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発明の名称 ICカード
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2003−99737(P2003−99737A)
公開日 平成15年4月4日(2003.4.4)
出願番号 特願2001−294190(P2001−294190)
出願日 平成13年9月26日(2001.9.26)
代理人 【識別番号】100111659
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 聡
【テーマコード(参考)】
2C005
5B035
【Fターム(参考)】
2C005 HA24 HB01 HB20 JA02 JA08 JA10 JA26 KA02 KA03 KA40 KA61 MA33 NA02 PA03 PA04 PA21 PA29 RA15 
5B035 AA06 BA09 BB02 BB03 BB05 BB09 BB11 BB12 BC01 CA06
発明者 桜田 登紀子
要約 課題
1枚のICカードで、社員証と国際クレジットカードの機能、さらに社員証としてネームカード機能を有する磁気記録併用ICカードを提供する。

解決手段
本発明のICカードは、社員証と国際クレジットカードの機能を一体化し、さらに社員証としてネームカード機能を有する磁気記録併用ICカードであって、(1)カードの1の面には、クレジット用2Cと社員証用2Sの2本の磁気ストライプおよびIC用端子基板4とが設けられ、下辺側の社員証用磁気ストライプとIC用端子基板との間にはエンボス領域3をさらに有し、(2)カードの他の面は、前記1の面と天地合わせに配置されており、カードの下辺側にクレジット用磁気ストライプ2Kとサインパネル7を有し、カードの上辺側にカード利用者の顔写真8、氏名プリント9等の個人識別標識を設けた、ことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 社員証と国際クレジットカードの機能を一体化し、さらに社員証としてネームカード機能を有する磁気記録併用ICカードであって、(1)カードの1の面には、クレジット用と社員証用の2本の磁気ストライプおよびIC用端子基板とが設けられ、下辺側の社員証用磁気ストライプとIC用端子基板との間にはエンボス領域をさらに有し、(2)カードの他の面は、前記1の面と天地合わせに配置されており、カードの下辺側にクレジット用磁気ストライプとサインパネルを有し、カードの上辺側にカード利用者の顔写真、氏名プリント等の個人識別標識を設けた、ことを特徴とするICカード。
【請求項2】 カードホルダーに入れた際に、請求項1記載のカードと外観上同一に見えるように作製した社員証としてネームカード機能を有する磁気記録併用ICカードであって、(1)カードの1の面には、IC用端子基板と下辺側に社員証用磁気ストライプが設けられ、(2)カードの他の面は、前記1の面と天地合わせに配置されており、カードの下辺側に疑似印刷した磁気ストライプ部を有し、カードの上辺側にカード利用者の顔写真、氏名プリント等の個人識別標識を設けた、ことを特徴とするICカード。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、社員証とクレジットカードの一体型ICカードに関する。詳しくは、ICチップを搭載し、かつ磁気ストライプを有する磁気記録併用ICカードであって、さらにネームカード機能を併せ持つ社員証と国際クレジットカード機能を持ち、クレジットカードとしてISO規格等にほぼ準拠することを特徴とするICカードに関する。
【0002】
【従来技術】キャッシュカードと国際クレジットカードが一枚となったカードは既に存在しており、世の中に多数流通している。このカードに近い将来、ICチップが搭載されICカード化されることも必至と考えられる。また、カードの一層の利用拡大のためには、キャッシュカードのみならず、企業の社員証との一体化を図ることも好ましいことである。一方、クレジットカードと一体型となった社員証を採用する企業は、社員にこれを使用させる側として、社内での紛失や盗難防止対策上、常に携帯する必要のあるネームカードとしての併用を望む場合が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように一枚のカード、特にICカードにおいて、上記のような機能を全て網羅するためには、デザインやレイアウト上でかなりの制約がある。また、クレジットカードへの入会を希望しない人や、入会できない人との外観上の区別をなくす必要もあって、レイアウト上の制約は一層大きくなるという問題がある。そこで、本発明では、1枚のICカードにおいて、社員証と国際クレジットカードを一体化し、さらに社員証としてはネームカードとしての機能を有するICカードを作製すべく研究し完成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、社員証と国際クレジットカードの機能を一体化し、さらに社員証としてネームカード機能を有する磁気記録併用ICカードであって、(1)カードの1の面には、クレジット用と社員証用の2本の磁気ストライプおよびIC用端子基板とが設けられ、下辺側の社員証用磁気ストライプとIC用端子基板との間にはエンボス領域をさらに有し、(2)カードの他の面は、前記1の面と天地合わせに配置されており、カードの下辺側にクレジット用磁気ストライプとサインパネルを有し、カードの上辺側にカード利用者の顔写真、氏名プリント等の個人識別標識を設けた、ことを特徴とするICカード、にある。
【0005】上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、カードホルダーに入れた際に、請求項1記載のカードと外観上同一に見えるように作製した社員証としてネームカード機能を有する磁気記録併用ICカードであって、(1)カードの1の面には、IC用端子基板と下辺側に社員証用磁気ストライプが設けられ、(2)カードの他の面は、前記1の面と天地合わせに配置されており、カードの下辺側に疑似印刷した磁気ストライプ部を有し、カードの上辺側にカード利用者の顔写真、氏名プリント等の個人識別標識を設けた、ことを特徴とするICカード、にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のICカードの実施形態について説明する前に、磁気カード、ICカードのISO規格およびJIS規格について概説することとする。クレジットカードは、当初はカード面のエンボスによって、必要な情報を転記する形式のものが大勢を占め、そのための国際規格としてISO2894が制定された。機械可読型としては、これを受けてISO3354等が作られた。その後、IDカードも含めて再編成され、ISO7810,7811/1,7811/2,7811/3,7811/4,7811/5,7812,および7813となった。JISとしては、磁気ストライプ付きのもののみが規定され、JISX6301およびこれに記録する情報記録様式のJISX6302がある。これらはI型としてISO規格と概ね互換性のあるものを、II型(JISX6301)として国内の主要銀行のキャッシュカードとして用いられていた「統一カード仕様書」に基づくものをそれぞれ定めている。
【0007】以下、本発明に関連する内容についてのみ記載する。
(1)カードサイズ識別カードの規格はISO/IEC7810に基づいてJISX6301に規定されており、公称寸法値は、長辺85.60mm、短辺53.98mm、厚み0.76mmとされているが、いずれも許容値が設定されている。一般のクレジットカード、銀行カード等は、このサイズに作製されている。
(2)エンボス領域図5のように、JISX6302には、■の番号行域および■の住所氏名領域のエンボス領域が規定されているが、本発明で利用するのは、■のエンボス領域である。図中、カードの下端辺から最大距離Hは、24.03mmとされ、識別番号行の中心線とカードの下端辺との距離Aは、21.42±0.12mmとされている。また最初の文字位置の中心線とカード左端辺とのとの距離Bは、10.18±0.25mm、最初の文字位置の中心線と19番目の文字位置の中心線との距離Cは、65.31±0.76mmとされている。
【0008】(3)磁気ストライプ図6のように、JISX6302には、a=最大5.54mm、b=最小11.89mm(トラック1及びトラック2の場合)と規定されている。なお、おもて面磁気ストライプについては、JISX6302の付属書に規定されており、a=6.44mm以下、b=11.6mm以上と規定されている。わが国の主要銀行で多用されているII型カード(JISX6301)では、磁気ストライプはカードの表の面(文字をエンボスした面)に設けられている。トラックは1で、記録密度8.268bit/mmの周波数変調方式で記録する。最大72キャラクタ記録できる。
【0009】(4)IC用端子基板外部端子付きICカードの端子数および位置については、ISO/IEC7816−1およびISO/IEC7816−2に基づきJISX6303に規定されており、図7のとおりとなる。
【0010】以下、本発明のICカードについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明のICカードを説明する図である。図1(A)はカードのおもて面、(B)は裏面を示している。本発明のICカード1は、カードのおもて面(図1(A))に、クレジット用磁気ストライプ2Cに加え、社員証用磁気ストライプ2Sの都合2本の磁気ストライプを有する。これらの磁気ストライプは隠蔽印刷を行って外観上、磁気ストライプの存在が分からないようにしてもよい。下辺側の社員証用磁気ストライプ2Sの読み取りを考慮し、クレジットカード用エンボス3は、会員番号エンボス31の1行と氏名・有効期限・特殊活字エンボス32の1行と、計2行のエンボスとした。2行のエンボスは、1行目の会員番号はISO規格に準拠する位置にエンボスし、2行目は発行機の公差を考慮した上で、できる限り上側にエンボスするようにした。
【0011】IC用端子基板4もISO規格所定の位置に設けることができる。端子基板裏面にはICモジュールを有し、ICチップのメモリーには、社員に関する所定事項(氏名、社員番号、有効期限等)であって磁気ストライプ2Sに記録するものと同様の内容を記録することができる。おもて面には、その他に、カード発行会社の表示5やホログラム転写箔6を設けることができる。なお、図1(A)中の数値は、カードの端辺からエンボス文字の中心までの数値(mm単位)を示している。
【0012】カードの裏面(図1(B))は、おもて面と天地合わせの配置(おもて面の上辺が裏側の下辺になるようにレイアウトすること、図1(B)もそのように図示されている。)にする。したがって、国際規格クレジット用磁気ストライプ2Kとサインパネル7を下辺側に配置することになり、カード上辺側に顔写真8、氏名プリント9、社員番号10、会社コード11等の印字が可能となり、ネームカードとしての体裁を作ることができた。なお、氏名プリント9、社員番号10、会社コード11等は、180度回転して、UG(Ultra Graphic )プリント、すなわち箔押し印刷で設けることで鮮明な表示ができる。顔写真8も180度回転し、昇華転写印刷(CPプリント)等で設けることができる。
【0013】磁気ストライプ2Kは、国際クレジット規格の磁気ストライプで磁気特性も国内用途とは異なるものが使用される。サインパネル7面には、インデント71を箔押しと同様にして設けることができる。図1(B)中の数値は、カードの端辺からUGプリント文字ラインまで、または顔写真サイズ、位置等、の好ましい数値(mm単位)を示すものであるが、特にこれに限定されるものではない。
【0014】図2は、本発明のICカードの他の例を説明する図である。図2(A)はカードのおもて面、(B)は裏面を示している。図2の場合は、クレジットカードへの入会を希望しない人用の社員証であって、入会した人との外観上の区別をなくすように作製している。この場合は、カードのおもて面(図2(A))は、図1の場合と同様に作製する。おもて面のクレジット用磁気ストライプ2Cは実用には使用しないことになるが、隠蔽磁気ストライプとして図1と同様に設ける。クレジットカード用エンボスやカード発行会社の表示、ホログラム転写箔は設けないことになる。
【0015】カードの裏面はおもて面と天地合わせの配置とするが、クレジット用磁気ストライプとサインパネル以外のデザインは図1の場合と共通になるようにした。すなわち、磁気ストライプは疑似印刷(ダミー印刷)2Dとし、サインパネルは削除して、ICカード1をカードホルダーに入れた際に、この疑似印刷の磁気ストライプを含むカードの下半分部分はホルダーに覆われて隠れるようにしておく。これにより、クレジットカード入会者か非入会者かが外見上、判別できなくすることができる。顔写真8、氏名プリント9、社員番号10、会社コード11の印刷は、図1のカードと同様に設ける。
【0016】図3は、本発明のICカードをカードホルダーに入れた状態を示す。本発明のICカードは社員証として、かつネームプレートとしての機能を果たすためにカードホルダー13に入れて胸ポケット等に取り付けて社員ネームの表示用としても使用することになる。カードホルダー13は、どのような形態であっても構わず、顔写真8、氏名プリント9、社員番号10、会社コード11が視認可能に現われ、その他の部分はホルダーの隠蔽部分13sに隠れるようにホルダーに差し込むような形態であってよい。ICカードが容易に脱落しないようにされていることが好ましい。この場合、カードの下半分部分はホルダーの会社名12等の表示部に隠れて見えなくなるので、図1のカードも図2のカードも外観的には同一のカードに見える特徴がある。
【0017】このようなICカードは、各種の製造プロセスで製造することができるが、一例として以下のような製造プロセスを採用することができる。基材はコアシート1枚とオーバーシート2枚の3層積層とし、コアシートとして、厚み、660μmの印刷済み白色硬質塩化ビニールシートを使用し、オーバーシートとして、厚み50μmの透明塩化ビニールシート2枚をコアシートの上下にあてがい熱圧融着(150°C、20kgf/cm 2、15分)により一体の多面付けカード基体を製造する。この際、複数の磁気ストライプ2も同時に転写するようにする。熱圧プレス後、オーバープリント、ホログラム箔転写等を行った後、あらかじめ設けた当たり罫を基準として個々のカードサイズに打ち抜き断裁を行う。
【0018】次に、このカード基体のICモジュール装着部をNC切削加工により、ICモジュールの外部装置接続端子基板と接着剤シートの厚さに相当する深さに第1凹部を切削し、続いて、さらに第1凹部の中央部を合計深さが、650μmとなるように切削して第2凹部をICモジュールのモールド樹脂が埋設できる大きさと深さにする。
【0019】第1凹部のICモジュール端子基板と接触する面に、ホットメルト型ヒートシール剤を塗布して、凹部内にICモジュールを挿入して当該部分のみを加熱加圧することによりICモジュールを凹部内に装着する。その後、通常のように、磁気ストライプおよびICチップに対してエンコード処理を行い、エンボス領域に所定のエンボスおよび氏名等のUGプリント、顔写真転写印刷を行う。
【0020】
【実施例】(実施例)図4は、実施例で製作したICカードを示す図である。請求項1記載のICカードに該当する。図4(A)はカードのおもて面、(B)は裏面、(C)は側面を示している。図4図示のような、社員証と国際クレジットカードの機能を一体化し、さらに社員証としてネームカード機能を有する磁気記録併用ICカード基体を、上述のようにして製造した。
【0021】続いて、磁気記録併用ICカード基体に対して次のようにして、エンコード処理等を施した。
1パス目:おもて面上側通常の磁気エンコード+裏面UGプリント+CPプリント(顔写真)+逆さ活字インデント2パス目:おもて面上側でマッチングをとり+おもて面上下通常の磁気エンコード+裏面ISOエンコード+エンボス処理2行3パス目:ICチップ書込み【0022】図4において、各部の寸法は、図中表示のよううにしたが、ISO規格等に準拠する数値以外については特にこの数値に限定されるものではない。なお、主な数値について以下に説明する。カードの天地幅a=53.98mm、カードの左右幅f=85.60mm、厚みcc=0.76mm、とし、公称寸法値どおりのものである。おもて面のカード上端から磁気ストライプ上端までの距離g=6.40mmとし、カード上端から磁気ストライプ下端までの距離h=11.60mmとしたが、裏面のカード上端から磁気ストライプ上端までの距離p=5.54mmとし、カード上端から磁気ストライプ下端までの距離q=11.89mmとした。
【0023】エンボス1行目天地幅b=4.80mm、エンボス1行目・2行目間の最小幅c=0.22mm、エンボス2行目天地幅の最大値d=3.50mmとした。1行目の会員番号はISO規格に準拠する位置にエンボスできるが、2行目はカード発行機の公差を考慮してできる限り上側にエンボスするものである。なお、側面図(C)における、ddは、未使用エンボスカードの大文字の凸部の高さで、0.40〜0.48mm、eeは、未使用エンボスカードの小文字の凸部の高さで、0.36〜0.46mmとした。
【0024】ネームカードに必要な要素である顔写真8と氏名プリント9は、エンボス位置と大幅に重ならない範囲でできる限り大きく設計した。例えば、顔写真8は、14×14mmの大きさとし、氏名プリント9には、16ポイントの文字を使用しUGプリントでできる限り鮮明に印字するようにした。インデント71はヘルベチカ6ポイントとした。
【0025】請求項2記載のICカードも同様にして製作したが、国際規格クレジット用磁気ストライプやエンボス、サインパネル等は設けなかった。社員証のネームカードとして、顔写真8、氏名プリント9、社員番号10、会社コード11は、図4と同位置に設けて製作した。双方のICカードをカードホルダーに挿入して比較したところ、外観上の差異はなく、いずれも顔写真や氏名等を明瞭に視認することができた。
【0026】
【発明の効果】上述のように、本発明のICカードでは、以下の効果が得られる。本発明請求項1にかかるICカードでは、1枚のICカードにおいて、国際クレジットカードとしてISO規格、国際ブランド規程に準拠し、ネームカードとしての機能を併せ持つ社員証と国際クレジットカードが一体化されたことにより、カード発行会社にとっては顧客の需要拡大が図れ、企業にとってはコストダウンと福利厚生の向上が図れ、生活者にとっては利便性が得られるようになる。さらに、企業にとってはクレジットカードと一体型にすることにより、社員が社員証を大切に扱うことから、紛失や破損による再発行の手間が軽減するというメリットも生まれる。本発明請求項2にかかるICカードでは、社員証およびネームカードとしての機能を請求項1にかかるICカードと、外観上の区別なくして使用することができる。




 

 


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