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発明の名称 携帯電話機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−273989(P2003−273989A)
公開日 平成15年9月26日(2003.9.26)
出願番号 特願2002−71126(P2002−71126)
出願日 平成14年3月15日(2002.3.15)
代理人 【識別番号】100085235
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 兼行
【テーマコード(参考)】
5K023
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5K023 AA07 BB11 DD08 EE12 
5K027 AA11 BB03 DD16
5K067 AA23 BB04 EE02 FF38 KK17
発明者 村田 行雄
要約 課題
折り畳み型携帯電話機では、閉状態では通話できず、また、開状態と閉状態とで違和感の無い通話ができない。

解決手段
下部筐体部1と上部筐体部2の各内側面同士が互いに離間された開状態では、従来と同様に送話器5と受話器7を用いて通話できる。また、下部筐体部1と上部筐体部2の各内側面同士が密接対向された閉状態では、上部筐体部2の外側面に設けられた送話器9と受話器10を用いて通話ができる。受話器7と10の受話音声信号は、違和感の無いように受話回路により各々適切な周波数特性が付与される。
特許請求の範囲
【請求項1】 操作部及び第1の送話器が内側面に設けられた下部筐体部と、表示部と第1の受話器が内側面に設けられた上部筐体部の各々の端部同士がヒンジで回動自在に結合され、内側面同士が互いに密接対向した閉状態と、互いの内側面が離間された開状態のうち、何れか一方の状態とされる折り畳み型携帯電話機において、前記下部筐体部及び前記上部筐体部の何れか一方の外側面に、第2の送話器と第2の受話器を配設したことを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】 前記開状態か前記閉状態かを検出する開閉検出手段と、前記第1の受話器の周波数特性に応じた所定の周波数特性を受話音声信号に付与して前記第1の受話器に供給する第1の受話回路と、前記第2の受話器の周波数特性に応じて前記第1の受話器に供給される受話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を前記受話音声信号に付与して前記第2の受話器に供給する第2の受話回路と、前記開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を前記第1の受話回路に供給し、前記開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を前記第2の受話回路に供給する受話器選択手段とを有することを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
【請求項3】 前記第1の送話器の周波数特性に応じた所定の周波数特性を送話音声信号に付与する第1の送話回路と、前記第2の送話器の周波数特性に応じて前記第1の送話回路から出力される送話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を前記第2の送話器からの送話音声信号に付与する第2の送話回路と、前記開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは前記第1の送話回路からの送話音声信号を無線送信手段に供給して送信させ、前記開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは前記第2の送話回路からの送話音声信号を前記無線送信手段に供給して送信させる送話器選択手段とを更に有することを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。
【請求項4】 少なくとも操作部が内側面に設けられた下部筐体部と、少なくとも表示部が内側面に設けられた上部筐体部の各々の端部同士がヒンジで回動自在に結合され、内側面同士が互いに密接対向した閉状態と、互いの内側面が離間された開状態のうち、何れか一方の状態とされる折り畳み型携帯電話機であって、前記下部筐体部及び前記上部筐体部の一方の内側面に設けられた送話器と、前記下部筐体部及び前記上部筐体部の他方の内側面に設けられた送話器兼用受話器と、該送話器兼用受話器と連通するように前記他方の筐体部の外側面に設けられた送話音孔と、該他方の筐体部の外側面に設けられた受話器とを有し、開状態の通話時は前記送話器兼用受話器を受話器として使用すると共に前記送話器を使用し、開状態の通話時は前記送話器兼用受話器を前記送話音孔を介して送話器として使用すると共に前記受話器を使用することを特徴とする携帯電話機。
【請求項5】 前記開状態か前記閉状態かを検出する開閉検出手段と、前記送話器兼用受話器の受話特性に応じた所定の周波数特性を受話音声信号に付与して前記送話器兼用受話器に供給する第1の受話回路と、前記受話器の周波数特性に応じて前記送話器兼用受話器に供給される受話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を前記受話音声信号に付与して前記受話器に供給する第2の受話回路と、前記開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を前記第1の受話回路に供給すると共に、該第1の受話回路の出力受話音声信号を前記送話器兼用受話器に供給し、前記開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を前記第2の受話回路に供給する受話器選択手段とを有することを特徴とする請求項4記載の携帯電話機。
【請求項6】 前記送話器の周波数特性に応じた所定の周波数特性を送話音声信号に付与する第1の送話回路と、前記送話器兼用受話器の送話特性に応じて前記第1の送話回路から出力される送話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を前記送話器兼用受話器からの送話音声信号に付与する第2の送話回路と、前記開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは前記第1の送話回路の出力送話音声信号を無線送信手段に供給して送信させ、前記開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは前記送話器兼用受話器からの送話音声信号を前記第2の送話回路に供給すると共に、該第2の送話回路の出力送話音声信号を前記無線送信手段に供給して送信させる送話器選択手段とを更に有することを特徴とする請求項5記載の携帯電話機。
【請求項7】 受話器と表示部と第1の送話器が上面に設けられた筐体部と、該筐体部の下面にスライド自在に設けられたスライド操作部とからなり、該スライド操作部の上面に設けられたキー操作部が引き出し時に操作可能とされるスライド型の携帯電話機であって、前記スライド操作部の上面に第2の送話器が設けられ、該スライド操作部の前記筐体部への収納時には前記第1の送話器を使用し、該スライド操作部の引き出し時には、前記第1の送話器に代えて該第2の送話器を使用することを特徴とする携帯電話機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機に係り、特に操作部が設けられた筐体部が使用時には他の筐体部に覆われた状態から露出するようにされる携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車電話機では、自動車の中のみならず屋外では送受話器をコードレスの携帯電話機として使用する場合、ダイヤルキーインするために背側を正面にしてつかみ、その後通話をするために持ち替え、腹側で通話をしなければならず、持ち替えるという操作性の悪さを改善するために、送受話器の腹側と背側の両側に受話ユニット音孔とマイクロホン音孔を設けるようにした携帯電話機が知られている(特開平3−201753号公報:発明の名称「両面送受話器」)。
【0003】この従来の携帯電話機では、電話機の送受話器の腹側と背側とに同じ位置に、一対の受話ユニット音孔と、一対のマイクロホン音孔を設けることにより、腹側と背側のどちらの面からも通話可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、操作部や送話器が内側面に設けられた下部筐体部と、表示部や受話器が内側面に設けられた上部筐体部の各々の端部同士がヒンジで回動自在に結合され、不使用時は内側面同士が互いに密接対向した閉状態とされ、使用時は互いの内側面が離間された開状態とされる折り畳み型携帯電話機に上記の従来の構成を適用した場合は、閉状態では受話音孔と送話音孔とが互いの背面に位置するため通話できないという問題がある。また、受話音孔の背面は送話音孔とすることが閉状態から開状態としたときに通話し易いこともあり、上記の従来の構成を適用することができない。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、操作部が筐体部に収納されている状態(閉状態)でも、操作部が筐体部から露出された状態(開状態)と同様に通話が可能な携帯電話機を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、閉状態と開状態とで通話の違和感の無い携帯電話機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、第1の発明は、操作部及び第1の送話器が内側面に設けられた下部筐体部と、表示部と第1の受話器が内側面に設けられた上部筐体部の各々の端部同士がヒンジで回動自在に結合され、内側面同士が互いに密接対向した閉状態と、互いの内側面が離間された開状態のうち、何れか一方の状態とされる折り畳み型携帯電話機において、下部筐体部及び上部筐体部の何れか一方の外側面に、第2の送話器と第2の受話器を配設したことを特徴とする。この発明では、開状態のときは第1の送話器と第1の受話器を用いて通話でき、閉状態のときは第2の送話器と第2の受話器を用いて通話できる。
【0008】また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、開状態か閉状態かを検出する開閉検出手段と、第1の受話器の周波数特性に応じた所定の周波数特性を受話音声信号に付与して第1の受話器に供給する第1の受話回路と、第2の受話器の周波数特性に応じて第1の受話器に供給される受話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を受話音声信号に付与して第2の受話器に供給する第2の受話回路と、開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を第1の受話回路に供給し、開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を第2の受話回路に供給する受話器選択手段とを有することを特徴とする。
【0009】この発明では、閉状態のときに使用される第2の受話器の周波数特性に応じて、開状態のときに使用される第1の受話器に供給される受話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を、第2の受話回路により受話音声信号に付与して第2の受話器に供給するようにしたため、閉状態のときに使用される第2の受話器からの受話音声と、開状態のときに使用される第1の受話器からの受話音声とを同じ特性とすることができる。
【0010】また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、第1の送話器の周波数特性に応じた所定の周波数特性を送話音声信号に付与する第1の送話回路と、第2の送話器の周波数特性に応じて第1の送話回路から出力される送話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を第2の送話器からの送話音声信号に付与する第2の送話回路と、開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは第1の送話回路からの送話音声信号を無線送信手段に供給して送信させ、開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは第2の送話回路からの送話音声信号を無線送信手段に供給して送信させる送話器選択手段とを更に有する構成としたものである。
【0011】この発明では、閉状態のときに使用される第2の送話器からの送話音声信号を、開状態のときに使用される第1の送話器からの送話音声信号とほぼ同じ周波数となるようにしたため、第1の送話器と第2の送話器のどちらを使用しても同様の特性の送話音声信号を無線送信することができる。
【0012】また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、少なくとも操作部が内側面に設けられた下部筐体部と、少なくとも表示部が内側面に設けられた上部筐体部の各々の端部同士がヒンジで回動自在に結合され、内側面同士が互いに密接対向した閉状態と、互いの内側面が離間された開状態のうち、何れか一方の状態とされる折り畳み型携帯電話機であって、下部筐体部及び上部筐体部の一方の内側面に設けられた送話器と、下部筐体部及び上部筐体部の他方の内側面に設けられた送話器兼用受話器と、送話器兼用受話器と連通するように他方の筐体部の外側面に設けられた送話音孔と、他方の筐体部の外側面に設けられた受話器とを有する構成としたものである。
【0013】この発明では、開状態のときは送話器兼用受話器を受話器として使用すると共に送話器を使用して通話でき、閉状態のときは送話器兼用受話器を送話音孔を介して送話器として使用すると共に受話器を使用して通話することができる。
【0014】また、上記の目的を達成するため、第5の発明は、開状態か閉状態かを検出する開閉検出手段と、送話器兼用受話器の受話特性に応じた所定の周波数特性を受話音声信号に付与して送話器兼用受話器に供給する第1の受話回路と、受話器の周波数特性に応じて送話器兼用受話器に供給される受話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を受話音声信号に付与して受話器に供給する第2の受話回路と、開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を第1の受話回路に供給すると共に、第1の受話回路の出力受話音声信号を送話器兼用受話器に供給し、開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは受話音声信号を第2の受話回路に供給する受話器選択手段とを有する構成としたものである。
【0015】この発明では、閉状態のときに使用される受話器の周波数特性に応じて、開状態のときに受話器として使用される受話器に供給される受話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を、第2の受話回路により受話音声信号に付与して受話器に供給するようにしたため、閉状態のときに使用される受話器からの受話音声と、開状態のときに受話器として使用される送話器兼用受話器からの受話音声とを同じ特性とすることができる。
【0016】また、上記の目的を達成するため、第6の発明は、送話器の周波数特性に応じた所定の周波数特性を送話音声信号に付与する第1の送話回路と、送話器兼用受話器の送話特性に応じて第1の送話回路から出力される送話音声信号とほぼ同じ周波数特性となる周波数特性を送話器兼用受話器からの送話音声信号に付与する第2の送話回路と、開閉検出手段から開状態検出信号が出力されるときは第1の送話回路の出力送話音声信号を無線送信手段に供給して送信させ、開閉検出手段から閉状態検出信号が出力されるときは送話器兼用受話器からの送話音声信号を第2の送話回路に供給すると共に、第2の送話回路の出力送話音声信号を無線送信手段に供給して送信させる送話器選択手段とを更に有する構成としたものである。
【0017】この発明では、閉状態のときに送話器として使用される送話器兼用受話器からの送話音声信号を、開状態のときに使用される送話器からの送話音声信号とほぼ同じ周波数となるようにしたため、送話器と送話器兼用受話器のどちらを使用しても同様の特性の送話音声信号を無線送信することができる。
【0018】また、上記の目的を達成するため、第7の発明は、受話器と表示部と第1の送話器が上面に設けられた筐体部と、筐体部の下面にスライド自在に設けられたスライド操作部とからなり、スライド操作部の上面に設けられたキー操作部が引き出し時に操作可能とされるスライド型の携帯電話機であって、スライド操作部の上面に第2の送話器が設けられ、スライド操作部の筐体部への収納時には第1の送話器を使用し、スライド操作部の引き出し時には、第1の送話器に代えて第2の送話器を使用する構成としたものである。
【0019】この発明では、スライド型携帯電話機において、スライド操作部が筐体部に収納されている状態、及び筐体部から引き出された状態のいずれの場合においても、受話器は共通に使用し、送話器は第1の送話器又は第2の送話器を選択使用して通話することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1(A)、(B)、(C)及び(D)は、本発明になる携帯電話機の一実施の形態の開状態斜視図、閉状態斜視図、概略縦断側面図、要部構成図を示す。本実施の形態の携帯電話機は、折り畳み型携帯電話機であって、図1(A)に示すように、下部筐体部1と上部筐体部2の各端部がヒンジ3により回動自在に結合されており、下部筐体部の内側面にはキー操作部4や送話器5が設けられ、上部筐体部2の内側面には液晶表示部6や受話器7が設けられている。また、上部筐体部2のヒンジ3と反対側端部には、アンテナ8が設けられている。
【0021】本実施の形態の折り畳み型携帯電話機は、使用時は図1(A)に示すように、それら下部筐体部1と上部筐体部2の各内側面同士が互いに離間された開状態とされる。また、携行時などでは図1(B)に示すように、下部筐体部1と上部筐体部2の各内側面同士が密接対向された閉状態(折り畳み状態)とされる。
【0022】また、本実施の形態では、図1(B)に示すように、上部筐体部2の外側面(背面)のアンテナ8側部分には第2の送話器9が設けられ、ヒンジ3側部分には第2の受話器10が設けられている。更に、本実施の形態では、図1(C)に示すように、上部筐体部2にマグネット11が埋設されると共に、下部筐体部1にホールIC12が埋設され、これらは、図1(D)に示すように、折り畳み状態のときに、丁度対向する位置に配設されている。
【0023】図1(D)に示すように、上記のホールIC12は、下部筐体部1内のホールIC出力検出回路13に接続されている。ホールIC12は、磁束の有無に応じて異なる論理値を出力する集積回路で、例えば、図1(D)に示すように、折り畳み状態(閉状態)のときには、マグネット11がホールIC12に最も近接するため、ホールIC12はマグネット11の磁束を検出して、例えば論理”L”を出力し、他方、開状態のときには、マグネット11が図1(C)に示すように、ホールIC12から遠い位置にあるため、ホールIC12は磁束を検出でキズ、このときは論理”H”を出力する。ホールIC出力検出回路13は、ホールIC12の論理出力が”L”のとき閉状態検出信号を出力し、”H”のとき開状態検出信号を出力する。
【0024】図2は本発明になる携帯電話機の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図2において、携帯電話機は、図示しない基地局と無線回線接続するためのアンテナ8及び無線部15と、無線部15に接続する受話器選択回路16及び送話器選択回路17と、開閉検出回路18と、受話器7、10に接続された受話回路19、20と、送話器5、9に接続された送話回路21、22とよりなる。
【0025】無線部15は、基地局に対する送信時は送信信号を無線帯域に変調し、受信時は受信信号を音声帯域に復調する。無線部15により復調されて得られた受信音声信号は、受話器選択回路16に入力される。送話器選択回路17からの送話音声信号は、無線部15に入力されて変調されて無線帯域に変換されて、基地局へ送信される。
【0026】開閉検出回路18は、図1(C)及び(D)に示したマグネット11、ホールIC12及びホールIC出力検出回路13より構成されており、受話器選択回路16及び送話器選択回路17に検出信号を選択信号として供給して、これらを選択制御する。
【0027】次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、図1(A)に示した開状態で通話する場合の動作について説明する。図2において、開状態検出時は開閉検出回路18からの検出信号により、受話器選択回路16が受話回路19の入力端に接続されると共に、送話器選択回路17が送話回路21の出力端に接続される。これにより、図示しない基地局から送信された相手方からの信号は、アンテナ8で受信されて無線部15で受話音声信号に復調された後、受話器選択回路16により受話回路19に供給されて増幅され、更に受話器7により電気−音響変換されて受話音声として発音される。
【0028】一方、使用者の送話音声は、送話器5により音響−電気変換され、音声信号とされて送話回路21により所定の周波数特性が付与された後、送話器選択回路17を介して無線部15に供給され、ここで変調されて所定の無線帯域に変換され、アンテナ8より基地局へ無線送信される。
【0029】次に、図1(B)に示した閉状態で通話する場合の動作について説明する。図2において、閉状態検出時は開閉検出回路18からの検出信号により、受話器選択回路16が受話回路20の入力端に接続されると共に、送話器選択回路17が送話回路22の出力端に接続される。これにより、図示しない基地局から送信された相手方からの信号は、アンテナ8で受信されて無線部15で受話音声信号に復調された後、受話器選択回路16により受話回路20に供給されて増幅され、更に受話器10により電気−音響変換されて受話音声として発音される。
【0030】一方、使用者の送話音声は、送話器9により音響−電気変換され、音声信号とされて送話回路22により所定の周波数特性が付与された後、送話器選択回路17を介して無線部15に供給され、ここで変調されて所定の無線帯域に変換され、アンテナ8より基地局へ無線送信される。このようにして、本実施の形態では、従来と同様に開状態で相手方と通話できる事は勿論のこと、閉状態であっても相手方と通話ができる。
【0031】ここで、受話器7と受話器10は、図1に示したように実装位置が異なるが、それだけではなく、取り付けスペースが異なるため、異なる構造とされており、このことから、互いの受話器の周波数特性が異なる。従って、使用者に通話時の違和感を与えなくするため、受話器7と受話器10の聴感上の特性を合わせ込む必要があり、この補正を電気的に行うのが受話回路19及び20の働きである。
【0032】図3(A)は受話器7の周波数特性の一例を示す。受話回路19の周波数特性は図4(A)に示すように、概略フラットな増幅特性であるため、受話器7の受聴周波数特性はやはり図3(A)とほぼ同一になる。一方、受話器10の周波数特性は、例えば図3(B)に示され、同図(A)に示した受話器7の周波数特性とは異なる。そこで、本実施の形態では、受話回路20の周波数特性を図4(B)に示すように設定する。これにより、受話回路20と受話器10の合成周波数特性は、図3(A)に示した周波数特性とほぼ同一になるため、受話器10で受聴する音声は、受話器7で受聴する音声と聴感上一致させることができる。
【0033】次に、送話器5と送話器9の違いについて説明する。送話器5と送話器9は、通話時の使用者の口元との距離が異なるため、送話音声の大きさが異なる。すなわち、折り畳み型携帯電話機の開状態では、送話器5は口元直近になるが、閉状態では使用者は受話器10を耳元に持ってくるため、送話器9は口元より離れる。従って、送話器5は送話音声が大きく、送話器9は送話音声が小さいことになる。これを補正するのが送話回路21及び22であり、送話回路21のゲインは、送話回路22のゲインよりも小さく設定されている。こうしておくことで、閉状態と開状態の送話音声レベルを同じにして、相手の受聴音量を同じにし、通話時の相手の違和感を無くすことができる。
【0034】次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図5は本発明になる携帯電話機の他の実施の形態の概略縦断側面図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図5に示す実施の形態は、送話器兼用受話器24を上部筐体部2に配置すると共に、送話器兼用受話器24の背面に連通する送話音孔25を上部筐体部2に設けた点に特徴がある。送話器兼用受話器24は、上部筐体部2の内側面において受話器として動作し、外側面(背面)において送話器として動作する。
【0035】図6は本発明になる携帯電話機の他の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図2及び図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6において、開状態時の動作は図2と同じである。ただし、このときには選択回路27は受話回路19の出力端を送話器兼用受話器24に接続するように切り替えられる。
【0036】次に、閉状態での通話時の動作について説明する。図6において、閉状態検出時は開閉検出回路18からの検出信号により、受話器選択回路16が受話回路20の入力端に接続され、送話器選択回路17が送話回路28の出力端に接続され、選択回路27が送話回路28の入力端に接続される。これにより、図示しない基地局から送信された相手方からの信号は、アンテナ8で受信されて無線部15で受話音声信号に復調された後、受話器選択回路16により受話回路20に供給されて増幅され、更に受話器10により電気−音響変換されて受話音声として発音される。
【0037】一方、使用者の送話音声は、図5の送話音孔25を通して送話器兼用受話器24により収音されて音響−電気変換され、音声信号とされて図6の送話回路28により後述する所定の増幅周波数特性が付与された後、送話器選択回路17を介して無線部15に供給され、ここで変調されて所定の無線帯域に変換され、アンテナ8より基地局へ無線送信される。このようにして、本実施の形態では、従来と同様に開状態で相手方と通話できる事は勿論のこと、閉状態であっても開状態と違和感無く相手方と通話ができる。
【0038】ここで、送話器兼用受話器24の送話特性は、例えば、図7に示すように、700〜800Hz付近と3kHz近傍でピークを有するような周波数特性である。そこで、送話回路28は、図8に示すような、700〜800Hz付近と3kHz近傍でディップを有する増幅周波数特性に設定される。これにより、送話回路28から送話器選択回路17を介して無線部15に供給される送話用音声信号は、平坦な周波数特性が付与されることとなる。なお、図8のような複雑な増幅周波数特性を実現する方法としては、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)による信号処理を用いることができる。
【0039】以上は本発明を折り畳み型携帯電話機に適用した実施の形態であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、図8の斜視図及び図9の側面図に示すスライド型携帯電話機にも適用可能である。携帯電話機は、図9に示すように筐体部31の下側からスライド操作部32が引き出されて使用されるが、携行時は図10に示すように、スライド操作部32が筐体部31の下側に配置される。
【0040】筐体部31の上面には、中央に液晶表示部33が配置され、上部に受話器34が、下部に送話器35が配置され、更に上端にはアンテナ36が配置されている。また、筐体部31の左右の側面にはスライド操作部32の内側側端部に設けられた凸部と係合するスライド溝38が形成されている。また、スライド操作部32の上面には、図9に示すように、キー操作部39と送話器40が配置されている。
【0041】ここで、通常の使用時は図9に示すように、スライド操作部32が筐体部31の下部から引き出されて受話器34と送話器40が使用される。一方、スライド操作部32が筐体部31の下部に収納されている状態では、送話器40が筐体部31により覆われるので、送話器40の代わりに送話器35が使用される。また、受話器34はスライド操作部32のスライドの有無に関係なく共通に使用される。
【0042】この実施の形態でも、前述した各実施の形態と同様に、送話器35と送話器40の周波数特性に応じて送話回路の周波数特性を設定することにより、スライド操作部32を図10のように収納しているときでも、図9に示した引き出した状態と違和感の無い通話ができる。
【0043】なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図1(B)では上部筐体部2の背面に送話器9と受話器10を設けたが、下部筐体部1に送話器と受話器を設けるようにしてもよい。また、図5の送話器兼用受話器24と送話音孔25は、下部筐体部1に設けるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、折り畳み型携帯型電話機においては開状態のときは第1の送話器と第1の受話器を用いて通話でき、閉状態のときは第2の送話器と第2の受話器を用いて通話でき、また、スライド型携帯電話機においては、スライド操作部が筐体部に収納されている状態、及び筐体部から引き出された状態のいずれの場合においても、受話器は共通に使用し、送話器は第1の送話器又は第2の送話器を選択使用して通話することができるため、いずれの型式の携帯電話機であっても使い勝手を向上できる。
【0045】また、本発明によれば、閉状態のときに使用される第2の受話器からの受話音声と、開状態のときに使用される第1の受話器からの受話音声とを同じ特性とすることができるため、開状態のときと閉状態のときとで違和感の無い通話ができる。
【0046】また、本発明によれば、閉状態のときに使用される第2の送話器からの送話音声信号を、開状態のときに使用される第1の送話器からの送話音声信号とほぼ同じ周波数とすることにより、第1の送話器と第2の送話器のどちらを使用しても同様の特性の送話音声信号を無線送信できるようにしたため、相手方に違和感を与えない送話音声の送信ができる。
【0047】また、本発明によれば、開状態のときは送話器兼用受話器を受話器として使用すると共に送話器を使用して通話でき、閉状態のときは送話器兼用受話器を送話音孔を介して送話器として使用すると共に受話器を使用して通話できるようにしたため、送話器兼用受話器を用いて開状態及び閉状態のいずれも通話ができ、使い勝手を向上できる。
【0048】また、本発明によれば、閉状態のときに使用される受話器からの受話音声と、開状態のときに受話器として使用される送話器兼用受話器からの受話音声とを同じ特性とするようにしたため、開状態のときと閉状態のときとで違和感の無い通話ができる。
【0049】更に、本発明によれば、閉状態のときに送話器として使用される送話器兼用受話器からの送話音声信号を、開状態のときに使用される送話器からの送話音声信号とほぼ同じ周波数とすることにより、送話器と送話器兼用受話器のどちらを使用しても同様の特性の送話音声信号を無線送信することができるようにしたため、相手方に違和感を与えない送話音声の送信ができる。




 

 


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