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発明の名称 充電器アダプタ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−283610(P2003−283610A)
公開日 平成15年10月3日(2003.10.3)
出願番号 特願2002−84647(P2002−84647)
出願日 平成14年3月26日(2002.3.26)
代理人 【識別番号】100085235
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 兼行
【テーマコード(参考)】
5H030
5K027
5K036
【Fターム(参考)】
5H030 AA00 AS14 BB01 FF51 
5K027 AA11 BB01 GG04 HH26 KK07
5K036 AA07 BB01 DD39 JJ07 JJ12
発明者 横村 良治
要約 課題
従来は、電話帳等の内容を携帯電話機内蔵メモリ以外のメモリに保存しておくためには、パソコン等の特別なツールがないと保存できない。

解決手段
A制御部15は、携帯電話機の電池パックの充電中はランプ4を点灯する。充電が完了すると、電流監視回路13はA制御部15へ充電完了検出信号Tk2を送出する。これにより、A制御部15は、データ転送モードをオンとし、携帯電話機へメモリ転送する信号Msを送出すると共に、ランプ4を点滅動作させる。その後、携帯電話機内のBメモリに記憶されている電話帳等のデータが、Aメモリ14に転送されて記憶される。Aメモリ14への転送が完了すると、Aメモリ14はA制御部15に対して転送完了した信号Mkを送出する。A制御部15は、転送完了信号Mkを受けるとランプ4を消灯する。従って、充電のタイミングで、携帯電話機の電話帳データを必ずAメモリ14に保存できる。
特許請求の範囲
【請求項1】 外部から入力される充電用直流電圧により充電される電池からの電源電圧により動作すると共に、所定のデータをメモリ内に記憶している携帯型電子機器に対して、前記充電用直流電圧を供給する充電器アダプタにおいて、前記携帯型電子機器への充電完了を検出する検出手段と、内蔵の記憶手段と、前記検出手段による充電完了検出時に、前記携帯型電子機器に対して前記メモリ内の所定のデータの転送を要求し、転送されてきた前記所定のデータを前記記憶手段に記憶する制御手段とを有することを特徴とする充電器アダプタ。
【請求項2】 前記記憶手段に記憶されたデータの前記携帯型電子機器への転送か、前記携帯型電子機器のメモリ内の所定のデータの前記記憶手段への転送かを選択する切替手段を更に有し、前記制御手段は前記切替手段により前記携帯型電子機器のメモリ内の所定のデータの前記記憶手段への転送を選択したときには、前記検出手段による充電完了検出時に、前記携帯型電子機器に対して前記メモリ内の所定のデータの転送を要求し、転送されてきた前記所定のデータを前記記憶手段に記憶し、前記切替手段により前記記憶手段に記憶されたデータの前記携帯型電子機器への転送を選択したときには、前記検出手段による充電完了検出時に、前記記憶手段に記憶されたデータを前記携帯型電子機器へ転送して該携帯型電子機器内のメモリに記憶させることを特徴とする請求項1記載の充電器アダプタ。
【請求項3】 少なくとも商用電源のコンセントに差し込む差込プラグと発光素子とを備えたアダプタ部と、携帯電話機の外部接続端子に接続される接続コネクタと、前記アダプタ部と前記接続コネクタとを電気的に接続する接続手段とを有する充電器アダプタであって、前記アダプタ部は、前記商用電源からの交流電圧を充電用直流電圧に変換して前記接続コネクタ及び前記接続手段を介して前記携帯電話機に供給して、該携帯電話機の電池パックを充電させるAC/DC変換手段と、前記AC/DC変換手段が充電用直流電圧を出力して前記電池パックの充電を完了したかどうか監視する充電監視手段と、前記携帯電話機内のメモリに記憶されている、少なくとも電話帳データを含む記憶データが書き込まれる記憶手段と、前記充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、前記携帯電話機内のメモリから前記記憶データを転送させて前記記憶手段に記憶させると共に、前記発光素子によりデータ転送中を報知する制御手段とを有することを特徴とする充電器アダプタ。
【請求項4】 前記アダプタ部は、データ転送をオン又はオフに設定する切替スイッチを更に有し、前記制御手段は、該切替スイッチによりデータ転送オンに設定されているときは、前記充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、前記携帯電話機内のメモリから前記記憶データを転送させて前記記憶手段に記憶させると共に前記発光素子によりデータ転送中を報知し、前記切替スイッチによりデータ転送オフに設定されているときは、前記充電監視手段により充電完了検出信号が入力されても、前記データ転送及び前記発光素子による報知を停止することを特徴とする請求項3記載の充電器アダプタ。
【請求項5】 前記アダプタ部は、前記携帯電話機内のメモリから前記記憶手段へデータ転送する第1のモードと、前記記憶手段から前記携帯電話機内のメモリへデータ転送する第2のモードと、前記データ転送オフの第3のモードのうち、いずれか一のモードに設定する切替スイッチを更に有し、前記制御手段は、該切替スイッチにより前記第1のモードに設定されているときは、前記充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、前記携帯電話機内のメモリから前記記憶データを転送させて前記記憶手段に記憶させると共に前記発光素子によりデータ転送中を報知し、前記切替スイッチにより前記第2のモードに設定されているときは、前記充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、前記記憶手段から記憶データを転送させて前記携帯電話機内のメモリに記憶させると共に前記発光素子によりデータ転送中を報知し、前記切替スイッチにより前記第3のモードに設定されているときは、前記充電監視手段により充電完了検出信号が入力されても、前記データ転送及び前記発光素子による報知を停止することを特徴とする請求項3記載の充電器アダプタ。
【請求項6】 前記発光素子は、前記携帯電話機の電池パックの充電中と、前記データ転送中とを、予め定めた異なる発光形態で識別報知することを特徴とする請求項3乃至5のうちいずれか一項記載の充電器アダプタ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は充電器アダプタに係り、特に携帯電話機の電池を充電するための充電器アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機は、電話機能や電話帳登録機能だけでなく、メール機能、個人で作成した画像記憶機能その他多くの機能を有するようになってきており、その可搬性、手軽さなどもあって飛躍的に普及している。かかる携帯電話機では、使用者が携帯して使用するために、その可搬性から電池パックが着脱自在とされており、また、その電池パックに充電器アダプタを接続して商用電源を用いて充電することが行われる。
【0003】ところで、上記の携帯電話機では、内蔵メモリに電話帳等を登録する機能を有しているが、携帯電話機を無くした場合、電話帳の内容が紛失してしまう。その場合の対策として、パソコン等のツールにより、内容を保存するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の携帯電話機では、電話帳等の内容を携帯電話機内蔵メモリ以外のメモリに保存しておくためには、パソコン等の特別なツールがないと保存できなかった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、パソコンなどのツールが無くても携帯電話機等の携帯型電子機器内のメモリに記憶されている電話帳データなどの所定のデータを、内蔵の記憶手段に簡単に保存し得る充電器アダプタを提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、内蔵の記憶手段に記憶されている電話帳データなどの所定のデータを、パソコンなどのツールが無くても携帯電話機等の携帯型電子機器内のメモリに簡単に保存し得る充電器アダプタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するため、外部から入力される充電用直流電圧により充電される電池からの電源電圧により動作すると共に、所定のデータをメモリ内に記憶している携帯型電子機器に対して、充電用直流電圧を供給する充電器アダプタにおいて、携帯型電子機器への充電完了を検出する検出手段と、内蔵の記憶手段と、検出手段による充電完了検出時に、携帯型電子機器に対してメモリ内の所定のデータの転送を要求し、転送されてきた所定のデータを記憶手段に記憶する制御手段とを有する構成としたものである。
【0008】この発明では、携帯型電子機器への充電完了時に、携帯型電子機器に対してメモリ内の所定のデータの転送を要求し、転送されてきた所定のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に記憶するようにしたため、データ記憶用ツールを用いることなく、充電後に携帯型電子機器内の所定のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に記憶できる。
【0009】また、本発明は、上記の目的を達成するため、記憶手段に記憶されたデータの携帯型電子機器への転送か、携帯型電子機器のメモリ内の所定のデータの記憶手段への転送かを選択する切替手段を更に有し、制御手段は切替手段により携帯型電子機器のメモリ内の所定のデータの記憶手段への転送を選択したときには、検出手段による充電完了検出時に、携帯型電子機器に対してメモリ内の所定のデータの転送を要求し、転送されてきた所定のデータを記憶手段に記憶し、切替手段により記憶手段に記憶されたデータの携帯型電子機器への転送を選択したときには、検出手段による充電完了検出時に、記憶手段に記憶されたデータを携帯型電子機器へ転送して携帯型電子機器内のメモリに記憶させることを特徴とする。
【0010】この発明では、携帯型電子機器への充電完了時に、携帯型電子機器内のメモリと、充電器アダプタ内の記憶手段との間で、切替手段により選択された一方から他方へのデータ転送を充電完了後に自動的に行うことができ、両者のデータの共有化ができる【0011】また、本発明は、上記の目的を達成するため、少なくとも商用電源のコンセントに差し込む差込プラグと発光素子とを備えたアダプタ部と、携帯電話機の外部接続端子に接続される接続コネクタと、アダプタ部と接続コネクタとを電気的に接続する接続手段とを有する充電器アダプタであって、アダプタ部を、商用電源からの交流電圧を充電用直流電圧に変換して接続コネクタ及び接続手段を介して携帯電話機に供給して、携帯電話機の電池パックを充電させるAC/DC変換手段と、AC/DC変換手段が充電用直流電圧を出力して電池パックの充電を完了したかどうか監視する充電監視手段と、携帯電話機内のメモリに記憶されている、少なくとも電話帳データを含む記憶データが書き込まれる記憶手段と、充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、携帯電話機内のメモリから記憶データを転送させて記憶手段に記憶させると共に、発光素子によりデータ転送中を報知する制御手段とを有する構成としたものである。
【0012】この発明では、携帯電話機への充電完了時に、携帯電話機内のメモリから所定のデータを転送させて、転送されてきた所定のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に記憶するようにしたため、データ記憶用ツールを用いることなく、充電後に携帯電話機内の所定のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に記憶できる。
【0013】また、本発明は上記の目的を達成するため、上記のアダプタ部は、データ転送をオン又はオフに設定する切替スイッチを更に有し、上記の制御手段は、切替スイッチによりデータ転送オンに設定されているときは、充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、携帯電話機内のメモリから記憶データを転送させて記憶手段に記憶させると共に発光素子によりデータ転送中を報知し、切替スイッチによりデータ転送オフに設定されているときは、充電監視手段により充電完了検出信号が入力されても、データ転送及び発光素子による報知を停止する構成としたものである。
【0014】この発明では、切替スイッチにより携帯電話機への充電完了時に、携帯電話機内の所定のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に転送させて記憶するか、又は上記のデータ転送をオフとするかの選択ができる。
【0015】また、上記の目的を達成するため、上記のアダプタ部は、携帯電話機内のメモリから記憶手段へデータ転送する第1のモードと、記憶手段から携帯電話機内のメモリへデータ転送する第2のモードと、データ転送オフの第3のモードのうち、いずれか一のモードに設定する切替スイッチを更に有し、上記の制御手段は、切替スイッチにより第1のモードに設定されているときは、充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、携帯電話機内のメモリから記憶データを転送させて記憶手段に記憶させると共に発光素子によりデータ転送中を報知し、切替スイッチにより第2のモードに設定されているときは、充電監視手段により充電完了検出信号が入力されると、記憶手段から記憶データを転送させて携帯電話機内のメモリに記憶させると共に発光素子によりデータ転送中を報知し、切替スイッチにより第3のモードに設定されているときは、充電監視手段により充電完了検出信号が入力されても、データ転送及び発光素子による報知を停止する構成としたものである。
【0016】この発明では、携帯電話機への充電完了時に、携帯電話機内のメモリと、充電器アダプタ内の記憶手段との間で、切替スイッチにより選択されたモードに応じて、一方から他方へのデータ転送を充電完了後に自動的に行うか、又はデータ転送を停止するかの選択ができる。
【0017】また、本発明は上記の目的を達成するため、発光素子を、携帯電話機の電池パックの充電中と、データ転送中とを、予め定めた異なる発光形態で識別報知することを特徴とする。この発明では、発光素子を例えば点灯させることにより携帯電話機の電池パック充電中を報知し、発光素子を例えば点滅させることによりデータ転送中を報知することができるため、一つの発光素子で2つの状態を識別させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる充電器アダプタの一実施の形態の外観斜視図、図2は本発明になる充電器アダプタの第1の実施の形態の要部のブロック図を示す。図1に示すように、本実施の形態の充電器アダプタは、AC100Vの商用電源のコンセントに差し込む差込プラグ11及びランプ4を備えたアダプタ部1と、接続コネクタ2と、アダプタ部1と接続コネクタ2とを電気的に接続する接続ケーブル3とより構成される。
【0019】本発明の第1の実施の形態の充電器アダプタのアダプタ部1は、図2のブロック図に1aで示すように、AC100Vのコンセントに接続する差し込みプラグ11と、AC100Vの商用交流電圧を充電用直流電圧Vdcに変換するAC/DC変換回路12と、充電時に流れる電流を監視する電流監視回路13と、例えば電話帳の内容を記憶するAメモリ14と、電流監視回路13等を制御するA制御部15と、A制御部15の制御によって点灯/点滅するランプ4とを備えている。
【0020】充電器アダプタ1の接続コネクタ2は、図3に示すように携帯電話機100の外部接続端子103に接続される。図4は携帯電話機100の要部の一例のブロック図を示す。図4において、携帯電話機100は内部の各部へ電源電圧を供給する電池パック101と、電池パック101を充電する充電回路102と、B制御部104と、電話帳等所定のデータが記憶されているBメモリ105と、充電回路102、B制御部104及びBメモリ105に接続された外部接続端子103とを有する。
【0021】次に、本実施の形態の動作について図1乃至図4と図5のフローチャートを併せ参照して説明する。まず、本実施の形態の充電器プラグの差し込みプラグ11を、AC100Vの電源コンセントに差し込み、また、接続コネクタ2を図3に示すように携帯電話機100の外部接続端子103に差し込む(図5のステップS1)。これにより、100Vの交流電源電圧は、差し込みプラグ11を介して図2のAC/DC変換部12に供給され、ここで充電用直流電圧(DC電圧)Vdcに変換された後、接続コネクタ2及び外部接続端子103を介して携帯電話機100内部の図4に示す充電回路102へ供給される。
【0022】充電回路102は、電池パック101の電池容量が無いかどうか確認し(図5のステップS2)、電池容量が無い場合は入力されたDC電圧Vdcを制御して電池パック101の充電を開始する(図5のステップS3)。充電が開始すると、図2に示したアダプタ部1a内の充電監視回路13は、所定値以上の充電電流が流れていることを検出して、A制御部15へ検出信号Tk1を送出する。A制御部15は、充電電流検出信号Tk1を受けるとランプ4を点灯する(図5のステップS3)。
【0023】充電が完了するまで上記の動作が継続され(図5のステップS4)、携帯電話機100の電池パック101の充電が完了すると、電流監視回路13は前記所定値未満となった充電電流を検出してA制御部15へ充電完了検出信号Tk2を送出する。A制御部15は、充電完了検出信号Tk2の入力により充電完了を検知すると、データ転送モードをオンとし、携帯電話機100へメモリ転送する信号Msを送出する(図5のステップS5)。また、この時以降、アダプタ部1内部のA制御部15は、ランプ4を点滅動作させる(図5のステップS5)。
【0024】携帯電話機100内の図4に示すB制御部104は、上記の信号Msを外部接続端子103を介して入力されると、携帯電話機100内のBメモリ105内に記憶されている電話帳等のデータを、アダプタ部1内部にあるAメモリ14に外部接続端子103及び接続コネクタ2及び接続ケーブル3を介して転送を開始する(図5のステップS6)。
【0025】Bメモリ105内部のデータ(DATA)のアダプタ部1内のAメモリ14への転送が完了するかどうか監視され(図5のステップS7)、Aメモリ14への転送が完了すると、Aメモリ14はA制御部15に対して転送完了した信号Mkを送出する。A制御部15は、転送完了信号Mkを受けるとランプ4を消灯する(図5のステップS8)。
【0026】なお、接続コネクタ2が携帯電話機100の外部接続端子103に差し込まれていない場合、又は電池パック101の電池容量がある場合は、上記の携帯電話機100内のBメモリ105内に記憶されている電話帳等のデータの、アダプタ部1内部にあるAメモリ14への転送は行われない(図5のステップS9)。
【0027】このように、本実施の形態によれば、電池パック101への充電時には、携帯電話機100内にあるBメモリ105内に記憶されている電話帳等のデータを、アダプタ部1内部にあるAメモリ14へ転送して記憶できる。このため、パソコン等のツールが存在しなくても、充電器アダプタ内のAメモリ14に携帯電話機100内のBメモリ105内の電話帳等のデータを簡単に記憶できる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は本発明になる充電器アダプタの第2の実施の形態の要部のブロック図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本発明の第2の実施の形態の充電器アダプタのアダプタ部1は、図6のブロック図に1bで示すように、メモリ内のデータを転送するかどうか決める切替スイッチ17が設けられている。
【0029】この実施の形態では、充電開始する前に、切替スイッチ17により転送オン又は転送オフのどちらかに決めておく。A制御部16は、切替スイッチ17により転送オンが設定された場合、第1の実施の形態と同様の動作を行い、充電完了を検知すると、データ転送モードをオンとし、携帯電話機100へメモリ転送する信号Msを送出すると共にランプ4を点滅動作させる。そして、携帯電話機100内のBメモリから電話帳等の記憶データをAメモリに転送させる。
【0030】他方、転送オフが設定されている場合は、充電完了しても上記のデータ転送は行わない。この場合は、Aメモリ内の電話帳等のデータを、充電のたびに上書きすることがないため、第三者がこの充電器アダプタを用いて充電した場合に、他人の携帯電話機内の電話帳等のデータによって、充電器アダプタ内のAメモリの自分の電話帳等のデータが上書きされてしまうことを防止できる。
【0031】次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態の充電器アダプタの構成は、図6に示したブロック図と同様である。この第3の実施の形態と上記の第2の実施の形態との相違は、第2の実施の形態では切替スイッチ17により転送オンと転送オフとの2種類の選択が可能であったのに対し、この第3の実施の形態では、切替スイッチ17により図7に示す3つのモード、すなわち、■携帯電話機のメモリ内容を充電器アダプタ(ACアダプタ)へ転送するモード、■ACアダプタ内のメモリ内容を携帯電話機に転送するモード、■転送は行わないモードのうちの、任意の一のモードに切替え設定できるようにしたものである。
【0032】次に、この第3の実施の形態の動作について、図4、図6及び図7と図8のフローチャートを併せ参照して説明する。携帯電話機への充電器アダプタの接続コネクタ2の接続から充電完了までの動作は、図5のステップS1〜S4と共に説明した第1の実施の形態の動作と同様である(図8のステップS11〜S14)。続いて、第3の実施の形態のアダプタ部1b内の制御部16は、充電完了検出信号Tk2の入力により充電完了を検知すると、切替えスイッチ17により図7に■、■及び■で示した3つのモードのうちのどのモードが設定されたかを判定する(図8のステップS15)。
【0033】A制御部16は、図7に■で示した第1のモードが設定されていると判定した場合、携帯電話機のメモリ内容をアダプタ部1bへ転送する転送モード(MSS→ADP)をオンとし、携帯電話機100へメモリ転送する信号Msを送出する(図8のステップS16)。また、この時以降、アダプタ部1b内部のA制御部16は、ランプ4を点滅動作させる(図8のステップS17)。
【0034】携帯電話機100内の図4に示すB制御部104は、上記の信号Msを外部接続端子103を介して入力されると、携帯電話機100内のBメモリ105内に記憶されている電話帳等のデータを、アダプタ部1b内部にあるAメモリ14に外部接続端子103及び接続コネクタ2及び接続ケーブル3を介して転送を開始する(図8のステップS18)。
【0035】その後、Bメモリ105内部のデータ(DATA)のアダプタ部1b内のAメモリ14への転送が完了するかどうか監視され(図8のステップS19)、Aメモリ14への転送が完了すると、Aメモリ14はA制御部16に対して転送完了した信号Mkを送出する。A制御部16は、転送完了信号Mkを受けるとランプ4を消灯する(図5のステップS20)。
【0036】また、A制御部16は、ステップS15で図7に■で示した第2のモードが設定されていると判定した場合、アダプタ部1b内のAメモリ14の内容を携帯電話機100に転送するモード(ADP→MSS)をオンとし、携帯電話機100へメモリ転送する信号Msを送出する(図8のステップS21)。また、この時以降、アダプタ部1b内部のA制御部16は、ランプ4を点滅動作させる(図8のステップS22)。
【0037】携帯電話機100内の図4に示すB制御部104は、上記の信号Msが外部接続端子103を介して入力されると、応答信号を返送する。A制御部16は上記の応答信号を受信すると、アダプタ部1b内のAメモリ14内に記憶されている電話帳等のデータを、携帯電話機100内のBメモリ105に、接続ケーブル3、接続コネクタ2及び外部接続端子103を介して転送を開始する(図8のステップS23)。
【0038】その後、Aメモリ14内部のデータ(DATA)の携帯電話機100内のBメモリ105への転送が完了するかどうかA制御部16により監視され(図8のステップS21)、Bメモリ105への転送が完了すると、Aメモリ14はA制御部16に対して転送完了した信号Mkを送出する。A制御部16は、転送完了信号Mkを受けるとランプ4を消灯する(図8のステップS25)。
【0039】このようにして、この第2のモードでは、アダプタ部1bのAメモリ14の電話帳等データを携帯電話機100内のBメモリ105へ転送するようにしているため、例えば携帯電話機100を紛失してしまっても、新しい携帯電話機内のBメモリに、アダプタ部1bのAメモリ14に記憶されている自分の電話帳等のデータを一括転送して書き込むことができる。
【0040】なお、この第2のモードでは、予め携帯電話機100内のBメモリ105に上書きしますかという選択メッセージを、例えば携帯電話機100の表示部に表示させ、上書きを選択した場合にのみ上書きを行うようにしてもよい。
【0041】更に、A制御部16は、前記ステップS15で図7に■で示した第3のモードが設定されていると判定した場合は、接続コネクタ2が携帯電話機100の外部接続端子103に差し込まれていない場合、又は電池パック101の電池容量がある場合と同様に、上記の携帯電話機100内のBメモリ105内に記憶されている電話帳等のデータの、アダプタ部1b内部にあるAメモリ14への転送は行われない(図8のステップS26)。
【0042】なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、充電中か否かとデータ転送中を報知する手段としてランプ4に代えて、発光ダイオード等の他の発光素子を用いてもよい。また、アダプタ部1と接続コネクタ2との電気的接続は、有線の接続ケーブル3に限定されるものではなく、微弱な電波の送受信手段を用いても可能である。また、本発明は携帯電話機のみならず、外部から入力される充電用直流電圧により充電される電池からの電源電圧により動作する携帯型電子機器に対して、充電用直流電圧を供給する充電器アダプタ一般に広く適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、携帯型電子機器への充電完了時に、携帯型電子機器に対してメモリ内の所定のデータの転送を要求し、転送されてきた所定のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に記憶することにより、データ記憶用ツールを用いることなく、充電後に携帯型電子機器内の所定のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に記憶できるようにしたため、携帯型電子機器として特に携帯電話機に適用した場合、パソコン等のツールが無くても充電をするタイミングで電話帳等のデータを充電器アダプタ内蔵の記憶手段に、簡単にしかも必ず記憶することができる。
【0044】また、本発明によれば、携帯型電子機器への充電完了時に、携帯型電子機器内のメモリと、充電器アダプタ内の記憶手段との間で、切替手段により選択された一方から他方へのデータ転送を充電完了後に自動的に行うことができ、両者のデータの共有化ができるようにしたため、携帯型電子機器として、例えば携帯電話機を紛失してしまっても、新しい携帯電話機内のメモリに前回充電した時に記憶手段に記憶しておいた電話帳等のデータを、新しい携帯電話機の電池パックの充電のタイミングで簡単に保存することができる。
【0045】更に、本発明によれば、切替スイッチにより転送オフのモードを設けるようにしたため、充電器アダプタを用いて第三者の携帯電話機等の携帯型電子機器を充電しても、充電器アダプタ内の記憶手段に、第三者の携帯電話機内のメモリに保存されている電話帳データ等のデータが上書きされてしまうことを防止できる。




 

 


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