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発明の名称 ディスク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−217202(P2003−217202A)
公開日 平成15年7月31日(2003.7.31)
出願番号 特願2002−8632(P2002−8632)
出願日 平成14年1月17日(2002.1.17)
代理人 【識別番号】100085453
【弁理士】
【氏名又は名称】野▲崎▼ 照夫
【テーマコード(参考)】
5D138
【Fターム(参考)】
5D138 RA05 RA11 SA08 TC02 TC36 TD14 
発明者 大山 岩男 / 小嶋 雅美 / 芳賀 智
要約 課題
ディスクをターンテーブルとクランパとの間にクランプしたときのクランパ支持部材の動作ガタを吸収して、このクランパ支持部材の撓み量を大きくし、ディスクを安定した力で保持できるようにする。

解決手段
駆動部材51がX2方向へ移動すると、第1の駆動部53と第2の駆動部54によりクランパ支持部材53が下降させられる。このときクランパ支持部材35の基部が支え体55で支えられて、クランパ支持部材53ががたつくのを防止できる。さらにクランプアーム35cの先部を基部よりも大きく下降させることにより、クランプ時のクランパ支持部材35の撓みを大きくでき、付勢力F1を大きくできる。
特許請求の範囲
【請求項1】 モータで回転駆動されるターンテーブルと、前記ターンテーブルに対向するクランパと、先部側に前記クランパが回転自在に取り付けられ前記先部から基部までの少なくとも一部に前記クランパをディスクに付勢するための可撓部が設けられたクランパ支持部材と、を有するディスク装置において、前記ターンテーブルの回転軸に沿う方向で且つクランパ側を上方向、ターンテーブル側を下方向としたときに、前記クランパがディスクから離れる非クランプ状態から、前記クランパ支持部材を下方向へ移動させて前記クランパをディスクに加圧させるクランプ状態とする切換え手段が設けられており、前記切換え手段には、前記クランパ支持部材の基部での前記ターンテーブルに近い第1の支持部とそれよりもターンテーブルから離れた第2の支持部との少なくとも2箇所を上下方向へ移動させる駆動部材が設けられており、前記駆動部材によって、前記第1の支持部が前記第2の支持部よりも下方向へ長い距離移動させられて前記非クランプ状態から前記クランプ状態とされることを特徴とするディスク装置。
【請求項2】 前記クランパ支持部材が下方向へ移動して前記クランプ状態となったときに、前記クランパ支持部材の基部を下側から支える支え体が設けられている請求項1記載のディスク装置。
【請求項3】 モータで回転駆動されるターンテーブルと、前記ターンテーブルに対向するクランパと、先部側に前記クランパが回転自在に取り付けられ前記先部から基部までの少なくとも一部に前記クランパをディスクに付勢するための可撓部が設けられたクランパ支持部材と、を有するディスク装置において、前記ターンテーブルの回転軸に沿う方向で且つクランパ側を上方向、ターンテーブル側を下方向としたときに、前記クランパがディスクから離れる非クランプ状態から、前記クランパ支持部材を下方向へ移動させて前記クランパをディスクに加圧させるクランプ状態とする切換え手段が設けられており、前記切換え手段によって、前記クランパ支持部材が下降させられて前記クランプ状態が設定されたときに、前記クランパ支持部材の基部を下側から支える支え体が設けられていることを特徴とするディスク装置。
【請求項4】 前記切換手段では、前記クランパ支持部材の基部が上下方向に案内されており、前記駆動部材には、前記クランパ支持部材の基部に設けられた少なくとも2箇所の支持部を上下方向に案内する傾斜案内部が設けられており、前記駆動部材が前記上下方向と交叉する方向へ動作するときに、前記傾斜案内部によって前記支持部が上下に移動させられる請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやDVDなどのディスクをクランパとターンテーブルとの間で保持して駆動するディスク駆動装置に係わり、特にターンテーブルに対するクランパの付勢力を高め、また薄型化も可能とするディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のディスク装置の一部を示す側面図である。
【0003】このディスク装置1には、ドライブシャーシ2が設けられており、このドライブシャーシ2に、スピンドルモータ3とこのスピンドルモータ3で駆動されるターンテーブル4とから成る回転駆動部が設けられている。前記ドライブシャーシ2の側面には上下方向に延びる長穴2a,2aが形成されている。
【0004】前記ドライブシャーシ2にはクランパ支持部材5が組み合わされている。このクランパ支持部材5は、基部支持体6とこの基部支持体6から延びる金属の薄板で形成されたクランプアーム7を有しており、このクランプアーム7の先部に、前記ターンテーブル4に対向するクランパ8が回転自在に支持されている。
【0005】前記基部支持体6には支持軸9,9が設けられており、この支持軸9,9がそれぞれ長穴2a,2aに挿入されて、前記クランパ支持部材5が上下方向へ平行移動自在に支持されている。
【0006】また、前記ディスク装置1内には、図示左右方向へ駆動される駆動部材11が設けられており、この駆動部材11に形成された傾斜案内部12,12に前記支持軸9,9が挿入されている。
【0007】前記駆動部材11が右方向へ移動すると、前記傾斜案内部12,12によって前記クランパ支持部材5が上方へ移動させられて、クランパ8がターンテーブル4から離れる。
【0008】ターンテーブル4とクランパ8との間にディスクDが供給されると、前記駆動部材11が左方向へ移動させられ、前記傾斜案内部12,12によってクランパ支持部材5が下降させられて、ターンテーブル4とクランパ8とでディスクDの中心部がクランプされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記ディスク装置1では、前記クランプアーム7が金属の薄板で形成され、いわゆる板ばねとして機能しており、図4に示すクランプ状態では、クランパ8が前記板ばねの弾性力により前記ディスクDに押し付けられる。したがって、前記ディスクDをターンテーブル4とクランパ8とで確実に保持させるためには、クランプ状態において前記板ばねがクランパ8に与える付勢力Fを大きくすることが必要である。
【0010】しかし、前記ディスク装置1では、前記支持軸9と傾斜案内部12との係合部や、クランパ8とクランプアーム7との連結部などにおいて、上下方向の動作ガタが生じるのを避けることができない。したがって、クランパ8がディスクDに当接した後にさらに基部支持体6を下方向へ移動させることで前記動作ガタを解消させることが必要である。また基部支持体6を下方向へ移動させることで、板ばねの前記クランプアーム7の撓み量を大きくして前記付勢力Fを強くすることができる。
【0011】しかし、クランパ8がディスクDに当接した後に、基部支持体6を下方向へ大きく移動させようとすると、結果的にクランパ支持部材5の上下方向の動作範囲が広くなってしまい、薄型の装置には適用しにくくなる。
【0012】また、クランパ8とターンテーブル4との間にディスクDを供給する際に、前記クランパ8とターンテーブル4との対向距離を離しておかないと、供給されるディスクDが前記ターンテーブル4やクランパ8に当たるおそれがある。
【0013】そこで、図4に示すように、ドライブシャーシ2が延びる水平面をHとしたときに、非クランプ状態において、クランプアーム7をクランパ8側が上に持ち上がるように前記水平面Hに対して角度θだけ傾斜させておけば、ターンテーブル4とクランパ8との間隔を広げることが可能である。しかしこの場合、クランプ状態において基部支持体6を下方向へ大きく移動させないと、クランプアーム7を充分に撓ませることができず前記付勢力Fを充分に発揮させることができない。よって結果的には、基部支持体6を下方に向けて大きく移動させることが必要となり、装置の薄型化を阻害することになる。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するものであり、クランパをディスクに対して十分に大きな付勢力で加圧させることができ、またクランプ状態を設定する際にクランパ支持部材の下降距離を短くして装置を薄型にすることも可能なディスク装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータで回転駆動されるターンテーブルと、前記ターンテーブルに対向するクランパと、先部側に前記クランパが回転自在に取り付けられ前記先部から基部までの少なくとも一部に前記クランパをディスクに付勢するための可撓部が設けられたクランパ支持部材と、を有するディスク装置において、前記ターンテーブルの回転軸に沿う方向で且つクランパ側を上方向、ターンテーブル側を下方向としたときに、前記クランパがディスクから離れる非クランプ状態から、前記クランパ支持部材を下方向へ移動させて前記クランパをディスクに加圧させるクランプ状態とする切換え手段が設けられており、前記切換え手段には、前記クランパ支持部材の基部での前記ターンテーブルに近い第1の支持部とそれよりもターンテーブルから離れた第2の支持部との少なくとも2箇所を上下方向へ移動させる駆動部材が設けられており、前記駆動部材によって、前記第1の支持部が前記第2の支持部よりも下方向へ長い距離移動させられて前記非クランプ状態から前記クランプ状態とされることを特徴とするものである。
【0016】本発明のディスク装置は、非クランプ状態からクランプ状態に移行させるときに、クランパ支持部材の全体を下向きに移動させるが、このときクランパが設けられている先部側を下方向へ大きく移動させている。その結果、クランパ支持部材の下降距離が短くても前記可撓部の撓み量を大きくでき、またクランパ支持部材自体の動作ガタやクランパ支持部材の支持部での動作ガタも吸収できるようになる。
【0017】前記においては、さらに、前記クランパ支持部材が下方向へ移動して前記クランプ状態となったときに、前記クランパ支持部材の基部を下側から支える支え体が設けられていることが好ましい。
【0018】また、本発明は、モータで回転駆動されるターンテーブルと、前記ターンテーブルに対向するクランパと、先部側に前記クランパが回転自在に取り付けられ前記先部から基部までの少なくとも一部に前記クランパをディスクに付勢するための可撓部が設けられたクランパ支持部材と、を有するディスク装置において、前記ターンテーブルの回転軸に沿う方向で且つクランパ側を上方向、ターンテーブル側を下方向としたときに、前記クランパがディスクから離れる非クランプ状態から、前記クランパ支持部材を下方向へ移動させて前記クランパをディスクに加圧させるクランプ状態とする切換え手段が設けられており、前記切換え手段によって、前記クランパ支持部材が下降させられて前記クランプ状態が設定されたときに、前記クランパ支持部材の基部を下側から支える支え体が設けられていることを特徴とするものである。
【0019】前記支え体を設けると、クランパ支持部材が下降してクランプ状態となるときに、前記支え体から与えられる上向きの力により、クランパ支持部材を支えている部分での動作ガタを吸収でき、その結果、クランパ支持部材の下降距離が短くても、クランプ状態での前記可撓部の撓み量を大きくできるようになる。
【0020】また、本発明でのクランパ支持部材は、可撓部が少なくとも一部において存在していればよい。ここで、本明細書での「可撓部」とは、クランパをディスクに押し付けるときの付勢力を発揮できる部分または構造を意味し、前記「可撓部」は「弾性部」または「付勢部」と読み替えることができる。したがって、クランパ支持部材の先部から基部までの全体が金属薄板などの弾性部材で形成されていている場合は、クランパ支持部材の前記先部から基部までの全体が可撓部である。
【0021】あるいは、クランパ支持部材の先部から基部までのいずれか一部分が金属薄板などの弾性部材で形成された可撓部で、それ以外の部分が、比較的板厚の大きい剛性の高い部材で形成されているものであってもよい。あるいは、クランパ支持部材の全体が前記の比較的剛性の高い部材で形成されて、このクランパ支持部材の先部にクランパが回転自在に支持されていると共に、クランパ支持体に重ねられた金属薄板などの弾性部材が設けられ、この弾性部材によってクランパをディスクの方向へ押圧して付勢する構造であってもよい。この場合、前記クランパ支持部材に重ねて設けられた弾性部材が「可撓部」または「弾性部」あるいは「付勢部」として機能する。
【0022】また、クランパ支持部材の基部の前記支え体と当たる部分が金属薄板などの可撓部となっているときは、クランプ状態において前記基部を支え体で上向きに押圧することにより、クランプ状態での前記可撓部の撓み量そのものを大きくすることが可能である。
【0023】本発明では、例えば、前記切換手段では、前記クランパ支持部材の基部が上下方向に案内されており、前記駆動部材には、前記クランパ支持部材の基部に設けられた少なくとも2箇所の支持部を上下方向に案内する傾斜案内部が設けられており、前記駆動部材が前記上下方向と交叉する方向へ動作するときに、前記傾斜案内部によって前記支持部が上下に移動させられるものとして構成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスク装置の一例を示す側面図、図2(A)(B)はクランプ動作を示す図1でのII−II線の断面図、図3は図2(B)の一部拡大図である。
【0025】このディスク装置20は、筐体21の正面にノーズ部21aが設けられ、このノーズ部21aに、幅方向に延びるスリット上の挿入口22が開口している。またノーズ部21aの表面には、液晶表示パネルなどの表示手段、および操作釦が設けられている。
【0026】筐体21内のY1側の奥部には、複数のディスクを高さ方向に積層可能なストック部23が設けられている。前記ノーズ部21aに設けられた挿入口22と前記ストック部23との間にはディスクの搬入および搬出を行う図示しないディスク搬送手段が設けられている。
【0027】前記ストック部23では、筐体21内で図示上下方向に延びる複数本の案内支柱42が設置されて回転自在に支持されており、全ての案内支柱42は同期して回転駆動される。それぞれの案内支柱42の外周にはスクリュー溝42aが形成されている。このスクリュー溝42aは、案内支柱42の上部と下部においてピッチが密であり、中間部分でピッチが疎となっている。ストック部23内に複数設けられるディスクホルダ41には、前記案内支柱42のスクリュー溝42aと噛み合う突起が設けられている。前記案内支柱42が回転すると、それぞれのディスクホルダ41が前記スクリュー溝42aによって上下に移動させられる。
【0028】前記スクリュー溝42aは、案内支柱42の上部と下部においてピッチが密であるため、ディスクホルダ41は上部と下部で密に重なるようにストックされる。またスクリュー溝42aは案内支柱42の中間部分でピッチが疎となっているため、案内支柱42の中間部分では、いずれか1つのディスクホルダ41が、上下に隣接する他のディスクホルダ41と離れる。図1に示すように、ストック部23内のディスクを選択する際に、選択されたディスクホルダ41が前記中間部分に移動したとき、前記挿入口22と同じ高さの選択位置41Aとなり、この時点で選択動作を停止させる。
【0029】前記挿入口22とストック部23との間には駆動ユニット30が設けられている。この駆動ユニット30は、下側にスピンドルモータ31で回転駆動されるターンテーブル32が、上側に前記ターンテーブル32に対向するクランパ33が設けられている。また、駆動ユニット30内には、図示しない光ヘッドが設けられている。
【0030】図1に示すように、筐体21の内部には、前記駆動ユニット30を支持する支持シャーシ65が設けられている。前記駆動ユニット30は、図示しないモータの駆動力によって、前記支持シャーシ65の上面において挿入口22とストック部23との間でY1−Y2方向へ移動可能に支持されている。
【0031】前記支持シャーシ65は、筐体21内において、複数のダンパー66で支えられ、且つコイルばね67で吊り下げられている。前記支持シャーシ65の側面にはピン68,68が固定されている。一方、筐体21側にはY1−Y2方向へ移動するロック部材69が設けられており、前記ピン68,68は、ロック部材69に形成されたロック穴70,70内に挿入されている。このロック穴70,70は、Y2側において幅寸法が狭くなるロック部70a,70aを有している。
【0032】図1は、ロック部材69がY1方向へ移動して前記ロック部70a,70a内にピン68,68が保持されて、支持シャーシ65がロックされた状態を示している。また、ターンテーブル32とクランパ33とでディスクDがクランプされたときには、ロック部材69がY2方向へ移動して、ロック穴70,70のロック部70a,70aがピン68,68から離れ、支持シャーシ65のロックが解除される。このとき、支持シャーシ65および駆動ユニット30は、前記ダンパー66,66およびコイルばね67によって、筐体21内において弾性的に支持された状態となる。
【0033】このディスク装置では、駆動ユニット30が、図1に示すようにY1方向へ移動して駆動位置で停止している状態で、挿入口22から挿入されたディスクDが前記ディスク搬送手段によって前記駆動ユニット30内へ搬送され、ディスクDの中心穴が前記ターンテーブル32とクランパ33とでクランプされる。そして、前記光ヘッドにより情報の記録または再生動作が行われる。
【0034】記録や再生動作が完了したディスクDは、そのまま挿入口22へ排出してもよいし、選択位置41Aにあるディスクホルダ41へ搬送して、ディスクホルダ41で保持させてもよい。
【0035】ストック部23内のいずれかのディスクDを駆動するときには、駆動ユニット30を一旦Y2方向へ移動させて、図1に破線で示すように挿入口22側に寄った退避位置へ移動させる。この退避位置は、駆動ユニット30がストック部23内のディスクDと上下方向で重ならない位置である。この状態で案内支柱42が回転させられて、スクリュー溝42aのガイド動作により各ディスクホルダ41が上下に移動させられ、選択されたディスクホルダ41が選択位置41Aへ移動させられる。この状態から駆動ユニット30が破線で示す退避位置から一点鎖線で示す駆動位置までY1方向へ移動し、そして選択位置41Aのディスクホルダ41内のディスクDがディスク搬送手段でY2方向へ搬送されて、ディスクDの中心穴が駆動ユニット30に供給されて、ターンテーブル32とクランパ33とでクランプされる。
【0036】図2ないし図3に示すように、前記駆動ユニット30内には、ドライブシャーシ34が設けられており、このドライブシャーシ34の上に、前記スピンドルモータ31が設置されている。また光ヘッドもこのドライブシャーシ34にX1−X2方向へ移動自在に支持されている。前記ドライブシャーシ34には紙面奥側に対向する対を成す側板34aが設けられており、それぞれの側板34aに上下に延びる長穴で形成された垂直案内部34bが形成されている。また少なくとも一方の側板34aには、ドライブシャーシ34が延びる水平面(H)に沿う長穴で形成された水平案内部34c,34cが形成されている。
【0037】前記ドライブシャーシ34上には、クランパ支持部材35が設けられている。このクランパ支持部材35は、基部支持体35aと、前記基部支持体35aから上方へ立ち上がる立ち上がり部35bと、前記立ち上がり部35bからターンテーブル32の上に向けて延びるクランプアーム35cを有している。この実施の形態では、前記基部支持体35aと立ち上がり部35bおよびクランプアーム35cが、1枚のステンレス製の薄板で折り曲げ形成されている。そして、前記クランパ33は前記クランプアーム35cの先部に回転自在に支持されている。基部支持体35aとクランプアーム35cはX1側で大きく離れており、この空間に前記ディスク搬送手段の一部が位置している。
【0038】前記基部支持体35aでは、紙面に直交する方向へ間隔を空けて対向している両側縁部から下向きに折り曲げられた折り曲げ側板35dが形成されている。前記クランパ支持部材35の基部支持体35aは、前記折り曲げ側板35dが形成されている部分が比較的剛性の高い高剛性部となっており、前記基部支持体35aのうちの前記折り曲げ側板35dよりもX1側へ突出している部分が前記高剛性部よりも剛性の低い弾性変形部35eとなっている。
【0039】この実施の形態では、クランパ支持部材35の全体が一枚の金属薄板から形成されているため、前記立ち上がり部35b、前記クランプアーム35cおよび前記弾性変形部35eが全て、いわゆる板ばねとして機能できる「可撓部」となっている。
【0040】なお、クランパ支持部材35は、基部支持体35a、立ち上がり部35bおよびクランプアーム35cのいずれか一部が弾性変形可能な可撓部(弾性部)として機能すればよく、それ以外の部分は、前記折り曲げ側板を有する剛性の高い部分とされていてもよいし、または前記可撓部以外の部分が高剛性材料で形成されて高剛性部となっていてもよい。
【0041】前記クランパ支持部材35の折り曲げ側板35dには、一対の支持軸36a,36bが設けられている。ターンテーブル32に近い側に設けられているのが第1の支持軸(第1の支持体)36aであり、ターンテーブル32から離れている側に設けられているのが第2の支持軸(第2の支持体)36bである。
【0042】前記第1の支持軸36aは、前記ドライブシャーシ34に形成された垂直案内部34b内に挿入されている。よって、クランパ支持部材35は上下方向に動くことができるが、水平方向(X方向)へは動くことなく拘束されている。
【0043】前記ドライブシャーシ34とクランパ支持部材35との間には切換え手段50が設けられている。この切換え手段50は、ドライブシャーシ34の側板34aと、クランパ支持部材35の折り曲げ側板35dとの間に位置する駆動部材51、およびこの駆動部材51をX1−X2方向へ移動させるモータなどを動力源とする駆動部を有している。
【0044】なお、駆動部材51は、ドライブシャーシ24の紙面奥部側に折り曲げられている側板34aと、クランパ支持部材35の基部支持体35aにて紙面奥側に折り曲げられている折り曲げ側板35dとの間にも延びるように断面が凹字形状に形成されている。そして、駆動部材51は、それぞれの側板34aと折り曲げ側板35dの間に位置して、クランパ支持部材35の両側部において、支持軸36a,36bに対して昇降力と拘束力を与えることができるようになっている。
【0045】前記駆動部材51は板材であり、この駆動部材51は一対の水平案内軸52,52を有している。前記水平案内軸52,52が前記ドライブシャーシ34の水平案内部34c,34c内に挿入されて、前記駆動部材51はX1−X2方向へ往復移動できるようになっている。
【0046】前記駆動部材51では、ターンテーブル32に近い側に第1の駆動部53が設けられ、それよりもターンテーブル32から離れた位置に第2の駆動部54が設けられている。この第1の駆動部53と第2の駆動部54は、前記駆動部材51に切欠き部を設けることにより形成されている。前記クランパ支持部材35の基部支持体35aに設けられた第1の支持軸36aは前記第1の駆動部53内に挿入されており、前記第2の支持軸36bは、前記第2の駆動部54内に挿入されている。
【0047】図3に示すように、前記第1の駆動部53では、ターンテーブル32側に非クランプ設定部53aが形成され、それとは逆側位置に前記非クランプ設定部53aよりも低い位置にあるクランプ設定部53cが形成されている。前記非クランプ設定部53aと前記クランプ設定部53cは傾斜案内部53bにより連結されている。同様に、第2の駆動部54にも、非クランプ設定部54a、傾斜案内部54bおよびクランプ設定部54cが設けられている。ここで、前記非クランプ設定部53a,54aおよび、前記傾斜案内部53b,54bは、前記駆動部材51に形成された切欠き部の空間そのものを意味している。ただし、前記クランプ設定部53cと54cは、前記切欠き部の上縁部を意味している。
【0048】図3に示すように、前記第1の駆動部53の非クランプ設定部53aと、第2の駆動部54の非クランプ設定部54aは、ドライブシャーシ34の底面34dなどの水平面を基準としたときに同じ高さh1に位置している。また、前記第1の駆動部53のクランプ設定部53cは、第2の駆動部54のクランプ設定部54cよりも、前記基準からの高さが低くなっている。図3ではこの高さの差をΔhで示している。
【0049】また、前記ドライブシャーシ34のX1側には、上向きに立ち上がる支え体55が設けられている。この支え体55は、前記ドライブシャーシ34の一部を折り曲げることにより形成され、あるいは前記ドライブシャーシ34に固定することにより形成されている。この支え体55は、前記クランパ支持部材35の前記基部支持体35aからX1側へ突出している前記弾性変形部35eの下方に対向している。
【0050】また、図3に示すように、前記ドライブシャーシ34には位置決めピン56が固定されており、この位置決めピン56の上端がテーパ面56aとなっている。一方、前記クランパ支持部材35の基部支持体35aには、前記位置決めピン56に対して最小の隙間で嵌合する円形の位置決め穴35fが形成されている。
【0051】次に前記駆動ユニット30でのディスククランプ動作を説明する。図2(A)では、前記駆動部材51がX1方向へ移動しており、クランパ支持部材35に設けられた第1の支持軸36aは、第1の駆動部53の非クランプ設定部53a内に位置し、第2の支持軸36bは第2の駆動部54の非クランプ設定部54a内に位置して非クランプ状態が設定されている。よって、クランパ支持部材35の全体がドライブシャーシ34から離れて上方へ持ち上げられており、ターンテーブル32とクランパ33との間にディスクDを導く空間が形成されている。
【0052】図1に示す挿入口22またはディスクホルダ41から搬送されたディスクDの中心穴が前記ターンテーブル32上に移動し、これが検知されると、クランプ動作に移行する。
【0053】クランプ動作では、切換え手段50の駆動源によって駆動部材51がX2方向へ移動させられる。この移動力によって、第1の支持軸36aが第1の駆動部53の傾斜案内部53bによって下降させられ、第2の支持軸36bが第2の駆動部54の傾斜案内部54bによって下降させられて、クランパ支持部材35全体がドライブシャーシ34に向けて下方に平行移動する。
【0054】クランパ支持部材35の下降動作の途中において、クランパ33がターンテーブル32上のディスクDの上面に当たる。この時点では、前記第1の支持軸36aは傾斜案内部53bのX1側の終端付近に位置し、第2の支持軸36bも傾斜案内部54bのX1側の終端付近に位置している。
【0055】クランパ33がディスクDに当たった後に、さらに駆動部材51がX2方向へ移動することにより、さらにクランパ支持部材35が下降させられて、第1の支持軸36aが第1の駆動部53のクランプ設定部53cに移行し、第2の支持軸36bが第2の駆動部54のクランプ設定部54cに移行する。このクランパ支持部材35の下降動作により、クランパ支持部材35のクランプアーム35cおよび立ち上がり部35bに撓みが与えられて、クランパ33がディスクDに弾性力を有して加圧され、クランパ33に付勢力F1が与えられて、ディスクDがターンテーブル32とクランパ33とで挟持される。
【0056】図3に示すように、このクランプ状態では、クランパ支持部材35の弾性変形部35eが前記支え体55の上面に当たる。この当接により前記弾性変形部35eが上向きにわずかに変形させられ、クランパ支持部材35に設けられた第1の支持軸36aと第2の支持軸36bはそれぞれクランプ設定部53cと54cに圧接させられ、クランパ支持部材35と駆動部材51との間の上下の支持隙間(動作ガタ)が吸収される。
【0057】すなわち、前記クランパ33がディスクDの上面に加圧されると、その反力によって、前記クランパ支持部材35に図3に示す時計回りの反力モーメントMcが与えられ、第2の支持軸36bがクランプ設定部54cから離れようとする。しかし、クランパ支持部材53の基部支持体35aが支え体55で支えられることにより、第2の支持軸36bがクランプ設定部54cから離れて動作ガタが発生するのを防止できる。そのため、クランパ33に与えられる付勢力F1が弱まることがなく、ディスクDを確実にクランプできる。
【0058】さらに、図3に示すように、第1の駆動部53のクランプ設定部53cは、第2の駆動部54のクランプ設定部54cよりもΔhだけ低い位置にある。そのため、図2(A)に示す非クランプ状態から図2(B)に示すクランプ状態に移行するときに、第1の支持軸36aの下降距離が第2の支持軸36bの下降距離よりも長くなる。よって、クランプ動作の最終段階においてクランパ支持部材35が支え体55との接触点を支点として図3の反時計回りにわずかに回動する。これにより、クランプアーム35cに対し、前記反力モーメントMcに抗してクランパ33が設けられている先部を下げようとする力が働き、クランパ支持部材35の撓み量を多くでき、よって前記付勢力F1を増強できる。
【0059】前記のように、クランパ支持部材35が、クランプ状態に下降したときに、前記のようにクランパ支持部材35の動作ガタを吸収でき、またクランパ支持部材35に大きな撓みを与えることができるため、クランパ支持部材35の全体の下降距離が短くても、クランパ33のディスクに対する付勢力F1を大きくできる。したがって、クランパ支持部材35の昇降スペースに無駄が無くなり、薄型化が可能になる。
【0060】また、図3に示すようにクランパ支持部材35がクランプ状態に下降したときに、基部支持体35aに形成されている位置決め穴35fが位置決めピン56に最小の隙間で挿通されるため、クランパ支持部材35がX方向および紙面と直交する方向へがたつくのを防止できる。すなわち、クランプ状態では、第1および第2の支持軸36a,36bがクランプ設定部53c,54cに密着させられて、クランパ支持部材35が上下方向へがたつくことがなく、さらに前記位置決めピン56により水平方向へがたつくのも防止できる。
【0061】ディスクDをクランプして回転駆動しているときに、クランパ支持部材35のがたつきが発生するのを防止できるため、ディスクDを回転駆動しているときの耐振動性能を向上させることができ、音飛び等の発生や振動による弾性部の疲労などを防止できる。
【0062】また、この実施の形態では、クランパ支持部材35が下降したときに、その下降距離が短くても、クランパ支持部材35に大きな撓みを与えることができるため、図2(A)に示すように、非クランプ状態で、クランプアーム35cの先部がやや上を向くように、クランプアーム35cに対して水平面(H)に対する傾斜角θを与えておいた場合であっても、クランパ支持部材35の下降距離を長くすることなく、クランプ状態での前記付勢力F1を充分に大きく設定できる。
【0063】したがって、非クランプ状態において、ターンテーブル32とクランパ33との距離を広く開けて、ディスクDをターンテーブル32とクランパ33との間に導きやすくすることが可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明では、クランパ支持部材の撓み量を大きくしてディスクを確実に挟持できるようになる。また、クランプ状態において、クランパ支持部材の支持部分の動作ガタを吸収して、クランパへの付勢力が弱まるのを防止できる。さらにクランパ支持部材の下降距離が短くてもクランパの挟持力を大きくできるため、装置全体を薄型化しやすくなる。




 

 


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