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発明の名称 無線端末
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−152831(P2003−152831A)
公開日 平成15年5月23日(2003.5.23)
出願番号 特願2001−347332(P2001−347332)
出願日 平成13年11月13日(2001.11.13)
代理人 【識別番号】100083987
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 梅雄
【テーマコード(参考)】
5K023
5K027
5K067
【Fターム(参考)】
5K023 AA07 DD08 HH04 HH06 PP14 
5K027 AA11 BB01 FF22
5K067 AA34 BB04 EE02 FF13 FF24 FF31 KK17
発明者 坂本 和巳
要約 課題
不在着信等の必要な情報を周囲に気兼ねない状態で所持者に認知させることのできる無線端末を得ること。

解決手段
携帯電話機11は、第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ機構14によって開閉自在に連結されている。第1の筐体12には、比較的小型のサブディスプレイ16と、状態表示窓17とが配置されている。状態表示窓17には不在着信等の各状態に応じた色が機械的な機構で表示される。色が変更されるので、遠くから分かりやすいだけでなく、周囲に気兼ねする必要もない。図示しないメインディスプレイの背景色等を不在着信等の状態に応じて切り替えることも可能である。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の色を切り替えて表示するカラー表示部と、予め定めた複数の状態を判別する状態判別手段と、この状態判別手段の判別結果に応じて前記カラー表示部の表示する色を判別結果に対応する色に切り替えるカラー切替指示手段とを具備することを特徴とする無線端末。
【請求項2】 前記予め定めた複数の状態の1つは不在着信が行われた状態であることを特徴とする請求項1記載の無線端末。
【請求項3】 前記カラー表示部は、外部から観察される範囲を特定する窓部材と、この窓部材と相対的に移動する部材であって位置を異にして複数の色を配置したカラー表示部材とを備え、前記カラー切替指示手段は前記状態判別手段の判別結果に応じて前記窓部材とカラー表示部材を相対的に移動させ、前記状態判別手段の判別結果に応じた色を窓部材に表示させる移動手段を備えることを特徴とする請求項1記載の無線端末。
【請求項4】 前記カラー表示部は、カラーディスプレイによって構成され、前記カラー切替指示手段は前記状態判別手段の判別結果に応じて前記状態判別手段の判別結果に応じた色をカラーディスプレイに表示させるディスプレイ駆動手段であることを特徴とする請求項1記載の無線端末。
【請求項5】 前記カラー表示部は、内部に各種情報を表示するためのディスプレイを備えた折畳式の筐体の折り畳まれた状態で外部に露出している面のいずれかに設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の無線端末。
【請求項6】 前記判別結果に対応する色は、複数色の組み合わせからなる色を含むことを特徴とする請求項1記載の無線端末。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不在着信等の所定の状態を外部に表示する無線端末に係り、特にディスプレイを備えた携帯電話機等の無線端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等の無線端末による通信が広く普及している。このような無線端末は固定式の電話機等の有線の通信端末と異なり移動あるいは携帯が可能な場合が多い。したがって、これらを持ち歩いている者に通信を行った場合には、その者がこれを認知すれば即座にあるいは迅速に応答の機会を得ることができるという特徴がある。しかしながら、他の通信端末が通信を行っても、これに応答できない場合もある。
【0003】携帯電話機を例にとって説明すると、他の携帯電話機あるいは固定式の電話機から着信があっても、所持者が会議中や交通機関を使用して移動しているような所定の場合には、これに応答することができない。また、携帯電話機自体を充電しているような場合には所持者はこれから離れたところにいるのが通常である。
【0004】かかってきた電話に出ることができないこのような場合にも、着信履歴を残しておき、また電話に出ることができなかったことを記録しておけば、後からその相手先に電話をかけることができる。そこで、従来から携帯電話機には不在着信があったときにこれをその所持者に迅速に認知させる機能が備えられていることが多い。具体的には、携帯電話機の所持者が応答することなく着信が終了した時点から、そのディスプレイに文字や記号等によって不在着信を認知させるための表示が開始されるのが通常である。そして、所持者が携帯電話機の所定のキーを操作すると、このような表示が終了するようになっている。
【0005】このようなディスプレイによる文字または絵を用いた表示以外にも、携帯電話機の不在着信を認知させるための手法が提案されている。たとえば特開平11−308669号公報では、発光ダイオードを駆動してこれを点灯または点滅させて、携帯電話機の使用者に着信があったことを通知するようにしている。この提案では、折畳式携帯電話機であっても、折り畳んでディスプレイが見えない状態で不在着信を認知させることができるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のディスプレイによる文字または絵を用いた表示では、携帯電話機の場合、ディスプレイの画面が小さいので、これに表示される文字または絵も小さくなる。したがって、携帯電話機を離れた場所等に置いた状態で不在着信が表示された場合には、その内容を判断することができない。このため、通常の表示が行われているものとして見過ごしてしまい、相手先に通話をするまでに時間が経ってしまい、急ぎの用事に間に合わなくなるといった問題が生じる場合があった。また、このような不都合をなくそうとすると、新たな表示が行われるたびに、充電中等の携帯型電話機のディスプレイに近づいて、あるいはディスプレイに表示された文字や絵文字を注視して表示の内容を確認する必要があった。これは手間でもあるし、たとえば書類を広げて会議を行っているような場合に、携帯電話機を定期的に手元に持ってきて注視するようなことは実現が困難な場合も多い。
【0007】一方、後者の特開平11−308669号公報による提案では、発光ダイオードを点灯または点滅させて、携帯電話機の使用者に着信があったことを通知することにしている。このため、携帯電話機に発光ダイオードを新たに取り付ける必要があった。また、発光ダイオードは青色等の特定の色に発光するだけなので、ディスプレイに表示する場合と比べて伝達させる情報が各段に少ない。したがって、所持者にとっては発光ダイオードが発光しているとき、現在着信の状態にあることを表示しているのか、着信に応答しなかった結果としての不在着信を表示しているのか等を判別しにくいという問題があった。
【0008】更に、たとえば会議中のような場合に、机の端に携帯電話機を目立たないように置いていたとしても、電話の着信時に発光ダイオードが突然発光したり、不在着信を確認するまでこの発光が継続したり点滅動作を行うと、周囲の者が注視してしまい、会議が円滑に進行しないという問題があった。このため、携帯電話機を使用する場所にもよるが、現実には公共の場では発光ダイオードの点灯あるいは点滅を行わせるモードを採りにくく、先に示した従来技術のように携帯電話機のディスプレイに表示される文字や絵文字によって不在着信を確認する場合が多かった。
【0009】以上、携帯電話機を中心に説明したが、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)あるいは小型のパーソナルコンピュータ等の情報処理無線端末についても同様の問題があった。
【0010】そこで本発明の目的は、不在着信等の必要な情報を周囲に気兼ねない状態で所持者に認知させることのできる無線端末を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では、(イ)複数の色を切り替えて表示するカラー表示部と、(ロ)予め定めた複数の状態を判別する状態判別手段と、(ハ)この状態判別手段の判別結果に応じてカラー表示部の表示する色を判別結果に対応する色に切り替えるカラー切替指示手段とを無線端末に具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、無線端末の予め定めた複数の状態を状態判別手段で判別させ、これに応じてカラー表示部で複数の色の中から対応する色に切り替えて表示させることにしている。これにより、無線端末がどのような状態になっているかを比較的遠くから判別することが可能になる。しかも状態が変わっても色の変更が行われるだけなので、周囲に気兼ねする必要がない。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の無線端末で、予め定めた複数の状態の1つは不在着信が行われた状態であることを特徴としている。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、不在着信が行われたときに色が所定のものになる場合を示している。不在着信を更に幾つかに分類して、それぞれの色を選択して表示することで詳細な状態を表示するようにしてもよい。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1記載の無線端末で、(イ)カラー表示部は、外部から観察される範囲を特定する窓部材と、この窓部材と相対的に移動する部材であって位置を異にして複数の色を配置したカラー表示部材とを備え、(ロ)カラー切替指示手段は状態判別手段の判別結果に応じて窓部材とカラー表示部材を相対的に移動させ、状態判別手段の判別結果に応じた色を窓部材に表示させる移動手段を備えることを特徴としている。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、カラー表示部の具体例を示している。カラー表示部が外部から観察される範囲を特定する窓部材と、この窓部材と相対的に移動する部材であって位置を異にして複数の色を配置したカラー表示部材とを備え、カラー切替指示手段は状態判別手段の判別結果に応じて窓部材とカラー表示部材を相対的に移動させ、状態判別手段の判別結果に応じた色を窓部材に表示させる移動手段であれば、機械的な部品で構成されるので、電源を切っても表示されている色をそのまま継続して表示させることができる。したがって、電池を使用するような無線端末で、消費電力を気にせずに表示を長期間にわたって行わせることが可能になる。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項1記載の無線端末で、(イ)カラー表示部は、カラーディスプレイによって構成され、(ロ)カラー切替指示手段は状態判別手段の判別結果に応じて状態判別手段の判別結果に応じた色をカラーディスプレイに表示させるディスプレイ駆動手段であることを特徴としている。
【0018】すなわち請求項4記載の発明では、カラー表示部は、カラーディスプレイによって構成される場合を示している。この場合には、カラー切替指示手段は状態判別手段の判別結果に応じて状態判別手段の判別結果に応じた色をカラーディスプレイに表示させるディスプレイ駆動手段であるので、各種の色に迅速に切り替えることができる。また、背景色で無線端末の状態を表示し、詳細を文字や絵文字で表示するといった表示も可能になる。これにより、必要な状態のときのみ無線端末に近づいて文字や絵文字で詳細を確認するといった利用の仕方が可能になる。
【0019】請求項5記載の発明では、請求項3または請求項4記載の無線端末で、カラー表示部は、内部に各種情報を表示するためのディスプレイを備えた折畳式の筐体の折り畳まれた状態で外部に露出している面のいずれかに設けられていることを特徴としている。
【0020】すなわち請求項5記載の発明では、無線端末が折畳式の筐体を備えている場合を示している。このような場合に筐体を折り畳んでディスプレイを見えない状態にすることがあるが、折り畳まれた状態で外部に露出している面のいずれかにカラー表示部を別に設ければ、この折り畳まれた状態で装置の状態を知ることができる。このカラー表示部は、機械的なディスプレイであってもよいし、電気的なディスプレイであってもよい。
【0021】請求項6記載の発明では、請求項1記載の無線端末で、判別結果に対応する色は、複数色の組み合わせからなる色を含むことを特徴としている。
【0022】すなわち請求項6記載の発明では、ディスプレイを複数に分割して色分け表示を行う場合を示している。たとえばメールが着信したことを示す不在着信にA色を割り当て、録音した不在着信についてB色を割り当てた場合、双方の不在着信があった場合には、A色とB色を分割して表示することで、これらを知ることが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】
【0024】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の一実施例における無線端末の一例としての携帯電話機を折り畳んだ状態を表わしたものである。この携帯電話機11は、第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ機構14によって開閉自在に連結されている。第1の筐体12のこの図で閉じあわされた側の面には、図示しないが比較的大型のメインディスプレイが配置されており、ここに文字やイメージが表示されるようになっている。第1の筐体12の他方の面には、比較的小型のサブディスプレイ16と、状態表示窓17とが配置されている。ここでサブディスプレイ16は、着信時の相手側の電話番号のように、携帯電話機11を開いてメインディスプレイを見る動作を行う前に知りたい情報が表示されるようになっている。
【0026】状態表示窓17は、この携帯電話機11が予め定めた幾つかの状態のうちのいずれかになったときに、その表示色を切り替えて表示するための開口部としての窓である。本実施例では、次のように表示色と各状態を対応付けている。
(1)赤色 音声不在着信:通話があり、これに応答しなかったことによる不在着信である。
(2)黄色 録音不在着信:通話がありこれを留守番録音したことによる不在着信である。
(3)緑色 メール不在着信:メールの受信があった事実を示すものである。
(4)白色 不在着信が存在しない状態を表わしている。
【0027】図2は、状態表示部の原理的な構成を表わしたものである。状態表示部21は、状態表示窓17の直下に配置され、状態表示窓17の長手方向と直交する方向としての矢印方向22に移動自在に配置された表示板23を備えている。表示板23には、矢印22方向に所定のピッチで赤色R、黄色Y、緑色Gおよび白色Wに色分けされた色分け表示部24が設けられている。表示板23の一側部で、色分け表示部24の範囲外の部分にはそれぞれの表示色の領域を位置合わせするための小孔25が開けられている。
【0028】また、矢印22方向に表示板23が移動するときの各小孔25が通過する位置の上下には、表示板23を挟むような形で発光素子27と受光素子28が配置されている。表示板23は矢印方向22と直交する第1の端部31にバネ32の一端が固定されており、他端は所定の不動部材33に固定されている。この不動部材33はたとえば図1に示した第1の筐体12の内部のフレームであってよい。表示板23における第1の端部31の反対側に位置する第2の端部35には、不動部材33から遠ざかる方向に糸材36の一端が固定されており、他端はモータ37の回転軸(あるいは減速後の回転軸)38に巻回されている。回転軸38の代わりに、図示しないプーリに糸材36が巻回されていてもよい。
【0029】したがって、モータ37が駆動されて回転軸38が糸材36を繰り出す方向に回転すると、バネ32の復元力によって表示板23が図で右方向に順次移動させられる。そして、表示板23の移動した位置に応じて状態表示窓17に赤色R、黄色Y、緑色Gあるいは白色Wの表示色が択一的に表示されることになる。表示板23の白色Wの部分のみ小孔25が2つ連続しているのは、状態表示窓17から表示されるカラーに位置ずれが生じないように、白色Wの位置をホームポジションに設定して、移動位置の補正を行えるようにしているためである。
【0030】この状態表示部21では、受光素子28の出力が駆動制御部39に検知出力41として入力されるようになっている。また、前記した(1)〜(4)の各状態のいずれかを表わした状態表示信号42も駆動制御部39に入力されるようになっている。駆動制御部39は、入力された状態に対応したカラー表示が状態表示窓17によって行われるようにモータ37を回転駆動する。状態表示窓17と表示板23の相対的な位置が定められてモータ37の駆動が停止されると、次の状態に遷移しない限り、発光素子27やモータ37への通電が行われない。モータ37が駆動されていない状態では表示板23が移動しない。このため、この状態表示部21は状態が切り替わるときのみ電力を消費し、1つの状態が何時間継続しても電力を一切消費しないという特徴を持っている。
【0031】図3は、本実施例の携帯電話機の回路構成の概要を表わしたものである。本実施例の携帯電話機11は、各種制御を行うためのCPU(中央処理装置)51を備えている。CPU51は、データバス等のバス52を介して装置内の各部と接続されている。このうち、ROM53は、携帯電話機11の各種機能を実現するためのプログラムを格納したリード・オンリ・メモリである。RAM54は、プログラムの実行時に必要とされるデータ等を一時的に格納するランダム・アクセス・メモリである。留守番録音が行われるときには、これがネットワーク上の所定の記憶媒体に格納されるか、圧縮された音声データがこのRAM54に格納される。無線部55は、通話等のデータを送受信する回路である。操作部56は、図1に示した携帯電話機11の第2の筐体13における第1の筐体12と閉じあわされた側の面に配置されており、図示しない複数のキーを選択的に押下することで、各種の操作入力を行うためのものである。
【0032】表示制御回路57は、前記したメインディスプレイ58とサブディスプレイ16にそれぞれ必要なデータを表示するようになっている。駆動制御部39は図2で説明したように発光素子27と受光素子28ならびにモータ37を接続している。図2に示した状態表示信号42は、駆動制御部39がバス52から他の信号と共に供給を受けるようになっている。
【0033】図4は、このような構成の携帯電話機の状態表示部のカラー表示の切替作業の流れを表わしたものである。図3に示したCPU51は留守番録音を行わないモードで音声不在着信が発生したら(ステップS61:Y)、発呼者や着呼の日時等の必要な履歴情報を記録した後、現在が音声不在着信の表示であるかどうかをチェックする(ステップS62)。この判別は、図3に示したRAM54の不揮発領域に設けた現在の表示内容を示す情報を読み出すことによって行われる。音声不在着信の表示が行われている状態であれば(Y)、再び同じ状態となるので、特に表示の変更を行うことなく、処理を最初の状態に戻す(リターン)。
【0034】ステップS62で、RAM54の不揮発領域に設けた現在の表示内容が音声不在着信の表示ではなった場合には(N)、状態表示部21を制御して音声不在着信の表示に切り替える(ステップS63)。これにより、本実施例では図2に示した状態表示窓17に赤色Rの表示が行われる。この後、CPU51は再びステップS61に処理を戻す。
【0035】一方、留守番録音を行うモードで着信に対する応答がなかった場合、録音が終了し必要な履歴が記録された後に録音不在着信となる(ステップS61:N、ステップS64:Y)。この状態でCPU51は現在すでに録音不在着信の表示が行われているかどうかをチェックする(ステップS65)。録音不在着信の表示が行われている場合には(Y)、特に表示の変更を行うことなく、処理を最初の状態に戻す(リターン)。
【0036】これに対して、他の表示が行われていた場合には(ステップS65:N)、状態表示部21を制御して録音不在着信の表示に切り替える(ステップS66)。これにより、本実施例では図2に示した状態表示窓17に黄色Yの表示が行われる。この後、CPU51は再びステップS61に処理を戻す。
【0037】一方、電子メールが着信した状態でこれに対する返信がなかった場合(ステップS61:N、ステップS64:N、ステップS67:Y)、必要な履歴が記録された後にCPU51は現在すでにメール不在着信の表示が行われているかどうかをチェックする(ステップS68)。メール不在着信の表示が行われている場合には(Y)、特に表示の変更を行うことなく、処理を最初の状態に戻す(リターン)。
【0038】これに対して、他の表示が行われていた場合には(ステップS68:N)、状態表示部21を制御してメール不在着信の表示に切り替える(ステップS69)。これにより、本実施例では図2に示した状態表示窓17に緑色Gの表示が行われる。この後、CPU51は再びステップS61に処理を戻す。
【0039】このように本実施例の携帯電話機11は、何らかの不在着信が存在した場合には、最も時間的に近い不在着信の種別を状態表示窓17に表示する。したがって、携帯電話機11の所持者は状態表示窓17を時間を置いてチェックし、これが白色W以外の色に切り替わっている場合には、不在着信が発生していることを知ることができる。このときは、携帯電話機11の操作部56(図3)を操作して、今まで応答していない不在着信の一覧を表示してそれぞれに対して応答を行う等の必要な処理を行うことになる。
【0040】このようにして所持者が不在着信に対して操作部56を操作して認知を行った場合には(ステップS70:Y)、CPU51は状態表示部21に初期表示を行わせる(ステップS71)。ここで初期表示とは不在着信が存在しない状態であり、状態表示窓17に白色Wが表示される。このような表示の変更が行われた後、CPU51は再びステップS61に処理を戻す。なお、本実施例では初期表示を行うときにホームポジションを確認する。したがって、万一、表示内容が途中で狂うようなことがあったとしても、初期表示が行われる時点で表示内容の更正が行われることになる。
【0041】本実施例では携帯電話機11の所持者が認知を行うと(ステップS70:Y)、不在着信のすべてに応答を行わずとも、状態表示窓17に白色Wが表示され不在着信が存在しない状態となる。しかしながら、不在着信の履歴自体はそれぞれの着信に応答して履歴を削除させるか、積極的に履歴を削除しなければ残るようになっている。したがって、所持者は複数の不在着信が存在する状態でも、この事実を覚えておくことで、後に応答をすることができる。もちろん、不在着信のすべてに応答するか履歴を削除したことを条件として状態表示窓17に白色Wを表示するようにすることは可能である。
【0042】以上説明した実施例では機械式の状態表示部21を使用することで、状態が変更されない限り、変更後の電力消費を完全になくすことにした。これにより、たとえば携帯電話機11の電源をオフにした場合や電源がなくなったような場合でも、不在着信の状態を所持者に継続して知らせることができる。
【0043】発明の変形可能性【0044】このような機械式の状態表示部21を使用せずに、電気式の状態表示部とすることも可能である。たとえば、状態が変更されたときには液晶ディスプレイあるいは有機EL(electroluminescence)カラーディスプレイ等のディスプレイの表示色を切り替えるようにしてもよい。この場合には、応答速度が速くなるので、着信中の表示から不在着信の表示というようにそれぞれの状態に応じて色を直ちに切り替えることができる。また、音声不在着信とメール不在着信が共に存在しているような場合には、ディスプレイを色分けしてこれらの状態を知らせることができる。
【0045】更に、ディスプレイを使用して不在着信等の状態をカラー表示する場合には、文字や絵文字をこれに対応したカラー表示を行ったり、背景色をカラー表示して、必要な情報をテキスト等で併せて表示することも可能になる。たとえば、背景色を赤色に表示して不在着信であることを示すと共に、相手の電話番号や着信の行われた日時等のデータを文字で表示することで、認知と詳細データの表示の双方を同時に行うことができる。
【0046】また、ディスプレイでカラー表示を行うときに、バックライトの明るさを落としたり、ディスプレイの一部の領域を使用してカラー表示を行うことによって、他人に気付かれずに着信や不在着信を認知させることが可能である。所持者によっては折り畳むことの可能な携帯電話機を僅かに開いた状態にして机上に置いておき、僅かに観察されるディスプレイに表示される色によって着信や不在着信等の特定の状態を、他人に知られることなく認知するといった使い方を行うことができる。
【0047】図5は、このような変形例の一例を示したものである。不在着信表示部81は機械的に色を表示する色表示部82と、この色表示部82の表示色を検出する電圧検出部83によって構成されている。電圧検出部83は電圧印加端子84に電圧が印加されると、その電圧を検出することでどの色の表示が指示されたかを判別する。そして、色表示部82の表示色を指示された色に変更する。
【0048】色表示部82は、図示しないが、たとえば複数の色を角度に応じて色分けした円板と、これを所望の角度に回転させるモータあるいはソレノイドによって構成されている。そして、電圧検出部83の判別した色に応じて回転位置を制御され、図示しない表示窓に表示する色を切り替える。
【0049】この色表示部82も実施例と同様に色が切り替わるときのみ電力を消費する。したがって、携帯電話機等の無線端末が電池を使用している場合であっても、これに負担をかけずに不在着信等の状態表示を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項6記載の発明によれば、無線端末の予め定めた複数の状態を状態判別手段で判別させ、これに応じてカラー表示部で複数の色の中から対応する色に切り替えて表示させるので、無線端末がどのような状態になっているかを比較的遠くから判別することが可能になる。しかも状態が変わっても色の変更が行われるだけなので、ランプの表示が突然行われたり点滅表示が開始するといった場合と異なり、周囲に気兼ねする必要がない。
【0051】また請求項3記載の発明によれば、カラー表示部が外部から観察される範囲を特定する窓部材と、この窓部材と相対的に移動する部材であって位置を異にして複数の色を配置したカラー表示部材等を使用して状態の表示を行うので、電気的な部品で表示を行う場合と異なり、電源を切っても表示されている色をそのまま継続して表示させることができる。したがって、電池を使用するような無線端末で、消費電力を気にせずに表示を長期間にわたって行わせることが可能になる。
【0052】更に請求項4記載の発明によれば、カラー表示部は、カラーディスプレイによって構成されるので、各種の色に迅速に切り替えることができる。また、背景色で無線端末の状態を表示し、詳細を文字や絵文字で表示するといった表示も可能になる。これにより、必要な状態のときのみ無線端末に近づいて文字や絵文字で詳細を確認するといった利用の仕方が可能になる。
【0053】また請求項5記載の発明によれば、筐体が折り畳まれてディスプレイが見えない状態になっていても、折り畳まれた状態で外部に露出している面のいずれかにカラー表示部が別に設けられているので、折り畳まれた状態で装置の状態を知ることができる。
【0054】更に請求項6記載の発明によれば、ディスプレイを複数に分割して色分け表示を行うことにしたので、複数の状態が並存するような場合には、それぞれの状態を表わした色を分割して表示することができる。




 

 


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