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発明の名称 通信装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−32412(P2003−32412A)
公開日 平成15年1月31日(2003.1.31)
出願番号 特願2001−212757(P2001−212757)
出願日 平成13年7月12日(2001.7.12)
代理人 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫 (外1名)
【テーマコード(参考)】
5C062
5C073
【Fターム(参考)】
5C062 AA02 AB42 AC38 AC43 AF01 AF02 AF13 AF14 BA00 BC04 
5C073 AA06 AB04 AB12 BB03
発明者 吉川 弘康 / 鈴木 郁二
要約 課題
所定の画像情報保存装置に転送された複数の画像情報の中から所望の画像情報を容易かつ短時間にて探すことができるリモートコピー機能付きの通信装置を提供する。

解決手段
ファクシミリ装置20は、他のファクシミリ装置30との間で送信または受信した画像情報を、ロギング端末装置40へ転送する。この転送時に、その画像情報に関するファクシミリ装置20での通信管理情報の番号を、その画像情報に付加する。この付加された通信管理情報の番号を参照して、ロギング端末装置40に転送された複数の画像情報の中から所望の画像情報を探す。
特許請求の範囲
【請求項1】 1または複数の通信装置との間で送信または受信した画像情報を所定の画像情報保存装置へ送信する通信装置において、複数の送信処理及び受信処理夫々に番号を付して管理する管理手段と、該管理手段にて管理される前記番号を付加して、前記画像情報を前記画像情報保存装置へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする通信装置。
【請求項2】 付加する前記番号は、前記画像情報保存装置への前記画像情報の送信処理に対応する番号である請求項1記載の通信装置。
【請求項3】 前記送信手段は、前記画像情報の前記1または複数の通信装置との間での送信または受信に関する情報を前記画像情報保存装置へ送信することとし、前記画像情報保存装置への前記画像情報の送信処理に対応する番号を前記情報に付加するようにした請求項1記載の通信装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報を送受信する通信装置に関し、特に、他の通信装置との間で送信または受信した画像情報を所定の画像情報保存装置へ送信する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自身が送信した画像情報または自身が受信した画像情報を、予め登録しておいたファクシミリ受信機能付きの所定の画像情報保存装置へ送信して画像情報をその画像情報保存装置へ転送するようにしたリモートコピー機能を有するファクシミリ装置が知られている。このような画像情報の転送システムを設けることにより、送受信された画像情報に対して、その画像情報保存装置にて種々の編集処理を行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなリモートコピー機能を有するファクシミリ装置にあって、画像情報保存装置へ転送された複数の画像情報から所望の画像情報を探す場合に、従来では、ファクシミリ装置の通信管理記録に記載されている所望の画像情報の「通信開始時刻」を参照して、それに似通った時刻に転送された複数の画像情報の中から所望のものを探し出している。従って、その探索処理は煩雑であり、手間がかかって長時間を要するという問題がある。
【0004】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像情報保存装置に転送された複数の画像情報の中から所望の画像情報を容易かつ短時間にて探すことができるリモートコピー機能付きの通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る通信装置は、1または複数の通信装置との間で送信または受信した画像情報を所定の画像情報保存装置へ送信する通信装置において、複数の送信処理及び受信処理夫々に番号を付して管理する管理手段と、該管理手段にて管理される前記番号を付加して、前記画像情報を前記画像情報保存装置へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項1の通信装置にあっては、画像情報保存装置に画像情報を転送する場合に、通信管理用の番号を画像情報に付加して転送する。よって、転送された画像情報に通信管理用の番号が付加されているため、画像情報保存装置に転送された複数の画像情報の中から所望の画像情報を探す場合に、通信装置の通信管理記録に記載されている通信管理用の番号に一致する画像情報を探せば良い。従って、極めて簡単に所望の画像情報を探し出せる。
【0007】請求項2に係る通信装置は、請求項1において、付加する前記番号は、前記画像情報保存装置への前記画像情報の送信処理に対応する番号であることを特徴とする。
【0008】請求項2の通信装置にあっては、付加する番号として、画像情報保存装置への送信処理に対応する番号を用いる。よって、所望の画像情報の探索処理を容易に行える。
【0009】請求項3に係る通信装置は、請求項1において、前記送信手段は、前記画像情報の前記1または複数の通信装置との間での送信または受信に関する情報を前記画像情報保存装置へ送信することとし、前記画像情報保存装置への前記画像情報の送信処理に対応する番号を前記情報に付加するようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項3の通信装置にあっては、画像情報の送信または受信に関する情報を画像情報保存装置へ送信する場合に、画像情報の送信処理に対応する番号を付加する。よって、所望の画像情報の探索処理をより容易に行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の通信装置としてのファクシミリ装置20の構成を示すブロック図、図2は、このファクシミリ装置20のリモートコピー機能(自身が送信または受信した画データを画データ保存用の所定の端末装置へ転送する機能)を果たすシステム構成を示す模式図である。
【0012】図2において、本発明のファクシミリ装置20は、公衆電話回線を介して所望の他のファクシミリ装置30,30,・・・との間で、画データの送信/受信を行う。ファクシミリ装置20は、1または複数のファクシミリ装置30へ画データを送信した場合にその送信した画データを、予め登録しておいた画像情報保存装置としてのロギング端末装置40へも送信すると共に、1または複数の他のファクシミリ装置30から画データを受信した場合に、その受信した画データをロギング端末装置40へ送信する。このロギング端末装置40は、例えばモデムを取り付けてファクシミリ受信機能を有するパーソナルコンピュータである。
【0013】図1に示す本発明のファクシミリ装置20は、主制御部1,読取部2,記録部3,表示部4,操作部5,ROM6,RAM7,画像メモリ8,モデム9,NCU(Network Control Unit)10,通信管理情報記憶部11等を備えている。
【0014】主制御部1は、具体的にはCPUで構成されており、バス12を介してファクシミリ装置20の上述したようなハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、ROM6に格納されたコンピュータプログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
【0015】読取部2は、例えばCCDを利用したスキャナで原稿を読み取り、ドットイメージデータを出力する。記録部3は、電子写真方式のプリンタ装置であって、ファクシミリ通信により受信した画データ、または、読取部2にて読み取った原稿の画データをハードコピーとしてプリントアウトする。
【0016】表示部4は、液晶表示装置またはCRTディスプレイ等の表示装置であり、本発明のファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべく読み取った原稿の画データまたは受信した画データの表示を行う。操作部5は、本発明のファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー,テンキー,短縮ダイヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンクションキー等を備えている。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部または全部を代用することも可能である。
【0017】ROM6は、本発明のファクシミリ装置20の動作に必要な種々のソフトウェアのプログラムを予め格納している。RAM7は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。また、RAM7は、予め設定されているロギング端末装置40の宛先情報を格納している。画像メモリ8は、DRAM等で構成され、送信すべき画データまたは受信した画データを蓄積する。
【0018】モデム9は、バス12に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクスモデムから構成されている。また、モデム9は、同様にバス12に接続されたNCU10と直接的に接続されている。NCU10は、公衆電話回線網とのアナログ回線Lの閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム9を公衆電話回線網と接続する。なお、DSU(Digital Service Unit:加入者線終端装置)を備えることにより、ベースバンド伝送方式のディジタル回線網(ISDN)に接続するようにしても良い。
【0019】通信管理情報記憶部11は、主制御部1にて管理されている、1または複数のファクシミリ装置30へ画データを送信する送信処理と、ファクシミリ装置30から画データを受信する受信処理と、1または複数のファクシミリ装置30との間で送信または受信した画データをロギング端末装置40へ送信する送信処理とにおける通信管理情報を記憶する。
【0020】本発明のファクシミリ装置20は、1または複数のファクシミリ装置30への送信処理と、ロギング端末装置40への送信処理とは、連続するジョブ番号を付けて一括して管理している。図3は、これらの送信処理における通信管理情報の一例を示す図である。この通信管理情報には、送信管理番号としてのジョブ番号,送信先,送信モード,送信開始時刻,送信時間,送信ページ数,送信結果などの情報が含まれる。なお、送信先における「転送」はロギング端末装置40への送信を表している。
【0021】一方、本発明のファクシミリ装置20は、ファクシミリ装置30からの受信処理も、連続するジョブ番号を付けて管理している。図4は、この受信処理における通信管理情報の一例を示す図である。この通信管理情報には、受信管理番号としてのジョブ番号,発信元,受信モード,受信開始時刻,受信時間,受信ページ数,受信結果などの情報が含まれる。
【0022】本発明のファクシミリ装置20にあっては、1または複数のファクシミリ装置30との間で送信または受信した画データをロギング端末装置40へ転送する際に、ファクシミリ装置30との間でその画データを送信または受信したときのジョブ番号(送信管理番号若しくは受信管理番号)、及び/または、その画データをロギング端末装置40へ送信(転送)するときのジョブ番号(送信管理番号)を、転送すべき画データに付加する。
【0023】次に、動作について説明する。図5,図6は、本発明のファクシミリ装置20の処理動作の手順を示すフローチャートである。
【0024】主制御部1は、画データの送信処理であるか否かを判断する(ステップS1)。送信処理である場合に(S1:YES)、送信対象の原稿の画データを読取部2にて読み取り、読み取った画データを画像メモリ8に格納する(ステップS2)。そして、主制御部1は、電話回線を介して1または複数の送信先に発呼し(ステップS3)、その画データの送信処理におけるジョブ番号(送信管理番号)を決定する(ステップS4)。
【0025】そして、送信先の1または複数のファクシミリ装置30へ画データを送信し(ステップS5)、電話回線を切る(ステップS6)。主制御部1は、この送信処理における通信管理情報(ジョブ番号(送信管理番号),送信先,送信モード,送信開始時刻,送信時間,送信ページ数,送信結果など)を通信管理情報記憶部11に格納する(ステップS7)。
【0026】主制御部1は、全ての送信先に対して画データの送信を完了したか否かを判断する(ステップS8)。完了していない場合には(S8:NO)、ロギング端末装置40への画データの転送を行わずに、処理を終了する。
【0027】全ての送信先への送信が完了した場合に(S8:YES)、主制御部1は、電話回線を介してロギング端末装置40に発呼し(ステップS9)、その送信画データのロギング端末装置40への送信(転送)処理におけるジョブ番号(送信管理番号)を決定する(ステップS10)。その送信画データの送信に関する情報を画データにしてロギング端末装置40へ送信すると共に(ステップS11)、その送信画データを画像メモリ8から読み出してロギング端末装置40へ送信(転送)する(ステップS12)。ロギング端末装置40への転送が完了すると、ロギング端末装置40との電話回線を切る(ステップS13)。
【0028】図7は、上記S11においてロギング端末装置40へ送信する送信情報を示す図である。ヘッダには、ロギング端末装置40へのこの送信(転送)処理のジョブ番号(ジョブ024)が記載されており、また、この送信画データのファクシミリ装置30,30への送信処理のジョブ番号(ジョブ022,023)と共にその送信画データに関する通信管理情報が記載されている。この例では、2箇所の送信先に同報送信を行った場合を表している。また、図8,図9は、上記S12においてロギング端末装置40へ送信(転送)する送信画データを示す図であり、そのヘッダには、ロギング端末装置40へのこの送信(転送)処理のジョブ番号(ジョブ024)が記載されている。
【0029】一方、画データの送信処理でない場合、即ち他のファクシミリ装置30からの画データの受信処理である場合に(S1:NO)、受信した画データを画像メモリ8に格納すると共に記録部3によるその画データのプリントアウトを開始し(ステップS14)、その画データの受信処理におけるジョブ番号(受信管理番号)を決定して(ステップS15)、電話回線を切る(ステップS16)。主制御部1は、この受信処理における通信管理情報(ジョブ番号(受信管理番号),発信元,受信モード,受信開始時刻,受信時間,受信ページ数,受信結果など)を通信管理情報記憶部11に格納する(ステップS17)。
【0030】主制御部1は、電話回線を介してロギング端末装置40に発呼し(ステップS18)、その受信画データのロギング端末装置40への送信(転送)処理におけるジョブ番号(送信管理番号)を決定する(ステップS19)。その受信画データの受信に関する情報を画データにしてロギング端末装置40へ送信すると共に(ステップS20)、その受信画データを画像メモリ8から読み出してロギング端末装置40へ送信(転送)する(ステップS21)。ロギング端末装置40への転送が完了すると、ロギング端末装置40との電話回線を切る(ステップS22)。
【0031】図10は、上記S20においてロギング端末装置40へ送信する受信情報を示す図である。ヘッダには、ロギング端末装置40へのこの送信(転送)処理のジョブ番号(ジョブ025)が記載されており、また、この受信画データのファクシミリ装置30からの受信処理のジョブ番号(ジョブ002)と共にその受信画データに関する通信管理情報が記載されている。また、図11は、上記S21においてロギング端末装置40へ送信(転送)する受信画データを示す図であり、そのヘッダには、ロギング端末装置40へのこの送信(転送)処理のジョブ番号(ジョブ025)が記載されている。
【0032】なお、上述した例では、ファクシミリ装置30への送信処理とロギング端末装置40への送信(転送)処理とを一括管理し、ファクシミリ装置30からの受信処理は別に管理することとしたが、これらの3種の処理にジョブ番号を順次付けて一括管理しても良く、または、これらの3種の処理を夫々独立にジョブ番号を付けて管理するようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明では、画像情報保存装置に画像情報を転送する場合に、通信管理用の番号を画像情報に付加して転送するようにしたので、転送された画像情報に通信管理用の番号が付加されているため、画像情報保存装置に転送された複数の画像情報の中から所望の画像情報を探す場合に、通信装置の通信管理情報に記載されている通信管理用の番号に一致する画像情報を探せば良く、極めて簡単に所望の画像情報を探し出すことができる。
【0034】また本発明では、付加する番号として、画像情報保存装置への送信処理に対応する番号を用いるようにしたので、所望の画像情報の探索処理を容易に行うことができる。
【0035】更に本発明では、画像情報の送信または受信に関する情報を画像情報保存装置へ送信する場合に、画像情報の送信処理に対応する番号を付加するようにしたので、所望の画像情報の探索処理をより容易に行うことができる。




 

 


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