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発明の名称 画像形成装置の管理システム、ホストコンピュータ、画像形成装置、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−69771(P2003−69771A)
公開日 平成15年3月7日(2003.3.7)
出願番号 特願2001−256937(P2001−256937)
出願日 平成13年8月27日(2001.8.27)
代理人 【識別番号】100107397
【弁理士】
【氏名又は名称】勝又 弘好
【テーマコード(参考)】
2C061
2H027
5B021
5C062
【Fターム(参考)】
2C061 AP03 AP04 AP07 CQ34 CQ41 HH03 HK19 HQ01 HV35 HV60 
2H027 EJ08 EJ09 EJ13 HA01
5B021 AA19 BB00 BB10 CC05 NN00 NN17
5C062 AA05 AA12 AA13 AA34 AA37 AB23 AB42 AC05 AC22 AC42 AC56 AF06
発明者 柳楽 二郎 / 脇海道 高宏 / 正井 克典
要約 課題
サービスマンのいる位置をホストコンピュータのオペレータがリアルタイムで把握できるようにし、故障した画像形成装置の近くにいるサービスマンに対して修理依頼できるようにする。

解決手段
複写機1は、故障診断手段5によって故障を検出すると、その故障に対応する故障データを記憶手段11から読み出し、その読み出した故障データを通信手段2で故障管理用ホストコンピュータ4に送信する。故障管理用ホストコンピュータ4は、複写機1から送信された故障データを受信すると、その故障した複写機1の位置情報を記憶手段20から読み出して表示手段25に表示させると共に、サービスマンのPHS9の位置登録コンピュータ19から位置情報を取得し、そのPHS9の位置情報を表示手段25に表示させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 画像形成装置の通信手段,ホストコンピュータの通信手段及びサービスマンのPHSとの間で各種のデータを送受信できるように構成された画像形成装置の管理システムであって、前記画像形成装置の制御手段は、故障診断手段によって故障を検出すると、その故障に対応する故障データを記憶手段から読み出し、その読み出した故障データを前記通信手段で前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータは、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させると共に、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得し、そのPHSの位置情報を表示手段に表示させることを特徴とする画像形成装置の管理システム。
【請求項2】 前記ホストコンピュータは、前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算し、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置は、前記ホストコンピュータから前記移動時間データを受信すると、その移動時間データをサービスマンの到着予測時間として画像形成装置の表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の管理システム。
【請求項3】 画像形成装置及びサービスマンのPHSに通信手段で各種のデータを送受信できるように構成されたホストコンピュータであって、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させると共に、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得し、そのPHSの位置情報を表示手段に表示させることを特徴とするホストコンピュータ。
【請求項4】 前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算し、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項3に記載のホストコンピュータ。
【請求項5】 ホストコンピュータ及びサービスマンのPHSに通信手段で各種データを送受信できるように構成された画像形成装置であって、故障を検出する故障診断手段と、各種データを表示する表示手段と、各種データを記録する記憶手段と、これらの故障診断手段,表示手段及び前記通信手段の作動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記故障診断手段が故障を検出すると、その故障に対応する故障データを記憶手段から読み出し、その読み出した故障データを前記通信手段で前記ホストコンピュータに送信する一方、前記ホストコンピュータから送信されたサービスマンの移動時間データを受信すると、その移動時間データをサービスマンの到着予測時間として前記表示手段に表示させることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】 画像形成装置及びサービスマンのPHSに通信手段で各種のデータを送受信できるように構成されたホストコンピュータに、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させるステップと、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得するステップと、取得したPHSの位置情報を表示手段に表示させるステップと、を実行させるためのプログラム。
【請求項7】 前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算するステップと、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信するステップと、を実行させるための請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】 画像形成装置及びサービスマンのPHSに通信手段で各種のデータを送受信できるように構成されたホストコンピュータに、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させるステップと、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得するステップと、取得したPHSの位置情報を表示手段に表示させるステップと、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】 前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算するステップと、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信するステップと、を実行させるための請求項8に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ,印刷機等の画像形成装置、この画像形成装置の検針や故障管理を遠隔地のコンピュータで行う画像形成装置の管理システム、この画像形成装置の管理システムを構成するホストコンピュータ、このホストコンピュータの制御用のプログラム、及びそのようなプログラムを記録したフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,MOディスク,CDROM等の記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、画像形成装置と遠隔地のホストコンピュータを電話回線で接続し、画像形成装置から送信されるカウント情報などのデータをホストコンピュータで受け取り、その受信データをホストコンピュータ側で解析表示する画像形成装置の管理システムが知られている。
【0003】この従来の画像形成装置の管理システムにおいては、画像形成装置が故障すると、その故障通知が画像形成装置側からサービスセンターのホストコンピュータ側へ自動的に送信され、その故障通知がホストコンピュータ側の故障管理リストに記録されると共に、モニタに表示され、ホストコンピュータのオペレータが画像形成装置の故障状態を把握できるようになっている。そして、そのホストコンピュータのオペレータは、モニタの表示を見て、その故障した画像形成装置に対するサービスを担当する営業所に所属する多数のサービスマンの中から、適当と考えられるサービスマンを自己の経験に基づいて選び、その選択したサービスマンに修理依頼をする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このサービスマンへの修理依頼は、故障した画像形成装置に最も近い位置にいるサービスマンに対して行うのが、故障した画像形成装置の設置場所まで移動するのに要する時間や、その移動に要する交通費の面から好ましい。しかし、従来、ホストコンピュータのオペレータは、複数のサービスマンの個々の作業位置をリアルタイムで把握しているわけではなかったため、故障した画像形成装置に最も近い位置にいるサービスマンに対して修理依頼することが困難であり、時間的・経済的な観点から効率的にサービスマンを選択することができない場合があった。
【0005】そこで、本発明は、サービスマンのいる位置をホストコンピュータのオペレータがリアルタイムで把握できるようにし、故障した画像形成装置の近くにいるサービスマンに対して修理依頼できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像形成装置の通信手段,ホストコンピュータの通信手段及びサービスマンのPHSとの間で各種のデータを送受信できるように構成された画像形成装置の管理システムに関するものである。そして、前記画像形成装置の制御手段は、故障診断手段によって故障を検出すると、その故障に対応する故障データを記憶手段から読み出し、その読み出した故障データを前記通信手段で前記ホストコンピュータに送信するようになっている。また、前記ホストコンピュータは、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させると共に、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得し、そのPHSの位置情報を表示手段に表示させるようになっている。
【0007】また、上記請求項1の発明において、前記ホストコンピュータは、前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算し、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信するようになっている。また、上記請求項1の発明において、前記画像形成装置は、前記ホストコンピュータから前記移動時間データを受信すると、その移動時間データをサービスマンの到着予測時間として画像形成装置の表示手段に表示させるようになっている。
【0008】請求項3の発明は、画像形成装置及びサービスマンのPHSに通信手段で各種のデータを送受信できるように構成されたホストコンピュータに関するものである。そして、このホストコンピュータは、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させると共に、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得し、そのPHSの位置情報を表示手段に表示させるようになっている。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算し、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信することを特徴としている。
【0010】請求項5の発明は、ホストコンピュータ及びサービスマンのPHSに通信手段で各種データを送受信できるように構成された画像形成装置に関するものである。そして、この本発明の画像形成装置は、故障を検出する故障診断手段と、各種データを表示する表示手段と、各種データを記録する記憶手段と、これらの故障診断手段,表示手段及び前記通信手段の作動を制御する制御手段と、を備えている。そして、前記制御手段は、前記故障診断手段が故障を検出すると、その故障に対応する故障データを記憶手段から読み出し、その読み出した故障データを前記通信手段で前記ホストコンピュータに送信する一方、前記ホストコンピュータから送信されたサービスマンの移動時間データを受信すると、その移動時間データをサービスマンの到着予測時間として前記表示手段に表示させるようになっている。
【0011】請求項6の発明は、画像形成装置及びサービスマンのPHSに通信手段で各種のデータを送受信できるように構成されたホストコンピュータに、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させるステップと、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得するステップと、取得したPHSの位置情報を表示手段に表示させるステップと、を実行させるためのプログラムに関するものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算するステップと、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムに関するものである。
【0013】請求項8の発明は、画像形成装置及びサービスマンのPHSに通信手段で各種のデータを送受信できるように構成されたホストコンピュータに、前記画像形成装置から送信された故障データを受信すると、その故障した画像形成装置の位置情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させるステップと、前記PHSの位置登録コンピュータから位置情報を取得するステップと、取得したPHSの位置情報を表示手段に表示させるステップと、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0014】請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記画像形成装置の位置情報と前記PHSの位置情報に基づき、サービスマンが故障した前記画像形成装置まで移動するのに要する時間を計算するステップと、その計算した移動時間データを前記通信手段を介して故障した前記画像形成装置に送信するステップと、を実行させるための請求項8に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0016】[第1の実施の形態]図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の管理システムの概略構成を示すものである。
【0017】この図1に示すように、画像形成装置としての複写機1は、内蔵するPHS通信手段2により営業所のホストコンピュータ(サービスセンターのホストコンピュータと区別するため、検針用ホストコンピュータと称する)3とサービスセンターのホストコンピュータ(営業所のホストコンピュータと区別するため、故障管理用ホストコンピュータと称する)4に対して送受信できるようになっている。なお、検針用ホストコンピュータ3と故障管理用ホストコンピュータ4は、それぞれターミナルアダプタ(TA)を介してISDN回線に接続されており、複写機1側のPHS網に接続されるようになっている。また、検針や修理を担当する各営業所A,Bの検針用ホストコンピュータ3,3に接続される複数の複写機1,1は、各営業所を統括管理するサービスセンターの故障管理用ホストコンピュータ4に接続されるようになっている。また、各営業所A,Bにそれぞれ所属する複数のサービスマンが所持するPHS9は、検針用ホストコンピュータ3及び故障管理用ホストコンピュータ4と各種データの送受信ができるようになっている。そして、PHS9の位置情報が位置登録コンピュータ19に登録されており、この位置登録コンピュータのデータが故障管理用ホストコンピュータ4で取得されるようになっている。
【0018】図2は、画像形成装置の管理システムを構成する複写機1,検針用ホストコンピュータ3及び故障管理用ホストコンピュータ4の各制御ブロック図を示すものである。
【0019】複写機1は、原稿を読み取るための露光手段と、この露光手段によって読み取った画像をトナー像にするための感光体や現像器等からなる画像形成手段と、この画像形成手段によって形成されたトナー像を転写紙に転写するための転写域に配置された転写手段と、その転写域に転写紙を供給する給紙手段と、転写紙に転写されたトナー像を加熱・加圧して転写紙に定着させる定着手段と、を備えている。また、複写機は、この図2に示すように、複写機の各部の故障やジャム(紙詰まり)等を検知するための各種センサを有する故障診断手段5と、複写機本体の上部に配置された操作パネルのキーボード,タッチパネル,操作ボタン等の入力手段6と、複写機の作動に関わる各種データや機能選択画面等を表示する液晶表示装置等の表示手段7と、検針用ホストコンピュータ3や故障管理用ホストコンピュータ4とのデータの送受信を可能にするPHS通信手段2と、これらPHS通信手段2や故障診断手段5等を作動制御する制御手段8と、を備えている。
【0020】制御手段8は、制御プログラムにしたがって演算処理を実行するCPU10、制御プログラム等を格納するROMや演算結果等を格納する読み書き可能なRAMからなる記憶手段11、及び入出力インターフェース(図示せず)を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。なお、複写機本体内にハードディスク等の外部記憶装置が設置されている場合には、その外部記憶装置にも制御手段8が接続されている。
【0021】検針用ホストコンピュータ3は、複写機1の検針やメンテナンス等のサービスを提供する営業所に設置されており、制御プログラムにしたがって演算処理を実行するCPU12と、制御プログラム等を格納するROMや演算結果等を格納する読み書き可能なRAMからなる記憶手段13と、図示しない入出力インターフェースとを備えている。そして、この検針用ホストコンピュータ3は、ハードディスク等の外部記憶装置14と、入力用のキーボードや操作ボタン等の入力手段15と、複写機1とのデータの送受信を可能にする通信手段16と、CRTや液晶表示装置等の表示手段17とに図示しない入出力インターフェースを介して接続されている。
【0022】故障管理用ホストコンピュータ4は、複数の営業所を統括するサービスセンターに設置されている。なお、サービスセンターは、各複写機1,1の故障(例えば、帯電器の電圧異常等のトラブルであって、ユーザーが簡単に解決できないトラブル)の通報を一括して受信し、故障が発生した複写機1を担当する営業所のサービスマンに対して修理依頼をする業務を行うようになっている。
【0023】この故障管理用ホストコンピュータ4は、制御プログラムにしたがって演算処理を実行するCPU18と、制御プログラム等を格納するROMや演算結果等を格納する読み書き可能なRAMからなる記憶手段20と、図示しない入出力インターフェースを備えている。そして、この故障管理用ホストコンピュータ4は、ハードディスク等の外部記憶装置22と、入力用のキーボード(入力手段)23と、複写機とのデータの送受信を可能にする通信手段24と、CRTや液晶表示装置等の表示手段25とに図示しない入出力インターフェースを介して接続されている。
【0024】また、この故障管理用ホストコンピュータ4は、各サービスマンが所持しているPHS9の位置登録コンピュータ19にアクセスすることができ、各PHS9がどこにあるか、すなわち、サービスマンがどこにいるかを表す位置情報を取り出し、サービスマンが所属する営業所A,Bのエリア内のどこにいるかを表示手段25に表示できるようになっている。また、故障管理用ホストコンピュータ4の記憶手段20には、各複写機1の設置場所に関するデータが複写機1の初期化時等に登録されている。そして、この故障管理用ホストコンピュータ4は、複写機1からの故障データを受信すると、故障データを送信した複写機1の設置場所を示すデータを記録手段から読み出し、その読み出した複写機1の設置場所を表示手段25に表示できるようになっている。
【0025】以上のように構成された画像形成装置の管理システムの動作を、図3〜図4のフローチャート図を参照して説明する。
【0026】先ず、複写機の動作を図3のフローチャート図に基づいて説明する。複写機1の電源が投入されると、制御手段8が故障診断手段5を作動させて、複写機1の故障の有無を検出する(ステップS1)。
【0027】故障診断手段5が故障を検知すると、制御手段8は、故障に応じた故障検出データを記憶手段11から読み出し(ステップS2)、その故障検出データをPHS通信手段2で故障管理用ホストコンピュータ4に送信する(ステップS3)。なお、故障検出データは、予め複写機1の記憶手段11に記録させてある。また、このような複写機1の故障が検出されると、制御手段8は、サービスマンによる修理が完了するまで複写動作を停止させる。
【0028】次に、故障管理用ホストコンピュータ4の動作を図4のフローチャート図に基づいて説明する。
【0029】故障管理用ホストコンピュータ4は、常時受信できるようになっており、複写機1から送信された故障検出データを受信すると(ステップS11)、その故障検出データを故障管理リストに書き込み、故障管理リストを更新するようになっている(ステップS12)。そして、この故障管理用ホストコンピュータ4は、その故障検出データを発信した複写機1の位置情報を記憶手段20から読み出し(ステップS13)、その読み出した複写機1の位置を表示手段25に表示する(ステップS14)と共に、その故障した複写機1の故障管理リストを記憶手段20から読み出し(ステップS15)、その故障管理リストを部分的又は全体的に表示手段25に表示させるようになっている(ステップS16)。
【0030】また、故障管理用ホストコンピュータ4は、故障した複写機1へのサービスを担当する営業所のサービスマンが所持するPHS9の位置、換言すればサービスマンの所在位置を調べるため、PHSの位置登録コンピュータ19にアクセスし、PHSの位置情報を取得し(ステップS17)、その取得した位置情報をサービスマンの所在位置として表示手段25に表示させる(ステップS18)。ここで、故障した複写機1の位置と各PHS9の位置(サービスマンの位置)は、例えば、故障した複写機1のサービスを担当する営業所の管轄エリアマップ上に表示される。したがって、故障管理用ホストコンピュータ4のオペレータは、故障した複写機1の位置と複数のサービスマンの位置を視覚的にとらえることができ、どのサービスマンが故障した複写機1の最も近くにいるのかを容易に判断することができる。
【0031】以上のような本実施の形態によれば、故障管理用ホストコンピュータ4の表示手段25には、故障した複写機1の位置情報と、その故障した複写機1の修理を担当する営業所の複数のサービスマンの位置情報と、複写機1の故障データとが表示される。これにより、故障管理用ホストコンピュータ4のオペレータは、故障した複写機1の故障状態を知ることができると共に、故障した複写機1に最も近い位置にいるサービスマンをリアルタイムで特定することができ、その特定したサービスマンに対して修理依頼をすることができる。したがって、本実施の形態によれば、故障した複写機1に対するサービスマンの派遣依頼に際し、サービスマンの移動時間を最小化し、また、サービスマンの移動交通費を最小化することができ、時間的・経済的な観点から効率的なサービスマンの派遣が可能になる。なお、本実施の形態によれば、故障した複写機1に対して、最も近くにいるサービスマンの派遣が何等かの理由で困難な場合、次に近い位置にいるサービスマンに順次修理依頼をすることができ、サービスマンへの修理依頼を効率的に行うことが可能になる。
【0032】また、本実施の形態に係る画像形成装置の管理システムは、複写機1の通信手段としてPHS通信手段2を採用しているため、複写機1に電話線を接続する必要がなくなり、複写機1の設置場所の自由度が増すと共に、FAX機能を備えていない複写機1にも広く適用することが可能になる。
【0033】[第2の実施の形態]図5は、本発明の第2の実施の形態を示す故障管理用ホストコンピュータ4の作動状態を示すフローチャート図である。なお、図5のステップS11〜S18は、前記図4のフローチャート図のステップS11〜S18と同様であるので、重複した説明を省略するため、ステップS19以降の作動状態について説明する。
【0034】故障管理用ホストコンピュータ4のオペレータは、故障した複写機1に最も近いと判断するサービスマンのPHS9に電話し、そのサービスマンの修理派遣が決定すると(ステップS19)、サービスマンが故障した複写機1の設置場所まで移動するのに要する時間を予測する(ステップS20)。ここで、サービスマンの移動時間は、故障管理用ホストコンピュータ4のオペレータが表示手段25に表示されたエリアマップを見て経験的に予測するか、又は、故障管理用ホストコンピュータ4による計算で予測するようにしてもよい。例えば、故障管理用ホストコンピュータ4による移動時間は、故障した複写機1の設置場所とサービスマンの所在位置とをエリアマップ上で座標表示し、故障した複写機1の設置場所とサービスマンの所在位置との直線距離(L)を算出し、この算出値(L)に対して予め定められた係数K(Kは、曜日や時間帯によって変化する道路の混雑度等を考慮して経験的に定めた係数)を掛け合わせて求める。
【0035】そして、故障管理用ホストコンピュータ4は、オペレータによって入力手段23から入力されたサービスマンの移動時間データ、又は、上述のようにして算出した計算値(サービスマンの移動時間データ)を、通信手段24を介して複写機1側へ送信する(ステップS21)。
【0036】複写機1の制御手段8は、故障管理用ホストコンピュータ4から送信された移動時間データを受信すると、サービスマンの到着予測時間として表示手段7に表示させる。その結果、故障した複写機1のユーザーは、サービスマンの到着時間を容易に把握することができ、複写機1の故障に対する心理的負担が軽減され、次の作業計画が立てやすくなる。
【0037】(本発明のその他の変形例)なお、上述の各実施の形態において、サービスマンの修理得意分野をデータベース化し、それを故障管理用ホストコンピュータに記憶させておき、複写機1の故障状態に対応できる最適のサービスマンを複数選択し、その選択されたサービスマンのうちの最も故障した複写機1に近いサービスマンに対して修理依頼するようにしてもよい。
【0038】また、上述の実施の形態は、画像形成装置として複写機1を例示し、画像形成装置の管理システムを説明したが、これに限られず、画像形成装置として、ファクシミリ、ページプリンタ、これらの複合機、印刷機等に広く適用することができる。
【0039】また、上述の実施の形態はサービスセンターと営業所が別々の場合を例示したが、サービスセンターが営業所を兼ねているような場合には、サービスセンターのホストコンピュータが故障管理用及び検針用のホストコンピュータとなる。
【0040】また、上述の実施の形態において、複写機1の通信手段としてPHS通信手段を例示したが、これに限られず、携帯電話機能を応用した通信手段を使用してもよく、また、複写機に電話回線を接続することができる場合には、一般の電話回線を利用した有線の通信手段を使用してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ホストコンピュータの表示手段に、故障した画像形成装置の位置情報と、その故障した画像形成装置の修理を担当する営業所の複数のサービスマンの位置情報とを表示するようになっているため、ホストコンピュータのオペレータが、故障した画像形成装置に最も近い位置にいるサービスマンをリアルタイムで特定することができ、その特定したサービスマンに対して修理依頼をすることができる。したがって、本発明によれば、故障した画像形成装置に対するサービスマンの派遣依頼に際し、サービスマンの移動時間を最小化し、また、サービスマンの移動交通費を最小化することができ、時間的・経済的な観点から効率的なサービスマンの派遣が可能になる。




 

 


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