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発明の名称 ディスク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−217223(P2003−217223A)
公開日 平成15年7月31日(2003.7.31)
出願番号 特願2002−8668(P2002−8668)
出願日 平成14年1月17日(2002.1.17)
代理人 【識別番号】100085453
【弁理士】
【氏名又は名称】野▲崎▼ 照夫
【テーマコード(参考)】
5D072
【Fターム(参考)】
5D072 AB22 AB35 BB06 BG02 BH17 CC05 EB04 
発明者 小嶋 雅美 / 伊藤 政俊
要約 課題
ディスクを収納するストック部が設けられたディスク装置において、ストック部からディスクを回転駆動手段へ搬送するときに、ストック部内のディスクの振れによる回転駆動手段との干渉などが生じるのを防止する。

解決手段
いずれかのディスクホルダ41が選択されて停止したときに、最初に案内部材11と搬送手段20を接近させて、ディスクホルダ41に保持されているディスクDを前記案内部材11と搬送手段20とで挟持してディスクDをを拘束する。この拘束の後に、駆動ユニット50をディスクホルダ41に保持されているディスクと重なる駆動位置へ移動させることにより、ディスクと駆動ユニット50とが干渉するのを防止できる。そして、ディスクDを搬送手段20で駆動ユニット50へ搬送する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のディスク保持部がディスクの厚み方向へ並べられたストック部と、前記ディスク保持部を並び方向へ移動させていずれかのディスク保持部を選択位置へ移動させる選択手段と、ディスクがクランプされる回転駆動手段と、前記選択位置にあるディスク保持部と前記回転駆動手段との間でディスクを搬送する搬送部とを有するディスク装置において、前記搬送部は、選択位置に移動したディスク保持部に保持されているディスクを周縁部側から挟持してディスクに搬送力を与える一対の挟持部材を有し、また前記挟持部材の対向間隔を可変する間隔設定手段と、前記回転駆動手段の位置を移動させる位置可変手段とを有し、前記選択手段を動作させてディスク保持部を移動させる選択動作を行う前に、前記間隔設定手段を動作させて前記挟持部材をディスクの周縁部から離すとともに、前記位置可変手段を動作させて前記回転駆動手段を前記ディスク保持部に保持されているディスクと重ならない退避位置へ移動させ、いずれかのディスク保持部が前記選択位置へ移動して停止したときに、(1)最初に一対の前記挟持部材の間隔を狭めて前記挟持部材でディスクを挟持させ、(2)この挟持が完了した後に、前記回転駆動手段をディスク保持部に保持されたディスクと重なる駆動位置へ移動させ、(3)さらに前記挟持部材の搬送力によって、選択位置にあるディスク保持部に保持されているディスクを、前記回転駆動手段でクランプできる位置へ搬送させる制御手段が設けられていることを特徴とするディスク装置。
【請求項2】 前記(1)において前記挟持手段でディスクを挟持した後に前記挟持手段の対向間隔をさらに狭め、その後に前記対向間隔を広げて前記挟持手段で前記ディスクに搬送力を与えることができるようにし、その後に前記(2)の移動を行う請求項1記載のディスク装置。
【請求項3】 前記ディスク保持部は、ディスクの一部を回転駆動手段側へ突出させた状態で前記ディスクを保持するものであり、前記(1)では、前記ディスク保持部から突出している部分で前記ディスクの周縁部が挟持部材で挟持される請求項1または2記載のディスク装置。
【請求項4】 装置にディスクを挿入する挿入口が開口しており、挿入口の内側に前記回転駆動手段と前記ストック部の順に配置されており、前記挟持部材は、前記挿入口から駆動位置にある回転駆動手段を通過して前記ストック部に至るように配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
発明の詳細な説明
本発明は、複数のディスクを収納しているストック部と回転駆動手段とを有し、前記回転駆動手段がストック部のディスクと重なる位置へ移動して、前記ストック部から選択されたディスクが前記回転駆動手段にクランプされるディスク装置に関する。
【0001】
【従来の技術】車載用などのディスク選択式のディスク装置(ディスクチェンジャー)では、複数のストック部内にディスクが収納されており、このストック部内のディスクが選択されて回転駆動手段に移送されてクランプされ、回転駆動される。
【0002】またこの種のディスク選択式のディスク装置として、筐体内に前記回転駆動手段と共に前記ストック部が設けられ、ストック部内のディスクが選択された後に前記回転駆動手段が前記ストック部内のディスクと重なる位置へ移動してストック部内からのディスクの受け入れを可能とするものがある。
【0003】この場合、前記ストック部内でディスクの選択が行われた後に、まず回転駆動手段がストック部内のディスクと重なる駆動位置へ移動させられ、その後に選択されたディスクが、例えばストック部内に設けられた押出し部材によってその後端部側から押出されて、前記回転駆動手段でクランプできる位置へ送られる。あるいは、前記回転駆動手段側に設けられた引出し部材によってディスク保持部そのものが引出されて、前記ディスクが回転駆動手段でクランプできる位置へ送られる。
【0004】このディスク装置では、回転駆動手段がストック部内のディスクと重なる記録位置へ移動し、この位置でディスクを駆動するものであるため、筐体を小型化でき、例えば自動車内のダッシュボード内に埋設させて設置することも可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストック部内のディスクを前記押出し部材で押出して前記回転駆動手段に送り込む構造では、回転駆動手段側に向けられているディスクの周縁部が送り込み途中で上下に振れて、回転駆動手段を構成する機構やその他の筐体内の機構に触れて、回転駆動手段への送り込みに支障を来すおそれがある。また、引出し部材によって、ディスク保持部そのものが引出されるものでは、ストック部の構造が複雑になる。
【0006】また、車載用として使用されるものでは、ストック部に収納されているディスクの前記ストック部から突出している部分が、車体振動により上下に揺れ、その結果、ストック部内に収納されているディスクの周縁部が装置内の他の機構に当たり、最悪の場合には前記周縁部が前記他の機構に引っ掛かることがある。このような現象が生じると、ストック部内のディスクの選択動作や、ストック部内からのディスクの送り出し動作ができなくなり、さらには引っ掛かった前記ディスクを筐体内から排出できない状態となる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ストック部内のディスクが回転駆動手段の機構や他の機構に当たったり引っ掛かることなく回転駆動手段へ搬送できるようにしたディスク装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のディスク保持部がディスクの厚み方向へ並べられたストック部と、前記ディスク保持部を並び方向へ移動させていずれかのディスク保持部を選択位置へ移動させる選択手段と、ディスクがクランプされる回転駆動手段と、前記選択位置にあるディスク保持部と前記回転駆動手段との間でディスクを搬送する搬送部とを有するディスク装置において、前記搬送部は、選択位置に移動したディスク保持部に保持されているディスクを周縁部側から挟持してディスクに搬送力を与える一対の挟持部材を有し、また前記挟持部材の対向間隔を可変する間隔設定手段と、前記回転駆動手段の位置を移動させる位置可変手段とを有し、前記選択手段を動作させてディスク保持部を移動させる選択動作を行う前に、前記間隔設定手段を動作させて前記挟持部材をディスクの周縁部から離すとともに、前記位置可変手段を動作させて前記回転駆動手段を前記ディスク保持部に保持されているディスクと重ならない退避位置へ移動させ、いずれかのディスク保持部が前記選択位置へ移動して停止したときに、(1)最初に一対の前記挟持部材の間隔を狭めて前記挟持部材でディスクを挟持させ、(2)この挟持が完了した後に、前記回転駆動手段をディスク保持部に保持されたディスクと重なる駆動位置へ移動させ、(3)さらに前記挟持部材の搬送力によって選択位置にあるディスク保持部に保持されているディスクを前記回転駆動手段でクランプできる位置へ搬送させる制御手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】本発明のディスク装置では、ディスク保持部が選択位置に移動したときに、このディスク保持部に保持されたディスクをまず挟持部材で周縁部側から挟持して位置決めしてから、その後に回転駆動手段を前記ディスクと重なる駆動位置へ移動させている。したがって、回転駆動手段が駆動位置へ移動する前に、選択位置にあるディスクが振れるのを防止でき、このディスクと回転駆動手段とが干渉するのを防止できる。
【0010】また、前記(1)において前記挟持手段でディスクを挟持した後に前記挟持手段の対向間隔をさらに狭め、その後に前記対向間隔を広げて前記挟持手段で前記ディスクに搬送力を与えることができるようにし、その後に前記(2)の移動を行うものとすることができる。
【0011】このように構成すると、車体振動などによりストック部内のディスクの前記ストック部から外へ出ている部分が装置内の機構に引っ掛かっているようなことがあっても、前記挟持部材の間隔を狭めることにより、前記ディスクの周縁部を前記機構から強制的に外すことができる。
【0012】したがって、本発明は、前記ディスク保持部は、ディスクの一部を回転駆動手段側へ突出させた状態で前記ディスクを保持するものであり、前記(1)では、前記ディスク保持部から突出している部分で前記ディスクの周縁部が挟持部材で挟持される構造のものに有用である。
【0013】さらに、本発明は、例えば、装置にディスクを挿入する挿入口が開口しており、挿入口の内側に前記回転駆動手段と前記ストック部の順に配置されており、前記挟持部材は、前記挿入口から駆動位置にある回転駆動手段を通過して前記ストック部に至るように配置されている構造の小型のものとして構成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明のディスク装置の内部構造の一例を示す斜視図、図2はその平面図、図3は図2のIII−III線の断面図、図4はストック部からのディスクの搬出動作を説明する平面図、図5と図6は前記ディスク装置の内部構造を動作別に示す側面図である。
【0016】このディスク装置1は、直径が8cmのディスク(小径ディスク)と、直径12cmのディスク(大径ディスク)のそれぞれのCD(コンパクトディスク)またはDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)などの各種ディスクの再生や記録が可能である。
【0017】図5と図6に示すように、装置本体の筐体10の正面には、ノーズ部10aが設けられ、前記ノーズ部10aには、幅方向に延びるスリット上の挿入口15が開口している。またノーズ部10aの表面には、液晶表示パネルなどの表示手段、および操作釦が設けられている。
【0018】このディスク装置1のY1側の奥部には、複数の大径ディスクを高さ方向に積層可能なストック部3が設けられており、大径ディスクは前記ストック部3に設けられたディスクホルダ(ディスク保持部)41に1枚ずつ保持され、且つ高さ方向に積み重ねられた状態で収納される。図4に示すように、前記ディスクホルダ41は、直径が12cmの大径ディスクDのY1側の周縁部を保持するものであり、ディスクホルダ41に保持されたディスクDの一部は前記ディスクホルダ41からY2側へ突出している。
【0019】図1および図2に示すように、前記ノーズ部に設けられた挿入口15と前記ストック部3との間にはディスクの搬入および搬出を行うディスク搬送部5が設けられている。このディスク搬送部5の構成として、ベース2上には、第1の移動部材6と第2の移動部材7が幅方向(X1−X2方向)へ移動可能に設けられている。第1の移動部材6にはラック6aが形成され、第2の移動部材7には前記ラック6aと対向するラック(図示せず)が設けられている。前記ベース2上には、図2に示す設定モータMによって回転駆動される連結歯車8が、間隔設定手段として設けられており、この連結歯車8が前記第1の移動部材6のラック6aと、第2の移動部材7のラックの双方に噛み合っている。設定モータMによって前記連結歯車8が回転させられると、前記第1の移動部材6と第2の移動部材7が同期して、互いに接近する方向および離れる方向へ移動する。
【0020】そして、前記第1の移動部材6と第2の移動部材7の一方には挟持部材として機能する案内部材11が設けられ、他方には同じく挟持部材として機能する搬送手段20が設けられている。挿入口15から挿入されるディスクおよび前記ディスクホルダ41に保持されているディスクの突出部分は、一対の挟持部材である前記案内部材11と搬送手段20とで、ディスクの周縁部で挟持することができる。
【0021】前記案内部材11は、ディスク導入・排出方向である図示Y1−Y2方向に延びている。前記案内部材11の対向側(図示X1側)の面には、図示Y方向に延びる案内用のガイド溝11aが形成されている。図3に示すように、前記ガイド溝11aの断面形状は、図示X1側の開口端側が広くX2側が狭いV字形状である。
【0022】案内部材11の排出側(Y2側)の端部には、検知アーム(検知部材)12が設けられている。前記検知アーム12は、軸13を中心に図2において時計回りおよび反時計回りに回転できるように支持されており、且つ図示しない付勢部材により反時計回り方向に付勢されている。
【0023】また検知アーム12には、案内部材11の排出側の端部に位置する検知片12aが折り曲げ形成されている。案内部材11のガイド溝11a内に挿入されて移動するディスクDの周縁部によって前記検知片12aが、外側(X2方向)へ押されると、検知アーム12が時計回り方向に回動する。
【0024】前記検知アーム12の他端には、紙面下方に折り曲げられた押圧片12bが形成されており、この押圧片12bが、挿入検知スイッチ14のアクチュエータに対向している。そして、検知アーム12が時計回り方向に回動させられると、前記押圧片12bによって前記挿入検知スイッチ14がON状態に切り換えられる。
【0025】また、検知アーム12が反時計回り方向に回動し、前記検知片12aが、案内部材11のガイド溝11aの排出側(Y2側)端部を覆っている状態のときには、前記押圧片12bが挿入検知スイッチ14のアクチュエータから離れ、挿入検知スイッチ14がOFF状態に切り換えられる。
【0026】前記第1の移動部材6の上には、ディスクDの挿入方向(Y方向)に並ぶ第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24からなる搬送手段20が、前記案内部材11に対向して設けられている。図3に示すように、前記第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24は、上下に中心から外周側に向けて肉厚が徐々に薄くなるフランジが形成されており、ディスクDの縁部は前記フランジ間のV溝内で挟持される。
【0027】装置内には搬送モータ(図示せず)が設けられており、この搬送モータの動力が減速ギヤ群により減速され、且つ伝達ギヤ25,26,27などを介して各搬送ローラ21,22,23,24に伝達され、第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24が全て同一方向に回転駆動される。前記第1ないし第4の搬送ローラ21,22,23,24が時計回りに回転すると、ディスクDが装置奥部方向(Y1方向)へ搬入され、反時計回りに回転動作すると、ディスクDが外部方向(Y2方向)へに搬出される。
【0028】図1に示すように、前記第1の移動部材6には、支持軸を支点として、一定の角度範囲で回動可能な回動アーム28が設けられ、前記第1の搬送ローラ21はこの回動アーム28の先部に支持されている。また、回動アーム28は、引張りコイルスプリングなどの付勢部材によって常に時計回り方向に付勢されている。そして、前記第1の移動部材6上には、前記回動アーム28が反時計方向へ所定角度回動したときにON状態となる挿入検知スイッチ29(図2参照)が設けられている。
【0029】前記ベース2には、前記第2の移動部材7のX方向の移動位置を検出するリニアポジションセンサ(図示せず)が設けられている。このリニアポジションセンサは例えば直線可変抵抗器であり、その直線的に変化する抵抗値によって、前記第2の移動部材7の位置を検出でき、その結果、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxを検出可能となっている。
【0030】図2に示すように、前記案内部材11には、第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32が設けられている。前記第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32のそれぞれのアクチュエータは、前記案内部材11のガイド溝11a内に現れている。前記ガイド溝11a内を移動するディスクの縁部で前記アクチュエータが押圧されると、第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32がON状態に動作する。
【0031】前記ストック部3では、前記ベース2上に、複数本の案内支柱42が垂直に設置されて回転自在に支持されている。全ての案内支柱42の基端部には小歯車43が一体に形成されており、ベース2上には全ての前記小歯車43と噛み合うリング状歯車44が設けられている。前記リング状歯車44が図示しない選択モータで駆動されることにより、全ての案内支柱42は全て同期して回転駆動される。
【0032】全ての案内支柱42の外周にはスクリュー溝42aが形成されている。このスクリュー溝42aは、案内支柱42の上部と下部においてピッチが密であり、中間部分でピッチが疎となっている。前記ディスクホルダ41には、前記案内支柱42のスクリュー溝42aと噛み合う突起が設けられている。前記案内支柱42が回転すると、それぞれのディスクホルダ41が前記スクリュー溝42aによって上下に移動させられる。
【0033】前記のようにスクリュー溝42aは、案内支柱42の上部と下部においてピッチが密であるため、ディスクホルダ41は上部と下部で密に重なるようにストックされる。またスクリュー溝42aは案内支柱42の中間部分でピッチが疎となっているため、案内支柱42の中間部分ではディスクホルダ41が上下に隣接するディスクホルダと離れた状態で上下に移動することができる。ディスクホルダ41の上下への移動動作によって、いずれかのディスクホルダ41が選択され、図1に示すように、選択されたディスクホルダ41が、前記案内部材11および搬送手段20と同じ高さの選択位置41Aへ移動して停止する。
【0034】この実施の形態では、前記案内支柱42、小歯車43およびリング状歯車44によってディスクホルダ41を選択する選択手段が構成されている。
【0035】前記ベース2上には駆動ユニット50が設けられている。図3に示すように、この駆動ユニット50は、ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52を有しており、ドライブシャーシ51とクランプシャーシ52は平行な状態で組み合わされている。前記案内部材11と前記搬送手段20によるディスクDの搬送経路の下側に前記ドライブシャーシ51が位置し、上側に前記クランプシャーシ52が位置している。
【0036】前記ドライブシャーシ51には、下側にスピンドルモータ53が設けられ、上側には前記スピンドルモータ53で回転駆動されるターンテーブル54が設けられている。この実施の形態では、前記ターンテーブル54が回転駆動手段である。また、ドライブシャーシ51の下には光ヘッド55が設けられている。前記光ヘッド55は、ドライブシャーシ51に形成されている切欠き部を介して、ターンテーブル54にクランプされたディスクDに対向している。またドライブシャーシ51上において、前記光ヘッド55はディスクDの記録面に沿って移動させられる。
【0037】一方、クランプシャーシ52には、クランパ56が回転自在に支持されており、前記クランパ56は板ばね57によって下方向へ付勢されている。
【0038】前記ドライブシャーシ51には、クランプ駆動手段からの切換え動力が与えられるようになっており、このクランプ駆動手段により、ドライブシャーシ51がクランプシャーシ52に接近する方向と離れる方向へ昇降駆動される。ドライブシャーシ51が下降すると、ターンテーブル54とクランパ56との間に、ディスクDが移動する隙間が形成される。またドライブシャーシ51が上昇すると、ターンテーブル54とクランパ56が接近し、このとき、クランパ56は、板ばね57の力でディスクを挟んでターンテーブル54に弾圧させられる。
【0039】図5と図6に示すように、筐体10の内部には、前記駆動ユニット50を支持する支持シャーシ65が設けられている。前記駆動ユニット50は、前記支持シャーシ65の上面においてY1−Y2方向へ移動可能に支持されている。また図示しない位置可変手段を構成するモータの動力によって、前記駆動ユニット50は、支持シャーシ65上においてY1−Y2方向へ移動させられる。
【0040】図6は、駆動ユニット50が駆動位置へ移動した状態を示している。ディスクDは図6に示す駆動位置に停止している駆動ユニット50によってクランプされ回転駆動される。また、前記ストック部3のディスクホルダ41を上下に移動させて、いずれかのディスクを選択する動作を行うときには、図5に示すように、前記駆動ユニット50が挿入口15側(Y2側)の退避位置へ移動して、ディスクホルダ41とともに昇降するディスクDが前記駆動ユニット50に当たらないようになる。
【0041】前記支持シャーシ65は、筐体10内において、ダンパー66で支えられ、コイルばね67で吊り下げられている。前記支持シャーシ65の側面にはピン68,68が固定されている。一方、筐体10側にはY1−Y2方向へ移動するロック部材69が設けられており、前記ピン68,68は、ロック部材69に形成されたロック穴70,70内に挿入されている。このロック穴70,70は、Y2側において幅寸法が狭くなるロック部70a,70aを有している。
【0042】図5と図6では、ロック部材69がY1方向へ移動して前記ロック部70a,70a内にピン68,68が保持されて、支持シャーシ65がロックされている。また、ターンテーブル54とクランパ56とでディスクDがクランプされたときには、ロック部材69がY2方向へ移動して、ロック穴70,70のロック部70a,70aがピン68,68から離れ、支持シャーシ65のロックが解除される。このとき、支持シャーシ65および駆動ユニット50は、前記ダンパー66,66およびコイルばね67によって、筐体10内において弾性的に支持された状態となる。
【0043】前記第1の移動部材6と第2の移動部材7を移動させてその対向間隔Wxを設定する設定モータMはモータドライバ63により駆動されるが、このモータドライバ63は主制御装置61により制御される。その他装置内の全てのモータは前記主制御装置61により制御される。
【0044】また、第2の移動部材7の移動位置を検知するリニアポジションセンサからの検知出力も、前記主制御装置61に与えられる。また案内部材11に設けられている第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32の検知出力も前記主制御装置61に与えられる。
【0045】次に、上記ディスク装置の動作を説明する。このディスク装置が停止しているホームポジションでは、駆動ユニット50が、図6に示す駆動位置にあり、また第1の移動部材6がX1方向へ移動し、第2の移動部材7がX2方向へ移動して、一対の挟持部材である案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが、直径12cmの大径ディスクよりもさらに大きい寸法に設定されている。
【0046】ディスクを挿入するときにはノーズ部10aに設けられた操作釦が操作される。この操作により第1の移動部材6と第2の移動部材7が接近して、前記案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが小径ディスクの直径(8cm)よりも狭く設定される。そして、搬送手段20の各搬送ローラ21,22,23,24がディスクを搬入できる方向へ回転し始める。
【0047】挿入口15からディスクが挿入され、その周縁部によって、検知アーム12と回動アーム28のいずれか一方が外方へ押し広げられて、挿入検知スイッチ14と29のいずれか一方がONになるとディスクが挿入されたと判断され、設定モータMが駆動されて、第1の移動部材6と第2の移動部材7が互いに離れる方向へ移動し始める。このときまず、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが、直径8cmの小径ディスクを挟持して搬送できる寸法に向けて広げられる。前記対向間隔Wxの設定は、第2の移動部材7の移動位置を前記リニアポジションセンサで検出することにより制御される。
【0048】このときに設定すべき対向間隔Wxは、直径8cmの小径ディスクによって、検知アーム12と回動アーム28のいずれか一方のみが外方へ押し広げられて、2つの挿入検知スイッチ14と29のいずれか一方のみがONになるが、両方が同時にONにならない寸法である。よって、挿入検知スイッチ14と29の双方が同時にONにならず、一方の挿入検知スイッチのみがONの状態が継続していると判断できたら、前記対向間隔Wxが直径8cmの小径ディスクを挟持する位置に設定され、搬送手段20により小径ディスクが装置内へ搬送される。
【0049】また、挿入口15から直径が12cmの大径ディスクが挿入されると、搬送手段20の搬送ローラによってディスクが引き込まれた直後に、ディスクの周縁部によって検知アーム12と回動アーム28が同時に外方へ押し広げられるために、2つの挿入検知スイッチ14,29が一緒にONになる。このとき、前記リニアポジションセンサを監視しながら第1の移動部材6と第2の移動部材7との間隔が広げられ、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが大径ディスクを挟持できる寸法に設定される。そして大径ディスクDが装置内に搬入される。
【0050】そして、挿入口15から挿入された小径ディスクまたは大径ディスクが駆動ユニット50に向けて搬送されるときに、案内部材11に設けられた第1の検知スイッチ31がONになったら、駆動ユニット50内で、ドライブシャーシ51が上昇させられる。そして搬送手段20からの移送力を受けている小径ディスクまたは大径ディスクの中心穴D1がターンテーブル54の位置決め凸部54aに嵌合し、さらに板ばね57の力でクランパ56が押し付けられて、ディスクのクランプが完了する。ディスクのクランプが完了すると、第1の検知スイッチ31と第2の検知スイッチ32が共にONになるため、これを確認することによって、ディスクがターンテーブル54上に正常にクランプされたと判断する。
【0051】ディスクのクランプの完了が認識されると、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが最も広い位置に設定されて、案内部材11と搬送手段20が小径ディスクまたは大径ディスクの周縁部から離れる。そして、図5と図6に示すロック部材69によるロックが解除されて支持シャーシ69が弾性的に支持された状態となる。そしてディスクが回転駆動されて、光ヘッド55による記録または再生が行われる。
【0052】再生や記録を終了した後、ターンテーブル54にクランプされているのが小径ディスクの場合には、この小径ディスクはストック部3に移送されることがなく、ノーズ部の「EJECT」釦の操作を待つ。「EJECT」釦が押されると、案内部材11と搬送手段20との対向間隔Wxが狭くなって、案内部材11と搬送手段20とで小径ディスクが挟持される。そしてディスクのクランプが解除され、搬送手段20の各搬送ローラが回転して、小径ディスクは、搬送手段20の送り力を受けて案内部材11に沿って転がるようにしてY2方向へ搬出される。
【0053】また、ターンテーブル54にクランプされているのが大径ディスクの場合には、再生や記録動作が終了すると、そのままストック部3へ移送する動作が行われる。まず、設定モータMが始動して第1の移動部材6と第2の移動部材7が接近し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが狭められて、大径ディスクDが前記案内部材11と搬送手段20とで挟持される。また、駆動ユニット50のドライブシャーシ51が下降してターンテーブル54とクランパ56でのディスクのクランプが解除される。さらに、搬送手段20が搬入方向へ始動し、案内部材11および搬送手段20と同じ高さの選択位置41Aにあるディスクホルダ41に向けてディスクが送り込まれ、ディスクがディスクホルダ41に保持される。
【0054】その後に第1の移動部材6と第2の移動部材7が離れるように動作し、案内部材11と搬送手段20の対向間隔Wxが広げられて、案内部材11と搬送手段20が、ディスクホルダ41に保持されたディスクに当たらない位置に移動する。
【0055】次に、ストック部3内に収納されている大径ディスクを選択して駆動するときには、ノーズ部10aに設けられたいずれかの操作釦を操作してディスクホルダの番号を指示する。
【0056】この操作があると、駆動ユニット50は図4と図6に示すように挿入口15側へ移動してディスクホルダ41に保持された大径ディスクに当たらない位置に退避する。そして、選択手段が駆動されて前記ディスクホルダ41が上下に移動させられ、指示されたディスクホルダが選択位置41Aへ移動させられる。選択位置41Aのディスクホルダ41は、案内部材11および搬送手段20と同じ高さで停止する。
【0057】そして、まず最初に図4において(i)で示すように、挟持部材である案内部材11と、搬送手段20との対向間隔Wxが狭められて、ディスクホルダ41で保持されているディスクDのY2方向への突出部分が、案内部材11と、搬送手段20の最も奥側に位置する第4の搬送ローラ24とで挟持される。
【0058】図3に示すように、ディスクDの周縁部は、案内部材11のV字状のガイド溝11aと、搬送ローラ24のV字状の外周部分で挟持されるため、ディスクホルダ41から突出しているディスクDは板厚方向へ拘束される。前記挟持が行われた後に、図4において(ii)で示すように、それまで退避していた駆動ユニット50がY1方向へ移動させられ駆動位置へ至る。このとき駆動ユニット50のターンテーブル54が、ディスクホルダ41で保持されたディスクDの下側へ、クランパ56が前記ディスクDの上側に向けて移動するが、この移動の際に、前記ディスクDが案内部材11と搬送ロータ24とで挟持されて拘束されているため、Y1方向へ移動するターンテーブル54またはクランパ56が、ディスクホルダ41に保持されているディスクDの周縁部に当たるのを防止できる。よって、駆動ユニット50は確実に、図6に示す駆動位置へ移動できる。
【0059】なお、前記のように案内部材11と搬送ローラ24が接近してディスクDの周縁部を挟持した位置へ至ったか否かは、前記第2の移動部材7の移動位置をリニアポジションセンサを監視することにより確認できる。よって、主制御装置61では、前記案内部材11と搬送ローラ24とでディスクが挟持された位置で、前記モータMを停止させ、第1の移動部材6と第2の移動部材7との接近方向の動作が停止させられる。
【0060】ここで、さらに好ましい実施の形態では、前記案内部材11と搬送ローラ24とで、ディスクホルダ41に保持されている直径12cmの大径ディスクを挟持できる位置へ至ったときに、さらに前記第1の移動部材6と第2の移動部材7とを互いに接近する方向へ移動させ、案内部材11と搬送ローラ24との対向間隔を、大径ディスクを搬送する寸法よりも狭くする。このとき、案内部材11のV字形状のガイド溝11aと、搬送ローラ24のV字形状の溝内へ、ディスクの周縁部がさらに確実に保持されるようになる。
【0061】よって、ディスクホルダ41から突出しているディスクが、装置内のいずれかの機構に引っ掛かっていたような場合にも、案内部材11と搬送ローラ24のV字形状部分の保持動作により、前記の引っ掛かりを解消することができる。
【0062】図4と図5では、選択位置41Aのディスクホルダ41に保持されているディスクDの周縁部が引っ掛かる可能性のある機構の一例として、上部ディスクの抑制部材16が存在している場合を示している。この抑制部材16は、選択位置41Aに位置するディスクホルダ41の真上に位置するディスクホルダ41に保持されたディスクが、駆動ユニット50に当たらないようにするために設けられている。
【0063】前記抑制部材16には爪16aが設けられて、抑制部材16は、爪16aがストック部3内のディスクと重なる位置と前記ディスクから外れる位置へ移動するように回転させられる。そして、ディスクホルダ41の選択動作が完了したときに前記抑制部材16が回動して、選択位置41Aのディスクホルダ41に保持されたディスクと、その上のディスクホルダ41に保持されたディスクとの間に、前記爪16aが介入するようになっている。
【0064】図5では、選択位置41Aに停止しているディスクホルダ41と、その上に位置するディスクホルダ41との間隔がかなり広がっているように図示されているが、例えばこのディスク装置の筐体10が1DINサイズなどの小型のものである場合、実際には選択位置41Aに停止しているディスクホルダ41と、その上に位置しているディスクホルダ41との間隔が非常に狭くなる。よって、前記抑制部材16が存在していないと、上に位置するディスクホルダ41に保持されているディスクが駆動ユニット50に当たる心配がある。
【0065】また、前記のような小型の装置の場合には、抑制部材16が選択位置41Aのディスクホルダ41に保持されているディスクDに接近しているため、図5に破線で示すように、車体振動などにより選択位置41Aのディスクホルダ41に保持されたディスクが上下に振動したときに、このディスクDが前記爪16aに引っ掛かることがある。
【0066】このような現象が生じていても、前記のように、案内部材11と搬送手段20との対向間隔を狭めるように動作させ、前記V字形状部分でディスクを強制的に保持することにより、ディスクホルダ41から突出しているディスクの部分の高さを矯正でき、このときディスクDの周縁部を前記爪16aから外すことができる。したがって、爪16aとディスクとの引っ掛かりによってその後の動作が不能になるという故障状態を防止できる。
【0067】前記のようにして、案内部材11と搬送ローラ24とでディスクを挟持し、駆動ユニット50を駆動位置へ移動した後に、搬送ローラ21,22,23,24が反時計方向へ始動し、図4において(iii)で示すように、ディスクがディスクホルダ41からY2方向へ引き出されて、駆動ユニット50内でディスクがクランプされる。そして、案内部材11と搬送手段20の対向間隔が広げられ、前記案内部材11と搬送手段20がディスクの周縁部から離された後に、ディスクが回転駆動されて、記録または再生動作が行われる。
【0068】このディスクの再生や記録が終了したときには、前記案内部材11と搬送手段20とでディスクが挟持され、その後にターンテーブル54とクランパ56とのクランプが解除されて、ディスクがディスクホルダ41に収納させられる。あるいは挿入口15へ向けて排出される。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ストック部から回転駆動手段へディスクを引出すときに、ストック部内の選択されたディスクを最初に挟持部材で挟持して拘束してから、回転駆動手段を前記ディスクと重なる位置へ移動させているため、選択された前記ディスクが、移動中の回転駆動手段に当たるなどの不都合を防止できる。




 

 


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