0021】電界強度が所定のレベル以上である場合(ステップS302/No)、電界状態情報制御部21は、記憶部4から電界安定度データ41を読み出して、その時点で設定されている電界安定度をチェックする(ステップS306)。電界安定度が“Phase0”以外の場合は(ステップS306/No)、そのまま処理を終了する。一方、電界安定度に“Phase0”が設定されている場合(ステップS306/Yes)、電界状態情報制御部21は電界安定度に“Phase1”を設定し(ステップS307)、表示部32において電界強度を赤色で表示するとともに(ステップS308)、圏内タイマ51を10分間でスタートする(ステップS309)。
【0022】圏内タイマ51がタイムアウトした場合の処理は、図3に示した第1の実施形態の処理と同様である。なお、本実施形態において電界状態情報制御部21は、圏内タイマ51がタイムアウトする前に電界強度が低下して所定のレベル以下となった場合に圏内タイマ51をリセットするとともに、電界安定度を“Phase0”に設定する。また、本実施形態においても第1の実施形態と同様に必ずしもPhaseの値に応じて圏内タイマ51のタイムアウトまでの時間を変更する必要はない。ただし、Phaseの値が大きいほど圏内タイマ51のタイムアウトまでの時間を長くすることが好ましい。
【0023】本実施形態によれば、予め設定した電界強度のレベルを基にした電界安定度をユーザに提示できる。これにより、電界強度が圏外レベルまで低下しなくとも通信・通話が不安定になることを回避できる。換言すると、通信・通話が切断されるレベルまで電界強度が低下しない状況であっても品質が劣化する可能性があることをユーザが予め知ることができる。
【0024】なお、上記各実施形態は、本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、電界強度の区分は上記各実施形態で示した5段階に限定されるものではなく、これより多くても少なくてもよい。また、電界安定度は必ずしも表示色の違いによってユーザに提示する必要はなく、即時の電界強度と同様に棒の本数によってユーザに提示しても良い。あるいは、表示部に“Phase1”等のように文字列を用いて表示しても良い。このように本発明は様々な変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発明によれば、即時の電界強度および電界安定度をユーザに提示できる。よって、ユーザは、提示された即時の電界強度および電界安定度を参照して通信・通話の中断や通信品質の劣化を未然に回避できる。




 

 


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