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発明の名称 携帯型電子機器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−32345(P2003−32345A)
公開日 平成15年1月31日(2003.1.31)
出願番号 特願2001−210537(P2001−210537)
出願日 平成13年7月11日(2001.7.11)
代理人 【識別番号】100099726
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 秀一
【テーマコード(参考)】
5K023
【Fターム(参考)】
5K023 AA07 DD08 MM00 QQ05 RR05 
発明者 高橋 智恵美
要約 課題
表示部の視認性を損なうことなく、廉価且つ簡単な構成で、鏡としての機能をもたせるようにすること。

解決手段
表示部11を保護する透明のスクリーンシート3に、表示部11に対面しない部分に金属薄膜7を蒸着することにより、鏡部13が形成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】 表示部と、前記表示部を被うことにより前記表示部を保護する保護部材とを有する携帯型電子機器において、前記保護部材は透明の板状部材によって構成され、前記板状部材の前記表示部に対面しない部分に鏡部が設けられていることを特徴とする携帯型電子機器。
【請求項2】 前記鏡部は、前記板状部材に蒸着された金属薄膜によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
【請求項3】 前記金属薄膜は、前記板状部材の前記表示部に対面する部分を除く周囲部に蒸着されていることを特徴とする請求項2記載の携帯型電子機器。
【請求項4】 前記金属薄膜は、前記板状部材の前記表示部に対面しない部分に、所定形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の携帯型電子機器。
【請求項5】 前記板状部材は透明プラスチックによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の携帯型電子機器。
【請求項6】 前記表示部は液晶表示装置によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の携帯型電子機器。
【請求項7】 折り畳み可能に相互に連結されると共に、折り畳んだ際にそれらの内面が対向するように配設された第1、第2の本体部とを有し、前記表示部は前記第1の本体部の内面側に配設され、前記第2の本体部の内面側には操作部が配設され、前記板状部材は前記表示部を被うように前記第1の本体部の内面側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の携帯型電子機器。
【請求項8】 表示部と、複数の操作キーとを有する携帯型電子機器において、前記複数の操作キーのうちの少なくとも一つの表面上に鏡面を形成したことを特徴とする携帯型電子機器。
【請求項9】 前記鏡面を形成する操作キーの表面は凸面状又は凹面状に形成され、前記鏡面は、前記操作キー表面に金属薄膜を蒸着することによって凸面状又は凹面状に形成されていることを特徴とする請求項8記載の携帯型電子機器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の携帯型電子機器に関し、特に、表示部及び前記表示部を被うことにより前記表示部を保護する保護部材を有する携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話は現代社会において主要な移動通信手段の一つであり、使用者は外出する時は肌身離さず携帯電話を携帯していることが多い。また、使用頻度が高いので、ポケットや鞄等の取り出しやすい位置に納めている。この携帯電話の主な機能として、例えば、通話、メールの送受信、インターネット、時計、アラーム、スケジュール管理などが挙げられる。このように携帯電話は一台で多種多様な機能を兼ね備えており、これからも新技術による機能の増加が予想されるため、携帯電話の使用者が更に増加すると共に、外出時に携帯する必需品となる傾向にある。
【0003】一方、鏡は一般に生活用品であり、誰もが1日に何度か使用する。特に女性にとっては、必需品であり、化粧崩れしていないか確認するために外出時には常に携帯用鏡を携帯している人が多い。しかしながら、従来の携帯用鏡は、単独では持ち運びしにくいためハンドバック等に入れていた。そのため、場所や状況によっては直ぐに鏡を見ることができなかったり、その行為のために周囲に不快な印象を与えてしまうという問題点があった。
【0004】前記問題を解決する方法として、携帯電話と鏡を一体に構成する方法が考えられる(例えば、実用新案登録第3067161号公報、実用新案登録第3076369号公報、特開2000−196718号公報、特開2000−299719号公報、特開2001−136253号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実用新案登録第3067161号公報に記載された携帯電話用鏡においては、携帯電話の背面に接着剤や両面テープによって接着する構成であるため、携帯電話とは何等関連性のない鏡を、別部材として用いる必要があり、高価になるという問題がある。また、接着剤や両面テープでは、接着部分が汚くなることが懸念される。また、実用新案登録第3076369号公報に記載された携帯電話においては、携帯電話の表示部を鏡面部で被う構成であるため、携帯電話を使用するときと鏡を使用するときとに応じて、鏡面部を回動させる必要があり、使い勝手が悪いという問題がある。また、鏡面部の回動機構が必要であるため、構成が複雑になり又、高価になるという問題がある。
【0006】また、特開2000−196718号公報、特開2000−299719号公報、特開2001−136253号公報においては、表示部を被うハーフミラーを用いたり、表示部として鏡面反射型液晶を使用している。したがって、高価になり又、表示が視認し難いという問題がある。尚、携帯電話に限らず、ページャ、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)等の他の携帯型電子機器においても、前記各公報に記載した方法で鏡を一体形成した場合には前記同様の問題がある。
【0007】本発明は、表示部の視認性を損なうことなく、廉価且つ簡単な構成で、鏡としての機能をもたせるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、表示部と、前記表示部を被うことにより前記表示部を保護する保護部材とを有する携帯型電子機器において、前記保護部材は透明の板状部材によって構成され、前記板状部材の前記表示部に対面しない部分に鏡部が設けられていることを特徴とする携帯型電子機器が提供される。前記保護部材は透明の板状部材によって構成され、前記板状部材の前記表示部に対面しない部分に鏡部が設けられている。
【0009】ここで、前記鏡部は、前記板状部材に蒸着された金属薄膜によって構成するようにしてもよい。また、前記金属薄膜は、前記板状部材の前記表示部に対面する部分を除く周囲部に蒸着されているように構成してもよい。また、前記金属薄膜は、前記板状部材の前記表示部に対面しない部分に、所定形状に形成するようにしてもよい。また、前記板状部材は透明プラスチックによって形成するようにしてもよい。
【0010】また、前記表示部は液晶表示装置によって構成してもよい。また、折り畳み可能に相互に連結されると共に、折り畳んだ際にそれらの内面が対向するように配設された第1、第2の本体部とを有し、前記表示部は前記第1の本体部の内面側に配設され、前記第2の本体部の内面側には操作部が配設され、前記板状部材は前記表示部を被うように前記第1の本体部の内面側に配設されているように構成してもよい。また、本発明によれば、表示部と、複数の操作キーとを有する携帯型電子機器において、前記複数の操作キーのうちの少なくとも一つの表面上に鏡面を形成したことを特徴とする携帯型電子機器が提供される。少なくとも一つの操作キーの表面上に鏡面を形成している。ここで、前記鏡面を形成する操作キーの表面は凸面状又は凹面状に形成され、前記鏡面は、前記操作キー表面に金属薄膜を蒸着することによって凸面状又は凹面状に形成するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態の概要を説明すると、本発明の実施の形態は特に、表示部の保護部材として透明の板状部材を使用し、前記板状部材に鏡面部を設けた点に特徴を有するものである。前記保護部材は、携帯型電子機器の表示部を保護し、精密な部品が密集する機器内部への埃の侵入を防ぐことを主機能とするもので、前記保護部材の窓枠(表示部の透明な部分に対面する部分以外の保護部材の部分)に金属薄膜を蒸着することにより、前記保護部材に前記本来の機能を持たせると共に鏡としての機能を持たせるものである。
【0012】以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る携帯型電子機器について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯型電子機器の斜視図であり、折り畳み可能な携帯電話の例を示している。図1において、携帯電話1は無線技術を応用した通信手段の一つであり、折り畳み可能なようにヒンジ(図示せず)で連結された第1の本体部である上側本体部10a及び第2の本体部である下側本体部10bから成る筐体を備えている。
【0013】上側本体部10aには、その内面側に、レシーバ音孔部2、スクリーンシート3、不透明な窓枠12、表示部(本実施の形態では液晶表示装置(LCD))11、鏡面を有する鏡部13が配設されている。また、下側本体部10bの内面側には、複数のキー操作部4、マイク部5が配設されている。レシーバ音孔部2は、使用者が通話相手の音声を聞くために、耳を当てる部分である。マイク部5は、使用者側の音声を相手側に送るために、口元を当てる部分である。複数のキー操作部4は、複数の英数字キー等によって構成され、携帯電話の一連の操作(例えば相手先電話番号の入力など)を行う部分である。
【0014】スクリーンシート3は透明のプラスチックによって板状に形成されており、表示部(LCD)11を保護し、精密な部品が密集する内部へ埃が侵入することを防ぐ機能を有している。スクリーンシート3の周囲(表示部11に対面しない部分)には、印刷あるいは蒸着などの方法によって、装飾的な窓枠12が形成されている。また、窓枠12には、鏡として機能する鏡部13が設けられている。尚、窓枠12及び鏡部13は、各々、別の工程で形成するようにしてもよいが、金属薄膜をスクリーンシート3に蒸着することによって同時に形成するようにしてもよい。この場合、鏡部13のみならず窓枠12も鏡面に形成されることになる。
【0015】図2は、図1のスクリーンシート3、窓枠12、鏡部13の構成を詳細に示す分解図である。保護部材を構成する板状のスクリーンシート3は、表示部11の視認性を妨げることのないように、透明プラスチックによって構成されている。また、鏡部13は、使用者の顔等を映すことが可能な鏡としての機能を果たす金属薄膜7を蒸着した構成となっている。尚、窓枠12及び鏡部13は、金属薄膜7をスクリーンシート3に同時に蒸着することによって形成されており、本実施の形態では、窓枠12も鏡面を形成している。
【0016】次に、図1および図2を参照して、本実施の形態の動作を説明する。図1および図2において、スクリーンシート3の裏面で且つ表示部11に対面しない部分に金属薄膜7を蒸着し、スクリーンシート3を両面接着テープ、接着剤あるいは超音波溶着により携帯電話1の筐体に固着する。これにより、スクリーンシート3は、表示部(LCD)11を保護すると共に隙間からの埃の侵入を防止する。また、鏡部13は鏡として機能する。
【0017】鏡部13の大きさは、一般的な携帯電話に形成可能な面積は8cm程度であり、それほど大きくないため顔全体を映し出すことは難しい。しかし、例えば目や鼻や口などを部分的に映すことができれば、目に入ったごみを取り除いたり、コンタクトレンズがずれたのを直したりすることができ、ちょっとした身だしなみの確認をするためには、十分な大きさである。
【0018】図3は、鏡の特性を説明するための図である。人が全身を鏡で見るためには、光の反射の法則から、鏡の大きさは全身の1/2倍の長さがあればよいことになる。即ち、縦に1/2倍の長さ、横に1/2倍の長さあればよく、面積で考えれば1/4となる。その理由は、鏡に映った像(虚像)の大きさは鏡を見ている人と同じ大きさだからである。
【0019】また、人から鏡までの距離と、鏡から虚像までの距離も同じであるから、鏡は虚像から人(の目)までの距離の1/2のところにあることになる。例えば、身長(160cm)の人の全身を鏡で見るためには、鏡の縦の長さは身長(160cm)の1/2の80cmあればよいことになる。したがって、目(一般に、2×4=8cm程度)や鼻(一般に、4×3=12cm程度)や口(一般に、2×5=10cm程度)などを鏡に映し出すためには、鏡部13の面積は、各々、2cm、3cm、2.5cmあれば十分である。
【0020】また、図2の金属薄膜7を蒸着する面積(鏡面部13となる範囲:例えば8cm)は、スクリーンシート3の窓枠範囲すべてを占めなくてもよく、星型やハートマークなどの所定形状を型取った鏡面など、窓枠12の装飾がプリントされている一部分を鏡部13とすることによっても、目や鼻や口などを部分的に映すことは可能である。
【0021】このように、携帯電話1に、透明の板状部材としてのスクリーンシート3と、スクリーンシート13の表示部11に対面しない部分に形成され鏡を構成する鏡部13とを備えるように構成することにより、上側本体部10aと下側本体部10bによって構成された筐体を開くだけで、使用者は携帯電話1を通信手段としてだけではなく、身だしなみを整えるための鏡として使用することができる。
【0022】以上述べたように、前記第1の実施の形態に係る携帯電話は、表示部11と、表示部11を被うことにより表示部11を保護する保護部材3とを有する携帯電話1において、保護部材3は透明の板状部材によって構成され、前記板状部材の表示部11に対面しない部分(例えば、窓枠12)に鏡部13が設けられていることを特徴としている。また、折り畳み可能に相互に連結されると共に、折り畳んだ際にそれらの内面が対向するように配設された第1、第2の本体部10a、10bとから成る筐体を有し、表示部11は第1の本体部10aの内面側に配設され、第2の本体部10bの内面側には操作部14が配設され、前記板状部材は表示部11を被うように第1の本体部10aの内面側に配設され、前記板状部材に鏡部13が配設されている。
【0023】したがって、携帯電話1に鏡の機能が付加されることにより、使用者が場所や状況を気にせず、気軽に鏡を見ること可能になる。また、携帯電話1に鏡の機能が付加されることにより、使用者が誰にも悟られず鏡を見ることができ、周囲の人に不快な印象を与えることを防ぐことが可能になる。また、スクリーンシート3に金属薄膜7を蒸着した構成であるため、製造工程が簡単で、既存のスクリーンシート3と同様の取り扱いが可能になるため、取扱が容易になるという効果がある。
【0024】また、スクリーンシート3とともに携帯電話1のデザイン性を向上させ、需要者の好感度を上げることができる。また、携帯電話1の構成要素として欠かせないスクリーンシート3の一部分が鏡になるだけなので、携帯電話1とは無関係な別部材を用いる必要が無いため廉価に構成でき又、鏡を取りつけるためのスペースを新たに確保する必要が無いため省スペース化が可能になる。
【0025】また、単に鏡機能を付加したにすぎないため消費電力が増加するわけではなく又、スクリーンシート3の表示部11に対面する部分は透明であるため表示部11の視認性に影響を与えることが無く、表示部11としてバックライトの無い反射型液晶表示装置を使用することも可能になり、消費電力を気にすることなく携帯電話1の新機能として加えることが可能になる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係る携帯型電子機器の斜視図で、携帯電話の例を示している。尚、図4では、図1及び図2と同一部分には同一符号を付している。図4において、透明の板状部材によって構成された保護部材であるクリーンシート3は、表示部11に対面する部分以外の部分に不透明の窓枠12が形成され、前記窓枠12上に金属薄膜シール8を貼付した構造となっている。
【0027】金属薄膜シール8は、表面が鏡面で裏面に両面接着テープが貼付されており、鏡部13を構成している。この金属薄膜シール8を平板状で接着しやすいスクリーンシート3の、表示部11に対面しない部分に形成された窓枠12に貼付することによってスクリーンシート3に一体化し、簡易的な鏡として用いることができる。金属シール8の張り付け部分は、表示部11に重ならない部分で、両面接着テープの粘着力が低下しないような平らな部分であればよい。
【0028】尚、前記各実施の形態では表面が平らなスクリーンシート3上に鏡面を設けるようにしたが、携帯電話1の平らな部分に限らず、膨らみのある部分に鏡面を形成するようにしてもよい。例えば、表面が凸面状に形成されたキー操作部4に金属薄膜を蒸着させた場合、鏡面は膨らみを持つことになるため、光が拡散され平らな鏡面よりも広範囲に顔などを映すことができる。即ち、表示部11と、複数の操作キー4とを有する携帯型電子機器において、複数の操作キー4のうちの少なくとも一つの表面上に鏡面を形成するようにしてもよい。このとき、鏡面を形成する操作キー4の表面を凸面状又は凹面状に形成しておくことにより、操作キー4表面に金属薄膜を蒸着することによって、前記鏡面を凸面状又は凹面状の鏡に形成することができる。
【0029】また、前記各実施の形態では折り畳み式の機器の例で説明したが、電子機器本体が折り畳み式の構造のものに限らず、その他の携帯電話やページャ、PHS(Personal Handyphone System)等の携帯型通信装置をはじめとして、PDA(Personal Digital Assistants)等の各種携帯型電子機器に適用することが可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、表示部の視認性を損なうことなく、廉価且つ簡単な構成で、鏡としての機能を有する携帯型電子機器を提供することが可能になる。




 

 


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