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発明の名称 携帯型通信端末
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−249997(P2003−249997A)
公開日 平成15年9月5日(2003.9.5)
出願番号 特願2002−48142(P2002−48142)
出願日 平成14年2月25日(2002.2.25)
代理人 【識別番号】100085235
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 兼行
【テーマコード(参考)】
5K039
5K067
5K101
【Fターム(参考)】
5K039 AA09 BB04 CC01 DD01 EE01 GG05 KK05 
5K067 AA41 BB04 CC21 EE02 EE10 FF40 GG12 HH01 HH23
5K101 KK06 LL12 NN07 NN15 NN21 SS01
発明者 江口 忠志
要約 課題
従来は、ソフトウェアの開発期間が長期化している。また、音声録音再生機能動作を開始させるために、バッテリーセービングに用いる間欠受信タイミング生成タイマのアラーム時刻指定変更が必要となる。

解決手段
音声録音又は音声再生時には、基地局からの受信データに同期した同期クロックとは非同期であるタイミング生成部112からのタイミング信号に基づいて、メモリ160に対して録音する音声データを入力し、又はメモリ160から再生する音声データを読み出すようにしたため、基地局からの受信データとの同期に関係なく、音声録音再生機能を動作させることができる。このため、従来のようなバッテリーセービング時に同期クロックを停止状態から解除させるための間欠受信タイミング生成タイマのアラーム時刻を指定変更する必要が無く、従来の音声録音再生機能が抱えていた制約事項による規制から解放できる。
特許請求の範囲
【請求項1】 基地局との間で無線通信すると共に、前記基地局からの受信データに同期した同期クロックを出力する送受信部と、音声録音再生用の音声データを格納するメモリと、前記同期クロックに同期した第1のタイミング信号と、前記同期クロックとは非同期の第2のタイミング信号とをそれぞれ生成すると共に、該第1及び第2のタイミング信号を用いて前記メモリに対して音声データの録音又は再生を行う音声録音再生制御部と、前記送受信部で受信され又は前記メモリから再生された第1の音声データを復号して送話音声を発音し、受話音声を第2の音声データに変換して前記送受信部により送信させる音声信号処理部と、前記送受信部及び前記音声録音再生制御部を制御する制御手段と、少なくとも前記音声録音再生に関する操作情報を、前記制御手段に入力する入力手段とを有し、前記入力手段による前記制御手段に対する音声録音又は音声再生指示入力に基づき、前記制御手段が前記第2のタイミング信号に基づいて、前記メモリに対して録音する音声データを入力し、又は前記メモリから再生する音声データを読み出すように前記音声録音再生制御部を制御することを特徴とする携帯型通信端末。
【請求項2】 前記第1のタイミング信号に同期した前記制御手段からの制御信号に基づき、前記送受信部に対し、バッテリーセービング制御時の間欠受信タイミング信号を供給して間欠受信動作させる間欠受信タイミング生成タイマを更に有することを特徴とする請求項1記載の携帯型通信端末。
【請求項3】 前記音声録音再生制御部は、前記送受信部で受信された第1の音声符号化データを一時格納した後、前記第2のタイミング信号による読み出し用タイミング信号に基づき前記メモリへ転送する第1のバッファと、前記メモリから読み出された第2の音声符号化データを一時格納した後、前記音声信号処理部へ出力する第2のバッファと、前記音声信号処理部から出力される送信される第3の音声符号化データを一時格納した後、前記第2のタイミング信号による読み出し用タイミング信号に基づき前記メモリへ転送する第3のバッファと、前記送受信部からの同期クロックによって動作し前記第1のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成部と、前記第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号生成部と、前記第1のタイミング信号生成部からの前記第1のタイミング信号と前記第2のタイミング信号生成部からの第2のタイミング信号の一方を前記制御手段からの制御信号により選択する第1のスイッチと、前記送受信部で受信された前記第1の音声符号化データと前記第2のバッファからの前記第2の音声符号化データの一方を前記制御手段からの制御信号により選択する第2のスイッチとを有することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型通信端末。
【請求項4】 前記第1のタイミング信号生成部は、前記第1のタイミング信号と共に、前記送受信部で受信される前記第1の音声符号化データの受信完了した時点を示す受信完了タイミング信号を生成して出力することを特徴とする請求項3記載の携帯型通信端末。
【請求項5】 留守番応答メッセージを予め格納している第4のバッファと、留守番応答時は前記第4のバッファからの留守番応答メッセージを選択して前記送受信部へ転送し、留守番応答以外では前記音声信号処理部からの前記第3の音声符号化データを選択して前記送受信部へ転送する第3のスイッチとを有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の携帯型通信端末。
【請求項6】 前記送受信部と、前記メモリと、前記音声録音再生制御部と、前記音声信号処理部と、前記制御手段と、前記入力手段とは、TDMA通信方式の携帯電話機を構成することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の携帯型通信端末。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型通信端末に係り、特にTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)通信方式のディジタル自動車電話システムに用いる自動車電話等の音声録音再生機能を備えた携帯型通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、TDMA通信方式の移動通信の概念を、文献(MARUZEN Advanced Technology 〈電子・情報・通信編〉「移動通信」、”7−5 TDMA移動通信”)を参照して少し説明する。TDMA(Time Division Multiple Access)通信方式とは、その名の示すとおり、無線周波数を時間分割し、通信者に特定の時間帯を割り当て、その割り当てられた時間帯で通信を行う方式である。
【0003】TDMA通信方式の移動通信を行う場合、一般に基地局を経由して通信が行われる。TDMA通信方式の移動通信の概念を図4に示す。信号の送受信は、基本となるフレーム(TDMAフレームと呼ばれる)内の割り当てられた一対の時間帯を用いて行われる(例えば、送信(B→M1)と受信(B→M1)の対と、送信(M1→B)と受信(M1→B)の対)。図4は基地局Bから移動局(携帯電話機)へ1つの無線チャネルF1を、また移動局から基地局Bへ別の無線チャネルF2を用いる方法を示しているが、他に1つの無線チャネルで基地局と移動局間で送受信を行う方法もある。いずれの場合も、移動局から基地局へはバースト状の伝送となる。
【0004】ある時間帯の1TDMAフレームにおける、基地局Bとある移動局M1との通信の時間割り当てを示すために、基地局B側の無線チャネル上の時間割り当てを図4(a)に、図4(a)をもとにした移動局M1側の時間割り当てを図4(b)に示す。
【0005】図4(a)において、データ伝送方向が、基地局Bから移動局の方向である無線チャネルをF1、移動局から基地局Bの方向である無線チャネルをF2として示してある。図4(a)に示す通り、基地局Bは、無線チャネルF1及びF2を使用して、最大6つ(=チャネル多重数)の移動局との通信を行うことが可能である。図4(b)は、図4(a)に示した時間割り当て例をもとに、移動局M1が基地局Bに対して、データの送受信を共に行う場合の時間割り当て例を、移動局M1のデータ送受についてと、移動局M1の局部発振周波数(局発源周波数)について示したものである。
【0006】1TDMAフレームにおいて、移動局M1は、図4(b)に示す通り、基地局Bからデータ受信を行う場合は、移動局M1の局発源周波数をF1(この場合のF1は、移動局M1から見て自局の無線チャネル周波数となるので、以降自局無線チャネル周波数と称する)に指定して、基地局Bの移動局M1に対するトラヒックバーストに同期させてデータ受信(以降、この時間帯のことを自局スロットと称する)を行う。一方、移動局M1は、データ送信の際は、移動局局M1の局発源周波数をF2に指定して、基地局Bの移動局M1に対するトラヒックバーストに同期させてデータ送信を行う。
【0007】このように、1TDMAフレームにおいて、移動局M1は送受信以外の時間帯は、基地局Bとの通信に関しては自由な時間帯(アイドルと呼ぶ)となる。すなわち、送信を行わず、受信のみ行う場合は、受信以外の時間帯がすべてアイドルとなる。
【0008】次に、上記のTDMA通信方式を利用した携帯型通信端末における、音声録音再生に関する従来技術について説明する。図5は従来の携帯型通信端末の一例のブロック図を示す。この携帯型通信端末は、TDMA通信方式の携帯電話機で、送受信部400と、音声録音再生制御部410と、バッテリーセービング制御時の間欠受信タイミング信号を生成する間欠受信タイミング生成タイマ430と、これら送受信部400、音声録音再生制御部410及び間欠受信タイミング生成タイマ430の制御を含む一連の音声録音再生制御を行う中央処理装置(CPU)420と、音声信号処理部450と、CPU420が音声録音再生用の音声データを格納するメモリ460と、CPU420に音声録音再生に関する操作情報を検出させるキー操作部470とを有する。
【0009】送受信部400は、無線チャネルによって、基地局(図示せず)から伝送された変調アナログ信号を受信して復調する無線機401と、無線機401によって復調された基地局からの受信データに同期したクロックを出力する同期クロック発生部402を有する。
【0010】CPU420は、タイミング生成部411からの受信完了タイミング信号411bの検出と、I/Oバス418を介して行うデータクセスと、キー操作部470からのキー入力情報470aの検出と、受信オフ(OFF)指定信号420aによる送受信部400に対する受信オフ指定と、アラーム時刻指定/時刻読み出し420bを介して間欠受信タイミング生成タイマ430に対するアラーム時刻指定の出力と、間欠受信タイミング生成タイマ430が刻む現在時刻の読み出しとを行う。
【0011】音声録音再生制御部410は、基地局から携帯電話機に対して送信されるベースバンドディジタル信号における音声符号化データ(以降、下りTCHデータと称す)400aを格納し、CPU420がI/Oバス418を介して読み出しが可能な下りTCHデータ読み出し用バッファ413と、CPU420がI/Oバス418を介して書き込みが可能な下りTCHデータ書き込み用バッファ414と、携帯電話機内の音声信号処理部450から基地局に対して送信するベースバンドディジタル信号における音声符号化データ(以降、上りTCHデータと称する)450aを格納し、CPU420がI/Oバス418を介して読み出しが可能な上りTCHデータ読み出し用バッファ417と、CPU420がI/Oバス418を介して書き込みが可能な上りTCHデータ書き込み用バッファ414と、タイミング生成部411と、下りTCHデータ400a及び下りTCHデータ書き込み用バッファ414の出力の一方をCPU420の指示により選択して下りTCHデータ410aとして出力するスイッチ419と、上りTCHデータ450a及び上りTCHデータ書き込み用バッファ416の出力の一方を、CPU420の指示により選択して上りTCHデータ410bとして出力するスイッチ41Aとを有する。
【0012】タイミング生成部411は、送受信部400により受信された下りTCHデータ400aを、下りTCHデータ読み出し用バッファ413に転送させるか、下りTCHデータ書き込み用バッファ414から読み出して下りTCHデータ410aとして音声信号処理部450に転送させるタイミング信号と、音声信号処理部450から出力される上りTCHデータ450aを、上りTCHデータ読み出し用バッファ417に転送させるタイミング信号と、上りTCHデータ書き込み用バッファ416もしくは上りTCHデータ読み出し用バッファ417から読み出した上りTCHデータ410bを送受信部400に転送させるタイミング信号を生成する。
【0013】また、タイミング生成部411は、同期クロック発生部402から供給される同期クロックによって動作し、また、基地局が送信するベースバンドディジタル信号を、この携帯電話機が受信完了した時点をCPU420に検出させるタイミング信号である受信完了タイミング信号411bを生成する。
【0014】音声信号処理部450は、スイッチ419により選択されて取り出された下りTCHデータ410aの復号化を行い、受話音声ディジタル信号を出力するデコーダ451と、デコーダ451が出力する受話音声のディジタル信号を受話音声アナログ信号に変換する受話用D/A変換器452と、受話用D/A変換器452が出力する受話音声アナログ信号の増幅を行う受話用増幅器453と、受話用増幅器が出力する電気信号を音響(受話音声)に変換するスピーカ454と、音響(送話音声)を電気信号に変換するマイク455と、マイク455が出力する電気信号を増幅する送話用増幅器456と、送話用増幅器456が出力する送話音声のアナログ信号を送話音声ディジタル信号に変換する送話用A/D変換器457と、送話用A/D変換器457が出力する受話音声ディジタル信号の符号化を行い、上りTCHデータ450aを出力するエンコーダ458を有する。
【0015】図6は従来の携帯電話機の音声録音再生機能を使用した音声録音再生の動作の一例を示すタイムチャートであり、バッテリーセービング時の音声再生の場合を例としている。なお、音声再生中とその前後で関連する音声録音再生機能の動作において、ハードウェア処理をHn(nは、1、2、3、…)、ソフトウェア処理(CPU420の動作)をSn(nは、1、2、3、…)として、時間的に早い順に、図5と図6を併せ参照しながら従来の音声録音再生機能の動作を説明する。
【0016】CPU420がバッテリーセービング時と判定すると、まず、スイッチ419を下りTCHデータ書き込み用バッファ414側に切換接続する。その後、送受信部400が図6(A)に示す基地局から携帯電話機に対して送信する情報中のP(着信情報)の受信を完了したとき、タイミング生成部411が、図6(C)に示すように受信完了タイミング411bを発生してCPU420へ出力する(処理H21)。
【0017】CPU420は、この受信完了タイミング411bを受信すると、次の着信情報Pを受信するためのアラーム時刻指定/時刻読み出し信号420bを出力して間欠受信タイミング生成タイマ430に指定してタイマを起動すると共に、送受信部400に対して受信オフ指定信号420aを出力する(処理S11)。
【0018】送受信部400は、上記の受信オフ指定信号420aが入力されると、図6(D)にローレベルで模式的に示すように受信動作を停止し、同期クロック発生部402の動作を図6(E)に示すように停止する(処理H22)。
【0019】その間、間欠受信タイミング生成タイマ430は、図6(B)に示すようにカウントアップしていき、そのカウント値が処理S11で設定されたアラーム時刻と一致したことを検出すると、受信オン指定信号430aを送受信部400へ出力する(処理H23)。送受信部400が、受信オン指定信号430aを検出すると、同期クロック発生部402を図6(E)に示すように発振させ、情報Pの受信を開始する(処理H23)。
【0020】情報Pの受信完了後の、図6にH24,S12,H25で示す各処理は、前記H21,S11,H22と同様の処理が行われる。この状態でユーザーが、キー操作部470の再生開始キーを押下したことにより、キー入力情報470aとして再生開始キー情報が出力される(処理H26)。すると、CPU420が、再生開始キー情報を検出し、以下の処理S13を行う。
【0021】すなわち、CPU420は、下りTCHデータ書き込み用バッファ414に、再生させる最初のTCHデータを書き込むと共に、タイミング生成部オン/オフ指定信号420c(ここではオンを指定)をタイミング生成部411へ出力する。また、同期クロックを発生させタイミング生成部411をできるだけ早く動作させる目的で、アラーム時刻指定時刻読み出し信号420bを間欠受信タイミングタイマ430に供給してアラーム時刻を指定する。
【0022】タイミング生成部411は、タイミング生成部オン/オフ指定信号420cを検出すると、図6(F)にハイレベルで模式的に示すようにタイミング生成可能状態になる(処理H27)。その間、間欠受信タイミング生成タイマ430は、図6(B)に示すようにカウントアップしていき、そのカウント値が処理S13で設定されたアラーム時刻と一致したことを検出すると、上記の処理H23と同様に、下りTCHデータ書き込み用バッファ414に書き込まれているTCHデータを転送するためのタイミング信号を生成して下りTCHデータを読み出し、スイッチ419を介して出力させる。音声信号処理部450は、スイッチ419からの下りTCHデータ410aを検出し、復号してスピーカ454から再生音声を出力する。
【0023】続いて、TCHデータ410aの転送完了時点データイミング生成部411が、図6(G)に示すようにTCHデータ読み出し/書き込み用タイミング信号412aを出力する(処理H29)。CPU420は、このTCHデータ読み出し/書き込み用タイミング信号412aを検出すると、まず、下りTCHデータ書き込み用バッファ414に、再生させる次のTCHデータを書き込む(処理S14)。以降、再生終了するまでH29、S14の処理を繰り返す。
【0024】そして、再生データ全転送終了やユーザーによる再生終了キー押下などにより再生終了したことをCPU420が検出すると、CPU420は、タイミング生成部オン/オフ指定信号420cとしてオフ指定の信号を出力する(処理S15)。すると、タイミング生成部411は、オフ指定のタイミング生成部オン/オフ指定信号420cを検出し、図6(F)にローレベルで模式的に示すようにタイミング生成を停止する(処理H30)。その後、情報Pの受信完了後の、図6にH31,S16,H32で示す各処理は、前記H21,S11,H22と同様の処理が行われる。
【0025】次に、以上の一連の動作について、音声再生中のCPU420が行う処理手順に着目して、図7のシーケンス図と共に説明する。各処理には、説明の便宜上、”P+番号”をつけて図5上の各処理に対応づけて説明する(Hn,Snは図6に記載のものを指す。)。
【0026】まず、CPU420は図7のステップP11(=S13)において、■下りTCHデータ書き込み用バッファ414に、再生させる最初のTCHデータを書き込み、■タイミング生成部411をタイミングオン/オフ指定信号420cによりオン指定し、■同期クロックを発生させタイミング生成部411をできるだけ早く動作させる目的で、アラーム時刻を間欠受信タイミングタイマ430に指定する。
【0027】続いて、CPU420は、図7のステップP12(=S14)において、下りTCHデータ書き込み用バッファ414に、再生させる次のTCHデータを書き込む。そして、次のステップP13(=S15)において、CPU420は再生データ全転送終了やユーザーによる再生終了キー押下などにより再生終了したとき、タイミング生成部オン/オフ指定信号420cにより、タイミング生成部411をオフ指定する。以上のようにして、音声再生(本例は、バッテリーセービング時の音声再生の場合)を行う。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来の携帯型通信端末では、音声録音再生機能が抱えていた制約事項による規制が問題となっている。ここで、従来の音声録音再生機能が抱えていた制約事項とは、従来の音声録音再生制御部410を動作させるクロックが、同期クロック発生部402により発生される基地局からの情報受信に使用する同期クロックであることである。
【0029】また、従来の音声録音再生機能が抱えていた制約事項による規制とは、バッテリーセービング時は、基地局からの情報受信時以外は、同期クロックを停止させているため、音声録音再生機能を動作させるときに、同期クロックを停止状態から解除させる必要がある。しかも、同期クロックを停止状態かち解除させるには、基地局からの情報受信タイミングを保持させつつ、音声録音再生機能動作開始要因(例えば、ユーザーによる再生開始キー押下など)発生時点からできるだけ早く音声録音再生機能動作開始を行わせる(キー押下に対する応答速度を速くする)ため、音声録音再生機能動作開始要因発生時点から一番近い基地局からの情報受信タイミングを判定し、同期クロックの停止状態解除(受信オン指定430a参照)を行わせるため、間欠受信タイミング生成タイマ430のアラーム時刻を指定変更する必要がある。以上の通り、音声録音再生機能動作開始させるために、わざわざ上記タイマ430のアラーム時刻指定変更が必要となる、というのが上記制約による規制である。
【0030】また、上記の従来の携帯型通信端末では、ソフトウェア制御が複雑であるという問題もある。それは、バッテリーセービング時の音声録音再生制御を行うために、以下の動作をソフトウェア制御による必要があるためである。すなわち、(a)バッテリーセービング時の制御の一部である間欠受信タイミング生成タイマ430のアラーム時刻指定を変更すること(上記P11の■)によって音声録音再生制御を開始する。
【0031】続いて、(b)音声録音再生制御中は、発生する受信完了タイミング411bの数をカウントし、着信情報タイミングを認識する。そして、(c)音声録音再生制御終了時は、その時点から最初の着信情報タイミングまでを、発生する受信完了タイミング411bの数をカウントすることにより認識し、間欠受信タイミング生成タイマ430のアラーム時刻指定を元に戻して、バッテリーセービング時の制御に戻る。
【0032】音声録音再生制御部410は、上記のようなソフトウェアに対する規制を強い、ソフトウェア制御の複雑化を招いている。ソフトウェア制御の複雑化は、ソフトウェアの開発期間長期化の要因でもあるという問題にも発展する。
【0033】本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、音声録音再生にかかわるソフトウェア処理を従来の音声録音再生機能が抱えていた制約事項による規制から解放し得る携帯型通信端末を提供することを目的とする。
【0034】また、本発明の他の目的は、ソフトウェア処理のスリム化により開発期間短縮を図ることができる携帯型通信端末を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、第1の発明の携帯型通信端末は、基地局との間で無線通信すると共に、基地局からの受信データに同期した同期クロックを出力する送受信部と、音声録音再生用の音声データを格納するメモリと、同期クロックに同期した第1のタイミング信号と、同期クロックとは非同期の第2のタイミング信号とをそれぞれ生成すると共に、第1及び第2のタイミング信号を用いてメモリに対して音声データの録音又は再生を行う音声録音再生制御部と、送受信部で受信され又はメモリから再生された第1の音声データを復号して送話音声を発音し、受話音声を第2の音声データに変換して送受信部により送信させる音声信号処理部と、送受信部及び音声録音再生制御部を制御する制御手段と、少なくとも音声録音再生に関する操作情報を、制御手段に入力する入力手段とを有し、入力手段による制御手段に対する音声録音又は音声再生指示入力に基づき、制御手段が第2のタイミング信号に基づいて、メモリに対して録音する音声データを入力し、又はメモリから再生する音声データを読み出すように音声録音再生制御部を制御する構成としたものである。
【0036】この発明では、音声録音又は音声再生時には、基地局からの受信データに同期した同期クロックとは非同期である第2のタイミング信号に基づいて、メモリに対して録音する音声データを入力し、又はメモリから再生する音声データを読み出すことができる。
【0037】また、上記の目的を達成するため、第2の発明の携帯型通信端末は、第1のタイミング信号に同期した制御手段からの制御信号に基づき、送受信部に対し、バッテリーセービング制御時の間欠受信タイミング信号を供給して間欠受信動作させる間欠受信タイミング生成タイマを更に有することを特徴とする。この発明では、間欠受信タイミング生成タイマからの間欠受信タイミング信号により送受信部を間欠受信動作させることができる。
【0038】また、上記の目的を達成するため、第3の発明の携帯型通信端末は、音声録音再生制御部を、送受信部で受信された第1の音声符号化データを一時格納した後、第2のタイミング信号による読み出し用タイミング信号に基づきメモリへ転送する第1のバッファと、メモリから読み出された第2の音声符号化データを一時格納した後、音声信号処理部へ出力する第2のバッファと、音声信号処理部から出力される送信される第3の音声符号化データを一時格納した後、第2のタイミング信号による読み出し用タイミング信号に基づきメモリへ転送する第3のバッファと、送受信部からの同期クロックによって動作し第1のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成部と、第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号生成部と、第1のタイミング信号生成部からの第1のタイミング信号と第2のタイミング信号生成部からの第2のタイミング信号の一方を制御手段からの制御信号により選択する第1のスイッチと、送受信部で受信された第1の音声符号化データと第2のバッファからの第2の音声符号化データの一方を制御手段からの制御信号により選択する第2のスイッチとを有する構成としたものである。
【0039】ここで、上記の第1のタイミング信号生成部は、第1のタイミング信号と共に、送受信部で受信される第1の音声符号化データの受信完了した時点を示す受信完了タイミング信号を生成して出力する構成としてもよい。また、本発明は、留守番応答メッセージを予め格納している第4のバッファと、留守番応答時は第4のバッファからの留守番応答メッセージを選択して送受信部へ転送し、留守番応答以外では音声信号処理部からの第3の音声符号化データを選択して送受信部へ転送する第3のスイッチとを有する構成であってもよい。更に、本発明は、送受信部と、メモリと、音声録音再生制御部と、音声信号処理部と、制御手段と、入力手段とは、TDMA通信方式の携帯電話機を構成することを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態について、図面と共に説明する。図1は本発明になる携帯型通信端末の一実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態は、音声録音再生機能を有するTDMA通信方式の携帯電話機である。図1において、本実施の形態の音声録音再生機能を備えた携帯電話機は、送受信部100と、音声録音再生制御部110と、バッテリーセービング制御時の間欠受信タイミング信号を生成する間欠受信タイミング生成タイマ130と、これら送受信部100、音声録音再生制御部110及び間欠受信タイミング生成タイマ130の制御を含む一連の音声録音再生制御を行う中央処理装置(CPU)120と、音声信号処理部150と、CPU120が音声録音再生用の音声データを格納し、また読み出すメモリ160と、CPU120に音声録音再生に関する操作情報を検出させるキー操作部170とを有する。
【0041】送受信部100は、無線チャネルによって、基地局(図示せず)から伝送された変調アナログ信号に対し、復調を行う無線機101と、無線機101によって復調される基地局からの受信データに同期したクロックを出力する同期クロック発生部102とを有する。
【0042】CPU120は、受信完了タイミング信号111bの検出と、I/Oバス118を介して行うデータクセスと、キー入力情報170aの検出と、受信オフ指定信号120aを介して行う送受信部100に対する受信オフ指定と、アラーム時刻指定/時刻読み出し信号120bを介して行う、間欠受信タイミング生成タイマ130に対するアラーム時刻指定と、間欠受信タイミング生成タイマ130が刻む現在時刻の読み出しを可能とする。
【0043】音声録音再生制御部110は、基地局からこの携帯電話機に対して送信されるベースバンドディジタル信号における音声符号化データ(下りTCHデータ)100aを格納し、CPU120がI/Oバス118を介して読み出しを可能とする、下りTCHデータ読み出し用バッファ113と、CPU120がメモリ160から読み出したTCHデータのI/Oバス118を介しての書き込みが可能な、下りTCHデータ書き込み用バッファ114と、この携帯電話機における音声信号処理部150から基地局に対して送信するベースバンドディジタル信号における音声符号化データ(上りTCHデータ)150aを格納し、CPU120がI/Oバス118を介して読み出しを可能とする、上りTCHデータ読み出し用バッファ117と、CPU120がI/Oバス118を介して書き込みが可能な、上りTCHデータ書き込み用バッファ116と、第1のタイミング生成部111と、第2のタイミング生成部112と、音声信号処理部150への接続を、下りTCHデータ100aにするか、下りTCHデータ書き込み用バッファ114の読み出し出力にするかを、CPU120が選択可能なスイッチ119と、送受信部100への接続を、上りTCHデータ150aにするか、上りTCHデータ書き込み用バッファ116の出力にするかを、CPU120が選択可能なスイッチ11Aと、上記バッファ113、114、116、117の書き込み、あるいは読み出しの際必要とするタイミング信号111aの信号供給源を、タイミング生成部111にするか、タイミング生成部112にするかを、CPU120が選択可能なスイッチ11Bとを有する。
【0044】タイミング生成部111とタイミング生成部112は、送受信部100からの下りTCHデーダ100aを、下りTCHデータ読み出し用バッファ113に転送させるか、もしくは、下りTCHデータ書き込み用バッファ114から、スイッチ119を介して下りTCHデータ110aとして音声信号処理部150に転送させるタイミング信号と、音声信号処理部150からの上りTCHデータ150aを、上りTCHデータ読み出し用バッファ117に転送させるタイミング信号と、上りTCHデータ書き込み用バッファ116もしくは、上りTCHデータ読み出し用バッファ117からスイッチ11Aを介して、上りTCHデータ110bとして、送受信部100に転送させるタイミング信号を生成する。
【0045】ただし、第1のタイミング生成部111は、同期クロック発生部102から供給される同期クロックによって動作し、また、基地局が送信するベースバンドディジタル信号を、移動局が受信完了した時点をCPU120に検出させるタイミング信号である受信完了タイミング信号を生成する。これに対し、第2のタイミング生成部112は、同期クロック発生部102から出力される同期クロックとは独立して動作し、音声録音再生制御部110を動作させるタイミング信号を生成する。
【0046】音声信号処理部150は、音声録音再生制御部110から入力される下りTCHデータ110aの復号化を行い、受話音声ディジタル信号を出力するデコーダ151と、デコーダ151が出力する受話音声のディジタル信号を受話音声アナログ信号に変換する受話用D/A変換器152と、受話用D/A変換器152が出力する受話音声アナログ信号の増幅を行う受話用増幅器153と、受話用増幅器153が出力する電気信号を音響(受話音声)に変換するスピーカ154と、音響(送話音声)を電気信号に変換するマイク155と、マイク155が出力する電気信号を増幅する送話用増幅器156と、送話用増幅器156が出力する送話音声のアナログ信号を通話音声ディジタル信号に変換する送話用A/D変換器157と、送話用A/D変換器157が出力する受話音声ディジタル信号の符号化を行い、音声録音再生制御部110に対して上りTCHデータ150aを出力するエンコーダ158とを有する。
【0047】図2は本発明の音声録音再生機能を備えた携帯電話機の音声録音再生の動作の一例を示すタイムチャートであり、バッテリーセービング時の音声再生の場合を例としている。なお、音声再生中とその前後で関連する音声録音再生機能の動作において、ハードウェア処理をHn(nは、1、2、3、…)、ソフトウェア処理(CPU120の動作)をSn(nは、1、2、3、…)とする。また、図2(A)に模式的に示す基地局が携帯電話機に対して発する情報として、Pは着信情報、Bは基地局情報とする。
【0048】以上のことを踏まえ、時間的に早い順に、図2のタイムチャートを併せ参照しながら本実施の形態の音声録音再生機能の動作を説明する。CPU120がバッテリーセービング時と判定すると、まず、スイッチ11Bを端子1側、すなわち第2のタイミング生成部112の出力側に接続すると共に、スイッチ119を端子2側、すなわち下りTCHデータ書き込み用バッファ114の出力側に接続する。
【0049】その後、送受信部100が図2(A)に示す基地局から携帯電話機に対して送信する情報中のP(着信情報)の受信を完了したとき、第1のタイミング生成部111が、図2(C)に示すように受信完了タイミング111bを発生してCPU120へ出力する(処理H1)。
【0050】CPU120は、この受信完了タイミング111bを受信すると、次の着信情報Pを受信するためのアラーム時刻指定/時刻読み出し信号120bを出力して間欠受信タイミング生成タイマ130にアラーム時刻を指定してタイマを起動すると共に、送受信部100に対して受信オフ指定信号120aを出力する(処理S1)。
【0051】送受信部100は、上記の受信オフ指定信号120aが入力されると、図2(D)にローレベルで模式的に示すように受信動作を停止し、同期クロック発生部102の動作を図2(E)に示すように停止する(処理H2)。
【0052】その間、間欠受信タイミング生成タイマ130は、図2(B)に示すようにカウントアップしていき、そのカウント値が処理S1で設定されたアラーム時刻と一致したことを検出すると、受信オン指定信号130aを送受信部100へ出力する(処理H3)。送受信部100が、受信オン指定信号130aを検出すると、同期クロック発生部102を図2(E)に模式的に示すように発振させ、着信情報Pの受信を開始する(処理H3)。
【0053】着信情報Pの受信完了後の、図2にH4,S2,H5で示す各処理は、前記H1,S1,H2と同様の処理が行われる。この状態でユーザーが、キー操作部170の再生開始キーを押下したことにより、キー入力情報170aとして再生開始キー情報が出力される(処理H6)。すると、CPU120が、再生開始キー情報を検出し、以下の処理S3を行う。
【0054】すなわち、CPU120は、再生させる最初のTCHデータをメモリ160から読み出してI/Oバス118を介して下りTCHデータ書き込み用バッファ114に供給して書き込むと共に、タイミング生成部オン/オフ指定信号120c(ここではオンを指定)をタイミング生成部112へ出力する。
【0055】タイミング生成部112は、タイミング生成部オン/オフ指定信号120cによるオン指定を検出すると、図2(F)にハイレベルで模式的に示すように動作状態とされ、下りTCHデータ書き込み用バッファ114に書き込まれているTCHデータを読み出すためのタイミング信号を生成して、下りTCHデータ書き込み用バッファ114に供給する。これにより、下りTCHデータ書き込み用バッファ114から読み出されたTCHデータは、スイッチ119を経て下りTCHデータ110aとして音声信号処理部150へ出力される。
【0056】ここで、本実施の形態では、上記のタイミング生成部112によるタイミング信号の生成動作は、同期クロック発生部102からの同期クロックとは独立して行われるため、下りTCHデータ書き込み用バッファ114からのTCHデータの読み出し動作は、無線機101を介した基地局との同期に関係なく行うことができる。音声信号処理部150は、スイッチ119からの下りTCHデータ110aを検出し、復号してスピーカ154から再生音声を出力する。
【0057】続いて、TCHデータ110aの転送完了時点データイミング生成部112が、TCHデータ読み出し/書き込み用タイミング信号112aを図2(G)に示すように出力して、CPU120へ供給する(処理H8)。CPU120は、TCHデータ読み出し/書き込み用タイミング信号112aの入力を検出すると、まず、下りTCHデータ書き込み用バッファ114に、メモリ160から読み出した再生させる次のTCHデータをI/Oバス118を介して書き込む(処理S4)。以降、再生終了するまでH8、S4の処理を繰り返す。ただし、図2中、H9では前述した処理H3と同様の処理が行われ、また、H10,S5,H11では、前述した処理H1、S1、H2と同様の処理が行われる。
【0058】そして、再生データ全転送終了やユーザーによる再生終了キー押下などにより再生終了したことをCPU120が検出すると、CPU120は、タイミング生成部オン/オフ指定信号120cとしてオフ指定の信号をタイミング生成部112へ出力する(処理S6)。すると、タイミング生成部112は、オフ指定のタイミング生成部オン/オフ指定信号120cを検出し、図2(F)にローレベルで模式的に示すようにタイミング生成を停止する(処理H12)。
【0059】次に、以上の一連の動作について、音声再生中のCPU120が行う処理手順に着目して、図3のシーケンス図と共に説明する。各処理には、説明の便宜上、”P+番号”をつけて図3上の各処理に対応づけて説明する(Hn、Snは図2に記載のものを指す。)。
【0060】まず、CPU120は図3のステップP1(=S3)において、■下りTCHデータ書き込み用バッファ114に、再生させる最初のTCHデータをメモリ160から読み出してI/Oバス118を介して書き込み、■タイミング生成部112をタイミングオン/オフ指定信号120cによりオン指定する。
【0061】続いて、CPU120は、図3のステップP2(=S4)において、下りTCHデータ書き込み用バッファ114に、再生させる次のTCHデータをメモリ160から読み出してI/Oバス118を介して書き込む。そして、次のステップP3(=S6)において、CPU120は再生データ全転送終了やユーザーによる再生終了キー押下などにより再生終了したとき、タイミング生成部オン/オフ指定信号120cにより、タイミング生成部112をオフ指定する。以上のようにして、音声再生(本例は、バッテリーセービング時の音声再生の場合)を行う。
【0062】なお、以上はバッテリーセービング時の音声再生の動作であるが、下りTCHデータ100aの録音時は、下りTCHデータ読み出し用バッファ113により直並列変換(所謂シリパラ変換)された後、CPU120の制御のもとでタイミング生成部112から出力されたタイミング信号111aに基づき読み出され、I/Oバス118を介してメモリ160に書き込まれる。また、下りCHデータ書き込み用バッファ114へは、再生するための上り又は下りTCHデータが書き込まれ、ここで並直列変換(所謂パラシリ変換)されてデコーダ151へ出力される。
【0063】また、上りTCHデータ150aは、上りTCHデータ読み出し用バッファ117により自動的にシリパラ変換されて格納され、CPU120の制御の下で読み出されてI/Oバス118を介してメモリ160に格納される。また、上りTCHデータ書き込み用バッファ116は、留守番応答メッセージを上りTCHデータとして通話相手に送信するときに用いられ、このときにのみCPU120によりスイッチ11Aが端子1側に接続されて、上りTCHデータ書き込み用バッファ116から読み出された留守番応答メッセージのTCHデータが送受信部100へ出力される。
【0064】次に、他の実施の形態について説明する。上述した実施の形態においては、CPU120が、キー入力情報170aの解析を行うことにより、音声録音再生の動作開始、あるいは終了を行うようにしているが、これに限らず、キー入力情報の解析と、その結果である音声録音再生の動作開始、あるいは終了の一連の動作を論理回路で構成することによって、音声録音再生機能をハードウェアのみにより構成するようにしてもよい。
【0065】この場合、例えばCPU120がキー操作部170によるキー入力情報170aから入力キーを解析して、タイミング生成部オン/オフ指定の情報をタイミング生成部112に出力する機能が、論理回路によって構成される。
【0066】なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、音声録音時にも第2のタイミング生成部112から出力されるタイミング信号に基づいてメモリ160に対して受信TCHデータの書き込みが行われる。また、TDMA通信方式のディジタル自動車電話システムに用いる自動車電話以外の他の携帯電話機等の携帯型通信端末に広く本発明を適用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、音声録音又は音声再生時には、基地局からの受信データに同期した同期クロックとは非同期である第2のタイミング信号に基づいて、メモリに対して録音する音声データを入力し、又はメモリから再生する音声データを読み出すようにしたため、基地局からの受信データとの同期に関係なく、音声録音再生機能を動作させることができ、このため従来のようなバッテリーセービング時に同期クロックを停止状態から解除させるための間欠受信タイミング生成タイマのアラーム時刻を指定変更する必要が無く、従来の音声録音再生機能が抱えていた制約事項による規制から解放でき、音声録音再生にかかるソフトウェア処理を簡素化できる。
【0068】これにより、本発明によれば、ソフトウェア処理が簡素化されることから、ソフトウェア開発工程である設計・評価の期間を自ずと短縮でき、開発期間短縮が導かれる。




 

 


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