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発明の名称 テープカートリッジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−242744(P2003−242744A)
公開日 平成15年8月29日(2003.8.29)
出願番号 特願2002−39856(P2002−39856)
出願日 平成14年2月18日(2002.2.18)
代理人 【識別番号】100077920
【弁理士】
【氏名又は名称】折寄 武士
発明者 曽我部 輝夫 / 水谷 光
要約 課題
本体ケースの内部に、テープが巻かれるリールを備えたテープカートリッジにおいて、リールの回転精度の向上を図る。

解決手段
リール3は、中央の巻芯部11と、これの上端に一体成形した上フランジ12とを有する。本体ケース1側には、テープ巻回体26の下端エッジを受け止める固定の下フランジ15が一体にプラスチック成形される。
特許請求の範囲
【請求項1】 本体ケース内に、テープが巻かれるリールを備えたテープカートリッジにおいて、前記リールの巻芯部に巻かれたテープ巻回体の上下エッジの少なくとも一方が、前記本体ケース側に設けた固定のフランジで受け止められるようにしたことを特徴とするテープカートリッジ。
【請求項2】 前記リールには、前記巻芯部に前記テープ巻回体の上端エッジを受ける上フランジが設けられており、前記本体ケース側には、前記テープ巻回体の下端エッジを受け止める下フランジが固定されている請求項1記載のテープカートリッジ。
【請求項3】 前記リールの前記巻芯部の下端の外周に、小径の補助フランジが円盤状に張り出し形成されており、テープドライブ側の駆動軸が前記巻芯部に係合して前記リールを回転駆動する際には、前記補助フランジの上面が前記下フランジの上面と面一状になるようにした請求項2記載のテープカートリッジ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体ケース内にテープが巻かれるリールを備えたテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】本体ケース内に1個のリールを備えたテープカートリッジとして、コンピュータデータのバックアップ用がある。そこでのリールは、テープをロール状に巻き取る巻芯部と、巻芯部の上下端から外周に張り出し形成された上下フランジとを有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、テープドライブによる記録・再生動作の高速化が求められている。かかるテープドライブの高速化の一形態に、テープリールの回転速度を上げてテープの高速走行を図ることが考えられている。しかし、巻芯部に上下フランジが一体化された従来形式のリールでは、フランジの成形精度不良(厚み差など)ないし巻芯部へのフランジの組み付け精度不良などによって重量アンバランスでリールの回転中心が位置ズレし、高速回転時にリールがダッチロール運動を起こしたり、最悪の場合にはフランジが本体ケースの内壁面に接触して破損するなどの動作不良を起こす不具合があった。
【0004】そこで本発明の目的は、リールの回転性能の更なる向上を図り、以てテープカートリッジの信頼性の向上を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1および図2に示すごとく、本体ケース1内に、テープ2が巻かれるリール3を備えたテープカートリッジにおいて、前記リール3の巻芯部11に巻かれたテープ巻回体26の上下エッジの少なくとも一方が、本体ケース1側に設けた固定のフランジで受け止められるようにしたことを特徴とする。
【0006】具体的には、前記リール3の巻芯部11にテープ巻回体26の上端エッジを受ける上フランジ12が設けられており、本体ケース1側には、テープ巻回体26の下端エッジを受け止める下フランジ15が固定されている。そこでの上フランジ12は巻芯部11と一体にプラスチック成形でき、本体ケース1側に下フランジ15を一体にプラスクック成形できる。
【0007】更に前記リール3には、図1に示すごとく巻芯部11の下端の外周に、小径の補助フランジ13が円盤状に張り出し形成されており、テープドライブ側の駆動軸17が巻芯部11に係合してリール3を回転駆動する際には、補助フランジ13の上面が下フランジ15の上面と面一状になるようにしたものである。ここでは、本体ケース1内においてリール3が上下動でき、リール3が下降した不使用時には補助フランジ13の上面が下フランジ15の上面より下方に位置していることを予測している。
【0008】
【発明の作用効果】本発明では、上下フランジの少なくとも一方が本体ケース側に固定されて、巻芯部と共に回転しない形態になっている。従って本発明のリールは、巻芯部に上下フランジを備えた従来形式に比べて、テープドライブの駆動軸によるリールの回転負荷を軽減でき、リールの回転精度の向上を図ることができる。とくに、フランジ部分における成形歪の発生確率を低く抑えることができるので、リールの回転中心が位置ズレすることはなく、この点でも回転精度の向上を図り得る。よって、リールの回転安定性が良好になるので、テープカートリッジの信頼性が向上する。
【0009】リールは巻芯部に上フランジのみを有し、本体ケース側に下フランジが固定されていると、この下フランジの上面に、巻芯部にロール巻きされるテープ巻回体が載る形となり、下フランジに上下動や振れがない分だけテープ巻回体の整巻性が向上する。
【0010】そのうえで、テープドライブ側の駆動軸が前記巻芯部に係合してリールを回転駆動する際に、巻芯部の下端外周の補助フランジの上面と本体ケース側に固定の下フランジの上面とが面一状になるようにしてあると、両上面の段差に起因してテープ巻回体が段巻き状態になるのをよく防止できる。
【0011】
【発明の実施の態様】(第1実施例) 図1ないし図3は本発明に係るテープカートリッジの第1実施例として、コンピュータデータのバックアップ用に供される単リール型を例示しており、プラスチック製の上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に結合してなる角箱状の本体ケース1の内部に、テープ2が巻かれる1個のリール3を回転自在に備えている。このリール3は、本体ケース1の底壁5の中央に設けた駆動軸挿入孔6上に位置して、本体ケース1内で僅かに上下動できる。
【0012】図2において本体ケース1の前面には、テープ引出口7を有する。本体ケース1にはテープ引出口7を開閉する蓋9がスライド自在に設けられている。この蓋9は、図外のばねで閉じ勝手に移動付勢されている。符号10は、テープ2の繰り出し端に接続されて、テープドライブ側の連結具で捕捉連結される先導体である。テープドライブに装填したとき、テープ2は先導体10を介して本体ケース1の前面外側に引き出される。
【0013】図1においてリール3は、テープ端が接続されて外周にテープ2がロール巻きされる巻芯部11と、巻芯部11の上端部の外周に一体に張り出し形成された上フランジ12と、巻芯部11の下端外周に張り出し形成された小径で円盤状の補助フランジ13とが一体に成形されたプラスチック成形品である。
【0014】前記リール3に備えるべき下フランジ15は、本体ケース1側に一体にプラスチック成形されている。すなわち、下ケース1bには、これの底壁5の内側に、下ケース1bの周側面16の内周面につながる下フランジ15が一体に形成されている。この下フランジ15の上面は水平に仕上がっている。
【0015】テープドライブにテープカートリッジを装填すると、テープドライブ側の駆動軸17が、図1に示すごとく駆動軸挿入孔6を介してリール3の巻芯部11に係合し、これでリール3が僅かに持ち上げられた状態で回転駆動される。図1において符号19は巻芯部11の底壁20の下面に設けられた受動歯、21は駆動軸17側に設けた駆動歯であり、駆動歯21が受動歯19にかみ合ってリール3を回転駆動する。
【0016】先の下フランジ15は、中央に開口22を有し、この中央開口22の開口周縁に受け面23が段落ち状に形成されている。リール3側の補助フランジ13は、薄肉化した外周縁部24の下面25が下フランジ15の受け面23上に位置し、リール3の下降時に前記下面25が前記受け面23で受け止められる。
【0017】すなわち、不使用時のリール3は、これにテープ2が満巻き状態で巻き取られており、自重で下降している。符号26はリール3にロール巻きされたテープ巻回体である。僅かに上下動することが許されたリール3の下降時には、補助フランジ13の外周縁部24の下面25が下フランジ15の受け面23で受け止められ、これにてリール3の下降限界が規制されている。
【0018】次に、テープドライブ側の駆動軸17がリール3にこれを僅かに持ち上げて係合すると、補助フランジ13の上面と下フランジ15の上面とが、図1の拡大図に示すごとく面一状になり、この状態でリール3からのテープ2の繰り出し、巻き取りが行われる。テープ巻回体26は、その下端エッジが補助フランジ13の上面ついで下フランジ15の上面で受けられ、テープ2は上端エッジが上フランジ12に適宜接触して上方への突出が規制される。
【0019】(第2実施例) 図3は本発明の第2実施例を示しており、この場合のリール3は、巻芯部11の下端外周に下フランジ15を一体にプラスチック成形し、本体ケース1側すなわち上ケース1a側に固定の上フランジ12が一体にプラスチック成形されている。これによれば、上フランジ12がリール3側に存在しない分だけリール3の重心が下方に位置して、リール3の回転性能が向上する。その他の構成は第1実施例と実質的に同じである。
【0020】(第3実施例) 図4は本発明の第3実施例を示しており、この場合のリール3は、外周下端に補助フランジ13が一体に形成された巻芯部11のみを有し、上下のフランジ12・15がいずれも本体ケース1側に一体にプラスチック成形されている。これによれば、リール3は駆動軸17で回転される部分が巻芯部11のみとなるので、第1・第2実施例に比べて、さらに駆動軸17の回転負荷の軽減が図れ、リール3の回転性能の向上を図ることができる。その他の構成は第1実施例ないし第2実施例と実質的に同じであるから同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0021】第1・第3実施例の下フランジ15は、説明の都合上もあって本体ケース1の底壁5とは別体に成形されたものとなっているが、底壁5の上面がそのまま下フランジ15の上面になっていてもよい。第2実施例の上フランジ12も、本体ケース1すなわち上ケース1aの上壁の内面に形成することができる。第2実施例における固定の上フランジ12、および特に第1・第3実施例における固定の下フランジ15には、テープ巻回体26との摺接抵抗を減ずるために滑性シートを貼るなどの滑性付与手段を設けることができる。本発明が対象とするテープカートリッジは、本体ケース1の内部左右に、テープ2が巻かれるリール3・3を収容した形態も含むものである。




 

 


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