米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 日本電気通信システム株式会社

発明の名称 回線迂回方法、ATM通信装置及び回線迂回プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−101571(P2003−101571A)
公開日 平成15年4月4日(2003.4.4)
出願番号 特願2001−284905(P2001−284905)
出願日 平成13年9月19日(2001.9.19)
代理人 【識別番号】100088328
【弁理士】
【氏名又は名称】金田 暢之 (外2名)
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030 HA10 HC05 HC13 LB08 LB20 
発明者 佐藤 昌弘
要約 課題
経路の回線に障害が発生したとき、ATM通信の迂回を確実に各迂回回線に均等に割り当てるための回線迂回方法、ATM通信装置及びATM回線迂回方法を提供することである。

解決手段
ルーティング制御部11は、ATM通信の経路を定めるときに、その経路の回線障害時の迂回回線を予め定めておき、ATM通信の回線に障害が発生すると、ATM通信の経路を予め定められた迂回回線に変更する。再構築部13は、保守者の指示があったときや定期的に、ATM通信の迂回回線をその時点で設定されているATM通信に対して最適に定めなおす。再構築部13は、迂回回線の接続が失敗したとき、接続に失敗した迂回回線を除いて、また、ATM通信の迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす。
特許請求の範囲
【請求項1】 経路を選択可能なATM通信における回線迂回方法であって、前記ATM通信の経路を定めるときに、該経路の回線障害時の迂回回線を予め定めるステップと、前記経路の回線に障害が発生すると、前記ATM通信の経路を予め定められた前記迂回回線に変更するステップを有する回線迂回方法。
【請求項2】 定期的に、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおすステップを更に有する、請求項1記載の回線迂回方法。
【請求項3】 保守者の指示があると、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおすステップを更に有する、請求項1または2に記載の回線迂回方法。
【請求項4】 前記迂回回線の接続が失敗したとき、接続に失敗した前記迂回回線を除いて、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおすステップを更に有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の回線迂回方法。
【請求項5】 前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める、請求項2から4のいぞれか1項に記載の回線迂回方法。
【請求項6】 ATM通信の経路を選択可能なATM通信装置であって、前記ATM通信の経路を定めるときに、該経路の回線障害時の迂回回線を予め定めるルーティング制御部と、前記経路の回線に障害が発生すると、前記ATM通信の経路を予め定められた前記迂回回線に変更するシグナリング部を有するATM通信装置。
【請求項7】 定期的に、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす再構築部を更に有する、請求項6記載のATM通信装置。
【請求項8】 前記再構築部は、保守者の指示があると、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす、請求項7に記載のATM通信装置。
【請求項9】 前記再構築部は、前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める、請求項2から4のいぞれか1項に記載の回線迂回方法。
【請求項10】 前記迂回回線の接続が失敗したとき、接続に失敗した前記迂回回線を除いて、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす迂回回線接続監視部を更に有する、請求項6から9のいずれか1項に記載のATM通信装置。
【請求項11】 前記迂回回線接続監視部は、前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める、請求項10記載のATM通信装置。
【請求項12】 経路を選択可能なATM通信に用いるATM通信装置のための回線迂回プログラムであって、前記ATM通信の経路を定めるときに、該経路の回線障害時の迂回回線を予め定める処理と、前記経路の回線に障害が発生すると、前記ATM通信の経路を予め定められた前記迂回回線に変更する処理を有する回線迂回プルグラム。
【請求項13】 定期的に、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす処理を更に有する、請求項12記載の回線迂回プログラム。
【請求項14】 保守者の指示があると、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす処理を更に有する、請求項12または13に記載の回線迂回プログラム。
【請求項15】 前記迂回回線の接続が失敗したとき、接続に失敗した前記迂回回線を除いて、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす処理を更に有する、請求項12から14のいずれか1項に記載の回線迂回プログラム。
【請求項16】 前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める、請求項13から15のいぞれか1項に記載の回線迂回プログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM通信装置に関し、特に、障害時の回線迂回機能を有するATM通信装置及びそのATM回線迂回方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM通信では、経路が選択可能なsoft−PVC(Soft permanent Virtual Connection)を利用してサービスが提供される場合がある。
【0003】一般に、soft−PVCは専用線やATMメガリンクなどを中継線として接続される。soft−PVCを提供するATM通信装置には、通常時には専用線を使用しており、専用線に障害が発生したときに、soft−PVCをISDN回線へ迂回させる機能を有するものがある。また、このようなATM通信装置は、専用線の伝送容量が大きい場合などには、そのバックアップとして複数のISDN回線を用いる。
【0004】複数のISDN回線を専用線のバックアップとするATM通信装置は、専用線に障害が発生すると、これら複数のISDN回線の接続処理を行う。ISDN回線が接続されると、ATM通信装置は、ATMリソース管理のアルゴリズムにより各ISDN回線に均等にsoft−PVCを迂回させる。
【0005】ATMリソース管理のアルゴリズムとは、ISDN回線の仮想的な空き容量を管理するものであり、ISDN回線へのsoft−PVCの割り当ては空き容量に従って決定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】複数のISDN回線を専用線のバックアップとしてsoft−PVCを設定するATM通信装置は、専用線に障害が発生したとき、これら複数のISDN回線が同時に接続されれば、soft−PVCを各ISDN回線に均等に割り当てることができる。しかし、各ISDN回線が接続されるのに時間差があると、soft−PVCは先に接続されたISDN回線に偏ってしまう。
【0007】本発明の目的は、専用線に障害が発生したとき、soft−PVCを確実に各ISDN回線に均等に割り当てるためのATM回線迂回方法及びATM通信装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の回線迂回方法は、経路を選択可能なATM通信における回線迂回方法であって、前記ATM通信の経路を定めるときに、該経路の回線障害時の迂回回線を予め定めるステップと、前記経路の回線に障害が発生すると、前記ATM通信の経路を予め定められた前記迂回回線に変更するステップを有している。
【0009】したがって、経路の回線に障害が発生したとき、迂回回線の接続にかかる時間に関わらず、予め定められていた迂回回線にATM通信の経路を変更することができる。
【0010】本発明の回線迂回方法の一態様によれば、定期的に、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおすステップを更に有している。
【0011】したがって、経路の回線に障害が発生したときの迂回回線を定期的に最適化し、常に最適な迂回が可能な状態に保つことができる。
【0012】本発明の回線迂回方法の一態様によれば、保守者の指示があると、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおすステップを更に有している。
【0013】したがって、経路の回線が障害のときの迂回回線を保守者の指示があったときに最適化することができる。
【0014】また、本発明の回線迂回方法の一態様によれば、前記迂回回線の接続が失敗したとき、接続に失敗した前記迂回回線を除いて、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおすステップを更に有している。
【0015】したがって、迂回回線の接続が失敗したときには、その迂回回線を除外して迂回経路の最適化を行うことができる。
【0016】本発明の回線迂回方法の一態様によれば、前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める。
【0017】したがって、専用線に障害が発生したときの迂回経路を優先度の高いATM通信から順に設定するので、ATM通信の迂回経路の予約を最適に行うことができる。
【0018】本発明のATM通信装置は、ATM通信の経路を選択可能なATM通信装置であって、前記ATM通信の経路を定めるときに、該経路の回線障害時の迂回回線を予め定めるルーティング制御部と、前記経路の回線に障害が発生すると、前記ATMATM通信の経路を予め定められた前記迂回回線に変更するシグナリング部を有している。
【0019】本発明のATM通信装置の一態様によれば、定期的に、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす再構築部を更に有している。
【0020】本発明のATM通信装置の一態様によれば、前記再構築部は、保守者の指示があると、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす。
【0021】本発明のATM通信装置の一態様によれば、前記再構築部は、前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める。
【0022】本発明のATM通信装置の一態様によれば、前記迂回回線の接続が失敗したとき、接続に失敗した前記迂回回線を除いて、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす迂回回線接続監視部を更に有している。
【0023】本発明のATM通信装置の一態様によれば、前記迂回回線接続監視部は、前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める。
【0024】本発明の回線迂回プログラムは、経路を選択可能なATM通信に用いるATM通信装置のための回線迂回プログラムであって、前記ATM通信の経路を定めるときに、該経路の回線障害時の迂回回線を予め定める処理と、前記経路の回線に障害が発生すると、前記ATM通信の経路を予め定められた前記迂回回線に変更する処理を有している。
【0025】本発明の回線迂回プログラムの一態様によれば、定期的に、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす処理を更に有している。
【0026】本発明の回線迂回プログラムの一態様によれば、保守者の指示があると、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす処理を更に有している。
【0027】本発明の回線迂回プログラムの一態様によれば、前記迂回回線の接続が失敗したとき、接続に失敗した前記迂回回線を除いて、前記ATM通信の前記迂回回線をその時点で設定されている前記ATM通信に対して最適に定めなおす処理を更に有している。
【0028】本発明の回線迂回プログラムの一態様によれば、前記迂回回線を最適に定めなおすとき、優先度の高いATM通信の経路から先に前記迂回回線を定める。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態のATM通信装置は、専用線上にsoft−PVCを設定し、専用線に障害が発生するとISDN回線にsoft−PVCを迂回させるものである。ただし、現用の回線は専用線に限定されるものではなく、また、迂回用の回線はISDN回線に限定されるものではない。
【0030】図1は、本実施形態のATM通信装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態のATM通信装置10は、ルーティング制御部11、リソース管理部12、管理データ再構築部13、ISDN回線接続監視部14、PNNI(private network−to−network interface)ルーチング部15、PNNIシグナリング部16及びsoft−PVC接続管理部17を有し、ISDN回線帯域管理データ18及びISDN回線接続管理データ19を蓄積している。
【0031】ISDN回線帯域管理データ18には、専用線毎に、その専用線のバックアップとなるISDN回線の番号と、そのISDN回線の総帯域及び予約帯域が記録されている。ここで、予約帯域とは、専用線が障害となった際のsoft−PVCの迂回経路として使用されることが予約されている帯域である。
【0032】ISDN回線接続管理データ19には、soft−PVC毎に、専用線障害時に迂回することを予約したISDN回線の番号と、予約されたサービスクラス、PCR(Peak Cell Rate)値及びSCR(Sustainable Cell Rate)値が記録されている。
【0033】PNNIルーチング部15は、ATM通信装置同士の接続構成(ネットワークトポロジ)を把握しており、また、隣接するATM通信装置との間の回線の状態を監視している。そして、soft−PVCの情報が指定されると、PNNIルーティング部15は、接続要求を行うべき回線を抽出することができる。専用線のバックアップとしてISDN回線が用いられるリンクにおいて、PNNIルーチング部15は、専用線が正常であれば、接続要求を行うべき回線として専用線を抽出し、専用線に障害があれば、ISDN回線を抽出する。また、PNNIルーチング部15は、専用線が正常のときにも、保守者の指示により、接続要求を行うべき回線にISDN回線を含めることができる。
【0034】PNNIシグナリング部16は、soft−PVCの接続及び切断のためのシグナリング処理を行う。
【0035】soft−PVC接続管理部17は、接続されている全てのsoft−PVCのATMアドレス、VPI/VCI、サービスクラス、PCR値、SCR値等の情報を保持している。
【0036】ルーティング制御部11は、仮想リンクの接続及び切断を制御する。soft−PVCを接続するとき、ルーティング制御部11は、PNNIルーティング部15から接続要求送信先回線リストを取得し、接続要求を行う回線を決定する。接続要求送信先回線リストとは、接続要求の送信先の候補として抽出された回線のリストであり、このリスト上の回線にsoft−PVCを設定することができる。
【0037】リソース管理部12は、その専用線のバックアップとなるISDN回線及びそのISDN回線の空き領域をISDN回線帯域管理データ18から取得し、soft−PVCの迂回経路となるISDN回線を決定し、そのISDN回線の帯域を予約する。リソース管理部12は、専用線上にsoft−PVCを設定するときや、ISDN回線接続管理データ19を最適化するときなどに起動される。ISDN回線接続データ19の最適化とは、専用線に設定されたsoft−PVCに対して、優先度の高いsoft−PVCから迂回経路を予約することである。迂回経路となるISDN回線が十分にあれば、全てのsoft−PVCに対して迂回経路が設定され、迂回経路が十分に無ければ、優先度の高いsoft−PVCに対して迂回経路が設定される。
【0038】管理データ再構築部13は、周期的に、あるいは保守者が要求したときに、ISDN回線接続管理データ19を最適化する。ISDN回線接続管理データ19を最適化するとき、管理データ再構築部13は、soft−PVC接続管理部17の保持している情報に基づき、専用線に設定された優先度の高い仮想リンクから順に迂回経路の予約をしなおす。なお、ここでは、仮想リンクは、サービスクラスがCBR、VBR、UBRの順に優先度が高いものとする。
【0039】ISDN回線接続監視部14は、専用線に障害が発生したとき、何らかの原因で接続に失敗したISDN回線を除外してISDN回線接続管理データ19を最適化することで、ISDN回線接続管理データ19をISDN回線の接続状態に適合させる。また、ISDN回線接続監視部14は、ISDN回線に接続されていたsoft−PVCを一旦全て切断し、再接続する。
【0040】図2は、本実施形態のATM通信装置の動作の概略を説明するためのシステム構成図である。図2を参照すると、ATM通信装置21からATM通信装置23を介してATM通信装置24までのsoft−PVC25が設定されている。また、ATM通信装置22からATM通信装置23を介してATM通信装置24までのsoft−PVC26が設定されている。soft−PVC25,26は簡単化のために共に単一方向であるが、双方向であってもよい。soft−PVC25,26は、通常、ATM通信装置23とATM通信装置24の間を専用線29で接続されている。専用線29のバックアップとして、専用線29の障害時にISDN公衆網20を介して接続されるISDN回線27,28が用意されている。
【0041】ここで、ATM通信装置23に着目して、システムの動作の概略を説明する。
【0042】専用線29に障害が発生すると、ATM通信装置23はISDN網20を介してATM通信装置24との間でバックアップ用のISDN回線27,28を設定する。ISDN回線27,28が設定されると、soft−PVC25,26は、ATM通信装置23とATM通信装置24の間でISDN回線27またはISDN回線28に迂回する。
【0043】図3は、本実施形態のISDN回線帯域管理データのデータ構成図である。図3を参照すると、ISDN回線帯域管理データ18には、専用線毎に、その専用線のバックアップとなるISDN回線の管理情報が記録されている。1つの専用線のバックアップとして複数のISDN回線を設定することができる。各ISDN回線の管理情報には、ISDN回線番号、総帯域、各サービスクラスの予約帯域が記録されている。
【0044】各専用線のバックアップとなるISDN回線は、装置設置時や構成変更時に設定される。各サービスクラスの予約帯域は、専用線にsoft−PVCを設定したときに、バックアップに必要なISDN回線の帯域が予約され、更新される。総帯域は、基本的には装置設置時や構成変更時に設定されるが、ISDN回線の接続に失敗したときにはゼロとされる。
【0045】図4は、本実施形態のISDN回線接続管理データのデータ構成図である。図4を参照すると、ISDN回線接続管理データ19には、soft−PVC毎に、専用線障害時に迂回することを予約したISDN回線の番号と、予約されたサービスクラス、PCR値及びSCR値が記録されている。専用線にsoft−PVCが設定されたときに、迂回用としてこれらも設定される。
【0046】図5は、本実施形態のルーティング制御部の動作を示すフローチャートである。設定しようとするsoft−PVCの上流のATM通信装置からsoft−PVCの接続要求を受けると、先ず、ルーティング制御部11は、PNNIルーティング部15から接続要求送信先リストを取得する(ステップ101)。次に、ルーティング制御部11は、接続要求送信先リストにISDN回線があるか否か判定する(ステップ102)。
【0047】接続要求送信先リストにISDN回線が有れば、ルーティング制御部11は、ISDN回線接続管理データ19に記録されているISDN回線が接続要求送信先リストに有るか否か判定する(ステップ103)。
【0048】ISDN回線接続管理データ19のISDN回線が接続要求送信先回線リストに有れば、ルーティング制御部11は、そのISDN回線に接続要求を送信する(ステップ104)。ISDN回線接続管理データ19のISDN回線が接続要求送信先回線リストに無ければ、ルーティング制御部11は、上流のATM通信装置からのsoft−PVCの接続要求に対し、出先回線無しの理由で拒否する(ステップ105)。
【0049】ステップ102の判定で、接続要求送信先回線リストにISDN回線が無く、専用線のみであれば、ルーティング制御部11は、迂回用のISDN回線を予約するための、soft−PVCの情報をリソース管理部12に通知する(ステップ106)。次に、ルーティング制御部11は、接続要求送信先回線リストの専用線に接続要求を送信する(ステプ107)。soft−PVCの情報とは、ATMアドレス、VPI/VCI、サービスクラス、PCR値及びSCR値である。
【0050】図6は、本実施形態のリソース管理部の動作を示すフローチャートである。リソース管理部12は、専用線上にsoft−PVCを設定するとき、ルーティング制御部11により起動される。また、リソース管理部12は、ISDN回線接続管理データ19を最適化するときに、管理データ再構築部13により起動される。また、リソース管理部12は、ISDN回線接続管理データ19をISDN回線の接続状態に適応させるときに、ISDN回線接続監視部14により起動される。
【0051】起動時にリソース管理部12には、soft−PVCが設定された専用線の回線番号、ATMアドレス、VPI/VCI、サービスクラス、PCR値及びSCR値が与えられる。
【0052】図6を参照すると、起動されたリソース管理部12は、先ず、専用線の回線番号で、ISDN回線帯域管理データ18から、その専用線のバックアップとなるISDN回線の管理情報を検索する(ステップ201)。次に、リソース管理部12は、バックアップとなるISDN回線があるか否か判定する(ステップ202)。
【0053】リソース管理部12は、バックアップとなるISDN回線が有れば、管理情報上のCBR及びVBRの予約帯域と今回の予約帯域との和より管理情報上の総帯域の方が大きい、予約可能なISDN回線があるか否か判定する(ステップ203)。
【0054】予約可能なISDN回線が有れば、リソース管理部12は、起動時に与えられたサービスクラスを判定する(ステップ204)。
【0055】サービスクラスがCBRであれば、リソース管理部12は、空き帯域、即ち総帯域からCBR及びVBRの予約帯域を減算した帯域が最大のISDN回線を選択する(ステップ205)。次に、リソース管理部12は、選択したISDN回線のCBRの予約帯域にPCR値を加算することで予約を行う(ステップ206)。
【0056】サービスクラスがVBRであれば、リソース管理部12は、空き帯域が最大のISDN回線を選択する(ステップ207)。次に、リソース管理部12は、選択したISDN回線のVBRの予約帯域に(SCR+(PCR−SCR)×0.02)を加算することで予約を行う(ステップ208)。なお、VBRの予約帯域に、(SCR+(PCR−SCR)×0.02)を加算するのは、SCR値で示されたスループットを常に保障し、かつ、PCR値で示されたスループットを最大とするサービスクラスVBRを予約するためである。0.02は係数であり、この値を変えることにより最大スループットを得ることができる確立を変更することができる。この演算は、サービスクラスVBRを予約するための演算の一例であり、本発明がこの演算に限定されるものではない。
【0057】サービスクラスがUBRであれば、リソース管理部12は、UBRの予約帯域の最も少ないISDN回線を選択する(ステップ209)。次に、リソース管理部12は、選択したISDN回線のUBRの予約帯域にPCR値を加算することで予約を行う(ステップ210)。
【0058】ステップ206、208または210において予約を行うと、リソース管理部12は、起動時に与えられたATMアドレス及びVPI/VCIで、ISDN回線接続管理データ19を検索し、そのsoft−PVCの迂回用ISDN回線、サービスクラス、PCR値及びSCR値を記録する(ステップ211)。
【0059】また、ステップ202の判定においてバックアップとなるISDN回線が無かった場合、及びステップ203の判定において予約可能なISDN回線が無かった場合には、リソース管理部12は、起動時に与えられたATMアドレス及びVPI/VCIで、ISDN回線接続管理データ19を検索し、ISDN回線番号をゼロとすることで、そのsoft−PVCの迂回用のISDN回線が予約されていないことを記録する(ステップ212)。
【0060】図7は、本実施形態の管理データ再構築部の動作を示すフローチャートである。管理データ再構築部13は、周期的に、あるいは保守者が要求したとき起動され、先ず、専用線の回線番号で、ISDN回線帯域管理データ18から、その専用線のバックアップとなるISDN回線の管理情報を検索する(ステップ301)。次に、管理データ再構築部13は、各ISDN回線の各サービスクラスの予約帯域をゼロに初期化する(ステップ302)。次に、管理データ再構築部13は、ステップ301の検索で見つかったISDN回線の回線番号で、ISDN回線接続管理データ19を検索し、その回線番号と一致したISDN回線が有るとその回線番号をゼロに書き換えることで、soft−PVCの迂回用のISDN回線の予約を解除する(303)。
【0061】次に、管理データ再構築部13は、soft−PVC接続管理部17が保持しているsoft−PVCの中からサービスクラスがCBRのsoft−PVCを順次抽出する(ステップ304)。
【0062】次に、管理データ際構築部13は、抽出したsoft−PVCの情報をリソース管理部12に通知し、リソース管理部12を起動してステップ304に戻る(ステップ305)。soft−PVCの情報とは、ATMアドレス、VPI/VCI、サービスクラス、PCR値及びSCR値である。
【0063】soft−PVC接続管理部17が保持している、サービスクラスがCBRの全てのsoft−PVCに対してステップ305の処理を行い、それ以上soft−PVCが抽出されなくなると、次に、管理データ再構築部13は、soft−PVC接続管理部17が保持しているsoft−PVCの中からサービスクラスがVBRのsoft−PVCを順次抽出する(ステップ306)。
【0064】次に、管理データ際構築部13は、抽出したsoft−PVCの情報をリソース管理部12に通知し、リソース管理部12を起動してステップ306に戻る(ステップ307)。
【0065】soft−PVC接続管理部17が保持している、サービスクラスがVBRの全てのsoft−PVCに対してステップ307の処理を行い、それ以上soft−PVCが抽出されなくなると、次に、管理データ再構築部13は、soft−PVC接続管理部17が保持しているsoft−PVCの中からサービスクラスがUBRのsoft−PVCを順次抽出する(ステップ308)。
【0066】次に、管理データ際構築部13は、抽出したsoft−PVCの情報をリソース管理部12に通知し、リソース管理部12を起動してステップ308に戻る(ステップ309)。
【0067】soft−PVC接続管理部17が保持している、サービスクラスがUBRの全てのsoft−PVCに対してステップ309の処理を行い、それ以上soft−PVCが抽出されなくなると、管理データ再構築部13は処理を終了する。
【0068】管理データ再構築部13は、以上のようにしてCBR、VBR、UBRの順に迂回経路の予約をしなおすことで、ISDN回線接続管理データ19を最適化する。
【0069】図8は、ISDN回線接続監視部14の動作を示すフローチャートである。先ず、ISDN回線接続監視部14は、対象とする専用線のバックアップとなる全てのISDN回線の接続が成功したか否か判定する(ステップ401)。全てのISDN回線が正常に接続されていれば、ISDN回線接続監視部14は処理を終了する。
【0070】正常に接続が完了していないISDN回線が有ると、ISDN回線接続監視部14は、ISDN回線帯域管理データ18の中で接続が完了していないISDN回線の総帯域の値をゼロにする(402)。
【0071】次に、ISDN回線接続監視部14は、ISDN回線帯域管理データ18の中で、対象とする専用線のバックアップとなるISDN回線を予約している全てのsoft−PVCの情報をワークエリアに写す(ステップ403)。
【0072】次に、ISDN回線接続監視部14は、ワークエリアに記録されているsoft−PVCの中からサービスクラスがCBRのsoft−PVCを順次抽出する(ステップ404)。
【0073】次に、ISDN回線接続監視部14は、抽出したsoft−PVCの情報をリソース管理部12に通知し、リソース管理部12を起動してステップ404に戻る(ステップ405)。soft−PVCの情報とは、ATMアドレス、VPI/VCI、サービスクラス、PCR値及びSCR値である。
【0074】ワークエリアに記録されている、サービスクラスがCBRの全てのsoft−PVCに対してステップ405の処理を行い、それ以上soft−PVCが抽出されなくなると、次に、ISDN回線接続監視部14は、ワークエリアに記録されているsoft−PVCの中からサービスクラスがVBRのsoft−PVCを順次抽出する(ステップ406)。
【0075】次に、ISDN回線接続監視部14は、抽出したsoft−PVCの情報をリソース管理部12に通知し、リソース管理部12を起動してステップ406に戻る(ステップ407)。
【0076】ワークエリアに記録されている、サービスクラスがVBRの全てのsoft−PVCに対してステップ407の処理を行い、それ以上soft−PVCが抽出されなくなると、次に、ISDN回線接続監視部14は、ワークエリアに記録されているsoft−PVCの中からサービスクラスがUBRのsoft−PVCを順次抽出する(ステップ408)。
【0077】次に、ISDN回線接続監視部14は、抽出したsoft−PVCの情報をリソース管理部12に通知し、リソース管理部12を起動してステップ408に戻る(ステップ409)。
【0078】ワークエリアに記録されている、サービスクラスがUBRの全てのsoft−PVCに対してステップ409の処理を行い、それ以上soft−PVCが抽出されなくなると、ISDN回線接続監視部14は処理を終了する。
【0079】以上のようにして、ISDN回線接続管理データ19をISDN回線の接続状態に適合させた後に、ISDN回線接続監視部14は、ISDN回線に接続されていたsoft−PVCを一旦全て切断し、再接続することにより、soft−PVCを正常なISDN回線に均等に設定する。
【0080】したがって、本実施形態のATM通信装置は、専用線に障害が発生したとき、迂回経路として予め定められていたISDN回線に迂回させるので、各ISDN回線の接続にかかる時間に差があっても、各ISDN回線に均等にsoft−PVCを迂回させることができる。
【0081】また、本実施形態のATM通信装置は、専用線に障害が発生したときの迂回経路を定期的に最適化するので、専用線がいつ障害となっても最適な迂回をさせることができる。
【0082】また、本実施形態のATM通信装置は、専用線障害時の迂回経路を保守者の指示があったときに最適化するので、保守者の操作によりsoft−PVCの経路を変更した場合など、保守者が所望するときに迂回経路を最適化することができる。
【0083】また、本実施形態のATM通信装置は、専用線に障害が発生したときの迂回経路をsoft−PVCの優先度の高いものから順に設定するので、soft−PVCの迂回経路の予約を最適に行うことができる。
【0084】また、本実施形態のATM通装置によれば、ISDN回線の接続が失敗したときには、そのISDN回線を除外して迂回経路の最適化を行うので、ISDN回線が接続されないことによりsoft−PVCを迂回させられない状態を防止することができる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、経路の回線に障害が発生したとき、予め定められていた迂回回線にATM通信の経路を変更するので、各迂回回線の接続にかかる時間に差があっても、ATM通信を各迂回回線に均等に迂回させることができる。
【0086】また、経路の回線に障害が発生したときの迂回回線を定期的に最適化するので、経路の回線がいつ障害となっても最適な迂回をさせることができる。
【0087】また、経路の回線が障害のときの迂回回線を保守者の指示があったときに最適化するので、保守者の操作によりATM通信の経路を変更した場合など、保守者が所望するときに迂回経路を最適化することができる。
【0088】また、迂回回線の接続が失敗したときには、その迂回回線を除外して迂回経路の最適化を行うので、迂回回線が接続されないことによりATM通信の経路を迂回させられない状態を防止することができる。
【0089】また、専用線に障害が発生したときの迂回経路を優先度の高いATM通信から順に設定するので、ATM通信の迂回経路の予約を最適に行うことができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013