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TCPプロファイル設定方法およびプログラム - 日本電気通信システム株式会社
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発明の名称 TCPプロファイル設定方法およびプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−18205(P2003−18205A)
公開日 平成15年1月17日(2003.1.17)
出願番号 特願2001−202418(P2001−202418)
出願日 平成13年7月3日(2001.7.3)
代理人 【識別番号】100095740
【弁理士】
【氏名又は名称】開口 宗昭
【テーマコード(参考)】
5K030
5K034
【Fターム(参考)】
5K030 HA08 KA04 KA05 LB19 LC05 
5K034 BB06 FF11 FF13 KK28 LL01 MM24
発明者 後藤 哲史
要約 課題
端末間のベアラ特性に応じたTCPパラメータ値をプロファイルとして設定するTCPプロファイル設定方法を提供する。

解決手段
第1の端末と第2の端末が、複数のルータを介して接続された複数のネットワークを経由して、TCP/IP方式で情報通信を行う前の接続確立時を行う時に、通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された、宛先ネットワーク毎の通信特性情報を参照し、第1の端末および第2の端末に保存された直近のルータまでの通信情報特性を参照してエンド−エンド間の通信特性情報を参照し、通信特性情報に基づきTCP/IP通信のパラメータを決定する手順を有するTCPプロファイル設定方法。
特許請求の範囲
【請求項1】第1の端末と第2の端末が、複数のルータを介して接続された複数のネットワークを経由して、TCP/IP方式で情報通信を行う前の接続確立時を行う手順と、前記第1の端末と前記第2の端末との間の通信特性情報を参照する手順と、前記通信特性情報に基づきTCP/IP通信のパラメータを決定する手順を有することを特徴とするTCPプロファイル設定方法。
【請求項2】前記両端末間の前記通信特性を参照する手順は、さらに、通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された、宛先ネットワーク毎の通信特性情報を参照する手順と、前記第1の端末および前記第2の端末に保存された直近のルータまでの通信情報特性を参照する手順からなることを特徴とする請求項1に記載されたTCPプロファイル設定方法。
【請求項3】帯域、実行速度、最大転送単位、パケット誤り率、パケットサイズおよびホップ数の少なくとも一つを前記通信特性情報として保持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたTCPプロファイル設定方法。
【請求項4】前記第1の端末と前記第2の端末が通信特性情報の参照をする手順には、さらに、各ルータが保持しているルーチングテーブルの通信特性情報を、通信経路の各ルータが更新する手順を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載されたTCPプロファイル設定方法。
【請求項5】第1の端末と第1の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続要求と同時に第2の端末に送信する手順と、第2の端末と第2の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続応答と同時に第2の端末から受信する手順と、第1の端末と第1の端末に直近のルータ間および第2の端末と第2の端末に直近のルータ間および通信経路の宛先ネットワーク毎の通信特性情報に基づき、TCP/IP通信のパラメータを決定する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項6】第1の端末と第1の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続要求と同時に第1の端末から受信する手順と、第1の端末と第1の端末に直近のルータ間および第2の端末と第2の端末に直近のルータ間および通信経路の宛先ネットワーク毎の通信特性情報に基づき、TCP/IP通信のパラメータを決定する手順と、第2の端末と第2の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続応答と同時に第1の端末に送信する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN−WAN−LAN接続等の複数ネットワークを経由した、TCPを使用する端末間の通信において、ベアラ特性に応じ両端末間のTCPパラメータ値を設定することにより、ストリーミング転送のスループットを向上させることを可能とするTCPプロファイル設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】WAN(wide area network)への接続形態の多様化、および無線LAN(local area network)の普及等によるLAN収容方式の多様化に伴って、TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)を運ぶ下位レイヤの特性が幅広い範囲にわたってきている。そのため、TCP通信も、ベアラの特性に影響を受けるケースが増大している。
【0003】TCPの通信パラメータ設定に関しては、通信路のMTU(MaximumTransmission Unit)を基に、アプリケーション毎に送受信データサイズを最適化して、MMS(TCP最大セグメント長)やスライディングウィンドウへ反映させる例が特開2000−124950に示されている。しかし、上位アプリケーション種別に応じた設定変更であって、下位レイヤのベアラ特性を反映したものではないことや、設定変更が、パラメータの一部であり、且つ因果関係に基づく間接的な値変更である為、複雑に関連する各パラメータ値を全体として最適化することにならない等の問題点があった。また特開平5−22345には、経路情報を使用してMTUを決定する方法の例が示されているが、MTUは必ずしもベアラ特性を反映せず、ベアラ特性に基づくTCPのパラメータ最適化に使用するには情報が不足しているという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本願発明は、端末間のベアラ特性に応じたTCPパラメータ値をプロファイルとして設定するTCPプロファイル設定方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための本願発明のTCPプロファイル設定方法は、第1の端末と第2の端末が、複数のルータを介して接続された複数のネットワークを経由して、TCP/IP方式で情報通信を行う前の接続確立時を行う手順と、前記第1の端末と前記第2の端末との間の通信特性情報を参照する手順と、前記通信特性情報に基づきTCP/IP通信のパラメータを決定する手順を有することを特徴とする。
【0006】ルータ間の通信特性情報のみを参照するのではなく、端末間全ての通信特性情報を参照してTCP/IP通信のパラメータを決定するため、端末間の通信に最適なTCP/IPプロファイル設定が可能になり、効率的なストリーミング転送が可能となる。
【0007】また、前記課題を解決するための本願発明のTCPプロファイル設定方法は、前記両端末間の前記通信特性を参照する手順は、さらに、通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された、宛先ネットワーク毎の通信特性情報を参照する手順と、前記第1の端末および前記第2の端末に保存された直近のルータまでの通信情報特性を参照する手順からなることを特徴とする。
【0008】ベアラ特性を経路毎に管理し、接続先ネットワークに応じてTCPの通信パラメータを設定する事で、TCPコネクション毎に下位レイヤを考慮した効率的なストリーミング転送が可能である。また、複数ネットワークを経由する際に複数存在することになる通信特性をエンド−エンド間へ拡張することにより、多用な通信特性が想定される収容部を含めたエンド−エンド間のTCP下位レイヤに応じたTCP通信パラメータの設定が可能となる。
【0009】また、前記課題を解決するための本願発明のTCPプロファイル設定方法は、帯域、実行速度、最大転送単位、パケット誤り率、パケットサイズおよびホップ数の少なくとも一つを前記通信特性情報として保持することを特徴とする。
【0010】通信特性として帯域、実行速度、最大転送単位、パケット誤り率、パケットサイズおよびホップ数等を用いることにより、多用な通信特性が想定される収容部を含めたエンド−エンド間のTCP下位レイヤに応じたTCP通信パラメータの設定が可能となる。また、TCPパラメータの組をTCPプロファイルとして定義することにより、相互に関連するTCPパラメータを効果的に調節できる。
【0011】また、前記課題を解決するための本願発明のTCPプロファイル設定方法は、前記第1の端末と前記第2の端末が通信特性情報の参照をする手順には、さらに、各ルータが保持しているルーチングテーブルの通信特性情報を、通信経路の各ルータが更新する手順を有することを特徴とする。
【0012】通信特性情報の更新を行うことで、通信特性が変化するような無線接続等の形態においても、効率的なストリーミング転送が可能となる。
【0013】また、前記課題を解決するための本願発明のプログラムは、第1の端末と第1の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続要求と同時に第2の端末に送信する手順と、第2の端末と第2の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続応答と同時に第2の端末から受信する手順と、第1の端末と第1の端末に直近のルータ間および第2の端末と第2の端末に直近のルータ間および通信経路の宛先ネットワーク毎の通信特性情報に基づき、TCP/IP通信のパラメータを決定する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】このプログラムを第1の端末が実行することにより、エンド−エンド間の通信特性に最適なTCP/IP通信のパラメータによるTCP通信を行うことができ、TCPコネクション毎に下位レイヤを考慮した効率的なストリーミング転送が可能である。
【0015】また、前記課題を解決するための本願発明のプログラムは、第1の端末と第1の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続要求と同時に第1の端末から受信する手順と、第1の端末と第1の端末に直近のルータ間および第2の端末と第2の端末に直近のルータ間および通信経路の宛先ネットワーク毎の通信特性情報に基づき、TCP/IP通信のパラメータを決定する手順と、第2の端末と第2の端末に直近のルータ間の通信特性情報、および通信経路の各ルータが保持するルーチングテーブルに保存された宛先ネットワーク毎の通信特性情報を、接続応答と同時に第1の端末に送信する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】このプログラムを第2の端末が実行することにより、エンド−エンド間の通信特性に最適なTCP/IP通信のパラメータによるTCP通信を行うことができ、TCPコネクション毎に下位レイヤを考慮した効率的なストリーミング転送が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
【0018】
【実施の形態1】図1は、LAN5に収容されている端末装置1が、WAN6を経由し、LAN7に収容されている端末2とTCPを使用した通信を行う場合を示す。端末1は、収容ルータ2から、経路情報と併せて経路毎にそのベアラ品質を入手することで、ルーチングテーブル上に宛先ネットワーク毎のベアラ特性を保有する。端末1は、相手側端末2とTCP通信を開始するに当たり、TCPコネクション要求時に自収容方式による端末1から収容ルータ2までのベアラ特性を相手側端末4へ通知する。
【0019】端末4は、ルーチングテーブルから、宛先LAN5向け経路情報に付属するLAN5−LAN7間のベアラ特性に、自収容方式による収容ルータ3−端末4間及びコネクション要求で受け取った端末1−ルータ2間のベアラ特性を加味し、エンド−エンド間、即ち端末1−端末4間のベアラ特性を決定する。このベアラ特性が該当するベアラ特性範疇のTCPプロファイルを選択し、そのTCPプロファイルをTCP通信パラメータ値として設定する。端末4は、コネクション応答時に、LAN7の収容方式によるベアラ特性を端末1へ通知する。
【0020】同様に端末1では、宛先ネットワーク7へのLAN間ベアラ特性に、収容ルータ2−端末1間ベアラ特性及びコネクション応答で受信した収容ルータ3−端末4間ベアラ特性を加味し、エンド−エンド間のベアラ特性を決定して、TCPプロファイルを選択し、TCP通信パラメータ値として設定する。このようにして宛先ネットワーク毎に管理したベアラ特性からエンド−エンド間のベアラ特性を決定し、これに応じて、TCP通信パラメータを組み合わせたTCPプロファイルを選択する。
【0021】図2に、複数ネットワークを経由した端末間通信の一例として、LAN5にある端末装置1が、収容ルータ(エッジルータ)2、3により、WAN6を経由してLAN間接続され、LAN7にある端末4とTCP通信する場合のTCPプロファイル設定方法の実施例を示す。端末装置1は、上位アプリケーション11、TCPソフトウェア12、プロファイル決定機能13と経路制御14を含む。また、通信相手端末4は、上位アプリケーション41、TCPソフトウェア42、プロファイル決定機能43と経路制御44を含む。
【0022】上位アプリケーション11及び41は、利用者から選択された収容方式をTCPソフトウェアに通知し、TCPコネクションを起動する。TCPソフトウェア12及び42は、TCP通信プロファイルに基づき設定されたTCP通信パラメータを、TCPコネクション毎に管理する。プロファイル決定機能13及び43は、自端末収容ベアラ特性、相手からコネクション時に通知された相手側収容ベアラ特性、及び経路情報に付属する宛先ネットワークベアラ特性から、端末間ベアラ特性を決定し、このベアラ特性に合致したTCP通信プロファイルを設定する。経路制御14及び44は、それぞれ収容ルータ2及び3から、経路制御情報及びこれに付随したベアラ特性を入手し、経路毎にベアラ特性を管理する。収容ルータ2及び3は、それぞれ経路情報及びこれに付属したベアラ特性情報をやりとりする。
【0023】図2及び図3を用いて、実施例の動作について示す。収容ルータ2、3及びその他LAN5、7に含まれる各ルータは、経路制御情報をやりとりする際に、接続に使用しているベアラ方式に応じて、そのベアラ特性を付加する。ここでベアラ特性として本実施例では、(1)伝送速度に関するもの・帯域・実行速度(2)伝送単位に関するもの・MTU(3)伝送品質に関するものエラー特性・パケット誤り率・ベアラパケットサイズ遅延特性・ホップ数を規定する。ホップ数を除き、ベアラ特性は、前もって与えられたり、実績値を保有したりしているものとする。
【0024】各ルータは、経路情報及びベアラ情報を送信する際、経路情報とともに受信したベアラ特性情報を、経路情報及びベアラ特性情報の受信側及び転送側若しくは受信側のみのインタフェースのベアラ特性と比較し、ベアラ特性を更新すべき場合は各特性値を更新する。ベアラ特性の更新として、本実施例では、例えば以下の処理を実施する。
(1)伝送速度…経路を通じて最も遅い部分が伝送速度を律速すると考えられる為、送受信のインタフェースの帯域/実行速度が、受信値より小さい場合にその値で更新する。
(2)伝送単位…経路を通じた最小値に合わせる必要がある為、送信のインタフェースのMTUが、受信値より小さい場合に、その値で更新する。
(3)伝送品質…経路を通じたエラー特性として、パケット誤り率とベアラパケットサイズを用い、以下のように、あるサイズのTCPセグメントを送信した際、再送が発生しない大きさを示す指標を作成する。経路を通じたエラー特性(再送回避特性)としては各ネットワークのエラー特性の積を用いる。各ネットワークのエラー特性としては(1−パケットエラー率)の(1/ベアラパケットサイズ)乗≒(1―(1/ベアラパケットサイズ)*(パケットエラー率))を用いる。経路を通じた遅延特性としてはホップカウントを用いる。従って、各ルータでは、受信したネットワークのエラー特性に転送側ネットワークのエラー特性を乗じる。また、ホップカウントに関しては、通常の経路制御での扱い同様に、1つずつ増加させる。複数ネットワークを経由したベアラ特性をこのように仮想で設定することにより、各ルータ及び端末は、経路制御情報中に、宛先経路の属性としてベアラ特性を保有することが可能となる。
【0025】端末1が端末4とTCP通信を行うにあたり、使用者が選択した収容方式で接続するよう指示された上位アプリケーション15は、収容方式のベアラ特性を取得し、TCPコネクションの接続をTCPソフトウェア12へ要求する(図3A1)。TCPソフトウェア12は、収容方式のベアラ特性を記憶するともに、相手側端末4のTCPソフトウェア42に対し、接続要求を送信する。その際、プオプションヘッダ等を使用し、自収容方式によるベアラ特性を相手へ通知する(図3A2)。
【0026】接続要求を受信した相手側端末4のTCPソフトウェア42は、TCPプロファイル決定機能43において、受信した端末1−収容ルータ2間のベアラ特性に、自収容方式による収容ルータ3−端末4間ベアラ特性および、経路情報44の管理するルーチングテーブルに保持された、宛先LAN5向け経路情報に付属するLAN5−LAN7間のベアラ特性を加味し、エンド−エンド間、即ち端末1−端末4間のベアラ特性を決定する。ベアラ特性の加味は、各ルータで行っていたものと同様の処理を実施する。このベアラ特性から、該当するTCPプロファイルを決定する(図3A3)。TCPプロファイルは、ベアラ特性を幾つかの範疇に区切り、エンド−エンド間のベアラ特性が属する範疇のTCPプロファイルを選択する。図4に、ベアラ特性を3要素で表現する場合のTCPプロファイルとベアラ特性範疇の関係を示す。TCPプロファイルによるTCP通信パラメータの設定は、コネクション毎に可能とする。
【0027】相手側の端末4のTCPソフトウェア42は、接続応答を端末1のTCPソフトウェアへ返信する。この際、自収容方式による端末4−収容ルータ3間のベアラ特性を通知する(図3A4)。接続応答を受信した端末1のTCPソフトウェア12は、TCPプロファイル決定機能13において、受信した端末4−収容ルータ3間ベアラ特性に、自収容方式による収容ルータ2−端末1間ベアラ特性及び、経路情報14の管理するルーチングテーブルから、宛先LAN7向け経路情報に付属するLAN5−LAN7間のベアラ特性を加味し、エンド−エンド間、即ち端末1−端末4間のベアラ特性を決定する。ベアラ特性の加味は、各ルータで行っていたものと同様の処理を実施する。このベアラ特性から、該当するTCPプロファイルを決定する(図3A5)。TCPプロファイルは、ベアラ特性を幾つかの範疇に区切り、エンド−エンド間のベアラ特性が属する範疇のTCPプロファイルを選択する。(図4参照)TCPプロファイルによるTCP通信パラメータの設定は、コネクション毎に可能とする。
【0028】こうして、両端末間で、通信経路のベアラ特性に応じたTCPパラメータを設定したTCPソフトウェアを利用して、上位アプリケーション11と41は、最適なTCP通信を実施する(図3A6およびA7)。なお、本実施例では、MMS(TCP最大セグメント長)、ラウンドトリップタイム(RTT)更新の加重係数、タイムアウト値に対するラウンドトリップタイム偏差制御係数、最適受信ウィンドウサイズ、タイマバックオフ乗数等により、TCP通信パラメータとしてTCP通信プロファイルに含まれるものを規定する。実際は、実装されるTCPドライバによる。
【0029】
【実施の形態2】次に、本発明の実施の形態2として、コネクション中のパラメータ設定について説明する。図5を参照すると、図3に示された実施例にTCP通信中のベアラ特性補正が追加されており、コネクション中に動的にTCP通信パラメータを設定できるようになっている。
【0030】端末1が端末4とTCP通信を行うにあたり、使用者が選択した収容方式で接続するよう指示された上位アプリケーション15は、収容方式のベアラ特性を取得し、TCPコネクションの接続をTCPソフトウェア12へ要求する(図5A1)。TCPソフトウェア12は、収容方式のベアラ特性を記憶するともに、相手側端末4のTCPソフトウェア42に対し、接続要求を送信する。その際、プオプションヘッダ等を使用し、自収容方式によるベアラ特性を相手へ通知する(図5A2)。
【0031】接続要求を受信した相手側端末4のTCPソフトウェア42は、TCPプロファイル決定機能43において、受信した端末1−収容ルータ2間のベアラ特性に、自収容方式による収容ルータ3−端末4間ベアラ特性および、経路情報44の管理するルーチングテーブルに保持された、宛先LAN5向け経路情報に付属するLAN5−LAN7間のベアラ特性を加味し、エンド−エンド間、即ち端末1−端末4間のベアラ特性を決定する。ベアラ特性の加味は、各ルータで行っていたものと同様の処理を実施する。このベアラ特性から、該当するTCPプロファイルを決定する(図5A3)。TCPプロファイルは、ベアラ特性を幾つかの範疇に区切り、エンド−エンド間のベアラ特性が属する範疇のTCPプロファイルを選択する(図4参照)。TCPプロファイルによるTCP通信パラメータの設定は、コネクション毎に可能とする。
【0032】相手側の端末4のTCPソフトウェア42は、接続応答を端末1のTCPソフトウェアへ返信する。この際、自収容方式による端末4−収容ルータ3間のベアラ特性を通知する(図5A4)。接続応答を受信した端末1のTCPソフトウェア12は、TCPプロファイル決定機能13において、受信した端末4−収容ルータ3間ベアラ特性に、自収容方式による収容ルータ2−端末1間ベアラ特性及び、経路情報14の管理するルーチングテーブルから、宛先LAN7向け経路情報に付属するLAN5−LAN7間のベアラ特性を加味し、エンド−エンド間、即ち端末1−端末4間のベアラ特性を決定する。ベアラ特性の加味は、各ルータで行っていたものと同様の処理を実施する。このベアラ特性から、該当するTCPプロファイルを決定する(図5A5)。TCPプロファイルは、ベアラ特性を幾つかの範疇に区切り、エンド−エンド間のベアラ特性が属する範疇のTCPプロファイルを選択する。(図4参照)TCPプロファイルによるTCP通信パラメータの設定は、コネクション毎に可能とする。
【0033】こうして、両端末間で、通信経路のベアラ特性に応じたTCPパラメータを設定したTCPソフトウェアを利用して、上位アプリケーション11と41は、最適なTCP通信を実施する(図5A6およびA7)。TCP通信を開始した端末1及び4は、定期的に収容ベアラ特性を監視および更新する。また、収容ルータ2、3等のLAN内ルータも、定期的に接続しているインタフェースのベアラ特性を監視および更新する。例としては、実行速度及びパケット誤り率が動的な監視対象となる。プロファイル決定機能13は、監視により更新されている収容ベアラ特性を、TCPソフトウェアを通じて、ベアラ特性更新要求として相手側端末4に送信する(図5A8)。ベアラ特性更新要求も、TCPヘッダオプション等を用い、TCP通信中のデータに相乗り可能とする。ベアラ特性更新要求を受信した相手側端末4は、プロファイル決定機能43において、各々更新されている相手端末4側収容ベアラ特性、LAN1−LAN4間のベアラ特性、自端末1収容ベアラ特性から、再度、TCP通信プロファイルを決定する。本処理も、実施の形態1に示したと同様に行われる(図5A9)。端末4は、ベアラ特性更新応答として、更新されている自収容ベアラ特性を返信する(図5A10)。
【0034】ベアラ特性更新応答を受信した端末1は、プロファイル決定機能13において、各々更新されている相手端末4側収容ベアラ特性、LAN1−LAN4間ベアラ特性、自端末1収容ベアラ特性から、再度、TCP通信プロファイルを決定する。本処理も、実施の形態1に示したと同様に行われる(図5A11)。このようにして、更新されたTCP通信パラメータによるTCP通信を、両端末の上位アプリケーション11及び41が継続利用する(図5A12)。
【0035】
【実施の形態3】次に、本発明の実施の形態3としてダイヤルアップ接続によるクライアント−サーバ通信について説明する。図6に、クライアントがダイヤルアップを利用し、リモートアクセスによってサーバと通信する場合の実施例を示す。端末装置1は、アクセスネットワーク5を通して、ISPのネットワーク8の中にあるアクセスサーバ2にダイヤルアップによりリモートアクセスする。端末1は、ダイヤルアップにより確立された通信路により、LAN7にあるサーバ4にTCP接続する。ISPのネットワーク8とサーバを収容しているネットワーク7は、ルータ3で接続されており、ルータ3及び各々のネットワーク内のルータ、アクセスサーバ2及びサーバ4は、先の実施例と同様に、経路情報の属性として、ベアラ特性を管理しているものとする。
【0036】本実施例の動作について図7及び8を用いて説明する。図7に、ダイヤルアップ接続によるクライアント−サーバ通信の一例を示す。端末装置1は、上位アプリケーション11、TCPソフトウェア12、プロファイル決定機能13、経路制御14とアクセス機能15を含む。また、サーバ4は、上位アプリケーション41、TCPソフトウェア42、プロファイル決定機能43と経路制御44を含む。
【0037】上位アプリケーション11及び41は、利用者から選択された収容方式をTCPソフトウェアに通知し、TCPコネクションを起動する。TCPソフトウェア12及び42は、TCP通信プロファイルに基づき設定されたTCP通信パラメータを、TCPコネクション毎に管理する。プロファイル決定機能13及び43は、自端末収容ベアラ特性、相手からコネクション時に通知された相手側収容ベアラ特性、及び経路情報に付属する宛先ネットワークベアラ特性から、端末間ベアラ特性を決定し、このベアラ特性に合致したTCP通信プロファイルを設定する。経路制御14及び44は、それぞれアクセスサーバ2及びルータ3から、経路制御情報及びこれに付随したベアラ特性を入手し、経路毎にベアラ特性を管理する。アクセスサーバ2及びルータ3は、それぞれ経路情報及びこれに付属したベアラ特性情報をやりとりする。
【0038】図8において、端末1は、アクセス機能15を用いて、アクセスネットワーク5を経由し、ISPのネットワーク8中にあるアクセスサーバ2にアクセスする。端末1がサーバ4とTCP通信を行うにあたり、使用者が選択したアクセス方式で接続するよう指示された上位アプリケーション11は、アクセス機能15を起動し、ISPのネットワーク8中にあるアクセスサーバ2との間に通信路を確立する。その際、アクセスサーバ2は、自分の保有する経路情報及び、自分の収容方式によるアクセスサーバ2−ルータ3間のベアラ特性を、端末1の経路制御14に通知する(図8A1およびA2およびA3)。また、通信路が確立されると、アクセスサーバ2は確立応答を上位アプリケーション11に送信する(図8A4)。
【0039】アクセス通信路を確立した上位アプリケーション11は、次に通信相手であるサーバ4との間に、TCPコネクションを確立する。上位アプリケーション11は、アクセス方式のベアラ特性を通知し、TCPコネクションの接続をTCPソフトウェア12へ要求する(図8A5)。TCPソフトウェア12は、アクセス方式のベアラ特性を記憶するともに、サーバ4のTCPソフトウェア42に対し、接続要求にアクセス方式のベアラ特性とアクセスサーバから通知されたアクセスサーバ2−ルータ3間ベアラ特性から、端末1−ルータ3間ベアラ特性を決定し、これを添付して送信する(図8A6)。
【0040】接続要求を受信したサーバ4のTCPソフトウェア42は、TCPプロファイル決定機能43において、受信した端末1−ルータ3間ベアラ特性に、自収容方式による収容ルータ3−サーバ4間ベアラ特性及び、経路情報44の管理するルーチングテーブルから、宛先LAN6向け経路情報に付属するISPネットワーク8−LAN7間のベアラ特性を加味し、エンド−エンド間、即ち端末1−サーバ4間のベアラ特性を決定する。ベアラ特性の加味は、実施の形態1と同様とする。このベアラ特性から、該当するTCPプロファイルを決定する(図8A7)。サーバ4のTCPソフトウェア42は、接続応答を端末1のTCPソフトウェアへ返信する。この際、自収容方式によるサーバ4−ルータ3間のベアラ特性を通知する(図8A8)。
【0041】接続応答を受信した端末1のTCPソフトウェア12は、TCPプロファイル決定機能13において、受信したサーバ4−収容ルータ3間ベアラ特性に、サーバに通知したルータ3−端末1間ベアラ特性及び、経路情報14の管理する経路付属情報から、宛先LAN7向けISPネットワーク8−LAN7間ベアラ特性を加味し、エンド−エンド間のベアラ特性を決定、該当するTCPプロファイルを設定する(図8A9)。以降、端末1とサーバ4は、TCPによる通信を開始する(図8A10および11)。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては、以下に記載するような効果を奏する。第1の効果は、ベアラ特性を経路毎に管理し、接続先ネットワークに応じて、TCPの通信パラメータを設定する事で、TCPコネクション毎に下位レイヤを考慮した効率的なストリーミング転送が可能である点である。第2の効果は、複数ネットワークを経由する際複数存在することになるベアラ特性をエンド−エンド間へ拡張する事及び、収容部のベアラ特性を通信相手側と交換することにより、多用なベアラ特性が想定される収容部を含めたエンド−エンド間のTCP下位レイヤに応じたTCP通信パラメータの設定が可能である点である。第3の効果は、TCPパラメータの組をTCPプロファイルとして定義することにより、相互に関連するTCPパラメータを効果的に調節できる点である。




 

 


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