米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> アルパイン株式会社

発明の名称 アドレステーブル転送方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−244147(P2003−244147A)
公開日 平成15年8月29日(2003.8.29)
出願番号 特願2002−35112(P2002−35112)
出願日 平成14年2月13日(2002.2.13)
代理人 【識別番号】100091672
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 啓三
【テーマコード(参考)】
5K033
【Fターム(参考)】
5K033 BA06 CB13 DA01 DB14 EC04 
発明者 三宅 隆
要約 課題
アドレステーブルを各スレーブ装置により確実に伝達でき、且つプログラムを簡略化できるアドレステーブルの転送方法を提供する。

解決手段
マスター装置21は、ネットワークに接続してから所定の時間(500ms)経過したとき、及びネットワークを介してアドレス情報を受信したときに、アドレステーブルを作成してネットワーク上に同報送信する。スレーブ装置22,23,24は、自己のアドレスが確定したとき、自己のアドレス情報をマスター装置21に送信してから一定時間(200ms)内にアドレステーブルを取得できないとき、及び取得したアドレステーブルに自己のアドレス情報が存在しないときに、自己のアドレス情報をマスター装置21に送信する。
特許請求の範囲
【請求項1】 ネットワークに接続された全装置のアドレス情報を含むアドレステーブルをマスター装置で作成し、前記ネットワークに接続された全てのスレーブ装置に転送するアドレステーブル転送方法において、前記マスター装置は、前記ネットワークに接続してから所定の時間経過したとき、及び前記スレーブ装置からアドレス情報を受信したときに、前記アドレステーブルを作成して前記ネットワーク上に同報送信し、前記スレーブ装置は、自己のアドレスが確定したとき、自己のアドレス情報を前記マスター装置に送信してから一定時間内に前記アドレステーブルを取得できないとき、及び取得したアドレステーブルに自己のアドレス情報が存在しないときに、自己のアドレス情報を前記マスター装置に送信することを特徴とするアドレステーブル転送方法。
【請求項2】 前記アドレス情報には、装置毎に個別に設定された物理アドレスと、装置の機能を示す機能アドレスとを含むことを特徴とする請求項1に記載のアドレステーブル転送方法。
【請求項3】 前記マスター装置及び前記スレーブ装置がいずれも車両に搭載される装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアドレステーブル転送方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークにおけるアドレステーブル転送方法に関し、特にアドレステーブルを管理するマスター装置が存在するネットワークにおけるアドレステーブル転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両には、ナビゲーション装置、AM/FMチューナー、CDプレーヤ、MDプレーヤ及びTVチューナーなど、多くの電子機器が搭載されるようになった。通常、これらの電子機器はLAN(Local Area Network)で接続され、コントロールユニットと呼ばれる機器で集中制御できるようになっている。
【0003】LANでは、各電子機器に個別のアドレス(物理アドレス)が設定されていることが必要である。例えば、CDプレーヤのアドレスは30h、CDチェンジャーのアドレスは32h、MDプレーヤのアドレスは40h、AM/FMチューナーのアドレスは20hというように、メーカーにて製品種別毎に異なるアドレス(物理アドレス)を設定している。
【0004】LANに接続している電子機器のうちの1台がマスター装置となり、LANに接続している全ての機器のアドレス情報が含まれるアドレステーブルを作成する。このアドレステーブルはマスター装置から他の電子機器(スレーブ装置)に送信される。このアドレステーブルにより、LANに接続されている装置同士の通信が可能となる。
【0005】以下、従来のアドレステーブル転送方法について、より詳細に説明する。
【0006】例えば、電源投入により全ての装置が一斉に立ち上がるとする。各装置は、まず、自己の物理アドレスを確定する。LAN上に物理アドレスが同一の装置が複数存在しないように、物理アドレスを調整する処理が必要になることもある。
【0007】マスター装置は、自己の物理アドレスが確定すると、LAN上にアドレス情報要求メッセージを同報送信する。このアドレス情報要求メッセージに応じて、スレーブ装置は自己のアドレス情報をマスター装置に送信する。
【0008】マスター装置は、各スレーブ装置から送られてきたアドレス情報をまとめてアドレステーブルを作成し、各スレーブ装置に同報送信する。このようにして、LAN上の各装置にアドレステーブルが保存される。
【0009】マスター装置への電源供給の瞬断等によりマスター装置がリセットした場合は、マスター装置の物理アドレスが確定した後、マスター装置からアドレス情報要求メッセージがLAN上に同報送信される。これに応じて、各スレーブ装置からマスター装置へアドレス情報が送信され、マスター装置でアドレステーブルが作成される。このアドレステーブルは、LAN上に同報送信され、各スレーブ装置のアドレステーブルが更新される。
【0010】このようにして、マスター装置が瞬断等によりリセットした場合であっても、マスター装置でアドレステーブルが新たに作成されて、各スレーブ装置に同報送信される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発明者らは、上述した従来のアドレステーブル転送方法には以下に示す問題点があると考える。すなわち、従来は、アドレス情報要求メッセージ及びアドレステーブルはいずれも同報送信によりマスター装置からスレーブ装置に送信される。一般的な同報送信では、受信した装置は受信したことを示す信号を出力しない、又は受信した装置のうちの少なくとも1台が受信したことを示す信号を出力すればよいので、これらのアドレス情報要求メッセージ及びアドレステーブルが全てのスレーブ装置に確実に伝達されたか否かが明らかではなく、通信の信頼性が低い。
【0012】また、従来の方法では、アドレス情報要求メッセージの送信及び受信、各スレーブ装置からのアドレス情報の送信及び受信、アドレステーブルの送信及び受信という処理が必要になり、プログラムが複雑になる。
【0013】以上から、本発明の目的は、アドレステーブルを各スレーブ装置により確実に伝達でき、且つプログラムを簡略化できるアドレステーブルの転送方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のアドレステーブル転送方法は、ネットワークに接続された全装置のアドレス情報を含むアドレステーブルをマスター装置で作成し、前記ネットワークに接続された全てのスレーブ装置に転送するアドレステーブル転送方法において、前記マスター装置は、前記ネットワークに接続してから所定の時間経過したとき、及び前記スレーブ装置からアドレス情報を受信したときに、前記アドレステーブルを作成して前記ネットワーク上に同報送信し、前記スレーブ装置は、自己のアドレスが確定したとき、自己のアドレス情報を前記マスター装置に送信してから一定時間内に前記アドレステーブルを取得できないとき、及び取得したアドレステーブルに自己のアドレス情報が存在しないときに、自己のアドレス情報を前記マスター装置に送信することを特徴とする。
【0015】従来、スレーブ装置は、マスター装置からのアドレス情報要求メッセージに対してアドレス情報を出力していた。これに対し、本発明においては、マスター装置からのアドレス情報要求メッセージが不要であり、スレーブ装置は、自己のアドレスが確定したとき、自己のアドレス情報を前記マスター装置に送信してから一定時間内に前記アドレステーブルを取得できないとき、及び取得したアドレステーブルに自己のアドレス情報が存在しないときに、自己のアドレス情報を前記マスター装置に送信する。
【0016】マスター装置からアドレス情報要求メッセージが出力されないようにすると、マスター装置が瞬断等によりリセットされたときに不具合が発生することが考えられる。しかし、本発明においては、以下に述べるようにして不具合の発生が回避される。
【0017】すなわち、リセット後、マスター装置がネットワークに接続してから所定の時間経過すると、マスター装置はアドレステーブルを作成する。このとき、マスター装置にはスレーブ装置のアドレス情報がないので、作成されるアドレステーブルの中身は空である。このアドレステーブルは、ネットワークを介してスレーブ装置に同報送信される。
【0018】スレーブ装置では、アドレステーブルを受信すると、自己のアドレス情報が含まれているか否かを調べる。このアドレステーブルには自己のアドレス情報が含まれていないので、アドレス情報をマスター装置に送信する。
【0019】マスター装置は、スレーブ装置からアドレス情報を受信すると、アドレステーブルを作成し直し、各スレーブ装置に同報送信する。このときのアドレステーブルには、スレーブ装置から送られてきたアドレス情報が含まれている。従って、スレーブ装置には、ネットワークに接続している全ての装置のアドレス情報を含んだアドレステーブルが送信される。これにより、不具合の発生が回避される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0021】図1は、車載オーディオシステムの一例を示すブロック図である。この例では、コントロールユニット11、CDチェンジャー12、AM/FMチューナー13、MDプレーヤ14及びオーディオプロセッサ15がLANを介して相互に接続されている。すなわち、コントロールユニット11、CDチェンジャー12、AM/FMチューナー13、MDプレーヤ14及びオーディオプロセッサ15にはそれぞれLANインタフェースが内蔵されており、これらの装置間はLANケーブル10で接続されている。更に、オーディオプロセッサ15にはアンプ16が接続され、アンプ16にはスピーカー17が接続されている。
【0022】コントロールユニット11には、CDチェンジャー12、AM/FMチューナー13、MDプレーヤ14及びオーディオプロセッサ15を操作するための操作キーやボリューム等が設けられている。コントロールユニット11から出力される信号により、これらのCDチェンジャー12、AM/FMチューナー13、MDプレーヤ14及びオーディオプロセッサ15が集中制御される。
【0023】CDチェンジャー12は複数枚(例えば、6枚)のCDを装填可能であり、これらのCDに収録されている曲の中からユーザにより選択された曲のみを再生したり、CDに収録されている全ての曲を連続して再生することができる。
【0024】オーディオプロセッサ15は、CDチェンジャー12、AM/FMチューナー13及びMDプレーヤ14から出力されたオーディオ信号のレベル及び音質を調整し、アンプ16に出力する。アンプ16はオーディオプロセッサ15から出力された信号を増幅して、スピーカー17に供給する。
【0025】本実施の形態では、コントロールユニット11、CDチェンジャー12、AM/FMチューナー13、MDプレーヤ14及びオーディオプロセッサ15の機能アドレス及び物理アドレスは予めメーカーで設定され、LANインタフェース内の不揮発性メモリに記録されているものとする。また、本実施の形態ではコントロールユニット11がマスター装置となり、他の装置がスレーブ装置となるように設定されているものとする。
【0026】なお、機能アドレスは装置の機能毎に設定されたアドレスであり、機能アドレスを参照することにより、装置の種別(コントロールユニット、CDチェンジャー及びMDプレーヤー等の種別)を知ることができる。一方、物理アドレスは装置毎に設定されたアドレスであり、LAN上に物理アドレスが同一の装置が複数台存在することはできない。本実施の形態では、初期状態では物理アドレスの値が機能アドレスと同じに設定されているものとする。従って、例えば、LAN上にCDチェンジャーを2台接続する場合は、これらのCDチェンジャーの物理アドレスを相互に異なる値に設定する処理が必要になる。
【0027】図2は、マスター装置であるコントロールユニット11のアドレステーブル転送に係る動作を示すフローチャートである。
【0028】まず、ステップS11で電源が投入されてネットワークに接続(ネットオン)すると、ステップS12に移行して、自己の物理アドレスを決定する。本実施の形態では、前述の如く、物理アドレスはメーカーにて予め設定されて不揮発性メモリに記憶されているので、ここでは不揮発性メモリから物理アドレスを読み出す処理となる。
【0029】次に、ステップS13に移行し、マスター装置はアドレス情報受信処理を実行する。すなわち、スレーブ装置からアドレス情報が送信されてきたら、それを受信して保存する。ステップS14では、ネットオンから500ms(ミリ秒)経過したか否かを判定する。否の場合はステップS13に戻り、アドレス情報受信処理を継続する。
【0030】ステップS14で、ネットオンから500ms経過したと判断したときは、ステップS15に移行する。ステップS15では、それまでに受信したアドレス情報をまとめ、アドレステーブルを完成する。
【0031】その後、ステップS16に移行し、マスター装置はアドレステーブルをLAN上に同報送信する。
【0032】次に、ステップS17に移行し、マスター装置はアドレス情報を受信したか否かを判定する。否の場合はステップS18に移行し、ネットオフか否かを判定する。否の場合はステップS17に戻る。ステップS18でネットオフと判定した場合は、処理を終了する。
【0033】ステップS17でアドレス情報を受信したと判定した場合は、ステップS15に移行し、アドレステーブルを作成し直す。そして、ステップS16に移行して、アドレステーブルをLAN上に同報送信する。
【0034】このように、マスター装置では、ネットオンしてから500ms後にアドレステーブルを作成し、LAN上に同報送信する。その後も、マスター装置は、スレーブ装置からアドレス情報を受信するとアドレステーブルを作成し直し、LAN上に同報送信する。
【0035】図3は、スレーブ装置のLAN接続時の動作を示すフローチャートである。
【0036】まず、ステップS21で電源が投入されてネットオンすると、ステップS22に移行して、自己の物理アドレスを決定する。本実施の形態では、物理アドレスはメーカーにて予め設定されて不揮発性メモリに記録されているので、ここでは不揮発性メモリから物理アドレスを読み出す処理となる。なお、物理アドレスを動的に設定するようにしてもよい。例えば、自己の物理アドレスと同じアドレスを有する装置が接続されているか否かを調べるメッセージをLAN上に送信し、その応答により自己の物理アドレスと同一のアドレスを有する装置が接続されていると判断したときは、物理アドレスを変更する処理を実行する。
【0037】自己の物理アドレスが決定すると、ステップS23に移行して、スレーブ装置はアドレス情報をマスター装置に送信する。
【0038】ステップS24では、アドレステーブルを受信したか否かを判定する。否の場合はステップS25に移行し、アドレス情報送信から200ms経過したか否かを判定する。否の場合はステップS24に戻り、アドレステーブルが受信されるのを待つ。このようにして、アドレス情報を送信してから200msの間にアドレステーブルを取得できなかった場合は、ステップS25からステップS23に戻り、再びマスター装置にアドレス情報を送信する。その後、ステップS24,S25に移行し、200msの間、アドレステーブルが受信されるのを待つ。
【0039】ステップS24でアドレステーブルが受信されると、ステップS26に移行する。そして、受信したアドレステーブルの中に、自己のアドレス情報が存在するか否かを調べる。自己のアドレス情報が存在しない場合は、ステップS23に戻り、マスター装置にアドレス情報を送信する。
【0040】このようにして、スレーブ装置は、自己のアドレス情報が存在するアドレステーブルを受信するまで、アドレス情報の送信及びアドレステーブルの受信処理を継続する。
【0041】なお、本実施の形態では、マスター装置がネットオンしてからアドレステーブルの作成を開始するまでの時間を500msとしているが、この時間はスレーブ装置の物理アドレス確定からアドレス情報送信までに要する時間に応じて設定すればよい。また、本実施の形態では、スレーブ装置がアドレステーブルを受信できない場合、アドレス情報を送信してから次のアドレス情報を送信するまでの時間を200msとしているが、この時間はマスター装置がアドレス情報を受信してからアドレステーブルを作成するまでの時間に応じて設定すればよい。
【0042】図4は、本実施の形態のアドレステーブル転送方法を示す遷移図である。但し、この例では、ネットワーク上に、マスター装置21と、3台のスレーブ装置22,23,24のみが接続されている場合について説明する。
【0043】まず、各装置21,22,23,24に一斉に電源が投入されて各装置21,22,23,24がほぼ同時にネットオンしたとする。ネットオン後、各装置21,22,23,24は物理アドレス決定シーケンスを実行する。
【0044】スレーブ装置22,23,24は、自己の物理アドレスが確定すると、アドレス情報をマスター装置21に送信する。アドレス情報には、その装置の機能アドレス及び物理アドレスが含まれている。
【0045】マスター装置21は、ネットオンから500msの間、LANを介して各スレーブ装置22,23,24から送られてくるアドレス情報を受信し保存する。そして、ネットオンから500ms経過した後、これらのアドレス情報をまとめて、アドレステーブルを作成する。
【0046】その後、マスター装置21は、アドレステーブルをLAN上に同報送信する。スレーブ装置22,23,24は、アドレステーブルを受信すると、アドレステーブル内に自己のアドレス情報が存在しているか否かを調べ、存在している場合はアドレステーブルを保存する。そして、他の装置との間でデータの送受信を行う場合に、このアドレステーブルを参照して、通信相手となる装置を特定する。一方、スレーブ装置22,23,24は、アドレス情報を送信してから200ms以内にアドレステーブルを受信できなかった場合、又は受信したアドレステーブルに自己のアドレス情報が存在していない場合は、再度アドレス情報をマスター装置21に送信する。
【0047】この例では、スレーブ装置22,23はいずれもアドレステーブルを受信し、アドレステーブル内に自己のアドレス情報が存在することを確認できたものとする。また、スレーブ装置24は、アドレス情報を送信してから200ms経過してもアドレステーブルを受信できず、スレーブ装置24からマスター装置21にアドレス情報が再送信されたものとする。
【0048】マスター装置21は、スレーブ装置24からアドレス情報を受信すると、アドレステーブルを作成し直す。作成されたアドレステーブルは、LAN上に同報送信される。この例では、2回目のアドレステーブルの送信で全てのスレーブ装置22,23,24にアドレステーブルが保存されている。
【0049】このように、本実施の形態では、アドレス情報の送信及び受信、並びにアドレステーブルの送信及び受信だけで、ネットオンから各スレーブ装置22,23,24にアドレステーブルを転送するまでの処理が完了する。従って、従来方法で必要とされていたアドレス情報要求メッセージの送信及び受信の処理が不要となり、プログラムが簡略化される。
【0050】また、本実施の形態によれば、従来に比べて通信回数が少なくなり、システムを短時間で立ち上げることができる。
【0051】更に、本実施の形態によれば、スレーブ装置22,23,24は、アドレス情報を送信してから200ms経過してもアドレステーブルを受信できないとき、及び受信したアドレステーブル中に自己のアドレス情報が含まれていないときには、再度マスター装置21にアドレス情報を送信するので、マスター装置21はLANに接続されている全てのスレーブ装置22,23,24のアドレス情報を確実に取得することができる。これにより、信頼性の高いネットワークを構築することができる。
【0052】図5は、スレーブ装置24への電源供給の瞬断等によりスレーブ装置24がリセットした場合のアドレステーブル転送方法を示す遷移図である。
【0053】スレーブ装置24は、電源供給の瞬断によりリセットされると、物理アドレス決定シーケンスを実行して自己の物理アドレスを確定する。その後、スレーブ装置24はアドレス情報をマスター装置21に送信する。
【0054】マスター装置21では、スレーブ装置24からアドレス情報を受信すると、アドレステーブルを作成し直す。この例では、スレーブ装置22,23のアドレス情報は既にマスター装置21に保存されているので、マスター装置21では、スレーブ装置22,23,24のアドレス情報が含まれたアドレステーブルを作成する。
【0055】その後、マスター装置21は、アドレステーブルをLAN上に同報送信する。この例では、スレーブ装置22,23ではアドレステーブルを受信したが、スレーブ装置24ではアドレステーブルを受信できなかったとしている。
【0056】スレーブ装置22,23は、受信したアドレステーブルに自己のアドレス情報が含まれているか否かを調べ、含まれていない場合は自己のアドレス情報をマスター装置に送信する。この例では、受信したアドレステーブルに自己のアドレス情報が含まれているので、スレーブ装置22,23は保存しているアドレステーブルを受信したアドレステーブルに更新する。
【0057】一方、スレーブ装置24はアドレス情報を送信してから200ms経過してもアドレステーブルを受信できないので、再度マスター装置21にアドレス情報を送信する。
【0058】これにより、マスター装置21はアドレステーブルを作成し直し、LAN上に同報送信する。この例では、スレーブ装置22,23,24はいずれも2度目のアドレステーブルを受信できたものとしている。スレーブ装置24では受信したアドレステーブルに自己のアドレスが含まれているか否かを調べ、この例では含まれているので、アドレステーブルを保存する。
【0059】このように、本実施の形態では、スレーブ装置に電源供給の瞬断等によるリセットが発生しても、LANに接続している全ての装置に、全ての装置のアドレス情報を含むアドレステーブルが保存されるまでアドレス情報の送信、アドレステーブルの作成及びアドレステーブルの送信を行うので、ネットワークを正常に修復することができる。
【0060】図6は、マスター装置21への電源供給の瞬断等によりマスター装置21がリセットした場合のアドレステーブル転送方法を示す遷移図である。
【0061】マスター装置21は、電源供給の瞬断等によりリセットされると、まず、ネットオンして物理アドレス決定シーケンスを実行し、自己の物理アドレスを確定する。そして、ネットオンから500ms経過した後、アドレステーブルを作成する。この場合、スレーブ装置22,23,24からマスター装置21にアドレス情報が送られていないので、マスター装置21で作成されるアドレステーブルの中身は空である。
【0062】スレーブ装置22,23,24は、マスター装置21からアドレステーブルを受信すると、アドレステーブル中に自己のアドレス情報が含まれているか否かを調べる。ここでは、アドレステーブルの中身が空であるので、スレーブ装置22,23,24は自己のアドレス情報をマスター装置21に送信する。
【0063】マスター装置21は、LANに接続しているスレーブ装置22,23,24のうちの少なくとも1つからアドレス情報を受信すると、アドレステーブルを作成し直し、LAN上に同報送信する。この例では、スレーブ装置24からアドレス情報が送信される前に、マスター装置21からアドレステーブルが送信されたとしている。各スレーブ装置22,23,24では、アドレステーブルを受信すると、自己のアドレス情報が含まれているか否かを調べる。スレーブ装置24では、受信したアドレステーブル内に自己のアドレス情報が含まれていないので、アドレス情報をマスター装置21に送信する。
【0064】マスター装置21は、スレーブ装置24からアドレス情報を受信すると、アドレステーブルを作成し直し、LAN上に同報送信する。このアドレステーブルにはスレーブ装置22,23,24のアドレス情報が含まれているので、各スレーブ装置22,23,24はアドレステーブルを保存する。
【0065】このように、本実施の形態においては、マスター装置21に電源供給の瞬断等によりリセットが発生した場合であっても、LANに接続している全ての装置に、全ての装置のアドレス情報を含むアドレステーブルが保存されるまでアドレステーブルの作成、アドレステーブルの送信及びアドレス情報の送信を行うので、ネットワークを正常に修復することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアドレステーブル転送方法によれば、スレーブ装置は,自己のアドレスが確定したとき、自己のアドレス情報をマスター装置に送信してから一定時間内にアドレステーブルを取得できないとき、及び取得したアドレステーブルに自己のアドレス情報が存在しないときに、自己のアドレス情報をマスター装置に送信するので、マスター装置からのアドレス情報要求メッセージが不要であり、プログラムを簡略化できる。また、本発明によれば、アドレステーブルをネットワークに接続している全ての装置に確実に伝達することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013