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発明の名称 デジタル画像由来のデータを処理する方法及びプログラム製品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−179756(P2003−179756A)
公開日 平成15年6月27日(2003.6.27)
出願番号 特願2002−242056(P2002−242056)
出願日 平成14年8月22日(2002.8.22)
代理人 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外5名)
【テーマコード(参考)】
2C262
5B057
5C077
【Fターム(参考)】
2C262 AB07 AB13 BA09 BA10 BB01 BB05 BB29 BC07 BC09 BC11 CA10 EA12 EA13 
5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 CE16 CH08 CH18
5C077 LL04 MP08 PP12 PP15 PP32 PP46 PP47 PP52 PP53 PQ08 PQ12 PQ18 PQ19 PQ20 SS06 TT02
発明者 リチャード シャーマン
要約 課題
任意のソースに由来する入力デジタル画像のトーンスケールを使用されるプリンタ、既知のプリンタ伝達特性、又はROMM等の処理空間のために最適化する。

解決手段
デジタル画像のトーンスケールを、使用するプリンタ又は処理空間に対して最適化するために、前記デジタル画像由来のデータを処理する方法であって、前記プリンタ又は処理空間の全入力領域を占有させるために、前記入力画像データのゲイン及びオフセットを調節する工程、前記画像データ分布を前記プリンタ又は処理空間の一般的な画像において予想される分布に向けて移動させるために、前記入力画像データのシャドウ勾配及びハイライト勾配を調節する工程、そして前記画像データの平均レベルを前記プリンタ又は処理空間において予想されるレベルに向けて移動させるためにガンマ補正段階を用いる工程を含んでなる方法。
特許請求の範囲
【請求項1】 デジタル画像のトーンスケールを、使用するプリンタ又は処理空間に対して最適化するために、前記デジタル画像由来のデータを処理する方法であって、前記プリンタ又は処理空間の全入力領域を占有させるために、前記入力画像データのゲイン及びオフセットを調節する工程、前記画像データ分布を前記プリンタ又は処理空間の一般的な画像において予想される分布に向けて移動させるために、前記入力画像データのシャドウ勾配及びハイライト勾配を調節する工程、そして前記画像データの平均レベルを前記プリンタ又は処理空間において予想されるレベルに向けて移動させるためにガンマ補正段階を用いる工程を含んでなる方法。
【請求項2】 画素の予め決められた部分が生成する値より下のコード値をブラックオフセットポイントとして選択し、画素の予め決められた部分が生成する値より上のコード値をホワイトオフセットポイントとして選択する請求項1に記載の方法。
【請求項3】 画素の予め決められた部分が生成する値より下のコード値をシャドウポイントとして選択し、画素の予め決められた部分が生成する値より上のコード値をハイライトポイントとして選択する請求項1に記載の方法。
【請求項4】 前記ガンマ補正が、前記画像データの平均レベルと前記プリンタ又は前記画像処理空間において予想される平均レベルとの間の差に比例する指数法則補正である請求項1に記載の方法。
【請求項5】 前記ガンマ補正が、前記画像データの縁部の平均レベルと前記プリンタ又は前記画像処理空間において予想される平均レベルとの間の差に比例する指数法則補正である請求項1に記載の方法。
【請求項6】 デジタル画像由来のデータのトーンスケールを、使用するプリンタ又は処理空間に対して最適化するための、前記画像由来のデータを処理するコンピュータプラグラム製品であって、前記プリンタ又は処理空間の全入力領域を占有するために前記入力画像データのゲイン及びオフセットを調節する工程、前記画像データ分布を前記プリンタ又は処理空間の一般的な画像において予想される分布に向けて移動させるために、前記入力画像データのシャドウ勾配及びハイライト勾配を調節する工程、そして前記画像データの平均レベルを前記プリンタ又は処理空間において予想されるレベルに向けて移動させるためにガンマ補正段階を用いる工程を実行するために保存されたコンピュータプログラムを有するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでなるコンピュータプラグラム製品。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル入力画像の処理方法に関し、特に、例えばsRGBプリンタの既知の伝達関数(Transfer function)に対して入力画像のトーンスケールを最適化することに関する。
【0002】
【従来の技術】「不明」なソースに由来するデジタル画像の割合は、家庭、オフィス及びインターネット内でのデジタル画像の使用の増加に伴って増えている。たとえ元の作製装置が画像ファイルヘッダー(メタデータ)にデータを提供したとしても、その後のいずれの処理もそのメタデータを除去するか、またはそれを無用なものとする場合がある。画像は例えばデジタルカメラ、スキャナーもしくはカムコーダー等のデジタルソースに由来するか、又はコンピュータを用いて自己生成することができる。
【0003】悪い品質の画像を補正しようとするいくつかの「調整(fixing)」アルゴリズム、例えば、Adobe Photo-shopでの「Auto-levels」がある。これらはコンピュータディスプレイスクリーン上での画像の外観を改良しようとするが、プリンタの特性を考慮しない。米国特許第5,812,286号明細書では、各色の「ブラック」ポイント及び「ホワイト」ポイントを動かさないで、そのメジアンを用いてガンマ値を変えるが、その変更を既知のプリンタ伝達特性にまでバックすることには関係しない。米国特許第5,062,058号では、ディスプレイを使ってハイライトポイント及びシャドウポイントを設定するために累積濃度ヒストグラムを用いる。米国特許第4,984,071号では、各色のシャドウ濃度及びハイライト濃度を平均化することによって参照濃度を生成するために累積ヒストグラムを用いる。使用した手法に依存して、ハイライトポイント及びシャドウポイントは、1つの参照濃度値に関して特定化される。
【0004】印刷画像の演色性を改善するために、コンピュータはますますカラーマネジメント及びプリンタプロファイルを用いているが、それらは数段階の調節を通ったデジタル画像のトーン特性を考慮することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は任意のソースに由来する入力デジタル画像のトーンスケールを使用されるプリンタ、既知のプリンタ伝達特性、又はROMM等の処理空間のために最適化することができることを目的とする。
【0006】ROMM測定及び符号化の定義は、PICS 2000 Conference, March 26-29, 2000, Portland Oregonでの、K.E.Spaulding、 G.J.Woolfe、E.J.Giorgianniによる"Reference Input/Output Medium Metric RGB Colour Encodings (RIMM/ROMM RGB)"に説明されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によって、デジタル画像のトーンスケールを、使用するプリンタ又は処理空間に対して最適化するために、前記デジタル画像由来のデータを処理する方法であって、前記プリンタ又は処理空間の全入力領域を占有させるために、前記入力画像データのゲイン及びオフセットを調節する工程、前記画像データ分布を前記プリンタ又は処理空間の一般的な画像において予想される分布に向けて移動させるために、前記入力画像データのシャドウ勾配及びハイライト勾配を調節する工程、そして前記画像データの平均レベルを前記プリンタ又は処理空間において予想されるレベルに向けて移動させるためにガンマ補正段階を用いる工程を含んでなる方法を提供する。
【0008】本発明はさらに、デジタル画像由来のデータのトーンスケールを、使用するプリンタ又は処理空間に対して最適化するための、前記画像由来のデータを処理するコンピュータプラグラム製品であって、前記プリンタ又は処理空間の全入力領域を占有するために前記入力画像データのゲイン及びオフセットを調節する工程、前記画像データ分布を前記プリンタ又は処理空間の一般的な画像において予想される分布に向けて移動させるために、前記入力画像データのシャドウ勾配及びハイライト勾配を調節する工程、そして前記画像データの平均レベルを前記プリンタ又は処理空間において予想されるレベルに向けて移動させるためにガンマ補正段階を用いる工程を実行するために保存されたコンピュータプログラムを有するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでなるコンピュータプラグラム製品を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、図2に具体的に示すように3段階である。第一段階(SX工程)は、プリンタの全体データ領域を占有するために、必要に応じて画像データのゲインとオフセットを調節する。第二段階(SY工程)は、必要に応じて、画像データのシャドウ勾配とハイライト勾配とを調節し、プリンタ特性の適当な部分又は処理空間の適当な部分内にそれらが入るようにする。第三段階(SZ工程)は、画像データの平均レベル及びメジアンレベルを用いて、ガンマを計算し、そして前記平均レベルを前記プリンタ又は前記処理空間において予想されるレベルに向けてに移動する。これらの各工程を次にさらに詳しく説明する。
【0010】上述したように、本発明の第一段階は、プリンタの全体データ領域を占有するために、ゲイン及びオフセット画像データを調節する。sRGB8ビットプリンターの場合、入力データ領域は図1に示すように0〜255である。図1は、コード値20より下で、プリンタ濃度のほんの僅かの増加が実現されており、データ領域がコード値0まで下がっても、データブラックポイントを0以外のコード値に設定することが適当となることができることを示す。sRGB画像集団の統計から、ブラック及びホワイトをクリップしたピクセルの部分における典型的な値を誘導することができ、本発明で用いることができる。画像の累積ヒストグラムを用いて、前記ピクセルの部分より下のコード値を、ブラックポイントとして用いることができ、同様に累積ヒストグラムの上方部分上に、ホワイトポイントのためのポイントを選択することができる。
【0011】各色のブラックポイント及びホワイトポイント(即ち、閾値)を画像のsRGB集団の統計を使ってプリセットすることができる。あるいは、ブラック及びホワイト閾値を、適応させて部分的に、その色又は中性色の平均もしくはメジアン又はヒストグラム特性に従属させることができる。次の等式(式1及び式2)は、画像平均を用いる可能例である。
【0012】
BpThresh=Bpmin+colmean*(Bpmax−Bpmin) (1)
WpThresh=Wpmin+colmean*(Wpmax−Wpmin) (2)
【0013】「ブラック」及び「ホワイト」縁部のところでのヒストグラム勾配も閾値を適応させるために用いることができる。勾配が高いと閾値を低に設定でき、勾配が低いと閾値を高に設定できる。次の等式(式3及び式4)は可能例である。ヒストグラム勾配を表すスケール値を調節して所望の特性を提供することができる。
【0014】
BpThresh=Bpmin+(Bpmax−Bpmin)/histB勾配 (3)
WpThresh=Wpmin+(Wpmax−Wpmin)/histW勾配 (4)
【0015】ここで、BpThreshは、ブラックポイントのところでの画素の累積パーセントである。WpThreshは、ホワイトポイントのところでの画素の累積パーセントである。添字のminは累積パーセントの下限を表し、添字のmaxは累積パーセントの上限を表す。colmeanは、色分解又は中性分解の正規化された平均レベルである。histB勾配はブラック縁部でのヒストグラムの勾配であり、histW勾配はホワイト縁部でのヒストグラムの勾配である。
【0016】各色の「ブラック」ポイント及び「ホワイト」ポイントは、累積ヒストグラムから決定される累積パーセント値であり、これらを直接それぞれの色データに適用することができる。あるいは適用前に各色間をいくらか平均化することによってそれらを処理することができる。例えば、次の等式(5)及び(6)に示すように、三色に由来するブラックポイントの平均を求め、そしてその平均とその色との差の部分をその色に適用することができる。
【0017】
BpAv=(Bpr+Bpg+Bpb)/3 (5)
BpRnew=(BpAv+Bpr)/2 (6)
【0018】ここで、Bpr、Bpg、Bpbは、三色、赤、緑、及び青の「ブラック」ポイントであり、BpRnewは、赤チャンネルの計算された「ブラック」ポイントである。他の色の計算されたブラックポイントも同様に決定される。その後各色の計算された新「ブラック」ポイントを、プリンタの下方データ限界に戻す。
【0019】次の等式(7)及び(8)に示すように、ホワイトポイントも同様に処理できる。これらの場合は、各色の新「ホワイト」ポイントを、プリンタの上方データ限界に戻す。
【0020】
WpAv=(Wpr+Wpg+Wpb)/3 (7)
WpRnew=(WpAv+Wpr)/2 (8)
【0021】入力画像の顔に関するクリッピングの影響を小さくするために、ホワイトポイントを処理して、特定の色、例えば赤に優先順位を与えることもできる。この場合の例示処理は次のようになる:【0022】
もしWpr>WpAvならば、その場合WpAv=Wprとなる (9)
【0023】色域外の色又は小ハイライト領域を有するシーンは、より積極的なホワイトポイント補正を受けることができる。これは色域外を除き、画素をクリップし、その後残りの画素に基づいてホワイトポイントを再計算することによってなされる。これは第二組のホワイトポイント、Wprm、Wpgm及びWpbmを生成する。
【0024】広範囲の画像タイプにわたる粗い操作のアルゴリズムの場合、この2つの組のホワイトポイントの組合せを用いて、使用するホワイトポイントを決定するのが好ましい。マスクされたホワイトポイントWprm、Wpgm及びWpbmの方向に使用するホワイトポイントをどのくらい移動するかを、マスクされてないクリップされた画素に対するマスクされたクリップ画素の比によって設定する。クリップされた画素の比率が小さい場合、アルゴリズムはマスクされたホワイトポイントを用いることになるが、クリップされた画素の比率が増加すると、アルゴリズムはマスクされてないホワイトポイントを用いる方向にさらに戻る。
【0025】ブラックポイント及びホワイトポイント間のゲイン関数の勾配は好ましくは線形であるが、平均レベルガンマプロセスと同じ方法で導かれた非線形関数を除外するものではない。このプロセスは後でさらに詳細に説明する。
【0026】本発明の第二段階は、必要に応じて、画像データのシャドウ勾配及びハイライト勾配を調節し、プリンタ特性の適当な部分内にそれらが入るようにする。sRGB画像データの場合、一般的に画素数の下部5%がシャドウ領域であり、上部5%がハイライト領域である。
【0027】上記のように、ゲイン及びオフセット調節した後、累積ヒストグラムを再度作製し、シャドウポイント及びハイライトポイント、一般的に5%及び95%をブラックポイント及びホワイトポイントの場合と同様にして決定する。上記例と同様、オフセットでは、シャドウ及びハイライト閾値を、色又は中性の画像平均もしくはメジアンに従って適合させることができる。好ましくは、同様の調節を三色全てに実施するが、いくつかの微分処理も同様に成される。好ましくは、アルゴリズムの解析を改善するために、ヒストグラムをさらに画像の中心(主題が一般的に置かれている)の方に重みづけすることができる。最も単純な場合、ヒストグラムを作製するとき画像の中心部のピクセルを2回カウントする。中心領域の大きさは実験により決定することができるかもしれないが、一般的には全画像領域の1/4〜1/2であろう。
【0028】さらに複雑な分布では、この重みづけは一般的に中心部画素に対する縁部画素の重みづけの比率を実験によって設定できるガウス関数又いずれの関数にもなることができる。また、この関数を画像の中心部でクリップして、中央画素の予め決めた比率に等しい重みづけを与えることもできる。重みづけしたヒストグラムを本発明のアルゴリズムのゲイン及びオフセット部分の解析に用いることができるが、アルゴリズムのこの部分は重みづけしてないヒストグラム解析を用いるのが好ましい。
【0029】選択されたシャドウポイントに対応するコード値をシャドウディテールの開始の予想コード値の方に向かって比例させて移動し、あるいはそれをプリンタのブラックポイントの方に移動することができる。同様に、ハイライトポイントをハイライトディテール領域の開始方向に比例させて移動することができ、あるいはプリンタのホワイトポイントの方に移動することができる。さらに、ハイライト処理及びシャドウ処理は、ハイライトポイント及びシャドウポイントに替え、あるいはハイライトポイント及びシャドウポイント一緒に、ヒストグラムの上方並びに下方メジアン四分位(quartile)及び十分位(dectile)を用いることができる。この場合、処理される画像の上方並びに下方十分位及び四分位値を画像が処理されている空間の目標平均集団値(aim-mean-population value)の方に向けて移動する。目標平均集団値は、画像が処理されている空間、例えば、sRGB又はROMMでの多くの画像から誘導される四分位及び十分位における平均値である。
【0030】50%補正のための一般式は次の通りである。
新い値=(旧値+目標平均集団値)/2 (10)
この式を、アルゴリズムにおいて用いられる、参照ポイント、シャドウ、ハイライト、十分位及び四分位のそれぞれに用いることができる。
【0031】この補正レベルを、上方四分位及び上方十分位の間の勾配に適応させ、従属させることができ、そしてハイライト補正レベルを設定し、そして下方四分位及び下方十分位の間の勾配に適応させ、従属させることができ、そしてシャドウ補正レベルを設定する。
【0032】例えば、下方十分位及び下方四分位間の勾配が低いか又は正の場合、補正レベルを小さくする。この場合、比例して小さなシャドウ領域を伴うシーンでは、シャドウディテールは減少する。勾配が高及び負の場合、補正レベルを大きくする。この場合、比例して大きなシャドウ領域を伴うシーンでは、シャドウディテールは拡大する。補正レベルは同様にして、上方四分位及び上方十分位間の勾配によってハイライトデータの比例量で適応される。
【0033】本発明の第三段階(ガンマ補正段階)は、例えば、sRGB画像において予想される画像データを再分布させるために、好ましくは、中性チャンネルに指数法則を提供する補正パラメータを生成する。この中性チャンネルは、好ましくは、等式11の通りに等しく重みづけられる。しかし、テレビジョンに用いられるようないずれの他の重みつけも用いることができる。
【0034】
中性=(赤+緑+青)/3 (11)
【0035】ガンマ補正パラメータは2つの方法で作製される。第一はシーンの縁部の平均レベルを注目することにより、第二はそのシーンの平均レベルを用いることによる。デジタルカメラ画像の暗領域での縁部の質が一般的に劣るために、後者の方法が主として用いられる。中性平均レベルが一定のレベルより下にあると、中性の平均レベルからガンマ補正パラメータが生成される。中性平均レベルが一定のレベルよりも上であると、縁部平均レベル補正からガンマ補正パラメータが生成される。これらのレベルは、一般的に画像が処理される空間における一方の側の平均レベルである。平均レベルが2つのレベルの間にあると、2つのガンマ数値の転平均(rolling average)が生成される。これにより2つの状態間のなめらかな転移を提供する。一般的に、十分にバランスされたシーンでは2つのガンマ数値はかなり接近している。
【0036】平均レベル及びメジアンレベルを決定するために、中性チャンネルのヒストグラムを生成する。このヒストグラムは重みをつけないものとなることができるが、シャドウ及びハイライト補正段階に関して上述したように、画像の中央に向けて重みをつけたヒストグラムを用いるのが好ましい。
【0037】平均レベルガンマ補正は、中性データの平均レベルを画像が処理される空間(例えば、sRGB又はROMM)において予測される平均レベル(Aimmean)になぞらえる。50%補正レベルの場合、新しい平均レベル(Newmean)ための典型的な等式を、次の等式12に示す。
【0038】
Newmean=(Oldmean+Newmean)/2 (12)
上式中、平均値は正規化されている。
【0039】さらに、バックライトされたシーンの補正を助けるために、メジアンに対する平均の比(Gレシオ:等式13)を適応補正レベルに提供して、バックライトされたシーンの暗領域のゲインを高めることができる。
【0040】
Gレシオ=Oldmean/Oldmedian (13)
【0041】典型的なバックライトされたシーンでは、この平均はメジアン値の2〜3倍となることができるが、十分にバランスされたシーンでは、この比は1に近くなる。式12を以下の式14に変えることができる。
【0042】
Newmean=(Oldmean+AimmeanGレシオ)/(1+Gレシオ)(14)
上式中、平均値は正規化されている。
【0043】そしてガンマ補正は次式15で与えられる。
ガンマ補正=log10Newmean/log10Oldmean (15)
【0044】より高い平均レベルの画像の場合、画像の正に縁部を採り、その縁部情報に使用されるデータの平均レベルを決定するのが有利である。これは米国特許第5,822,453号明細書に教示されている方法(引用することにより本発明の内容とする)に類似する。
【0045】図4は、この方法のブロックダイアグラムである。中性データは工程S1でハイパスフィルターされる。ハイパスデータ値をこのハイパスデータの標準偏差の部分と比較して、工程S2でハイパスフィルターデータからマスクを生成する。この方法では、ノイズ又は低レベル縁部を捨て、非常に大きな縁部のみを用いる。
【0046】
マスク=abs(ハイパスデータ)>ファクタ*標準偏差(ハイパスデータ)
(16)
ここで、パラメータ「ファクタ」は経験的に決定される。
【0047】工程S3でのマスクによって通過した画素の平均レベルを、その後工程S4で測定し、これを用いて式12に代入するOldmeanを与える。そしてガンマ補正を式15を用いて計算する。
【0048】2つのガンマの使用の間の転換点では、2つの値をブレンドするために転平均(rolling average)を用いて、なめらかな転移を提供するのが好ましい。クロマチャンネルのレベルも調節して、最初の2つの段階での中性ガンマ変化及びゲイン変化の際の色飽和を維持する。これは欧州特許第1017241号に記載されている(引用することにより本明細書の内容とする)。
【0049】以上の説明では、本発明の好ましい態様を、ソフトウェアプログラムとして通常実施される表現で記載した。当業者であれば、そのようなソフトウェアの同等物をハードウェアに構築することも容易に認識できるであろう。画像操作アルゴリズム及びシステムは周知であるので、この説明は特に、本発明に従うシステム及び方法の一部、又はそれと共により直接的に協同する部分を形成するアルゴリズム及びシステムに向けられている。
【0050】そのようなアルゴリズム及びシステムの他の態様、並びにそれらを含む、画像信号を生成するか、そうでなければ画像信号を処理するハードウェア及び/又はソフトウェア(ここでは具体的に示されてない)は、当該技術分野で既知のそのようなシステム、アルゴリズム、部品及び素子から選択することができる。本発明の実施に有用な、本明細書で提案又は説明された上述の材料(ソフトウェアは特に示されてない)に本発明の記載したシステムを提供することは、一般的なことであり、当業者の範囲内である。
【0051】さらに、ここで用いられるように、コンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に保存することができ、それらは例えば、磁気ディスク(例えば、ハードディスク又はフレキシブルディスク)又は磁気テープ等の磁気ストレージ媒体;光学ディスク、光学テープ、又は機械読み取り可能なバーコード等の光学ストレージ媒体;ランダムアクセスメモリ(RAM)、又はリードオンリーメモリ(ROM)等のソリッドステート電子ストレージ素子;又はコンピュータプログラムを保存するのに用いられる他の物理的素子又は媒体を含むことができる。
【0052】本発明を説明したが、本発明がパーソナルコンピュータ等の周知のコンピュータシステムに好ましくは用いられることを知ることは理解を容易にする。従って、コンピュータシステムはここでは詳細に説明しない。また、画像をコンピュータシステムに直接入力する(例えば、デジタルカメラによる)か、コンピュータシステムに入力する前にデジタル化される(例えば、ハロゲン化銀フィルム等の原画を走査することによる)かを知ることも有益である。
【0053】図5には、本発明を実施するためのコンピュータシステム110が図示されている。このコンピュータシステム110は好ましい態様を具体的に説明するために示すのであって、任意の電子処理システム用いることができる。コンピュータシステム110は、ソフトウェアプログラムを受け取って処理し、そして他の処理機能を行うマイクロプロセッサベースユニット112を包含する。ディスプレイ114はソフトウェア(例えば、グラフィックユーザーインターフェース)と一緒にユーザー関連情報を表示するため、マイクロプロセッサベースユニット112に電気的に接続されている。キーボード116も、ソフトウェアにユーザーが情報を入力できるため,マイクロプロセッサベースユニット112に電気的に接続されている。入力用キーボード116を用いる代替手段として、当該技術分野で周知のように、マウス118を用いてディスプレイ114上のセレクタ120を移動させてもよく、セレクタを重ねてアイテムを選択してもよい。
【0054】コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)ドライブ122は、ソフトウェアプログラムを受け取るため、そしてソフトウェアプログラム及び他の情報をこのコンパクトディスク124(一般的に、ソフトウェアプログラムを含む)を介してマイクロプロセッサベースユニット112入力する手段を提供するために、マイクロプロセッサベースユニット112に接続されている。さらに、フレキシブルディスク126もソフトウェアプログラムを含むことができ、ソフトウェアプログラムを入力するためにマイクロプロセッサベースユニット112に挿入される。さらに、当該技術分野で周知のように、内部にソフトウェアプログラムを保存するために、マイクロプロセッサベースユニット112にプログラムを組み込んでもよい。また、マイクロプロセッサベースユニット112はローカルエリアネットワーク又はインターネットへの電話線等のネットワーク接続127を有してもよい。プリンタ128はコンピュータシステム110のハードコピー出力を印刷するためにマイクロプロセッサベースユニット112に接続されている。
【0055】また、画像を、カード130内に電気的に組み込まれたデジタル画像を有する、既知の例えば、PCMCIAカード(Personal Computer Memory Card International Associationの規格に準拠する)等のパーソナルコンピュータカード(PCカード)130を介してディスプレイ114に表示することもできる。PCカード130は、ディスプレイ114に画像を目で見ることができるように最終的にはマイクロプロセッサベースユニット112に挿入される。また、コンパクトディスク124、フレキシブルディスク126、又はネットワーク接続127を介して画像を入力してもよい。PCカード130、フレキシブルディスク126もしくはコンパクトディスク124に保存された画像又はネットワーク接続127を介して入力された画像を、例えば、デジタルカメラ(示されていない)又はスキャナー(示されていない)等の種々の供給源から得ることができる。本発明に従って、今まで述べたストレージ素子のいずれにも本発明のアルゴリズムを保存することができ、そして画像に適用して既知のプリンタの伝達関数に入力画像のトーンスケールを最適化することができる。本発明をその好ましい特定の態様を引用して詳細に記載したが、本発明の精神及び範囲内で種々の変更及び改造が可能であることは、理解されるであろう。
【0056】
【発明の効果】本発明は、オペレータを介在させることなく、既知のプリンタの伝達関数、又は処理空間に対し、デジタル入力画像のトーンスケールを最適化することができる



 

 


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